JP5145547B2 - 多品種少量電子機器生産支援システム及び多品種少量電子機器生産支援プログラム - Google Patents

多品種少量電子機器生産支援システム及び多品種少量電子機器生産支援プログラム Download PDF

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本発明は、多品種の電子機器の少量生産を支援するための多品種少量電子機器生産支援システム、及びこの多品種少量電子機器生産支援システムに用いられる多品種少量電子機器生産支援プログラムに関する。
電子機器を生産するためには、当該電子機器に使用する各種プリント基板に必要な電子部品(通常部品)の部品品番を決定し、これを部品表にまとめる作業が必要である。
電子機器の構成要素であるプリント基板には、多様な工程で多様な部品が取り付けられる。プリント基板の設計及び生産では、プリント基板で使用される部品を工程別に分類した部品表がつくられている。多数の部品が実装される工程には、プリント基板裏面実装工程、プリント基板表面実装工程などがある。
上記の部品表の作成に当たっては、従来、プリント基板の設計図面から手作業で作成者が各部品を設計図面から読みとり、部品表に反映する作業を行っていた。
けれども、従来の方法では、顧客からの多種多様な要求仕様に基づいて、生産、部品手配に必要な回路図情報や部品表の作成や、生産に必要な各種部品を集めるのに労力と時間を要し、部品準備、段取り替え、冶具交換に時間がかかるため、生産工程における生産品種切替による生産性の低下が起き、多品種少量生産を短納期で対応するために生産管理に人手と時間を要するという問題点があった。
これに対して、従来から部品表の作成を容易にする技術がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発明は、回路情報入力受付部で回路情報の入力を受け付け、第1部品検索部で基準情報と受け付けた回路情報に基づいて、部品品番を検索する一方、基板設計情報入力受付部で基板設計情報の入力を受け付け、第2部品検索部で基板設計情報に基づいて部品品番を検索し、それから検索部品照合判定部で第1部品検索部で検索された部品品番と第2部品検索部で検索された部品品番とを照合し、一致する部品品番および相違する部品品番をそれぞれ抽出し、部品決定部で検索部品照合判定部による抽出結果に基づいて、最終的な部品品番を決定する。
また、CAD技術の普及に伴って、プリント基板設計においてもCAD図面データからの部品データを利用することが試みられるようになってきた。この種の技術として、基板図のCADデータに基づいて、回路基板の各部品の部品品番とインサーションタイプを含んだCAMデータを生成する工程部品表生成システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載の工程部品表生成システムによれば、回路使用部品を工程別に分類した工程部品表を自動的かつ正確に生成することができる。
さらにまた、製品情報を用いて製品の構成管理を行うに当たっては、過去に作成された製品構成情報を流用して、コスト削減、品質向上などの生産の効率化を図ることがある。この種の技術として、複数設計者による同時設計を可能にするため、製品構成情報の流用後に行われた流用元での変更を流用先に自動的に反映させる製品構成管理装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
上記特許文献3に記載の製品構成管理装置は、構成管理情報データベースに構成管理情報を記憶し、マイナ設定部が二つの部品表間に流用関係を設定し、マイナ解除部がマイナ設定後にマイナ構成された部品について流用関係を解除し、マイナ反映部が部品毎に流用関係ならびにマイナ設定後のマイナ元構成およびマイナ構成の変更情報を用いてマイナ反映対象であるか否かを判定して、マイナ反映対象だけにマイナ元構成の変更をマイナ構成に反映する。
また、個別生産品の設計を行う際に、入力される設計仕様から自動的に設計を行う技術としては、例えば特許文献4に示される個別生産品設計装置が知られている。この個別生産品設計装置は、当該装置で自動的に設計可能な個別生産品を標準仕様とし、その個別生産品について必要な部品の設計図面が格納される図面展開マスタと、判断基準情報が格納される判断基準マスタと、個別生産品の有する設定固有情報ごとに必要な図面展開マスタ中の設計図面を対応づけた必要部品情報が格納される部品表作成マスタと、仕様情報に含まれる仕様内容を判断する仕様判断部と、標準仕様と判断された場合に、仕様内容に合致する部品表を部品マスタから選択する部品表作成部と、この部品表に基づいて選択した図面展開マスタ中の設計図面と仕様情報から設定したパラメータとを含む図面展開情報を作成する図面展開処理部とを備えている。
しかしながら、上記の特許文献1乃至4に記載された発明では、標準仕様以外の機器を含む多品種の電子機器の少量生産を効率的に支援することができないという問題があった。具体的には、特許文献1乃至4に示される発明では、回路情報や基板情報から部品品番を決めることはできるが、顧客により選択入力された仕様に基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントと、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアと、回路図とを生成することができない。また、特許文献4の発明では、対象となる電子機器が標準仕様以外の機器である場合には、半完成品状態の部品表が生成されてしまうため、標準仕様以外の機器を含む多品種の電子機器の少量生産を効率的に支援することはできない。
特開平10−240787号公報 特開2006−31606号公報 特開2006−277561号公報 特開2007−26379号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、標準仕様以外の機器を含む多品種の電子機器の少量生産を効率的に支援することが可能な多品種少量電子機器生産支援システム及び多品種少量電子機器生産支援プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の
発明は、多品種の電子機器の少量生産を支援するための多品種少量電子機器生産支援システムにおいて、前記電子機器を構成するハードウェア部品を含む、電子機器の仕様を選択入力するための仕様選択入力手段と、前記仕様選択入力手段を用いて選択入力された仕様に基づいて、前記ハードウェア部品の部品データ、及び前記電子機器の生産に必要な作業、道具及び冶具の部品データを含む、各種の部品データから構成されるシステム部品表と、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントの生成用の部品データから構成されるドキュメント生成用部品表と、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む、ソフトウェア生成用の部品データから構成されるソフトウェア生成用部品表と、回路図生成用の部品データから構成される回路図生成用部品表とを含む各種の部品表を生成する部品表生成手段と、前記部品表生成手段により生成されたドキュメント生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントを生成するドキュメント生成手段と、前記部品表生成手段により生成されたソフトウェア生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアを生成するソフトウェア生成手段と、前記部品表生成手段により生成された回路図生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、回路図を生成する回路図生成手段とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の多品種少量電子機器生産支援システムにおいて、前記多品種の電子機器の品種毎、工程毎に必要な工数のデータが格納された工程工数管理テーブルと、各作業者の工程別の生産能力を示すデータ(以下、生産能力データという)が格納された作業者工程別生産能力テーブルとを記憶する記憶手段と、前記システム部品表に含まれるハードウェア部品と作業と道具と冶具との部品データ、前記工程工数管理テーブルに格納された工数のデータ、及び前記作業者工程別生産能力テーブルに格納された生産能力データを用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示すデータ(以下、生産組立指示データという)が格納された生産組立指示工程表を生成する生産組立指示工程表生成手段とをさらに備えたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の多品種少量電子機器生産支援システムにおいて、前記回路図生成手段により生成された回路図に基づいて、前記電子機器を構成するプリント基板を含むハードウェア部品の発注用のデータ生成して、生成した発注用のデータをハードウェア部品の発注先に送信する部品自動発注手段をさらに備えたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の多品種少量電子機器生産支援システムにおいて、前記ドキュメント生成用部品表、前記ソフトウェア生成用部品表、及び前記回路図生成用部品表に含まれる部品データには、標準仕様である基準製品についてのドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データを格納したテンプレート部品データと、基準製品との差分となるドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データ(以下、置換データという)とが含まれるものである。
請求項5の発明は、多品種の電子機器の少量生産を支援するためにコンピュータを、前記電子機器を構成するハードウェア部品を含む、電子機器の仕様を選択入力するための仕様選択入力手段、前記仕様選択入力手段を用い
て選択入力された仕様に基づいて、前記ハードウェア部品の部品データ、及び前記電子機器の生産に必要な作業、道具及び冶具の部品データを含む、各種の部品データから構成されるシステム部品表と、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントの生成用の部品データから構成されるドキュメント生成用部品表と、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む、ソフトウェア生成用の部品データから構成されるソフトウェア生成用部品表と、回路図生成用の部品データから構成される回路図生成用部品表とを含む各種の部品表を生成する部品表生成手段と、前記部品表生成手段により生成されたドキュメント生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントを生成するドキュメント生成手段、前記部品表生成手段により生成されたソフトウェア生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアを生成するソフトウェア生成手段、及び前記部品表生成手段により生成された回路図生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、回路図を生成する回路図生成手段として機能させるための多品種少量電子機器生産支援プログラムである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の多品種少量電子機器生産支援プログラムにおいて、前記コンピュータを、さらに前記多品種の電子機器の品種毎、工程毎に必要な工数のデータが格納された工程工数管理テーブルと、各作業者の工程別の生産能力を示すデータ(以下、生産能力データという)が格納された作業者工程別生産能力テーブルとを記憶する記憶手段、及び前記システム部品表に含まれるハードウェア部品と作業と道具と冶具との部品データ、前記工程工数管理テーブルに格納された工数のデータ、及び前記作業者工程別生産能力テーブルに格納された生産能力データを用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示すデータ(以下、生産組立指示データという)が格納された生産組立指示工程表を生成する生産組立指示工程表生成手段として機能させるものである。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6に記載の多品種少量電子機器生産支援プログラムにおいて、前記コンピュータを、さらに前記回路図生成手段により生成された回路図に基づいて、前記電子機器を構成するプリント基板を含むハードウェア部品の発注用のデータを生成して、生成した発注用のデータをハードウェア部品の発注先に送信する部品自動発注手段として機能させるものである。
請求項8の発明は、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の多品種少量電子機器生産支援プログラムにおいて、前記ドキュメント生成用部品表、前記ソフトウェア生成用部品表、及び前記回路図生成用部品表に含まれる部品データには、標準仕様である基準製品についてのドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データを格納したテンプレート部品データと、基準製品との差分となるドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データ(以下、置換データという)とが含まれるものである。
請求項1及び5の発明によれば、顧客により選択入力された電子機器の仕様に基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントと、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアと、回路図とを生成することができるので、標準仕様以外の機器を含む多品種の電子機器の少量生産を効率的に支援することができる。
請求項2及び6の発明によれば、顧客により選択入力された電子機器の仕様に基づいて生成されたハードウェア部品と作業と道具と冶具との部品データを用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示す生産組立指示データが格納された生産組立指示工程表を生成することができる。従って、生産したい電子機器の中に標準仕様以外の電子機器が含まれている場合でも、作業者に対して、これらの電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかという生産組立指示を容易に行うことができる。
請求項3及び7の発明によれば、顧客により選択入力された電子機器の仕様に基づいて生成された回路図を用いて、電子機器を構成するプリント基板を含むハードウェア部品を自動的に発注することができる。これにより、生産したい電子機器の中に標準仕様以外の電子機器が含まれている場合でも、プリント基板を含むハードウェア部品を容易に自動発注することができる。
請求項4及び8の発明によれば、生産したい電子機器の中に標準仕様以外の電子機器が含まれている場合でも、各種のドキュメント、各種のソフトウェア、及び回路図を容易に生成することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る多品種少量電子機器生産支援システム及び多品種少量電子機器生産支援プログラムについて図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による多品種少量電子機器生産支援システム1の概略の処理を示す。図2は、多品種少量電子機器生産支援システム1のシステム構成の例を示す。図1に示されるように、多品種少量電子機器生産支援システム1は、営業店サブシステム2と部品生成サブシステム3と生産管理サブシステム4とから構成されている。営業店サブシステム2は、図2に示されるように、この電子機器の発注元である顧客の側に配された顧客PC(Personal Computer)31を含んでいる。顧客は、顧客PC31のディスプレイ31bに表示された仕様入力画面32において、マウス31c等を用いて所望の電子機器の仕様の確認と選択入力とを行う。マウス31cと仕様入力画面32とが請求項における仕様選択入力手段に相当する。
営業店サブシステム2側において顧客PC31のマウス31cと仕様入力画面32とで選択入力された仕様に基づいて、図2の管理用Webサーバ46のCPU46aは、HDD46bに格納された販売管理プログラム5と製品情報管理プログラム6とを用いて、図1に示される部品表7を自動生成する。CPU46aと販売管理プログラム5と製品情報管理プログラム6とが、請求項における部品表生成手段に相当する。図1に示されるように、部品表7には、システム部品表8と、インタフェースモジュール部品表9と、ドキュメント生成用部品表10と、ソフトウェア生成用部品表11と、回路図生成用部品表12とが含まれる。
次に、図3を参照して、上記の部品表7を構成する各部品表について説明する。システム部品表8には、該当の電子機器を構成する通常部品(ハードウェア部品)と、この電子機器の生産・組立に必要な作業、段取り、道具及び冶具と、ドキュメント部品と、ソフトウェア部品と、シール等の添付部品とを含む、各種の部品の部品データが含まれている。このシステム部品表8は、インタフェースモジュール部品表9、ドキュメント生成用部品表10、ソフトウェア生成用部品表11、及び回路図生成用部品表12の上位に位置する部品表として位置付けられるものである。
インタフェースモジュール部品表9は、該当の電子機器を構成する各インタフェースモジュールを生産するための部品についての部品データから構成される、インタフェースモジュール毎の部品表を含んでいる。インタフェースモジュールとは、コンピュータと外部機器との間でデータをやりとりするためのモジュールのことである。ドキュメント生成用部品表10は、製品仕様書の生成用の部品データから構成される製品仕様書部品表、作業指示書の生成用の部品データから構成される作業指示書部品表、納入仕様書の生成用の部品データから構成される納入仕様書部品表、実装追記書の生成用の部品データから構成される実装追記書部品表、検査仕様書の生成用の部品データから構成される検査仕様書部品表、及びマニュアルの生成用の部品データから構成されるマニュアル部品表を含んでいる。ソフトウェア生成用部品表11は、製品付属ソフトウェアの生成用の部品データから構成される製品付属ソフトウェア部品表、検査プログラムの生成用の部品データから構成される検査プログラム部品表等の部品表を含んでいる。回路図生成用部品表12は、機能単位の回路図生成用の部品データ(プリント基板上の機能単位のブロック)に対応した各部品表(図3中における機能A回路図部品表〜機能C回路図部品表)を含んでいる。
図2の社内用DBサーバ48のCPU48aは、HDD48bに格納されたDACT13(ドキュメント自動生成ツール)を用いて、ドキュメント生成用部品表10に含まれる各部品表の部品データに基づき、製品仕様書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントを生成する。CPU48aとDACT13とが請求項におけるドキュメント生成手段に相当する。また、CPU48aは、HDD48bに格納されたSACT16(ソフトウエェア自動生成ツール)を用いて、ソフトウェア生成用部品表11に含まれる各部品表の部品データに基づき、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアを生成する。CPU48aとSACT16とが請求項におけるソフトウェア生成手段に相当する。さらにまた、CPU48aは、HDD48bに格納されたHACT19(ハードウェア(回路図)自動生成ツール)を用いて、回路図生成用部品表12に含まれる各部品表の部品データに基づき、プリント基板の回路図を生成する。このプリント基板の回路図に基づき、管理用Webサーバ46のCPU46aは、FAX通信装置や電子データ交換システムによりプリント基板部品を自動発注する。すなわち、CPU46aは、回路図生成用部品表12に含まれる各部品表の部品データに基づき、プリント基板を含む通常部品(ハードウェア部品)の発注用のデータを、LANボード46dやゲートウェイ・サーバ41を用いて、通常部品(ハードウェア部品)の発注先のコンピュータに送信する。CPU46a、LANボード46d及びゲートウェイ・サーバ41が請求項3における部品自動発注手段に相当する。また、CPU48aとHACT19とが請求項における回路図生成手段に相当する。
図2の管理用Webサーバ46のCPU46aは、HDD46bに格納された生産管理プログラム20を用いて、システム部品表8に含まれる通常部品(ハードウェア部品)と作業と道具と冶具との部品データ、工程工数管理テーブル(図19参照)に格納された工数のデータ、及び作業者工程別生産能力テーブル(図20参照)に格納された生産能力データを用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示すデータ(以下、生産組立指示データという)が格納された生産組立指示工程表21(図1参照)を自動的に生成する。換言すれば、CPU46aと生産管理プログラム20とは、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかという生産計画を立てる。また、CPU46aと生産管理プログラム20は、作業指示書14や検査プログラム17を使用するように作業者に指示する。CPU46aと生産管理プログラム20とが、請求項2における生産組立指示工程表生成手段に相当する。
HDD48bは、生産対象となる多品種の電子機器の品種毎、工程毎に必要な工数のデータが格納された上記の工程工数管理テーブルと、各作業者の工程別の生産能力を示すデータ(以下、生産能力データという)が格納された上記の作業者工程別生産能力テーブルとを記憶する。HDD48bが、請求項2における記憶手段に相当する。
多品種少量電子機器生産支援システム1は、全体として、電子機器組立の工程計画、及び各工程で必要な作業指示書14、検査プログラム17、製品付属ドキュメント15、製品付属ソフトウェア18などの、生産工程計画を実施するために必要なプログラムやドキュメント等を提供する。
ここで、図2に示される多品種少量電子機器生産支援システム1を構成する主な機器について説明する。営業店サブシステム2側の顧客PC31は、顧客が保有するパーソナル・コンピュータであり、インターネット回線33経由で、部品生成サブシステム3と生産管理サブシステム4とを含むイントラネットサイト45にアクセス可能である。また、各Webサーバ36、46は、Webブラウザとの通信機能を持つ常駐サービスHTTPD(HTTPデーモン)を配したサーバであり、各DBサーバ39、47、48は、データの管理機構を備えたDBMS(Database Management System)を配したサーバである。ゲートウェイ・サーバ41は、ネットワーク上の上位層と下位層のデータを中継するサーバであり、インターネット層からイントラネット層へ通すデータをフィルタリングしてセキュリティ維持を図る機能を持つ。
管理用Webサーバ46は、イントラネットサイト45側での基幹業務系のソフトウェア(販売管理プログラム5、製品情報管理プログラム6、生産管理プログラム20等)を格納・実行するサーバである。管理者PC49は、各Webサーバ36、46や、DBサーバ39、47、48等を管理する管理者用のPCであり、これらのコンピュータのプログラムやデータの入替えをリモート実行する。検査環境PC50は、製造した電子機器を検査するためのPCである。
次に、図2に示される多品種少量電子機器生産支援システム1内の主なプログラムについて説明する。顧客管理プログラム37は、顧客情報を用いて顧客の認証を行ったり、顧客情報を登録、編集したりするためのプログラムである。販売管理プログラム5は、顧客が電子機器の仕様を選択入力するための仕様入力画面32を、製品仕様定義に基づき生成するとともに、顧客の選択結果を登録、編集するプログラムであり、製品仕様定義を登録、編集する機能も持つ。製品情報管理プログラム6は、部品表7(システム部品表8、インタフェースモジュール部品表9、ドキュメント生成用部品表10、ソフトウェア生成用部品表11、及び回路図生成用部品表12)を版数管理し、登録、編集するためのプログラムである。生産管理プログラム20は、生産対象となる電子機器の受注残、在庫、仕掛り、部品の発注残、在庫、製品の積み上げ計画などから、生産する電子機器の型式、版数、数量、生産開始日、製品入庫日などを自動で計画し、作業者の工程別の人員割付も自動で計画するプログラムである。この生産管理プログラム20は、自動計画結果を人手により編集できる機能も持つ。なお、DACT13、SACT16及びHACT19の機能については、上述した通りである。これらのプログラムが、請求項における多品種少量電子機器生産支援プログラムに相当する。
次に、図2に示される多品種少量電子機器生産支援システム1内の主なデータについて説明する。対外用DBサーバ39のHDD39bに格納された「顧客情報」のデータは、顧客の氏名、会社名、住所、メールアドレスなどの顧客基本情報のほか、ログオンユーザID、製品購入実績などの情報を含むデータである。HDD39bに格納された「顧客選択条件」のデータは、基準製品に対して顧客が選択できる仕様や選択項目などの情報のデータであり、顧客PC31のディスプレイ31bに表示された仕様入力画面32(図5参照)に表示される。HDD39bに格納された「顧客選択結果」のデータは、仕様入力画面32において顧客がカスタマイズして選択した結果のデータである。HDD47bに格納された製品仕様定義53のデータは、各基準製品についてのカスタマイズできる仕様項目、仕様項目に対する選択項目、選択項目にひも付ける(関連付けした)部品データ(置換部品)などの定義データである。また、部品表7については、後で詳述する。また、「生産計画」のデータは、生産対象となる電子機器の型式、版数、数量、生産開始日、製品入庫日などの計画データであり、主に上記の生産組立指示工程表21内の生産組立指示データを指す。
次に、営業店サブシステム2において顧客が行う仕様の選択入力処理について説明する。図5は、顧客PC31のディスプレイ31bに表示された仕様入力画面32を示す。この仕様入力画面32には、上記の製品仕様定義53のデータに基づき、各基準製品(標準的な電子機器製品)についての元々の仕様の選択項目32a,32b,32c,32m,32n,32oが表示されると共に、各基準製品の仕様をカスタマイズするための仕様選択ボタン32d〜32l、32p〜32uが表示される。これらの仕様選択ボタン32d〜32lのうち、ボタン32d〜32f及びボタン32p〜32rは、対象となる電子機器のCPUをカスタマイズするための選択入力ボタンであり、ボタン32g〜32iは、対象となる電子機器のディジタルインタフェースボードをカスタマイズするための選択入力ボタンである。また、ボタン32j〜32l及びボタン32s〜32uは、対象となる電子機器のアナログインタフェースボードをカスタマイズするための選択入力ボタンである。各仕様選択ボタンの左側に表示される仕様(1)、仕様(2)、仕様(n)は、それぞれCPU、ディジタルインタフェースボード、アナログインタフェースボードの仕様を意味する。初期状態においては、仕様選択ボタン32d〜32l、32p〜32uのうち、各基準製品(A,B等)についての元々の仕様の選択項目(初期状態において32a,32b,32c,32m,32n,32oに表示されている項目)に対応する項目が、反転表示される。なお、選択項目32a,32b,32c,32m,32n,32oの内容は、顧客が仕様選択ボタン32d〜32l、32p〜32uを用いて選択入力した内容に応じて書き換えられる。
図4に示されるように、上記の製品仕様定義53のデータには、基準製品A等についての元々の仕様の選択項目に対応した標準構成の部品表(システム部品表8a、インタフェースモジュール部品表9a、ドキュメント生成用部品表10a、ソフトウェア生成用部品表11a、及び回路図生成用部品表12a)が登録されている。標準構成のドキュメント生成用部品表10a、ソフトウェア生成用部品表11a、及び回路図生成用部品表12aには、図8乃至図14における1つ以上のテンプレート部品が格納されている。例えば、ドキュメント生成用部品表10aには、基準製品Aについてのドキュメント生成用部品データを格納したドキュメント生成用のテンプレート部品59(図8参照)が1つ以上含まれる。また、上記の製品仕様定義53のデータには、仕様選択ボタン32d〜32l、32p〜32uに表示される各選択項目に関連付けされた通常部品(ハードウェア部品)(の部品データ)55、ドキュメント生成用部品(の部品データ)56、ソフトウェア生成用部品(の部品データ)57、回路図生成用部品(の部品データ)58が含まれている。これらの各部品(の部品データ)55乃至58は、基準製品との差分(上記の部品表9aから12aとの差分)となる1つ以上の置換部品(図8乃至図14参照)に相当する。なお、これらの各部品(の部品データ)55乃至58には、置換部品の置換位置のデータも含まれている。
次に、上記の図4及び図5に加えて、図6のフローチャートを参照して、営業店サブシステム2と部品生成サブシステム3とが行う処理の概要について説明する。仕様入力画面32で顧客が選択入力した仕様が基準製品の仕様と異なる場合、すなわち、顧客が仕様選択ボタン32d〜32l、32p〜32uを用いて、基準製品の仕様をカスタマイズするための選択入力を行った場合は(図6のS1でYES)、管理用Webサーバ46のCPU46aは、主に製品情報管理プログラム6を用いて、ユーザにより選択された選択項目に関連付けされた部品(図4中の通常部品55、ドキュメント生成用部品56、ソフトウェア生成用部品57、回路図生成用部品58)(に対応する置換部品)で、標準構成の部品表(システム部品表8a、インタフェースモジュール部品表9a、ドキュメント生成用部品表10a、ソフトウェア生成用部品表11a、及び回路図生成用部品表12a)に含まれる部品(部品データ)を置換して(S2)、置換済みの部品表(図1中のシステム部品表8、インタフェースモジュール部品表9、ドキュメント生成用部品表10、ソフトウェア生成用部品表11、及び回路図生成用部品表12)を、図2に示される社内用DBサーバ48のHDD48bに登録する(S3)。
次に、管理用Webサーバ46のCPU46aは、上記S2の処理で回路図生成用部品表12a内の標準構成の回路図生成用部品が置換されたか(カスタマイズされたか)否かをチェックして(S4)、置換された場合は(S4でYES)、社内用DBサーバ48に対して、置換後の回路図生成用部品表12に含まれる回路図生成用部品に基づき、HACT19を用いて、顧客により選択入力された仕様に応じた回路図を生成するように指示する(S5)。そして、管理用Webサーバ46のCPU46aは、生成された回路図に基づいて、顧客が選択した仕様の電子機器を構成する、プリント基板を含む通常部品(ハードウェア部品)の発注用のデータを生成して、生成した発注用のデータを通常部品(ハードウェア部品)の発注先に送信する(S6)。
次に、管理用Webサーバ46のCPU46aは、上記S2の処理でドキュメント生成用部品表10a内の標準構成のドキュメント生成用部品が置換されたか(カスタマイズされたか)否かをチェックして(S7)、置換された場合は(S7でYES)、社内用DBサーバ48に対して、置換後のドキュメント生成用部品表10に含まれるドキュメント生成用部品に基づき、DACT(ドキュメント自動生成ツール)13を用いて、顧客により選択入力された仕様に応じた各種ドキュメントを自動生成するように指示する(S8)。社内用DBサーバ48のCPU48aは、各種ドキュメントを自動生成した上で、これらのドキュメントを通常のパソコンで参照・印刷可能なデータ形式(PDF形式等)に変換する(S9)。
次に、管理用Webサーバ46のCPU46aは、上記S2の処理でソフトウェア生成用部品表11a内の標準構成のソフトウェア生成用部品が置換されたか(カスタマイズされたか)否かをチェックして(S10)、置換された場合は(S10でYES)、社内用DBサーバ48に対して、置換後のソフトウェア生成用部品表11に含まれるソフトウェア生成用部品に基づき、SACT(ソフトウェア自動生成ツール)16を用いて、顧客により選択入力された仕様に応じた各種ソフトウェアを自動生成するように指示する(S11)。この後、社内用DBサーバ48のCPU48aは、生成したソフトウェアのうち、検査プログラムを図2に示される検査環境PC50のHDD50bに格納する(コピーする)と共に(S12)、不図示のCDドライバに対して、製品付属ソフトウェアをCD−ROMに書き込むように指示する(S13)。
これらの処理が済んだ後、管理用Webサーバ46のCPU46aは、生産管理プログラム20を用いて、生産組立指示工程表21(図1参照)の自動生成処理を行う。この後、生産組立指示工程表21に指示された内容で、電子機器の生産が開始される(S14)。
次に、図7を参照して、システム部品表8について説明する。図7に示されるシステム部品表8は、A−01という製品型式の電子機器についてのシステム部品表8である。上述したように、システム部品表8は、インタフェースモジュール部品表9、ドキュメント生成用部品表10、ソフトウェア生成用部品表11、及び回路図生成用部品表12の上位に位置する部品表として位置付けられるものである。システム部品表8には、該当の電子機器を構成する通常部品(プリント基板等のハードウェア部品であり、図7中の「部品種別」=「モジュール」の部品(データ))と、この電子機器の生産・組立に必要な作業、段取り、道具及び冶具(図8中の「部品種別」=「作業」、「段取り」、「冶具」等の部品(データ))と、ドキュメント部品(図7中の「部品種別」=「検査仕様書」、「製品仕様書」、「納入仕様書」の部品(データ))と、ソフトウェア部品(図7中の「部品種別」=「検査プログラム」、「付属ソフト」の部品(データ))と、シール等の添付部品(図7の「部品種別」=空白の部品(データ))とを含む、各種の部品の部品データが含まれている。
上記のシステム部品表8の上部には、対象となる電子機器の製品型式8aと、その型式の電子機器のシステム部品表8の版数が表示される。システム部品表8を構成する各レコードの項目としては、回路記号8b、部品毎に付与される部品コード8c、型式8d、部品種別8e、区分8f、部品数量8g、工程名8h、製品として組み立てる時の位置情報(ユニット筐体へインタフェースモジュールを組み込む時の組込ユニットコード8iや組込スロット番号8j等)等がある。上記の回路記号8bは、システム部品表8に含まれる各種の部品を通常部品(ハードウェア部品)と同じように取り扱うために各種の部品に割り当てた分類記号である。また、上記の区分8fは、ドキュメント生成用部品(図7では「DACT」と表示)、ソフトウェア生成用部品(図7では「SACT」と表示)、ハードウェア生成用部品(図7では「HACT」と表示)等の区分である。
次に、図8及び図9を参照して、ドキュメント生成用部品表10に含まれる部品データについて説明する。ドキュメント生成用部品表10に含まれるドキュメント生成用の部品(データ)は、図8に示されるように、標準仕様である基準製品についてのドキュメント生成用部品データを格納したテンプレート部品59と、基準製品との差分となるドキュメント生成用部品データを格納した置換部品60(60a〜60l)とから構成される。本多品種少量電子機器生産支援システム1では、ドキュメント生成用部品をドキュメント生成用部品表10で管理することにより、通常部品(ハードウェア部品)を用いた物作りと同様な物作りの仕組みをドキュメント作成においても実現する。
図9は、ドキュメント生成用部品表10の概要を示す。図9のドキュメント生成用部品表10には、BU101〜BU103の部品コード10bを持つテンプレート部品59(の部品データ)と、BU111〜BU115の部品コード10bを持つ置換部品60(の部品データ)とが格納されている。部品種別10dとしては、テンプレート(部品)、動的置換ワード、静的置換ワード、静的置換図などの区分がある。上記の動的置換ワード、静的置換ワード、静的置換図といった区分は、全て置換部品60に含まれる部品(データ)を細分化した区分である。ドキュメント生成用部品表10を構成する各レコードの項目としては、回路記号10a、部品毎に付与される部品コード10b、型式10c、部品種別10d、区分10e、数量10f、内容10gがある。上記の回路記号10aは、ドキュメント生成用部品表10に含まれる各種の部品を通常部品(ハードウェア部品)と同じように取り扱うために各種のドキュメント生成用部品に割り当てられた分類記号である。
図8に示されるように、テンプレート部品59には、置換部A〜Eが指定されている。図2の社内用DBサーバ48のCPU48aは、HDD48bに格納されたDACT13を用いて、ドキュメント生成用部品表10に含まれる置換部品60(BU111〜BU115の部品コード10bを持つ置換部品)の中から、上記の置換部A〜Eに対応した置換部品60を選択して置換方式で各種のドキュメントを生成する。例えば、置換部Aについては、PCI,CPZ, CTPのうち、顧客が仕様入力画面32で選択入力した仕様に基づく置換部品60b(CPZ)が、図9に示されるドキュメント生成用部品表10に登録されている。各置換部品60には、置換位置のデータ(置換部A〜Eのうち、どの置換部についての置換部品かを示すデータ)が回路記号中に含まれている。社内用DBサーバ48のCPU48aは、ドキュメント生成用部品表10内の各置換部品60の置換位置のデータ(回路記号)に基づいて、各置換部品60が置換部A〜Eのうち、どの置換部の部品と置換されるべきかを判定して、その判定結果に基づき、テンプレート部品59内の各置換部A〜E内の元々の部品を、ドキュメント生成用部品表10内の各置換部品60で置換することにより、ドキュメントを生成する。ドキュメント生成用の置換部品60としては、図8中の置換部品60a〜60gのような文字列、置換部品60h〜60jのような数字、置換部品60k〜60lのような図形が用いられる。
上記のドキュメント生成におけるテンプレート部品59内の部品の置換について、図10を参照して説明する。図に示されるテンプレート部品59(59a,59b,59c)は、マニュアルについてのテンプレート部品の一例である。3つのテンプレート部品59a,59b,59c内の置換部61、63、65における元々の部品を、それぞれドキュメント生成用部品表10内の各置換部品60a,60b,60cで置換した上で、3つのテンプレート部品59a,59b,59cを結合することにより、1つのドキュメント(マニュアル)を作成する。テンプレート部品59a、59b,59cは、それぞれ序文、製品仕様本文、まとめの文章のテンプレート部品である。
社内用DBサーバ48のCPU48aは、ドキュメント生成用部品表10内の置換部品60aを用いて製品型式を動的に抽出し、抽出した製品型式でテンプレート部品59aの置換部61内の文字列を動的に置換する。具体的には、図10に示されるように、ドキュメント生成用部品表10内の置換部品60aの内容として、”%型式%”という変数を入力しておき、CPU48aが、置換部61内の文字列を置換する際に、仕様入力画面32を用いた仕様入力時に割り当てられた製品型式を、別テーブルを参照して読み取り、この製品型式を用いて置換部61内の文字列を置換する。また、社内用DBサーバ48のCPU48aは、テンプレート部品59b内の置換部63内の文字列(OS名)、及び置換部65内の文字列(スロット数)を、ドキュメント生成用部品表10内の置換部品60b、60cを用いて静的に置換する。CPU48aは、これらの置換後のテンプレート部品59a,59b,59cを結合することにより、1つのドキュメントを作成する。
次に、図11及び図12を参照して、ソフトウェア生成用部品表11に含まれる部品データと、これらの部品データを用いたソフトウェア生成処理について説明する。ソフトウェア生成用部品表11に含まれるソフトウェア生成用の部品(データ)は、標準仕様である基準製品についてのソフトウェア生成用部品データを格納したテンプレート部品68と、基準製品との差分となるソフトウェア生成用部品データを格納した置換部品69(69a,69b)とから構成される。本多品種少量電子機器生産支援システム1では、ソフトウェア生成用部品をソフトウェア生成用部品表11で管理することにより、通常部品(ハードウェア部品)を用いた物作りと同様な物作りの仕組みをソフトウェア生成(作成)においても実現する。
図11に示されるように、ソフトウェア生成用のテンプレート部品68(図12中の部品コードBU201の部品)には、複数の置換部F〜Jが設けられている。社内用DBサーバ48のCPU48aは、HDD48bに格納されたSACT16を用いて、ソフトウェア生成用部品表11に含まれる置換部品69(BU211〜BU215の部品コード11bを持つ置換部品)の中から、上記の置換部F〜Jに対応した置換部品69を選択して置換方式で各種のソフトウェアを生成する。例えば、置換部Fについては、顧客が仕様入力画面32で選択入力した仕様に基づく置換部品69a(図12中の部品コードBU211の置換部品)が、ソフトウェア生成用部品表11に登録されている。社内用DBサーバ48のCPU48aは、ソフトウェア生成用部品表11内の各置換部品69の置換位置のデータ(回路記号)に基づいて、各置換部品69が置換部F〜Jのうち、どの置換部の部品と置換されるべきかを判定して、その判定結果に基づき、テンプレート部品68内の各置換部F〜J内の元々の部品を、ソフトウェア生成用部品表11内の各置換部品69で置換することにより、各種ソフトウェア(製品付属ソフトウェア等)を生成する。
例えば、図11に示される例の場合、CPU48aは、テンプレート部品68内の置換部F内の元々の部品を、置換部品69a(AdStartのプログラムソース)で置換し、置換部J内の元々の部品を、置換部品69b(AdEndのプログラムソース)で置換する。
図12は、ソフトウェア生成用部品表11の概要を示す。図に示されるソフトウェア生成用部品表11の例では、BU201の部品コード11bを持つテンプレート部品68(の部品データ)と、BU211〜BU215の部品コード11bを持つ置換部品69(の部品データ)とが格納されている。部品種別11dとしては、テンプレート(部品)、静的置換プログラムソースなどの区分がある。ソフトウェア生成用部品表11を構成する各レコードの項目としては、回路記号11a、部品毎に付与される部品コード11b、型式11c、部品種別11d、区分11e、数量11f、内容11gがある。上記の回路記号11aは、ソフトウェア生成用部品表11に含まれる各種の部品を通常部品(ハードウェア部品)と同じように取り扱うために各種のソフトウェア生成用部品に割り当てられた分類記号である。
次に、図13及び図14を参照して、回路図生成用部品表12に含まれる部品データと、これらの部品データを用いた回路図生成処理について説明する。回路図生成用部品表12に含まれる回路図生成用の部品(データ)は、標準仕様である基準製品についての回路図生成用部品データを格納したテンプレート部品71と、基準製品との差分となる回路図生成用部品データを格納した置換部品72(72a,72b,72c,72d)とから構成される。
図13に示されるように、回路図生成用のテンプレート部品71(図14中の部品コードBU301の部品)には、複数の置換部M〜Pが設けられている。社内用DBサーバ48のCPU48aは、HDD48bに格納されたHACT19を用いて、回路図生成用部品表12に含まれる置換部品72(BU311〜BU314の部品コード12bを持つ置換部品)の中から、上記の置換部M〜Pに対応した置換部品72を選択して置換方式で各種の回路図を生成する。例えば、置換部Mについては、顧客が仕様入力画面32で選択入力した仕様に基づく置換部品72a(図14中の部品コードBU311の置換部品)が、回路図生成用部品表12に登録されている。社内用DBサーバ48のCPU48aは、回路図生成用部品表12内の各置換部品72の置換位置のデータ(回路記号)に基づいて、各置換部品72が置換部M〜Pのうち、どの置換部の部品と置換されるべきかを判定して、その判定結果に基づき、テンプレート部品71内の各置換部M〜P内の元々の部品を、回路図生成用部品表12内の各置換部品72で置換することにより、回路図を生成する。
例えば、図13に示されるように、CPU48aは、テンプレート部品71内の置換部M内の元々の部品を、置換部品72a(CPU(No101)の機能ブロック)で置換し、置換部N内の元々の部品を、置換部品72b(DIO(No285)の機能ブロック)で置換し、置換部O内の元々の部品を、置換部品72c(ANALOG(No336)の機能ブロック)で置換し、置換部P内の元々の部品を、置換部品72d(COM(No462)の機能ブロック)で置換する。テンプレート部品71内には、上記の置換部M〜Pに加えて、接続ポイント73が固定された回路が設けられている。社内用DBサーバ48のCPU48aは、顧客が仕様入力画面32で選択入力した仕様に応じて、置換部M〜P内の機能ブロックを置換することにより多種多様な組合せの回路図を作り出すことができる。なお、上記のDIOは、ディジタルインタフェースボードを表し、ANALOGはアナログ信号で入出力を行う回路ブロックを表し、COMは通信用の回路を表す。
次に、図1中の生産管理サブシステム4において行われる生産計画処理について説明する。図15は、生産管理サブシステム4内の生産管理プログラム20が生産組立指示工程表21を生成する際に用いる管理データ(「部品」、「人」、「道具・治具」等)と工程との関係を示す。この図に示されるように、部品75は工程1と工程nとで使われ、作業者76は工程1、工程2、工程nで必要となり、道具・治具77は工程2と工程nで使われ、段取り78は工程2と工程nで必要になり、検査ツール79は工程nで使われる。図2の管理用Webサーバ46のCPU46aは、生産管理プログラム20を用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示すデータ(以下、生産組立指示データという)が格納された生産組立指示工程表21を生成する。上記の生産組立指示工程表21を生成する過程において、各工程は、出荷(予定)日または製品庫への入庫予定日から逆算した日程で、かつ、工程負荷を考慮して設定される。
管理用Webサーバ46のCPU46aは、生産管理プログラム20と工程工数管理テーブル84(図19参照)を用いて、生産対象となる電子機器を、いつ、どれだけ生産するのかという、生産品種(製品型式)毎の生産計画を立案する。図19に示されるように、工程工数管理テーブル84には、生産可能な電子機器の品種(製品型式)毎、工程毎に必要な工数のデータが格納されている。工程工数管理テーブル84を構成する各レコードの項目としては、製品型式85と、各工程毎に必要な工数86とがある。図19において、例えば「S収集」と「S実装」とは、それぞれ実装機ラインにおける部品収集工程と部品実装工程を表す。また、工数86中の数字は、1時間毎に処理可能な枚数を示している。
次に、図16のフローチャートを参照して、生産対象となる電子機器を、いつ、どれだけ生産するかを決定する処理について説明する。具体的には、管理用Webサーバ46のCPU46aは、生産管理プログラム20を用いて、社内用DBサーバ48のHDD48bに格納された「生産計画」のデータを参照し、生産対象となる電子機器の受注残数量を読み込んで(S21)、該当の製品型式の電子機器の「(在庫数量+仕掛数量)−(受注残数量)」がマイナスか否かを判定する(S22)。この判定の結果、「(在庫数量+仕掛数量)−(受注残数量)」がマイナスになる場合は(S22でYES)、管理用Webサーバ46のCPU46aは、社内用DBサーバ48のHDD48bに格納された工程工数管理テーブル84中の各工程毎の工数86のデータを参照して、マイナス分(「(受注残数量)−(在庫数量+仕掛数量)」)を埋め合わせるのに必要な数量の電子機器を生産するのに必要な日数(生産所要日数)を計算する(S23)。次に、CPU46aは、ユーザが顧客PC31で入力した納品希望日に基づいて求めた出荷予定日と上記の生産所要日数とを用いて、「投入予定日=(出荷予定日−生産所要日数)」の計算式により、対象の電子機器についての投入(生産開始)予定日を求める(S24)。
CPU46aは、上記S22の判定処理においてマイナスにならないときでも(S22でNO)、社内用DBサーバ48に格納された「生産計画」に含まれる品種(製品型式)毎の在庫上限値と下限値とを参照して(S25)、該当の電子機器についての在庫数量が在庫下限値よりも少ない(在庫下限値を切る)場合は(S26でYES)、対象の電子機器についての在庫上限値までの不足分(「在庫上限値−在庫数量」の数量分)の生産計画を行う(S27)。具体的には、該当の電子機器について、工程別に、いつ、どれだけ生産可能かを求めて(該当の電子機器について、工程別に、いつ、どれだけ生産するかという計画を行い)、その計画結果を、図20に示される生産組立指示工程表21内の生産組立指示データに反映する。この計画結果には、該当の電子機器についての「生産数量」、「投入予定日」、及びこの「投入予定日」に工程別の生産所要日数を加算した「工程別の開始予定日」等が含まれる。なお、上記S22でNOで、S26でYESの場合には、CPU46aは、該当電子機器の生産に必要な通常部品(プリント基板等のハードウェア部品)が揃う日を、「投入予定日」に設定する。上記の「部品が揃う日」とは、該当の電子機器の全数量分を生産するのに必要な部品が全て揃う日をいい、該当の電子機器についての通常部品の在庫が充分にあれば、S27の生産計画を行う翌日を「投入予定日」とし、通常部品の在庫が不足する場合は、不足する通常部品の中で納品が一番遅い通常部品についての納品までの所要日数を、S27の生産計画を行う翌日の日付に加算して、「投入予定日」を求める。
上記図16のS27における計画処理が完了すると(計画が投入されると)(S31)、管理用Webサーバ46のCPU46aは、生産管理プログラム20を用いて、社内用DBサーバ48のHDD48bに格納された工程工数管理テーブル84を参照して、該当の電子機器を生産するのに必要な工程と工程毎の工数とを読み込み(S32)、これらの工数のデータと、その時点で生産組立指示工程表21に格納されている、「いつ、どの電子機器をどれだけ生産するかという」工程別のデータに基づき、工程別に、該当の電子機器を、いつ、どれだけ生産するかを決定して、決定した内容を、図20に示されるように、生産組立指示工程表21に反映する。
この時点における生産組立指示工程表21内のデータは、図20に示されるような状態になっており、投入型式A−01についての作業予定者は「未定」になっている。管理用Webサーバ46のCPU46aは、1種類の電子機器毎、又は全種類の電子機器について一括で、工程毎に作業者の割当を行う。具体的には、CPU46aは、図2中の「生産計画」のデータに含まれる、各工程毎の空き人員(空いている作業者)のデータを参照して、作業日毎、工程毎に、当該工程を担当する作業者の中で、その時点で空いている作業者がいるか否かを判定する(S33)。その結果、空いている作業者がいる場合は(S33でYES)、CPU46aは、空いている作業者のうちだれかを、該当の電子機器についての当該作業日・当該工程の作業を行う作業者に決定して(割り当て)(S34)、この決定結果に基づき、図22に示されるように、生産組立指示工程表21内の作業者の内容を決定された作業者の名前に更新する。
上記S34における作業者の割り当ての結果、該当の電子機器についての当該作業日・当該工程の作業に必要な作業者を確保することができなかった場合は(S35でNO)、CPU46aは、図2中の「生産計画」のデータに含まれる、各工程毎の空き人員(空いている作業者)のデータを参照して、作業日毎、工程毎に、当該工程以外の工程(他工程)を担当する作業者の中で、当該工程を担当可能な空きの作業者がいるか否かを判定する(S36)。この結果、当該工程を作業することが可能な作業者がいる場合は(S36でYES)、この作業者を該当の電子機器についての当該作業日・当該工程の作業を行う作業者に決定して(割り当て)(S34)、この決定結果に基づき、生産組立指示工程表21内の作業者の内容を更新する。なお、CPU46aは、図19に示される工程工数管理テーブル84と、図21に示される作業者工程別生産能力テーブル101とを参照して、上記S35の判定処理を行う。工程工数管理テーブル84には、各電子機器の品種毎、工程毎に必要な工数のデータが格納されており、また、作業者工程別生産能力テーブル101には、各作業者の工程別の生産能力を示すデータ(生産能力データ)が格納されている。
上記S36の判定の結果、他工程を担当する作業者の中にも、当該工程を担当可能な空きの作業者がいない場合は(S36でNO)、管理用Webサーバ46のCPU46aは、不図示のディスプレイ上に、工数不足である(作業者を確保できない)旨のメッセージを表示する(S37)。このメッセージを見た生産の管理者は、生産組立指示工程表21内のデータを手動で微調整する。そして、管理用Webサーバ46のCPU46aは、該当の電子機器の生産完了後に、この生産の際に、どの作業者がどの工程でどれだけの工数を要したかという実績値(のデータ)を取り込んで(S38)、この実績値をフィードバックするために、上記の工程工数管理テーブル84と生産組立指示工程表21に上記の実績値の内容を反映する(S39)。なお、上記の実績値は、管理者又は作業者がキーボード等で入力してもよいし、管理用Webサーバ46のCPU46aが自動的に生成してもよい。
次に、図22を参照して、生産組立指示工程表21内のレコードの項目について説明する。生産組立指示工程表21内のレコード項目には、投入型式90、製品区分91、枚数92、工数93、1枚工数94、作業工程95、ロット96、出荷予定97、作業予定者99、収集品104等がある。投入型式90は、生産対象となる電子機器の型式のデータである。製品区分91は、投入型式の分類コードである。枚数92は、投入する生産数量である。工数93は、1枚当たりの工数(1枚工数94)に枚数を乗じて求めた工数(単位は分)である。1枚工数94は、該当の電子機器の当該工程での1枚当たりの生産に必要な工数(単位は分)である。ロット96は、生産計画時に連番で付与される生産の管理番号である。出荷予定97は、受注して出荷が決まっているロットについての出荷日である。作業予定者99は、当該ロットを担当する予定の作業者である。収集品104は、当該電子機器の該当工程の作業を行うのに必要な道具、冶具、段取り等である。
次に、図21を参照して、作業者工程別生産能力テーブル101内のレコードの項目について説明する。作業者工程別生産能力テーブル101内のレコード項目には、作業者102と生産能力係数103とがある。生産能力係数103は、各作業者の工程別の生産能力のレベルを表した数値である。
管理用Webサーバ46のCPU46aは、図16及び図17に示される処理が終了した後に、図18に示される処理を行って、該当電子機器の生産に必要な通常部品(プリント基板等のハードウェア部品)や道具・冶具を確保できるか否かを判定し、その判定結果に基づき、生産計画を微調整する(生産組立指示工程表21内のデータを更新する)。
図18のフローチャートに示されるように、管理用Webサーバ46のCPU46aは、図2中の「生産計画」のデータに含まれる通常部品(ハードウェア部品)や道具・冶具の在庫のデータと、図7中のシステム部品表8に含まれる、該当電子機器の生産に必要な通常部品(プリント基板等のハードウェア部品であり、「部品種別」=「モジュール」の部品)や道具・冶具の部品(データ)とを参照して、該当電子機器の生産に必要な部材(通常部品・道具・冶具)があるか否かを確認する(S42)。具体的には、CPU46aは、先に、図2中の「生産計画」のデータに含まれる(その時点の)通常部品の在庫のデータと、図7中のシステム部品表8に含まれる、該当電子機器の生産に必要な通常部品の部品(データ)とを参照して、該当電子機器の生産に必要な通常部品があるか否かを確認する(S43)。この結果、通常部品がある場合には(S43でYES)、CPU46aは、その通常部品を該当電子機器の生産に割り当てて(S44)、図2中の「生産計画」のデータに含まれる該当の通常部品の在庫の数を減らすと共に、図22に示される生産組立指示工程表21内の該当の電子機器についての収集品104の項目のデータとして、割り当てた通常部品を入力する。
これに対して、通常部品の在庫がない(不足する)場合は(S43でNO)、CPU46aは、この通常部品を今から発注したり、この通常部品の納期を短縮してもらうといった調整を行うことにより(S45)、該当電子機器を出荷予定日までに生産することが可能か否かを判定し、出荷予定日に間に合わない場合は、システム部品表8に同一の通常部品が含まれていない別の製品型式の電子機器と入れ替えて(S46)、生産計画(図16乃至18に示される処理)をやり直す。また、S45の調整を行うことにより出荷予定日に間に合う場合は、CPU46aは、該当の通常部品の納品完了後に、再度当処理をやり直す。
上記S44の部品割当処理が完了すると、CPU46aは、図2中の「生産計画」のデータに含まれる道具・冶具の在庫のデータと、図7中のシステム部品表8に含まれる、該当電子機器の生産に必要な道具・冶具の部品(データ)とを参照して、該当電子機器の生産に必要な道具・冶具があるか否かを確認する(S47)。この結果、道具・冶具がある場合には(S47でYES)、CPU46aは、その道具・冶具を該当電子機器の生産に割り当てて(S48)、図2中の「生産計画」のデータに含まれる該当の道具・冶具の在庫の数を減らすと共に、図22に示される生産組立指示工程表21内の該当の電子機器についての収集品104の項目のデータとして、割り当てた道具・冶具を入力する。
これに対して、道具・冶具の在庫がない(既に他の電子機器の生産に割当済みの)場合は(S47でNO)、CPU46aは、製品仕様定義53(図2参照)内のデータを参照して、システム部品表8に同一の道具・冶具が含まれていない(同一の道具・冶具を使用しない)別の製品型式の電子機器と入れ替えて(S49)、生産計画(図16乃至18に示される処理)をやり直す。
上記S41乃至S49に示される処理の完了後に、該当の電子機器は、実際の製造ラインにおける生産に投入される(実際の製造ラインにおける該当電子機器の生産が開始される)(S50)。
上記のように、本実施形態による多品種少量電子機器生産支援システム1及び多品種少量電子機器生産支援プログラムによれば、顧客により選択入力された仕様に基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントと、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアと、回路図とを生成することができるので、標準仕様以外の機器を含む多品種の電子機器の少量生産を効率的に支援することができる。
また、顧客により選択入力された仕様に基づいて生成されたハードウェア部品と作業と道具と冶具との部品データ(システム部品表8に含まれる部品(データ))を用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示す生産組立指示データが格納された生産組立指示工程表21を生成することができる。従って、生産したい電子機器の中に標準仕様以外の電子機器が含まれている場合でも、作業者に対して、これらの電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかという生産組立指示を容易に行うことができる。
さらにまた、顧客により選択入力された仕様に基づいて生成された回路図を用いて、電子機器を構成するプリント基板を含むハードウェア部品を自動的に発注することができる。これにより、生産したい電子機器の中に標準仕様以外の電子機器が含まれている場合でも、プリント基板を含むハードウェア部品(通常部品)を容易に自動発注することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、テンプレート部品内の置換部(例えば図8中の置換部A,B等)に、初期状態において基準製品についての部品データを格納した場合の例について説明したが、これに限られず、初期状態においては、テンプレート部品内の置換部に何もデータを格納しない(nullの状態にする)ようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る多品種少量電子機器生産支援システムの概略構成を示す説明図。 上記多品種少量電子機器生産支援システムのシステム構成図。 図1中の部品表を構成する各部品表の説明図。 図1中の営業店サブシステムと部品生成サブシステムとが行う処理の説明図。 図2中の仕様入力画面を示す図。 上記部品生成サブシステムが行う処理のフローチャート。 図3中のシステム部品表内のデータの例を示す図。 図3中のドキュメント生成用部品表に含まれるテンプレート部品と置換部品との関係を示す説明図。 上記ドキュメント生成用部品表に含まれる部品データの例を示す図。 ドキュメント生成時におけるテンプレート部品内の部品の置換処理の例を示す図。 図3中のソフトウェア生成用部品表に含まれる部品データを用いたソフトウェア生成処理の例を示す図。 上記ソフトウェア生成用部品表に含まれる部品データの例を示す図。 図3中の回路図生成用部品表に含まれる部品データを用いた回路図生成処理の説明図。 上記回路図生成用部品表に含まれる部品データの例を示す図。 図1中の生産管理サブシステムが生産組立指示工程表を生成する際に用いる管理データと工程との関係を示す説明図。 上記生産管理サブシステムにおける、生産対象となる電子機器を、いつ、どれだけ生産するかを決定する処理のフローチャート。 上記生産管理サブシステムにおける、作業者の割当処理のフローチャート。 上記生産管理サブシステムにおける、通常部品や道具・冶具の割当処理のフローチャート。 上記生産管理サブシステムで用いられる工程工数管理テーブル内のデータの例を示す図。 図17に示される作業者の割当処理の実行前における生産組立指示工程表内のデータの例を示す図。 上記生産管理サブシステムで用いられる作業者工程別生産能力テーブル内のデータの例を示す図。 図17に示される作業者の割当処理の実行後における生産組立指示工程表内のデータの例を示す図。
符号の説明
1 多品種少量電子機器生産支援システム
5 販売管理プログラム(部品表生成手段)
6 製品情報管理プログラム(部品表生成手段)
8 システム部品表
10 ドキュメント生成用部品表
11 ソフトウェア生成用部品表
12 回路図生成用部品表
13 DACT(ドキュメント生成手段)
16 SACT(ソフトウェア生成手段)
19 HACT(回路図生成手段)
20 生産管理プログラム(生産組立指示工程表生成手段)
21 生産組立指示工程表
31c マウス(仕様選択入力手段)
32 仕様入力画面(仕様選択入力手段)
41 ゲートウェイ・サーバ(部品自動発注手段)
46a CPU(部品表生成手段、生産組立指示工程表生成手段、部品自動発注手段)
46d LANボード(部品自動発注手段)
48a CPU(ドキュメント生成手段、ソフトウェア生成手段、回路図生成手段)
48b HDD(記憶手段)
59,59a,59b,59c テンプレート部品
60,60a〜60l 置換部品
68 テンプレート部品
69,69a,69b 置換部品
71 テンプレート部品
72,72a〜72d 置換部品
84 工程工数管理テーブル
101 作業者工程別生産能力テーブル

Claims (8)

  1. 多品種の電子機器の少量生産を支援するための多品種少量電子機器生産支援システムにおいて、
    前記電子機器を構成するハードウェア部品を含む、電子機器の仕様を選択入力するための仕様選択入力手段と、
    前記仕様選択入力手段を用いて選択入力された仕様に基づいて、前記ハードウェア部品の部品データ、及び前記電子機器の生産に必要な作業、道具及び冶具の部品データを含む、各種の部品データから構成されるシステム部品表と、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントの生成用の部品データから構成されるドキュメント生成用部品表と、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む、ソフトウェア生成用の部品データから構成されるソフトウェア生成用部品表と、回路図生成用の部品データから構成される回路図生成用部品表とを含む各種の部品表を生成する部品表生成手段と、
    前記部品表生成手段により生成されたドキュメント生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントを生成するドキュメント生成手段と、
    前記部品表生成手段により生成されたソフトウェア生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアを生成するソフトウェア生成手段と、
    前記部品表生成手段により生成された回路図生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、回路図を生成する回路図生成手段とを備えたことを特徴とする多品種少量電子機器生産支援システム。
  2. 前記多品種の電子機器の品種毎、工程毎に必要な工数のデータが格納された工程工数管理テーブルと、各作業者の工程別の生産能力を示すデータ(以下、生産能力データという)が格納された作業者工程別生産能力テーブルとを記憶する記憶手段と、
    前記システム部品表に含まれるハードウェア部品と作業と道具と冶具との部品データ、前記工程工数管理テーブルに格納された工数のデータ、及び前記作業者工程別生産能力テーブルに格納された生産能力データを用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示すデータ(以下、生産組立指示データという)が格納された生産組立指示工程表を生成する生産組立指示工程表生成手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の多品種少量電子機器生産支援システム。
  3. 前記回路図生成手段により生成された回路図に基づいて、前記電子機器を構成するプリント基板を含むハードウェア部品の発注用のデータを生成して、生成した発注用のデータをハードウェア部品の発注先に送信する部品自動発注手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多品種少量電子機器生産支援システム。
  4. 前記ドキュメント生成用部品表、前記ソフトウェア生成用部品表、及び前記回路図生成用部品表に含まれる部品データには、標準仕様である基準製品についてのドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データを格納したテンプレート部品と、基準製品との差分となるドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データを格納した置換部品とが含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の多品種少量電子機器生産支援システム。
  5. 多品種の電子機器の少量生産を支援するためにコンピュータを、
    前記電子機器を構成するハードウェア部品を含む、電子機器の仕様を選択入力するための仕様選択入力手段、
    前記仕様選択入力手段を用いて選択入力された仕様に基づいて、前記ハードウェア部品の部品データ、及び前記電子機器の生産に必要な作業、道具及び冶具の部品データを含む、各種の部品データから構成されるシステム部品表と、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントの生成用の部品データから構成されるドキュメント生成用部品表と、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む、ソフトウェア生成用の部品データから構成されるソフトウェア生成用部品表と、回路図生成用の部品データから構成される回路図生成用部品表とを含む各種の部品表を生成する部品表生成手段と、
    前記部品表生成手段により生成されたドキュメント生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、製品仕様書、作業指示書、検査仕様書、及びマニュアルを含む各種のドキュメントを生成するドキュメント生成手段、
    前記部品表生成手段により生成されたソフトウェア生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、検査プログラム及び製品付属ソフトウェアを含む各種のソフトウェアを生成するソフトウェア生成手段、及び
    前記部品表生成手段により生成された回路図生成用部品表に含まれる部品データに基づいて、回路図を生成する回路図生成手段
    として機能させるための多品種少量電子機器生産支援プログラム。
  6. 前記コンピュータを、さらに
    前記多品種の電子機器の品種毎、工程毎に必要な工数のデータが格納された工程工数管理テーブルと、各作業者の工程別の生産能力を示すデータ(以下、生産能力データという)が格納された作業者工程別生産能力テーブルとを記憶する記憶手段、及び
    前記システム部品表に含まれるハードウェア部品と作業と道具と冶具との部品データ、前記工程工数管理テーブルに格納された工数のデータ、及び前記作業者工程別生産能力テーブルに格納された生産能力データを用いて、生産したい品種の電子機器を、いつ、どの工程で、誰が、どんな道具や治具を使って生産するかを示すデータ(以下、生産組立指示データという)が格納された生産組立指示工程表を生成する生産組立指示工程表生成手段として機能させることを特徴とする請求項5に記載の多品種少量電子機器生産支援プログラム。
  7. 前記コンピュータを、さらに
    前記回路図生成手段により生成された回路図に基づいて、前記電子機器を構成するプリント基板を含むハードウェア部品の発注用のデータを生成して、生成した発注用のデータをハードウェア部品の発注先に送信する部品自動発注手段として機能させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の多品種少量電子機器生産支援プログラム。
  8. 前記ドキュメント生成用部品表、前記ソフトウェア生成用部品表、及び前記回路図生成用部品表に含まれる部品データには、標準仕様である基準製品についてのドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データを格納したテンプレート部品と、基準製品との差分となるドキュメント生成用部品データ、ソフトウェア生成用部品データ、及び回路図生成用部品データを格納した置換部品とが含まれることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の多品種少量電子機器生産支援プログラム。
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