JP2002288370A - 部品情報検索システム及び部品在庫検索システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速な部品情報検索が可能な部品情報検索シ
ステムを提供する。 【解決手段】 部品情報を、機器コードと部品コードに
よって検索可能な部品データベース１１と、機器の分解
図面を格納した機器コードと部品コードによって検索可
能な部品図面データベース１２と、両データベース１
１，１２を検索することにより、機器コードで特定され
る特定機器を構成する部品の部品リストと、特定機器の
分解図面とを抽出し、ユーザ端末２の表示画面内に部品
リストと分解図面の両方を表示可能な部品表示画面デー
タを生成し、ユーザ端末２に送信する部品情報処理手段
とを備え、部品表示画面データがユーザ端末２上で処理
されて画面表示されたときに、部品リストと分解図面の
何れの表示画面においても、画面上から部品選択が可能
で、何れか一方の表示画面において特定の部品を選択す
ると、他方の画面においても同じ部品が自動的に選択さ
れるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、機器を構成する部
品の情報を検索可能な部品情報検索システム、及び、複
数の部品センタによって各別に管理される複数の部品倉
庫の在庫情報を検索可能な部品在庫検索システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】機器に不具合が発生した場合に、修理要
員が現場の或いは持ち込まれた当該機器の故障診断を行
い、故障個所の部品交換が必要となるケースがある。か
かる場合に、故障個所の部品を正確に特定し、その在
庫、配送可能日等を迅速に検索できることが当該機器修
理に要求される。

【０００３】一般に、機器の故障診断において部品特定
を行う場合は、当該機器の部品リストと機器の部品毎に
分解して表示した分解図面を参照する。これらの部品リ
ストや分解図面は、一般に紙に印刷されたものが使用さ
れていた。また、近年のコンピュータ応用技術の進展に
より、上記分解図面をコンピュータ画面上に表示してそ
の検索を容易にしたものが提案されている（例えば、特
開２０００−２９３５７０号公報参照）。

【０００４】また、ガス機器や電気機器等の修理を要す
る機器については、同じ製造者が製造した機器を複数の
販売店が別個の販売経路で販売し、それらの機器の修理
を各販売店が担当するケースが多い。ここで、製造者と
販売店は、系列会社であっても夫々別個独立した経営体
である場合が多い。従って、各販売店は独自に、販売台
数の多い機器等については、補修用部品や機器の取り付
けに要する設備部品等を自己の管理する倉庫に在庫とし
て常備している。そして、自社の在庫管理を独立に行
い、必要な補修部品が自社の在庫にあればそれを使用
し、自社の在庫で不足する場合は、製造業者に宛てて部
品発注を行うということが行われていた。そこで、当該
部品発注時に、製造業者に対して在庫数量や発送日等の
確認を行っていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】故障診断時の部品特定
に関しては、従来の紙ベースの部品リストや分解図面を
使用する場合、修理担当者がかかる紙の資料を現場まで
携行する必要があり、また、検索にも時間がかかるとい
う効率上の問題があった。そこで、上記のコンピュータ
画面上で分解図面の検索ができるようになると、一部効
率上の問題は解消されることになる。しかしながら、全
ての部品が必ずしも分解図面上に表されているとは限ら
ず、部品リストで部品特定を行う必要があったり、部品
名は分かっていて、実機において存在場所は確認できる
が、他の部品との位置関係や取り付け方等を確認したい
場合には、分解図面を部品名等で検索できるのが便利で
ある。そこで、部品リストと分解図面の両者を自在に使
用できる環境が望まれる。

【０００６】また、部品の在庫検索においては、複数の
販売店が部品在庫管理を夫々独立して行っている場合、
複数の販売店間での部品の融通は従来も担当者が電話や
ファクシミリ等で個別に確認して行われていたが、自社
の在庫情報を全て他の販売店に対して公開していなかっ
た。

【０００７】更に、補修部品等は、修理担当者が現場修
理を行うために一定の数量を倉庫から持ち出して車載状
態で保管していることが多く、修理担当者が使用する社
有車が一種の倉庫となっている。従って、かかる車載状
態の在庫も仮出庫状態として管理して、不要な発注によ
る在庫数量の増加を抑える必要がある。また、かかる仮
出庫状態の部品は、その修理担当者が使用する頻度や確
率が高い部品であるため、通常の在庫検索とは区別して
検索できる環境が望まれる。

【０００８】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、迅速な部品情報検索が可能な部品情
報検索システム、及び、複数の在庫管理者によって独立
して管理されている複数の倉庫の部品在庫情報を効率的
に検索できる部品在庫検索システムを提供する点にあ
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る部品情報検索システムの第一の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項１に記載した如く、機
器を構成する部品の詳細情報を、前記機器を特定可能な
機器コードと前記部品の特定可能な部品コードによって
検索可能な部品データベースと、前記機器を前記部品毎
に分解してなる分解図面を格納し、前記機器コードと前
記部品コードによって検索可能な部品図面データベース
と、ユーザ端末から表示要求データを受信すると、前記
部品データベースと部品図面データベースを検索するこ
とにより、前記表示要求データに含まれる前記機器コー
ドで特定される特定機器を構成する部品の少なくとも前
記部品コードと部品名を含む部品リストと、前記特定機
器の前記分解図面とを抽出し、所定の表示画面内に前記
部品リストと前記分解図面の両方を表示可能な部品表示
画面データを生成し、前記ユーザ端末に前記部品表示画
面データを送信する部品情報処理手段とを備えてなり、
前記部品表示画面データが、前記ユーザ端末上で処理さ
れて画面表示されたときに、前記部品リストと前記分解
図面の何れの表示画面においても、画面上から部品選択
が可能で、何れか一方の表示画面において特定の部品を
選択すると、他方の画面においても同じ部品が自動的に
選択されるように構成される点にある。

【００１０】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項２に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記部品情報処理手段が、前記ユーザ端末で画面表
示された前記部品リストと前記分解図面の何れか一方の
表示画面において選択された部品の部品コードを含む部
品詳細情報要求データを、前記ユーザ端末から受信する
と、前記部品データベースを前記部品コードに基づいて
検索することにより、前記選択された部品に係る詳細情
報を抽出し、前記ユーザ端末に送信する点にある。

【００１１】この目的を達成するための本発明に係る部
品在庫検索システムの第一の特徴構成は、特許請求の範
囲の欄の請求項３に記載した如く、複数の部品センタに
よって各別に管理される複数の部品倉庫の在庫情報を、
部品を特定可能な部品コードによって前記部品センタ別
に検索可能な部品在庫データベースと、ユーザ端末から
の検索要求データを受信すると、前記部品在庫データベ
ースから、前記検索要求データに含まれる前記部品コー
ドで特定される部品の在庫情報を検索し、その検索結果
を、前記ユーザ端末に送信する部品在庫検索手段と、前
記ユーザ端末から入出庫データを受信すると、前記入出
庫データに基づいて、前記部品在庫データベースの在庫
情報を更新する部品在庫更新手段とを備えてなり、前記
部品在庫検索手段が、前記検索要求データに含まれる前
記ユーザ端末が属する前記部品センタのセンタ識別情報
に基づいて、前記センタ識別情報で特定される自センタ
と、それ以外の他センタを区別して、前記自センタで管
理される部品倉庫の在庫情報と前記他センタで管理され
る部品倉庫の在庫情報の何れか一方を前記検索要求デー
タに含まれる指定情報に基づいて検索可能に、或いは、
前記自センタで管理される部品倉庫の在庫情報と前記他
センタで管理される部品倉庫の在庫情報の両方を前記自
センタで管理される部品倉庫の在庫情報から検索可能に
構成されている点にある。

【００１２】ここで、部品センタとは、自己の保有する
部品在庫を他の部品センタから独立して管理する組織を
いう。例えば、販売した機器の補修のために、その補修
用部品を在庫として常備している販売店等が相当する。
また、部品センタの一部に、機器製造者を含む場合もあ
り得る。つまり、複数の部品センタが相互に同等の地位
である必要はない。また、各部品センタが夫々独立して
管理する倉庫の数は少なくとも一つあればよい。

【００１３】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項４に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、本発明に係る部品情報検索システムの上記第一また
は第二の特徴構成を備え、前記部品情報検索システムに
おいて、前記部品表示画面データが、前記ユーザ端末で
画面表示された前記部品リストと前記分解図面の何れか
一方の表示画面において部品選択が行われると、選択さ
れた部品の部品コードを含む前記部品在庫検索手段が処
理可能な前記検索要求データを生成し、前記部品在庫検
索手段にその検索要求データを送信可能に構成されてい
る点にある。

【００１４】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項５に記載した如く、上記第一または第二の特徴
構成に加えて、前記部品在庫データベースは、前記各部
品センタで管理される部品倉庫の在庫情報に加え、前記
各部品センタにおいて仮出庫状態にある部品についての
仮出庫情報も、前記部品コードによって前記部品センタ
別に検索可能に構成され、前記部品在庫更新手段は、前
記ユーザ端末から仮出庫関連データを受信すると、前記
仮出庫関連データに基づいて、前記部品在庫データベー
スの仮出庫情報を更新可能に構成され、前記部品在庫検
索手段が、前記検索要求データに含まれる前記ユーザ端
末が属する前記部品センタのセンタ識別情報に基づい
て、前記自センタと前記他センタ、及び、前記在庫情報
と前記仮出庫情報を区別して、前記自センタで管理され
る部品倉庫の在庫情報と前記自センタの仮出庫情報と前
記他センタで管理される部品倉庫の在庫情報と前記他セ
ンタの仮出庫情報の少なくとも何れか一つを前記検索要
求データに含まれる指定情報に基づいて検索可能に、或
いは、少なくとも前記自センタで管理される部品倉庫の
在庫情報と前記自センタの仮出庫情報と前記他センタで
管理される部品倉庫の在庫情報を前記自センタで管理さ
れる部品倉庫の在庫情報から検索可能に構成されている
点にある。

【００１５】以下に上記各特徴構成の作用並びに効果を
説明する。本発明に係る部品情報検索システムの第一の
特徴構成によれば、機器の補修等を行う担当者が、ユー
ザ端末から本特徴構成の部品情報検索システムにアクセ
スして、機器の部品リストと分解図面の表示を要求する
表示要求データを、その機器を特定して送信すると、ユ
ーザ端末に部品表示画面データが送信され、表示画面上
に当該機器の部品リストと分解図面の両方が画面表示さ
れる。担当者は、ユーザ端末を操作して、部品リストか
ら所定の部品を選択すると、分解図面上で同じ部品が選
択されるので、選択された部品の図面を機器全体の分解
図面の中から、画面表示を切り替えることなく迅速に検
索することが可能となる。更に、機器の部位から所望の
部品が存在する分解図面を検索して、その検索された分
解図面上から部品を選択すると、その選択された部品が
部品リスト上でも同時に選択されるので、画面表示を切
り替えることなくその部品コードや部品名等を瞬時に知
ることができる。

【００１６】この結果、機器修理の現場等において補修
用部品の特定を行う際に、部品リストと分解図面の両方
で特定された部品の確認を行うことができ、部品特定の
ミスを軽減できる。更に、ユーザ端末として本特徴構成
の部品情報検索システムに通信回線等を介してアクセス
可能な一般的な携帯型コンピュータ端末を使用すること
で、担当者は、場所を問わずに機器の修理を行う現場等
においても自由に部品情報の検索ができ、必要な補修用
部品の情報を迅速且つ効率良く取得でき、機器修理にか
かる期間や費用などを即座に修理依頼者に返答できる。

【００１７】同第二の特徴構成によれば、ユーザ端末か
ら本特徴構成の部品情報検索システムにアクセスした担
当者は、部品リストと分解図面の何れか一方から選択し
た部品についても更に詳細な情報を知ることができる。

【００１８】本発明に係る部品在庫検索システムの第一
の特徴構成によれば、部品在庫検索手段が自センタと他
センタを区別して、自センタで管理される部品倉庫の在
庫情報と他センタで管理される部品倉庫の在庫情報の何
れか一方を検索要求データに含まれる指定情報に基づい
て検索可能に構成されている場合、ユーザ端末から本特
徴構成の部品在庫検索システムにアクセスした担当者
は、自センタまたは他センタの何れかを指定すること
で、任意に何れかで管理されている部品の在庫情報を検
索できる。つまり、担当者は、先ず自センタの在庫から
検索して、自センタに在庫がない場合に、他センタの在
庫情報を、同じユーザ端末を使用して検索することがで
き、他センタも含めた効率的な在庫検索が可能となる。

【００１９】更に、部品在庫検索手段が自センタで管理
される部品倉庫の在庫情報と他センタで管理される部品
倉庫の在庫情報の両方を自センタで管理される部品倉庫
の在庫情報から検索可能に構成されている場合、ユーザ
端末から本特徴構成の部品在庫検索システムにアクセス
した担当者は、自動的に先ず自センタの在庫から検索さ
れた在庫情報を得ることができる。つまり、必要個数を
指定して検索をかけた場合、その必要個数が全て自セン
タで管理されている倉庫に在庫として存在する場合は、
他センタの在庫情報を検索する必要がないため、検索の
効率化を図ることができる。

【００２０】何れの構成においても、自センタの在庫情
報を優先的に検索可能であるため、自センタの在庫の有
効利用を図ることができ、且つ、他センタからの迅速な
部品調達も可能となる。

【００２１】同第二の特徴構成によれば、ユーザ端末か
ら上記第一または第二の特徴構成の部品情報検索システ
ムにアクセスした担当者は、部品リストと分解図面の何
れか一方から選択した部品についての在庫情報の検索が
行える。つまり、ユーザ端末として本特徴構成の部品情
報検索システムに通信回線等を介してアクセス可能な一
般的な携帯型コンピュータ端末を使用することで、担当
者は、場所を問わずに機器の修理を行う現場等において
も自由に部品の在庫情報の検索ができ、必要な補修用部
品の在庫情報を迅速且つ効率良く取得でき、機器修理に
要する期間についての情報等を即座に修理依頼者に返答
できる。

【００２２】同第三の特徴構成によれば、ユーザ端末か
ら本特徴構成の部品在庫検索システムにアクセスした担
当者は、自センタに必要数量の在庫がない場合において
も、他センタの在庫情報を検索する前に、自センタの仮
出庫情報を検索できるので、自センタの他の担当者が仮
出庫して保有している部品とその数量が分かり、他セン
タから部品を取り寄せる前に、自センタ内で部品の融通
が可能となって、自センタの在庫の有効利用を更に図る
ことができる。

【００２３】

【発明の実施の形態】本発明に係る部品情報検索システ
ムと部品在庫検索システムの実施の形態を、両システム
を備えた部品在庫管理システム１（以下、本発明システ
ムと略称する）として、図面に基づいて説明する。

【００２４】以下の説明において、本発明システム１
は、機器の製造を一または複数の製造業者に委託して、
自社ブランドとして複数の販売店を介して消費者に販売
するＯＥＭメーカに設置して、ＯＥＭメーカ、各販売店
及び製造業者が夫々部品センタとして各自において管理
する部品倉庫に保有する前記機器を構成する部品の在庫
情報を一元管理し、各販売店の担当者からの検索を可能
とする部品在庫管理システム１であって、以下のような
構成となっている。

【００２５】図１に示すように、本発明システム１は、
一元管理するデータベースやファイルとして、各部品セ
ンタで管理される複数の部品倉庫の在庫情報を、部品を
特定可能な部品コードによって部品センタ別に検索可能
な部品在庫データベース１０と、部品の詳細情報を、機
器を特定可能な機器コードと部品コードによって検索可
能な部品データベース１１と、機器を部品毎に分解して
なる分解図面（分解斜視図）を格納し、機器コードと部
品コードによって検索可能な部品図面データベース１２
と、部品コード、部品名、モデルチェンジ機種や他機種
と共通に使用可能な代表部品コード、製造業者における
部品コードの相互間の対応付けを登録してなる部品マス
タ１３と、部品センタを識別可能なセンタ識別情報であ
る販売店コード、製造業者コードと販売店名、製造業者
名との対応付けを登録してなる部品センタマスタ１４
と、機器コードと、機器名、製造業者名、その他機器属
性情報との対応付けを登録してなる機器マスタ１５を備
え、各データベース１０〜１２及びマスタ１３〜１５を
所定の不揮発性の記憶装置内に格納している。尚、倉庫
コードと倉庫名との対応付けを規定した倉庫マスタが、
部品センタマスタ１４内に登録されている。更に、部品
在庫データベース１０は、担当者の作業車も一つの倉庫
（車載倉庫）とみなして部品倉庫から車載倉庫へ仮出庫
されている部品の在庫情報、即ち、仮出庫情報を担当者
単位で検索可能に構成されている。このため、担当者名
と担当者コードと販売店との対応付けを規定した担当者
マスタも部品センタマスタ１４内に登録されている。

【００２６】更に、本発明システム１は、各販売店の担
当者等が使用するユーザ端末２からの検索要求データを
受信すると、部品在庫データベース１０から、検索要求
データに含まれる部品コードで特定される部品の在庫情
報を検索し、その検索データをユーザ端末２に送信する
部品在庫検索手段１６と、ユーザ端末２から入出庫デー
タを受信すると、その入出庫データに基づいて、部品在
庫データベース１０の在庫情報を更新する部品在庫更新
手段１７と、ユーザ端末２から表示要求データを受信す
ると、部品データベース１１と部品図面データベース１
２を検索することにより、その表示要求データに含まれ
る機器コードで特定される特定機器を構成する部品の部
品コードと部品名を含む部品リストと、特定機器の分解
図面とを抽出し、ユーザ端末２の表示画面内に部品リス
トと分解図面の両方を表示可能な部品表示画面データを
生成し、ユーザ端末２にその部品表示画面データを送信
する部品情報処理手段１８とを備えている。

【００２７】また、部品在庫検索手段１６、部品在庫更
新手段１７、及び、部品情報処理手段１８は、各データ
ベース１０〜１２及びマスタ１３〜１５にアクセス可能
に接続されたデータベースサーバ１９内においてコンピ
ュータソフトウェア処理によって夫々実現される。

【００２８】データベースサーバ１９は、ＬＡＮ（ロー
カルエリアネットワーク）２０を介して、ＯＥＭメーカ
と系列関係にある各販売店との間に設けられた専用デー
タ通信回線３を介してユーザ端末とデータ通信可能なよ
うにルータ２１と、更に、製造業者のコンピュータ端末
４や各販売店から現場に持ち出されたユーザ端末２とイ
ンターネット等の公衆データ通信回線５を介してデータ
通信可能なように外部からのアクセスを認証する認証サ
ーバ２２と接続している。従って、各販売店の担当者
は、各販売店内からは専用データ通信回線３を介して、
また、販売店の外部からは公衆データ通信回線５を介し
て、本発明システム１を利用可能となる。

【００２９】各販売店内には、少なくとも一台のユーザ
端末２と、専用データ通信回線３と接続するルータ６と
が接続されたＬＡＮ７が設置されている。

【００３０】本発明システム１は、更に、部品在庫情報
の検索機能に加えて、検索の結果、自店（自センタ）が
入出庫管理する倉庫に在庫がない場合は、ＯＥＭメーカ
または製造業者に対して部品発注を行う必要があり、か
かる受発注管理を行う機能も有しているが、かかる受発
注管理機能は本発明の本旨ではないので、説明は割愛す
る。従って、上記の本発明システム１の構成要件からは
受発注管理機能に係る部分は省いてある。

【００３１】尚、部品在庫データベース１０と部品在庫
検索手段１６と部品在庫更新手段１７が本発明システム
１の部品在庫検索システムに係る部分で、部品データベ
ース１１と部品図面データベース１２と機器マスタ１５
と部品情報処理手段１８が本発明システム１の部品情報
検索システムに係る部分で、その他の部分は両システム
に共通に利用される。尚、部品在庫データベース１０は
部品情報検索システムにおいても一部使用される。

【００３２】ここで、ユーザ端末２は、例えば、設置場
所が固定されるデスクトップパソコン、可搬型のノート
ブックパソコンやパームトップコンピュータ、或いは、
携帯情報端末等であって、データベースサーバ１９との
間で、前記検索要求データ、前記検索データ、前記入出
庫データ、前記表示要求データ、及び、前記部品表示画
面データ等を所定のデータ形式（例えば、ＨＴＭＬ（Ｈ
ｙｐｅｒ ＴｅｘｔＭａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）
等で記述されたデータ）と所定の通信プロトコル（例え
ば、ＨＴＴＰ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅ
ｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ））で、専用データ通信回線３ま
たは公衆データ通信回線５を介してデータ送受信可能な
構成となっている。更に、前記所定のデータ形式の検索
要求データ、入出庫データ、表示要求データを生成し、
前記所定のデータ形式の検索データ、部品表示画面デー
タを画面表示するためのブラウザ機能を備えたソフトウ
ェア（例えば、マイクロソフト社のインターネットエク
スプローラ等のブラウザ）がインストールされている。
従って、部品在庫検索手段１６、部品在庫更新手段１
７、及び、部品情報処理手段１８も、前記所定のデータ
形式によるデータの生成及び処理が可能に構成されてい
る。

【００３３】次に、各販売店の担当者が、ユーザ端末２
から本発明システム１にアクセスして、部品の在庫情報
を検索する場合における本発明システム１の処理手順に
ついて、図２に示す処理手順の流れ図及び図３〜図７に
示す表示画面例に基づいて説明する。

【００３４】本発明システム１はユーザ端末２からのア
クセスに対してユーザ認証を行うための担当者コード、
販売店コード、パスワードを入力させるための入力画面
データをユーザ端末２に送信し（＃１００）、ユーザ端
末２は入力画面データを処理してブラウザ画面上に担当
者コード、販売店コード、パスワードの入力画面を表示
する（＃２００）。担当者がユーザ端末２のキーボード
やマウス等の入力手段を用いて担当者コード、販売店コ
ード、パスワードを入力すると、これらのコードデータ
が本発明システム１のデータベースサーバ１９に送信さ
れる（＃２０１）。

【００３５】データベースサーバ１９の認証手段が担当
者のユーザ認証に成功すると、部品在庫検索手段１６
は、部品在庫検索システムのメニュー画面データをユー
ザ端末２に送信する（＃１０１）。ユーザ端末２は、メ
ニュー画面データを処理して、図３に例示するメニュー
画面２３をブラウザ画面上に表示する（＃２０２）。こ
こで、担当者がメニュー画面２３上で在庫検索ボタン２
４をマウス等の入力手段を用いてクリックすると、検索
メニュー要求データが生成されデータベースサーバ１９
に送信される（＃２０３）。

【００３６】データベースサーバ１９が検索メニュー要
求データを受信すると、在庫検索手段１６は、自店で管
理される部品倉庫の在庫情報を検索する自店検索と、自
店で管理される部品倉庫からの仮出庫情報を検索する自
店仮出庫検索と、他店（他センタ）で管理される部品倉
庫の在庫情報を検索する他店検索と、ＯＥＭメーカと製
造業者で管理される部品倉庫の在庫情報を検索するメー
カ検索とを区別して検索範囲を選択可能な検索範囲選択
画面データをユーザ端末２に送信する（＃１０２）。

【００３７】ユーザ端末２は、検索範囲選択画面データ
を処理して、図４に例示する検索範囲選択画面２５をブ
ラウザ画面上に表示する（＃２０４）。ここで、担当者
が検索範囲選択画面２５上で自店検索ボタン２６、自店
仮出庫検索ボタン２７、他店検索ボタン２８、または、
メーカ検索ボタン２９の何れかをマウス等の入力手段を
用いてクリックすると、各検索範囲に対応した検索要求
データの一つである検索入力画面要求データが生成され
データベースサーバ１９に送信される（＃２０５）。

【００３８】データベースサーバ１９が検索入力画面要
求データを受信すると、在庫検索手段１６は、指定され
た検索範囲に対応する検索入力画面データをユーザ端末
２に送信する（＃１０３）。ユーザ端末２は、検索入力
画面データを処理して、検索入力画面をブラウザ画面上
に表示する（＃２０６）。ここで、担当者が検索入力画
面上で、検索したい部品コードをキーボード等の入力手
段を用いて入力すると、その検索範囲に対応した検索要
求データの一つである検索開始要求データが生成されデ
ータベースサーバ１９に送信される（＃２０７）。

【００３９】データベースサーバ１９が検索開始要求デ
ータを受信すると、在庫検索手段１６は、部品在庫デー
タベース１０を検索して指定された検索範囲内の在庫情
報を抽出し、その抽出結果である検索データをユーザ端
末２に送信する（＃１０４）。ユーザ端末２は、検索デ
ータを処理して、指定した検索範囲に対応した図５〜図
７に例示するような検索結果画面をブラウザ画面上に表
示する（＃２０８）。ここで、図５は自店在庫検索結果
の表示画面例、図６は他店在庫検索結果の表示画面例、
図７は自店仮出庫検索結果の表示画面例である。図５に
示す自店在庫検索結果では、倉庫別に在庫情報と仮出庫
情報が表示される。但し、仮出庫情報には仮出庫してい
る担当者までは表示されずに、詳しい仮出庫情報を知る
ためには自店仮出庫検索を実行する必要がある。本実施
形態では、他店からの検索に対して、図６に示す他店在
庫検索結果には仮出庫情報は開示されない。また、図７
に示す自店仮出庫検索結果では、自店の仮出庫情報が担
当者別に表示される。

【００４０】尚、上記の処理手順において、検索要求デ
ータは、検索入力画面要求データと検索開始要求データ
の２回に分けて、検索範囲の指定と検索対象の部品コー
ドをユーザ端末２からデータベースサーバ１９に送信さ
れる場合を例示したが、ステップ＃２０５において、担
当者が検索範囲の指定と検索対象の部品コードの入力を
同時に行い、検索入力画面要求データと検索開始要求デ
ータを一つの検索要求データとして送信するようにして
も構わない。

【００４１】上記部品在庫検索において使用される部品
在庫データベース１０は、機器修理で担当者が部品倉庫
から部品を出庫した場合や、発注した部品が納品されて
部品倉庫に入庫した場合等に、登録されている在庫情報
と各部品倉庫における実際の在庫状況との齟齬が発生す
るため、かかる入出庫状況を逐次部品在庫データベース
１０に登録して、常に最新の在庫情報を維持する必要が
ある。

【００４２】次に、各販売店において、部品倉庫におけ
る入出庫を現場で担当する担当者が、ユーザ端末２から
本発明システム１にアクセスして、部品の在庫情報を更
新する場合における本発明システム１の処理手順につい
て、図８に示す処理手順の流れ図に基づいて説明する。

【００４３】担当者がユーザ端末２から本発明システム
１にアクセスすると、上記ステップ＃１００、＃２０
０、＃２０１、＃１０１、＃２０２の各処理が順次実行
され、ユーザ端末２のブラウザ画面上に図３に例示する
メニュー画面２３が表示される。ここで、担当者はメニ
ュー画面２３上で、仮出庫登録ボタン３０、仮出庫戻し
入れ登録ボタン３１、入庫登録ボタン３２、出庫登録ボ
タン３３、倉庫間移動登録ボタン３４の何れかのボタン
をマウス等の入力手段を用いてクリックして登録種別を
選択すると、選択された登録種別に対応する登録画面要
求データが生成されデータベースサーバ１９に送信され
る（＃２０９）。

【００４４】データベースサーバ１９が登録画面要求デ
ータを受信すると、部品在庫更新手段１７が、登録画面
要求データから選択された登録種別を識別して当該登録
種別に対応した登録画面データをユーザ端末２に送信す
る（＃１０５）。ユーザ端末２は、登録画面データを処
理して選択された登録種別に対応した登録画面をブラウ
ザ画面上に表示する（＃２１０）。ここで、担当者が当
該登録画面上で、当該登録種別に応じた入力を行う。

【００４５】仮出庫登録の場合は、少なくとも部品コー
ド、出庫した倉庫コード、仮出庫数量等の仮出庫関連デ
ータが入力される。仮出庫戻し入れ登録の場合は、仮出
庫した部品の内、使用せずに仮出庫した倉庫に戻す数量
を仮出庫関連データとして入力する。尚、仮出庫戻し入
れ登録画面には、図９に示すように、仮出庫した担当者
の仮出庫状況が部品別に自動的に表示されるので、当該
担当者は、部品別に戻し入れ数量を入力するだけの簡単
な操作で登録が完了する。また、仮出庫戻し入れ登録画
面上で、開梱した部品を戻し入れする場合には、開梱数
欄にその数量を入力することができる。入庫登録の場合
は、入庫する部品コードと数量、及び、入庫する倉庫コ
ードを入力しなければならない。出庫登録は修理業務以
外で倉庫から部品を出庫する場合の登録であって、店頭
販売分や他店販売分等が相当し、部品コード、出庫した
倉庫コード、出庫数量、販売店コード、出庫理由等が入
力される。倉庫間移動登録は、同じ販売店が管轄する倉
庫間で部品の移動を行った場合の登録で、部品コード、
出庫した倉庫コードと入庫した倉庫コード、移動数量、
移動理由等が入力される。

【００４６】担当者が上記各入力事項を登録画面上で入
力を行うと、当該入力された入出庫データがデータベー
スサーバ１９に送信される（＃２１１）。データベース
サーバ１９が入出庫データを受信すると、部品在庫更新
手段１７が、その入出庫データに基づいて生成した登録
入力確認画面データをユーザ端末２に送信する（＃１０
６）。ユーザ端末２は、登録入力確認画面データを処理
して登録入力確認画面をブラウザ画面上に表示する（＃
２１２）。ここで、担当者が当該登録入力確認画面上
で、当該登録種別に応じて入力した項目の確認作業を行
い、必要に応じて入力内容の修正を行い、最終的に入力
内容に問題なければ確認ボタンをクリックすると、当該
確認情報がデータベースサーバ１９に送信される（＃２
１３）。データベースサーバ１９が当該確認情報を受信
すると、部品在庫更新手段１７が、部品在庫データベー
ス１０にアクセスして、先に受信した入力データに基づ
いて該当する在庫情報または在庫情報と仮出庫情報の両
方を更新する（＃１０７）。

【００４７】次に、各販売店の担当者が、ユーザ端末２
から本発明システム１にアクセスして、機器を構成する
部品に関する情報を検索する場合における本発明システ
ム１の処理手順について、図１０に示す処理手順の流れ
図及び図１１、図１２に示す表示画面例に基づいて説明
する。

【００４８】本発明システム１は、ユーザ端末２からの
アクセスに対してユーザ認証を行った後、機器コードを
入力する機器コード入力画面データをユーザ端末２に送
信し（＃３００）、ユーザ端末２は機器コード入力画面
データを処理してブラウザ画面上に図１１に示すような
機器コード入力画面３５を表示する（＃４００）。担当
者がユーザ端末２のキーボードやマウス等の入力手段を
用いて機器コードを入力する。ここで、担当者が入力し
た機器コードの確認を行う場合は、機器コード入力画面
３５上の機器検索ボタン３６をクリックすると、機器検
索要求データがデータベースサーバ１９に送信される
（＃４０１）。

【００４９】データベースサーバ１９が機器検索要求デ
ータを受信すると、部品情報処理手段１８が、機器コー
ドデータに基づいて機器マスタ１５を検索して当該機器
の機器名やその他の属性情報を抽出し、これらの機器情
報データをユーザ端末２に送信する（＃３０１）。尚、
機器コードデータの機器コードが存在しない場合は、入
力エラーとしてエラーメッセージがユーザ端末２に送信
される。ユーザ端末２は、機器情報データを受信する
と、その機器情報データを処理して検索した機器名等を
機器コード入力画面３５の所定の表示枠内に表示する
（＃４０２）。ここで、担当者は表示された機器情報を
確認して、機器コード入力画面３５上の表示ボタン３７
をクリックすると、表示要求データがデータベースサー
バ１９に送信される（＃４０３）。

【００５０】データベースサーバ１９が表示要求データ
を受信すると、部品情報処理手段１８が、表示要求デー
タに係る機器コードに基づいて部品データベース１１と
部品図面データベース１２を検索して、当該機器コード
に対応する機器を構成する部品コードと部品名からなる
部品リスト、及び、当該機器の分解図面を抽出し、その
部品リストの各部品と分解図面に含まれる各部品の対応
するものどうしが部品コードを介してリンクした部品リ
ストデータと分解図面データからなる部品表示画面デー
タを、ユーザ端末２に送信する（＃３０２）。

【００５１】ユーザ端末２は、部品表示画面データを処
理して、図１２に例示する部品表示画面３８をブラウザ
画面上に表示する（＃４０４）。部品表示画面３８は、
ヘッダーリスト部３９、部品リスト部４０、分解図面部
４１、詳細リスト部４２の四つの表示部で構成される。
ヘッダーリスト部３９には、表示されている部品リスト
と分解図面の機器の機器コード（ＯＥＭメーカの機器コ
ード）、メーカ機器コード（受託製造業者における機器
コード）、機器名、分解図面の名称等の表示枠と、所定
のページへの移動等のボタン等が設けられている。部品
リスト部４０には、機器に対する全部品につき、部品コ
ードの内の部品番号部分（部品番号以外の部分は機器コ
ードと共通するので省略）と部品名が表示される。分解
図面部４１には、機器の分解図面が表示されるが、図面
が複数図面に分割されている場合は、ヘッダーリスト部
３９の図面名称表示枠４３で選択された図面が表示され
る。部品リスト部４０と分解図面部４１は、表示内容が
多量である場合は、その一部が各表示枠内に表示され
て、表示枠の縦枠部に設けられたスクロールバー４４を
移動操作することで任意の部品個所が表示可能に構成さ
れている。

【００５２】担当者は、部品リストまたは分解図面の何
れからでも部品の選択が可能で、部品リスト部４０のス
クロールバー４４を移動操作して、所望の部品個所を表
示させ、当該部品個所をマウス等の入力手段を操作して
選択すると、分解図面部４１の表示が、対応する部品コ
ードの部品図面を含む分解図面にジャンプする。逆に、
分解図面部４１のスクロールバー４４を移動操作して、
所望の部品個所を表示させ、当該部品個所をマウス等の
入力手段を操作して選択すると、部品リスト部４０の表
示が、対応する部品個所にジャンプする。尚、対応する
図面が存在しない場合は当然に部品リスト部４０と分解
図面部４１間のかかる連携動作は実行されない。

【００５３】更に、担当者は、部品リストまたは分解図
面の何れか一方から選択した部品について、その詳細情
報を検索できる。詳細リスト部４２の詳細情報表示ボタ
ン４５をクリックすると、部品詳細情報要求データがデ
ータベースサーバ１９に送信される（＃４０５）。デー
タベースサーバ１９が部品詳細情報要求データを受信す
ると、部品情報処理手段１８が、部品詳細情報要求デー
タに係る部品コードに基づいて部品データベース１１と
部品在庫データベース１０を検索して、当該部品の所定
の詳細情報を抽出してユーザ端末２に送信する（＃３０
３）。

【００５４】ユーザ端末２は、その詳細情報を処理し
て、詳細リスト部４２の所定の表示枠内に、部品コー
ド、部品名に加えて、代表部品コード、メーカ部品コー
ド、価格、常備区分（常時在庫する部品か否かの区
別）、所定の部品センタにおける在庫数量（例えば、自
店在庫またはＯＥＭメーカの在庫等）等の詳細情報を表
示する（＃４０６）。

【００５５】更に、詳細リスト部４２には、追加で他の
部品センタの在庫情報や仮出庫情報を検索するための在
庫検索ボタン４６とその部品の発注を行うための発注ボ
タン４７が設けられている。担当者が、この在庫検索ボ
タン４６をクリックすると、検索メニュー要求データが
生成されデータベースサーバ１９に送信される（＃４０
７）。検索メニュー要求データは、部品在庫検索システ
ムに対する上記のステップ＃２０３の検索メニュー要求
データと同じであり、その後、部品在庫検索システムに
おいてステップ＃１０２以降の処理が実行される。以
下、同様であるので説明を割愛する。

【００５６】ここで、ステップ＃３０３において、部品
在庫データベース１０を検索せずに、担当者が別途在庫
検索ボタン４６を操作することで、ステップ＃４０７以
降の処理において別途部品在庫検索を行うようにしても
構わない。

【００５７】以下に別実施形態を説明する。

【００５８】〈１〉上記実施形態において、部品在庫検
索システムにおける処理（ステップ＃１０２以降）、及
び、部品在庫検索システムに対するユーザ端末２側の処
理（ステップ＃２０３以降）において、在庫検索範囲を
選択する処理を行わずに、自店検索、自店仮出庫検索、
他店検索、メーカ検索の順番に、在庫が確認できるまで
自動的に検索範囲を変更しながら検索を順次実行するよ
うに、部品在庫検索手段１６を構成しても構わない。更
に、かかる自動検索の開始を要求時に、検索する部品の
必要数量を入力して、本発明システム１に送信して、そ
の必要数量が確保されるまで自動検索を順次実行するよ
うに部品在庫検索手段１６を構成するのも好ましい。

【００５９】〈２〉上記実施形態において、メーカ検索
はＯＥＭメーカと製造業者を特段区別しなかったが、両
者を区別して検索するようにしても構わない。また、他
店の仮出庫情報を検索可能に構成しても構わない。

【００６０】〈３〉上記実施形態において、部品センタ
として、複数の販売店、ＯＥＭメーカ、一または複数の
受託製造業者を想定したが、部品センタは必ずしもこれ
らに限定されるものではない。

【００６１】〈４〉上記実施形態において、本発明に係
る部品情報検索システムと部品在庫検索システムを同じ
コンピュータシステム内に構築した例を示したが、各シ
ステムが別個独立のコンピュータシステムで構成されて
いても構わない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る部品情報検索システムと部品在庫
検索システムの一実施形態を示すブロック構成図

【図２】本発明に係る部品在庫検索システムにおける在
庫検索処理の流れを示す流れ図

【図３】ユーザ端末におけるメニュー画面の表示例を示
す説明図

【図４】ユーザ端末における検索範囲選択画面の表示例
を示す説明図

【図５】ユーザ端末における自店在庫検索結果の表示画
面例を示す説明図

【図６】ユーザ端末における他店在庫検索結果の表示画
面例を示す説明図

【図７】ユーザ端末における自店仮出庫検索結果の表示
画面例を示す説明図

【図８】本発明に係る部品在庫検索システムにおける在
庫情報更新処理の流れを示す流れ図

【図９】ユーザ端末における仮出庫戻し入れ登録画面の
表示例を示す説明図

【図１０】本発明に係る部品情報検索システムにおける
部品情報の検索及び表示処理の流れを示す流れ図

【図１１】ユーザ端末における機器コード入力画面の表
示例を示す説明図

【図１２】ユーザ端末における部品表示画面の表示例を
示す説明図

【符号の説明】

１： 部品在庫管理システム（部品情報検索システムと
部品在庫検索システム） ２： ユーザ端末 ３： 専用データ通信回線 ４： コンピュータ端末 ５： 公衆データ通信回線 ６： ルータ ７： ＬＡＮ １０： 部品在庫データベース １１： 部品データベース １２： 部品図面データベース １３： 部品マスタ １４： 部品センタマスタ １５： 機器マスタ １６： 部品在庫検索手段 １７： 部品在庫更新手段 １８： 部品情報処理手段 １９： データベースサーバ ２０： ＬＡＮ ２１： ルータ ２２： 認証サーバ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 ４１９ Ｇ０６Ｆ 17/30 ４１９Ａ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 機器を構成する部品の詳細情報を、前記
   機器を特定可能な機器コードと前記部品の特定可能な部
   品コードによって検索可能な部品データベースと、 前記機器を前記部品毎に分解してなる分解図面を格納
   し、前記機器コードと前記部品コードによって検索可能
   な部品図面データベースと、 ユーザ端末から表示要求データを受信すると、前記部品
   データベースと部品図面データベースを検索することに
   より、前記表示要求データに含まれる前記機器コードで
   特定される特定機器を構成する部品の少なくとも前記部
   品コードと部品名を含む部品リストと、前記特定機器の
   前記分解図面とを抽出し、所定の表示画面内に前記部品
   リストと前記分解図面の両方を表示可能な部品表示画面
   データを生成し、前記ユーザ端末に前記部品表示画面デ
   ータを送信する部品情報処理手段と、を備えてなり、 前記部品表示画面データが、前記ユーザ端末上で処理さ
   れて画面表示されたときに、前記部品リストと前記分解
   図面の何れの表示画面においても、画面上から部品選択
   が可能で、何れか一方の表示画面において特定の部品を
   選択すると、他方の画面においても同じ部品が自動的に
   選択されるように構成される部品情報検索システム。
2. 【請求項２】 前記部品情報処理手段が、前記ユーザ端
   末で画面表示された前記部品リストと前記分解図面の何
   れか一方の表示画面において選択された部品の部品コー
   ドを含む部品詳細情報要求データを、前記ユーザ端末か
   ら受信すると、前記部品データベースを前記部品コード
   に基づいて検索することにより、前記選択された部品に
   係る詳細情報を抽出し、前記ユーザ端末に送信すること
   を特徴とする請求項１記載の部品情報検索システム。
3. 【請求項３】 複数の部品センタによって各別に管理さ
   れる複数の部品倉庫の在庫情報を、部品を特定可能な部
   品コードによって前記部品センタ別に検索可能な部品在
   庫データベースと、 ユーザ端末からの検索要求データを受信すると、前記部
   品在庫データベースから、前記検索要求データに含まれ
   る前記部品コードで特定される部品の在庫情報を検索
   し、その検索結果を、前記ユーザ端末に送信する部品在
   庫検索手段と、 前記ユーザ端末から入出庫データを受信すると、前記入
   出庫データに基づいて、前記部品在庫データベースの在
   庫情報を更新する部品在庫更新手段と、を備えてなり、 前記部品在庫検索手段が、前記検索要求データに含まれ
   る前記ユーザ端末が属する前記部品センタのセンタ識別
   情報に基づいて、前記センタ識別情報で特定される自セ
   ンタと、それ以外の他センタを区別して、前記自センタ
   で管理される部品倉庫の在庫情報と前記他センタで管理
   される部品倉庫の在庫情報の何れか一方を前記検索要求
   データに含まれる指定情報に基づいて検索可能に、或い
   は、前記自センタで管理される部品倉庫の在庫情報と前
   記他センタで管理される部品倉庫の在庫情報の両方を前
   記自センタで管理される部品倉庫の在庫情報から検索可
   能に構成されている部品在庫検索システム。
4. 【請求項４】 請求項１または２記載の部品情報検索シ
   ステムを備え、 前記部品情報検索システムにおいて、前記部品表示画面
   データが、前記ユーザ端末で画面表示された前記部品リ
   ストと前記分解図面の何れか一方の表示画面において部
   品選択が行われると、選択された部品の部品コードを含
   む前記部品在庫検索手段が処理可能な前記検索要求デー
   タを生成し、前記部品在庫検索手段にその検索要求デー
   タを送信可能に構成されていることを特徴とする請求項
   ３記載の部品在庫検索システム。
5. 【請求項５】 前記部品在庫データベースは、前記各部
   品センタで管理される部品倉庫の在庫情報に加え、前記
   各部品センタにおいて仮出庫状態にある部品についての
   仮出庫情報も、前記部品コードによって前記部品センタ
   別に検索可能に構成され、 前記部品在庫更新手段は、前記ユーザ端末から仮出庫関
   連データを受信すると、前記仮出庫関連データに基づい
   て、前記部品在庫データベースの仮出庫情報を更新可能
   に構成され、 前記部品在庫検索手段が、前記検索要求データに含まれ
   る前記ユーザ端末が属する前記部品センタのセンタ識別
   情報に基づいて、前記自センタと前記他センタ、及び、
   前記在庫情報と前記仮出庫情報を区別して、前記自セン
   タで管理される部品倉庫の在庫情報と前記自センタの仮
   出庫情報と前記他センタで管理される部品倉庫の在庫情
   報と前記他センタの仮出庫情報の少なくとも何れか一つ
   を前記検索要求データに含まれる指定情報に基づいて検
   索する、或いは、少なくとも前記自センタで管理される
   部品倉庫の在庫情報と前記自センタの仮出庫情報と前記
   他センタで管理される部品倉庫の在庫情報を前記自セン
   タで管理される部品倉庫の在庫情報から検索するように
   構成されている請求項３または４記載の部品在庫検索シ
   ステム。