JP2001336817A - 水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方法 - Google Patents

水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方法

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JP2001336817A
JP2001336817A JP2000157522A JP2000157522A JP2001336817A JP 2001336817 A JP2001336817 A JP 2001336817A JP 2000157522 A JP2000157522 A JP 2000157522A JP 2000157522 A JP2000157522 A JP 2000157522A JP 2001336817 A JP2001336817 A JP 2001336817A
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Yoshikane Kuboya
賢謙 久保谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残り湯の有効活用を図り得る処理をも保有し
つつ、浴槽内の状態に応じて可及的に湯張り時間の短縮
化をも図り得る水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方
法を提供する。 【解決手段】 浴槽内に残水があるか否かを水位センサ
による水位検出に基づいて判定し(S2)、残水がある
と判定されると残水量取得処理に基づく注湯処理を行う
通常オート制御SUB2による注湯処理を行い、残水が
ないと判定されるとリモコンの表示部に最速オート制御
か通常オート制御かを選択させる画面を表示する(S
3)。最速オート制御の選択スイッチがONされれば
(S4)、空状態から設定水位まで湯張りするに必要な
全量を一気に落とし込む最速オート制御SUB1を実行
させ、通常オート制御の選択スイッチがONされれば通
常オート制御を行う。最速オート制御の選択スイッチが
設定時間経過してもONされないときには(S5)通常
オート制御SUB2を強制的に開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水張り機能付風呂
釜において、浴槽に対する水張りを自動的に実行させる
ために用いられる自動水張り制御方法に関し、特に、水
張り完了までに要する所要時間(水張り時間)の短縮化
を図り得る自動水張り制御方法に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、水張り機能付風呂釜として水
を注水する代わりに給湯器から供給されるお湯を浴槽に
注湯する給湯器付風呂釜が周知である。この給湯器付風
呂釜は水道水を加熱して出湯させる給湯回路と、循環ポ
ンプの作動により浴槽内の湯水をその浴槽と追い焚き加
熱部との間で循環させて追い焚きを行う追い焚き循環回
路と、上記給湯回路からの出湯を追い焚き循環回路に注
湯することにより浴槽に落とし込む注湯回路とを備えた
ものである。このような給湯器付風呂釜に適用される自
動水張り制御方法としてはフルオート制御あるいはセミ
オート制御といわれる二種類が知られている。両制御
は、浴槽内に設定水位までお湯もしくは水(以下単に
「湯水」という)を落とし込む注湯モードと、この注湯
モード終了後に追い焚き運転を行い設定温度まで沸き上
げる追い焚きモードとを順に実行する点で共通し、注湯
モードの制御内容において相違するものである。
【0003】上記フルオート制御は、上記追い焚き循環
回路に浴槽内の水位を検出する水位センサが設置されて
いることを前提として適用されるものである。上記水位
センサは浴槽内に基準最低水位(浴槽に設置された循環
アダプタの循環口が水没する水位)以上の湯水が存在し
なければ水位検出を行い得ないため、上記フルオート制
御では、注湯モードにおいて、まず、浴槽内の残水の多
少に拘わらず浴槽に対し水位検出の確実化のために所定
の一次落とし込み量(例えば10L)の落とし込みを行
い、その後に水位検出を行う。つまり、水位に基づく残
水量の取得を行う。これにより、上記最低基準水位以上
(つまり循環口が水没する水位以上)の水位検出(循環
口の水没検出)が可能になれば、初回の試運転時等に予
め行った面積演算処理により得ている浴槽内面積値に基
づいて設定水位まで湯張り(水張り)するのに必要な残
湯張り量の演算を行い、以後、その残湯張り量の落とし
込みを一気に行う。
【0004】一方、上記セミオート制御は、上記水位セ
ンサが設置されていない機種に適用され、水位センサに
よる常時水位検出を不要としたものである。このセミオ
ート制御では、注湯モードにおいて、浴槽内の残水量を
取得するために一時的に追い焚き運転を行い、追い焚き
加熱部で加えた熱量と、湯温上昇値とから演算により残
水量を得るようにしている(残水量演算処理)。ところ
で、追い焚き運転を行うには、追い焚き循環回路内に浴
槽内の湯水を循環させる必要があるため、浴槽内に上記
循環口が水没する水位までの残水が必要になる。そこ
で、まず第1段階として、所定の一次落とし込み量(例
えば10L)の落とし込みを行い、試しに循環ポンプを
作動させて追い焚き循環回路内に浴槽からの循環流が通
過するか否かを水流スイッチのON・OFFにより判定
する(循環判定)。つまり、循環判定によって循環口の
水没検出を行うことになる。循環判定がONになれば、
次に第2段階として、上記の如く追い焚き運転を一時的
に行って残水量演算処理を行う。その後、第3段階とし
て、浴槽が空の状態から設定水位までに必要な湯張り量
として予め設定した全湯張り量から上記の演算された残
水量を減じて残湯張り量を求め、この残湯張り量を浴槽
内に一気に落とし込む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方法では、上記フ
ルオート制御及び上記セミオート制御の双方共、その注
湯モードにおいて残水量の取得のために浴槽内の循環口
を水没させる必要があるため、最初にこの残水量取得処
理のための時間を必要とする。その上に、この残水量取
得処理は浴槽内の残水の有無に拘わらず行われるため、
浴槽内がたとえ空の状態であっても上記処理のための時
間を必要とする。
【0006】つまり、上記の自動水張り制御は、浴槽内
に前回の残り湯がある場合には、その残り湯を今回の入
浴に有効活用して使用水量の低減化が図り得るものの、
浴槽内が空の状態であると水張り時間が上記残水量取得
処理の分だけ余分にかかってしまい湯張り時間もその分
だけ長くなる。湯張り時間についてはその短縮化に対す
る要求度合がますます増大し、近年では秒単位での短縮
化要求に至っており、上記の自動水張り制御ではこの短
縮化要求に大幅に反する結果を招くことになる。つま
り、水張り制御の自動化を追及するほど、有用性が増大
するものの、湯張り時間の可及的な短縮化という近年の
要求を阻害する場合を生じることになる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、残り湯の有効活
用を図り得る処理をも保有しつつ、浴槽内の状態に応じ
て可及的に湯張り時間の短縮化をも図り得る水張り機能
付風呂釜の自動水張り制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、浴槽に対し水もしくは温水を注水する注
水手段を用いて上記浴槽内に設定水位まで注水処理を行
う際に、浴槽内の残水量に関するパラメータを検出する
ことによりその残水量を取得する残水量取得処理を行
い、取得された残水量を加味して上記注水処理を行うよ
うに構成された水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方
法を前提として、選択入力手段を用いて上記残水量取得
処理を実行するか否かの選択指令を選択入力させる選択
入力処理と、この選択入力処理により上記選択入力手段
から非実行選択指令の出力を受けて上記残水量取得処理
の実行をキャンセルする第1キャンセル処理とを備える
ようにしたものである。
【0009】ここで、上記「残水量に関するパラメー
タ」とは、例えば浴槽内の水位、あるいは、ある熱量を
加えたときの浴槽内の湯水の温度上昇値等が挙げられ
る。
【0010】「選択入力手段」としては、リモコン(リ
モートコントローラ)に設けた単なる一つの選択スイッ
チもしくは2種類の選択スイッチの他に、上記リモコン
の表示部に選択を促すもしくは案内する文字情報の表示
や、音声情報による案内等を付加させてもよい。
【0011】上記発明によれば、浴槽内が空の状態もし
くは残水が少しあっても今回使用し得る程の量でなけれ
ば、ユーザーが選択入力手段により非実行選択指令を入
力することにより、その非実行選択指令が第1キャンセ
ルに出力されて残水量取得処理の実行がキャンセルされ
る。これにより、キャンセルされずに残水量取得処理を
必ず実行する場合と比べ、残水量取得処理に要する時間
だけ水張り時間の短縮化が図られて全体の湯張り時間の
短縮化が図られる。なお、注水手段により水ではなくて
例えば給湯器等から所定温度のお湯を浴槽内に注湯する
場合には、上記湯張り時間はさらに短縮化されることに
なる。一方、浴槽内に今回使用し得る程度の残水があれ
ば、上記ユーザーが選択入力手段により実行選択指令を
入力することにより、従来通り残水量取得処理が行わ
れ、取得された残水量を加味して設定水位にする上で必
要な量を注水する注水処理が行われることになり、残水
の有効活用が図られる。
【0012】上記発明において、第1キャンセル処理に
より残水量取得処理の実行がキャンセルされたときは、
浴槽が空の状態から設定水位まで水張りするのに必要な
必要水量の全量を注水手段により注水させる最速注水処
理を実行するようにすればよい。これにより、非実行選
択指令をユーザーが入力した場合には、設定水位までの
全量が一気に注水されることになり、水張り時間の短縮
化を確実に達成することが可能になる。なお、上記の
「必要水量」としては、予め設定された設定満水量、も
しくは、注水手段に設けた水量検出手段を用いて試運転
時に設定水位に到達するまでに要した満水量を検出した
検出満水量を用いるようにすればよい。
【0013】また、本発明においては、浴槽内の水位を
検出する水位検出手段を設置し、上記水位検出手段によ
る水位検出により浴槽内に残水のあることが検出された
とき、選択入力処理の実行に優先してその選択入力処理
の実行をキャンセルする第2キャンセル処理を行うよう
にしてもよい。すなわち、水位検出手段により浴槽内に
残水のあることが検出されているときには、選択入力手
段を用いてユーザーにわざわざ選択させることなく、第
2キャンセル処理により上記選択入力処理の実行をキャ
ンセルするようにするものである。これにより、直ちに
残水量取得処理に引き続いて注水処理が行われることに
なり、少しでも無用な時間の経過を回避することが可能
になるさらに、本発明において、選択入力手段により非
実行選択指令が設定時間の経過までに出力されないと
き、残水量取得処理の実行を開始するように構成しても
よい。これにより、ユーザーの選択に要する時間を確保
しつつ、いつまでも選択指令の入力を待つことなく設定
時間が経過すれば安全側である残水量取得処理及びこれ
に基づく注水処理を進行させることが可能になり、無用
な時間の経過を回避して湯張り時間の短縮化に寄与し得
ることになる。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の水張り
機能付風呂釜の自動水張り制御方法によれば、残り湯の
有効活用を図り得る残水量取得処理及び残水量に基づく
注水処理をも選択入力手段による選択により実行可能と
しつつ、浴槽内の状態に応じて浴槽内が実質的に空の状
態の場合には上記残水量取得処理等をキャンセルして可
及的に湯張り時間の短縮化を図ることができるようにな
る。
【0015】また、水位検出手段の設置により浴槽内に
残水のあることを予め検出しているときには選択入力処
理の実行をもキャンセルすることにより、無用な時間経
過を回避して湯張り時間の短縮化に寄与することができ
る。
【0016】さらに、選択入力処理による選択指令の入
力を設定時間の経過まででうち切って通常通り残水量取
得処理の実行を開始させるようにすることにより、上記
と同様に無用な時間経過を回避して湯張り時間の短縮化
に寄与することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の実施形態が適用される水
張り機能付風呂釜としての給湯器付風呂釜を示す。つま
り、浴槽への注水対象を水ではなくて給湯器により所定
温度まで昇温された湯水とするものである。従って、以
下、「注水」ではなくて「注湯」なる用語を、「水張
り」ではなくて「湯張り」なる用語をそれぞれ用いて説
明する。
【0019】上記給湯器付風呂釜は、給湯回路2と、浴
槽1内のお湯の追い焚きを行う風呂の追い焚き循環回路
3と、給湯回路2からの出湯を追い焚き循環回路3に注
湯して上記浴槽1への湯張りを行う注水手段としての注
湯回路4とを備えたものである。
【0020】上記給湯回路2は、水道管に接続された給
水管路21から給湯側熱交換器22に導入される水を給
湯側燃焼バーナ23の燃焼熱により加熱し、加熱後の湯
水を出湯管路24を通して下流端の給湯栓25まで出湯
させるようになっている。上記給水管路21と出湯管路
24との間にはバイパス管路26が設けられて、調整弁
27による水の混合調節により温度調整が行われるよう
になっている。
【0021】上記給水管路21には入水量センサ28
と、入水温度センサ29とが配設されている一方、上記
出湯管路24には水量調整弁30と、上記給湯栓25も
しくは注湯回路4に供給される湯水の温度を検出する給
湯温度センサ31とが配設されている。
【0022】上記追い焚き循環回路3は、戻し管路32
から循環ポンプ33の吸い込み作動により追い焚き用熱
交換器34に戻される浴槽1内の湯水を追い焚き加熱部
としての追い焚き側燃焼バーナ35の燃焼熱により加熱
し、加熱後の湯水を往き管路36を通して再び上記浴槽
1内に戻して循環・追い焚きさせるようになっている。
上記戻し管路32には、循環湯水の循環方向上流側から
順に、水圧検出により浴槽1の水位を検出する水位検出
手段としての水位センサ37と、上記循環ポンプ34
と、循環流の通過によりフラップが開いて循環判定のO
N指令が出力される水流スイッチ38と、追い焚き側熱
交換器34に流入される循環湯水の温度を検出する風呂
湯温度センサ39とが配設されている。また、往き管路
36には加熱後の循環湯水の温度を検出する追い焚き湯
温度センサ40が配設されている。
【0023】上記注湯回路4は、上流端が上記出湯管路
24の下流側から分岐し、途中で二つに分岐して一方の
下流端が上記循環ポンプ33の吐出側の戻し管路32に
連通する第1注湯管路41と、他方の下流端が上記往き
管路36に連通する第2注湯管路42とを備えており、
これらの注湯管路41,42を通して上記給湯回路2か
らの注湯湯水を追い焚き循環回路3の上記戻し管路32
及び往き管路36の双方に流入させるようになってい
る。上記注湯回路4の上流端側位置には注湯流量を検出
する注湯量センサ43が介装され、各注湯管路41,4
2には開閉制御により注湯の切換を行う注湯電磁弁4
4,45が配設され、また、各注湯電磁弁44,45の
下流側位置には二段配置の逆止弁46,47が配設され
ている。これにより、追い焚き循環回路3側からの循環
湯水の給湯回路2側への逆流入を阻止するようになって
いる。
【0024】なお、図1において、61,62はそれぞ
れ燃焼用空気を供給する送風ファン、63は燃料ガスを
供給するガス供給管であり、このガス供給管63は元ガ
ス電磁弁64及び電磁比例弁65を介して給湯側燃焼バ
ーナ23と追い焚き側燃焼バーナ36とのそれぞれに燃
料ガスを供給するようになっている。
【0025】以上の給湯器付風呂釜はMPU及びメモリ
ー等により構成されたコントローラ5によって、給湯制
御部、湯張り制御部及び追い焚き制御部の各制御部を備
え、これら各制御部がリモコン51からの出力及び上記
の各種センサからの出力等に基づいて各制御を行うよう
になっている。
【0026】上記湯張り制御部による制御を図2のフロ
ーチャートを参照しながら説明すると、ユーザーが表示
部511を備えたリモコン51(図3参照)の自動スイ
ッチ512をONすることにより制御が開始され(ステ
ップS1)、まず、水位センサ37からの検出水位に基
づき浴槽1内に残水の有無を判定する(ステップS
2)。この際、上記水位センサ37は水圧検出により水
位を検出する構成であるため、浴槽1に設置された循環
アダプタ11の循環口が水没していることが水位検出の
前提となる。このため、残水が上記循環口よりも下の場
合には水位は検出されず、たとえ残水は存在していても
残水なしと判定され、残水が上記循環口よりも上である
場合に残水ありと判定されることになる。つまり、この
制御においては上記循環口よりも下の残水については設
定水位に影響を及ぼさない程度であるとして無視するよ
うになっている。上記ステップS2の判定で残水ありと
判定されると後述の通常オート制御SUB2に移行し、
残水なしと判定された場合に限り最速オートを選択させ
る画面の表示を行う(ステップS3)。
【0027】このステップS3が選択入力処理を構成す
るものである。この選択入力処理では選択入力手段とし
ての上記リモコン51の表示部511に対し「通常オー
ト」か「最速オート」かの選択対象を表示させると共
に、案内表示領域516に対し例えば「浴槽が空であれ
ば、最速オートを選択して下さい。」という文字案内情
報を表示させる。なお、この際に、上記文字案内情報と
同内容を合成音声により報知させるようにしてもよい。
そして、上記文字案内情報により促されたユーザは浴槽
1の状態を見て、残水が循環口よりも下であってもそれ
をも活用したい場合には選択スイッチ513を押して通
常の注水処理としての通常オート制御の実行選択指令を
入力し、一方、浴槽1が空であるもしくは循環口よりも
下の残水があっても無視する場合には選択スイッチ51
4を押して最速注水処理としての最速オート制御の実行
選択指令を入力する。この最速オート制御の実行選択指
令が残水量取得処理を含む通常オート制御の非実行選択
指令を構成する。
【0028】そして、上記ユーザの選択が最速オート制
御の選択スイッチ514のON操作であるか否かの判別
を行い(ステップS4)、選択スイッチ514のON操
作に基づく最速オート制御の選択指令(残水量取得処理
の非実行選択指令)であれば後述の最速オート制御SU
B1を行う一方、選択スイッチ513のON操作に基づ
く通常オート制御の選択指令(残水量取得処理の実行選
択指令)であれば上記通常オート制御SUB2を行う。
この際、上記選択スイッチ514のON操作に基づく選
択指令が出力されたか否かの判定を上記ステップS3の
選択画面の表示から設定時間(例えば5〜10秒)の経
過だけ行い(ステップS4で「NO」、S5で「N
O」、S4に戻る)、上記設定時間が経過しても選択ス
イッチ514のON操作がなければ強制的に通常オート
制御SUB2の実行を開始するようにしている(ステッ
プS5で「YES」)。
【0029】上記のステップS4で「YES」の場合に
最速オート制御SUB1に進む処理が第1キャンセル処
理を構成し、ステップS2で「NO」の場合にステップ
S3以降の処理をキャンセルして通常オート制御SUB
1に進む処理が第2キャンセル処理を構成する。なお、
図3中515は電源スイッチである。
【0030】上記最速オート制御SUB1は、図4に示
すように、まず設定湯張り量の全量を浴槽1に一気に落
とし込む(ステップS11)。この設定湯張り量は浴槽
1が空の状態から設定水位まで湯張りし得る量として予
めコントローラ5に入力設定しておいた設定満水量のこ
とである。なお、この設定満水量の代わりに例えば試運
転時に注湯した際に注湯量センサ43により検出して積
算した検出満水量を記憶保持させておき、これを用いる
ようにしてもよい。上記落とし込みは、注湯電磁弁4
4,45を開き給湯回路2から燃焼バーナ23による燃
焼加熱により所定温度まで昇温された湯水を出湯管路2
4及び注湯管路41,42を通して追い焚き循環回路3
に流入させ、二つの管路32,36の双方から、すなわ
ち、両搬送方式により浴槽1に注湯させる。
【0031】注湯が完了すれば、ステップS12〜S1
4により浴槽1内の湯水を設定沸き上げ温度まで沸き上
げるための追い焚き運転を行う。そして、沸き上がれ
ば、その沸き上がりが終了した旨をリモコン51に対し
表示したり音声案内したりしてユーザに報知する(ステ
ップS15)。
【0032】上記通常オート制御SUB2は、図5フル
オート制御の場合を示すように、まず、浴槽1内の残水
の多少に拘わらず浴槽1に対し所定量(例えば10L)
の一次落とし込み量の注湯を行い(ステップS21)、
その後に水位センサ37により水位検出を行う(ステッ
プS22)。そして、検出水位と試運転時等に予め行っ
た面積演算処理により得ている浴槽内面積との乗算によ
り残水量を取得する(ステップS23)。このステップ
S21,S22及びS23が残水量取得処理を構成す
る。上記一次落とし込み量の注湯により水位検出が可能
になれば、次に、上記浴槽内面積値に基づいて設定水位
まで湯張りするのに必要な残湯張り量の演算を行い(ス
テップS24)、以後、その残湯張り量の落とし込みを
一気に行う(ステップS25)。
【0033】以後、最速オート制御のステップS12〜
S14と同様に、設定沸き上げ温度まで沸き上げる追い
焚き運転と、沸き上げ終了の報知とを行う(ステップS
26〜S29)。
【0034】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
水位センサ37を設置して通常オート制御SUB2とし
てフルオート制御を採用しているが、これに限らず、上
記水位センサ37を省略して通常オート制御SUB2と
して従来と同様のセミオート制御を採用するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用する給湯器付風呂釜の
全体模式図である。
【図2】実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図3】リモコンを示す説明図である。
【図4】最速オート制御の制御を示すフローチャートで
ある。
【図5】通常オート制御の制御を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 浴槽 4 注湯回路(注水手段) 5 コントローラ 37 水位センサ(水位検出手段) 51 リモコン(選択入力手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽に対し水もしくは温水を注水する注
    水手段を用いて上記浴槽内に設定水位まで注水処理を行
    う際に、浴槽内の残水量に関するパラメータを検出する
    ことによりその残水量を取得する残水量取得処理を行
    い、取得された残水量を加味して上記注水処理を行うよ
    うに構成された水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方
    法において、 選択入力手段を用いて上記残水量取得処理を実行するか
    否かの選択指令を選択入力させる選択入力処理と、 この選択入力処理により上記選択入力手段から非実行選
    択指令の出力を受けて上記残水量取得処理の実行をキャ
    ンセルする第1キャンセル処理とを備えていることを特
    徴とする水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水張り機能付風呂釜の自
    動水張り制御方法であって、 第1キャンセル処理により残水量取得処理の実行がキャ
    ンセルされたとき、浴槽が空の状態から設定水位まで水
    張りするのに必要な必要水量の全量を注水手段により注
    水させる最速注水処理を実行するようにする、水張り機
    能付風呂釜の自動水張り制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の水張り機能付き水張り制
    御方法であって、必要水量として、予め設定された設定
    満水量、もしくは、注水手段に設けた水量検出手段を用
    いて試運転時に設定水位に到達するまでに要した満水量
    を検出した検出満水量を用いるようにする、水張り機能
    付風呂釜の自動水張り制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の水張り機能付
    風呂釜の自動水張り制御方法であって、 浴槽内の水位を検出する水位検出手段を設置し、 上記水位検出手段による水位検出により浴槽内に残水の
    あることが検出されたとき、選択入力処理の実行に優先
    してその選択入力処理の実行をキャンセルする第2キャ
    ンセル処理を行うようにする、水張り機能付風呂釜の自
    動水張り制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    水張り機能付風呂釜の自動水張り制御方法であって、 選択入力手段により非実行選択指令が設定時間の経過ま
    でに出力されないとき、残水量取得処理の実行を開始す
    るように構成されている、水張り機能付風呂釜の自動水
    張り制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018179451A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 三菱電機株式会社 給湯装置

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JP2018179451A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 三菱電機株式会社 給湯装置

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