JP3736927B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水を加熱して給湯を行う給湯回路と、浴槽内の水を循環させて加熱する循環回路と、これらを接続する注湯回路とを有する複合式燃焼装置に関し、特に、給湯回路にバイパス通路及びそれを開閉するバイパス弁を備えた燃焼装置における注湯制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
複合式燃焼装置は、給湯栓から湯を給湯する給湯回路と、浴槽内の水を循環させて加熱する追い焚き循環回路と、給湯回路と追い焚き循環回路とを接続し、給湯回路から出湯する湯を追い焚き循環回路内を経由させて浴槽へ落とし込む注湯回路とを備えている。
【0003】
給湯回路から出湯される湯を浴槽へ注湯するとき、浴槽の水位を測定する圧力センサが、浴槽につながっている回路(例えば注湯回路)に設けられている。
【0004】
現在広く使用されている圧力センサを備えた燃焼装置では、施工時に行われる記憶モードのときに浴槽の循環金具の上を基準水位として配管内の圧力値を基準水位の圧力値として記憶し、その後の注湯運転時においては、その基準水位の圧力値との比較から、浴槽内の水位を求めている。
【0005】
この圧力センサは、その検出値にばらつきがあるとともに経年変化による検出値の変動が大きく、その検出値の補正を頻繁に行う必要がある。一般的な圧力センサは、内部にダイヤフラムなどを有してそのダイヤフラムに加えられる圧力によりダイヤフラムが変形し、その変形の程度を検出値として出力する。そのため、燃焼装置は、自動湯張り運転のときに煩雑な注湯工程により、一旦基準水位を再現し、その時の圧力センサの検出値を記憶済みの基準水位の圧力値と比較して補正している。
【0006】
図6は、自動湯張り運転のフローチャートであり、図7は、それに対応した浴槽の水位を示す図である。
【0007】
図7を参照しながら図6を説明すると、リモコンから水位と温度を設定して自動スイッチをONすることで始まる(S11)。まず、追い焚き循環回路内の循環ポンプを運転して(S12)、風呂流水スイッチがOFFであるかどうかをチェックし(S13)、ONの場合は、循環金具以上の残水が浴槽にあると判断して、追い焚き運転(S25)に移行し、OFFの場合は、まず循環ポンプの呼び水程度の少量(例えば10リットル)を注湯電磁弁を開くことで浴槽に注湯する(S14)。そして、循環ポンプをONさせて、流水スイッチがOFFかどうかのチェックを行う(S15,S16)。ONの場合は、追い焚き運転(S25)に移行し、OFFの場合は、循環金具の下に達する水量を注湯する(S17)。記憶モード時に浴槽の循環金具のしたまでの水量(10+Xリットル)が記憶されているので、それらの記憶値を利用すれば、浴槽が空だった場合に必要な水量を知ることができるので、その量だけの注湯が行われる。
【0008】
そして、注湯電磁弁を閉じて、再度循環ポンプをONにして(S18)、風呂流水スイッチがOFFかどうかのチェックを行う(S19)。循環金具よりも上に水位が来ている場合は、流水スイッチがONするので、追い焚き運転(S25)に移行し、OFFの場合は浴槽は最初は空であったと判断して、注湯電磁弁を開いて循環金具の上の基準水位A点まで注湯する(S20)。この場合も、記憶モード時に記憶した値Yリットルが利用される。
【0009】
次に、圧力センサの出力が取り込まれる(S21)。このときに検出される圧力センサの値が基準水位Paに対応する値である。圧力センサの出力値が得られると、もう一度循環ポンプを回し(S22)、風呂流水スイッチがONしていることを確認した後(S23)、循環ポンプを停止する。そして、上記圧力センサの検出値が、記憶モード時に記憶した循環金具の上の基準水位まで注湯したときの圧力センサ検出値と比較され、異なる場合は、圧力センサに経年変化が生じたことを意味し、基準水位の圧力値が新しい検出値に補正される(S24)。具体的には、制御部のマイクロコンピュータに接続される不揮発性メモリに書き換えされる。
【0010】
ステップS13、16、19にて、循環金具よりも上に水位があると判断された場合は、設定温度近辺まで追い焚きされる(S25)。その後、設定温度近傍まで温度が上昇すると、圧力センサの圧力値が検出される(S26)。
【0011】
その後、設定水位まで注湯する工程がステップS27、78、79に従って、行われる。この注湯工程では、注湯電磁弁を開いての注湯を行い、注湯電磁弁を閉じて循環ポンプを停止した後、浴槽の水位を圧力センサから検出される。そして、Zリットル注湯され、設定水位に達したと判断されると(S27)、設定温度まで追い焚きが行われ(S30)、最後に沸き上げブザーが出力される(S31)。
【0012】
以上のように、使用者から湯張りの指令を受けたときに行われる自動湯張り運転のとき、圧力センサに経年変化が生じているときは、その検出値の補正が行われていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、給湯回路において、給水管を流れる水の一部を熱交換器を通過させずに出湯管へ導くバイパス通路が設けられているものがあり、そのバイパス通路には、その通路を開閉するバイパス電磁弁が取り付けられている。そして、通常、上述の自動湯張り運転を行っているとき、その注湯量を把握するために、バイパス電磁弁を閉じた状態で注湯が行われる。なぜならば、注湯量は、熱交換器へ送り込まれる水量を検出する流量センサの検出値に基づいており、この流量センサはバイパス通路に流れる流量を検出しないからである。
【0014】
一般的に、バイパス電磁弁は、ギアモータで動かされ、そのギアモータの軸の回転をホールICで検出することによって、バイパス電磁弁の開閉が検出される。このとき、例えばOリングの損傷又は経年変化などにより、バイパス電磁弁が閉じられているにもかかわらず、バイパス電磁弁に洩れが発生する場合がある。この洩れが発生すると、バイパス管からの水が注湯管を流れて注湯されるため、流量センサにより検出する注湯量と実際の注湯量が相違する。そのため、圧力センサの検出する圧力値が変化する。
【0015】
そうすると、圧力センサ自体の変化でないにもかかわらず、基準水位における圧力値が異なるため、上述のフローチャートに示したように、圧力センサの補正(S24)が行われてしまう。
【0016】
このように、バイパス電磁弁に漏れがあると、圧力センサの補正が不正確になり、設定された水位まで正確に注湯を行うことができない。
【0017】
そこで、本発明の目的は、バイパス電磁弁に漏れがある場合においても、設定水位までの注湯を正確に行うことができる燃焼装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は、給水を加熱して給湯を行う給湯回路と、浴槽内の水を循環して加熱する循環回路と、該給湯回路と該循環回路とを接続する注湯回路とを有し、該給湯回路は給水を熱交換器から迂回させるバイパス管と、該バイパス管を開閉するバイパス弁とを備えている燃焼装置において、
前記浴槽の水位を検出する圧力センサと、該圧力センサからの出力に基づいて注湯を制御する注湯制御部とを有し、
該注湯制御部は、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、該圧力センサの前記浴槽の基準水位における検出値とあらかじめ記憶されている前記基準水位の圧力値とが異なる場合に、該圧力値を該検出値に補正する圧力センサ補正を行わないことを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0019】
そして、前記注湯制御部は、好ましくは、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、前記記憶されている圧力値に基づいて、前記浴槽の設定水位までの注湯を行う。
【0020】
さらに、前記注湯制御部は、前記設定水位までの注湯量を演算し、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、前記演算により求められた注湯量より少ない量を注湯してもよく、その減少量は、前記バイパス弁の洩れ量に応じて変更可能であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態である燃焼装置の構成を示す図である。図1によれば、燃焼装置1は、給湯回路10と、浴槽に接続される追い焚き循環回路20と、それらを接続する注湯回路30を有する。本発明における燃焼装置1の給湯回路10は、バイパス管13及びそれを開閉するバイパス電磁弁14を備えており、さらに、熱交換器11、水量センサ12、入水温度センサ15、熱交換器温度センサ16、出湯温度センサ17、水流スイッチ18、給湯口19が設けられる。給湯口19の栓が開かれると、水量センサ12が検出して、ガス元電磁弁4を開き、比例弁3の開度が調整されてバーナー2の能力が制御される。その結果、出湯温度が設定温度になるように、フィードフォワード及びフィードバック制御が行われる。
【0023】
循環回路20内には、熱交換器21、温度センサ22、循環ポンプ23と水流スイッチ24が設けられる。5はバーナーであり、電磁弁6を介して、元ガス弁4のガス導入部に接続される。浴槽40内の循環金具41以上に水位があるか否かの検出は、循環ポンプ23を駆動し、流水スイッチ24が流水を感知するか否かにより行われる。また、追い焚き運転は、循環ポンプ23を駆動しながら、バーナー25を着火させて温度センサ22が設定温度になるまで燃焼することにより行われる。なお、温度センサ22は、図1においては、以下に説明する注湯回路30との分岐点Pの下流側に取り付けられているが、分岐点より上流側の位置に取り付けられてもよい(温度センサ22’)。
【0024】
注湯回路30には、それを開閉する注湯電磁弁31及び浴槽40の水位を検出する圧力センサ32が備えられている。そして、上記したセンサ及び電磁弁などのアクチュエータ類は、マイクロコンピュータを搭載する制御部50に図示しない配線により接続されている。さらに、リモコン51から水位、温度及び運転モードなどが制御部50に入力される。
【0025】
また、バイパス電磁弁14の洩れの有無は、熱交換器温度センサ15と出湯温度センサ16の温度差から検出することが可能である。即ち、注湯中は、バイパス電磁弁14は閉じた状態で行われるので、バイパス電磁弁14に洩れがなければ、両温度はほぼ等しいが、洩れが生じていると、バイパス管13からの水の混入により、出湯温度センサ16の温度が熱交換器温度センサ15の温度より低くなるからである。
【0026】
本来、リモコン51から50度以下のような低温(例えば43度)の設定温度を指定された場合、熱交換器11への結露を避けるために、熱交換器11側では、高温(例えば80度)を作り、バイパス電磁弁14を開けることで、バイパス通路13側は供給水(例えば15度)をそのまま加熱することなく混ぜられる。出湯温度センサ17は、本来、この混合比即ちバイパス比(例えば8:2)に応じた出湯(例えば43度)をする際に、その温度を確認するためのものである。また、バイパス電磁弁14の洩れの有無は、熱交換器温度センサ16と、温度センサ22の温度差から検出してもかまわない。
【0027】
図2は、上記のような燃焼装置の構成において、バイパス電磁弁14が洩れているときの浴槽40の水位と注湯量の関係を示す図である。図2(a)において、自動湯張り運転においては、上述したように、まず、基準水位Paまで注湯され、その後、設定水位Psまで注湯される。又、バイパス電磁弁14が洩れている場合、基準水位Paになるように上述のフローに基づいて注湯されたとき、その洩れ量ΔV1が追加されて水位Pbまで注湯される。このとき、図2(b)に示すように、圧力センサ32の検出値も、点Cから点Bへ変化する。
【0028】
従って、従来は、圧力センサ32の検出値が変化したため、圧力センサ32の補正が行われる(図5ステップS24参照)。即ち、圧力センサ32の水位Pbのときの検出値が、基準水位Paにおける検出値として補正される。
【0029】
このように、バイパス電磁弁14からの水の洩れによって、圧力センサ32の経年変化が生じていない場合であっても、圧力センサ32の検出値が誤って補正されてしまう。そのため、バイパス電磁弁14から水が洩れているときは、補正後の圧力センサ32の検出値を用いて設定水位Psまで注湯しようとすると、水位Pbの位置からPs−Paの水位ΔP1分の流量が注湯され、設定水位Psを超えてしまい、水位不良又は湯が浴槽からあふれるなどの不具合が生じる。
【0030】
そこで本発明においては、バイパス電磁弁14の漏れが検出されたときは、上記フローチャートにおけるステップS24の工程を行わず、記憶されている基準水位Paの検出値に基づいて設定水位Psまでの注湯を行う。即ち、図2(b)において、補正前の圧力センサ検出値を用い、Ps−Pbの水位ΔP2分の流量を注湯する。
【0031】
図3は、図6で説明した従来のフローチャートに圧力センサ補正を行わない工程を付加した本発明の実施の形態のフローチャートである。即ち、ステップS21で基準水位Paの検出値が検出され、循環ポンプをONにし、流水スイッチがONしていることが確認された後(S22、23)、バイパス電磁弁14の洩れの有無が検出される(S23−1)。そして、洩れが検出された場合は、ステップS24の工程をスキップし、記憶されている基準水位Paの検出値を用いる。即ち、基準水位Paから既に洩れ量ΔV1分だけ水位が上昇し、水位がPbに達しているものとして、ステップS28においてPs−Pbの水位ΔP2分の湯量が注湯される。
【0032】
また、洩れが検出されない場合は、従来同様に、検出された圧力センサ32の検出値が記憶されている基準水位Paの検出値と異なる場合は、ステップS24における圧力センサ補正が行われる。そして、Ps−Paの水位分の湯量がステップS28で注湯される。
【0033】
さらに、漏れがある場合においては、上記Ps−Pbの水位ΔP1分の湯量が注湯されるときも、その洩れ量ΔV2(図2(a)参照)分だけ多く注湯されるので、設定水位Psを超えて注湯される。そこで、本発明の別の実施の形態においては、洩れが検出されたとき、ステップS28の設定水位Psまでの注湯の工程においても設定水位Psを超えないように、演算されたPs−Pbの水位ΔP2分の湯量よりも少ない量を注湯する工程が追加される。即ち、図3のフローチャートにおけるステップS28の工程に代えて、図4に示すステップS281乃至S288の工程が行われる。
【0034】
まず、基準水位Pa以上まで注湯され、その水位が設定水位未満であるか否かが確認された後(S27)、設定水位未満である場合は、上記洩れ検出(S23−1)の結果に従ってPs−Pb又はPs−Paの水位分の湯量を演算する(S281)。そして、ステップS282において、洩れがない場合は、演算された湯量即ちPs−Paの水位ΔP1分の湯量を注湯する(S283)。一方、ステップS282において、洩れがある場合は、洩れ量ΔV2分を考慮して、演算により求められた湯量Ps−Pbの水位分ΔP2の湯量より少ない、例えば掛け率80%の湯量を注湯する(S284)。これにより、設定水位Psを超えた注湯をほぼ防止することができる。
【0035】
そして、さらに圧力センサ32による圧力(水位)検出が行われ(S29)、設定水位Psになるまで、注湯が繰り返される。
【0036】
さらに、上述したステップS284における演算された注湯量に対する掛け率は、任意に変更可能にすることが好ましい。例えば、洩れ量が多い場合は、演算から得られた湯量をその80%に減少させても設定水位Psを超えるおそれがある。従って、基準水位に達してからの一回目の注湯によって達した水位が、予想した水位より所定値以上大きい場合は、次回から掛け率を更に小さい値(例えば75%など)に変更する。反対に、演算された湯量に対する掛け率が小さいと、設定水位Psまで達する時間が長くなり不便である。従って、このような場合は、掛け率を例えば80%から85%に変更する。
【0037】
具体的には、図4のフローチャートのステップS285乃至S288がさらに行われる。又、図5は、この掛け率の変更工程を説明するための図である。図5を参照しながら図4を説明すると、上記一回目の注湯の時(S285)、あらかじめ掛け率が掛けられた注湯量における予想水位を演算により求め、実際の水位(圧力センサ32の検出値)と比較する(S286)。そして、実際の水位が予想水位より所定の水位幅(例えば予想水位の上下5%)以上高い場合は、掛け率を例えば5%減らし(S287)、反対に、実際の水位が予想水位より上記所定の水位幅以上低い場合は、その掛け率を例えば5%増やす(S288)。これにより、洩れがある場合でも、設定水位Psを超えることなく、より少ない注湯回数で設定水位Psまで注湯することが可能となる。
【0038】
本発明における燃焼装置は、図1に示した構造に限られず、例えば、一缶二水路式燃焼装置のような燃焼装置であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、給湯回路のバイパス電磁弁の漏れが検出されたときは、圧力センサの補正が行われない。従って、洩れ量が追加されたことによる基準水位の変化に対する圧力センサの不正確な補正が回避される。このため、水位不良や湯の浴槽からのあふれなどが防止される。
【0040】
また、基準水位から設定水位までの注湯の際においても、バイパス電磁弁の洩れ量を考慮した注湯が行われるので、注湯量をほぼ設定水位付近までに制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における燃焼装置の構成例である。
【図2】バイパス電磁弁が洩れている時の浴槽の水位と注湯量の関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるフローチャートである。
【図4】本発明の別の実施の形態にかかるフローチャートである。
【図5】掛け率の変更工程を説明するための図である。
【図6】従来の自動湯張り運転におけるフローチャートである。
【図7】従来の自動湯張り運転時の浴槽の水位を示す図である。
【符号の説明】
1 燃焼装置
10 給湯回路
13 バイパス管
14 バイパス電磁弁
20 追い焚き循環回路
30 注湯回路
32 圧力センサ
40 浴槽
50 制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水を加熱して給湯を行う給湯回路と、浴槽内の水を循環させて加熱する循環回路と、これらを接続する注湯回路とを有する複合式燃焼装置に関し、特に、給湯回路にバイパス通路及びそれを開閉するバイパス弁を備えた燃焼装置における注湯制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
複合式燃焼装置は、給湯栓から湯を給湯する給湯回路と、浴槽内の水を循環させて加熱する追い焚き循環回路と、給湯回路と追い焚き循環回路とを接続し、給湯回路から出湯する湯を追い焚き循環回路内を経由させて浴槽へ落とし込む注湯回路とを備えている。
【0003】
給湯回路から出湯される湯を浴槽へ注湯するとき、浴槽の水位を測定する圧力センサが、浴槽につながっている回路(例えば注湯回路)に設けられている。
【0004】
現在広く使用されている圧力センサを備えた燃焼装置では、施工時に行われる記憶モードのときに浴槽の循環金具の上を基準水位として配管内の圧力値を基準水位の圧力値として記憶し、その後の注湯運転時においては、その基準水位の圧力値との比較から、浴槽内の水位を求めている。
【0005】
この圧力センサは、その検出値にばらつきがあるとともに経年変化による検出値の変動が大きく、その検出値の補正を頻繁に行う必要がある。一般的な圧力センサは、内部にダイヤフラムなどを有してそのダイヤフラムに加えられる圧力によりダイヤフラムが変形し、その変形の程度を検出値として出力する。そのため、燃焼装置は、自動湯張り運転のときに煩雑な注湯工程により、一旦基準水位を再現し、その時の圧力センサの検出値を記憶済みの基準水位の圧力値と比較して補正している。
【0006】
図6は、自動湯張り運転のフローチャートであり、図7は、それに対応した浴槽の水位を示す図である。
【0007】
図7を参照しながら図6を説明すると、リモコンから水位と温度を設定して自動スイッチをONすることで始まる(S11)。まず、追い焚き循環回路内の循環ポンプを運転して(S12)、風呂流水スイッチがOFFであるかどうかをチェックし(S13)、ONの場合は、循環金具以上の残水が浴槽にあると判断して、追い焚き運転(S25)に移行し、OFFの場合は、まず循環ポンプの呼び水程度の少量(例えば10リットル)を注湯電磁弁を開くことで浴槽に注湯する(S14)。そして、循環ポンプをONさせて、流水スイッチがOFFかどうかのチェックを行う(S15,S16)。ONの場合は、追い焚き運転(S25)に移行し、OFFの場合は、循環金具の下に達する水量を注湯する(S17)。記憶モード時に浴槽の循環金具のしたまでの水量(10+Xリットル)が記憶されているので、それらの記憶値を利用すれば、浴槽が空だった場合に必要な水量を知ることができるので、その量だけの注湯が行われる。
【0008】
そして、注湯電磁弁を閉じて、再度循環ポンプをONにして(S18)、風呂流水スイッチがOFFかどうかのチェックを行う(S19)。循環金具よりも上に水位が来ている場合は、流水スイッチがONするので、追い焚き運転(S25)に移行し、OFFの場合は浴槽は最初は空であったと判断して、注湯電磁弁を開いて循環金具の上の基準水位A点まで注湯する(S20)。この場合も、記憶モード時に記憶した値Yリットルが利用される。
【0009】
次に、圧力センサの出力が取り込まれる(S21)。このときに検出される圧力センサの値が基準水位Paに対応する値である。圧力センサの出力値が得られると、もう一度循環ポンプを回し(S22)、風呂流水スイッチがONしていることを確認した後(S23)、循環ポンプを停止する。そして、上記圧力センサの検出値が、記憶モード時に記憶した循環金具の上の基準水位まで注湯したときの圧力センサ検出値と比較され、異なる場合は、圧力センサに経年変化が生じたことを意味し、基準水位の圧力値が新しい検出値に補正される(S24)。具体的には、制御部のマイクロコンピュータに接続される不揮発性メモリに書き換えされる。
【0010】
ステップS13、16、19にて、循環金具よりも上に水位があると判断された場合は、設定温度近辺まで追い焚きされる(S25)。その後、設定温度近傍まで温度が上昇すると、圧力センサの圧力値が検出される(S26)。
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その後、設定水位まで注湯する工程がステップS27、78、79に従って、行われる。この注湯工程では、注湯電磁弁を開いての注湯を行い、注湯電磁弁を閉じて循環ポンプを停止した後、浴槽の水位を圧力センサから検出される。そして、Zリットル注湯され、設定水位に達したと判断されると(S27)、設定温度まで追い焚きが行われ(S30)、最後に沸き上げブザーが出力される(S31)。
【0012】
以上のように、使用者から湯張りの指令を受けたときに行われる自動湯張り運転のとき、圧力センサに経年変化が生じているときは、その検出値の補正が行われていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、給湯回路において、給水管を流れる水の一部を熱交換器を通過させずに出湯管へ導くバイパス通路が設けられているものがあり、そのバイパス通路には、その通路を開閉するバイパス電磁弁が取り付けられている。そして、通常、上述の自動湯張り運転を行っているとき、その注湯量を把握するために、バイパス電磁弁を閉じた状態で注湯が行われる。なぜならば、注湯量は、熱交換器へ送り込まれる水量を検出する流量センサの検出値に基づいており、この流量センサはバイパス通路に流れる流量を検出しないからである。
【0014】
一般的に、バイパス電磁弁は、ギアモータで動かされ、そのギアモータの軸の回転をホールICで検出することによって、バイパス電磁弁の開閉が検出される。このとき、例えばOリングの損傷又は経年変化などにより、バイパス電磁弁が閉じられているにもかかわらず、バイパス電磁弁に洩れが発生する場合がある。この洩れが発生すると、バイパス管からの水が注湯管を流れて注湯されるため、流量センサにより検出する注湯量と実際の注湯量が相違する。そのため、圧力センサの検出する圧力値が変化する。
【0015】
そうすると、圧力センサ自体の変化でないにもかかわらず、基準水位における圧力値が異なるため、上述のフローチャートに示したように、圧力センサの補正(S24)が行われてしまう。
【0016】
このように、バイパス電磁弁に漏れがあると、圧力センサの補正が不正確になり、設定された水位まで正確に注湯を行うことができない。
【0017】
そこで、本発明の目的は、バイパス電磁弁に漏れがある場合においても、設定水位までの注湯を正確に行うことができる燃焼装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は、給水を加熱して給湯を行う給湯回路と、浴槽内の水を循環して加熱する循環回路と、該給湯回路と該循環回路とを接続する注湯回路とを有し、該給湯回路は給水を熱交換器から迂回させるバイパス管と、該バイパス管を開閉するバイパス弁とを備えている燃焼装置において、
前記浴槽の水位を検出する圧力センサと、該圧力センサからの出力に基づいて注湯を制御する注湯制御部とを有し、
該注湯制御部は、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、該圧力センサの前記浴槽の基準水位における検出値とあらかじめ記憶されている前記基準水位の圧力値とが異なる場合に、該圧力値を該検出値に補正する圧力センサ補正を行わないことを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0019】
そして、前記注湯制御部は、好ましくは、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、前記記憶されている圧力値に基づいて、前記浴槽の設定水位までの注湯を行う。
【0020】
さらに、前記注湯制御部は、前記設定水位までの注湯量を演算し、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、前記演算により求められた注湯量より少ない量を注湯してもよく、その減少量は、前記バイパス弁の洩れ量に応じて変更可能であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態である燃焼装置の構成を示す図である。図1によれば、燃焼装置1は、給湯回路10と、浴槽に接続される追い焚き循環回路20と、それらを接続する注湯回路30を有する。本発明における燃焼装置1の給湯回路10は、バイパス管13及びそれを開閉するバイパス電磁弁14を備えており、さらに、熱交換器11、水量センサ12、入水温度センサ15、熱交換器温度センサ16、出湯温度センサ17、水流スイッチ18、給湯口19が設けられる。給湯口19の栓が開かれると、水量センサ12が検出して、ガス元電磁弁4を開き、比例弁3の開度が調整されてバーナー2の能力が制御される。その結果、出湯温度が設定温度になるように、フィードフォワード及びフィードバック制御が行われる。
【0023】
循環回路20内には、熱交換器21、温度センサ22、循環ポンプ23と水流スイッチ24が設けられる。5はバーナーであり、電磁弁6を介して、元ガス弁4のガス導入部に接続される。浴槽40内の循環金具41以上に水位があるか否かの検出は、循環ポンプ23を駆動し、流水スイッチ24が流水を感知するか否かにより行われる。また、追い焚き運転は、循環ポンプ23を駆動しながら、バーナー25を着火させて温度センサ22が設定温度になるまで燃焼することにより行われる。なお、温度センサ22は、図1においては、以下に説明する注湯回路30との分岐点Pの下流側に取り付けられているが、分岐点より上流側の位置に取り付けられてもよい(温度センサ22’)。
【0024】
注湯回路30には、それを開閉する注湯電磁弁31及び浴槽40の水位を検出する圧力センサ32が備えられている。そして、上記したセンサ及び電磁弁などのアクチュエータ類は、マイクロコンピュータを搭載する制御部50に図示しない配線により接続されている。さらに、リモコン51から水位、温度及び運転モードなどが制御部50に入力される。
【0025】
また、バイパス電磁弁14の洩れの有無は、熱交換器温度センサ15と出湯温度センサ16の温度差から検出することが可能である。即ち、注湯中は、バイパス電磁弁14は閉じた状態で行われるので、バイパス電磁弁14に洩れがなければ、両温度はほぼ等しいが、洩れが生じていると、バイパス管13からの水の混入により、出湯温度センサ16の温度が熱交換器温度センサ15の温度より低くなるからである。
【0026】
本来、リモコン51から50度以下のような低温(例えば43度)の設定温度を指定された場合、熱交換器11への結露を避けるために、熱交換器11側では、高温(例えば80度)を作り、バイパス電磁弁14を開けることで、バイパス通路13側は供給水(例えば15度)をそのまま加熱することなく混ぜられる。出湯温度センサ17は、本来、この混合比即ちバイパス比(例えば8:2)に応じた出湯(例えば43度)をする際に、その温度を確認するためのものである。また、バイパス電磁弁14の洩れの有無は、熱交換器温度センサ16と、温度センサ22の温度差から検出してもかまわない。
【0027】
図2は、上記のような燃焼装置の構成において、バイパス電磁弁14が洩れているときの浴槽40の水位と注湯量の関係を示す図である。図2(a)において、自動湯張り運転においては、上述したように、まず、基準水位Paまで注湯され、その後、設定水位Psまで注湯される。又、バイパス電磁弁14が洩れている場合、基準水位Paになるように上述のフローに基づいて注湯されたとき、その洩れ量ΔV1が追加されて水位Pbまで注湯される。このとき、図2(b)に示すように、圧力センサ32の検出値も、点Cから点Bへ変化する。
【0028】
従って、従来は、圧力センサ32の検出値が変化したため、圧力センサ32の補正が行われる(図5ステップS24参照)。即ち、圧力センサ32の水位Pbのときの検出値が、基準水位Paにおける検出値として補正される。
【0029】
このように、バイパス電磁弁14からの水の洩れによって、圧力センサ32の経年変化が生じていない場合であっても、圧力センサ32の検出値が誤って補正されてしまう。そのため、バイパス電磁弁14から水が洩れているときは、補正後の圧力センサ32の検出値を用いて設定水位Psまで注湯しようとすると、水位Pbの位置からPs−Paの水位ΔP1分の流量が注湯され、設定水位Psを超えてしまい、水位不良又は湯が浴槽からあふれるなどの不具合が生じる。
【0030】
そこで本発明においては、バイパス電磁弁14の漏れが検出されたときは、上記フローチャートにおけるステップS24の工程を行わず、記憶されている基準水位Paの検出値に基づいて設定水位Psまでの注湯を行う。即ち、図2(b)において、補正前の圧力センサ検出値を用い、Ps−Pbの水位ΔP2分の流量を注湯する。
【0031】
図3は、図6で説明した従来のフローチャートに圧力センサ補正を行わない工程を付加した本発明の実施の形態のフローチャートである。即ち、ステップS21で基準水位Paの検出値が検出され、循環ポンプをONにし、流水スイッチがONしていることが確認された後(S22、23)、バイパス電磁弁14の洩れの有無が検出される(S23−1)。そして、洩れが検出された場合は、ステップS24の工程をスキップし、記憶されている基準水位Paの検出値を用いる。即ち、基準水位Paから既に洩れ量ΔV1分だけ水位が上昇し、水位がPbに達しているものとして、ステップS28においてPs−Pbの水位ΔP2分の湯量が注湯される。
【0032】
また、洩れが検出されない場合は、従来同様に、検出された圧力センサ32の検出値が記憶されている基準水位Paの検出値と異なる場合は、ステップS24における圧力センサ補正が行われる。そして、Ps−Paの水位分の湯量がステップS28で注湯される。
【0033】
さらに、漏れがある場合においては、上記Ps−Pbの水位ΔP1分の湯量が注湯されるときも、その洩れ量ΔV2(図2(a)参照)分だけ多く注湯されるので、設定水位Psを超えて注湯される。そこで、本発明の別の実施の形態においては、洩れが検出されたとき、ステップS28の設定水位Psまでの注湯の工程においても設定水位Psを超えないように、演算されたPs−Pbの水位ΔP2分の湯量よりも少ない量を注湯する工程が追加される。即ち、図3のフローチャートにおけるステップS28の工程に代えて、図4に示すステップS281乃至S288の工程が行われる。
【0034】
まず、基準水位Pa以上まで注湯され、その水位が設定水位未満であるか否かが確認された後(S27)、設定水位未満である場合は、上記洩れ検出(S23−1)の結果に従ってPs−Pb又はPs−Paの水位分の湯量を演算する(S281)。そして、ステップS282において、洩れがない場合は、演算された湯量即ちPs−Paの水位ΔP1分の湯量を注湯する(S283)。一方、ステップS282において、洩れがある場合は、洩れ量ΔV2分を考慮して、演算により求められた湯量Ps−Pbの水位分ΔP2の湯量より少ない、例えば掛け率80%の湯量を注湯する(S284)。これにより、設定水位Psを超えた注湯をほぼ防止することができる。
【0035】
そして、さらに圧力センサ32による圧力(水位)検出が行われ(S29)、設定水位Psになるまで、注湯が繰り返される。
【0036】
さらに、上述したステップS284における演算された注湯量に対する掛け率は、任意に変更可能にすることが好ましい。例えば、洩れ量が多い場合は、演算から得られた湯量をその80%に減少させても設定水位Psを超えるおそれがある。従って、基準水位に達してからの一回目の注湯によって達した水位が、予想した水位より所定値以上大きい場合は、次回から掛け率を更に小さい値(例えば75%など)に変更する。反対に、演算された湯量に対する掛け率が小さいと、設定水位Psまで達する時間が長くなり不便である。従って、このような場合は、掛け率を例えば80%から85%に変更する。
【0037】
具体的には、図4のフローチャートのステップS285乃至S288がさらに行われる。又、図5は、この掛け率の変更工程を説明するための図である。図5を参照しながら図4を説明すると、上記一回目の注湯の時(S285)、あらかじめ掛け率が掛けられた注湯量における予想水位を演算により求め、実際の水位(圧力センサ32の検出値)と比較する(S286)。そして、実際の水位が予想水位より所定の水位幅(例えば予想水位の上下5%)以上高い場合は、掛け率を例えば5%減らし(S287)、反対に、実際の水位が予想水位より上記所定の水位幅以上低い場合は、その掛け率を例えば5%増やす(S288)。これにより、洩れがある場合でも、設定水位Psを超えることなく、より少ない注湯回数で設定水位Psまで注湯することが可能となる。
【0038】
本発明における燃焼装置は、図1に示した構造に限られず、例えば、一缶二水路式燃焼装置のような燃焼装置であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、給湯回路のバイパス電磁弁の漏れが検出されたときは、圧力センサの補正が行われない。従って、洩れ量が追加されたことによる基準水位の変化に対する圧力センサの不正確な補正が回避される。このため、水位不良や湯の浴槽からのあふれなどが防止される。
【0040】
また、基準水位から設定水位までの注湯の際においても、バイパス電磁弁の洩れ量を考慮した注湯が行われるので、注湯量をほぼ設定水位付近までに制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における燃焼装置の構成例である。
【図2】バイパス電磁弁が洩れている時の浴槽の水位と注湯量の関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるフローチャートである。
【図4】本発明の別の実施の形態にかかるフローチャートである。
【図5】掛け率の変更工程を説明するための図である。
【図6】従来の自動湯張り運転におけるフローチャートである。
【図7】従来の自動湯張り運転時の浴槽の水位を示す図である。
【符号の説明】
1 燃焼装置
10 給湯回路
13 バイパス管
14 バイパス電磁弁
20 追い焚き循環回路
30 注湯回路
32 圧力センサ
40 浴槽
50 制御部
Claims (4)
- 給水を加熱して給湯を行う給湯回路と、浴槽内の水を循環して加熱する循環回路と、該給湯回路と該循環回路とを接続する注湯回路とを有し、該給湯回路は給水を熱交換器から迂回させるバイパス管と、該バイパス管を開閉するバイパス弁とを備えている燃焼装置において、
前記浴槽の水位を検出する圧力センサと、該圧力センサからの出力に基づいて注湯を制御する注湯制御部とを有し、
該注湯制御部は、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、該圧力センサの前記浴槽の基準水位における検出値とあらかじめ記憶されている前記基準水位の圧力値とが異なる場合に、該圧力値を該検出値に補正する圧力センサ補正を行わないことを特徴とする燃焼装置。 - 請求項1において、
前記注湯制御部は、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、前記記憶されている圧力値に基づいて、前記浴槽の設定水位までの注湯を行うことを特徴とする燃焼装置。 - 請求項2において、
前記注湯制御部は、前記設定水位までの注湯量を演算し、前記バイパス弁の洩れが検出されたとき、前記演算により求められた注湯量より少ない量を注湯することを特徴とする燃焼装置。 - 請求項3において、
前記演算により求められた注湯量の減少量は、前記バイパス弁の洩れ量に応じて変更可能であることを特徴とする燃焼装置。
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