JPH11126222A - 製造履歴管理装置 - Google Patents

製造履歴管理装置

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JPH11126222A
JPH11126222A JP28974797A JP28974797A JPH11126222A JP H11126222 A JPH11126222 A JP H11126222A JP 28974797 A JP28974797 A JP 28974797A JP 28974797 A JP28974797 A JP 28974797A JP H11126222 A JPH11126222 A JP H11126222A
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JP
Japan
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product
intermediate product
identifier
manufactured
serial number
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Withdrawn
Application number
JP28974797A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oide
浩 大出
Satomi Furukawa
さと美 古川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、製造履歴管理装置に関し、多様な
製造工程に柔軟に適応しつつ改修対象の製品や障害の発
生要因を効率的に特定できることを目的とする。 【解決手段】 製品の製造ラインを構成する複数Mの工
程について、個別にその製造ラインの流れに沿って全て
の前工程の識別子の列からなる工程リンク情報が予め格
納された工程リンク記憶手段11と、複数Mの工程で個
別に製造された中間製品に製造番号を付与する複数Mの
製造番号設定手段12-1〜12-Mと、複数Mの工程の
内、前工程から何らかの既製中間製品が供給される個々
の工程について、製造ラインを遡る方向に、その既製中
間製品の製造番号と前工程の識別子との組み合わせと、
複数Mの製造番号設定手段12-1〜12-Mの内、自工程
に対応した製造番号設定手段によって設定された製造番
号とその自工程の識別子との組み合わせとが対応付けら
れてなる履歴をとる履歴手段13とを備えて構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる工程を経て
個別に供給される複数の部品や中間製品が組み合わせら
れ、あるいは組み込まれてなる製品について、所望の属
性に基づいてこれらの部品や中間製品の特定に必要な情
報を収集する製造履歴管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業製産の対象となる多くの製品
は、多様な技術が適用されることによって高い付加価値
や機能が実現され、かつ市場の自由化に適応する方向で
製造技術が適用されることによって効率的に量産されて
いる。従来、このような製品の製造工程は、例えば、図
9に示すように、(1) 部品Aについて特性試験が行われ
ることによって、その特性試験の基準を満たす部品Aで
ある第一の中間製品X01が得られる工程(以下、「工程
1」という。)と、(2) 第一の中間製品X01が回路基盤
等に実装されることによって、第二の中間製品X02が得
られる工程(以下、「工程2」という。)と、(3) 既述
の部品Aと異なる部品Bについて特性試験が行われるこ
とによって、その特性試験の基準を満たす部品Bである
第三の中間製品X03が得られる工程(以下、「工程3」
という。)と、(4) 第二の中間製品X02および第三の中
間製品X03が組み立てられる(アセンブルされる)こと
によって、第四の中間製品X04が得られる工程(以下、
「工程4」という。)と、(5) 上述した部品A、Bの双
方と異なる部品Cが調整されることによって、その調整
が完了した部品Cである第五の中間製品X05が得られる
工程(以下、「工程5」)と、(6) 第五の中間製品X05
が回路基盤等に実装されることによって、第六の中間製
品X06が得られる工程(以下、「工程6」という。)
と、(7) 第六の中間製品X06に所定の加工が施されるこ
とによって第七の中間製品X07が得られる工程(以下、
「工程7」という。)と、(8) 第四の中間製品X04と第
七の中間製品X07とが組み立てられることによって、
最終製品Z1(中間製品X08)が得られる工程(以下、
「工程8」という。) と、から構成され、かつ図10
に示す工程マスタテーブル121として定義される。
【0003】また、上述した工程1〜工程8では、(a)
部品A、B、Cについて製造者によって提供された特性
等のパラメータと、(b) 個別に得られた中間製品X01〜
X07や最終製品Z1のパラメータ試験(計測や目視によ
るものを含む。)の結果と、(c) 先行する工程(以下、
「前工程」という。)で得られ、これらの中間製品X01
〜X07や最終製品Z1が個別に製造されるために実際に
適用された部品A、B、Cや中間製品X01〜X07の組み
合わせの特定に供されるべき製造番号の組み合わせと、
からなる品質情報は、個々の工程毎にパソコン等の情報
端末や紙に記録されたファイルとして適宜保管される。
【0004】さらに、上述した中間製品X01〜X07の何
れが後工程に適用されることなく出荷される場合には、
該当する中間製品が得られる工程、あるいは工程1〜工
程8の全てにかかわる製産管理を統括的に行う部門によ
って、図11に示すように、受注の識別に供される「オ
ーダ」、出荷されるべき中間製品の識別に示される「品
種コード」、その中間製品の「数量」および出荷日を示
す「日付」からなる出荷情報が出荷台帳131に適宜登
録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例では、一旦出荷された中間製品X01〜X07や最終製品
Z1(以下、これらを「出荷製品」という。)に何らか
の障害が発生したことが確認された場合には、その障害
の発生要因となる属性や特性を有し、この出荷製品が得
られた工程に先行する個々の前工程で適用された部品
A、B、Cや中間製品X01〜X06は、これらの前工程に
ついて個別に保管されていた既述のファイルの参照と突
き合わせとが人手を介して行われることによって特定さ
れていた。
【0006】したがって、従来例では、確認された障害
の発生要因と同じ発生要因を有する出荷製品の特定には
多大な工数を要し、かつ必ずしも十分な確度は得られな
かった。本発明は、多様な製造工程に柔軟に適応しつつ
改修の対象となるべき製品や障害の発生要因を効率的に
特定できる製造履歴管理装置に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜6に
記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の
発明は、製品の製造ラインを構成する複数Mの工程につ
いて、個別にその製造ラインの流れに沿って先行する全
ての前工程の識別子の列からなる工程リンク情報が予め
格納された工程リンク記憶手段11と、複数Mの工程で
個別に製造された中間製品に製造番号を付与する複数M
の製造番号設定手段12-1〜12-Mと、複数Mの工程の
内、前工程から何らかの既製中間製品が供給される個々
の工程について、製造ラインを遡る方向に、その既製中
間製品の製造番号と前工程の識別子との組み合わせと、
複数Mの製造番号設定手段12-1〜12-Mの内、自工程
に対応した製造番号設定手段によって設定された製造番
号とその自工程の識別子との組み合わせとが対応付けら
れてなる履歴をとる履歴手段13とを備えたことを特徴
とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の製造履歴管理装置において、複数Mの製造番号設定手
段12-1〜12-Mは、これらの製造番号設定手段12-1
〜12-Mに個別に対応した工程について、何らかの中間
製品が製造される度に、その中間製品に種別毎に製造番
号を自動的に付与することを特徴とする。請求項3に記
載の発明は、請求項1または請求項2に記載の製造履歴
管理装置において、複数Mの工程で個別に製造された中
間製品について、実施された試験と計測との何れか一方
あるいは双方の結果を取得する複数Mのパラメータ取得
手段21-1〜21-Mと、パラメータ取得手段21-1〜2
1-Mによって個別に取得された結果と、その結果を与え
る試験または計測の対象である中間製品に付与された製
造番号と、その中間製品が製造された工程の識別子とを
対応付けて蓄積するパラメータ蓄積手段22とを備えた
ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の製造履歴管理装置において、複数Mの
工程でそれぞれ製造された中間製品に対して所定の試験
と計測との何れか一方あるいは双方を自動的に行う複数
Mの自動試験手段31-1〜31-Mと、複数Mの自動試験
手段31-1〜31-Mによって個別に行われた試験と計測
との結果と、これらの試験と計測との対象である中間製
品に付与された製造番号と、その中間製品が製造された
工程の識別子とを対応付けて蓄積するパラメータ蓄積手
段32とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載の製造履歴管理装置におい
て、複数Mの計数器41-1〜41-Mと、複数Mの工程で
個別に中間製品が製造される度に、複数Mの計数器41
-1〜41-Mの内、その中間製品が製造された工程に対応
する計数器の計数値をインクリメントする出来高計数手
段42と、中間製品が製造された工程の識別子が前工程
の識別子として含まれ、その中間製品の製造番号と共に
構成される組み合わせが履歴手段13によってとられた
履歴に含まれるか否かを判別し、その判別の結果が真で
あるときに、複数Mの計数器41-1〜41-Mの内、その
識別子で示される工程に対応した計数器の計数値をデク
リメントする出来高補正手段43とを備えたことを特徴
とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5の何れか1項に記載の製造履歴管理装置におい
て、履歴手段13によってとられた履歴の内、所望の製
品または中間製品の製造番号とその製品または中間製品
が製造された工程の識別子との組み合わせを含む全ての
レコードを抽出する一次検索手段51と、識別子で示さ
れる工程の前工程の内、所望の識別子で示される前工程
について、工程リンク記憶手段11に格納された工程リ
ンク情報を取得する前工程特定手段52と、一次検索手
段51によって抽出された全てのレコードの内、前工程
特定手段52によって取得された工程リンク情報に含ま
れる何れかの前工程の識別子に自工程の識別子が一致す
るレコードを抽出し、その自工程の識別子と共に組み合
わせを構成する製造番号を得る二次検索手段53とを備
えたことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の発明にかかわる製造履歴
管理装置では、工程リンク記憶手段11には、製品の製
造ラインを構成する複数Mの工程について、個別にその
製造ラインの流れに沿って先行する全ての前工程の識別
子の列からなる工程リンク情報が予め格納される。製造
番号設定手段12-1〜12-Mは、これらの複数Mの工程
で個別に製造された中間製品に製造番号を付与する。さ
らに、履歴手段13は、これらの複数Mの工程の内、前
工程から何らかの既製中間製品が供給される個々の工程
について、上述した製造ラインを遡る方向に、その既製
中間製品の製造番号と前工程の識別子との組み合わせ
と、製造番号設定手段12-1〜12-Mの内、自工程に対
応した製造番号設定手段によって設定された製造番号と
その自工程の識別子との組み合わせとが対応付けられて
なる履歴をとる。
【0013】すなわち、前工程から部品として実際に支
給された既製中間製品とその既製中間製品が適用される
ことによって自工程で製造された中間製品とについて
は、製造番号に併せて、上述した製造ラインを構成する
工程の識別子からなる組み合わせが蓄積される。したが
って、所望の製造番号が付与された中間製品について
は、その中間製品について上述したように得られた組み
合わせの列を工程の識別子に基づいて遡ることによっ
て、各前工程から実際に部品として支給された既製中間
製品を確度高く特定することが可能である。
【0014】請求項2に記載の発明にかかわる製造履歴
管理装置では、請求項1に記載の製造履歴管理装置にお
いて、製造番号設定手段12-1〜12-Mは、これらの製
造番号設定手段12-1〜12-Mに個別に対応した工程に
ついて、何らかの中間製品が製造される度に、その中間
製品に種別毎に製造番号を自動的に付与する。すなわ
ち、個々の中間製品については、製造番号が人手を介し
て付与される場合に比べて確度高く、かつ迅速に付与さ
れるので、製造効率が高められると共に、蓄積される品
質情報の信頼性が向上する。
【0015】請求項3に記載の発明にかかわる製造履歴
管理装置では、請求項1または請求項2に記載の製造履
歴管理装置において、パラメータ取得手段21-1〜21
-Mは、複数Mの工程で個別に製造された中間製品につい
て、実施された試験と計測との何れか一方または双方の
結果を取得する。パラメータ蓄積手段22は、このよう
にして工程毎に取得された結果と、その結果を与える試
験または計測の対象である中間製品に付与された製造番
号と、その中間製品が製造された工程の識別子とを対応
付けて蓄積する。
【0016】すなわち、製造された中間製品について
は、個々の特性や良否判定の結果が工程および製造番号
に対応付けられて蓄積されるので、請求項1または請求
項2に記載の製造履歴管理装置においてとられた履歴と
組み合わせられることによって、実際の製造ラインを遡
ることによる障害等の発生要因の特定を確度高く行うこ
とが可能となる。
【0017】請求項4に記載の発明にかかわる製造履歴
管理装置では、請求項1または請求項2に記載の製造履
歴管理装置において、自動試験手段31-1〜31-Mは、
複数Mの工程でそれぞれ製造された中間製品に対して所
定の試験と計測との何れか一方あるいは双方を自動的に
行う。さらに、パラメータ蓄積手段32は、このように
して行われた試験と計測との結果と、これらの試験と計
測との対象である中間製品に付与された製造番号と、そ
の中間製品が製造された工程の識別子とを対応付けて蓄
積する。
【0018】すなわち、製造された中間製品について
は、個々の特性や良否判定の結果が工程および製造番号
に対応付けられて自動的に蓄積されるので、請求項3に
記載の製造履歴管理装置に比べて、各工程の製造効率が
高められ、かつ請求項1または請求項2に記載の製造履
歴管理装置において取られた履歴と組み合わせらことに
よって、実際の製造ラインを遡ることによる障害等の発
生要因の特定を確度高く行うことが可能となる。
【0019】請求項5に記載の発明にかかわる製造履歴
管理装置では、請求項1ないし請求項4の何れか1項に
記載の製造履歴管理装置において、出来高計数手段42
は、複数Mの工程で個別に中間製品が製造される度に、
計数器41-1〜41-Mの内、その中間製品が製造された
工程に対応する計数器の計数値をインクリメントする。
また、出来高補正手段43は、上述した中間製品が製造
された工程の識別子が前工程の識別子として含まれ、か
つその中間製品の製造番号と共に構成される組み合わせ
が履歴手段13によってとられた履歴に含まれるか否か
を判別し、その判別の結果が真であるときに、計数器4
1-1〜41-Mの内、その識別子で示される工程に対応し
た計数器の計数値をデクリメントする。
【0020】すなわち、複数Mの工程に個別に対応した
計数器41-1〜41-Mがそれぞれ与える計数値は、これ
らの工程でそれぞれ製造された中間製品の数を示すが、
後工程に部品として支給された中間製品の数が確実に差
し引かれるので、製造ラインの各工程における製造量
(出来高)が確度高く示す。請求項6に記載の発明にか
かわる製造履歴管理装置では、請求項1ないし請求項5
の何れか1項に記載の製造履歴管理装置において、一次
検索手段51は、履歴手段13によってとられた履歴の
内、所望の製品または中間製品の製造番号とその製品ま
たは中間製品が製造された工程の識別子との組み合わせ
を含む全てのレコードを抽出する。前工程特定手段52
は、上述した識別子で示される工程の前工程の内、所望
の識別子で示される前工程について、工程リンク記憶手
段11に格納された工程リンク情報を取得する。さら
に、二次検索手段53は、一次検索手段51によって抽
出された全てのレコードの内、前工程特定手段52によ
って取得された工程リンク情報に含まれる何れかの識別
子に自工程の識別子が一致するレコードを抽出し、その
自工程の識別子と共に組み合わせを構成する製造番号を
得る。
【0021】すなわち、複数の前工程によって既製中間
製品が並行して供給されるべき工程を含んで製造ライン
が構成される場合であっても、これらの前工程の内、所
望の前工程について、その製造ラインを遡ることによっ
て製造された中間製品の製造番号を確実に特定すること
が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0023】図2は、請求項1〜6に記載の発明に対応
した実施形態を示す図である。図において、サーバ71
には、既述の工程1〜工程8が実施される作業場に個別
に設置されたワークステーション72-1〜72-8と、こ
れらの工程1〜工程8にかかわる製産管理が行われる製
産・品質管理部に設置されたワークステーション73と
がLAN74を介して接続される。
【0024】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、後述する品種マスタテーブル
81は工程リンク記憶手段11に対応し、ワークステー
ション72-1〜72-8、後述する製品管理テーブル91
および製品リンクテーブル92は製造番号設定手段12
-1〜12-M、履歴手段13およびパラメータ取得手段2
1-1〜21-Mに対応し、後述する計測値テーブル10
1、部品テーブル102、材料テーブル103、イメー
ジファイルテーブル104、使用設備テーブル105お
よびキャラクタテーブル106を含むサーバ71はパラ
メータ蓄積手段22、32に対応し、後述するロボット
等は自動試験手段31-1〜31-Mに対応し、サーバ71
およびワークステーション72-1〜72-8は計数器41
-1〜41-M、出来高計数手段42および出来高補正手段
43に対応し、ワークステーション73およびサーバ7
1は一次検索手段51、前工程特定手段52および二次
検索手段53に対応する。
【0025】図3は、請求項1〜5に記載の発明に対応
した本実施形態の動作フローチャートである。以下、図
2および図3を参照して請求項1、2に記載の発明に対
応した本実施形態の動作を説明する。
【0026】サーバ71は、製造されるべき最終製品の
種類を示す「品種コード」毎に、図4に示すように、そ
の最終製品の製造にかかわる個々の工程を示す「工程番
号」と、その工程に先行する全ての前工程の工程番号の
列を示す「工程リンクデータ」とが予め登録された品種
マスタテーブル81を有する。なお、以下では、簡単の
ため、最終製品は従来例と同様に添え文字「Z1」で示
される一種類のみであり、かつ「工程番号」および「工
程リンクデータ」は図9に示す製造工程に整合すると仮
定する。
【0027】また、サーバ71は、個々の中間製品X01
〜X07および最終製品Z1(中間製品X08)について、
図5(a) に示すように、種別X01〜X07、Z1の如何に
かかわらず製造された順に付与されるべきシリアル番号
である「製品管理番号」と、種別X01〜X07、Z1(あ
るいは工程)毎に付与されるべきユニークな「製造番
号」(ただし、製産管理上の利便性を確保するために、
製造工程の流れに沿って連なる複数の工程で共用され得
ると仮定する。)と、製造される工程を示す「工程番
号」(ここでは、図9に示す通り、「1」〜「8」の何
れかであると仮定する。)と、これらの中間製品X01〜
X08によって構成されるべき最終製品の種類を示す「品
種コード」と、受注の識別に供される「オーダ」との組
み合わせが適宜登録されるべき製品管理テーブル91を
有する。
【0028】さらに、サーバ71は、図5(b) に示すよ
うに、図9に示す工程1〜工程8について、これらの工
程の流れの昇順と降順との内、所望の一方を語「後」ま
たは「前」の何れかで示す「関連工程情報」に併せて、
実際に製造された中間製品Xnに付与された「製品管理
番号」と、先行する工程によって与えられ、かつその中
間製品Xnに組み込まれた中間製品X(n-1)に付与され
た「製品管理番号」との何れかが登録されるべき「基準
製品管理番号」と、「関連製品管理番号」との各フィー
ルドを有する製品リンクテーブル92を有する。
【0029】なお、サーバ71は、上述した品種マスタ
テーブル81、製品管理テーブル91および製品リンク
テーブル92に併せて、図10に示す工程マスタテーブ
ル100と、図11に示す出荷台帳131とをデータベ
ースとして有し、かつLAN74を介して対向するワー
ク72-1〜72-8、73に対してはSQLサーバとして
作動する。
【0030】すなわち、サーバ71は、ワーク72-1〜
72-8、73によってLAN74を介して与えられる問
い合わせに対してそのLAN74を介して応答する処理
を専ら行うので、その処理については、簡単のため、以
下では、説明を省略する。ワークステーション72-1〜
72-8がそれぞれ設置された作業場では、何らかの部品
と、その作業場において行われるべき工程の前工程によ
って供給される中間製品との何れか一方(以下、単に
「パーツ」という。)と、そのパーツに付与されたユニ
ークな「製品管理番号」(以下、「パーツ管理番号」と
いう。)と「製造番号」(以下、「パーツ番号」とい
う。)とが与えられると、そのパーツを適用することに
よって新たな中間製品(最終製品)を得る工程が開始さ
れる。
【0031】また、ワークステーション72-1〜72-8
では、これらの作業場においてそれぞれ該当する工程1
〜工程8が完了し、かつ所定の中間製品が製造される度
に、その中間製品について、付与された「製品管理番
号」と「製造番号」とに併せて、該当する工程の「工程
番号」、既述の「品種コード」および「オーダ」とが図
示されない端末(キーボード等)を介して適宜入力され
る(図3(1))。
【0032】さらに、ワークステーション72-1〜72
-8は、これらの「製品管理番号」、「製造番号」、「工
程番号」、「品種コード」および「オーダ」の組み合わ
せからなるレコードを上述した製品管理テーブル91の
末尾のレコードとして付加することをサーバ71に要求
する(図3(2))。また、ワークステーション72-1〜7
2-8は、製品リンクテーブル92の末尾のレコードとし
て、(A) 既述の「基準製品管理番号」、「関連製品管理
番号」および「関連工程情報」 のフィールドに、それ
ぞれ上述した「製品管理番号」、「パーツ管理番号」お
よび語「前」が含まれてなるレコード(以下、「前工
程レコード」という。) と、(B) これらの「基準製品
管理番号」、「関連製品管理番号」および「関連工程情
報」のフィールドに、それぞれ「パーツ管理番号」、
「製品管理番号」および語「後」が含まれてなるレコー
ド(以下、「後工程レコード」という。)と、を付加す
ることをサーバ71に要求する(図3(3))。
【0033】したがって、工程1〜工程7においてそれ
ぞれ実際に製造された中間製品X01〜X07と工程8にお
いて実際に製造された最終製品Z1(中間製品X08)と
に併せて、これらの中間製品X01〜X08や最終製品Z1
が製造されるために個々の工程で適用された部品A、
B、Cと中間製品X01〜X07とについて、個別に付与さ
れたユニークな製品管理番号が図9に示す実際の工程の
流れに対応付けられて製品リンクテーブル92に蓄積さ
れる。
【0034】さらに、このような工程の流れは品種マス
タテーブル81に「工程リンクデータ」として予め登録
され、かつ上述したユニークな製品管理番号および製造
番号が付与された部品、中間製品および最終製品は、そ
れぞれ実際に製造が行われた工程を示す「工程番号」と
既述の「品種コード」および「オーダ」に対応付けられ
て製品管理テーブル91に製造の履歴として蓄積され
る。
【0035】したがって、ワークステーション73が設
置された製産・品質管理部では、サーバ71に対してワ
ークステーション72-1〜72-8と同様にして問い合わ
せを行い、かつ上述した品質マスタテーブル81、製品
管理テーブル91、製品リンクテーブル92および工程
マスタテーブル121に所望の論理演算や集合演算を施
すことによって、これらの演算に相当する作業が人手に
よって行われていた従来例に比べて大幅に効率的に、か
つ確度高く部品A、B、Cや中間製品X01〜X07に着目
した製造履歴を遡って調査することが可能となる。
【0036】なお、本実施形態では、ワークステーショ
ン72-1〜72-8に対して行われる操作に応じて、個々
の工程で製造された中間製品について、「製品管理番
号」と「製造番号」とが付与され、かつこれらの「製品
管理番号」と「製造番号」とに併せて、「工程番号」、
「品種コード」および「オーダ」を製品管理テーブル9
1に登録することを要求する問い合わせの処理が行われ
ている。
【0037】しかし、例えば、工程1〜工程8の内、自
動化された工程については、その工程を実現するロボッ
ト等の機器が所定の作業の終了を通知するために出力す
る信号が与えられたときに、対応するワークステーショ
ンが「製品管理番号」、「製造番号」等を付与し(図3
(a))、かつ自動的に既述の処理(図3(2)、(3))を行うこ
とによって、品質情報の確度が高められ、かつ作業の自
動化と効率化とがはかられてもよい。
【0038】以下、図2〜図5を参照して請求項3、4
に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と請求項1、2に記載の発明に対応した実施
形態との相違点は、工程1〜工程8において、それぞれ
製造された中間製品X01〜X08について、その工程の担
当者が行う目視や計測に応じて得られたデータが後述す
るように適宜収集される点にある。
【0039】サーバ71は、図6に示すように、上述し
た中間製品X01〜X07や最終製品Z1(中間製品X08)
に個別に付与されたユニークな「製品管理番号」を共通
のキーとして有する測定値テーブル101、部品テーブ
ル102、材料テーブル103、イメージファイルテー
ブル104、使用設備テーブル105およびキャラクタ
テーブル106を有する。
【0040】ワークステーション72-1〜72-8は、そ
れぞれ対応する工程では、製造された中間製品につい
て、上述したように得られるべき単一または複数のデー
タ(種別を含む。)を操作者に対して問い合わせる(図
3(A))。
【0041】さらに、ワークステーション72-1〜72
-8は、このような問い合わせに適応したデータが与えら
れると、上述した測定値テーブル101、部品テーブル
102、材料テーブル103、イメージファイルテーブ
ル104、使用設備テーブル105およびキャラクタテ
ーブル106の内、これらのデータが格納されるべきフ
ィールドを有するテーブル(以下、「更新対象テーブ
ル」という。)を特定する(図3(B))。
【0042】また、ワークステーション72-1〜72-8
は、これらのデータを既述の種別に対応して更新対象テ
ーブルのフィールドに配置されるべき情報として適宜組
み替えつつ、この「製品管理番号」と共にその更新対象
テーブルの末尾のレコードとして登録することをサーバ
71に要求する(図3(C))。このように本実施形態によ
れば、各工程で目視や計測によって得られるべきデータ
が確度高く収集され、かつ所望の中間製品に付与された
製品管理番号に対応付けられてデータベースとして蓄積
される。
【0043】したがって、操作者の錯誤や作業手順の不
徹底に起因して計測結果が欠落することが回避され、か
つ品質情報の項目が多い場合であってもその品質情報の
確度が高められると共に、製造工程を柔軟に遡ることに
よる問題点の効率的な調査が可能となる。また、本実施
形態では、上述したデータを得る目視や計測とそのデー
タの入力とが人手を介して行われているが、例えば、既
述のロボットや機器がワークステーション72-1〜72
-8に通信リンクを介して接続され、かつ光学的な外観検
査や所定の計測と該当するデータの入力とを自動的に行
う場合には、両者の連係の下で該当する工程が自動化さ
れることによって工程の効率化をはかることも可能であ
る。
【0044】さらに、このような場合には、上述した外
観検査や計測とデータの入力とを実現する処理について
は、既述のロボットや機器が自立的に行う構成に限定さ
れず、ワークステーション72-1〜72-8との間で適宜
機能分散や負荷分散がはかられてもよい。また、本実施
形態では、測定値テーブル101、部品テーブル10
2、材料テーブル103、イメージファイルテーブル1
04、使用設備テーブル105およびキャラクタテーブ
ル106の各フィールドに格納されるべき情報について
は、図6に示される名称で示され、かつ図7に具体的に
示される通りであるが、これらの情報に限定されず、改
修の対象となるべき中間製品や最終製品、あるいは障害
の発生要因の特定に供され得るものであれば、如何なる
ものであってもよい。
【0045】以下、図2〜図7を参照して請求項5に記
載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。本実
施形態と請求項1〜4に記載の発明に対応した実施形態
との相違点は、ワークステーション72-1〜72-8が既
述の処理に併せて以下の処理を行う点にある。
【0046】ワークステーション72-1〜72-8は、そ
れぞれ対応する工程で製造された中間製品の数の計数に
供される出来高カウンタ(図示されない。)を有する。
また、ワークステーション72-1〜72-8は、個別に対
応する工程が完了し、かつ既述の手順に基づいて製品管
理テーブル91が更新されると、出来高カウンタを一旦
インクリメントする(図3(2a)) 。
【0047】さらに、ワークステーション72-1〜72
-8は、それぞれ先行して完了した前工程で製造された中
間製品の「製品管理番号」を製品管理テーブル91から
読み取り(図3(2b)) 、製品リンクテーブル92につい
て、その「製品管理番号」が「関連製品管理番号」のフ
ィールドに設定された前工程レコードが登録されている
か否かをサーバ71に問い合わせる(図3(2c)) 。
【0048】また、ワークステーション72-1〜72-8
は、その問い合わせに対する回答が「偽」である場合に
は出来高カウンタを更新しないが、反対に「真」である
場合には、出来高カウンタをデクリメントする(図3(2
d)) 。このように本実施形態によれば、個々の工程にお
いて製造された中間製品の内、何れかの後工程にパーツ
として適用された中間製品については、その工程におけ
る製造量(出来高)の対象から確実に除外されるので、
工程毎の出来高が実際の工程の流れに柔軟に適応しつつ
確度高く把握され、さらに、製産管理および品質管理に
連係すべき出荷管理の自動化がはかられる。
【0049】図8は、請求項6に記載の発明に対応した
本実施形態の動作フローチャートである。以下、図2〜
図8を参照して請求項6に記載の発明に対応した本実施
形態の動作を説明する。本実施形態の特徴は、製造・品
質管理部に設置されたワークステーション74がLAN
74を介して対向するサーバ71と連係することによっ
て以下の検索処理を行う点にある。
【0050】なお、以下では、図9に括弧を付して示す
ように、他の工程との合流が伴うことなく連なる工程6
および工程7で順次製造された中間製品X06、X07に、
共通の「製造番号」(=07000123)が付与され
たと仮定する。所望の中間製品(ここでは、簡単のた
め、添え文字「X07」で示されると仮定する。)の製造
番号(以下、「目的製造番号」という。)(ここでは、
簡単のため、上記の「07000123」であると仮定
する。)と、その中間製品に組み込まれ、かつ製造工程
の流れに適応した前工程の内、製造された中間製品につ
いて品質情報が取得されるべき所望の工程(以下、「目
的工程」という。)を示す「工程番号」(以下、「目的
工程番号」という。)(ここでは、簡単のため「5」で
あると仮定する。)とが操作者によって与えられる(図
8(1))と、ワークステーション74は、その「目的工程
番号」に対応して品種マスタ81に登録された「工程リ
ンクデータ」(以下、「基準リンクデータ」という。)
を取得する(図8(2))。
【0051】さらに、ワークステーション74は、製品
リンクテーブル92に登録されたレコードの内、「製造
番号」として上述した「目的製造番号」を含み、かつ
「工程番号」の値が最大(ここでは、「7」であると仮
定する。)であるレコード(以下、「基準レコード」と
いう。)を特定する(図8(3))。また、ワークステーシ
ョン74は、製品リンクテーブル92に登録されたレコ
ードの内、上述した「基準レコード」に含まれる「製品
管理番号」(以下、「基準製品管理番号」という。)と
語「前」とがそれぞれ「基準製品管理番号」および「関
連工程情報」の各フィールドに設定されてなる全てのレ
コード(以下、「前工程リンクレコード」という。)を
検索する(図8(4))。
【0052】さらに、ワークステーション74は、製品
管理テーブル91に登録されたレコードの内、上述した
「前工程リンクレコード」の「関連製品管理番号」フィ
ールドに登録された「製品管理番号」(以下、「前工程
製品管理番号」という。)を「製品管理番号」フィール
ドに含む全てのレコード(以下、「前工程管理レコー
ド」という。)検索する(図8(5))。
【0053】また、ワークステーション74は、これら
の「前工程管理レコード」の内、「工程番号」フィール
ドに登録されている値が上述した「基準リンクデータ」
に含まれるものを選択する(図8(6))。さらに、ワーク
ステーション74は、この「前工程管理レコード」を後
続する「基準レコード」と見なす(図8(7))ことによっ
て、その「基準レコード」に含まれる「工程番号」が上
述した「目的工程番号」に等しくなるまで、以下同様の
処理(図8(4)〜(6)) を反復する。
【0054】また、ワークステーション74は、このよ
うにして抽出された「前工程管理レコード」の「製品管
理番号」フィールドの値を検索キーとして、図6(a)〜
(f)にそれぞれ示される測定値テーブル101、部品テ
ーブル102、材料テーブル103、イメージファイル
テーブル104、使用設備テーブル105およびキャラ
クタテーブル106を適宜参照する(図8(8))。
【0055】このように本実施形態によれば、所望の最
終製品あるいは中間製品について、製造工程を遡ること
によって、実際に行われた各工程の設備、環境、計測・
検査の結果を示す品質情報の確実、かつ効率的な把握が
可能となる。したがって、出荷された製品の内、後続す
る製品の出荷に先行して行われた検査の過程で発見され
た不具合、出荷後に発生した障害、部品の製造者によっ
て通知されたロット不良等に応じて柔軟に品質情報を参
照することによって、これらの不具合、障害等との相関
性の把握が速やかに行われ、かつ改修、検査その他の処
置が講じられるべき製品の特定が効率的に確度高く行わ
れる。
【0056】なお、本実施形態では、所望の最終製品あ
るいは中間製品について製造工程を特定の工程まで遡る
方向で既述の検索処理が行われているが、例えば、製造
者から通知されたロット不良に該当する部品が組み込ま
れた中間製品や最終製品を特定する場合にも、本発明
は、従来例と同様にして品質情報を検索することが可能
であり、このような場合における集合演算や論理演算に
ついては一般的なリレーショナルデータベースと同様に
して実現可能である。
【0057】また、上述した各実施形態では、製造者か
ら入手された部品や前工程で製造された中間製品がパー
ツとして組み込まれることによって他の中間製品や最終
製品が製造されているが、本発明は、このような中間製
品や最終製品に限らず、例えば、部品の組み合わせのま
ま出荷されるべきキットやノックダウン用の部品の集合
についても、パッケージ等の製造番号が付与され得る単
位で適用可能である。
【0058】さらに、上述した各実施形態では、サーバ
71とそのサーバ71にLAN74を介して接続された
ワークステーション72-1〜72-8、73とに機能分散
と負荷分散とがはかられているが、このようなこれらの
サーバ71およびワークステーション72-1〜72-8、
73に代えてパーソナルコンピュータや情報ツールが適
用されてもよく、かつ製造ラインに適合して所望の項目
の品質情報が確実に収集されると共に、自在な検索が可
能であるならば、機能分散や負荷分散の形態は如何なる
ものであってもよい。
【0059】また、上述した各実施形態では、サーバ7
1およびワークステーション72-1〜72-8、73がL
AN74に接続されているが、所望の機能分散や負荷分
散が実現されるならば、イントラネットやメッシュ状に
形成された通信リンクが適用されてもよい。さらに、上
述した各実施形態では、所望の中間製品や最終製品につ
いて、製造工程を特定の工程まで遡ることによって所望
の品質情報を得るために、既述の構成の品質マスタテー
ブル81、製品管理テーブル91および製品リンクテー
ブル92が適用されているが、同様の品質情報を確実に
得ることができるならば、これらの形式は如何なるもの
であってもよい。
【0060】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、所望の製造番号が付与された中間製品について、製
造ラインにおいて実際に個々の前工程から部品として支
給された既製中間製品を確度高く特定することが可能で
ある。また、請求項2に記載の発明では、製造効率が高
められ、かつ蓄積される品質情報の信頼性が向上する。
【0061】さらに、請求項3に記載の発明では、実際
の製造ラインを遡ることによる障害等の発生要因の特定
を確度高く行うことが可能となる。また、請求項4に記
載の発明では、請求項3に記載の製造履歴管理装置に比
べて、各工程の製造効率が高められる。さらに、請求項
5に記載の発明では、製造ラインの流れに柔軟に適応し
つつ各工程の製造量(出来高)が確度高く得られる。
【0062】また、請求項6に記載の発明では、複数の
前工程によって並行して既製中間製品が供給されるべき
工程を含んで製造ラインが構成される場合であっても、
これらの前工程の内、所望の前工程について、その製造
ラインを遡ることによって、製造された中間製品の製造
番号を確実に特定することが可能となる。
【0063】すなわち、これらの発明が適用された製造
ラインにおいて製産された製品については、コストが大
幅に増加することなく、部品、あるいは製造ラインを構
成する個々の工程で製造された中間製品、製造にかかわ
る環境等に起因する不具合に対して迅速、かつ適格に対
処するサービスが可能となるので、稼働率や信頼性が高
く維持される。
【0064】また、これらの発明によれば、製造ライン
の形態に柔軟に対応しつつ品質情報の確実な収集が可能
であるので、従来例に比べて多品種少量生産に対する高
い適合性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜6に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項1〜6に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図3】請求項1〜5に記載の発明に対応した本実施形
態の動作フローチャートである。
【図4】品質マスタテーブルの構成を示す図である。
【図5】製品管理テーブルと製品リンクテーブルとの構
成を示す図である。
【図6】試験データの構成例を示す図である。
【図7】試験データの具体例を示す図である。
【図8】請求項6に記載の発明に対応した本実施形態の
動作フローチャートである。
【図9】製造工程の一例を示す図である。
【図10】工程マスタテーブルの構成を示す図である。
【図11】出荷台帳の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 工程リンク記憶手段 12 製造番号設定手段 13 履歴手段 21 パラメータ取得手段 22,32 パラメータ蓄積手段 31 自動試験手段 41 計数器 42 出来高計数手段 43 出来高補正手段 51 一次検索手段 52 前工程特定手段 53 二次検索手段 71 サーバ 72,73 ワークステーション 74 LAN 81 品種マスタテーブル 91 製品管理テーブル 92 製品リンクテーブル 101 測定値テーブル 102 部品テーブル 103 材料テーブル 104 イメージファイルテーブル 105 使用設備テーブル 106 キャラクタテーブル 121 工程マスタテーブル 131 出荷台帳

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の製造ラインを構成する複数Mの工
    程について、個別にその製造ラインの流れに沿って先行
    する全ての前工程の識別子の列からなる工程リンク情報
    が予め格納された工程リンク記憶手段と、 前記複数Mの工程で個別に製造された中間製品に製造番
    号を付与する複数Mの製造番号設定手段と、 前記複数Mの工程の内、前工程から何らかの既製中間製
    品が供給される個々の工程について、前記製造ラインを
    遡る方向に、その既製中間製品の製造番号と前工程の識
    別子との組み合わせと、前記複数Mの製造番号設定手段
    の内、自工程に対応した製造番号設定手段によって設定
    された製造番号とその自工程の識別子との組み合わせと
    が対応付けられてなる履歴をとる履歴手段とを備えたこ
    とを特徴とする製造履歴管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製造履歴管理装置にお
    いて、 複数Mの製造番号設定手段は、 これらの製造番号設定手段に個別に対応した工程につい
    て、何らかの中間製品が製造される度に、その中間製品
    に種別毎に製造番号を自動的に付与することを特徴とす
    る製造履歴管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の製造履
    歴管理装置において、 複数Mの工程で個別に製造された中間製品について、実
    施された試験と計測との何れか一方あるいは双方の結果
    を取得する複数Mのパラメータ取得手段と、 前記パラメータ取得手段によって個別に取得された結果
    と、その結果を与える試験または計測の対象である中間
    製品に付与された製造番号と、その中間製品が製造され
    た工程の識別子とを対応付けて蓄積するパラメータ蓄積
    手段とを備えたことを特徴とする製造履歴管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の製造履
    歴管理装置において、 複数Mの工程でそれぞれ製造された中間製品に対して所
    定の試験と計測との何れか一方あるいは双方を自動的に
    行う複数Mの自動試験手段と、 前記複数Mの自動試験手段によって個別に行われた試験
    と計測との結果と、これらの試験と計測との対象である
    中間製品に付与された製造番号と、その中間製品が製造
    された工程の識別子とを対応付けて蓄積するパラメータ
    蓄積手段とを備えたことを特徴とする製造履歴管理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の製造履歴管理装置において、 複数Mの計数器と、 複数Mの工程で個別に中間製品が製造される度に、前記
    複数Mの計数器の内、その中間製品が製造された工程に
    対応する計数器の計数値をインクリメントする出来高計
    数手段と、 前記中間製品が製造された工程の識別子が前工程の識別
    子として含まれ、その中間製品の製造番号と共に構成さ
    れる組み合わせが履歴手段によってとられた履歴に含ま
    れるか否かを判別し、その判別の結果が真であるとき
    に、前記複数Mの計数器の内、その識別子で示される工
    程に対応した計数器の計数値をデクリメントする出来高
    補正手段とを備えたことを特徴とする製造履歴管理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れか1項に
    記載の製造履歴管理装置において、 履歴手段によってとられた履歴の内、所望の製品または
    中間製品の製造番号とその製品または中間製品が製造さ
    れた工程の識別子との組み合わせを含む全てのレコード
    を抽出する一次検索手段と、 前記識別子で示される工程の前工程の内、所望の識別子
    で示される前工程について、工程リンク記憶手段に格納
    された工程リンク情報を取得する前工程特定手段と、 前記一次検索手段によって抽出された全てのレコードの
    内、前記前工程特定手段によって取得された工程リンク
    情報に含まれる何れかの前工程の識別子に自工程の識別
    子が一致するレコードを抽出し、その自工程の識別子と
    共に組み合わせを構成する製造番号を得る二次検索手段
    とを備えたことを特徴とする製造履歴管理装置。
JP28974797A 1997-10-22 1997-10-22 製造履歴管理装置 Withdrawn JPH11126222A (ja)

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