JP2006215659A - カタログ管理装置およびカタログ作成方法およびカタログ検索方法 - Google Patents
カタログ管理装置およびカタログ作成方法およびカタログ検索方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電子カタログから必要な部分を迅速に抽出するカタログ管理装置を提供する。
【解決手段】電子カタログをサーバ107によりデータベース108へ登録する時に、電子カタログ内のページ毎にテキスト情報を抽出し、そのテキスト情報から商品マスタDBの任意のカラムに含まれる情報が含まれるか否かで商品マスタとの関連付けをおこなう。テキストを抽出する際、電子カタログの先頭のページに含まれるテキスト情報のうちから選択されたカテゴリ名を検索する。その見出されたカテゴリを、関連づけ対象の商品のカテゴリとして、そのカテゴリに属する商品の商品名をカタログから検索し、それを利用者に提示して選択された商品名の商品IDと着目カタログのページのコンテンツIDとを関連づける。カタログ検索時には、キーワードを商品マスタから検索し、得られたデータIDに対応するコンテンツIDのカタログを、検索により得られたカタログとして出力する。
【選択図】図3
【解決手段】電子カタログをサーバ107によりデータベース108へ登録する時に、電子カタログ内のページ毎にテキスト情報を抽出し、そのテキスト情報から商品マスタDBの任意のカラムに含まれる情報が含まれるか否かで商品マスタとの関連付けをおこなう。テキストを抽出する際、電子カタログの先頭のページに含まれるテキスト情報のうちから選択されたカテゴリ名を検索する。その見出されたカテゴリを、関連づけ対象の商品のカテゴリとして、そのカテゴリに属する商品の商品名をカタログから検索し、それを利用者に提示して選択された商品名の商品IDと着目カタログのページのコンテンツIDとを関連づける。カタログ検索時には、キーワードを商品マスタから検索し、得られたデータIDに対応するコンテンツIDのカタログを、検索により得られたカタログとして出力する。
【選択図】図3
Description
本発明は、たとえばネットワーク等からアクセス可能な電子カタログを管理するカタログ管理装置およびカタログ作成方法およびカタログ検索方法に関し、特に、商品マスタデータベースと電子カタログとを関連付けることでユーザの使い勝手の良い電子カタログを作成し、またキーワードから該当する電子カタログを検索できるカタログ管理装置およびカタログ作成方法およびカタログ検索方法に関する。
コンピュータネットワークにおかれたサーバに電子カタログを構築し、その電子カタログをネットワーク上でユーザに提供する電子カタログシステムがある。商品が多種にわたる製造会社などでは、提供する電子カタログも膨大なものとなるので、使いやすく、しかもユーザが望む的確なカタログを効率的に選択できる検索手段が必要となる。
電子カタログの検索の手段として、辞書情報を利用した検索ができる電子カタログシステムが提案されている(特許文献1等参照)。特許文献1には、カタログ利用者の持つデータベースと、そのカタログ利用者が利用しようとするベンダの電子カタログシステムの構造が相違する場合に、ユーザシステムの用語とISO13584の辞書情報が付随した電子カタログの用語のデータマッピングを行う電子カタログシステムが記載されている。そのシステムでは、入力された検索語をまず電子カタログのクラス名に基づいて検索し、カタログクラスであれば一致したクラス名からカタログコンテンツを特定する。検索語がカタログクラスの同義語や短縮語であれば、電子カタログに付随する辞書情報中のクラスの木構造を探索し、検索語と一致する同義語あるいは短縮語に対応するクラス名を求める。検索語がカタログ属性に係る語であった場合もやはり辞書情報中のクラスの木構造を探索してクラス名を求める。求められたクラスの全サブクラスを含むカタログコンテンツから電子カタログを生成する。このように、電子カタログ自体にISO13584の辞書情報を持たせることで、検索可能なキーワードに柔軟性を持たせている。
特開2000−123034号公報(段落0063−0081)
しかしながら、特許文献1のような電子カタログを製作するためには、辞書情報も同時に作成しなければならない。辞書情報には、クラス名たとえば製品カテゴリの同義語や短縮語、またその属性などを示す語を登録する必要があり、その作成のためには大変な労力が必要とされる。そうかといってカタログの検索を効率的に行うための手段を講じなければ、ユーザが適切なカタログを選択することが困難であり、電子カタログの存在意義が損なわれる。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、ユーザが効率的に検索できる電子カタログを、低労力で効率的且つ高生産性をもって作成することができるカタログ管理装置およびカタログ作成方法およびカタログ検索方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
商品に関する商品関連データをレコードとして検索可能に登録したデータベースと、商品に関する情報を掲載したカタログデータとを管理可能なカタログ管理装置であって、
所定の商品関連データにより、カタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索手段と、
前記検索手段により前記商品関連データが前記カタログデータ中で見出された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ手段とを備える。
所定の商品関連データにより、カタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索手段と、
前記検索手段により前記商品関連データが前記カタログデータ中で見出された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ手段とを備える。
あるいは、商品名と該商品名に関するデータとを関連づけた、いずれでも検索可能に登録したデータベースと、商品に関する情報を掲載したカタログデータとを関連づけるカタログ作成方法であって、
商品名によりカタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索工程と、
前記検索工程により前記商品関連データが前記カタログデータ中で見出された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ工程とを備える。
商品名によりカタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索工程と、
前記検索工程により前記商品関連データが前記カタログデータ中で見出された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ工程とを備える。
あるいは、作成されたカタログデータを検索するためのカタログ検索方法であって、
キーワードにより前記データベースを検索する第2の検索工程と、
前記第2の検索工程により前記キーワードに関連するレコードが特定できた場合、前記関連づけテーブルを参照して前記レコードに対応するカタログデータの分割単位を特定するカタログ特定工程と、
前記カタログ特定工程により特定されたカタログデータの分割単位を、カタログの検索結果として出力する出力工程とを備える。
キーワードにより前記データベースを検索する第2の検索工程と、
前記第2の検索工程により前記キーワードに関連するレコードが特定できた場合、前記関連づけテーブルを参照して前記レコードに対応するカタログデータの分割単位を特定するカタログ特定工程と、
前記カタログ特定工程により特定されたカタログデータの分割単位を、カタログの検索結果として出力する出力工程とを備える。
あるいは、コンピュータによりアクセス可能な電子カタログであって、
コンテンツIDと対応するファイル名とを含むカタログコンテンツテーブルと、
データIDと当該データが属するカテゴリと当該データに含まれるデータ項目とを関連づけた商品マスタテーブルと、
データIDとコンテンツIDとを関連づけたデータ/コンテンツ管理テーブルとを含み、
前記データ項目の値が与えられると、コンピュータにより、前記商品マスタテーブルを検索してデータIDを獲得し、獲得したデータIDにより前記データ/コンテンツ管理テーブルを検索して関連づけられたコンテンツIDを獲得し、獲得したコンテンツIDにより対応するファイル名を特定可能に構成されたことを特徴とする。
コンテンツIDと対応するファイル名とを含むカタログコンテンツテーブルと、
データIDと当該データが属するカテゴリと当該データに含まれるデータ項目とを関連づけた商品マスタテーブルと、
データIDとコンテンツIDとを関連づけたデータ/コンテンツ管理テーブルとを含み、
前記データ項目の値が与えられると、コンピュータにより、前記商品マスタテーブルを検索してデータIDを獲得し、獲得したデータIDにより前記データ/コンテンツ管理テーブルを検索して関連づけられたコンテンツIDを獲得し、獲得したコンテンツIDにより対応するファイル名を特定可能に構成されたことを特徴とする。
本発明により、キーワードにより効率的かつ的確な検索が可能な電子カタログを、容易かつ効率的に作成することができる。また、作成された電子カタログによれば、キーワードと関連するカタログのページを再構成してユーザに提供ができるために、データ転送や印刷出力時の資源の利用効率を向上させることができる。また、商品名とカタログのページの関連づけを、候補となる商品名からユーザが選択して行えるために、的確な関連づけが可能となる。
<発明の概略>
本発明に係るカタログ管理装置であるカタログサーバは、電子カタログの登録時に、電子カタログ内のページ毎にテキスト情報を抽出し、そのテキスト情報から商品マスタデータベース(DB)の任意のカラムに含まれる情報が含まれるか否かで商品マスタDB(以下、単に商品マスタとも呼ぶ。)へ関連付けをおこなう。テキストを抽出する際、電子カタログ内に含まれるテキスト情報の文字サイズから最も利用されている文字サイズを取得する。カタログ内に含まれる製品名の様な有益な情報は、一般的な説明文よりも文字サイズが大きいことを利用し、取得した文字サイズよりも大きい文字の中から決定されたキーワードをユーザへ示すことで、関連付けのサポートを実現する。また、一つの電子カタログは特定の製品シリーズを紹介する物である場合が多い。さらには、カタログの先頭ページには、そのカタログの製品シリーズを示すキーがある場合が多い。そのため、カタログの各ページを商品マスタの全キーワードで検索する前に、商品マスタの製品カテゴリやシリーズといった情報で、そのカタログが属するカテゴリを決定する。各ページのテキストを検索するキーワードとして決定したカテゴリの製品マスタデータのみを利用することで、カタログのカテゴリ外の商品マスタへ関連付けられることを防止する。これら手段を実現することで、電子カタログの各ページを商品マスタの各製品へ容易に関連付けることが可能となる。以下に、図1〜図21を参照して、本発明に係る装置の一実施形態について説明する。
本発明に係るカタログ管理装置であるカタログサーバは、電子カタログの登録時に、電子カタログ内のページ毎にテキスト情報を抽出し、そのテキスト情報から商品マスタデータベース(DB)の任意のカラムに含まれる情報が含まれるか否かで商品マスタDB(以下、単に商品マスタとも呼ぶ。)へ関連付けをおこなう。テキストを抽出する際、電子カタログ内に含まれるテキスト情報の文字サイズから最も利用されている文字サイズを取得する。カタログ内に含まれる製品名の様な有益な情報は、一般的な説明文よりも文字サイズが大きいことを利用し、取得した文字サイズよりも大きい文字の中から決定されたキーワードをユーザへ示すことで、関連付けのサポートを実現する。また、一つの電子カタログは特定の製品シリーズを紹介する物である場合が多い。さらには、カタログの先頭ページには、そのカタログの製品シリーズを示すキーがある場合が多い。そのため、カタログの各ページを商品マスタの全キーワードで検索する前に、商品マスタの製品カテゴリやシリーズといった情報で、そのカタログが属するカテゴリを決定する。各ページのテキストを検索するキーワードとして決定したカテゴリの製品マスタデータのみを利用することで、カタログのカテゴリ外の商品マスタへ関連付けられることを防止する。これら手段を実現することで、電子カタログの各ページを商品マスタの各製品へ容易に関連付けることが可能となる。以下に、図1〜図21を参照して、本発明に係る装置の一実施形態について説明する。
[第1実施形態]
<電子カタログ管理システムであるウエブデータベースシステムの構成>
図1は本発明に係るシステムの構成図である。クライアントPC101および102は、システム管理者が新規データファイルを登録したり、ユーザ管理情報修正などのシステムメンテナンス処理を行ったり、あるいはユーザが商品検索、商品情報出力などの指示を行ったりするものである。ローカルエリアネットワーク(LAN)103、109に接続している機器101、102は、このLAN103,109を介して他の機器とデータのやり取りを行う。クライアントPC104はインターネット105に直接に接続されている。クライアントPC101、102とは接続形態が異なるが、同様の目的で使用される。HTTPサーバ106はネットワークを介してクライアントPCからHTTPプロトコルできたリクエストを受け取る。Webアプリケーションサーバ107は、HTTPサーバ106を介して受けたクライアントからの要求をアプリケーションに応じて処理する。HTTPサーバ106にはいくつかのWebアプリケーションサーバ が登録されており、クライアントPCからのリクエスト内容に従ってHTTPサーバ106は処理を適切なWebアプリケーションサーバに割り振る。また、リクエストを受け取ったWebアプリケーションサーバ107は処理を実行してその処理結果をクライアントへ返信する。データベース108は、カタログデータ、画像データなどのコンテンツデータ情報や、商品情報などのテキスト情報、およびユーザ/グループ情報、登録データファイルの処理情報などのシステム情報を記録する。すなわち、本実施形態に係る電子カタログはデータベース108に登録され、Webアプリケーションサーバ107により生成される。これらのようにHTTPサーバ106、WEBアプリケーションサーバ107、データベース108と有機的に組み合わさってWEBデータベースシステムとして機能する。
<電子カタログ管理システムであるウエブデータベースシステムの構成>
図1は本発明に係るシステムの構成図である。クライアントPC101および102は、システム管理者が新規データファイルを登録したり、ユーザ管理情報修正などのシステムメンテナンス処理を行ったり、あるいはユーザが商品検索、商品情報出力などの指示を行ったりするものである。ローカルエリアネットワーク(LAN)103、109に接続している機器101、102は、このLAN103,109を介して他の機器とデータのやり取りを行う。クライアントPC104はインターネット105に直接に接続されている。クライアントPC101、102とは接続形態が異なるが、同様の目的で使用される。HTTPサーバ106はネットワークを介してクライアントPCからHTTPプロトコルできたリクエストを受け取る。Webアプリケーションサーバ107は、HTTPサーバ106を介して受けたクライアントからの要求をアプリケーションに応じて処理する。HTTPサーバ106にはいくつかのWebアプリケーションサーバ が登録されており、クライアントPCからのリクエスト内容に従ってHTTPサーバ106は処理を適切なWebアプリケーションサーバに割り振る。また、リクエストを受け取ったWebアプリケーションサーバ107は処理を実行してその処理結果をクライアントへ返信する。データベース108は、カタログデータ、画像データなどのコンテンツデータ情報や、商品情報などのテキスト情報、およびユーザ/グループ情報、登録データファイルの処理情報などのシステム情報を記録する。すなわち、本実施形態に係る電子カタログはデータベース108に登録され、Webアプリケーションサーバ107により生成される。これらのようにHTTPサーバ106、WEBアプリケーションサーバ107、データベース108と有機的に組み合わさってWEBデータベースシステムとして機能する。
図2は本発明に係るクライアントPCおよび各サーバ装置の構成を説明するブロック図である。各装置はコンピュータによりそれぞれに適したプログラムを実行することで実現されるので、ハードウエア構成は共通であるものとして説明する。装置の各構成ブロックはこのシステムバス1に接続されている。CPU(Central Processing Unit)2は、処理のためのプログラムを適宜ハード・ディスク10から選択/読込みしてRAM等で構成されるプログラム・メモリ(PMEMと称す)3にロードして実行する。実行されるプログラムには、オペレーティングシステムの他、本実施形態に係る電子カタログ管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、たとえば図5のシステム管理端末を実現するためのWebブラウザのプログラムや、図5のサーバを実現するための図12,13,15,16,21等の手順のプログラム、あるいはデータベースを実現するためのデータベース管理プログラム等が含まれる。又、キーボード12から入力されたデータはテキスト・メモリでもあるPMEMにコード情報として格納される。通制御部4は、通信ポート5における入出力データの制御を行う。通信ポート5から出力された信号は、通信回線6を経由して、ネットワーク上の他の装置の通信ポートに伝えられる。また、本実施形態ではLANなどのネットワークに関して記述するが、この通信制御部に接続される通信ポート及び通信回線が一般の公衆回線であっても本発明が適応されることは言うまでもない。外部記憶装置制御部8は、データファイルあるいはプログラムファイル用のディスク9、10を制御する。また例えばディスク9は、フレキシブルディスク(FDと称す)であり、ディスク10はハード・ディスク(HDと称す)である。入力制御部11には、キーボード12、マウス13等の入力装置が接続される。操作者はこのキーボード11を操作することによりシステムの動作指令等を行う。ポインティングデバイス13は、CRT16上で画像情報を加工指示するためのポインティング・デバイス(PDと称す)で、本実施形態ではマウスを使用している。これによりCRT16上のカーソルをX,Y方向任意に移動してコマンドメニュー上のコマンド・アイコンを選択して処理の指示を行うほか編集対象の指示、描画位置の指示等もおこなう。表示されるデータはビデオ・イメージ・メモリ(VRAM)14上にビットマップデータとして展開され、表示出力制御部15によりCRT16に表示される。
なお、本実施形態でハードディスクからPMEM(RAM)にロードされるとしたプログラムは、ネットワークで接続されている他の装置上に記憶されていてもよいし、ROMに固定されていても良い。また、本実施形態に係るプログラム(後述の図12,13,15,16,21等の手順を実行するプログラム)は、FDやHDなどの記憶媒体やネットワークを介してシステムや装置に供給できる。
図3は本発明に係るモジュール構成を説明するブロック図である。クライアントPC301は、カタログ情報、画像データなどのデータファイルをサーバに登録するための情報登録モジュール302を記憶している。ただし、これらのモジュールはサーバPCから必要に応じてWEBブラウザのPlug−in形式などで自動的に配信されるのでクライアントPC上でインストール処理などを行う必要はない。また、HTTPサーバ106により登録用のページを記述したHTMLデータをクライアントPC301に提供することで、情報登録モジュール302に代えることもできる。なおクライアント301は図1のクライアント101,102,103に相当する。
Webアプリケーションサーバ107は、HTTPサーバ106から受け取ったクライアントPC301からのリクエストを処理するためのモジュール306が記憶されている。モジュール306が対応している機能としては、ユーザ認証、検索処理、各種データの一括登録、商品情報出力、データメンテナンス機能などがある。これらのモジュールはクライアントからのリクエストに応じてメモリ上にロードされ、処理を実行する。
また、これらのモジュールとは別に、PDFファイルなどの画像編集やテキスト情報の抽出、PDFファイルの結合、分割などの編集を行うPDF編集モジュールが307としてある。さらに、データベース310とのデータのやり取りを行うためのライブラリ308や各種ユーティリティライブラリ310がある。
図4は本システムにおけるデータベース108のテーブルの一例である。データベース108の内容は、カタログデータ411、商品マスタデータ412、データ/コンテンツ管理テーブル403に大別される。図4の各項目は、各テーブルにおけるレコードに属するフィールドに相当する。商品マスタデータ412においては、データテーブル404が、商品マスタ情報などのテキスト情報を管理する。記録している情報としては、一意に決定されるデータID、登録日、更新日や、この情報をWEB上に公開しているかどうかを制御する公開フラグ、削除された情報であるかどうかを制御する削除フラグなどがある。また、マスタデータ404は、カテゴリIDによってカテゴリ管理テーブル407に関連付けられており、データがどのカテゴリに属するかが管理されている。カテゴリ管理テーブル407には、カテゴリIDと対応するカテゴリ名がある。データ項目値テーブル405には、ひとつのデータ(すなわちひとつのデータIDを有するデータ)に含まれるデータ項目IDとその値が格納される。たとえば商品名や価格等の項目毎にその値が項目IDに対応付けられて格納される。データ定義項目テーブル406は、データテーブル404に関連付けられているデータ項目値テーブル405の各データ項目の名称を管理(格納)している。この項目名には、例えば、「商品名」、「価格」などの商品情報の項目名が管理されている。
コンテンツテーブル402はカタログデータファイルなどの情報を管理している。記録されている情報としては、データテーブル404と同じく、一意に決定されるコンテンツID、登録日、更新日や、この情報をWEB上に公開しているかどうかを制御する公開フラグ、削除された情報であるかどうかを制御する削除フラグ、カタログデータファイルを示すファイル名などがある。マルチページのコンテンツファイルに対しては、ページ毎の属性情報(特にコンテンツ間の従属関係を示す情報)を管理しているコンテンツ関連テーブル401と関連付けらえれている。コンテンツ関連テーブル401には、コンテンツの各ページの属性情報が格納されている。属性情報としてはページ毎のコンテンツID、ページ番号情報、ページ分割前のオリジナルマルチページが格納されているコンテンツIDを示す親コンテンツIDがある。この親コンテンツIDは、たとえば1つのカタログに2種類商品が掲載され、各商品について複数のページが割かれているばあいなどにコンテンツ間の従属関係を示す。各ページが独立したコンテンツとなってコンテンツIDが与えられ、そのコンテンツIDに対応する親コンテンツIDとして、各商品ごとのページのまとまりに対して与えられたコンテンツIDが登録されている。さらに、その商品ごとのコンテンツIDに対応付けて、カタログ全体に対して与えられたコンテンツIDが親コンテンツIDとして登録される。なお、中間的なコンテンツID(たとえば本例では商品毎のコンテンツID)にはその実体がなく、その下に従属するコンテンツIDのコンテンツをまとめるためのノードとして機能する。
データ/コンテンツ管理テーブル403は、カタログデータ411のコンテンツテーブル402で管理されているコンテンツファイルと、商品マスタデータ412のデータテーブル404に管理されているテキスト情報とを関連付けるテーブルである。データ/コンテンツ管理テーブル403は、コンテンツID毎にデータファイル404と関連付けを行えるので、カタログの各コンテンツをページ単位に構成しておけばページ単位に関連付けを行うことができる。また、コンテンツの関連付け種別を表すコンテンツ種別のデータ等がある。なお本実施形態では、電子カタログの各ページが独立したカタログファイルとして固有のコンテンツIDを付与され、コンテンツテーブル402で管理される。
<電子カタログ登録処理>
図5に、本発明のカタログデータ登録処理を示すフローチャートの一例を示す。まず、ステップS101でシステム管理者(以下、ユーザとも呼ぶ。)がクライアントPCからアカウントとパスワードでログイン処理を実行する。この際、認証方法はアカウントとパスワード以外でもなんら問題はない。このリクエストを受けてステップS102でサーバは入力されたアカウントとパスワードがカタログデータ登録処理を許されているかどうかをデータベースに問い合わせて認証処理を行う。ここで、処理を実行することが許されていなかった場合にはエラー画面をクライアントPCに送信する。実行することが許されていた場合には次のステップに進む。
図5に、本発明のカタログデータ登録処理を示すフローチャートの一例を示す。まず、ステップS101でシステム管理者(以下、ユーザとも呼ぶ。)がクライアントPCからアカウントとパスワードでログイン処理を実行する。この際、認証方法はアカウントとパスワード以外でもなんら問題はない。このリクエストを受けてステップS102でサーバは入力されたアカウントとパスワードがカタログデータ登録処理を許されているかどうかをデータベースに問い合わせて認証処理を行う。ここで、処理を実行することが許されていなかった場合にはエラー画面をクライアントPCに送信する。実行することが許されていた場合には次のステップに進む。
ここで例えば、システム管理者用のカタログデータ登録画面が表示される。図6は本発明のカタログ登録機能一覧画面の一例である。ユーザは、カタログ登録ボタン602を選択することで、サーバに登録するカタログデータを選択して登録処理を実行することができる。また商品マスタ登録ボタン603を選択することで、各商品のマスタデータをサーバに登録することができる。また、カタログ情報と商品マスタの関連付けボタン604を選択することで、それぞれサーバに登録されたカタログデータ411と各商品マスタ412の関連付けを行うことができる。
<商品マスタ登録>
ステップS103では商品マスタの登録を行う。サーバではクライアントPCからのリクエストを受けてステップS104でデータベースへ商品マスタの登録を行う。図7が本発明の商品マスタを登録する画面の一例である。701は商品マスタを設定する画面である。702から705はデータベースに登録されている設定項目である。データ項目値テーブル405に含まれるデータ項目IDごとにデータ項目定義テーブル406からその項目名が読み出されて、各項目名が表示される。この例で、データ項目値テーブルには、商品名、商品カテゴリ、価格、コメントの4データ項目が含まれている。図7の例では、表示欄702は商品名、703は商品カテゴリ、704は価格、705はコメントという具合に、各項目名とともに入力欄が表示される。706はクリアボタンである。このボタンを選択すると全ての入力した情報がクリアされる。707は登録ボタンである。このボタンを選択すると入力した商品マスタの各種情報が商品マスタデータベースに登録される。具体的には、ステップS101、S103は、クライアント301で動作する、データベース108のクライアントモジュールによって実行されて良いし、HTTPサーバ106とクライアント301との間のHTTPにしたがった相互作用で行われても良い。図6の画面はこれらいずれか(あるいは他の)の手段によって表示される。
ステップS103では商品マスタの登録を行う。サーバではクライアントPCからのリクエストを受けてステップS104でデータベースへ商品マスタの登録を行う。図7が本発明の商品マスタを登録する画面の一例である。701は商品マスタを設定する画面である。702から705はデータベースに登録されている設定項目である。データ項目値テーブル405に含まれるデータ項目IDごとにデータ項目定義テーブル406からその項目名が読み出されて、各項目名が表示される。この例で、データ項目値テーブルには、商品名、商品カテゴリ、価格、コメントの4データ項目が含まれている。図7の例では、表示欄702は商品名、703は商品カテゴリ、704は価格、705はコメントという具合に、各項目名とともに入力欄が表示される。706はクリアボタンである。このボタンを選択すると全ての入力した情報がクリアされる。707は登録ボタンである。このボタンを選択すると入力した商品マスタの各種情報が商品マスタデータベースに登録される。具体的には、ステップS101、S103は、クライアント301で動作する、データベース108のクライアントモジュールによって実行されて良いし、HTTPサーバ106とクライアント301との間のHTTPにしたがった相互作用で行われても良い。図6の画面はこれらいずれか(あるいは他の)の手段によって表示される。
図6の画面からカタログ登録が選択されると、その通知をうけて、図7の画面を生成してクライアント301に送信して表示させる。あるいは情報登録モジュールが自律的に図7の画面を表示しても良い。図7の画面は、データ定義項目テーブル406に登録されたデータ項目と、商品カテゴリとを、それらの項目名とともに、入力可能な入力欄を付して表示したものである。図7の画面において登録ボタン707が押されると、新たなデータIDが割り当てられたレコード(図4に示した商品マスタDB412の構成を有する。)が作成され、商品カテゴリを除く各入力欄702、704、705について、データ項目値テーブル405のデータ項目IDと対応するデータ項目値フィールドに、入力された値が格納される。また、商品カテゴリについては、サーバ107はあらかじめ定めたカテゴリを選択肢としてユーザに提示する。ユーザはその提示された選択肢のなかから一つを選択する。アプリケーションサーバ107は、選択された商品カテゴリ名から、カテゴリ変換テーブルを参照してカテゴリIDを得、それをデータテーブル404のカテゴリID欄に登録する。この手順により、図4の商品マスタ412の1レコードが完成する。これを必要な商品について繰返し行うことで商品マスタのデータベースへの登録が完了する。つづいてカタログデータの登録処理を行う。
<カタログデータ登録>
ステップS105では、クライアント301からカタログデータの登録準備をサーバ107に対して行う。サーバ107からはファイル登録モジュールをクライアントPC301に送信する。この際に、ファイル登録モジュールが既にクライアントPC上にある場合にはモジュールは送信しない。ステップS106でシステム管理者は登録するカタログデータを選択してサーバに対してカタログデータの登録指示を行う。ステップS106以下のクライアントにおける処理はファイル登録モジュール302によって実行される。
ステップS105では、クライアント301からカタログデータの登録準備をサーバ107に対して行う。サーバ107からはファイル登録モジュールをクライアントPC301に送信する。この際に、ファイル登録モジュールが既にクライアントPC上にある場合にはモジュールは送信しない。ステップS106でシステム管理者は登録するカタログデータを選択してサーバに対してカタログデータの登録指示を行う。ステップS106以下のクライアントにおける処理はファイル登録モジュール302によって実行される。
図8は本発明の登録するカタログデータを選択する画面の一例である。この画面はクライアントPC301のブラウザに対してサーバ107から送信されたファイル登録モジュール302が表示している。801はカタログ登録画面である。802にはサーバ107に登録するファイル一覧を表示する。803は登録するファイルを選択するためのファイル参照画面を表示させるボタンである。このボタンを選択するとファイル参照する画面が表示され、ファイルを選択して実行すると、そこで選択されたファイルがファイル一覧802に全て表示される。804はフォルダ参照ボタンである。このボタンを選択するとフォルダ参照する画面が表示され、フォルダを選択して実行すると、そこで選択されたフォルダに含まれる全てのファイルがファイル一覧802に表示される。805は削除ボタンである。ファイル一覧802の中から削除するファイルを選択してこの削除ボタン805を選択することで登録するファイル一覧からファイルを削除することができる。806はアップロードボタンである。これが押されると、ファイル一覧802に表示されている全てのファイルのサーバへの登録処理を行う。このボタンを選択すると登録確認画面(図9)が表示される。
図9がサーバに登録するデータファイルを確認する画面の一例である。901は確認画面である。902は登録するファイル一覧である。一覧に表示されているファイルでもファイルの行の先頭のチェックボックスを非選択状態にすることでサーバ登録ファイルからはずすことができる。この例では、カタログデータ3.pdfはサーバに登録されない。903は中止ボタンである。このボタンを選択するとサーバへの登録処理を中止する。904は登録ボタンである。このボタンを選択すると選択されているファイルをサーバに登録する。なお本例では、サーバにアップロードされるカタログファイルはPDF(Portable Document Format)形式である。また、アップロードされるのは、複数のページから構成される場合であっても、カタログとしてひとまとまりとなった単一のPDFファイルである。
ステップS107では登録依頼を受けたサーバがカタログ登録の前処理を行う。ここでは登録指定されたカタログデータファイル(本例ではPDFファイル)をページ単位に分割して各ページのファイルを作成する。この際のページ単位のファイル名としては、元のファイル名に対して5桁のページ番号を付けた名称とする。ただし、このファイル名称のルールは限定するものではない。さらに、カタログデータおよび作成されたファイルに対してそれぞれサムネイル画像を生成する。ステップS109では前処理した結果をサーバはデータベースへカタログデータの登録処理を行う。この際に、例えばページ分割されたファイルについては、元のファイルと共にページ毎に分割したファイル全てをデータベースに登録する。また、対応するサムネイル画像ファイルもデータベースに登録する。データベースへの登録準備が正常終了した場合にはサーバはクライアントPCに正常終了した画面を送信する。処理でカタログデータのデータベースへの登録が完了する。図4に即して説明すると、アップロードされたカタログファイルおよびそれをページごとに分割したページファイルそれぞれに、コンテンツIDが割り当てられる。そしてコンテンツIDとそれに対応するファイル名(ファイルの所在を含む。)とをコンテンツテーブル402に登録する。また、分割前のカタログファイルと分割後のページ単位のカタログファイルとは、後者が前者に属するという関係にあるので、ページ単位のコンテンツIDとそれに対応する分割前のカタログファイルのコンテンツIDと、ページ単位のカタログファイルが元のカタログファイルにおいて占めていたページ番号とを、コンテンツ関連テーブルに登録する。サムネールは、たとえばページごとのファイルとともに格納しておく。このようにして、前処理によって図4に示すカタログデータ411が構成される。
図10は、商品マスタ登録、カタログ登録が終了した際のデータベースの内容の一例を示す図である。1001は登録したカタログを管理しているコンテンツテーブル402の一例である。登録したカタログ、分割したカタログそれぞれにシーケンシャルなコンテンツIDが付与されて管理されている。1002はカタログの親子関係を管理しているコンテンツ関連テーブル401の一例である。ページ分割されたカタログの各ページはページ分割元カタログのコンテンツIDを親コンテンツIDとして関連付けられ、さらには元のカタログの何ページ目のデータであるかの情報をもつ。図10の例では、コンテンツIDが1,5,11の3つのコンテンツが、アップロードされたカタログファイルであり、コンテンツIDが2−4のカタログファイルが、コンテンツID1のカタログファイルからページ単位分割により生成されたファイルである。コンテンツIDが6−10のカタログファイルが、コンテンツID2のカタログファイルからページ単位分割により生成されたファイルである。コンテンツIDが12−13のカタログファイルが、コンテンツID11のカタログファイルからページ単位分割により生成されたファイルである。それぞれのページが分割前のカタログファイルを親コンテンツとするよう、コンテンツ関連テーブル1002に登録されている。
1003は商品マスタの情報を管理するデータテーブル404の一例である。各商品マスタデータ(レコード)にはシーケンシャルなデータIDが付与されて管理されている。また、各商品のレコードが属するカテゴリのIDと関連付けられている。1004はカテゴリを管理するカテゴリ管理テーブル407の一例である。商品カテゴリがシーケンシャルなIDを付与されて管理されている。1005は商品マスタ情報の実際の値を管理するデータ項目値テーブル405の一例で、データ項目の値が格納されている。また、対応するデータIDでデータテーブルと関連付けられており、さらにはデータ項目IDでデータ定義項目テーブルと関連付けられている。1006はデータ項目の名称を管理するデータ定義項目テーブルの内容である。データ項目名称がシーケンシャルなIDを付与されて管理されている。
<関連づけ処理>
つづいて商品マスタとカタログデータとの関連付け処理を行う。クライアント301はまずステップS109で登録処理を行ったカタログデータを読み出す。リクエストを受けたサーバ107は、ステップS110で、登録された商品マスタが関連付けられていないカタログデータをデータベースから読み出してクライアントPCに返信する。そして、クライアントPCでは関連付けを行うカタログデータを選択する。図11はサーバに存在する商品マスタが関連付けられていないカタログデータを確認・選択する画面の一例である。1101は確認画面である。1102は関連付けされていないカタログデータ一覧である。一覧に表示されている。1103は関連付けボタンである。このボタンを選択すると選択されたカタログデータの関連付け処理が開始される。なお、関連づけの相手となる商品マスタは、本例では1つとしているためにその特定をしていないが、カタログデータと関連づけされていない商品マスタが複数あれば、そちらも図11の要領でユーザに選択させる。
つづいて商品マスタとカタログデータとの関連付け処理を行う。クライアント301はまずステップS109で登録処理を行ったカタログデータを読み出す。リクエストを受けたサーバ107は、ステップS110で、登録された商品マスタが関連付けられていないカタログデータをデータベースから読み出してクライアントPCに返信する。そして、クライアントPCでは関連付けを行うカタログデータを選択する。図11はサーバに存在する商品マスタが関連付けられていないカタログデータを確認・選択する画面の一例である。1101は確認画面である。1102は関連付けされていないカタログデータ一覧である。一覧に表示されている。1103は関連付けボタンである。このボタンを選択すると選択されたカタログデータの関連付け処理が開始される。なお、関連づけの相手となる商品マスタは、本例では1つとしているためにその特定をしていないが、カタログデータと関連づけされていない商品マスタが複数あれば、そちらも図11の要領でユーザに選択させる。
ステップS112では関連付け依頼を受けたサーバがカタログ関連付けの前処理として、まず選択されたカタログ内の全ページから文字の内容(文字コード)・サイズ・位置といった文字情報の抽出を行う。図12はテップS112における文字抽出前処理の詳細を表すフローである。S201およびS203は、その間の処理はカタログのページ毎に繰返し行う処理であることを示している。S202ではカタログ内の文字情報の取得を行う。全ページについて文字情報を取得したなら、S204でカタログ全体で最も利用されている文字サイズの情報をカタログに含まれる全ての文字情報から求める。なお、本実施形態のカタログファイルは、文字コードをその中に含むものとするが、含まない場合には文字認識処理をおこなうことで文字情報を生成することができる。また、取得した文字情報は、ページごとに文字情報ファイルなどとして、カタログの各ページに関連づけて保存する。
ステップS113ではデータベースからカテゴリ情報を取得し、S114で関連付け依頼を受けたサーバがカタログ関連付けの前処理として、カタログのカテゴリ決定処理を行う。カテゴリは、カテゴリ管理テーブルの全エントリを読み取って取得することができる。
図13はカテゴリ決定処理の詳細を表すフローである。S301では、カタログの1ページ目に含まれる文字情報から、カテゴリ管理テーブルに登録されているカテゴリ名と一致する文字が存在するかを検索する。すなわち、カタログの1ページ目と関連づけて保存した文字情報ファイルから、カテゴリ管理テーブル407に登録されたカテゴリ名を検索する。S302では、S301の処理を受けて検索の結果カテゴリ文字があったかを判定する。カテゴリ文字があった場合には、S303で、1ページの内容のうち、そこに存在したカテゴリ名のカテゴリを選択状態とする。たとえば、カテゴリ名の文字列について、その位置を記憶する。そしてステップS304では、1ページ目の内容に加えて、ステップS303で記憶した位置の文字について、たとえば色の反転などしてカテゴリ名であることを識別可能に表示するための確認画面生成処理が行われるカテゴリ名がなければ、特に選択はせずにS304で確認画面生成処理を行う。また、この画面では、選択肢であるカテゴリ名すなわちステップS113で取得したカテゴリ名の一覧を、選択可能とするためのチェックボックスとともに表示する。初期状態では、そのページに含まれるカテゴリ名が選択された状態となる。ステップS115ではステップS114で生成された確認画面情報がクライアントPCに渡されて表示される。なお、S301では、1ページ目の文字情報からカテゴリを検索したが、カタログの種類によっては、カテゴリに関する情報が最終ページに存在する確率が高い場合がある。そのような場合は最終ページの文字情報からカテゴリを検索しても良い。また、カタログの種類によって検索するページをユーザが設定するようにしても良い。また、S302でカテゴリ文字が存在しない場合、S304に進みユーザ確認画面を表示したが、S302でカテゴリ文字が存在しない場合、1ページ以外の文字情報からカテゴリ文字を検索し、存在する場合、S303に進み、存在しない場合、S304に進むようにしても良い。
図14はカタログのカテゴリを確認する画面の一例である。1401は確認画面である。1402は関連付けを行うカタログの1ページ目を表示している。1404は1ページ目から抽出されたカテゴリに一致する文字情報である。1403はシステムに存在するカテゴリの一覧とその選択内容である。本例では、カタログにインクジェットプリンタのカテゴリ文字1404が存在しているため、S303に従い選択された状態となる。カタログのカテゴリが間違っているときには、チェックボックスの選択・非選択状態を切り替えることで正しい情報に修正できる。1405は決定ボタンである。このボタンを選択すると選択されているカテゴリ情報がサーバへ通知される。
ステップS116では決定したカテゴリがサーバへ通知される。ステップS117では決定したカテゴリ内の商品名を読み出す。なお一般に利用されているデータベースシステムを用いて商品マスタが構築されている場合には、商品マスタへのアクセスはたとえば条件を記述したクエリをクライアントからサーバに発行することで、条件に適合したデータを読み出すことができる。ステップS117等ではそのようなデータベースアプリケーションなどを用いて実行される。なお本例では商品名とカタログの各ページとの関連づけを行うために、ステップS117では商品名を読み出しているが、商品マスタに登録されている価格等の別情報としても良い。
ステップS118ではカタログのページ毎の関連付け商品マスタ候補を決定する。図15は関連付け決定処理の詳細を表すフローである。S401およびS409は、ステップS402−408の処理がカタログのページ毎に行われる処理であることを示す。なお、1つのページについて処理が行われている場合、その処理対象のページを着目ページと呼ぶ。S402ではカタログの着目ページに含まれる文字情報から、商品マスタのデータテーブルに存在するレコードのうち、カテゴリがS116で通知された物に関連付けられているレコードであり、かつそのレコードの項目に、商品名に相当するデータ項目値(すなわち商品名フィールドの値)の文字と一致する文字が存在するかをチェックする。商品名と一致する文字列(該当文字列)については、S403で、その文字のサイズ(複数文字の場合には平均サイズ)がS204で取得した文字サイズよりも大きいかチェックする。大きければ、S404で、当該文字の文字のサイズが大きいことを示すための表示状態情報、関連付け候補として表示するための表示状態情報、関連付け候補の選択状態で表示するための表示状態情報という、それぞれの表示状態情報を着目ページの該当文字列に関連づけて記憶する。大きくなければ、S405で関連付け候補として表示するための表示状態情報を、着目ページの該当文字列に関連づけて記憶する。S402で文字が一致しない場合には、S406で文字のサイズがS204で取得した文字サイズよりも大きい文字があるかチェックする。存在すれば、該当する文字列が大きいことを示すように表示するための表示状態情報を、その文字列に関連づけてS407で記憶する。存在しなければ、文字を通常の表示とするために、その旨を示す情報を記憶する。S408ではとくに保存すべき情報は必要ない。S410では、以上の処理をふまえてユーザへの確認画面生成処理が行われる。なおステップS404,405,407,408においては、該当する文字を関連づけ候補として表示したり、初期的に選択された候補として表示したりするための候補情報をカタログデータのページごとに関連づけて記憶し、実際の画面情報の生成はステップS410で行われる。
図26は関連づけ処理をまとめたフローチャートである。カタログの各ページごとに着目してこの処理は行われる。ステップS2610において、商品マスタのうち選択されたカテゴリに属する全商品のうちのひとつに着目し、ステップS2611では着目ページからその商品名を検索して得られた検索結果を保存する。その検索を選択されたカテゴリの全商品について繰返す(S2612,S2613)。得られた商品名を関連づけ候補として、着目ページのPDFファイルとともにクライアントPCに送信する(S2614)。クライアントでは、図17のように関連づけ画面を表示する。サーバ107はそれに対する応答を参照して、着目ページのコンテンツIDと選択された商品名に対応するデータIDとを対にしてデータ/コンテンツ管理テーブル403に登録する(S2615)。
<関連候補一覧生成処理>
図16は確認画面生成(図15のS410)において画面情報生成の一部として行われる、関連付け候補一覧生成の詳細を表すフローである。S501では、S402の処理で取得された商品名を全て列挙した一覧情報を生成する。S502、S507はカタログのページ毎にS503からS506の処理を繰り返すことを示す。なお、図15のステップS410までページごとに繰返し行うようにプログラムを構成してもよく、その場合には図16全体がステップS410のなかで繰返し行われるために、S502およびS507は不要である。
図16は確認画面生成(図15のS410)において画面情報生成の一部として行われる、関連付け候補一覧生成の詳細を表すフローである。S501では、S402の処理で取得された商品名を全て列挙した一覧情報を生成する。S502、S507はカタログのページ毎にS503からS506の処理を繰り返すことを示す。なお、図15のステップS410までページごとに繰返し行うようにプログラムを構成してもよく、その場合には図16全体がステップS410のなかで繰返し行われるために、S502およびS507は不要である。
S503では、S501で生成した一覧情報を保存する処理である。もちろんステップS501において、生成した一覧情報をそのまま参照可能に保存していればステップS503は省略できる。S504は、一覧情報に対して、S404で取得された商品名の選択結果(候補情報のうち当該商品名を選択状態で表示するための表示状態情報)を反映する処理である。なお着目ページに含まれるS404で取得された全ての商品名に選択状態を付与する。選択状態はたとえばチェックボックスで表される。S505では、S504で選択状態とされた商品名があるか否かをチェックする。選択状態にある商品名がない場合には、関連づけの候補である一覧の情報(商品名)全てを着目ページについて選択状態とする。たとえば商品名の付随するチェックボックスがすべてチェックされる。これにより、そのカタログに含まれる全商品マスタが関連付けの候補となる。以上で、カタログの各ページについて関連づけ候補の商品名が生成される。
ステップS119ではステップS118で生成された確認画面がサーバからクライアントに送信されて表示される。図17は関連付けの確認をする画面の一例である。1701は確認画面である。1702は関連付けを行うカタログの1ページ分のデータである。1711前ページボタン、1712次ページボタンを選択することでカタログのページ切り替えが可能である。すなわち、着目ページが切り替えられる。1703はS204で取得した文字サイズである。文字サイズを切り替えたい場合には、ドロップダウンリスト内にカタログで使用されている全ての文字サイズ一覧があるので切り替えることが可能である。文字サイズを切り替えた場合には、図15、図16の処理が再度実行される。1704は図16で示した処理で取得された関連付け候補一覧である。先頭のチェックを変更することで関連付ける商品を変更することが可能である。1705の追加ボタンは候補一覧に存在しない、商品マスタ情報を追加することが可能となる。追加することで一覧へ新規に商品が追加される。1706の削除ボタンは候補一覧の商品を削除することができる。また、追加・削除処理を行うことで図16に示した処理が再度実行される。1713の決定ボタンで、関連付ける商品マスタの決定を行う。1707はS404で決定された状態、1708はS405で決定された状態、1709はS407で決定された状態、1710はS408で決定された状態をそれぞれ示す。決定ボタンが押されると、カタログデータの着目ページは、その時点において選択されている(チェックされている)商品名に対応する商品マスタのレコードに関連づけられる。たとえば、着目ページのコンテンツIDと、チェックされた商品名に対応するデータIDとが対応付けられた表として、クライアントに一時保存される。
ステップS120では、ステップS119において、クライアントで決定され保存された関連付けの情報がサーバ107へ通知され、ステップS121でデータベース108のデータコンテンツ管理テーブル403へ登録される。登録は、図5のステップS119で保存された関連付けの情報に従って行われる。すなわち、たとえばあるコンテンツIDとデータIDとが関連づけられている場合、その対応通りにデータ/コンテンツ管理テーブル403のデータIDとコンテンツIDは登録される。
図18は、図10のデータベースにおけるカタログデータと商品マスタの関連付けを行った場合の、データ/コンテンツ管理テーブル403の内容の一例を示す図である。本例では、コンテンツIDが2のカタログページデータ(カタログ分割後のページ単位のファイル)とデータIDが1から3の商品マスタが対応付けられ、コンテンツIDが3のカタログページデータとデータIDが1、2の商品マスタとが対応付けられ、コンテンツIDが3のカタログページデータとデータIDが2、3の商品マスタが関連付けられている。すべてのコンテンツ種別はPDFカタログというコンテンツ種別である。この種別は、たとえばクライアントからアップロードされたカタログファイルのファイル名やファイル拡張子等からサーバ107において決定できる。
以上の手順により、カタログデータ及び商品マスタをサーバにアップロードし或いは登録し、カタログに表れる文字列等のデータと商品マスタに表れる文字列等のデータとを照合して、一致するものを互いに関連づける候補としてユーザに提示する。これにより、ユーザは各ページごとに商品マスタを検索して対応付けを手作業で全て行う必要がなくなる。そのうえ、コンピュータにより文字列等のデータを検索させることで、もれなく正確に関連づけを行える。
<カタログ出力処理>
図19に、本発明に係るカタログデータ出力処理を示すフローチャートの一例を示す。まず、ステップS601で電子カタログの閲覧者(消費者とも呼ぶ。)がクライアントPCからアカウントとパスワードでログイン処理を実行する。この際、認証方法はアカウントとパスワード以外でもなんら問題はない。このリクエストを受けてサーバ107は、ステップS602で入力されたアカウントとパスワードが本システムの利用を許されているかどうかをデータベースに問い合わせて認証処理を行う。ここで、利用することが許されていなかった場合にはエラー画面をクライアントPCに送信する。実行することが許されていた場合には次のステップに進む。ステップS603で閲覧者がクライアントからキーワードを入力して商品データを検索する。クライアントから検索のリクエストを受けたサーバは、ステップS604で、入力されたキーワードに該当する商品情報をデータベースで検索し、その結果を商品データリストとしてクライアントPCに送信する。S604における検索は、商品マスタDB412を対象として行われる。そして、ステップS605でクライアントPCは商品検索結果を取得する。図20は、クライアントPCで表示される商品検索結果画面の一例である。2001は商品検索結果画面である。リスト2003は検索によって得られた商品の情報(本例では商品名)である。閲覧者はチェックボックス2002で出力したい商品を選択してチェックし、ボタン2004でカタログ出力を選択すると、選択した商品のカタログがダウンロードされる。サーバにおけるこの時の処理は図21を参照して説明する。また、2005は検索のやり直しボタンである。このボタンを選択すると検索画面に戻り、検索をやり直すことができる。
図19に、本発明に係るカタログデータ出力処理を示すフローチャートの一例を示す。まず、ステップS601で電子カタログの閲覧者(消費者とも呼ぶ。)がクライアントPCからアカウントとパスワードでログイン処理を実行する。この際、認証方法はアカウントとパスワード以外でもなんら問題はない。このリクエストを受けてサーバ107は、ステップS602で入力されたアカウントとパスワードが本システムの利用を許されているかどうかをデータベースに問い合わせて認証処理を行う。ここで、利用することが許されていなかった場合にはエラー画面をクライアントPCに送信する。実行することが許されていた場合には次のステップに進む。ステップS603で閲覧者がクライアントからキーワードを入力して商品データを検索する。クライアントから検索のリクエストを受けたサーバは、ステップS604で、入力されたキーワードに該当する商品情報をデータベースで検索し、その結果を商品データリストとしてクライアントPCに送信する。S604における検索は、商品マスタDB412を対象として行われる。そして、ステップS605でクライアントPCは商品検索結果を取得する。図20は、クライアントPCで表示される商品検索結果画面の一例である。2001は商品検索結果画面である。リスト2003は検索によって得られた商品の情報(本例では商品名)である。閲覧者はチェックボックス2002で出力したい商品を選択してチェックし、ボタン2004でカタログ出力を選択すると、選択した商品のカタログがダウンロードされる。サーバにおけるこの時の処理は図21を参照して説明する。また、2005は検索のやり直しボタンである。このボタンを選択すると検索画面に戻り、検索をやり直すことができる。
次に、ステップS606で選択した商品情報の出力指示をする。リクエストを受けたサーバはステップS607で指示された商品の情報をデータベースから読み出す。このとき読み出される情報には、選択された商品のデータIDに関連づけられたコンテンツIDを持つコンテンツファイルが含まれる。すなわち、サーバでは選択された商品名を項目値として持つデータIDを検索し、得られたデータIDによってデータ/コンテンツ管理テーブル403を参照して対応するすべてのコンテンツIDを読み出す。このコンテンツIDによってカタログデータのコンテンツテーブルを検索して対応するファイル名を得る。得られたファイル名が、閲覧者により選択された商品に対応するカタログページファイルであるからこれを保存する。サーバ107は、ステップS608で、取得した情報を元に、ステップS607で保存したファイル名を持つカタログページファイルを結合する、カタログの結合処理を行う。そしてステップS609で、クライアントPCに対して、結合したカタログを送信する。閲覧者は、選択した商品のカタログを得ることができる。
図21はカタログを結合する処理の詳細なフローである。これは図19のステップS607、S608に相当する。まず、S701では選択した商品にコンテンツ種別が「PDFカタログ」として関連付けられているカタログファイルの情報を取得する。すなわち、選択された商品のデータIDに関連づけられており、しかもコンテンツ種別が「PDFファイル」であるコンテンツIDをデータ/コンテンツ関連テーブル403から検索する。そして、得られたコンテンツIDに対応するファイル名をコンテンツテーブル402から検索する。そして、カタログファイル情報、たとえば得られたファイル名をリストとして保存する。S702では、取得したカタログファイル情報のリストから、重複している情報を削除して最終出力結果に同じページが含まれないようにする。たとえば同一のファイル名は一方を残してリストから削除する。S703では、取得したカタログファイル情報に係るコンテンツIDの親コンテンツIDとページ番号の情報とを、コンテンツ関連テーブル401を参照して取得し保存する。S704では取得した情報を元に、共通の親カタログIDを持つコンテンツIDに対応するファイル名をページ番号順にソートする。S705でソートした順にカタログファイルを読み、それらを結合し、1個のカタログデータを生成する。すなわち、元のカタログ(ページ分割前のカタログ)のいずれかのページに関連づけられた商品についてカタログが要求された場合には、元のカタログ全体をひとまとまりとして閲覧者に提供する。
以上の手順によって、商品データ(本例では商品名)を商品マスタから検索すると、得られた商品にページ単位で関連づけられたカタログデータを取得して編集し、利用者(閲覧者)に提供することができる。また、そのカタログデータベースを構築する際に、カタログに掲載された商品名と商品マスタとの関連を、共通するデータ(たとえば商品名)に基づいた候補を選択してユーザ(カタログ提供者)に提供することで、商品マスタとカタログとの関連づけを迅速かつ容易に行える。さらに、カタログの検索をその全文で行わず、商品マスタを所望のキーワードで検索し、得られたデータについて関連するカタログコンテンツをデータ/コンテンツ関連テーブルにより検索することで、検索も迅速に行える。また、具体的には、カタログの各ページにカテゴリを自動的に対応付けることができる。さらに、カタログの各ページを最初のページのカテゴリに対応付けることにより、関連しないカテゴリに対応付けられることが少なくなるので、自動的に且つ精度よく対応付けができる。
[変形例]
本実施形態では、商品マスタデータおよびカタログデータを各商品毎に登録する例を説明したが、図4に示すような構成(ただしデータ/コンテンツ管理テーブル403を除く。)で商品マスタデータやカタログデータが既に構築されている場合には、それらを一括してアプリケーションサーバ107に登録してもよい。その場合には、それぞれをアプリケーションサーバ107に登録した後、図4のステップS109から実行すればデータ/コンテンツ管理テーブル403が作成され、電子カタログを完成させることができる。
本実施形態では、商品マスタデータおよびカタログデータを各商品毎に登録する例を説明したが、図4に示すような構成(ただしデータ/コンテンツ管理テーブル403を除く。)で商品マスタデータやカタログデータが既に構築されている場合には、それらを一括してアプリケーションサーバ107に登録してもよい。その場合には、それぞれをアプリケーションサーバ107に登録した後、図4のステップS109から実行すればデータ/コンテンツ管理テーブル403が作成され、電子カタログを完成させることができる。
また、カタログページと商品マスタとの関連づけを本例では商品名で行っている。しかし、たとえば商品マスタのコメント項目に含まれる文字列の一部と一致する文字列をカタログから検索して関連づけの候補としてユーザに提示する方法なども考えられる。このように構成することで、商品マスタとカタログとの関連づけをより柔軟に行うことができる。
また、閲覧者がカタログを検索する際に、本例では商品名で検索しているが、いったんデータ/コンテンツ関連テーブルを作成してしまえば、商品マスタの項目として含まれており、検索によりデータIDが得られるのであればどのような項目をキーとしてもよい。たとえば、カテゴリで商品マスタを検索し、得られたデータIDから対応するコンテンツを獲得することもできる。また、価格をキーとして商品マスタを検索し得られたデータIDから対応するコンテンツを獲得することもできる。もちろんデータベースの検索なので、検索条件に論理和や論理積等の付加して条件に適合するカタログを得ることもできる。
[第2実施形態]
図22〜図23を参照して、本発明に係る装置の第2の実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態における装置の機能拡張を行った装置であり、カタログ登録時に関連付ける商品マスタが存在しなかった場合に新規に商品マスタ情報を登録しつつ関連付けを行うものである。
図22〜図23を参照して、本発明に係る装置の第2の実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態における装置の機能拡張を行った装置であり、カタログ登録時に関連付ける商品マスタが存在しなかった場合に新規に商品マスタ情報を登録しつつ関連付けを行うものである。
図22はカタログの関連付けを決定する画面の一例であり、第1実施形態の図17の処理に相当し基本的な動作は図17と同様である。2201は確認画面である。2202は関連付けを行うカタログの1ページ分のデータである。本カタログには商品名が含まれないため、関連付け候補2204が全て選択されている状態となる。本実施形態では、ボタン2205を選択することで新規商品の登録が可能となる。この際、着目ページのカタログ画面2203のうち、テキスト「iP4100」を選択状態として登録ボタンを押すことで、選択された文字列(iP4100)を新規商品として商品マスタに登録することが可能となる。新規商品が登録された場合には、その商品も関連づけ候補リスト2204に加えて第1実施形態の図15、図16の処理が行われる。
図23はボタン2205を選択した場合の商品登録画面の一例である。2301は商品マスタを設定する画面である。2302から2305はデータベースに登録されている設定項目である。この画面では2302は商品の名称であり、2203で選択したテキストがデフォルトで入力される。2303は商品のカテゴリであり、前段の処理で確定しているカタログのカテゴリ情報がデフォルトで入力される。、2304は商品の価格、2305はその他のコメント情報である。2306はクリアボタンである。このボタンを選択すると全ての入力した情報がクリアされる。2307は登録ボタンである。このボタンを選択すると入力した商品マスタ情報がデータベースに登録される。上記の処理で商品マスタのデータベースへの登録が完了する。登録自体は第1実施形態と同様に行われる。
この様に構成することで、商品マスタに未登録の商品について、カタログデータと商品マスタとの関連づけを行いつつ登録することができる。
[第3実施形態]
以下に、図24〜25図を参照して、本発明に係る装置の一実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態における装置の機能拡張を行った装置であり、カタログと商品マスタとの関連付けを行う際に、データ/コンテンツ管理テーブル403のコンテンツ種別として、図5のステップS116で決定されたカテゴリの商品であるか、それともそうでないかを示す情報を登録する。すなわち、カタログと商品マスタとの関連づけ処理において決定されたカテゴリ情報を基に、コンテンツ種別を複数種にわけ、カタログ出力時にカタログIDに対応するコンテンツ種別の値に応じて出力されるカタログを変化させる物である。
以下に、図24〜25図を参照して、本発明に係る装置の一実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態における装置の機能拡張を行った装置であり、カタログと商品マスタとの関連付けを行う際に、データ/コンテンツ管理テーブル403のコンテンツ種別として、図5のステップS116で決定されたカテゴリの商品であるか、それともそうでないかを示す情報を登録する。すなわち、カタログと商品マスタとの関連づけ処理において決定されたカテゴリ情報を基に、コンテンツ種別を複数種にわけ、カタログ出力時にカタログIDに対応するコンテンツ種別の値に応じて出力されるカタログを変化させる物である。
図24はカタログの関連付けを決定する画面の一例であり、第1実施形態の図17の処理に相当する。関連づけ処理の基本的な動作は図17において説明したと同様である。図24において、2401は確認画面である。2402は関連付けを行うカタログの1ページ分のデータである。本カタログには選択されたカテゴリに属する商品である商品名iP8600と、本カタログの選択されたカテゴリではない商品2403に示すLBP5700が含まれる。このために関連付け候補2404では、文字列「iP8600」が、商品マスタに登録された選択カテゴリの商品名と一致するので関連づけ候補および選択候補としてリストに保存され、表示上は候補として表示されるとともに選択状態となる。
また、本実施形態では、選択されたカテゴリ外のカテゴリの属する商品名も、着目カタログから検索される。このためには、たとえばあらかじめ互いに関連するカテゴリIDをサーバ107に登録しておき、関連づけ処理の際には、選択されたカテゴリの他、選択されたカテゴリに関連づけられたカテゴリについても、そのカテゴリIDをもつ商品の商品名を着目ページで検索する。そして、たとえばカテゴリフラグ等というフラグを見出された商品毎に一時的に設け、選択されたカテゴリの商品に対応してはある値を、選択されていないカテゴリの商品については他の値をセットする。クライアントの表示上は、選択されたカテゴリの商品については「PDFカタログ」と、そうでない商品については「関連カタログ」と、図24のように表示される。そして、選択結果がクライアント301からサーバ107に送信されると、サーバ107は、データ/コンテンツ管理テーブル403に選択にしたがって、着目ぺージのコンテンツIDと選択された商品のデータIDとを対応付けて登録する。さらに、選択された商品のカテゴリフラグに応じて、上述の通り、コンテンツ種別欄に「PDFカタログ」あるいは「関連カタログ」と登録する。なお、互いに関連するデータIDをあらかじめ登録しておくこともできる。この場合には、キーワードにより商品マスタから得られたデータIDに関連するデータIDとして登録されていれば、そのデータIDの商品名をカタログの着目ページから検索する。そして関連づけが行われると、その商品のカタログIDには「関連カタログ」と登録される。
このように、第1実施形態と異なる部分は、2204には関連付けの種別を示すコンテンツ種別が存在することと、カタログのカテゴリ外の商品であるLBP5700という商品が選択状態にあることにある。本関連付けでは、カタログのカテゴリ内の商品である場合には、PDFコンテンツ種別をPDFカタログとして、そうでない商品である場合には、関連カタログとして登録することが可能である。なお、コンテンツ種別は選択可能であり、切り替えることができる。2405を選択することで関連付けが行われる。
図25は本発明の商品検索結果画面の一例であり、第1実施形態の図20の処理に相当し、基本的な動作は図20と同様である。2501は商品検索結果画面である。2503は商品の簡易情報である。2502で出力したい商品を選択する。第1実施形態と異なる部分は、2504で出力したいコンテンツ種別を選択することが可能である点である。2505でカタログ出力を選択すると、選択した商品のカタログがダウンロードされる。その際に、コンテンツ種別としてPDFカタログのみを選択した場合には、PDFカタログとして関連付けられているカタログのみが出力対象となり、関連カタログを選択した場合には、関連カタログとして関連付けられているカタログのみが出力対象となる。両者を選択すると両者で関連付けられたカタログが出力対象となる。2506は検索のやり直しボタンである。このボタンを選択すると検索画面に戻り、検索をやり直すことができる。
このようにカタログを出力するために、図25示す画面に対する応答(すなわち選択状態を示す情報)を受けたサーバは、指定された商品名に対応するデータIDを商品マスタから検索して、得られたデータIDによりデータ/コンテンツ管理テーブル403を検索する。その際、クライアントからの応答情報において、選択されたコンテンツ種別であることが検索の付加的な条件となる。条件に該当するコンテンツIDが求めるカタログのコンテンツIDである。コンテンツIDからカタログを再構成して出力する手順は第1実施形態と同様である。
このように処理することで、本実施形態によれば、キーワードにより検索された商品の属するカテゴリ以外の商品であっても、そのカタログを出力することができる。しかも、たとえばカテゴリや商品間の関連づけをあらかじめ行っておくことで、商品マスタとカタログとの関連づけの際に、あらかじめ関連を登録されたカテゴリの商品名なども、関連づけの候補として選択される。このため、関連づけ処理を迅速に、しかも関連する範囲で幅広く、行うことができる。
このように本実施形態の電子カタログサーバを実現することで、ユーザのカタログ登録処理時における商品マスタとカタログの関連付けをカタログのカテゴライズ、及び文字サイズを考慮した関連付けでサポートすることにより、従来の方法に比べよりユーザが容易にカタログの登録・関連付けを行うことができる。
Claims (15)
- 商品に関する商品関連データをレコードとして検索可能に登録したデータベースと、商品に関する情報を掲載したカタログデータとを管理可能なカタログ管理装置であって、
所定の商品関連データにより、カタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索手段と、
前記検索手段により前記商品関連データが前記カタログデータ中で見出された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ手段と
を備えることを特徴とするカタログ管理装置。 - 前記データベースのレコードには商品に対応したカテゴリ名が含まれ、前記分割単位はページ単位であり、
前記検索手段により前記商品関連データを検索する前に、前記データベースに登録されたカテゴリ名で、前記カタログデータの先頭のページを検索するカテゴリ検索手段をさらに備え、
前記検索手段は、前記カテゴリ検索手段により得られたカテゴリ名に対応付けられた商品関連データにより前記カタログデータの着目分割単位を検索することを特徴とする請求項1に記載のカタログ管理装置。 - 前記関連づけ手段は、前記カタログデータから見出された商品関連データを、前記分割単位に関連づけるレコードに対応する商品関連データの候補として出力する候補出力手段を含み、前記候補中からユーザにより選択された場合、選択された商品関連データを含むレコードと前記分割単位とを関連づけた関連づけテーブルを作成することを特徴とする請求項2に記載のカタログ管理装置。
- 前記候補出力手段は、前記検索手段により前記カタログデータの着目分割単位から商品関連データが見出されなかった場合には、前記カタログデータ全体に含まれる全商品関連データを、前記分割単位に関連づけるレコードに対応する商品関連データの候補として出力することを特徴とする請求項3に記載のカタログ管理装置。
- キーワードにより前記データベースを検索する第2の検索手段と、
前記第2の検索手段により前記キーワードに関連するレコードが特定できた場合、前記関連づけテーブルを参照して前記レコードに対応するカタログデータの分割単位を特定するカタログ特定手段と、
前記カタログ特定手段により特定されたカタログデータの分割単位を、カタログの検索結果として出力する出力手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカタログ管理装置。 - 商品に関する商品関連データをレコードとして検索可能に登録したデータベースと、商品に関する情報を掲載したカタログデータとを管理可能なカタログ作成方法であって、
所定の商品関連データにより、カタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索工程と、
前記検索工程により前記商品関連データが前記カタログデータ中で見出された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ工程と
を備えることを特徴とするカタログ作成方法。 - 請求項6に記載のカタログ作成方法により作成されたカタログデータを検索するためのカタログ検索方法であって、
キーワードにより前記データベースを検索する第2の検索工程と、
前記第2の検索工程により前記キーワードに関連するレコードが特定できた場合、前記関連づけテーブルを参照して前記レコードに対応するカタログデータの分割単位を特定するカタログ特定工程と、
前記カタログ特定工程により特定されたカタログデータの分割単位を、カタログの検索結果として出力する出力工程と
を備えることを特徴とするカタログ検索方法。 - コンピュータにより実行することで、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカタログ管理装置を実現することができることを特徴とするコンピュータプログラム。
- コンピュータによりアクセス可能な電子カタログであって、
コンテンツIDと対応するファイル名とを含むカタログコンテンツテーブルと、
データIDと当該データが属するカテゴリと当該データに含まれるデータ項目とを関連づけた商品マスタテーブルと、
データIDとコンテンツIDとを関連づけたデータ/コンテンツ管理テーブルとを含み、
前記データ項目の値が与えられると、コンピュータにより、前記商品マスタテーブルを検索してデータIDを獲得し、獲得したデータIDにより前記データ/コンテンツ管理テーブルを検索して関連づけられたコンテンツIDを獲得し、獲得したコンテンツIDにより対応するファイル名を特定可能に構成されたことを特徴とする電子カタログ。 - カタログデータを登録する際に、カタログデータの特定のページの文字から登録すべきカテゴリを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたカテゴリにカタログデータを関連付ける手段とを有することを特徴とするカタログ登録装置。 - カタログデータを登録する際に、カタログデータの文字から登録すべきカテゴリの候補を表示する表示手段と、
前記表示手段により表示されたカテゴリから選択されたカテゴリにカタログデータを関連付ける手段とを有することを特徴とするカタログ登録装置。 - カタログデータを登録する際に、カタログデータの特定のページの文字から登録すべきカテゴリを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたカテゴリにカタログデータを関連付けるステップとを有することを特徴とするカタログ登録方法。 - カタログデータを登録する際に、カタログデータの文字から登録すべきカテゴリの候補を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにより表示されたカテゴリから選択されたカテゴリにカタログデータを関連付けるステップとを有することを特徴とするカタログ登録方法。 - カタログデータを登録する際に、カタログデータの特定のページの文字から登録すべきカテゴリを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたカテゴリにカタログデータを関連付けるステップとを実行するコンピュータ読み取り可能なプログラム。 - カタログデータを登録する際に、カタログデータの文字から登録すべきカテゴリの候補を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにより表示されたカテゴリから選択されたカテゴリにカタログデータを関連付けるステップとを実行することを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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