JP2001335923A5 - スパッタリングターゲットとそれを用いた薄膜およびデバイス - Google Patents
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 スパッタリングターゲットの各部位の酸素量がターゲット全体の酸素量の平均値に対して±20%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記ターゲット全体の酸素量の平均値が300ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項3】 スパッタリングターゲットの各部位の窒素量がターゲット全体の窒素量の平均値に対して±40%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項4】 請求項3記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記ターゲット全体の窒素量の平均値が300ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項5】 スパッタリングターゲットの各部位の炭素量がターゲット全体の炭素量の平均値に対して±70%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項6】 請求項5記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記ターゲット全体の炭素量の平均値が300ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項7】 請求項1記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記スパッタリングターゲットの各部位の窒素量がターゲット全体の窒素量の平均値に対して±40%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項8】 請求項3または請求項7記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記スパッタリングターゲットの各部位の炭素量がターゲット全体の炭素量の平均値に対して±70%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットにおいて、
高純度単体金属または高純度合金からなることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項10】 請求項9記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記高純度単体金属または高純度合金は、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Al、Ge、ランタノイド元素およびSiから選ばれる少なくとも1種の元素を含有することを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項11】 請求項9記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記高純度単体金属または高純度合金は、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Cr、Mo、W、Tc、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Ge、ランタノイド元素およびSiから選ばれる1種の元素を主成分とすることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項12】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットにおいて、
高純度Ti、高純度Nbおよび高純度Co合金から選ばれる1種からなることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットを用いて形成されたことを特徴とする薄膜。
【請求項14】 請求項13記載の薄膜を具備することを特徴とするデバイス。
【請求項15】 請求項14記載のデバイスにおいて、
半導体デバイスであることを特徴とするデバイス。
【請求項16】 請求項14記載のデバイスにおいて、
磁気記録用デバイスであることを特徴とするデバイス。
【請求項17】 請求項14記載のデバイスにおいて、
液晶表示デバイスであることを特徴とするデバイス。
【請求項1】 スパッタリングターゲットの各部位の酸素量がターゲット全体の酸素量の平均値に対して±20%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記ターゲット全体の酸素量の平均値が300ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項3】 スパッタリングターゲットの各部位の窒素量がターゲット全体の窒素量の平均値に対して±40%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項4】 請求項3記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記ターゲット全体の窒素量の平均値が300ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項5】 スパッタリングターゲットの各部位の炭素量がターゲット全体の炭素量の平均値に対して±70%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項6】 請求項5記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記ターゲット全体の炭素量の平均値が300ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項7】 請求項1記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記スパッタリングターゲットの各部位の窒素量がターゲット全体の窒素量の平均値に対して±40%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項8】 請求項3または請求項7記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記スパッタリングターゲットの各部位の炭素量がターゲット全体の炭素量の平均値に対して±70%以内の範囲にあることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットにおいて、
高純度単体金属または高純度合金からなることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項10】 請求項9記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記高純度単体金属または高純度合金は、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Al、Ge、ランタノイド元素およびSiから選ばれる少なくとも1種の元素を含有することを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項11】 請求項9記載のスパッタリングターゲットにおいて、
前記高純度単体金属または高純度合金は、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Cr、Mo、W、Tc、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Ge、ランタノイド元素およびSiから選ばれる1種の元素を主成分とすることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項12】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットにおいて、
高純度Ti、高純度Nbおよび高純度Co合金から選ばれる1種からなることを特徴とするスパッタリングターゲット。
【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットを用いて形成されたことを特徴とする薄膜。
【請求項14】 請求項13記載の薄膜を具備することを特徴とするデバイス。
【請求項15】 請求項14記載のデバイスにおいて、
半導体デバイスであることを特徴とするデバイス。
【請求項16】 請求項14記載のデバイスにおいて、
磁気記録用デバイスであることを特徴とするデバイス。
【請求項17】 請求項14記載のデバイスにおいて、
液晶表示デバイスであることを特徴とするデバイス。
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜形成用のスパッタリングターゲットとそれを用いた薄膜およびデバイスに関する。
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜形成用のスパッタリングターゲットとそれを用いた薄膜およびデバイスに関する。
本発明の薄膜は、上記した本発明のスパッタリングターゲットを用いて形成されたことを特徴としている。本発明のデバイスは、本発明の薄膜を具備することを特徴としており、具体的には半導体デバイス、磁気記録用デバイス、液晶表示デバイスなどが挙げられる。
ターゲット全体としての窒素量(平均値)の好ましい値は、ターゲットの構成材料によっても異なるが、おおよそ300ppm以下とすることが好ましい。これは、ターゲット全体としての窒素量(平均値)が300ppmを超えると、そのばらつきの影響よりも窒素の絶対量の方がより大きく影響するようになるためである。ターゲット中に存在する窒素は、窒素との親和力が強い金属材料に対して影響を及ぼすことから、本発明の第2のスパッタリングターゲットはTi、Zr、Hf、V、Nbなどの金属材料に対して有効である。
ターゲット全体としての炭素量(平均値)の好ましい値は、ターゲットの構成材料によっても異なるが、おおよそ300ppm以下とすることが好ましい。これは、ターゲット全体としての炭素量(平均値)が300ppmを超えると、そのばらつきの影響よりも炭素の絶対量の方がより大きく影響するようになるためである。ターゲット中に存在する炭素は、炭素との親和力が強い金属材料に対して影響を及ぼすことから、本発明の第3のスパッタリングターゲットはTi、Zr、Hf、Nb、Vなどの金属材料に対して有効である。
上記した金属元素、特にTi、Zr、Hf、Vなどの元素は、酸素、窒素、炭素などとの親和力が強いことから、酸素、窒素、炭素の影響を受けやすく、酸素量、窒素量、炭素量にばらつきが存在していると膜分布や膜特性などが不均一化しやすい。このようなことから、本発明のスパッタリングターゲットは上記したような金属元素を含む金属材料、さらには主成分とする金属材料からなるスパッタリングターゲットに対して特に好適である。
本発明のスパッタリングターゲットの具体的な用途としては、配線形成用ターゲット、磁性膜形成用ターゲット、記録膜形成用ターゲットなどが挙げられる。配線形成用ターゲットとしては、例えば高純度Tiターゲット、高純度Nbターゲットなどが挙げられる。また、磁性膜形成用ターゲットとしては、高純度Co合金ターゲットなどが挙げられる。さらに、本発明のスパッタリングターゲットは、DVD−RAM媒体用ターゲット、Ge合金ターゲットなどに対しても有効である。
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JP2000150514A JP4718664B2 (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | スパッタリングターゲットの製造方法 |
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2000
- 2000-05-22 JP JP2000150514A patent/JP4718664B2/ja not_active Expired - Lifetime
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