JP2004287486A - 施工作業ネット販売システム、加工出荷支援システム、設置機器遠隔保全システム及び機器設定ソフトウェア - Google Patents

施工作業ネット販売システム、加工出荷支援システム、設置機器遠隔保全システム及び機器設定ソフトウェア Download PDF

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Yasumasa Sonoda
康雅 園田
Kyoichi Okada
恭一 岡田
Kazutoshi Ishikura
一利 石倉
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Abstract

【課題】顧客が望む施工工事を実施する上で必要となる施工手順書、材料、機器、工具・器具、一部作業依頼等をネットワークを介して購入することを実現する。
【解決手段】ネットワークに接続されているコンピュータ内に施工工事に関する各種情報及び顧客より施工情報を聞き出す手段を保持し、顧客がネットワークを介して前記コンピュータに接続して施工情報を入力することにより施工手順書を自動的に生成して施工に必要な材料、機器、工具・器具、作業依頼等を見積もって購入一覧として顧客に提示することにより実現する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、施工工事に関する各種作業のネット販売システムであり、例えば施工前の施工手順書の作成作業、施工材料及び機器の調達作業、施工材料の加工作業、設置を行う機器の設定作業、施工に付帯する各種申請作業、施工を実施する場合の遠隔からの支援作業、業者への発注作業、施工後の保全作業をネットワーク(例えばインターネット等)を介して販売する施工作業ネット販売システム、前記加工作業及び機器設定作業並びに出荷作業を支援する加工出荷支援システム、加工出荷支援システムにおいて機器の設定を行う機器設定ソフトウェア、並びにネット販売した機器等を遠隔より保全する設置機器遠隔保全システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、顧客自身が施工をするには施工経験が無く施工工事を施工業者に依頼する場合が多い。また、簡単そうに思える工事でも施工業者へ依頼すると近年の人件費の高騰等で思っている以上に費用が高くつく。
【0003】仮に、顧客自身が施工を行う場合は施工方法を書籍等で調べ、施工手順を決め、ホームセンター又はDIY(Do It Yourself)店等で材料を調達して施工する手段を取られているが、施工前の施工方法の調査及び施工手順の決定並びに材料の調達で時間がかかる。また、適正量な材料の調達、最適な設置機器の選択が難しい。
【0004】さらに、施工を行う時点での工具・器具が必要であり、工具・器具がない場合には工具・器具の購入が必要となり費用が嵩む。
【0005】また、施工工事を顧客自身が実施する場合に、一部の施工作業に高度な技能が必要であったり、資格が無いと施工できない作業がある。
【0006】施工業者への見積を依頼する場合、従来の電話等によって依頼する以外にインターネットを利用して見積を依頼する方法として特許文献1において業者のホームページより建築関連工事の見積依頼及び工事発注する発明が記載されている。
【0007】また、特許文献2においてインターネット上で工事付商品の販売を行う発明が記載されており、商品価格の提示と同時に付帯工事の見積額を提示する方法が記載されている。
【0008】特許文献3においては、ネットワークを介してオフィスレイアウトを顧客がレイアウト要件に答えることにより自動設計を行い工事費用の見積額、使用する什器を購入する場合の見積額の提供及び工事の申し込み又は使用する什器の申し込みを行う発明が記載されている。しかし、上記特許文献1、2、3ともに施工業者が施工をする事が前提条件であり顧客自身が施工をすることを前提としていないため従来と同じく業者発注費用が発生する。
【0009】また、材料及び設置機器等の購入は、上記ホームセンター等の実店舗で購入する以外に、非特許文献1ではインターネット上で情報配線工事における材料を販売するサイトがある。インターネット上で材料、設置機器等の工事材料を多数販売するサイトがあるが、一部既成のセット商品はあるものの顧客が要望する施工にあっただけの材料、機器を見積もって販売してくれるネット販売サイトは見あたらない。
【0010】さらに、施工手順書の作成において全般的に施工手順書の書籍は少なく、望む施工手順書の書籍が見つかる可能性が少ない。仮に書籍が見つかったとしても、書籍は仮想の現場状況での施工手順であり、顧客は自分が実施する施工現場に合わせて手順書を作成しなければならない。また、設置する機器等の特性によって施工方法が代わる事が多くあり、設置機器のマニュアルを熟読して施工手順を検討する必要があるが機器に関するスキル等が必要であり、初心者には難しい場合がある。
【0011】施工業者において、業務の拡大のため関連する他の業種の工事(例えば、電気工事業において、弱電を扱う情報配線工事等。)を実施したくても、施工ノウハウ及び人材不足で事業拡大ができない。
【0012】又、施工業者は施工材料等を在庫する必要があり、在庫費用及び不良在庫が発生する。そのため、顧客への見積額に在庫費用等が上乗せされるため見積額が安くならない。
【0013】施工工事は、現場で作業を行うことが一般的であり作業現場の状況等で作業効率が向上しない場合がある。特に屋外の工事では天候により作業効率が変動する。
【0014】近年インターネット等のネット上での商品売買は増えているが、施工工事に関してネット上での販売実績が少ない。
【0015】
【特許文献1】特開2002−83015号公報
【特許文献2】特開2001−350933号公報
【特許文献3】特開2002−4951号公報
【非特許文献1】http://www.rakuten.co.jp/watanabe−mj/index.html
【非特許文献2】A.Barr他編「人工知能ハンドブック第I〜IV巻」共立出版 1984
【非特許文献3】オントロジー工学序説−内容指向研究の基盤技術と理論の確立を目指して−,人工知能学会誌,Vol.12, No. 4, pp.559−570, 1997.
【非特許文献4】[テヘリノ, 93] テヘリノ・ジュリ・A,池田満,北橋忠宏,溝口理一郎:タスクオントロジーと知識再利用に基づくエキスパートシステム構築方法論ータスクインタビューシステムMULTISの基本思想ー,人工知能学会誌,Vol.8, No.4, pp.476−487, 1993.
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記問題点に鑑み、下記の課題を解決するものである。
【0017】施工工事を行う場合に、顧客が自分で出来る施工作業は自分で行い、施工を行うのに資格がいる作業又は高度な技能が必要な作業は施工業者へ依頼することにより工事費用の低減を支援する。
【0018】顧客自身が行う施工作業に関する施工手順書の作成をコンピュータを利用して顧客が施工現場情報、施工工事の詳細情報を入力するだけで自動的に施工状況に合った施工手順書を作成し提供する。
【0019】また、施工工事を行う場合に、施工現場状況により追加工事が発生する場合があり、前記コンピュータで発生する可能性がある追加工事情報を併せて提供することにより不測の事態に対応する。
【0020】施工に必要な材料、機器等を前記施工手順書に沿って必要な量、必要な能力の機器を調達し、顧客の調達の手間の削減と材料コストの低減を実現する。
【0021】顧客が施工を行う場合に、材料の加工、機器の設定において現場でなくてもできる加工作業等を実施した加工材料、設定済み機器を提供し、顧客の施工作業の軽減、高度な施工技能及び機器設定ノウハウが無くても施工工事が出来るようにする。
【0022】顧客が施工を実施する場合に、電話、FAX、電子メール等の通信媒体を利用して顧客の施工を支援することにより施工に関する不安を解消する。
【0023】設置する機器等を通信回線で繋いで、遠隔地より顧客に代わって設定作業を行い顧客の設置機器に関する設定ノウハウを補完する。
【0024】施工後の設備の保全として、設置機器の部品等の交換時期の情報、設置機器内のソフトウェアのバージョンアップ情報等を顧客に提供して施工した設備等が施工のままの状態とならないよう保全作業を支援する。
【0025】施工業者において施工手順書を提供することにより他業種の施工工事において施工ノウハウ及び施工経験の人材がいなくても施工工事を可能とし業務の拡大に貢献する。
【0026】施工業者において施工に必要な材料を自社で在庫しないで必要量を調達して施工場所等に配達することにより在庫費用の圧縮を実現する。
【0027】施工業者において施工工事の一部作業を実施した加工材料、設定済み機器を提供することにより現場での施工作業の効率と施工ノウハウの補充を図る。
【0028】顧客の望む施工工事の情報をネットワークを介して聞き取り、施工に必要な材料、機器、工具・器具、施工手順書、一部作業の業者発注等を取り揃えてネット販売することにより各施工内容の違う施工工事に関するネット販売を実現する。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために施工工事に必要な材料及び機器の調達、一部材料の加工及び設置機器の設定作業、顧客が施工するための専用の施工手順書の提供、遠隔からの施工作業の支援、遠隔からの設置機器の設定作業の実施、一部作業の業者発注、施工工事後の設備の保全作業等を顧客がネット販売で購入できることを特徴とする。
【0030】本願第1発明は、ネットワークを介して顧客の手元の顧客端末22よりネット販売サーバー9に接続し、ネット販売サーバー9より施工場所の施工環境(屋内又は屋外、水中、空中又は地中等各種工事条件を謂う)、施工工事(例えば、配線工事、電気工事、リフォーム工事、ガーデニング作業等各種工事を含む)の内容を聞き取る画面を顧客端末22に表示し、顧客が表示された画面に随って入力し、入力された情報より顧客が望む施工工事に関する施工手順書、施工作業に必要な材料、機器、工具・器具等の少なくとも一つを顧客端末22に商品として提供する施工作業ネット販売システムを提供する。
【0031】前記ネット販売サーバー9には、あらかじめ施工材料情報(施工作業に必要な材料及び機器名称、型番、販売価格、納期、単位、現在在庫数等を含む)、施工工具・器具情報、施工作業情報(必要な材料、機器、施工工具・器具、施工人数、有資格の有無及び有資格名、標準施工時間、許認可申請の有無及び申請方法等の少なくとも一つの事項を含む)、施工手順情報(施工作業の前後関係及び施工作業を実施する上での施工方法等を謂う)、施工工事情報(工事に関する全般的な情報及び一連の施工作業を実施する上での必要条件又は十分条件等の工事情報を謂う)等の施工工事に必要な各種情報をデーターベースとして保存し、前記顧客より聞き出した情報より前記施工作業情報及び施工手順情報等のデータベースより必要な施工作業を拾い出しスケジュール化して施工手順書を作成する。
【0032】さらに、作成した施工手順書を実施するのに必要な材料、機器、工具・器具を前記データベースより拾い出し、前記施工手順書より施工作業一覧画面を顧客端末22に表示する。顧客は前記施工作業一覧画面より希望する施工工事か確認し、施工作業に漏れがある場合は再度施工環境及び施工工事の内容を入力する画面に戻って入力を変更する。
【0033】確認が完了したらネット販売サーバー9は施工手順書、拾い出した材料、機器、工具・器具を商品として購買一覧画面を顧客端末22に表示し顧客が購買一覧画面から必要な商品を選択することによりネットワークを介して施工に必要な各種材料、機器、工具・器具、施工手順書等を購入する事ができる。なお、工具・器具は高価な計測器等も含まれる場合又は顧客によっては頻繁に工事を行わない場合はレンタルで借りる方法を提供することにより施工費用を低く抑える。
【0034】本願第2発明は、前記施工作業において準備作業として施工前に行う作業や施工現場でなくとも実施できる作業があり、例えば使用する木材又はケーブル等の切断、セメント工事のセメントと砂の調合、設置機器の初期設定作業等各種の作業が施工現場でなくても作業を行うことができる。前記作業を顧客に代わって実施した加工材料、設定済み機器を商品として顧客が商品を購入する前記購買一覧画面に併設して表示することにより、顧客は施工作業の代行を商品として購入することができるため、施工作業の効率化、不慣れな作業又は技能が必要な作業を自分で行わなくて良くなるため施工工事が容易に実施することができる。
【0035】本願第3発明は、前記施工作業を行う上で官公庁又は各種機関等への許認可申請が必要となる場合、サービス事業者等への申し込み等の各種申請を行わなければならない場合があり、申請書類(申込書等各種作成しなければならない書類、住民票及び戸籍謄本等準備しなければならない書類を含む)を代行して作成及び準備する作業又は申請作業自体を代行する事を商品として顧客が商品を購入する前記商品一覧画面に併設して表示することにより、顧客は申請作業が必要な事を把握すると同時に不慣れな申請作業を商品として購入することが可能となる。
【0036】本願第4発明は、設置する機器の設定等において、設定作業が顧客にとって高度な知識が必要で作業が困難な場合又前記設定済み機器として購入する場合であっても現場状況によって設定の調整をする必要がある場合に顧客にとって作業が困難な場合に、通信回線を介して設置する機器に接続して遠隔より設定作業を代行して行うことを商品として販売することにより、顧客が不慣れな設定作業を購入することが可能となり、機器設定作業における顧客のスキル問題を解消する。
【0037】本願第5発明は、特定の施工作業において顧客にとって不慣れであり、施工手順書だけでは自信がない施工作業において技術者が遠隔より電話、FAX、テレビ電話、電子メール又は双方向通信が可能なシステム等の通信媒体を利用して作業支援することを商品とすることにより顧客が安心して施工作業を実施することができる。また、施工作業において資格が必要で施工が出来ない場合や、危険な施工作業等の場合に技術者が現地にて代行して施工することを商品として販売することにより顧客にとって困難な施工作業又は不可能な施工作業を実施することが出来る。
【0038】なお、技術者が現地で代行して施工することは、特許文献1〜3に記載されているが、本願発明では、施工作業を細分化しており、施工工事をすべて施工業者に依頼するのとは違い顧客にとって必要最小限度の施工作業を業者へ依頼することとなり工事費用の低減を実現している。
【0039】本願第6発明は、施工工事により機器の設置を行った場合に、設置後の機器の保全作業を商品として顧客が購入することを可能とする。施工工事後の機器の運行においてトラブル対応及び機器の保全は利用者である顧客にとって手間のかかる作業であり、施工時のままとなっている場合が多く見かける。
【0040】提供する商品は、設置する機器21と遠隔の技術者の手元にある技術者端末7を通信回線で接続して、設置機器の運行状況を管理し、定期的な運行情報の提供、障害発生時に連絡及び遠隔からの障害対応、利用変更にともなる機器の設定変更を技術者端末7より行う。また、設置機器21内のソフトウェアのバージョンアップ(情報機器等に特に多い。)を遠隔の技術者端末7より新規ソフトウェアの入れ替え作業を実施する。
【0041】機器によっては部品の交換又は定期点検が必要な場合があり、技術者の派遣も商品として提供する。そのための部品の交換情報、上記ソフトウェア等のバージョンアップ情報、その他設置する機器の新規商品情報及び技術情報を顧客端末に定期的に提供するサービスの少なくとも一つを商品として提供する。
【0042】本願第7発明は、顧客より情報を聞き出す方法として複数の事例をあらかじめ準備して事例に対応する質問画面を順次ネット販売サーバー9より顧客端末22に表示して顧客より情報を聞き出す方法であり、一般的にウィザード機能と呼ばれている情報聞き出し方法を利用したシステムを提供する。
【0043】あらかじめネット販売サーバー9に施工工事の事例別の質問データを含む質問画面を保存し、質問画面から次の質問画面へ展開する関係付け情報もデータとして保存する。関係付け情報は、簡単な施工工事の場合は線形構造をしているが、施工作業が増えるにしたがって、顧客の質問に対する応答によって枝分かれが発生する木構造となる。場合によっては、木構造のノード(接点)が他の枝分かれたノード(接点)につながるネットワーク構造となるため、上記構造に対応する質問データ間の関係付けを行う。
【0044】本願第8発明は、顧客より情報を聞き出す方法として、あらかじめ施工で利用する材料、機器等の小さな絵や記号(アイコンと謂う)と質問データを一対のデータとして保存し、顧客が施工図面(顧客が望む最終の施工概要図を謂う)を顧客の端末22に前記アイコンを貼り付けて、アイコン同士をつなぎ合わせることにより作成して顧客より情報を聞き出す方法を利用したシステムを提供する。
【0045】あらかじめネット販売サーバー9に施工工事で利用する材料、機器等をアイコン及び前記材料又は機器を設置する場合の質問事項をオブジェクトデータとして保存する。さらに、前記オブジェクト間を接続するための連携データ(接続時の質問事項及び接続の必要条件、十分条件情報を保存する)も保存する。オブジェクトデータは、オブジェクト指向のクラス機能及び継承機能等を保持して抽象的なオブジェクトから具体的な材料、機器のオブジェクトへと階層的に構成して保存する方法で実現するのがよい。
【0046】顧客は、ネット販売サーバー9より送信された作図画面のオブジェクト一覧があるパレットエリアより、オブジェクトのアイコンを作図エリアに貼り付け、オブジェクト間を連結する。前記、貼り付け、連結時に質問事項を顧客端末に表示して聞き出しながら施工図面を作成していくことにより顧客より施工工事に関する情報を聞き出す。
【0047】さらに、第7発明において質問を随時答えることによって最終的な施工図面を作成し、第8発明のオブジェクトで表示することによりオブジェクトの貼り付け及び削除、オブジェクト間の連結の変更を第8発明で実施することにより最終施工図面の微調整を第8発明で実施してもよい。
【0048】本願第9発明は、顧客が施工場所の状況、施工工事の内容を顧客端末22より入力する場合に、画面情報だけでは解らない場合に、コールセンター1等のオペレーターである入力代行者2に電話等の通信手段で連絡をとって説明を受けたり、代わりに入力代行者2に入力をしてもらい入力結果を顧客端末22で受信して顧客が入力の確認をすることを可能とし、施工工事に関して不案内の顧客に対して入力の不安を解消する。
【0049】本願第10発明は、施工手順書内の施工作業の拾い出し手段として、前記事例データ又はオブジェクトデータ及びオブジェクト連携データを施工を実施する場合に必要となる一つ又は複数の施工作業を顧客が答える前記事例データ又はオブジェクトデータ及びオブジェクト連携データに関係する各種質問(以後質問票と謂う)の応答を選択条件として施工作業群データとして前記事例データ又はオブジェクトデータ及びオブジェクト連携データと関係付けて施工作業群データベースとしてあらかじめネット販売サーバー9に保存し、顧客が質問票に答えていくことにより、前記施工作業群データベースより施工作業を拾い出す。拾い出した施工作業は、あらかじめネット販売サーバーに保存している施工手順情報より、施工作業を実施する場合の前後を決定して施工手順書を作成すること可能とする。
【0050】本願第11発明は、本願10発明で作成する施工手順書において、顧客が手元の顧客端末22より施工人数を入力することにより、前記施工手順書の作成において入力した施工人数を考慮して施工作業を割り振った施工手順書を作成する。本発明により、顧客が施工を実施する場合に協力者に適切に作業指示が可能となり作業の効率化を図る。
【0051】本願第12発明は、ネット販売サーバー9に施工作業実施の前後情報を保持する施工手順データべースをあらかじめ準備し、準備した施工手順データべースより前記拾い出した施工作業の作業実施の順番を決定して施工手順書を作成することを可能とする。
【0052】各施工作業において施行作業をグループ化し、工種・工程(一般的に工種は工事種別であり、各工事別に施工作業を大分類、中分類、小分類等階層的に細分化した工程により管理している)等で分類を行い、各分類内で各施工作業ごとに前もって施工を行うべき施行作業を前施工作業として一つ又は複数の前施工作業を関係づけて手順情報とし施工手順データベースとして保存する。
【0053】前記施工手順データベースの手順情報より、前記拾い出した施工作業の前後を決定する。拾い出した各施工作業において施工手順データベースを検索して手順情報を抽出し、抽出した手順情報より施工作業を実施する上での前後を決定する。決定できない場合は、施行作業の上位分類(工程における小分類の場合の中分類、中分類における大分類を謂う)の施工工程で施工手順データベースを検索して前後を決定する。それでも、決定できない場合は、ランダムに選択する方法、一番先に選ばれた施工作業を選択する方法、一番最後に選ばれた施工作業を選択する方法又は工程コード等の順番(昇順又は降順)により選択する方法等適切な決定方法により施工作業の前後を決定する。
【0054】前記、顧客の応答による施行作業の拾い出し及び施工手順の決定は、施工作業数が少ない場合は、あらかじめ想定できる組み合わせをテーブルデータとして準備して対応する事が出来るが、選択条件及び施工作業数が多い場合にはテーブルデータが大きくなり作成が不可能となる。その場合には、非特許文献2の人工知能の各種推論方法(ルールベース推論、事例ベース推論、モデルベース推論、ブラックボードシステム、遺伝的アルゴリズム、データマイング、ファジー推論等人工知能の推論方式を利用した少なくとも一つの推論方法を謂う)を利用してシステムを構築すると柔軟なシステムが構築できる。
【0055】本願第13発明は、非特許文献3、4のオントロジー工学におけるタスクオントロジーとして、PDCA(Plan−Do−Check−Action)サイクルを利用して、Planには準備作業を、Doには実施作業を、Checkは検査作業を、Actionには手直し作業を設定した。工事の施工作業における品質の向上及び効率化には、PDCAサイクルが有効な手段と謂われており施工手順の決定においてPDCAを取り入れることとした。設定方法は各施工作業を工種・工程によるグループ分けを実施した後に上記PDCAでさらに4グループに分け、施工手順情報である前施工作業を各グループ内の施工作業で再設定する。PDCAの4グループの施工手順の決定はPDCAサイクルで順次実施することになるので、施工手順の決定は4グループ内の施工作業の前後を決定すればよいことになり、施工手順の決定を高速に実施することができる。
【0056】施工作業において、熟練者は初心者よりも個々の施工作業よりも施工作業全体を意識して施工手順を決定する。この熟練者の施工手順の決定を汎化タスクネットワークとしてあらかじめ準備することにより、前記施工作業の前後間を決定する場合に熟練者の知識をあらかじめ準備することにより無駄な決定作業を削除することができる。
【0057】本願第14発明は、顧客端末を保持しない顧客のための発明であり、従来の通販等にて施工手順書、材料、機器、施工工具・器具等を提供する。これまで、通販等の扱い商品には施工工事に関する販売はない。本発明では、施工工事の各種をカタログ16として提供し顧客の要望により施工状況に応じた変更に対応する。
【0058】まず、顧客の代行として入力代行者2の入力代行端末4とネット販売サーバー9を接続する。ネット販売サーバー9にはあらかじめ施工材料情報、施工工具・器具情報、施工作業情報、施工手順情報、施工工事情報等の施工工事に関する各種情報をデーターベースとして保持し、顧客の施工工事をあらかじめ想定して施工工事を実施する上での質問事項を準備する。
【0059】次に、顧客15に前記質問事項をカタログ16として郵送又はFAX等で提供し、顧客15が前記カタログ16の質問事項を記載して注文票を郵送又はFAX等で入力代行者2に送り入力代行者2が前記注文票を手元の入力代行端末4により顧客15に代行して入力することにより実現する。
【0060】本願第15発明は、施工工事を実施する場合に、施工現場の状況、施工工事の内容によって追加工事が発生する場合がある。例えば、情報機器を多数設置する場合に設置場所の電源容量が少ない場合には電源工事が発生する。本発明は、顧客が前記質問票の応答により追加発生が起こると思われる追加工事に関する商品を併せて提供する事により不測の事態に対応する。
【0061】ネット販売サーバー9において、施工工事情報に追加工事が発生する可能性のある施工工事を関係づけて保存する。保存するデータには、施工工事が発生する条件項目(例えば、電源容量、温度、湿度、屋外又は屋内等施工工事に関係する項目を設定する)を追加して保存する。又、顧客への施工現場、施工工事の内容等の質問を追加工事においても同じ質問をしないために顧客が入力したデータはネット販売サーバー9に保存し、追加工事の質問票には既に入力されたデータを有効に利用して顧客の再入力を防止する。
【0062】本願第16発明は、第14発明において前記の追加工事が発生する可能性のある工事を関連づけてカタログに載せることにより、カタログで注文をする顧客においても不測の事態に対応出来ることを可能とする。
【0063】本願第17発明は、前記施工作業ネット販売システムより顧客が購入希望した商品の出荷作業を行うための各種書類(紙で出力しても、電子的に提供してもよい)を作成して作業員へ出荷作業を指示する加工出荷支援システムを提供する。
【0064】加工出荷サーバー11を社内LAN13を介してネット販売サーバー9に接続し、ネット販売サーバー9より、顧客情報(氏名又は名称、配達先住所、電話番号を含む顧客属性情報)及び顧客が購入した商品一覧情報、施工手順書情報等を受信する。受信した購入商品一覧より材料加工及び機器の設定等の施工作業が必要な商品を拾い出し加工作業依頼書を作成する。また、前記施工手順書に対応して出荷商品にはマーキング(ラベル付け、タグ付け、マーキングをした用紙の添付、出荷商品上へのマーキング等適当な方法でマーキングを行う)を実施するためのマーキング作業依頼書を作成する。さらに、出荷指示を行う出荷指示書を作成する。
【0065】顧客は、施工作業が不慣れなため施工手順書に随って作業を実施するが施工手順書内の商品番号と扱う材料、機器の対応が不明確な場合にはスムーズに作業が出来ない場合がある。本発明では、商品に施工手順書内の該当商品番号だけでなく商品の接続位置、商品の前後左右、電源ケーブルのプラス・マイナス及び電線等の極性の識別等に必要なマーキングを実施して顧客が容易に作業ができるようにマーキング作業を支援することを特徴とする。なお、前記ネット販売サーバー9より提供を受ける各種情報の一部は社内LAN13を介して検索してもよい。
【0066】本願第18発明は、前記出荷作業において機器の設定作業を加工出荷サーバー11と設定を行う機器12をネットワークを介して又は直接に接続して加工出荷サーバー11より設定に必要な初期設定データ及び設定命令コードを送信して設定作業を自動的又は一部手作業を実施して設定作業を実施する。
【0067】最近の機器は機器の外部より設定作業が行えるように通信ポートを備えていることが多くなってきた。特に情報通信関係の機器の設定作業の場合に機器に内蔵する通信ポートにパソコンを接続してパソコンより設定作業を実施することが多くなっている。本発明は、加工出荷サーバー11に機器別の初期設定データ及び設定命令データを準備し、前記施工作業ネット販売システムで作成した顧客別の施工手順書に沿って前記初期設定データ及び設定命令データ内のパラメータ等を変更して機器に転送することにより機器の設定作業の実施し、人による設定作業に比べ効率化を実現する。
【0068】本願第19発明は、第6発明において施工作業後の設置機器を含めた施工設備の運行管理及び保全作業を商品として提供し、商品を購入した顧客に代わって遠隔より技術者が運行管理及び保全作業を実施する場合の設置機器遠隔保存システムを提供する。施工後の施工設備の運用管理、保全作業は設置した機器等に習熟する必要があるが不慣れな顧客には大変な作業となる。本発明は顧客の運行管理及び保全作業の代行又は作業の軽減を実現するためのシステムを提供することである。
【0069】まず、顧客端末22、ネット販売サーバー9及び技術者端末7をネットワーク18を介して接続し技術者端末7と設置した機器21等を前記ネットワーク又は別の通信回線8により接続する。次に、顧客より聞き出した施工情報(施工場所情報及び施工工事の内容を謂う)、作成した施工手順書、拾い出した材料、機器、工具・器具の情報及び顧客が購入した商品の情報を前記ネット販売サーバー9内のデーターベースに顧客情報と関係づけて保全データとして保存する。前記保全データを基に設置機器の運行管理を遠隔より所定の手順で技術者6が技術者端末7より定期的に設置機器21に接続して技術者6が直接実施又は技術者端末7が所定の手順で自動的に実施する。前記実施した運行管理を統計分析して分析結果を顧客端末22に提供する。また、設置機器21の障害を発見した場合に機器に接続した技術者端末7より技術者が障害対応を実施する。障害発生時には顧客端末22その他通信手段(電話、FAX、電子メール等)を利用して顧客15に障害を知らせても良い。
【0070】さらに、顧客15の依頼に応じて技術者6が技術者端末7より機器21の設定変更又は機器内部のソフトウェアバージョンアップを実施し、実施した設定情報を前記保全データに保存して保全データの最新情報を更新する。また、設置機器21の部品交換情報及び最新ソフトウェアバージョンアップ情報を顧客端末22を通して顧客に通知することにより施工設備の保全作業を促し、施工設備の劣化を防ぐことができる。
【0071】本願第20発明は、請求項18の加工出荷支援システムにおける加工出荷サーバー11に内蔵する機器の設定を行うソフトウェアであり以下の処理ステップで実行する。
【0072】まず、施工作業に対応した機器別の初期設定データ及び設定命令データを保存するステップ、ネット販売サーバーから転送されてきた顧客別の施工手順書より機器設定を行う施工作業を拾い出すステップ、拾い出した施工作業よりあらかじめ保存している機器別の初期設定データ及び設定命令データを拾い出し前記施工手順書より必要なパラメータを前記初期設定データ及び設定命令データに設定するステップ、必要なパラメータを設定した初期設定データ及び設定命令データをネットワーク又は直接に接続された機器に順次転送するステップを備える機器設定ソフトウェアである。
【0073】本願第21発明は、前記施工作業ネット販売システムにおいて特に情報通信工事に関して顧客から聞き出した施工場所及び施工工事の内容に沿って施工手順書、必要な材料、機器、工具・器具等を商品として提供する。
【0074】最近のネットワークの普及により、顧客の宅内やSOHO(Small Office/Home Office)及び企業においてLAN(Local Area Network)工事及びインターネット等の広域ネットワークへの接続工事が増えているが、スイッチングハブ及びルーター等の通信機器、ネットワークサーバー(Firewallserver、Webserver、DNSserver、Mailserver等)の設置及び設定は当業者以外には専門的な知識が必要であり一般消費者には容易でない。また、顧客が敷設する通信ケーブルにおいても設置場所にあったケーブル長の通信ケーブルが市販されていない場合があり通信ケーブルを作成することは専用工具及び熟練が必要であり一般消費者には難しい作業である。本発明は、前記顧客において実施が難しい作業を代わって実施した加工済み材料、設定済み機器及び施工手順書等を提供して顧客自身で情報通信工事を行えるようにするものである。
【0075】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は、本発明の全体構成図の一例である。施工作業のネット販売として、コールセンター1及びHelpDesk&リモート監視センター5(HelpDeskセンター及びリモート監視センターであり、別々に設けてもよい。)を設置し、顧客の購入商品の出荷作業を行う出荷センター10を設置する。
【0076】本発明の施工作業ネット販売システムは、上記コールセンター1及びHelpDesk&リモート監視センター5で主に使用され、加工出荷支援システムは出荷センター10で利用される。また、設置機器遠隔保全システムはHelpDesk&リモート監視センター5内の保全作業に利用され、機器設定ソフトウェアは出荷センター10内設置の加工出荷サーバー11内に内臓されている。
【0077】コールセンター1は、広域通信回線網(インターネットを含む)18に接続する機器を保有していない顧客A15のための注文を受け付ける受付オペレーター2が常駐するセンターであり、あらかじめ顧客宅A14に施工工事に関する商品一覧を記載したカタログ16を届け、電話3、FAX、注文書の郵送等で注文を受け付けた受付オペレーター2が手元のパソコン4で注文内容の代行入力を行う。
【0078】また、顧客宅B19において広域通信回線網18に接続するパソコン22を保有する顧客B20であっても、注文内容が不明な場合等の説明を電話等を介して受付オペレーター2より聞いてもよい。さらに、顧客B20が手元のパソコン22で注文を行っている時に、注文内容が不明な場合に前記受付オペレーター2に連絡をして、受付オペレーター2が手元のパソコン4で顧客B20に代わって入力を行い入力結果を顧客B20の手元のパソコン22で確認してもよい。
【0079】HelpDesk&リモート監視センター5は、技術者6が常駐しており顧客の施工支援及び施工後の保全作業を手元のパソコン7を利用して行う。たとえば、顧客B20が顧客宅B19において通信機器21の接続作業を行う場合に手元の通信手段(電話、FAX、電子メール及びその他の双方向の通信システム)で前記センター5内の技術者6より施工支援を受けることができる。また、施工した通信機器21の保全作業として通信回線8(広域通信回線網18で代用してもよい)を通信機器21と技術者6の手元のパソコン7と直接又は間接的に接続して技術者6が顧客B20の代わってパソコン7より保全作業を行う。
【0080】また、顧客宅B19内の通信機器21の設定作業を通信回線8で接続したパソコン7より技術者6が顧客B20に代わって通信機器21内の設定作業を行うことができる。
【0081】出荷センター10は、顧客に代わって材料の一部加工、機器の設定作業を行い、施工手順書の基づいて商品にマーキング作業を実施した後に商品の出荷を行う。センター内には、加工出荷サーバー11が設置されており、加工作業依頼書、マーキング作業依頼書、出荷指示書の作成及び機器の設定作業を自動的又は半自動的に実施する。
【0082】機器の設定作業には、加工出荷サーバー11内に内蔵する本発明の機器設定ソフトウェアにより、設定情報を設定依頼された機器12に送信して行う。前記送信を行うために加工出荷サーバー11と設定依頼された機器12は直接又は間接的に接続される。
【0083】コールセンター1、HelpDesk&リモート監視センター5及び出荷センター10は、社内LAN13で接続され、社内LAN13に本発明の施工作業ネット販売システム及び設置機器遠隔保全システムを内臓するネット販売サーバー9及び本発明の加工出荷支援システムを内蔵する加工出荷サーバー11がそれぞれ接続されており、社内LAN13に接続された各種パソコンは前記サーバーに社内LAN13を通してアクセスすることができる。
【0084】図2は、本発明の主要データベース一覧である。本発明の施工作業ネット販売システム及び設置機器遠隔保全システムで利用するネット販売サーバー9には、材料DB群31、作業DB群32、質問DB群33及び顧客DB群34が存在する。
【0085】材料DB群31には、施工作業で必要な材料一覧を保持する材料DB、設置機器一覧を保持する機器DB、施工作業で利用する工具・器具の一覧を保持する工具/器具DB及び施工において必要な各種申請情報を保持する各種申請処理DBからなる。
【0086】作業DB群32は、工事種別(電気工事、情報配線工事、リフォーム工事、ガーデニング等)一覧を保持する工事種別DB、工事種別別に各種工事一覧を保持する施工工事DB、工程コード(大分類、中分類、小分類)で分類された施工作業一覧を保持する施工作業DB、前記施工作業において施工作業ごとに前施工作業(該施工作業を実施する前に実施すべき施工作業)情報一覧を保持する施工手順DB、前記施工手順において施工作業間の連結における制約情報を保持する施工手順別制約条件DB、各施工作業における施工方法を保持する施工作業別施工手順書DB及び施工作業を実施する場合の各施工作業における必要材料、機器、工具・器具及び申請書等を保持する施工作業別必要材料DBからなる。
【0087】質問DB群33は、顧客から施工工事に関する情報を聞き出すためのDB群であり、事例に沿って聞き出すDB群と顧客が必要材料、機器等を表すアイコンを選択して配置及びつなぐ等の作業を画面上で行って最終施工図面を作成することにより施工工事情報を聞き出すDB群より構成される。片方だけのDB群でもよいが、両方のDB群を保持することにより両側面の情報獲得方法により顧客から詳細な情報を聞き出すことが可能となる。
【0088】事例関係のDB群は、事例の一覧を保持する事例DB、事例ごとに顧客から聞き出す質問事項を保持する事例別質問DB、顧客の質問に対する応答によって次の事例を顧客へ提示するための事例間の連結情報を保持する事例展開DB、事例別に必要な施工作業群を保持する施工作業群DB(事例対応)よりなる。
【0089】最終施工図面を画面で作成するためのDB群は、施工に必要な材料、機器等の各情報をオブジェクトデータとして保持するオブジェクトDB、各オブジェクトを選択した場合に顧客より情報を聞き出す質問事項を保持するオブジェクト別質問DB、オブジェクトの配置及び連結等の作業の整合性を保持するオブジェクト連携DB、施工作業を実施する場合に必要な施工作業群をオブジェクトデータ別又はオブジェクト連携データ別に保持する施工作業群DB(オブジェクト対応)よりなる。
【0090】顧客DB群34は、顧客情報(住所、氏名、電話番号、配送先住所、配送日時等)を保持する顧客DB、本発明で入力した施工場所及び施工工事情報を保持する顧客別施工工事DB、及び本発明で前記施工工事のために作成した施工手順書を保持する顧客別施工手順書DB、顧客が購入した商品一覧を保持する顧客別購入商品DB、顧客の施工設備の保全作業履歴を保持する顧客別保全履歴DBよりなる。
【0091】本発明の加工出荷支援システムで利用する加工出荷サーバー11には、材料DB群35、作業DB群36、出荷DB群37、顧客DB群38より構成する。加工出荷サーバー11に保持するデータの一部はネット販売サーバー9に存在するデータの一部であり、両サーバーは社内LAN13で接続されており加工出荷サーバー11に保持しないで社内LAN13を経由してネット販売サーバー9より情報を取り出してもよい。
【0092】加工出荷支援システム専用のデータは、作業DB群36内の加工作業手順DB、機器設定手順DB、マーキング作業手順DB及び出荷DB群37内のデータであり、加工作業手順DBは出荷センター10内での材料等の加工作業の作業手順を保持しており、機器設定手順DBは本発明の機器設定ソフトウェアで利用する各機器の初期設定データ及び設定命令データを保持している。また、マーキング作業手順DBは各材料及び機器におけるマーキング個所を保持している。
【0093】出荷DB群37は、加工出荷支援システム内で作成する加工作業依頼書を保持する加工作業依頼書DB、マーキング作業依頼書を保持するマーキング作業依頼書DB及び出荷指示書を保持する出荷指示書DBよりなり出荷センター10内の作業員へ各種作業指示に利用される。
【0094】これより施工作業と施工手順の関係を説明する。図3は施工作業DB、施工手順DB、施工手順別制約条件DB関連表である。
【0095】施工工事を工事種別44で分類し、その施工工事内の施工作業46を施工工程(大分類、中分類、小分類)45で分類する。各施工作業には、施工作業に必要な材料、機器、工具・器具47の情報を施工作業別必要材料DBで保存する。施工工程の分類は、施工方法により分類基準が違う。例えば一般の工事では、業者への発注、材料の購入を考慮して分類されている場合が多いが、本発明では施工作業を行う顧客の作業を中心に施工手順の段取りを基準に分類する。
【0096】施工手順DB42は、施工工程の各分類された工程グループ内の施工作業又は下位の施工工程(大分類の場合は中分類、中分類の場合は小分類)の施工順番を保持している。例えば施工工程の小分類内にあるA0101工程グループは、施工作業DB41では施工作業01及び施工作業02を保持していており、施工手順DB42のA0101工程グループ内では施工作業01及び施工作業02の施工順番を保持している。
【0097】施工手順別制約条件DB43は、施工手順DB42で保持する施工順番を各種条件により変更する条件等が含まれる。施工手順DB42が工程表を作成する場合の施工作業間の連結情報を保持し、施工手順別制約情報DB43は各階層の工程グループ内の複数の施工作業又は施工工程の連結における制約情報を保持している。施工状況によって、施工手順DB42の接続情報を変更する必要があったり、施工手順DB内の情報では接続を行う前施工作業が該施工工事において存在しない場合の例外的な施工作業を追加して連結できるようにするなどの情報を保持している。
【0098】図4は、施工手順DB内の施工作業間の連結方法の説明図である。施工工程の小分類内のA0101施工工程グループ51とA0102施工工程グループ52及びA0103施工工程グループは中分類内のA01施工工程グループに含まれている。なお、A0101施工工程グループは複数の施工作業が存在する。
【0099】施工作業04を中心に施工作業の連結方法を説明する。施工手順は前施工作業と後施工作業の開始日又は終了日を合わせることにより施工の順番を決定し、その情報は後施工作業を中心に施工手順DBに保存する。例えば施工作業04は、前施工作業として施工作業01、02、03の3つの施工作業がある。施工作業01と施工作業04の連結A60は施工作業01の終了日と施工作業04の開始日とを連結しており、施工作業04の開始日は施工作業01の終了日以降となる。施工作業02と施工作業04の連結B61は開始日と開始日を連結しており、施工作業02の開始日以降に施工作業04を開始しないといけなくなる。施工作業03と施工作業04の連結C62は終了日と終了日を連結しており、施工作業03の終了日以降に施工作業04の終了日を設定しないといけなくなり、上記3通りの連結方法が存在する。一つの後施工作業において複数の前施工作業との連結を設定することが可能であり、矛盾する連結が発生する場合があるが、連結の実施には各連結ごとに条件をつけることにより矛盾の解消を行う。前記条件は顧客の施工工事情報の入力時の値を利用して連結を選択する。それでも解消できない場合は、施工手順制約条件DB43内の情報より解消を行う。
【0100】本発明では、基本的に工程グループ内で連結が完了するようにしており、工程グループ間の連結を実施するために、工程グループ内の最終施工作業(施工作業04、05)又は最終工程を見つけ出し、空工程64を追加して連結D63を追加し、同じく次工程グループ(A0102施工工程グループ)において開始施工作業(施工作業10、11)を見つけだし、空工程64を追加して連結D63を追加し、空工程間を接続することにより工程グループ間の接続を確立する。空工程64は、施工日数が0日の施工作業であり施工作業間の連結を行うために追加される。
【0101】施工条件によっては、上記連結の矛盾が解消しない場合があり、その場合の対応等は施工手順別制約条件DBに保存される。また、例外的に連結E65のように施工工程グループを跨った連結を行う場合があり、その場合の情報は施工手順別制約条件DB内に保存される。
【0102】図5は、施工作業DBと事例DB/オブジェクトDBの関連表です。事例DB及びオブジェクトDB共に顧客の施工工事情報を聞き出すために構成されており概要レベルから顧客に提示し、順次局所的に詳細レベルへと展開する構成となっている。
【0103】図5内では、一番詳細なレベルである事例A0101又はオブジェクトA0101(75)において、必要な施工作業(事例DB/オブジェクトDB71に保持している)と関係付けている。また、上位の詳細レベルである事例A01又はオブジェクトA01(73)は、下位の事例又はオブジェクトを保持するが、必要な場合は施工作業又は施工工程を関係付けてよい。上位の詳細レベルにおいて特有の施工作業が発生する場合があるためである。
【0104】図6は、施工手順においてPDCAサイクルを導入して、各工程グループ内の施工作業又は下位工程をPDCAグループで再分類した関連表である。図7は、本発明で利用するPDCAサイクルです。一般的に、PDCAサイクルの日本語訳は、Plan(計画)、Do(実施)、Check(評価)、Action(是正処置)と訳されている場合が多いが、本発明では、Plan(準備作業)、Do(実施作業)、Check(検査作業)、Action(手直し作業)とした。本発明において施工計画は自動的に作成されるため各施工工程の実施を主眼としており、正確な実施を行うために実施前の準備作業、実施後の検査及び手直し作業を含むPDCAサイクルで管理することとしたためである。
【0105】PDCAサイクルの実装方法は、図6において施工手順DB内の各工程グループにPDCAサイクル内の各グループで工程グループ内の施工作業又は施工工程を再分類する。例えば、A0101工程グループ77には、施工作業01と施工作業02があるが、それをA0101工程グループ78内のPlanグループに施工作業01、Doグループに施工作業02を配置することにより実施する。A0101工程グループ78において、Checkグループ及びActionグループに施工作業が無い。PDCAサイクルの導入により各工程グループにおいてPDCAサイクルの各グループ内に施工作業が無い場合に問題が発生しないかをあらかじめ検討し、新規施工作業の補充を行い施工手順DB42の充実を図ることにより、顧客にとって正確な施工作業を実施する施工手順書を提供できる。
【0106】さらに、施工作業を工程グループとPDCAグループに前もって分類することにより施工順番の決定時の対象施工作業数が少なくなり施工手順の決定時間の短縮となる。また、一般的に施工工程の設定は、最終成果物(人工知能で使われる目的志向であり、成果物をゴールと呼ぶ)で作成されている場合が多く、下位工程をサブゴールとして展開している。本発明のPDCAサイクル導入には、ゴール志向では忘れがちな実施プロセスを導入することにより、施工初心者にとって施工工程の最終結果を与えられただけでは実施プロセスがわかりにくい部分をPDCAサイクルを導入することにより施工工程の分類においてPDCAサイクルを考慮することにより施工初心者にわかりやすくすることができる。
【0107】次に本発明を実施した場合の業務フローの違いを説明する。図8は、一般の施工業者の現状業務フローである。まず顧客より電話、FAX、来訪等により施工工事の問い合わせ91があり、電話内容等(場合によっては客先訪問をして施工現場を確認後)により見積作業92を実施し、見積書を客先に提出する。顧客は見積書を検討して注文を行い受注93となる。
【0108】その後、施工業者は顧客と施工を実施する前の工事手順の打ち合わせ94を行い施工計画書&施工手順書の作成95、その他施工工事に必要な書類の作成及び社内事務処理を実施する。その後、施工を行う外注業者への依頼96又は作業員の確保98及び施工作業に必要な材料、機器の準備97を行う。
【0109】材料の調達、作業員の確保が終わってから、現場での実際の作業となり施工作業前の作業員への指示及び一部加工等の準備作業99を行ってから、施工作業100を実施し、検査作業101を行って不具合の部分において手直し作業102を実施し施工作業が完了する。
【0110】図8の工事関係の右側に機器等の販売の業務フローを併記した。施工業者において施工工事に関連する機器等の販売を実施している場合が多くある。顧客より電話、FAX、店頭販売、電子商取引(近年は、インターネットでの販売が多くなっている)により客先注文103があり、社内事務処理104を行い調達作業105を実施し、顧客宅106へ注文品の配達を行う業務フローとなる。工事関係と機器販売の重複する部分は調達作業105となっており、それ以外の作業において重複する部分は少ないと思われる。機器販売等において近年ネット販売が普及しているが、工事関係に関しては、現場別の施工工事内容の客先折衝及び施工手順書の準備、材料、機器、作業員の調達が変動要素でネット販売には適しない状況であり、セット工事等の画一的な工事又は機器の設置等の付帯工事以外の施工工事はネット販売において普及しない状況である。
【0111】図9は、本発明を利用した場合の新業務フローである。本発明は、顧客が施工工事を自分で行うことを支援することを目的としている。顧客は手元のパソコン107よりネットワークを介してネット販売サーバー11に接続し施工作業ネット販売システムより実施する施工工事、施工現場の情報を入力し必要な施工手順書、材料、機器等の購入を行う。施工作業ネット販売システムは、顧客の購入に基づき材料、機器等の加工作業及びマーキング作業依頼及び出荷指示を出荷センター10内の加工出荷支援システムへ行う。出荷センターは材料等の調達作業105を実施し、必要な材料加工、機器設定及びマーキング作業を実施し出荷指示書に基づいて出荷作業を行い顧客宅106へ配送する。
【0112】その他、機器のリモート設定、遠隔技術支援、設定機器の保全作業の購入がある場合は、HelpDesk&リモート監視センター5の技術員へ各種指示を行う。例外的に、作業員の派遣の購入がある場合は作業員派遣の指示を行う。
【0113】顧客への施工工事関係のメニュー画面107の一例として、販売欄には材料販売、機器販売、工具/器具販売、加工材料販売、機器設定販売の項目がある。工事関係欄にはオーダーメイド工事パック(施工手順書、材料&機器のセット販売等)、HelpDeskパック(遠隔より電話、電子メールによる技術支援)、リモート設定パック(遠隔より通信回線を介した機器等の設定)、作業員派遣パック(現地への作業員の派遣)の項目があり、保全関係欄には遠隔保全パック(遠隔監視(不正使用、セキュリティ対応、ウイルス対応等)、導入ソフトバージョンアップサービス、設定変更サービス)、遠隔バックアップサービス(データ等の定期バックアップ等)の項目がある。上記は一例であり、顧客の施工工事に見合った各種商品を提供するものとなる。
【0114】顧客が施工作業を実施することにより、施工工事内容に関する客先折衝作業が必要でなくなり、又顧客が施工情報を入力することにより施工手順書の作成、材料、機器等の調達作業を自動的行うことが可能となり、施工工事のネット販売が可能となると同時に従来の業者発注に比べ施工工事費用を安く抑えることができる。
【0115】次に顧客が施工工事情報、施工現場情報を入力する手順を説明する。図10は施工情報入力フローチャートである。最初に施工工事を選択する(S01)。選択する工事画面の一例として施工工事選択画面フロー図11に示す。まず工事種別選択画面111で工事種別を選択し、選択された工事種別より工種別の施工工事一覧画面(112〜114)を表示し、表示された施工工事一覧より該当する施工工事を選択する。
【0116】次に工事情報の詳細入力となる。詳細入力には本発明の事例画面による入力とオブジェクトを配置することによる入力の2方法がある(S02)。先ず事例による入力に関して説明する。選択された施工工事の最初の事例及び質問を事例DB及び事例質問DBより選択する(S03)。選択された事例及び質問を画面に表示し(S04)、顧客が質問に答える(S05)。答えた内容を条件として次の事例があるか調べて(S06)、次の事例がある場合は事例展開DBより次の事例情報を選択(S07)して、次事例及び質問を事例DB及び事例質問DBより獲得し画面に表示する(S04)。繰り返し顧客が画面の質問を答えることにより顧客より施工工事の情報を獲得する。
【0117】事例別質問画面フロー図12に一例を示す。図11において情報配線工事一覧画面112より宅内LAN工事を選択された場合の事例別質問画面フローの一例である。顧客の応答に合わせて事例が分岐し詳細な施工情報を聞き出す。図12の事例画面では図等の表示が無いが、顧客にわかりやすく図、音声、動画等を有効に利用して説明するのがよいと思われる。
【0118】次にオブジェクトの配置による最終施工図面入力方法について説明する。オブジェクト配置画面を顧客のパソコンに表示する(S08)。オブジェクト配置画面の一例として図13に示す。オブジェクト配置画面には、オブジェクトパレットエリア117と作図エリア118、質問エリア119に分かれており、オブジェクトDBより施工工事に使用する材料、機器等のアイコンをオブジェクトパレットエリア117に表示する。図13には図11において宅内LAN工事が選択された場合のアイコンを表示している。顧客はカーソル120によりオブジェクトパレット117内のアイコンを作図エリア118に移動して配置又は他のアイコンと接続等を行う(S09)。質問エリア119に移動したオブジェクトに対する質問をオブジェクト質問DBより表示する(S10)。顧客が質問に答え、オブジェクト連携DBより整合性のチェックを行う(S11)。上記を繰り返すことにより顧客より最終施工図面の詳細な情報を聞き出すことができる。
【0119】上記顧客より聞き出した工事情報より施工手順書、購買一覧表を作成(S13)し、画面に表示する(S14)。顧客は、問題がなければ必要な施工手順書、材料、機器等を購買一覧表より選択する(S15)ことにより手元のパソコンより実施しようとしている施工工事に関する専用の商品を購入することができる。問題がある場合は、再度施工工事の入力画面に戻って修正を行うことができる。なお、顧客に提供する施工手順書は、従来の紙媒体だけでなくデジタルデータ及びビデオに代表される動画等を利用して施工手順をわかりやすい方法で提供すると施工間違いの防止に効果的と思われる。
【0120】次に、前記施工手順書を作成するための施工順番を決定するフローチャート図14について説明する。顧客による施工情報の入力完了後(S20)、事例に沿って入力された場合には、画面に表示した事例と顧客の質問に対する応答より、事例別に必要施工作業群を保持する施工作業群DB(事例対応)より顧客の応答を選択条件として必要施工作業群を拾い出す。また、オブジェクトの配置による入力の場合には、オブジェクト別に必要施工作業群を保持する施工作業群DB(オブジェクト対応)より、顧客の応答を選択条件として必要施工作業群を拾い出す(S21)。
【0121】拾い出した施工作業群を工種・工程別に工程の小分類まで分類を行い分類を行った各施工作業をグループ化する(S22)。次に、前記グループ化した各グループを再度PDCAの各グループで再グループ化を行う(S23)。
【0122】PDCAの各グループにおいて、内包する施工作業の施工順序を施工手順DB及び施工手順別制約条件DBより決定する(S24)。施工順序の決定には、施工手順別制約条件DB内のルール(プロダクションルールその他人工知能で利用する各種ルールを利用するとよい。)を利用して制約条件が解消するように推論を実施する。
【0123】上記施工手順の決定において、決定できない施工作業が発生した場合(S25)は、所定の決定方法(ランダムに選択する方法、一番先に選ばれた施工作業を選択する方法、一番最後に選ばれた施工作業を選択する方法、工程コード等の特定コードの順番(昇順又は降順)に実施する方法等各種決定方法を利用する。)により決定できない施工作業の施工順序を決定する(S26)。上記施工手順の決定をPDCAの各グループで実施(S27)し、PDCAのすべてのグループ内で施工順序の決定が完了したらPDCAサイクル順に各グループ間の施工順序を連結する作業を実施する(S28)。
【0124】工種・工程(小分類)の総てのグループにおいて前記施工順序の決定作業を実施(S29)し、総ての小分類グループの作業手順が決定すれば、次に前記小分類グループにおいて、工種・工程の中分類で分類を行いグループ化を実施(S30)し、同様に内包する小分類グループの施工手順の決定を行う(S31)。同様にして、工種・工程の大分類(S32、S33)及び工事別(S34)と施工順序の決定を実施し、総ての施工作業の施工順序の決定を完了する(S35)。
【0125】<事例1>これより、本発明の実施事例を説明する。先ずは、宅内LAN工事における事例について説明する。図15は、顧客宅において、一階にパソコン1台とプリンターを設置、2階にパソコンを設置し1階と2階を情報配線工事により配管を通して情報コンセントを施工し、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber line)により外部ネットワークと接続する施工工事の一例である。図15内のアルファベット(A〜D、X、Y、Z)及び数字(1〜9)はマーキング個所を示しており後ほど説明する。
【0126】本事例では、顧客はインターネット接続を希望しており、回線及びプロバイダーへの申請が発生する。又、情報配線工事、及びパソコン増設による電源不足のため電源工事が追加工事として発生している。
【0127】図16は、発生する施工作業一覧表を顧客の手元のパソコン画面に表示している一例である。前記施工作業一覧表の作業NO欄131は、施工作業欄132の各施工作業の管理上、NOを付けている。階層欄133は、施工作業欄132に表示する各施工作業の階層を表示しており、作業NO4の情報配線工事の下位施工作業群139は、階層欄133では1階層下位の施工作業を示すために「1」を表示している。下位階層があるかどうかは、詳細欄134に「ありボタン」を表示している施工作業には下位の施工作業があり、下位の階層を画面に表示している場合には「表示ボタン」にかわる。
【0128】加工状況欄135は、材料の加工依頼又は機器の設定依頼がある場合に表示しており、作業担当欄136には施工作業を担当する者を表示している。本事例では、作業担当を前もって2名指定しており作業担当欄には、担当1及び担当2で施工作業の割り当てを自動的に行っている。加工状況欄を変更する場合には、下位の施工作業を表示して作業担当欄を変更することにより材料加工及び機器設定作業を自分自身で行うことができる。
【0129】施工手順欄137は、「照会ボタン」を押すことによって各施工作業の施工手順書を見ることができる。作業時間欄138は、顧客自身が行う施工作業の標準的な作業時間の目安を表示してる。表の下のTOTAL時間は、作業時間欄の合計時間を表示しており、クリティカルパス時間ボタン142を押すことにより施工作業のクリティカルパスの合計時間を表示し複数人で作業をする場合の最終完了時間が把握できる。さらに、施工工事の詳細を入力する画面へ戻るための施工工事詳細入力画面ボタン140と、本画面で確認してOKの場合に商品購入を行う購買一覧表画面へ進む購買一覧画面ボタン141がある。
【0130】図17は、前記宅内LAN工事事例の購買物品一覧を表した購買一覧表画面の一例である。本画面内の区分143は、購買物品144の区分であり、「依頼」は業者等へ作業依頼した場合であり依頼内容が詳細欄145に「作業依頼」又は「代理申請」等表示される、「マニュアル」は施工手順書等の施工作業関係の書類(データを含む)、「支援」は顧客が施工作業を行う上での支援作業、「材料」は施工材料であり、加工されている材料の場合は加工状況欄146の「加工済み」と表示される、「機器」は施工に必要な機器であり材料と同じく設定作業が完了している場合には加工状況欄146に「設定済み」と表示される、「工具」は施工作業に利用する工具・器具でありレンタル購入の場合は詳細欄145に「レンタル」と表示される。
【0131】単価欄147、数量欄148、購入金額欄149は購買物品欄144内の各商品の単価、必要数量及び購入金額であり、購買区分欄150にチェックを入れることにより該当する商品の購入となり表下部の合計欄に加算される。
【0132】その他、前記施工作業一覧表画面へ戻るための施工作業一覧画面ボタン151及び前記記載の施工工事の詳細入力画面へ戻るための施工工事詳細入力画面ボタン140がある。最後に購買が決定した場合の決定ボタンである購買決定ボタン152があり、購買決定ボタン152を押すことにより一連の施工工事に関する商品のネット購入が完了する。
【0133】図18は、前記宅内LAN工事事例の工程表であり、(A)は担当者2名の場合の工程表、(B)は担当者1名の場合の工程表である。施工手順DB等により本発明の施工作業ネット販売システムが施工人数により工程表を自動的に作成する。施工者の能力によっては割り振られた施工作業を実施することが難しい場合があり、前記施工作業一覧表画面内の作業担当欄136の担当者を変更することにより対応が可能である。
【0134】これより、本発明の加工出荷支援システムについて説明する。図19は、前記購買一覧表画面で購入を決定した商品の内で材料の加工及び機器の設定作業を行う必要がある商品一覧であり、出荷センター10内での加工作業を行うための加工作業依頼書である。加工作業依頼書内の加工作業内容欄は、加工出荷サーバー11内の作業DB群36の加工作業手順DBより顧客の施工情報に合わせて出力される。
【0135】また、機器の設定作業は、加工出荷サーバー11に内蔵する本発明の機器設定ソフトウェアにより加工出荷サーバー11内の作業DB群36の機器設定手順DBより顧客の施工状況に合わせてデータを変更して設定作業を行う機器に通信ケーブル等で接続し設定データの送信を行うことにより設定作業を行う。前記通信ケーブル等の接続ができない機器及び設定データの送信のみでは設定作業が完了しない機器等は加工作業内容欄を確認しながら作業員が設定作業を行う。
【0136】図20は、顧客が購入した商品において施工時の接続ミス、設置間違い等を防ぐために商品にマーキングを行い顧客の施工時の間違いを無くすためのマーキング作業依頼書である。マーキングには、本体識別のマーキングと商品の主要な部分(接続個所、設置個所の前後左右等)へのマーキングがある。各商品のマーキング個所は、あらかじめ加工出荷サーバー11内の作業DB36のマーキング作業手順DBに保存している。作業員は、手元の表示装置等で各商品のマーキング個所を確認しながらマーキングを行う。図21は表示装置に表示されたマーキング個所の画面の一例であり、(A)はフラットケーブルのマーキング個所、(B)はルーターのマーキング個所を示している。(A)フラットケーブルの本体にはXをマーキングし、ケーブルの端には4又は9をそれぞれマーキングする。図21は前記宅内LAN工事事例に沿ってマーキング値が設定されている。
【0137】従来の施工手順書及び機器等の取り扱い説明書等は、書類内に機器等の正面図及び背面図を記載して必要な個所を示して注意を喚起している場合が多いが、初心者の顧客には記載内容が理解できなかったり、実物と書類の記載個所を同定できない又書類を注意して読まないで実施して間違う場合が多くある。購入機器等には一部マーキングがされている場合もあるが、施工手順書に沿って設置機器等の主要な個所にマーキンググを実施したものはない。さらに、材料等には皆無である。このような問題を解消するために、施工手順書に沿って材料及び機器等の主要な個所(接続個所、設置位置等)にマーキングをすることは顧客自身が施工を実施する上でとても有効な手段である。
【0138】図22は出荷指示書の一例であり、本発明の加工出荷支援システムは上記加工作業依頼書、マーキング作業依頼書、出荷指示書により出荷センター10内の作業を支援する。
【0139】<事例2>本事例は前記施工工事選択画面フローの工事種別がガーデニング114を選択した場合の事例である。図23は、ガーデニングにおける施工情報の入力をオブジェクト配置画面により入力した一例であり、顧客は自宅の庭を自由にアレンジすることができる。前記事例別質問によって顧客の要望を聞き出すように作成しても当然よいが、オブジェクト配置の方が事例別質問よりも自由度が高く、説明上わかりやすくするために本事例ではオブジェクト配置画面を利用した。図24は事例2の施工作業一覧表である。
【0140】ガーデニングは、自分自身でホームセンター等で花の種又は苗等を購入してガーデニングをするか、専門業者に依頼する場合のいずれかであるが、自分で行う場合には専門業者の施工のように思うようにならないことが多くある。しかし、専門業者への依頼は費用の面で難しい場合がある。自分自身で施工する場合は、他の施工工事と同じく材料の調達及び材料加工(例えば、庭の囲いのための杭等の加工及びブロック設置等)が女性には難しい場合がある。また、大木等を植え付ける場合には専門の業者でないと植え付けることが一般的に難しい。
【0141】本事例では、あらかじめ専門家による庭のサンプルを表示し、顧客が自分の庭に適したサンプルを選択して庭の大きさ等一部変更をすることによって専門家が施工すると同じ庭を自分自身で施工することを可能とする。また、図23のようにオブジェクトパレットから自由に配置してもよい。図23の作図エリアの表示は、庭の側面からの表示でありオブジェクトの配置において作業がしづらい場合は、画面の切替により庭の上部から表示するようにする。
【0142】<事例3>次の事例は、家の玄関又は縁先等で実施する場合が多い土間打ちの事例である。本事例では、セメントで土間打ちを実施した後に、タイルで化粧をする事例を照会している。図25は、本事例のオブジェクト配置画面の一例であり、図26は施工作業一覧画面である。本事例も事例2と同じく事例別質問画面によって顧客の施工情報を聞き出してもよい。
【0143】セメントを流し込む範囲は、作図エリアの碁盤の目の上に作図することで奇形な形であっても正確にセメントの必要な容量を計算することができる。セメントの必要量は、専門家で無いと判断しにくい場合が多くあり必要以上に購入したり、足らなかったりする場合が多いが本事例では正確に必要量を計算する。
【0144】上記事例は、顧客を一般消費者を対象とした事例を照会しているが業者等による利用も当然に可能である。又、上記事例以外の施工工事においてもあらかじめ本発明で利用するデータベースに施工工事に関するデータを準備することにより可能である。
【0145】<考察>非特許文献3及び非特許文献4と本発明に関して考察する。図27は非特許文献3及び4に本発明を対応された場合の対応表である。非特許文献3及び4において、知識の標準化及び再利用のため知識の体系化としてオントロジー工学の記載がある。前記非特許文献では、人間の知識をタスク(設計タスク、スケジューリングタスク、診断タスク等)にわけ各タスクをさらにドメインオントロジー154と上位のタスクオントロジー153に分けて考察している。
【0146】ドメインオントロジー154は、各タスク固有の専門的な知識を表しており各作業プロセスと作業プロセスの集合体のBB(BildingBlock)からなる。タスクオントロジー153は、汎化語彙(汎化名詞、汎化動詞等)と汎化語彙の結合された汎化タスク及び一連の汎化タスクからなる汎化タスクネットワークより構成される。ドメインオントロジー154とタスクオントロジー153の連携はドメインオントロジー内のBBでタスクオントロジー内の汎化語彙を表現することにより連携することができる。
【0147】ドメインオントロジー154は各タスク専用であり各タスクの専門家でないと意味が通じない場合が多い。タスクオントロジー153は、タスクに関する特徴的な語彙を集めて記述されておりドメインに関する専門的な記述はドメインオントロジーに内包し、タスクオントロジーにおいてドメインに関する記述は含まない。そのため各タスク内のインスタンスにおいて知識の共有ができると記載されている。また各タスク間においてタスクオントロジーを共有化することができれば知識の標準化及び共有化が一層進むと記載されている。
【0148】本発明の非特許文献3,4への適用についてに考察する。前記非特許文献においてドメインオントロジーは専門家が一般に利用している知識及び語彙であり、その分野の専門家(本発明において施工業者が該当する)でないと利用できない。本発明の施工工事は材料及び機器を使って作業を連続して行うことであり、ドメインオントロジー154において、プロセスには利用する材料、機器、工具・器具及び実施する作業に該当し、BBには一連の作業を実施した加工材料、設定済み機器及び一連の作業群(厳密ではないが工程における大分類、中分類、小分類に該当すると思われる)が該当すると思われる。
【0149】次にタスクオントロジー153において、本発明では専門家でない顧客が利用できる知識、語彙でないといけないため、汎化語彙における汎化名詞には施工工事で利用するオブジェクト(材料、機器、工具・器具、加工材料、加工機器)が該当し、汎化動詞には顧客が日常的に使用している語彙が該当すると思われ、汎化タスクは汎化名詞と汎化動詞を接続した施工作業(施工作業DB内に存在)が該当する。
【0150】実際的には、その分野の熟練者(専門家)が行う施工作業及び利用する材料、器具及び工具・器具にはその分野でない一般顧客には把握できない場合があり、その部分を解消するために熟練者でないとできない施工作業等は材料加工、機器の設定、一部施工作業の業者への発注等で対応する。汎化動詞内の日常の語彙においても専門家の語彙と日常の語彙が同じでも内容が違う場合があるため対策として施工手順書における説明の充実及びマーキング作業における施工作業の補助によって一般顧客でも施工作業を可能としている。
【0151】汎化タスクネットワークは、従来は施工工程表、施工手順書を熟練者が作成し、施工者へ指示することにより実施していたが、本発明では、施工手順DB及び施工手順別制約条件DBに前記施工工程表及び施工手順書を作成する熟練者の経験を保持して一般顧客に代わって作成すると同時に、施工者の施工に対する経験である施工段取りの知識をPDCAサイクルによって実現している。
【0152】総括するとその分野のドメイン知識は、図28より施工工程表及び施工手順書を作成するための熟練者の知識、施工を行う施工者の施工におけるノウハウ(各施工作業における経験、施工作業を進める段取り等)、施工作業を実施する技能と思われる。本発明では一般顧客がその分野の専門家に代わって自分自身で施工を実施することを支援するものであるが、施工者の技能が必要とされる施工作業は一般顧客において技能の修得に時間がかかるために難しい場合が多い。特に技能が必要な施工作業は顧客自身が実施するのでなく業者等へ作業委託し、その他の一般顧客でも実施できる部分を一般顧客でもわかる日常語彙を利用して施工手順書を作成することにより実現している。非特許文献3,4には、施工工事に関する記述は無いが施工工程表の作成はスケジューリングタスクに含まれる部分でありオントロジー工学を利用することは一般顧客の施工工事においても有効に利用できることを証明している。上記より、本発明はオントロジー工学を施工作業に適用した発明であり、施工熟練者の知識を本発明で準備して一般の初心者でも施工作業を実施できることを実現している。
【0153】
【発明の効果】
以上説明したように本発明により、ネットワークを利用して施工工事における材料購入又は業者への発注だけでなく、顧客自身が施工をする上で必要な施工手順書の作成、材料等の調達、施工時の支援作業、一部作業の業者への発注、施工後の保全作業等の施工作業全般の商品及び作業をネット購入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施工作業ネット販売システム、加工出荷支援システム、設置機器遠隔監視保全システムの全体構成図。
【図2】主要データベース一覧。
【図3】施工作業DB、施工手順DB、施工手順別制約条件DB関連表。
【図4】施工手順DB内前施工作業及び後施工作業連結方法。
【図5】施工作業DB、事例DB/オブジェクトDB関連表。
【図6】施工作業DB、施工手順(PDCAサイクル)関連表。
【図7】PDCAサイクル。
【図8】現状業務フローの一例。
【図9】新業務フローの一例。
【図10】施工情報入力フローチャート。
【図11】施工工事選択画面フロー。
【図12】事例別質問画面フロー。
【図13】オブジェクト配置画面の一例。
【図14】施工手順決定フローチャート。
【図15】宅内LAN工事事例。
【図16】施工作業一覧表画面(宅内LAN工事事例)。
【図17】購買一覧表画面(宅内LAN工事事例)。
【図18】工程表(宅内LAN工事事例)。
【図19】加工作業依頼書(宅内LAN工事事例)。
【図20】マーキング作業依頼書(宅内LAN工事事例)。
【図21】マーキング個所画面(宅内LAN工事事例)。
【図22】出荷指示書(宅内LAN工事事例)。
【図23】オブジェクト配置画面(ガーデニング事例)。
【図24】施工作業一覧表画面(ガーデニング事例)。
【図25】オブジェクト配置画面(土間打ち事例)。
【図26】施工作業一覧表画面(土間打ち事例)。
【図27】オントロジー・本願発明対応表。
【図28】ドメイン知識・本願発明対応表。
【符号の説明】
1 コールセンター
2 受付オペレーター
3 電話機
4 パソコン(受付オペレーター用)
5 HelpDesk&リモート監視センター
6 技術者
7 パソコン(技術者用)
8 通信回線(無線通信を含む)
9 ネット販売サーバー
10 出荷センター
11 加工出荷サーバー
12 設定依頼された機器
13 社内LAN(local area network)
14 顧客宅A
15 顧客A
16 カタログ
17 電話回線
18 広域通信回線網(インターネットを含む)
19 顧客宅B
20 顧客B
21 設定済み通信機器
22 顧客宅B内パソコン1
23 顧客宅B内パソコン2
24 顧客宅B内LAN(local area network)
31 材料DB群(ネット販売サーバー内)
32 作業DB群(ネット販売サーバー内)
33 質問DB群(ネット販売サーバー内)
34 顧客DB群(ネット販売サーバー内)
35 材料DB群(加工出荷サーバー内)
36 作業DB群(加工出荷サーバー内)
37 出荷DB群(加工出荷サーバー内)
38 顧客DB群(加工出荷サーバー内)
41 施工作業DB
42 施工手順DB
43 施工手順別制約条件DB
44 工事種別
45 施工工程
46 施工作業
47 材料、機器、工具・器具
48 施工手順(PDCAサイクルを含む)
51 A0101工程グループ
52 A0102工程グループ
53 施工作業01
54 施工作業02
55 施工作業03
56 施工作業04
57 施工作業05
58 施工作業10
59 施工作業11
60 連結A(終了日−開始日)
61 連結B(開始日−開始日)
62 連結C(終了日−終了日)
63 連結D(システム自動設定)
64 空工程
65 連結E(施工手順別制約条件)
71 事例DB/オブジェクトDB
72 事例A又はオブジェクトA
73 事例A01又はオブジェクトA01
74 事例A02又はオブジェクトA02
75 事例A0101又はオブジェクトA0101
76 事例A0102又はオブジェクトA0102
81 A0101工程グループ
82 A0101工程グループ(PDCAサイクルを含む)
83 Plan(準備作業)
84 Do(実施作業)
85 Check(検査作業)
86 Action(手直し作業)
91 問い合わせ
92 見積作業
93 受注
94 工事手順の打ち合わせ
95 施工計画書&施工手順書の作成
96 外注業者依頼
97 材料、機器の準備
98 作業員の確保
99 準備作業
100 施工作業
101 検査作業
102 手直し作業
103 客先注文
104 社内事務処理(売上計上、購買依頼)
105 調達作業
106 顧客宅
107 客先パソコンの画面
111 工事種別選択画面
112 情報配線工事一覧画面
113 部屋のリフォーム一覧画面
114 ガーデニング一覧画面
115 インターネット接続事例
116 インターネット接続詳細事例
117 オブジェクトパレットエリア
118 作図エリア
119 質問エリア
120 カーソル
121 通信回線
122 ADSLモデム
123 ルーター
124 パソコン1
125 プリンター
126 パソコン2
127 フラットケーブル
128 LANケーブル
129 情報コンセント
130 配管
131 作業NO欄
132 施工作業欄
133 階層欄
134 詳細欄
135 加工状況欄
136 作業担当欄
137 施工手順欄
138 作業時間欄
139 下位階層施工作業
140 施工工事詳細入力画面ボタン
141 購買一覧画面ボタン
142 クリティカルパス時間
143 区分欄
144 購買物品欄
145 詳細欄
146 加工状況欄
147 単価欄
148 数量欄
149 購入金額欄
150 購買区分欄
151 施工作業一覧画面ボタン
152 購買決定ボタン
153 タスクオントロジー
154 ドメインオントロジー

Claims (21)

  1. ネットワークを介して接続された顧客端末に施工作業に関する施工手順書、施工作業に必要な材料、機器、工具・器具等の少なくとも一つを提供するネット販売システムであって、前記ネットワークに接続されたネット販売サーバーより顧客端末を介して顧客より施工場所の施工環境及び施工工事の内容を聞き取る手段と、前記ネット販売サーバーに施工工事情報(一連の施工作業を実施する上での必要条件又は十分条件等の工事情報を謂う)、施工作業情報(必要な材料、機器、施工工具・器具、施工人数、有資格の有無及び有資格名、標準施工時間、許認可申請の有無及び申請方法等の少なくとも一つの事項を含む)、施工手順情報(施工作業を実施する場合の施工作業方法及び実施する施工作業の施工順番等を謂う)、施工材料情報(施工作業に必要な材料、機器情報を謂う)、施工工具・器具情報をデーターベースとしてあらかじめ保持し、前記顧客より聞き出した施工情報より前記施工作業情報及び施工手順情報のデータベースより必要な施工作業を拾い出しスケジュール化して施工手順書を作成する手段と、作成した施工手順書を実施するのに必要な材料、機器、工具・器具を前記データベースより拾い出す手段と、前記施工手順書、拾い出した材料、機器、工具・器具を顧客端末に少なくとも一つを表示する手段と、表示した施工手順書、材料、機器、工具・器具を商品として顧客が購入(購入には商品の購入の場合だけでなく、工具・器具のレンタル購入を含む)を希望する商品を選択する手段を備えることを特徴とする施工作業ネット販売システム。
  2. 前記商品には、施工手順書内の作業において施工場所でなくても実施することが可能な作業の全部又は一部を実施して加工した加工材料、設置する機器の設定作業を実施した設定済み機器を顧客端末に併せて商品として表示し顧客が施工作業を行わなくても前記加工材料、設定済み機器の購入を選択する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の施工作業ネット販売システム。
  3. 前記商品には、施工手順書内の作業において作業を行う上で官公庁、各種機関等の許認可申請又は事業者サービスを利用するための各種申請(申し込みを含む)が必要な場合に申請書(申込書を含む)を作成する作業、前記申請(申し込みを含む)を代行して実施する作業を少なくとも一つを顧客端末に商品として併せて表示し顧客が前記商品の購入を選択する手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の施工作業ネット販売システム。
  4. 前記商品には、施工手順書内の作業において設置する機器を通信回線を介して接続して遠隔より設定作業を代行して行うことを商品として顧客端末に併せて表示し顧客が前記商品の購入を選択する手段を含むことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の施工作業ネット販売システム。
  5. 前記商品には、施工手順書内の作業において特定の作業を選択し、通信媒体(電話、FAX、テレビ電話、電子メール等の少なくとも一つの通信媒体を利用する)を利用して顧客が選択した作業を実施する場合に遠隔から技術者の支援を受けること又は選択した作業において技術者が現地に赴いて顧客に代行して作業を実施することを商品として顧客端末に併せて表示し顧客が前記商品の購入を選択する手段を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム。
  6. 前記商品には、前記施工手順書に基づいて設置される機器の保全作業として遠隔より技術者端末と通信回線を介して設置される機器を接続し機器の運行管理作業、機器内部のソフトウェアのバージョンアップ作業、機器の設定変更作業又は障害対応作業を前記技術者端末より技術者が遠隔より実施する作業、設置した機器の定期メンテナンスとして技術者を派遣する作業、技術者端末と顧客端末をネットワークを介して接続して設置した機器の定期交換部品情報を顧客端末に提供する作業の少なくとも一つを商品として顧客端末に併せて表示し顧客が前記商品の購入を選択する手段を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム。
  7. 前記顧客端末を利用する顧客より施工場所の状況及び施工工事の内容を聞き取る手段は、ネット販売サーバーにあらかじめ複数事例及び事例に関係する複数の質問事項を集めた質問票を対として事例・質問データとして保存し、各事例・質問データを所定の関係付け(顧客の答える内容により次の事例・質問データを関係付けすることを謂う)を行って事例・質問データベースとして保存し、ネット販売サーバーが最初の事例・質問データを顧客端末に表示して、顧客が顧客端末より質問に答える手段と、顧客が答えた内容により評価して関係づけられた次の事例・質問データを検索し顧客端末に表示する手段を備え、顧客が顧客端末に表示される質問票を答えることにより情報を聞き取ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム。
  8. 前記顧客端末を利用する顧客より施工場所の状況及び施工工事の内容を聞き取る手段は、ネット販売サーバーにあらかじめ材料、機器の小さな図(以後アイコンと謂う)と顧客から聞き出さなければならない材料又は機器の設置時の質問事項(以後質問票と謂う)を対にしたオブジェクトデータ及びオブジェクト間の関係(オブジェクトとオブジェクトを接続又は配置する場合の条件を謂う)をオブジェクト連携データとして保存し、顧客端末上にオブジェクトデータのアイコン一覧を表示したエリア(以後パレットエリアと謂う)とアイコンを貼り付けるエリア(以後作図エリアと謂う)を表示し、顧客がパレットエリアからオブジェクトのアイコンを作図エリアに移動して、オブジェクトの配置又は接続をする手段と、前記配置又は接続したオブジェクトの質問票を顧客端末に表示して質問事項を聞き出す手段と、作図エリア上でのオブジェクトの配置又は連結を行う場合にオブジェクト連携データを調べて配置又は接続可能かどうかを判断して顧客へ指示する手段とを備え顧客がオブジェクトを配置又は接続することにより施工場所状況、施工工事の内容を聞き取ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム。
  9. 前記顧客端末を利用する顧客より施工場所の状況及び施工工事の内容を聞き取る手段は、顧客端末及びネット販売サーバー並びに入力代行端末をネットワークで接続し、顧客が入力代行者へ電話等の通信手段で連絡を取り顧客より施工場所の状況及び施工工事の内容を聞き出した入力代行者が手元の入力代行端末で顧客に代わって入力を行う手段と、入力した情報を顧客端末へ表示する手段と、表示された入力情報を顧客が確認する手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム。
  10. 前記施工手順書の作成手段は、前記事例・質問データ又は前記オブジェクトデータ及びオブジェクト連携データに施工を実施する場合に必要となる一つ又は複数の施工作業を質問票の応答を選択条件とした施工作業群データとし、前記事例・質問データ又はオブジェクトデータ及びオブジェクト連携データと関係づけて施工作業群データベースとしてネット販売サーバーにあらかじめ保存し、顧客の質問票に対する応答を利用して前記施工作業群データの選択条件より施工作業を拾い出す手段と、拾い出した施工作業を前記施工手順情報より施工作業を実施する順番を決定して施工手順書を作成することを特徴とする請求項7又は8に記載の施工作業ネット販売システム。
  11. 前記施工手順書の作成手段は、顧客が施工に参加する人数を顧客端末より入力する手段と、施工作業を参加人数にあわせて割り振り並行に作業が出来るように施工作業を実施する順番を決定して施工手順書を作成することを特徴とする請求項10に記載の施工作業ネット販売システム。
  12. 前記施工作業の実施順番の決定には、あらかじめネット販売サーバーに施工手順情報として施工作業を所定の方法で分類してグループ化を行い各グループ内で施工作業ごとに前もって実施するべき施工作業を前施工作業として一つ又は複数の前施工作業を手順情報として施工手順データベースに保存し、前記拾い出した施工作業より施工手順データベース内の手順情報を検索して施工作業の前後を決定する手段と、前記決定手段でも決定できない場合に所定の決定方法(ランダムに選択する方法、一番先に選ばれた施工作業を選択する方法、一番最後に選ばれた施工作業を選択する方法又は特定のコードの順番(昇順又は降順)に選択する方法のいずれかを決定方法を謂う)にて決定する手段にて施工作業の実施順番を決定することを特徴とする請求項10又は11に記載の施工作業ネット販売システム。
  13. 前記施工作業のグループ化において、各グループ内でさらに準備作業グループ、実施作業グループ、検査作業グループ、手直し作業グループの4グループに再グループ化して各グループ内の施工作業を前記4作業グループ内のいずれかに再設定する手段、4グループ内で各施工作業の手順情報を再設定されたグループ内の施工作業に再設定して施工手順データベースに保存し、前記4作業グループ間の施工作業の実施順番を準備作業グループ、実施作業グループ、検査作業グループ、手直し作業グループの順番で決定することを特徴とする請求項12に記載の施工作業ネット販売システム。
  14. ネットワークを介して入力代行端末とネット販売サーバーが接続されており、ネット販売サーバーにはあらかじめ施工工事情報(一連の施工作業を実施する上での必要条件又は十分条件等の工事情報を謂う)、施工作業情報(必要な材料、機器、施工工具・器具、施工人数、有資格の有無及び有資格名、標準施工時間、許認可申請の有無及び申請方法等の少なくとも一つの事項を含む)、施工手順情報(施工作業を実施する場合の施工方法及び実施する施工作業の前後関係等を謂う)、施工材料情報(施工作業に必要な材料、機器情報を謂う)、施工工具・器具情報をデータベースとして保持し、あらかじめ仮想現場における施工工事を実施する上での質問事項を準備し、前記質問事項をカタログとして顧客に郵送又はFAX等で提供し、顧客がカタログ内の質問事項を記載して郵送又はFAX等で入力代行者に送り、入力代行者が手元の入力代行端末により顧客に代行して入力することにより希望する施工工事の施工手順書、必要な材料、器具、施工工具・器具、許認可申請の代行、遠隔の機器設定、施工作業者の出張作業等の少なくとも一つを購入することができることを特徴とする施工作業ネット販売システム。
  15. 前記ネット販売サーバーにおいて施工工事情報に追加発生する可能性のある追加施工工事情報を前記施工工事情報に追加して保存し、追加発生する可能性のある追加施工工事に関する商品も併せて購入することができる手段、顧客が顧客端末より施工場所の状況及び施工工事の内容を入力した施工現場情報をネット販売サーバーに保存して追加施工工事を選択した場合に前記施工現場情報を利用して再度同じ内容を顧客から聞き出さない手段を備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム。
  16. 前記ネット販売サーバーに前記施工工事情報に追加発生する可能性のある追加施工工事情報を前記施工工事情報に追加して保存し、前記カタログに前記追加施工工事情報を併せて記載して追加施工工事に関する商品も併せて購入することができることを特徴とする請求項14に記載の施工作業ネット販売システム。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載の施工作業ネット販売システム内のネット販売サーバーとネットワークを介して接続する加工出荷サーバーを設置し、ネット販売サーバーより施工手順書、顧客が購入した商品の一覧及び顧客情報をネットワークを介して加工出荷サーバーへ送信し、受信した加工出荷サーバー内で材料加工及び機器の設定を行う必要がある作業を加工作業依頼書として作成する手段と、前記施工手順書に基づいて出荷商品にマーキング(ラベル付け、タグ付け、マーキングをした用紙の添付、出荷商品上へのマーキング等適切な方法でのマーキングを行うことを謂う)するためのマーキング作業依頼書を作成する手段と、出荷指示を行う出荷指示書を作成する手段を備えることを特徴とする加工出荷支援システム。
  18. 前記機器の設定は、加工出荷サーバーと設定を行う機器をネットワーク又は直接ケーブルで接続し、あらかじめ加工出荷サーバーに機器別の初期設定データ及び一連の設定命令データを保存し、設定を行う機器の前記初期設定データ及び設定命令データを取り出す手段、取り出した初期設定データ及び設定命令データを前記施工手順書に従って顧客の施工作業に合わせて変更する手段、変更した初期設定データ及び設定命令データを加工出荷サーバーより接続された機器に転送することにより機器の設定を行うことを特徴とする請求項17の加工出荷支援システム。
  19. 請求項6の施工作業ネット販売システムにおいて、顧客端末、ネット販売サーバー及び技術者端末をネットワークを介して接続し技術者端末と設置した機器を前記ネットワーク又は別の通信回線により接続する構成とし、前記顧客より聞き出した施工現場情報(施工場所情報及び施工工事の内容を謂う)、作成した施工手順書、拾い出した材料、機器、工具・器具の情報及び顧客が購入した商品の情報を前記ネット販売サーバー内のデーターベースに顧客情報と関係づけて保全データとして保存し、前記保全データを基に設置機器の運行管理を遠隔より所定の手順で技術者が技術者端末より設置機器に接続して直接実施又は技術者端末が所定の手順で自動的に実施する手段、前記実施した運行管理を統計分析して分析結果を顧客端末に提供する手段、設置機器の障害を発見した場合に技術者端末より機器に接続し技術者が障害対応を実施する手段、顧客の依頼に応じて技術者が技術者端末より機器の設定変更又は機器内部のソフトウェアバージョンアップを実施する手段、実施した設定情報を前記保全データに保存する手段、設置機器の部員交換情報及び最新ソフトウェアバージョンアップ情報を顧客端末を通して顧客に通知する手段の少なくとも一つの手段を備えることを特徴とする設置機器遠隔保全システム。
  20. 請求項18の加工出荷支援システムにおいて、加工出荷サーバーに内蔵する機器の設定を行うソフトウェアは、施工作業に対応した機器別の初期設定データ及び設定命令データを保存するステップ、ネット販売サーバーから転送されてきた顧客の施工手順書より機器設定を行う施工作業を拾い出すステップ、拾い出した施工作業よりあらかじめ保存している機器別の初期設定データ及び設定命令データを拾い出し前記施工手順書より必要なパラメータを前記初期設定データ及び設定命令データに設定するステップ、必要なパラメータを設定した初期設定データ及び設定命令データをネットワーク又は直接に接続された機器に順次転送するステップを備えることを特徴とする機器設定ソフトウェア。
  21. 前記商品及び施工作業は、情報通信工事に関する商品及び施工作業である請求項1〜16に記載の施工作業ネット販売システム
JP2003075233A 2003-03-19 2003-03-19 施工作業ネット販売システム、加工出荷支援システム、設置機器遠隔保全システム及び機器設定ソフトウェア Pending JP2004287486A (ja)

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