JP5502424B2 - 製造履歴記録システムおよび製造履歴記録方法 - Google Patents

製造履歴記録システムおよび製造履歴記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の製造工程を経て製造される製品の製造工程履歴を管理・記録する製造履歴記録システムおよび製造履歴記録方法に関する。
従来、製品の製造履歴を管理・記録するシステムが種々存在する。これらのシステムの目的は、製造した製品に何らかの不具合が発生し、その原因となる要素が特定された時点で、その要素を含んで製造された製品をすばやく特定して、不具合対応の水平展開や、再発防止などの迅速な対応を行うことである。
例えば、特許文献1には、機器の設置先情報も含めた不具合の解析や、当該不具合により影響を受ける設置先の範囲を的確に把握することが可能な製造履歴管理システムが開示されている。
また、特許文献2には、特定の製造形態や管理項目に限られない汎用的な、また設備や装置と製品の関連が管理でき、さらに例外処理の管理を可能にする製造工程履歴管理システムが開示されている。
特開2005−327231号公報 特開平10−244448号公報
ここで、納入先ごとに仕様や工程が細かく異なる注文品や多品種少量生産品などの製品(以下、「注文品等製品」という。)の製造計画や製造履歴の管理・記録を行う場合を考える。
特許文献1に開示されたシステムは、製造ラインによる中量産での使用を前提としている。このため、このシステムを注文品等製品に適用する場合、工程の異なる複数の製品のデータを一元管理することが困難であった。
特許文献2に開示されたシステムは、工程に対して前後の工程情報を記録しているため、工程の組み換えに柔軟さがあり、特許文献1の課題はある程度緩和されている。しかし、工程の挿入や後戻りによる組み換え手段しか装備していないため、工程が異なる製品の工程計画の設定には手間がかかるという課題があった。
また、注文品等製品の製造工程では、人間系の作業比率が高く、不具合の発生原因には、作業ミス、見落とし、作業漏れなども含まれる。このため、単に製造履歴から作業者を特定するだけでは、真因の改善につながる情報を取得することが困難であった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、注文品等製品の製造工程および製造履歴を好適に管理・記録する製造履歴記録システムおよび製造履歴記録方法を提供することを目的とする。
本発明に係る製造履歴記録システムは、上述した課題を解決するために、階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品に関する情報である製品管理情報を格納する製品管理テーブルと、前記製造工程に関する情報であって、ユニークなID情報と、前記製造工程の階層構造における位置を示す階層情報とを含む構成管理情報を前記製品管理情報に関連付けて格納する構成管理テーブルと、前記製品の製造時に実施された前記製造工程に関する履歴情報の入力を受け付け、前記履歴情報と、前記履歴情報が入力された前記製造工程の前記ID情報とを関連付ける履歴編集部と、前記履歴情報を格納する履歴テーブルと、編集可能な階層関係を有する複数の入力領域を備えたユーザインタフェースを備え、前記ユーザインタフェースを介して前記製造工程の入力を受け付ける入力部と、前記入力領域の階層関係に基づいて、前記製造工程に前記階層情報を付与する工程管理編集部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る製造履歴記録方法は、階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品に関する情報である製品管理情報を格納する製品管理テーブルと、前記製造工程に関する情報であって、ユニークなID情報と、前記製造工程の階層構造における位置を示す階層情報とを含む構成管理情報を前記製品管理情報に関連付けて格納する構成管理テーブルと、前記製品の製造時に実施された前記製造工程に関する履歴情報の入力を受け付け、前記履歴情報と、前記履歴情報が入力された前記製造工程の前記ID情報とを関連付ける履歴編集部と、前記履歴情報を格納する履歴テーブルとを備えた製造履歴記録システムを準備するステップと、編集可能な階層関係を有する複数の入力領域を備えたユーザインタフェースを介して前記製造工程の入力を受け付けるステップと、前記入力領域の階層関係に基づいて、前記製造工程に前記階層情報を付与するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る製造履歴記録システムおよび製造履歴記録方法においては、注文品等製品の製造工程および製造履歴を好適に管理・記録することができる。
本実施形態における製造履歴記録システムの蓄積データ論理モデルを示す図。 本発明に係る製造履歴記録システムの実施形態を示すシステム構成図。 本実施形態における製造履歴記録システムで実行される工程構成テーブル編集処理を説明するフローチャート。 ユーザーインタフェース(工程構成管理画面)の一実施例を示す図。 製品管理テーブルのデータ構造とデータ内容の一例を示す図。 構成管理テーブルのデータ構造とデータ内容の一例を示す図。 本実施形態における製造履歴記録システムで実行される工程定義テーブル編集処理を説明するフローチャート。 ユーザーインタフェース(工程定義画面)の一実施例を示す図。 工程定義テーブルのデータ構造とデータ内容の一例を示す図。 購入品リストテーブルのデータ構造とデータ内容の一例を示す図。 本実施形態における製造履歴記録システムで実行される履歴情報編集処理を説明するフローチャート。 ユーザーインタフェース(履歴入力画面)の一実施例を示す図。 作業履歴テーブルのデータ構造とデータ内容の例を示す図。 用具履歴テーブルのデータ構造とデータ内容の例を示す図。 作業者履歴テーブルのデータ構造とデータ内容の例を示す図。 本実施形態における製造履歴記録システムで実行される不具合情報編集処理を説明するフローチャート。 ユーザーインタフェース(不具合入力画面)の一実施例を示す図。 不具合履歴テーブルのデータ構造とデータ内容の例を示す図。 受入検査履歴テーブルのデータ構造とデータ内容の例を示す図。 本実施形態における製造履歴記録システムで実行される履歴検索処理を説明するフローチャート。
本発明に係る製造履歴記録システムおよび製造履歴記録方法の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態においては、本発明に係る製造履歴記録システムが特に階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品であって、納入先ごとに仕様や工程が細かく異なる注文品や多品種少量生産品などの製品(以下、単に「製品」という。)の製造計画や製造履歴の管理・記録に用いられる場合を適用して説明する。なお、注文品や多品種少量生産品などの製品以外の中量、大量に製造される製品に適用してもよい。
まず、本実施形態における製造履歴記録システムで蓄積されるデータの概要について説明する。
図1は、本実施形態における製造履歴記録システムの蓄積データ論理モデルを示す図である。なお、図1はUML(Unified Modeling Language)におけるクラス図の表現を一部使用したものである。
図1には、製品の一例としての完成品1の製造工程が階層構造で表わされている。本実施形態において製造される製品としての最終的な完成品1は、様々な構成品2から構成される。構成品2は、半製品3、購入品4、または共通品5などに対して所定の製造工程が実施されることにより得られるものである。
購入品4は、例えば手配指示6により得られた入荷品7に対し一意のバーコードを貼付するなどの個品識別8の工程が実施されることにより得られる。この購入品4に受入検査(検査)9が行われ、合格したものが構成品2として得られる。共通品5は、共通品プール11から個品識別8されたケーブルのようなものである。半製品3は、それ自体が構成品2を使用して、所定の工程を経て製造されるものである。具体的には、構成品2に対して製造作業(作業)13および検査作業(検査)14が行われて得られた仕掛品12のうち、作業13や検査14プロセスが正しく行われていることを確認するインスペクション15に合格した仕掛品である。また、完成品1についても半製品3と同様に、仕掛品12のうちインスペクション15に合格した仕掛品である。
本システムでは、製造工程を階層構造として管理する。最終的に完成品1を製造するための製造作業13や検査作業14(以下、製造作業や検査作業をまとめて「作業」という場合がある。)は、構成品2を使って上位階層の仕掛品12を得る過程に該当するものであり、本システムではこの作業13、14に対する、「方法」、「手段」、「確認」、「作業者」についての履歴情報を蓄積する。
方法21は、作業の手順を示すものであり、指示書22や図面23などの文書に関する情報に相当する。手段24は、作業に使われた工具・計測器25などの用具に関する情報に相当し、仕掛品12に組み込まれない用具である。確認26は、作業者27が作業完了時において確認を行うために使用するチェックリスト28に関する情報に相当する。
この製造工程の構成モデル構造は、上述した注文品や多品種少量生産品などの製品においては、出荷品(完成品)ごとに異なり、その製造工程の管理は煩雑なものである。これに対し、本実施形態における製造履歴記録システムでは、この製造工程の構成モデル構造を容易に計画設定・編集でき、また履歴情報の管理が可能な手段を実現している。
図2は、本発明に係る製造履歴記録システムの実施形態を示すシステム構成図である。
製造履歴記録システムは、コンピュータを用いたデータ処理によって実現するシステムである。この製造履歴記録システムは、データベースサーバ31(以下、単に「サーバ31」という。)、およびサーバ31に接続された構成入力端末32、履歴入力端末33、履歴検索端末34を有する。
構成入力端末32、履歴入力端末33および履歴検索端末34は、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータで構成される。構成入力端末32は、製品の製造工程の計画・設定段階などにおいて、製造工程に関する各種情報を入力するための端末である。履歴入力端末33は、製造時に実施された製造工程に関する履歴情報を入力するための端末である。履歴検索端末34は、サーバ31内の各テーブルに格納された種々のデータを検索するための検索条件の入力を受け付け、また得られた検索結果を表示するための端末である。構成入力端末32、履歴入力端末33および履歴検索端末34は、同一の端末であっても、異なる端末であってもよい。また、構成入力端末32、履歴入力端末33および履歴検索端末34は、それぞれ複数台ずつサーバ31に対して接続してもよい。
サーバ31は、後述する各種テーブルを記憶手段として有する。また、サーバ31は、クライアントとしての構成入力端末32、履歴入力端末33および履歴検索端末34から受け付けたテーブルの編集や検索などの要求に基づいて、各種テーブルに対して処理を行う工程構成テーブル編集部35、履歴編集部36および履歴検索部37を備える。図2において各テーブル間を結ぶ点線は、テーブルの関連を表したものであり、黒丸が付加された側と付加されていない側とがN対1の関係にあることを表す。
工程構成テーブル編集部35は、構成入力端末32で受け付けた情報に基づいて、製品管理テーブル41、構成管理テーブル42、工程定義テーブル43、および購入品リストテーブル44を編集する。
製品管理テーブル41は、階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品に関する情報である製品管理情報を格納する。製品管理テーブル41に格納される製品管理情報は、製品の受注番号、客先番号や出荷品名などの完成品としての製品に関する各種情報である。
構成管理テーブル42は、製品の製造工程の構成に関する情報である構成管理情報を格納するテーブルである。構成管理テーブル42に格納される構成管理情報は、製造工程の名称、製造工程に付与されたユニークなID情報、製品の製造工程の階層構造における位置を示す階層情報などである。また構成管理情報は、その製造工程が実施される製品の製品管理情報、例えば受注番号と関連付けられて格納されている。
工程定義テーブル43は、製品の各製造工程を具体的に定義するための工程定義情報を格納するテーブルである。工程定義テーブル43に格納される工程定義情報は、例えば製造工程の種類(例えば、製造作業か検査作業か)に関する情報、製造工程で用いられる指示書、図面、購入品リスト、チェックリストなどの文書に関する情報である。また、工程定義情報は、定義付けした製造工程のID情報(後述する工程ID)と関連付けて工程定義テーブル43に格納される。
購入品リストテーブル44は、工程定義テーブル43に格納された工程定義情報の購入品リストに含まれる購入品に関する詳細な情報を格納するテーブルである。購入品に関する情報(購入品情報)は、購入品の購入仕様書、発注情報、購入品から構成品を得るための受入検査の際に利用されるチェックリストなどに関する情報である。購入品に関する情報は、工程定義テーブル43の購入品リストと関連付けられて作業者履歴テーブルに格納される。
履歴編集部36は、履歴入力端末33で入力を受け付けた情報に基づいて、作業履歴テーブル51、作業者履歴テーブル52、用具履歴テーブル53、受入検査履歴テーブル54、および不具合履歴テーブル55を編集する。
作業履歴テーブル51は、製造時に実施された製造工程の工程履歴情報を格納するテーブルである。履歴情報は、製造工程を実施した作業者のリスト、製造工程で使用された用具のリスト、製造工程の開始日時および完了日時などの情報である。工程履歴情報は、実施された製造工程のID情報と関連付けられて作業履歴テーブル51に格納される。
作業者履歴テーブル52は、作業履歴テーブル51に格納された履歴情報の作業者リストの内容であって作業者に関する情報を格納するテーブルである。作業者に関する情報は、作業者、その作業者の作業開始日時および作業終了日時などの情報である。作業者に関する情報は、作業履歴テーブル51の対応する作業者リストと関連付けられて作業者履歴テーブル52に格納される。
用具履歴テーブル53は、作業履歴テーブル51に格納された履歴情報の用具リストの内容であって用具に関する情報を格納するテーブルである。用具に関する情報は、用具、その用具の使用開始日時および使用終了日時などの情報である。用具に関する情報は、作業履歴テーブル51の対応する用具リストと関連付けられて用具履歴テーブル53に格納される。
受入検査履歴テーブル54は、購入品リストテーブル44の発注情報と関連付けられた情報を格納するテーブルである。受入検査履歴テーブル54には、受入検査を行った検査者、受入検査の開始日時および終了日時などの情報が格納される。
不具合履歴テーブル55は、製品製造時において後戻りが生じた製造工程に関する情報の履歴を不具合情報として格納するテーブルである。不具合履歴テーブル55には、不具合の発生日時、不具合の識別情報、個別の製造工程に不具合が生じた回数に関する情報などが格納される。不具合情報は、不具合が生じた製造工程のID情報に関連付けされて不具合履歴テーブル55に格納される。
履歴検索部37は、履歴検索端末34より製品や製造工程、作業者、用具、購入品などを検索条件、検索対象に指定した検索要求を受け付け、作業履歴テーブル51をはじめとする各種テーブルに格納された情報を検索し、得られた検索結果を履歴検索端末34に返す。履歴検索部37は、ID情報などを用いてテーブル間で関連付けられた履歴情報や製造工程に関する情報などを要求に応じて検索するようになっている。
次に、構成入力端末32が工程構成テーブル編集部35を介して各テーブルに情報を登録する際の処理について説明する。
図3は、本実施形態における製造履歴記録システムで実行される工程構成テーブル編集処理を説明するフローチャートである。
構成入力端末32は、所定画面(図示せず)において製品(出荷品)に関する情報を編集する指示を受け付けると、工程構成管理画面を表示する(ステップS1)。
図4は、製品の製造工程の構成を管理するためのユーザーインタフェース(工程構成管理画面)の一実施例を示す図である。図4に示す工程構成管理画面は、製品管理テーブル41および構成管理テーブル42に既に格納された製品の製品管理情報および構成管理情報に基づいて、製造工程の階層関係を編集可能に表示した画面である。この工程構成管理画面で表示される受注番号欄61、出荷品名欄62、客先番号欄63には、製品管理テーブル41から読み出された製品管理情報としての受注番号、出荷品名、客先番号が表示される。また、構成欄64には、構成管理テーブル42から読み出された製品の構成管理情報から得られる製造工程の階層関係が表示される。
図5は、製品管理テーブル41のデータ構造とデータ内容の一例を示す図である。図6は、構成管理テーブル42のデータ構造とデータ内容の一例を示す図である。
製品管理テーブル41は、製品管理情報として受注番号66、客先番号67および出荷品名68を格納する。また、構成管理テーブル42は、構成管理情報として受注番号66、階層情報70、工程ID71および工程名称72を格納する。また、各構成管理情報は、製品管理情報のうち受注番号66と関連付けられて格納される。
構成入力端末32は、構成管理テーブル42から読み出された階層情報70に基づいて、製品の工程名称72を階層構造で表示する(ステップS2)。
図6に示す階層情報70は、製品の製造工程の階層構造における位置を示す情報であり、この階層構造における製造工程の位置づけをハイフン(─)で結合された数字で定義している。一番目の数字は最上位階層の工程の順序、二番目の数字は最上位階層の一つ下位階層における工程の順序、三番目の数字は最上位階層の二つ下位階層における工程の順序を示している。すなわち、製造工程の階層レベルとその階層レベルにおける番手、および上位の階層との関係を表わしている。例えば「1−2−1」は、その製造工程が最上位階層の二つ下位階層(製造工程の階層レベル)における一番目の工程(階層レベルにおける番手)であり、一つ上位の階層の工程はその階層における二番目の工程、さらに一つ上位の階層(最上位階層)はその階層における一番目の工程である(上位の階層との関係)ことを示す。構成入力端末32はこの階層情報70に基づいて、製造工程の階層構造を工程名称72を用いて工程構成管理画面に表示する。
構成入力端末32は、工程構成管理画面を介して、製造工程の構成(階層構造)を管理するための入力を受け付ける。この工程構成管理画面においては、製品の製造工程間の階層関係を示す階層情報70を設定するため、表形式で表現された、階層関係を有する複数の入力領域を用意している。図4の例では、構成欄64の図示左側が上位階層に相当する製造工程の入力欄、図示右側が下位階層に相当する製造工程の入力欄となる。また、同列(図示上下方向)に表示された製造工程は、同階層レベルの製造工程であることを示す。
例えば、予め計画設定された製造工程の構成に変更が生じた場合、この工程構成管理画面で製造工程の構成の編集が行われる。また、新規に製造工程を構成する場合にも、この工程構成画面で製造工程の構成の編集が行われる。
ある製造工程に対して同レベルの階層の製造工程を追加する場合には、操作者は同レベルの階層の追加を所望する要素をラジオボタンを用いて選択し、項目追加ボタン75をクリックする操作を行う。また、ある製造工程に対して下位階層の製造工程を追加する場合には、操作者は下位階層の追加を所望する要素をラジオボタンを用いて選択し、階層追加ボタン76をクリックする操作を行う。また、ある製造工程の削除を行う場合には、操作者は削除を所望する要素をラジオボタンを用いて選択し、削除ボタン77をクリックする操作を行う。
例えば、「センサモジュール製作」をラジオボタンを用いて選択し、項目追加ボタン75をクリックする操作が行われた場合には、この「センサモジュール製作」と同レベルの階層の製造工程が追加される。また、階層追加ボタン76をクリックする操作が行われた場合には、この「センサモジュール製作」の下位階層の製造工程が追加される。
このように直感的に製造工程の階層構造を認識できるユーザインタフェースを備えることで、操作者に対して容易に製造工程を管理し、計画設定を行わせることができる。なお、図4の例では表形式の構成入力領域を備えたユーザインタフェースを備える例を示したが、各製造工程がツリー構造などの要素として直感的に入力可能な他のユーザインタフェースを適用してもよい。
構成入力端末32は製造工程の階層関係を編集する指示を受け付けた場合(ステップS3のYES)、その製造工程の階層情報70などを生成し(ステップS4)、工程構成テーブル編集部35に対して構成管理テーブル42への登録要求を行う(ステップS5)。
構成入力端末32は、製造工程が追加された場合には、その製造工程に対して階層情報70を生成する。階層情報70は構成欄64における製造工程が追加された位置に応じて生成される。また、構成入力端末32は、製造工程が追加された場合には、追加された製造工程にユニークなID情報を採番する。構成入力端末32は、自動でID情報を生成して採番してもよいし、操作者により入力されたID情報を採番してもよい。
構成入力端末32は、工程構成管理画面において構成された製造工程に対してさらに工程定義情報の編集を受け付ける。工程定義情報の編集は、編集ボタン78をクリックする操作により移行する工程定義画面において行われる。
構成入力端末32は、工程定義情報を編集する指示を受け付けた場合、すなわち編集ボタン78のクリック操作が行われた場合(ステップS6のYES)、工程定義画面へ移行する(ステップS7)。
構成入力端末32は、戻るボタン79のクリック操作により、工程構成管理画面における製造工程の編集を終了する指示を受け付ける。構成入力端末32は、編集を終了する指示を受け付けた場合(ステップS8のYES)、製造工程構成の編集を終了して所定の画面(図示せず)に移行する。
次に、構成入力端末32が工程構成テーブル編集部35を介して工程定義情報などを編集する際の処理について説明する。
図7は、本実施形態における製造履歴記録システムで実行される工程定義テーブル編集処理を説明するフローチャートである。
構成入力端末32は、工程構成管理画面(図4)において工程定義情報などを編集する指示を受け付けると、工程定義画面を表示する(ステップS11)。
図8は、製造工程の工程定義情報を編集するためのユーザーインタフェース(工程定義画面)の一実施例を示す図である。図8に示す工程定義画面は、構成管理テーブル42、工程定義テーブル43および購入品リストテーブル44に格納された製造工程の構成管理情報、工程定義情報および購入品情報に基づいて、製造工程を定義づける情報を編集可能に表示した画面である。
この工程定義画面で表示される工程ID欄81、工程名称欄82には、構成管理テーブル42から読み出された構成管理情報である工程ID71、工程名称72が表示される。また、指示書ID欄83、図面ID欄84、チェックリストID欄85には、工程定義テーブル43から読み出された製造工程の工程IDと関連付けられた工程定義情報がそれぞれ表示される。購入品リスト欄86の発注ID欄87、購入仕様書ID欄88、チェックリストID欄89には、購入品リストテーブル44から工程定義情報に関連付けされた購入品情報が表示される。
図9は、工程定義テーブル43のデータ構造とデータ内容の一例を示す図である。図10は、購入品リストテーブル44のデータ構造とデータ内容の一例を示す図である。
工程定義テーブル43は、工程定義情報として製造工程の種類(例えば、製造作業か検査作業か)に関する情報91、指示書ID92、図面ID93、購入品リストID94、チェックリストID95を格納する。各工程定義情報は、構成管理情報の工程ID71に関連付けられて格納される。購入品リストテーブル44は、購入品情報として購入仕様書ID96、発注ID97、受入チェックリストID98を格納する。また、各購入品情報には、ユニークな購入品リストID94が付加される。構成入力端末32は、工程定義テーブル43および購入品リストテーブル44より読み出された情報をそれぞれ工程定義画面の各欄に表示する。
構成入力端末32は工程定義情報、購入品情報を編集する指示を受け付けた場合(ステップS12のYES)、その編集された工程定義情報を生成し(ステップS13)、工程構成テーブル編集部35に対して工程定義テーブル43や購入品リストテーブル44への登録要求を行う(ステップS14)。
工程ID71、指示書ID92、図面ID93、チェックリストID95、購入品リストID94、発注ID97、購入仕様書ID96、チェックリストID95は、それぞれユニークなID情報で識別される。構成入力端末32は、操作者によりこれらのID情報が編集された場合には、入力に応じて工程定義情報、購入品情報を新たに生成し、対応するテーブルに登録させる。
なお、異なる製品間であっても、共通した製造工程や指示書、図面、チックリストなどが用いられる場合には、その共通した製造工程などには共通したID情報が付与される。また、購入品リスト欄86には購入品リストの品名を任意に入力できる品名欄100が設けられ、ここで入力された品名もあわせて工程定義テーブル43に格納することもできる。工程構成管理画面で新たに製造工程が追加された直後や、未だ工程定義情報などが設定されていないことなどによりID情報が存在しない場合には、この工程定義画面で新規に入力される。また、作業で使用する指示書ID92、図面ID93、チェックリストID95については、複数入力・設定を可能としてもよい。
工程定義情報の生成および対応するテーブルへの登録は、例えば工程定義画面の設定ボタン101のクリック操作により実行される。
構成入力端末32は、工程定義画面における編集処理を終了する指示を受け付けると(ステップS15)、表示されている工程定義画面から図4の工程構成管理画面に移行させる(ステップS16)。編集処理を終了する指示は、例えば確定ボタン102のクリック操作により受け付けるようになっている。
このように製造工程毎に工程情報を詳細に計画設定できるようにしたため、注文品などの製品毎に製造工程が異なる製品であっても、容易に製品毎の製造工程管理を行うことができる。
次に、製品の製造時に実施された製造工程に関する履歴情報を、履歴入力端末33が履歴編集部36を介して登録する際の処理について説明する。
図11は、本実施形態における製造履歴記録システムで実行される履歴情報編集処理を説明するフローチャートである。
履歴入力端末33は、所定画面(図示せず)においてある製品の履歴情報を編集する指示を受け付けると、履歴入力画面を表示する(ステップS21)。
図12は、製品の製造時に実施された製造工程に関する履歴情報を登録するためのユーザインタフェースの一実施例を示す図である。図12に示す履歴入力画面は、構成管理テーブル42に格納された製品の構成管理情報に対応する履歴情報を登録可能とした画面である。
この履歴入力画面で表示される工程情報欄110の開始日時欄111、完了日時欄112は、各製造工程の開始日時および完了日時の入力を受け付ける。機器・機材欄113は、各製造工程で使用された機器・機材に関する情報の入力を受け付ける。作業者欄114は、各製造工程で作業を行った作業者に関する情報の入力を受け付ける。
操作者は、機器・機材に関する情報の入力を所望する場合、例えば入力を所望する機器・機材欄113を選択した後に機器登録ボタン115をクリックする操作を行う。履歴入力端末33は、機器登録ボタン115のクリック操作に伴い、例えば機器・機材に関する情報の入力を行う画面(図示せず)を表示して、例えば機器・機材(用具)の識別情報である用具ID、その用具の使用開始日時および使用終了日時などの入力を受け付ける。
操作者は、作業者に関する情報の入力を所望する場合、例えば入力を所望する作業者欄114を選択した後に作業者登録ボタン116をクリックする操作を行う。履歴入力端末33は、作業者登録ボタン116のクリック操作に伴い、例えば作業者に関する情報の入力を行う画面(図示せず)を表示して、例えば作業者の識別情報である作業者ID、その作業の開始日時および終了日時などの入力を受け付ける。
なお、作業者および機器・機材に関する情報がバーコードやICタグなどで管理されている場合には、履歴入力端末33に備えられたバーコードリーダーやICタグリーダなどを用いて作業者および機器・機材に関する情報を入力することもできる。
履歴入力端末33は、履歴情報の入力を受け付けた場合(ステップS22のYES)、入力に応じて履歴情報を生成し(ステップS23)、履歴編集部36に対して作業履歴テーブル51や作業者履歴テーブル52、用具履歴テーブル53への登録要求を行う(ステップS24)。
図13は、作業履歴テーブル51のデータ構造とデータ内容の例を示す図である。図14は、用具履歴テーブル53のデータ構造とデータ内容の例を示す図である。図15は、作業者履歴テーブル52のデータ構造とデータ内容の例を示す図である。
作業履歴テーブル51は、工程履歴情報として各製造工程における作業または検査の別を示す情報121、作業者リストID122、用具リストID123、開始日時124および完了日時125を格納する。作業履歴テーブル51は、構成管理テーブル42に格納された工程ID71と関連付けして格納される。用具履歴テーブル53は、用具ID131、使用開始日時132および使用終了日時133を格納する。作業者履歴テーブル52は、作業者ID141、作業開始日時142および作業終了日時143を格納する。
履歴入力画面の開始日時欄111および完了日時欄112において入力された製造工程の開始日時および完了日時は、作業履歴テーブル51の開始日時124および完了日時125として格納される。
機器・機材に関する情報の入力を行う画面において入力された機器・機材に関する履歴情報は、それぞれ用具履歴テーブル53に格納される。用具履歴テーブル53には、例えば用具ID131、使用開始日時132および使用終了日時133が機器・機材に関する履歴情報として格納される。また、用具履歴テーブル53に格納された一連の履歴情報にはそれぞれ個別のID情報が用具リストID123として採番される。履歴編集部36は、機器・機材に関する履歴情報に対応する製造工程の履歴情報には、この用具リストID123を付加して用具履歴テーブル53に格納することで、用具履歴テーブル53と作業履歴テーブル51とを関連付けする。
作業者に関する情報の入力を行う画面において入力された作業者に関する履歴情報は、それぞれ作業者履歴テーブル52に格納される。作業者履歴テーブル52には、例えば作業者ID141、作業開始日時142および作業終了日時143が作業者に関する履歴情報として格納される。作業者履歴テーブル52に格納された一連の履歴情報にはそれぞれ個別のID情報が作業者リストID122として採番される。履歴編集部36は、作業者に関する履歴情報に対応する製造工程の履歴情報には、この作業者リストID122を付加して作業履歴テーブル51に格納することで、作業者履歴テーブル52と作業履歴テーブル51とを関連付けする。
履歴入力端末33は、例えば保存ボタン151のクリック操作により、履歴情報を生成し、この情報を各テーブルに登録する要求を履歴編集部36に行う。
履歴入力端末33は製品製造時において後戻りが生じた製造工程に関する情報の履歴を不具合情報として登録する。ある製造工程について不具合情報を編集する場合には、操作者は不具合登録ボタン150をクリックする操作を行う。
履歴入力端末33は、不具合情報の編集を開始する指示を受け付けた場合、すなわち不具合登録ボタン150に対しクリック操作された場合(ステップS25のYES)、不具合情報入力画面へ移行する(ステップS26)。
履歴入力端末33は、編集を終了する指示を受け付けた場合(ステップS27のYES)、履歴情報の編集を終了して所定の画面(図示せず)に移行する。
次に、製品の製造時に実施された製造工程の不具合情報を、履歴入力端末33が履歴編集部36を介して登録する際の処理について説明する。
図16は、本実施形態における製造履歴記録システムで実行される不具合情報編集処理を説明するフローチャートである。
履歴入力端末33は、履歴入力画面(図10)においてある製造工程の不具合情報を編集する指示を受け付けると、不具合入力画面を表示する(ステップS31)。
図17は、発生した不具合情報を登録するためのユーザーインタフェース(不具合入力画面)の一実施例を示す図である。図17に示す不具合入力画面は、作業履歴テーブル51に格納された履歴情報に対応する不具合情報を登録可能とした画面である。
この不具合入力画面で表示される管理番号欄161は、不具合情報を識別するユニークなIDの入力を受け付ける。タイトル欄162は、発生した不具合のタイトルの入力を受け付ける。発生日欄163は、不具合の発生した日時の入力を受け付ける。再実施工程欄164は、後戻りが生じた製造工程の工程IDに後戻りの回数を示す情報が付加された再実施工程/発注IDの入力を受け付ける。再実施工程/発注IDは、不具合情報が発生した製造工程の工程ID、発注IDに加え、ハイフン(−)とその製造工程の繰り返し回数が付加された情報である。再実施工程IDは、例えば、後戻りが一回目である場合には「−1」、後戻りが二回目である場合には「−2」というような後戻りの回数を示す情報が付加されたものである。再実施工程欄164には、不具合が発生した製造工程が製造作業であった場合には工程IDに、受入検査であった場合には発注IDに後戻りの回数を示す情報が付加された情報が入力される。
履歴入力端末33は、不具合情報の入力を受け付けた場合(ステップS32のYES)、入力に応じて履歴情報を生成し(ステップS33)、履歴編集部36に対して不具合履歴テーブル55への登録要求を行う(ステップS34)。
図18は、不具合履歴テーブル55のデータ構造とデータ内容の例を示す図である。
不具合履歴テーブル55は、不具合情報として不具合が生じた各製造工程における作業または検査の別を示す情報171、不具合の発生日時172、不具合ID173および制実施工程/発注ID174を格納する。
不具合入力画面において入力された不具合情報は、不具合履歴テーブル55に格納される。管理番号欄161に入力された情報は不具合履歴テーブル55の不具合ID173として、発生日欄163に入力された情報は発生日時172として、再実施工程欄164に入力された情報は再実施工程/発注ID174として格納される。
履歴入力端末33は、設定ボタン165または戻るボタン166のクリック操作により、履歴情報の編集を終了する指示を受け付ける。履歴入力端末33は、不具合情報の編集を終了する指示を受け付けた場合、(ステップS35のYES)、不具合情報の編集を終了し例えば履歴入力画面へ移行する(ステップS36)。
なお、履歴入力端末33は、履歴編集部36を介して受入検査に関する履歴についても登録可能としている。
図19は、受入検査履歴テーブル54のデータ構造とデータ内容の例を示す図である。
受入検査履歴テーブル54は、購入品に対して行われた受入検査の履歴情報として、
受入検査者を識別する受入検査者ID181、受入検査の発生日時182、完了日時183を格納する。また受入検査履歴テーブル54に格納された一連の履歴情報にはそれぞれ購入品の発注ID97が付与されて購入品リストテーブル44と関連付けられる。
履歴入力端末33は、所定画面において受入検査の検査者ID、開始日時および完了日時の入力を受け付けると、これらの情報を購入品リストテーブル44に格納するよう履歴編集部36に要求を行う。
次に、各履歴テーブルに格納された情報を、履歴検索端末34が履歴検索部37を介して検索する際の処理について説明する。
図20は、本実施形態における製造履歴記録システムで実行される履歴検索処理を説明するフローチャートである。
履歴検索端末34は、操作者より入力された検索条件を受け付ける(ステップS41)。履歴検索端末34では、検索条件と検索対象とを指定することができる。例えば「出荷品名」、「受注番号」を検索条件、ある製品の履歴情報を検索対象として指定することができる。また、「工程ID」を検索条件、その工程IDに対応する製造工程がおこなわれた製品を検索対象として指定することができる。さらに、「購入品ID」、「用具ID」、「指示書ID」、「図面ID」、「購入仕様書ID」などを検索条件、これらの購入品、用具、指示書、図面、購入仕様書が関連した製造工程や製品を検索対象として指定することができる。また、「作業者ID」を検索条件、その作業IDに対応する作業者が作業を行った製造工程を検索対象として指定することができる。また、「不具合ID」を検索条件、不具合が発生した製造工程と同じ工程を含む製品や、その製造工程で用いられた用具と同じ用具を用いた工程などを検索対象とすることができる。
履歴検索端末34は、受け付けた検索条件および検索対象に基づいて、履歴検索部37に対して検索要求を行う(ステップS42)。履歴検索部37は、受け付けた検索要求に基づいて関連する各データベースから検索条件に一致する情報を検索する。履歴検索部37は検索により得られた結果を履歴検索端末34に渡す。
履歴検索端末34は、履歴検索部37より検索結果を取得し、操作者に対して出力する(ステップS43)。
サーバ31内の各テーブルは、工程IDなどの識別情報を用いて相互に関連付けて格納されている。このため、納入先ごとに仕様や工程が細かく異なる注文品や多品種少量生産品などの履歴情報であっても、関連する情報を容易に検索することができる。
また、不具合が発生した際にはその製造工程に係わった作業者の特定のみならず、図面、指示書、用具などの関連した情報を同時に検索することができる。注文品などは特に人間系の作業比率が高いため、関連した情報を同時に検索できることで不具合の発生原因の特定を行いやすくなる点で有効である。
この製造履歴記録システムによれば、階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品であって、納入先ごとに仕様や工程が細かく異なる注文品や多品種少量生産品などの製品の製造計画や製造履歴の管理・記録を好適に行うことができる。
特に、製造工程を階層構造で管理したため、製造工程の計画立て、事後的な追加・削除などの変更を容易に行うことができる。
31 データベースサーバ
32 構成入力端末
33 履歴入力端末
34 履歴検索端末
35 工程構成テーブル編集部
36 履歴編集部
37 履歴検索部
41 製品管理テーブル
42 構成管理テーブル
43 工程定義テーブル
44 購入品リストテーブル
51 作業履歴テーブル
52 作業者履歴テーブル
53 用具履歴テーブル
54 受入検査履歴テーブル
55 不具合履歴テーブル

Claims (8)

  1. 階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品に関する情報である製品管理情報を格納する製品管理テーブルと、
    前記製造工程に関する情報であって、ユニークなID情報と、前記製造工程の階層構造における位置を示す階層情報とを含む構成管理情報を前記製品管理情報と関連付けて格納する構成管理テーブルと、
    前記製品の製造時に実施された前記製造工程に関する履歴情報の入力を受け付け、前記履歴情報と、前記履歴情報が入力された前記製造工程の前記ID情報とを関連付ける履歴編集部と、
    前記履歴情報を格納する履歴テーブルと、
    編集可能な階層関係を有する複数の入力領域を備えたユーザインタフェースを備え、前記ユーザインタフェースを介して前記製造工程の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力領域の階層関係に基づいて、前記製造工程に前記階層情報を付与する工程管理編集部とを備えたことを特徴とする製造履歴記録システム。
  2. 前記履歴情報に対する検索条件を受け付け、前記履歴テーブルに格納された前記履歴情報と、前記履歴情報と関連付けられた前記製造工程の前記構成管理情報とを検索対象とする履歴検索部をさらに備えた請求項1記載の製造履歴記録システム。
  3. 各前記製造工程を定義する工程定義情報を、定義付けした前記製造工程に対応する前記ID情報と関連付けて格納する工程定義テーブルをさらに備えた請求項1記載の製造履歴記録システム。
  4. 各前記製造工程を定義する工程定義情報を、定義付けした前記製造工程に対応する前記ID情報と関連付けて格納する工程定義テーブルをさらに備えた請求項2記載の製造履歴記録システム。
  5. 前記履歴検索部は、前記検索条件を受け付けた際、検索された前記構成管理情報の前記ID情報と関連付けられた前記工程定義情報をさらに検索対象とする請求項記載の製造履歴記録システム。
  6. 前記製品の製造時に発生した不具合に関する情報を不具合情報として受け付け、前記不具合情報を前記不具合が発生した前記製造工程に対応する前記ID情報と関連付けする不具合履歴情報編集部と、
    前記不具合情報を格納する不具合履歴テーブルとをさらに備え、
    前記履歴検索部は、前記検索条件を受け付けた際、前記不具合履歴テーブルに格納された前記不具合履歴情報をさらに検索対象とする請求項2、および5のいずれか一項に記載の製造履歴記録システム。
  7. 異なる前記製品間で共通して実施される前記製造工程に対応する前記構成管理情報には、同一の前記ID情報が付与されており、
    前記履歴検索部は、一の前記製品の前記不具合履歴情報に関する検索条件を受け付けた際、前記不具合履歴情報に関連付けられた前記ID情報と同一の前記ID情報が付与された前記構成管理情報を備えた前記製品管理情報を検索対象とする請求項記載の製造履歴記録システム。
  8. 階層構造をなす複数の製造工程が実施されて製造される製品に関する情報である製品管理情報を格納する製品管理テーブルと、前記製造工程に関する情報であって、ユニークなID情報と、前記製造工程の階層構造における位置を示す階層情報とを含む構成管理情報を前記製品管理情報と関連付けて格納する構成管理テーブルと、前記製品の製造時に実施された前記製造工程に関する履歴情報の入力を受け付け、前記履歴情報と、前記履歴情報が入力された前記製造工程の前記ID情報とを関連付ける履歴編集部と、前記履歴情報を格納する履歴テーブルとを備えた製造履歴記録システムを準備するステップと、
    編集可能な階層関係を有する複数の入力領域を備えたユーザインタフェースを介して前記製造工程の入力を受け付けるステップと、
    前記入力領域の階層関係に基づいて、前記製造工程に前記階層情報を付与するステップとを備えることを特徴とする製造履歴記録方法。
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