JP5636411B2 - 風呂装置 - Google Patents

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本発明は、給湯用回路、追焚き用回路、及び給湯用回路と追焚き用回路とを接続する湯張り連絡路を備えた風呂装置に関する。特に、本発明は、給湯用回路から浴槽へ湯張り水を注湯する湯張り運転や追焚き用回路で浴槽内の水を循環させて浴槽内の水を昇温する追焚き運転が行われる風呂装置に関する。
従来、器具本体と浴槽とを接続し、浴槽内に湯張り等のために直接給湯できるようにするとともに、浴槽内に湯張りされた水を追焚きすることにより浴槽内の湯温を昇温できるようにした風呂装置が知られている。
この種の風呂装置は、浴槽に注湯する湯張り水を生成するための給湯用熱交換器を有する給湯用回路と、浴槽内の水を循環して追焚きするための追焚き用回路と、浴槽に湯張りするために、給湯用回路と追焚き用回路とを接続する湯張り連絡路とを備えており、湯張り運転時には、湯張り連絡路に設けられた湯張り用開閉弁を開弁し、給湯用熱交換器で加熱された湯張り水を湯張り連絡路を介して追焚き用回路に供給し、設定された水量の湯張りを行っている。そして、所定量の湯張り水が浴槽内に注湯されると、湯張り用開閉弁を閉じて、必要に応じて追焚き用回路に設けられた循環ポンプにより浴槽内の水を吸込み、追焚き用回路を循環させながら追焚き用熱交換器で浴槽内の水を設定温度まで昇温させる追焚き運転を実行している。上記循環ポンプは、湯張り運転時に湯張り連絡路を介して浴槽内に湯張り水を注湯するとともに、追焚き運転時に浴槽内の水を吸込むために、追焚き用回路において戻り管と湯張り連絡路との接続部よりも追焚き用熱交換器側に配設する必要がある。
特開2000−18711号公報
ところで、近年、住宅設備の多様化から、器具本体が2階以上に設置され、浴槽が地上階に設置されることも多くなってきている。そのため、浴槽と上層階に設置される器具本体との間にかなりの高低差(例えば、5m以上)が生じている。
上記のような設置環境の風呂装置であっても、追焚き運転を行う場合には循環ポンプを回転駆動させるため、浴槽内の水を吸込み、追焚き用回路に循環させることができる。しかしながら、給湯用回路から湯張りを行っている間は湯張り用開閉弁を開弁させているため、追焚き用回路は湯張り連絡路を介して給湯用回路の給水管と連通した状態となっている。そのため、湯張り運転を行っている場合、給水の一次圧の変更が生じてしまう循環ポンプの使用が制限され、給湯用回路からの給水圧で湯張り水を浴槽に注湯しなければならない。それゆえ、器具本体に対して浴槽が下方に位置する風呂装置で湯張り運転を行った場合、追焚き用回路の往き管及び戻り管の両方から浴槽へ湯張り水を搬送可能であっても、給水圧では追焚き用熱交換器までの戻り管を上昇して、さらに往き管まで湯張り水を送ることができず、戻り管のみから湯張り水が浴槽に供給されているのが現状である。特に、径の大きな配管を追焚き用回路に使用したり、配管の曲がりが少ない等の配管抵抗が少ない場合、戻り管を介して優先的に湯張り水が注湯される。
このような戻り管のみからの片搬送の状態で湯張り運転が終了すると、戻り管にのみ湯張り水が供給されているから、戻り管と往き管とでは水有無の差圧が生じている。そのため、湯張り連絡路に設けられた湯張り用開閉弁を閉弁すると、極めて短時間(1秒間程度)内に、所謂サイフォン効果によって戻り管から湯張り水が浴槽へ水落ちしてしまう。そして、循環ポンプは、湯張り連絡路との接続部より追焚き用熱交換器側の戻り管に設けられているため、循環ポンプより追焚き用熱交換器側の戻り管内に一定量の湯張り水が供給されていても、湯張り用開閉弁を閉弁して給水圧を解除すると、負圧となっている戻り管、追焚き用熱交換器、及び往き管から循環ポンプ内に直ちに空気が入り込むこととなる。その結果、湯張り用開閉弁の閉弁後、必要に応じて追焚きを行うために循環ポンプを回転駆動させると、空気の噛み込みにより浴槽内の湯張り水が戻り管に吸込まれ難くなり、追焚き運転を開始するまでに一定時間が必要になるという問題がある。また、追焚き用回路に設けられた水流センサで通水が確認されてから追焚き用熱交換器での加熱が開始される風呂装置では、空気の噛み込みにより水流センサで通水が検出されるまで一定時間を必要とするから、例えば、浴槽に水が存在しないと誤判定されて、追焚き運転が停止されるという問題がある。さらに、循環ポンプ内に湯張り水が滞留していないと、循環ポンプを空転するため、大きな騒音が生じたり、循環ポンプの耐久性が低下しやすいという問題もある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、給湯用回路、追焚き用回路、及び給湯用回路と追焚き用回路とを接続する湯張り連絡路を有する風呂装置において、湯張り運転後の追焚き運転を円滑に行うことができる風呂装置を提供することにある。
本発明によれば、浴槽への湯張りを行う風呂装置であって、
給水管、出湯管、及び給湯用熱交換器を有する給湯用回路と
戻り管、往き管、及び追焚き用熱交換器を有する追焚き用回路と
前記給湯用回路の出湯管から分岐し、前記追焚き用回路の戻り管と接続部で接続される湯張り連絡路と、
前記接続部と前記追焚き用熱交換器との間に設けられ、浴槽内の水を追焚き用回路に循環させる循環ポンプと、
前記湯張り連絡路に設けられ、前記給湯用回路から浴槽に湯張り水を注湯する湯張り運転を実行するときに開弁され、前記湯張り運転終了後に閉弁される湯張り用開閉弁と、
前記接続部よりも循環ポンプ側の追焚き用回路に、湯張り運転終了後、前記湯張り用開閉弁を閉弁してから循環ポンプ内の湯張り水が前記接続部を介して浴槽内に落ち込む水落ちを防止する水落ち防止手段と、を有する風呂装置が提供される。
上記風呂装置によれば、湯張り連絡路との接続部よりも循環ポンプ側の追焚き用回路に水落ち防止手段を有するから、例えば、器具本体に対して浴槽が下方に設けられ、湯張り運転時に追焚き用回路の往き管を介して湯張り水が供給されていない状態で湯張り運転を終了し、湯張り用開閉弁を閉弁しても、循環ポンプ内からの湯張り水の水落ちを防止することができる。これにより、追焚き運転時に循環ポンプ内に湯張り水を滞留させた状態から湯張り水を循環させることができる。
上記風呂装置において、好ましくは、
前記水落ち防止手段は、前記接続部と前記循環ポンプとの間に設けられる。
上記風呂装置によれば、水落ち防止手段が、循環ポンプと、湯張り連絡路と戻り管の接続部との間に設けられており、循環ポンプ内の湯張り水が水落ちしようとすることに直接的に作用するから、より確実に水落ちを防止できる。
上記風呂装置において、好ましくは、
前記水落ち防止手段は、前記循環ポンプ側から前記接続部を介して前記浴槽側への通水を阻止する逆止弁からなる。
上記風呂装置において、逆止弁は湯張り連絡路と戻り管の接続部側から往き管側への通水は許容するから、湯張り運転時には湯張り連絡路と戻り管の接続部を介して供給された湯張り水を循環ポンプ内に送り込むことができるとともに、追焚き運転時には浴槽内の水を追焚き用回路に循環させることができる。一方、湯張り運転が終了して、湯張り用開閉弁が閉弁されると、給水圧が解除されるから、循環ポンプ内の湯張り水は接続部を介して浴槽に水落ちしようとする。しかしながら、上記風呂装置によれば、循環ポンプ側から接続部を介して浴槽側に向かう通水を阻止する逆止弁が設けられているから、確実に循環ポンプ内に湯張り水を滞留させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、浴槽に湯張り水を注湯する湯張り運転後、循環ポンプ内の湯張り水が接続部を介して浴槽内に落ち込む水落ちを防止することができる。これにより、器具本体に対して浴槽が下方に設置されていても、循環ポンプ内に湯張り水を滞留させた状態で循環ポンプを回転駆動させることができ、循環ポンプが空転しないから、円滑に追焚き運転を開始させることができる。その結果、循環不良による運転停止を防止できるとともに、循環ポンプの騒音や耐久性の低下を防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る風呂装置の一例を示す概略構成図である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態の風呂装置について具体的に説明する。
図1は、本実施の形態に係る風呂装置の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、風呂装置は、器具本体10と、浴槽30と、制御部Cと、リモコン50とを備えている。器具本体10と浴槽30とは、出湯端末である給湯栓(図示せず)へ給湯する給湯用回路100と、浴槽30内の水を循環する追焚き用回路200と、給湯用回路100と追焚き用回路200を接続する湯張り連絡路300とが連設されることにより接続されている。
給湯用回路100は、上水道から水道水を供給する給水管110と、給水された水を加熱する給湯用熱交換器120と、給湯用熱交換器120で加熱された湯張り水を出湯する出湯管130とが連設されて構成されている。
給湯用熱交換器120は、器具本体10内に設けられており、給湯用熱交換器120の下方には、ガス電磁弁44が介設されたガス分岐管41と接続され、燃料ガスが供給される給湯用バーナ126が配設されている。ガス分岐管41は、元ガス弁42及びガス比例弁43が介設されたガス管40から分岐している。給湯用バーナ126の下方には、燃焼の給排気を行う共通の燃焼ファン127が設けられており、燃焼ファン127の回転によって吸気口(図示せず)を介して外部より給気する燃焼用空気を給湯用バーナ126に送り、この燃焼用空気と、ガス管40を通って供給される燃料ガスとによって、バーナ燃焼が行われる。バーナ燃焼により生じた燃焼ガスは、外部に連通する排気口(図示せず)から排気される。
給湯用バーナ126の上側に配設される給湯用熱交換器120は、給湯用バーナ126の燃焼ガス中の顕熱を回収する給湯用主熱交換器121と、この給湯用主熱交換器121よりも燃焼ガスの流れの下流側に設けられて、燃焼ガスの潜熱を回収する給湯用副熱交換器122とを備えている。
給湯用主熱交換器121及び給湯用副熱交換器122はそれぞれ、水を通す管路123を有しており、図に示す例では、給湯用副熱交換器122は、この管路123により形成され、給湯用主熱交換器121は、水を通す管路123の外周面に互いに間隔を介して立設配置された板状のフィン124を有して形成されている。
給湯用副熱交換器122の入り口側には、上記した給水管110が接続されており、給湯用副熱交換器122の出口側に、給湯用主熱交換器121の入り口側が接続されている。また、給湯用主熱交換器121の出口側には、出湯管130が接続されている。さらに、給水管110と出湯管130の間には、給湯用熱交換器120で加熱された高温の湯水を所定温度に調整するために給水管110からの水を混合するバイパス管140が接続されている。給水管110には、水量センサ111、及び給水サーミスタ112が配設されており、出湯管130には、出湯サーミスタ131が配設されている。また、バイパス管140には、給水管110から混合する水量を調整するバイパスサーボ141が配設されている。
追焚き用回路200は、追焚き運転時に、浴槽30内の水を戻す戻り管210と、追焚き用熱交換器220と、追焚き用熱交換器220で加熱された水を浴槽30へ送る往き管230とが連設されて構成されている。戻り管210及び往き管230の浴槽30側の端部はそれぞれ、浴槽30の内部の底部近傍に設けられた循環金具31に接続している。なお、図示しないが、循環金具31は、追焚き用回路200の戻り管210が接続される吸込口と、追焚き用回路200の往き管230が接続される吐出口とを備えている。
追焚き用熱交換器220は、上記した給湯用熱交換器120と同じ器具本体10内に設けられており、追焚き用熱交換器220の下方には、ガス電磁弁45が介設されたガス分岐管41と接続され、燃料ガスが供給される追焚き用バーナ226が配設されている。そして、燃焼ファン127の回転によって吸気口(図示せず)を介して外部より給気する燃焼用空気を追焚き用バーナ226に送り、この燃焼用空気と、ガス管40を通って供給される燃料ガスとによって、バーナ燃焼が行われる。バーナ燃焼により生じた燃焼ガスは、外部に連通する排気口(図示せず)から排気される。
追焚き用バーナ226の上側に配設される追焚き用熱交換器220は、追焚き用バーナ226の燃焼ガス中の顕熱を回収する追焚き用主熱交換器221と、この追焚き用主熱交換器221よりも燃焼ガスの流れの下流側に設けられて、燃焼ガスの潜熱を回収する追焚き用副熱交換器222とを備えている。
追焚き用主熱交換器221及び追焚き用副熱交換器222はそれぞれ、水を通す管路223を有しており、図に示す例では、追焚き用副熱交換器222は、この管路223により形成され、追焚き用主熱交換器221は、水を通す管路223の外周面に互いに間隔を介して立設配置された板状のフィン224を有して形成されている。
追焚き用副熱交換器222の入り口側には、上記した戻り管210が接続されており、追焚き用副熱交換器222の出口側には、追焚き用主熱交換器221の入り口側が接続されている。また、追焚き用主熱交換器221の出口側には、往き管230が接続されている。
戻り管210には、浴槽30から戻り管210に吸い込まれる浴槽30内の水の温度を検出する戻り側サーミスタ211と、後述する湯張り用開閉弁310を閉弁したときに浴槽30への水落ちを防止するための水落ち防止手段である逆止弁212と、浴槽30内の水を循環させるための循環ポンプ213と、追焚き用回路200に水が流れていることを検出する水流センサ214とが、上流側から順に配設されている。また、往き管230には、追焚き用熱交換器220から浴槽30に送る加熱した水の温度を検出するための往き側サーミスタ231が配設されている。
湯張り連絡路300は、バイパス管140と出湯端末との間の出湯管130から分岐しており、追焚き用回路200の浴槽30と循環ポンプ213との間の戻り管210に合流している。この湯張り連絡路300には、電磁弁からなる湯張り用開閉弁310と、給湯用回路100から供給される湯張り水の流量を検出する湯量センサ311とが介設されている。
浴室や台所に設置されるリモコン50は、入力部51や表示部52を備えており、入力部51には、出湯端末への給湯の設定温度や、浴槽30への湯張りの設定温度や、浴槽30への湯張りの設定水量が入力される。また、入力部51は、湯張り運転を開始するための湯張り開始ボタン53を備えている。表示部52には、出湯端末への給湯の設定温度及び浴槽30への湯張りの設定温度や、浴槽30への湯張りの設定水量が表示される。
制御部Cは、CPU、ROM、RAM、入出力を備える一般的なマイコンである。制御部Cは、各バーナ126,226を点火するためのイグナイタIG、燃焼ファン127を回転駆動させるためのモータ(図示せず)、元ガス弁42、ガス比例弁43、ガス電磁弁44,45、水量センサ111、給水サーミスタ112、出湯サーミスタ131、バイパスサーボ141、戻り側サーミスタ211、循環ポンプ213、水流センサ214、往き側サーミスタ231、リモコン50などと電気配線を介して接続されている。
本実施の形態の風呂装置において、使用者がリモコン50の湯張り開始ボタン53をオンすると、制御部Cは、オン信号を受けて湯張り連絡路300の湯張り用開閉弁310を開弁する。すると、給水管110に水道水が給水圧で供給され、水量センサ111により給水管110を通水する最低作動流量以上の流量が検出されると、給湯用バーナ126を燃焼させ、給湯用熱交換器120を通る水を加熱する。
この湯張り運転時の動作では、制御部Cは、給水サーミスタ112による給水温度、水量センサ111による給水量、及び出湯サーミスタ131による出湯温度の検出情報に基づき、ガス量をガス比例弁43の開度によって制御するとともに、バイパス管140のバイパスサーボ141の開度を調整して、所定温度の湯張り水を湯張り連絡路300に送出する。すると、給湯用回路100から送出された湯張り水は、湯張り連絡路300を介して追焚き用回路200の戻り管210に送出され、浴槽30へ注湯される。
このとき、水落ち防止手段である逆止弁212は、湯張り連絡路300と戻り管210の接続部250と、循環ポンプ213の配設箇所との間の戻り管210に設けられているが、浴槽30側から戻り管210を介して循環ポンプ213側に向かっては通水を許容する形態であるから、湯張り連絡路300からの湯張り水を循環ポンプ213側に送出させることができる。従って、器具本体10に対して浴槽30が下方に位置していても、湯張り運転中に、循環ポンプ213を回転駆動させることなく、給水圧により循環ポンプ213内に湯張り水を滞留させることができる。
湯量センサ311で検出される流量が設定水量になると、制御部Cは、湯張り連絡路300に設けられた湯張り用開閉弁310を閉弁するが、湯張り中は給水圧のみにより給湯用回路100から湯張り水が供給されるから、配管抵抗の大きい追焚き用熱交換器220及び往き管230を通して浴槽30に湯張り水を搬送することができない。それゆえ、湯張り運転終了後に湯張り用開閉弁310を閉弁すると、循環ポンプ213より追焚き用熱交換器220側の戻り管210に湯張り水が供給されていても、サイフォン効果により循環ポンプ213内の湯張り水が浴槽30に水落ちしようとする。
しかしながら、上記風呂装置では、湯張り連絡路300と循環ポンプ213との間に、循環ポンプ213側から浴槽30側への通水を阻止する逆止弁212が設けられているから、器具本体10に対して浴槽30が下方に位置し、湯張り用開閉弁310を閉弁したときに循環ポンプ213内の湯張り水が水落ちしそうになっても、循環ポンプ213側から接続部250を介して浴槽30側への通水が阻止され、循環ポンプ213内からの湯張り水の流出を防止することができる。これにより、湯張り用開閉弁310を閉弁後、必要に応じて追焚き運転を行うために循環ポンプ213を回転駆動させたときに、循環ポンプ213の空転を防止することができ、追焚き用回路200に円滑に湯張り水を循環させることができるので、湯張り運転が終了してすぐに追焚き運転による沸き上げが必要な場合でも、追焚き運転の開始までの時間を短くできるから、放熱時間が抑えられ、沸き上げまでの消費エネルギーを低く抑えることができる。
さらに、循環ポンプ213内からの湯張り水の流出が抑えられるから、湯張り水を吸込むときの負荷を抑えることができ、循環ポンプ213の騒音も小さく、耐久性の劣化を防止できる。
循環ポンプ213を回転駆動して、追焚き用回路200に浴槽30内の水が循環され、戻り管210に設けられた水流センサ214で通水が検出されると、制御部Cは、追焚き用バーナ226を燃焼させ、リモコン50で設定された温度となるように、追焚き用熱交換器220を通る水を加熱する。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、水落ち防止手段である逆止弁212を、湯張り連絡路300と戻り管210の接続部250と、循環ポンプ213との間に設けているが、接続部250よりも循環ポンプ213側の追焚き用回路200であれば、循環ポンプ213内や往き管230を含み、場所は限定されない。ただし、循環ポンプ213内に確実に湯張り水を滞留させるために、循環ポンプ213と湯張り連絡路300の接続部250とを近接させるとともに、循環ポンプ213の入口や入口側近傍に逆止弁を配設することが好ましい。
(2)上記実施の形態では、水落ち防止手段として追焚き用回路200の戻り管210に逆止弁212を用いたが、電磁弁を用いてもよい。ただし、電磁弁では、湯張り用開閉弁310と同様に閉弁までに一定時間必要となる場合があるため、好ましくは逆止弁が用いられる。
30 浴槽
100 給湯用回路
110 給水管
120 給湯用熱交換器
130 出湯管
200 追焚き用回路
210 戻り管
212 逆止弁(水落ち防止手段)
213 循環ポンプ
220 追焚き用熱交換器
230 往き管
250 接続部
300 湯張り連絡路
310 湯張り用開閉弁

Claims (3)

  1. 浴槽への湯張りを行う風呂装置であって、
    給水管、出湯管、及び給湯用熱交換器を有する給湯用回路と
    戻り管、往き管、及び追焚き用熱交換器を有する追焚き用回路と
    前記給湯用回路の出湯管から分岐し、前記追焚き用回路の戻り管と接続部で接続される湯張り連絡路と、
    前記接続部と前記追焚き用熱交換器との間に設けられ、浴槽内の水を追焚き用回路に循環させる循環ポンプと、
    前記湯張り連絡路に設けられ、前記給湯用回路から浴槽に湯張り水を注湯する湯張り運転を実行するときに開弁され、前記湯張り運転終了後に閉弁される湯張り用開閉弁と、
    前記接続部よりも循環ポンプ側の追焚き用回路に、湯張り運転終了後、前記湯張り用開閉弁を閉弁してから循環ポンプ内の湯張り水が前記接続部を介して浴槽内に落ち込む水落ちを防止する水落ち防止手段と、を有する風呂装置。
  2. 請求項1に記載の風呂装置において、
    前記水落ち防止手段は、前記接続部と前記循環ポンプとの間に設けられている風呂装置。
  3. 請求項1または2に記載の風呂装置において、
    前記水落ち防止手段は、前記循環ポンプ側から前記接続部を介して前記浴槽側への通水を阻止する逆止弁からなる風呂装置。
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