JP2001328553A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置

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JP2001328553A
JP2001328553A JP2000152517A JP2000152517A JP2001328553A JP 2001328553 A JP2001328553 A JP 2001328553A JP 2000152517 A JP2000152517 A JP 2000152517A JP 2000152517 A JP2000152517 A JP 2000152517A JP 2001328553 A JP2001328553 A JP 2001328553A
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動パワーステアリング装置の制御装置におい
て、ソフトウエア上の安価な構成で連続的なヒステリシ
ス特性を与えることにより、連続的で安定かつ快適な操
舵感を得るようにし操舵性を向上する。 【解決手段】ステアリングシャフトに発生する操舵トル
クに基いて演算された操舵補助指令値と、モータの電流
値とから演算した電流指令値に基いてステアリング機構
に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっ
ている電動パワーステアリング装置の制御装置であり、
前記操舵トルクの信号を微分して前記操舵補助指令値に
加算すると共に、前記操舵トルク及び車速の大きさに応
じて前記微分のゲインが連続的に変化する補助演算手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や車両の操
舵系にモータによる操舵補助力を付与するようにした電
動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特に安価
な構成で連続的な操舵感を与えることにより、安全かつ
快適な操舵性能を与えるようにした電動パワーステアリ
ング装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や車両のステアリング装置をモー
タの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング
装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベル
ト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラ
ック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従
来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク
(操舵補助トルク)を正確に発生させるため、モータ電
流のフィードバック制御を行っている。フィードバック
制御は、電流制御値とモータ電流検出値との差が小さく
なるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モー
タ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)
制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
【0003】ここで、電動パワーステアリング装置の一
般的な構成を図9に示して説明すると、操向ハンドル1
の軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び
4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッ
ド6に結合されている。軸2には、操向ハンドル1の操
舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられてお
り、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20がク
ラッチ21、減速ギア3を介して軸2に結合されてい
る。パワーステアリング装置を制御するコントロールユ
ニット30には、バッテリ14からイグニションキー1
1を経て電力が供給され、コントロールユニット30
は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速
センサ12で検出された車速Vとに基いてアシスト指令
の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助
指令値Iに基いてモータ20に供給する電流を制御す
る。クラッチ21はコントロールユニット30でON/
OFF制御され、通常の動作状態ではON(結合)され
ている。そして、コントロールユニット30によりパワ
ーステアリング装置が故障と判断された時、及びイグニ
ションキー11によりバッテリ14の電源(電圧Vb)
がOFFとなっている時に、クラッチ21はOFF(切
離)される。
【0004】コントロールユニット30は主としてCP
Uで構成されるが、そのCPU内部においてプログラム
で実行される一般的な機能を示すと図10のようにな
る。例えば位相補償器31は独立したハードウェアとし
ての位相補償器を示すものではなく、CPUで実行され
る位相補償機能を示している。
【0005】コントロールユニット30の機能及び動作
を説明すると、トルクセンサ10で検出されて入力され
る操舵トルクTは、操舵系の安定性を高めるために位相
補償器31で位相補償され、位相補償された操舵トルク
TAが操舵補助指令値演算器32に入力される。また、
車速センサ12で検出された車速Vも操舵補助指令値演
算器32に入力される。操舵補助指令値演算器32は、
入力された操舵トルクTA及び車速Vに基いてモータ2
0に供給する電流の制御目標値である操舵補助指令値I
を決定する。操舵補助指令値Iは減算器30Aに入力さ
れると共に、応答速度を高めるためのフィードフォワー
ド系の微分補償器34に入力され、減算器30Aの偏差
(I−i)は比例演算器35に入力されると共に、フィ
ードバック系の特性を改善するための積分演算器36に
入力される。微分補償器34及び積分補償器36の出力
も加算器30Bに加算入力され、加算器30Bでの加算
結果である電流制御値Eが、モータ駆動信号としてモー
タ駆動回路37に入力される。モータ20のモータ電流
値iはモータ電流検出回路38で検出され、モータ電流
値iは減算器30Aに入力されてフィードバックされ
る。
【0006】モータ駆動回路37の構成例を図11に示
して説明すると、モータ駆動回路37は加算器30Bか
らの電流制御値Eに基いて電界効果トランジスタ(FE
T)FET1〜FET4の各ゲートを駆動するFETゲ
ート駆動回路371、FET1〜FET4で成るHブリ
ッジ回路、FET1及びFET2のハイサイド側を駆動
する昇圧電源372等で構成されている。FET1及び
FET2は、電流制御値Eに基いて決定されるデューテ
ィ比D1のPWM(パルス幅変調)信号によってON/
OFFされ、実際にモータ20に流れる電流Irの大き
さが制御される。FET3及びFET4は、デューティ
比D1の小さい領域では所定1次関数式(a,bを定数
としてD2=a・D1+b)で定義されるデューティ比
D2のPWM信号で駆動され、デューティ比D2も10
0%に達した以降、PWM信号の符号により決定される
モータ20の回転方向に応じてON/OFFされる。
【0007】一方、広く普及している油圧式パワーステ
アリング装置では、図12に示すようにシリンダ圧Pに
比例して(横軸Tは操舵トルク)、シリンダ部の摩擦が
増加する特性を有し、この摩擦特性のためにヒステリシ
スを持つことになり、例えばコーナリング時にセルフア
ライニングトルクによってハンドルが急に戻されるのを
防ぎ、ドライバの操舵感の向上にも役立っている。図1
3はその様子を示しており、操舵トルクTが急激にΔT
だけ変化した場合、ヒステリシスがない場合にはP1な
るシリンダ圧が変化することになるが、ヒステリシスが
ある場合にはP2(<P1)の変化となる。従って、ヒ
ステリシスがあれば操舵トルクTの変化に対して、シリ
ンダ圧Pの変化を緩やかにすることができる。ここで、
ヒステリシス幅は摩擦の大きさに応じて変化することが
知られており、油圧シリンダのゴムパッキンでは、シリ
ンダ圧の上昇に伴ってゴムが圧迫されることにより、ク
ーロン摩擦が増えてヒステリシス幅が増える。そして、
ドライバとしては中立点近くではセルフアライニングト
ルクを強く感じ、コーナリング時等にはセルフアライニ
ングを余り感じないことが、操舵感の上で重要である。
この意味から理想的には油圧式パワーステアリング装置
のように、操舵角θが小さい領域では摩擦(ヒステリシ
ス)が小さく、操舵角θが大きい領域では摩擦(ヒステ
リシス)が大きいことが望ましい。
【0008】これに対して、電動パワーステアリング装
置では、図14に示すようにアシストトルクTに関係な
く一定の摩擦を有する。電動パワーステアリン装置の場
合、主にモータが持つクーロン摩擦が支配的であるた
め、操舵力によらず一定の摩擦特性を持つことが特徴で
あり、このため図13に示すように一定幅のヒステリシ
ス特性となる。但し、ヒステリシス幅は、油圧式パワー
ステアリン装置の高トルク時のヒステリシス幅よりも狭
くなっている。従って、電動パワーステアリン装置では
操舵トルクTの小さい領域での摩擦特性を重視して、摩
擦を補償するようにしている。しかしながら、このよう
な補償による場合、図15に示すように操舵トルクTの
大きい領域では摩擦が小さくなり過ぎ、結果としてコー
ナリング時等の操舵トルクTが大きいときに、安定した
操舵感を失なうことになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような問題を解
決した制御装置として、例えば特開平9−156526
号公報に示されるものがある。これは、操舵トルクを検
出する操舵トルク検出手段を設け、前記操舵トルク検出
手段から出力される検出信号に基づき、電気的なパワー
アシスト手段のアシスト量を制御する車両用操舵制御装
置において、前記操舵トルク検出手段の検出信号にヒス
テリシスを与える調整手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0010】調整手段を設けることにより、操舵トルク
検出手段の検出信号にヒステリシスを与えることができ
る。よって、操舵トルクの検出信号に基づき、作動する
パワーアシスト手段のヒステリシス特性を操舵状態に応
じて可変することができるため、トルクアシスト量を最
適化することが可能となる。 しかしながら、この従来
装置では、操舵動作に断続感が残り、トルク制御系が不
安定であると共に、新たにハードウェアの構成を具備す
るためにコストアップになるといった欠点がある。
【0011】また、本出願人による特開2000−95
131で示されるように、ハンドル戻り時に負の微分ゲ
インを適応し、アシスト量の急激な減少を防ぎ、切り増
し時に正の微分ゲインを適応して応答性を高め、結果と
して高トルク領域では大きなヒステリシス特性を、中立
点近傍の低トルク領域では小さなヒステリシス特性を与
えるようにしているものがある。しかしながら、この装
置では、ハンドル戻りと切り増し操舵パターンにより、
負と正の微分ゲインを切り換えることによって負と正の
微分ゲインが離れ過ぎた場合、不自然な操舵感が発生す
る問題がある。
【0012】更に、走行速度及びステアリングホイール
の操舵角度に拘らず快適な操舵感を得る装置として特開
平10−291481号に示されるものがあるが、制御
系の安定性のみに着目しているため、アシストトルクの
応答性の点で問題がある。
【0013】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、電動パワーステアリング装
置にソフトウェア上の安価な構成で、連続的なヒステリ
シス特性を調整可能な幅で与えることにより、連続的で
安定かつ快適な操舵感を得るようにし、ハンドルの操舵
性能を向上した電動パワーステアリング装置の制御装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
シャフトに発生する操舵トルクに基いて演算された操舵
補助指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御
値に基いてステアリング機構に操舵補助力を与える前記
モータを制御するようになっている電動パワーステアリ
ング装置の制御装置に関するもので、本発明の上記目的
は、前記操舵トルクの信号を微分して前記操舵補助指令
値に加算すると共に、前記操舵トルク及び車速の大きさ
に応じて前記微分のゲインが連続的に変化する補助演算
手段を設けることによって達成される。
【0015】また、前記補助演算手段を前記演算手段と
並列に接続すると共に、近似微分器、ゲイン調整器及び
加算器で構成することにより、或は前記ゲイン調整器の
ゲインを、前記操舵トルクが小さくなるに従って大き
く、前記操舵トルクが大きくなるに従って小さくなるよ
うにすることにより、或は前記ゲイン調整器のゲイン
を、前記操舵トルクの所定領域において、前記車速が大
きくなるに従って小さくなるようにすることによって、
本発明の上記目的はより効果的に達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明では、アシストトルクの応
答性向上とトルク制御系の安定性向上を目的として、ア
シスト量(操舵補助指令値)に対して操舵トルク信号の
微分に比例した値を、しかも操舵トルク及び車速の大き
さに応じて微分ゲインを変化させて、制御系の応答性を
高めるために加算している。このように微分ゲインを連
続的に変化させることにより、操舵トルク、車速、操舵
パターンなどの変化時の微分ゲインに大きな変化がない
ため、不自然な操舵感を防ぐことができ、快適な操舵性
能を得ることができる。また、操舵トルクの小さな領域
での微分ゲインを大きくすることにより、中立点近傍の
応答性を高めて小さなヒステリシス特性が得られ、快適
な操舵性能が得られると共に、操舵トルクの大きな領域
での応答性及び安定性も保たれる。
【0017】更に、所定操舵トルクの領域において、車
速が増加することに従って微分ゲインを小さく、負の微
分ゲインを含むようにしており、これによりハンドル戻
り時のアシスト量の急激な減少を防ぐことができ、等価
的に大きなヒステリシス特性が得られ、コーナリング時
の操舵安定性を実現している。
【0018】以下、本発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
【0019】先ず本発明によるコントロールユニット3
0Aの構成を、図9に対応させて図1に示す。本発明で
は、位相補償器31からの操舵トルクTAは操舵補助指
令値Iを演算するための演算器310に入力され、演算
器310は車速Vをパラメータとして操舵補助指令値I
を演算する。演算器310から出力された操舵補助指令
値Iは加算器313に入力され、また、操舵トルクTA
は近似微分器312で微分され、その微分出力信号は車
速Vをパラメータとするゲイン調整器315に入力さ
れ、ゲイン調整された微分トルクSTAが加算器313
に入力され、加算器313で加算された電流指令値Ir
efが加減算器314に入力されるようになっている。
車速Vはパラメータとして、ゲイン調整器315に入力
されている。近似微分器312、ゲイン調整器315及
び加算器313で補助演算手段を構成している。
【0020】更に、コントロールユニット30A内のモ
ータ角速度推定器301は、電流制御値E(モータ端子
間電圧に対応)及びモータ電流値iよりモータ角速度ω
を推定し、推定されたモータ角速度ωをロストルク補償
器303及び収れん性制御器304に入力する。ロスト
ルク補償器303及び収れん性制御器304の出力はそ
れぞれ加減算器314に入力され、ロストルク補償器3
03はモータ20のロストルクの発生する方向、つまり
モータ20の回転方向に対してロストルク相当のアシス
トを行ない、収れん性制御器304は、車両のヨーの収
れん性を改善するためにハンドルが振れ回る動作に対し
てブレーキをかけるようになっている。また、モータ角
速度ωはモータ角加速度推定器(微分器)302に入力
されてモータ角加速度が推定され、モータ角加速度は慣
性補償器305に入力され、その補償信号が加減算器3
14に入力されている。慣性補償器305はモータ20
の慣性により発生する力相当分をアシストするものであ
り、慣性感又は制御の応答性の悪化を防止する。
【0021】ここにおいて、演算器310による操舵補
助指令値Iの演算は、図2のブロック310Aに示すよ
うな関数特性で演算出力され、△I/△TA=Kとし、
簡略化のためにK∝TAなる関係を仮定する。近似微分
器312の伝達関数はゲインを“1”として図2のブロ
ック312のようになっており、その後段に接続された
ゲイン調整器315のゲインKddは車速V及び操舵ト
ルクTに従って変化するようになっている。尚、T1は
積分時定数であり、sはラプラス変数である。図2のブ
ロック図より、電流指令値Irefについて下記数1が
成り立つ。
【0022】
【数1】 Iref=K+Kdd・s/(T1・s+1) =(K・T1・s+K+Kdd・s)/(T1・s+1) ={(K・T1+Kdd)s+K}/(T1・s+1) ={K/(T1・s+1)}{K・T1+Kdd)s/K+1} ここで、下記数2が成り立つ。
【0023】
【数2】(K・T1+Kdd)/K>T1 従って、上記数1の周波数特性は図3のようになる。
【0024】図3で示されるように、アシスト特性ゲイ
ンKが小のときとアシスト特性ゲインKが大のときとを
比較すると、アシスト特性ゲインKが大のときの周波数
a以上の帯域では、アシスト特性ゲインKの大小に拘ら
ずゲインGの差は小さい。即ち、周波数a以上の帯域で
は、アシスト特性ゲインKの大小に拘らずほぼ一定の応
答性が得られる。演算器310の出力である操舵補助指
令値Iは、図4に示すように操舵トルクTAが小のとき
はアシスト特性ゲインKが小で、操舵トルクTAが大の
ときはアシスト特性ゲインKが大となっている。この結
果、操舵トルクTAが小のときは、操舵トルクTAが大
のときに比べて応答性が低下する。従って、図3のよう
な特性をもたせることにより、高周波帯域での応答性を
保ち、モータの摩擦や慣性の影響を補償することができ
る。
【0025】図5は本発明の動作例を示すフローチャー
トであり、車速VをV2>V≧0として、先ず車速VがV1
より大きいか否かを判定し(ステップS1)、車速V
以下の場合には微分ゲインKddをf1(TA,V1)とする
(ステップS3)。また、車速VがVより大きい場合
には更に車速VがVより大きいか否かを判定し(ステ
ップS2)、車速V以下の場合には微分ゲインKdd
をf2(TA,V)とする(ステップS4)。そして、車速V
がVよりも大きい場合には、微分ゲインKddを下記
数3とする(ステップS5)。
【0026】
【数3】Kdd=[f2(TA,V) - f1(TA,V1)]×g(TA) +
f1(TA,V1) ここにおいて、本発明では微分ゲインKddを、車速V
をパラメータとして変化させると共に、操舵トルクTA
に対して図6に示すように変化させる。即ち、図6は車
速Vが0のときの操舵トルクTAと微分ゲインKddと
の関係を示しており、操舵トルクTAの小さい領域にお
いて微分ゲインKddを大きく、操舵トルクTAが増加
するに従って微分ゲインKddが小さくなるようにす
る。そして、図7に示すように、微分ゲインKddを所
定の操舵トルクTAの領域において、車速Vが増加する
に従って小さくなるようにする。
【0027】上述のように、車速Vが増加するに従って
微分ゲインKddを小さくすることにより、等価的なア
シスト特性のヒステリシスを調整することができる。微
分ゲインKddが0になったときに、アシスト特性のヒ
ステリシスは機械系の摩擦により定まる。そして、微分
ゲインKddが負になったときに図8に示すように、ア
シスト特性のヒステリシスが機械系の摩擦によるヒステ
リシスより大きくなる。
【0028】
【発明の効果】本発明では、アシストトルクの応答性向
上とトルク制御系の安定性向上を目的として、アシスト
量(操舵補助指令値)に対して操舵トルクの微分に比例
した値を、操舵トルク及び車速の大きさに応じて微分ゲ
インを変化させ、応答性及び安定性を高めるために加算
している。このように微分した値で車速をパラメータと
する大きさの信号をアシスト量に加算しているため、中
立近傍での応答性とコーナリング時のアシスト量の急激
な減少を両立でき、かつ不自然な操舵感を防ぐことがで
き、快適な操舵フィーリングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の要部を示す伝達関数ブロック図であ
る。
【図3】本発明の動作を説明するための図である。
【図4】演算器の特性例を示す図である。
【図5】本発明の動作例を示すフローチャートである。
【図6】本発明で使用する車速ゼロ時の微分ゲイン対操
舵トルクの特性例を示す図である。
【図7】本発明で使用する車速増大時の微分ゲイン対操
舵トルクの特性例を示す図である。
【図8】微分ゲイン負のときのヒステリシスを有するア
シスト特性を示す図である。
【図9】電動パワーステアリング装置の一例を示すブロ
ック構成図である
【図10】コントロールユニットの一般的な内部構成を
示すブロック図である。
【図11】モータ駆動回路の一例を示す結線図である。
【図12】油圧式パワーステアリング装置の動作例を示
す図である。
【図13】ヒステリシス特性の効果を説明するための図
である。
【図14】電動パワーステアリング装置の動作例を示す
図である。
【図15】電動パワーステアリング装置の動作例を示す
特性図である。
【符号の説明】
10 トルクセンサ 12 車速センサ 20 モータ 30,30A コントロールユニット 312 近似微分器 315 ゲイン調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC08 CC14 DA15 DA23 DA63 DA64 DA65 DB11 DC01 DC02 DC03 DD06 DD10 DD17 EA01 EB11 EC23 GG01 3D033 CA03 CA13 CA16 CA20 CA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトに発生する操舵トル
    クに基いて演算手段で演算された操舵補助指令値と、モ
    ータの電流値とから演算した電流制御値に基いてステア
    リング機構に操舵補助力を与える前記モータを制御する
    ようになっている電動パワーステアリング装置の制御装
    置において、前記操舵トルクの信号を微分して前記操舵
    補助指令値に加算すると共に、前記操舵トルク及び車速
    の大きさに応じて前記微分のゲインが連続的に変化する
    補助演算手段を具備したことを特徴とする電動パワース
    テアリング装置の制御装置。
  2. 【請求項2】前記補助演算手段が前記演算手段と並列に
    接続されると共に、近似微分器、ゲイン調整器及び加算
    器で成っている請求項1に記載の電動パワーステアリン
    グ装置の制御装置。
  3. 【請求項3】前記ゲイン調整器のゲインが、前記操舵ト
    ルクが小さくなるに従って大きく、前記操舵トルクが大
    きくなるに従って小さくなるようになっている請求項2
    に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 【請求項4】前記ゲイン調整器のゲインが、前記操舵ト
    ルクの所定領域において、前記車速が大きくなるに従っ
    て小さくなるようになっている請求項2に記載の電動パ
    ワーステアリング装置の制御装置。
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