JP2001326558A - 移相器 - Google Patents

移相器

Info

Publication number
JP2001326558A
JP2001326558A JP2000143093A JP2000143093A JP2001326558A JP 2001326558 A JP2001326558 A JP 2001326558A JP 2000143093 A JP2000143093 A JP 2000143093A JP 2000143093 A JP2000143093 A JP 2000143093A JP 2001326558 A JP2001326558 A JP 2001326558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
frequency signal
fet
phase shifter
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000143093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Miyaguchi
賢一 宮口
Morishige Hieda
護重 檜枝
Kazuhiko Nakahara
和彦 中原
Sunao Takagi
直 高木
Eiji Taniguchi
英司 谷口
Hiroaki Nakaaze
弘晶 中畔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000143093A priority Critical patent/JP2001326558A/ja
Publication of JP2001326558A publication Critical patent/JP2001326558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形で低損失な移相器を得る。 【解決手段】 ドレイン(またはソース)が高周波信号
入力端子2に接続されると共にソース(またはドレイ
ン)が高周波信号出力端子3に接続される第1のFET
6aと、一端が高周波信号入力端子に接続され他端が接
地される第1のキャパシタ22aと、一端が高周波信号
出力端子に接続され他端が接地される第2のキャパシタ
22bと、ドレイン(またはソース)が接地された第2
のFET6bと、第2のFET6bのドレイン・ソース
間を接続する第3のキャパシタ22cと、一端が高周波
信号入力端子に接続され他端が第2のFET6bのソー
ス(またはドレイン)に接続される第1のインダクタ2
1aと、一端が高周波信号出力端子に接続され他端が第
2のFET6aのソース(ドレイン)に接続される第2
のインダクタ21bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小形で低損失な
移相器に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えばIEEE Microwave and Mil
limeter-wave Monolithic Circuits Symposium Digest,
New York, 1988, pp 95-98に掲載された従来の移相器
を示す回路図である。図9において、2は高周波信号入
力端子、3は高周波信号出力端子、21d,21e,2
1fを総称する21はインダクタ、22d,22eを総
称する22はキャパシタ、91a,91b,91c,9
1d,91eを総称する91はFET、8a,8bを総
称する8はバイアス端子である。
【0003】図に示す回路は、5個のFETを用いてい
る。FET91b、FET91dは、バイアス端子8a
から入力される制御信号によって駆動される。また、F
ET91a、FET91c、FET91eはバイアス端
子8bから入力される制御信号によって駆動される。
【0004】スイッチとして動作するFET91のソー
スとドレインは同電位であり、ゲート電圧をピンチオフ
電圧以下にした場合に、FET91は遮断状態となり、
ゲート電圧をソース・ドレインと同電位にした場合に、
FET91は通過状態となる。
【0005】次に動作について説明する。FET91b
およびFET91dを通過状態とし、FET91aおよ
びFET91cおよびFET91eを遮断状態とする際
には、キャパシタ22dおよびキャパシタ22eおよび
インダクタ21fおよびFET91aが遮断状態の際に
現れるキャパシタを等価的に表現するオフ容量およびF
ET91cが遮断状態の際に現れるキャパシタを等価的
に表現するオフ容量によりT型のハイパスフィルタを実
現する。
【0006】また、FET91bおよびFET91dを
遮断状態とし、FET91aおよびFET91cおよび
FET91eを通過状態とする際には、インダクタ21
dおよびインダクタ21eおよびFET91dが遮断状
態の際に現れるキャパシタを等価的に表現するオフ容量
によりT型のローパスフィルタを実現する。
【0007】FET91bおよびFET91dの通過/
遮断状態の切り換えは、バイアス端子8aから入力され
る制御信号により行われる。また、FET91aおよび
FET91cおよびFET91eの通過/遮断状態の切
り換えは、バイアス端子8bから入力される制御信号に
より行われる。
【0008】バイアス端子8aおよびバイアス端子8b
に印加する制御信号を切り換えることによって、高周波
信号入力端子2から入力した高周波信号は、ハイパスフ
ィルタまたはローパスフィルタを通過して高周波信号出
力端子3に出力される。インダクタ21のインダクタン
スおよびキャパシタ22のキャパシタンス等を適切に設
定することにより、高周波信号が、図9に示す回路を通
過する際に生じる位相差で所要の移相量を得るものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の移相器では、入力された高周波信号が3個のF
ETを通過するために損失が大きいという問題点があ
る。また、FETを5個用いるために回路が大型化する
という問題点がある。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、小形で低損失な移相器を得ること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移相器
は、第1の非バイアス端子が高周波信号入力端子に接続
されるとともに第2の非バイアス端子が高周波信号出力
端子に接続される第1のスイッチング素子と、一方の端
子が前記高周波信号入力端子に接続され他方の端子が接
地される第1のキャパシタと、一方の端子が前記高周波
信号出力端子に接続され他方の端子が接地される第2の
キャパシタと、第1の非バイアス端子が接地された第2
のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の
第1と第2の非バイアス端子間を接続する第3のキャパ
シタと、一方の端子が前記高周波信号入力端子に接続さ
れ他方の端子が前記第2のスイッチング素子の第2の非
バイアス端子に接続される第1のインダクタと、一方の
端子が前記高周波信号出力端子に接続され他方の端子が
前記第2のスイッチング素子の第2の非バイアス端子に
接続される第2のインダクタとを備えることを特徴とす
るものである。
【0012】また、前記第1のインダクタと第2のイン
ダクタとの間に、前記第2のスイッチング素子と前記第
3のキャパシタから構成される回路を接続用インダクタ
ンスを介して複数個並列に備えることを特徴とするもの
である。
【0013】また、前記第3のキャパシタを取り除き、
前記第2のスイッチング素子のオフ容量を前記第3のキ
ャパシタの代わりに用いることを特徴とするものであ
る。
【0014】また、前記高周波信号入力端子と前記第1
のインダクタとの間に設けられた第1の抵抗と、前記高
周波信号出力端子と前記第2のインダクタとの間に設け
られた第2の抵抗とをさらに備えることを特徴とするも
のである。
【0015】さらに、上述したいずれかの構成の移相器
を、高周波信号入力端子と高周波信号出力端子との間
に、多段接続して構成したことを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
移相器の構成を示す図である。図1において、1は誘電
体基板、2は高周波信号入力端子、3は高周波信号出力
端子、4はスパイラルインダクタ、5はMIMキャパシ
タ、6aは第1のFET、6bは第2のFET、7はス
ルーホール、8a、8bはバイアス端子、9は抵抗、1
0はマイクロストリップ線路である。
【0017】また、図2は、図1に示されたこの発明の
実施の形態1による移相器に対する等価回路を示す図で
ある。図2において、図1に示す符号と同一部分は同一
符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、
21a、21bは、それぞれスパイラルインダクタ4
a、4bに相当するインダクタ、22はキャパシタ、2
3はキャパシタ22cと第2のFET6bによる回路で
あり、回路23において、第2のFET6bのソース
(またはドレイン)(なお、この明細書においては、ド
レイン(またはソース)を第1の非バイアス端子とも称
し、ソース(またはドレイン)を第2の非バイアス端子
とも称す)は接地され、ドレイン・ソース間はキャパシ
タ22cで接続されている。
【0018】スイッチとして動作する第1のFET6a
および第2のFET6bのソースとドレインは同電位で
あり、ゲート電圧をピンチオフ電圧以下にした場合に、
第1のFET6aおよび第2のFET6bは遮断状態と
なり、ゲート電圧をソース・ドレインと同電位にした場
合に、第1のFET6aおよび第2のFET6bは通過
状態となる。
【0019】次に動作について説明する。図3は、第1
のFET6aおよび第2のFET6bを通過状態とした
際における移相器の等価回路を示す図である。図3にお
いて、図2と同一符号は同一または相当部分を示しその
説明は省略する。図3において、31は第1のFETが
通過状態の際に現れる抵抗を等価的に表現するオン抵抗
である。したがって、図3に示されるように、第1のF
ET6aおよび第2のFET6bが通過状態の際には、
インダクタ21のインダクタンスおよびキャパシタ22
のキャパシタンスを適切に設定することにより、第1の
FETのオン抵抗31が理想的にはゼロであるため、高
周波信号入力端子2と高周波信号出力端子3は短絡さ
れ、位相の回転は生じない。
【0020】さらに、図4は、第1のFET6aおよび
第2のFET6bを遮断状態とした際における移相器の
等価回路を示す図である。図4において、図2と同一符
号は同一または相当部分を示しその説明は省略する。し
たがって、図4に示されるように、第1のFET6aお
よび第2のFET6bが遮断状態の際には、インダクタ
21とキャパシタ22とによりローパスフィルタが構成
される。高周波信号入力端子2から入力された高周波信
号が高周波信号出力端子3に出力される際に位相遅れが
生じる。
【0021】以上のように、実施の形態1によれば、第
1のFET6aおよび第2のFET6bの通過状態/遮
断状態を切り換えることにより、得られる通過位相差か
ら所望の移相量を得ることができる。実施の形態1に示
す移相器は、従来の移相器に比べて回路素子数を低減で
きるので非常に小形化することができるとともに、入力
された高周波信号が出力されるまでに、通過するFET
は1個であるため、低損失化することができるという効
果を奏する。
【0022】なお、第1のFET6aおよび第2のFE
T6bは、スイッチとして機能させているが、通過状態
/遮断状態を切り換えることができるとともに遮断時の
オフ容量のキャパシタンスを適宜設定可能である機能を
有するものであれば、他の形態のスイッチング素子を用
いることも可能である。
【0023】また、この実施の形態1に示す移相器は、
受動素子と能動素子を半導体基板上に形成してモノリシ
ックに構成するようにしてもよい。
【0024】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2による移相器の構成を示す図である。図5におい
て、図2と同一符号は同一または相当部分を示しその説
明は省略する。図5において、51は接続インダクタで
ある。インダクタ21aにおいて高周波信号入力端子2
に対して反対側の端子とインダクタ21bにおいて高周
波信号出力端子3に対して反対側の端子との間に、接続
インダクタ51を介してキャパシタ22cとFET6b
による回路23が複数個接続されている。回路23内の
FETの通過状態/遮断状態の切り換えに用いる制御信
号は、第1のFETのものと同一とする。
【0025】次に動作について説明する。実施の形態1
による移相器では、第1のFET6aおよび第2のFE
T6bを遮断状態として動作させた際、2段のローパス
フィルタを構成する。そこで、図5に示すように、接続
インダクタ51を介して回路23を複数個接続し、回路
23内のFETを遮断状態にすると、FETが遮断状態
の際に現れるオフ容量を等価的に表現するキャパシタン
スとインダクタにより多段のローパスフィルタを構成す
る。これにより、実施の形態1によるものよりも大きな
移相量を得ることができる。
【0026】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1によるのと同等の効果が得られるとと
もに、FETを遮断状態にして多段ローパスフィルタと
して動作させた際の位相回転量を大きくして、設定移相
量を大きくすることができるという効果を奏する。
【0027】なお、回路23内のFETはスイッチとし
て機能させているが、通過状態/遮断状態を切り換える
ことができるとともに遮断時のオフ容量のキャパシタン
スを適宜設定可能である機能を有するものであれば、他
の形態のスイッチを用いることも可能である。
【0028】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3による移相器の構成を示す図である。以下、実施
の形態1による移相器を基にして動作および効果につい
て説明する。図6において、図2と同一符号は同一また
は相当部分を示しその説明は省略する。この図6に示す
実施の形態3は、キャパシタ22cとFET6bによる
回路23内のキャパシタ22cを取り除いている点が実
施の形態1と異なる。
【0029】次に動作について説明する。実施の形態1
および実施の形態2による移相器では、第1のFET6
aおよび第2のFET6bを遮断状態としてローパスフ
ィルタとして動作させる際、ローパスフィルタの回路構
成素子の一部として、回路23内のキャパシタ22cを
用いている。そこで、この実施の形態3では、回路23
内のキャパシタ22cの代わりに、回路23内のFET
6bが遮断状態の際に現れるオフ容量を等価的に表現す
るキャパシタンスをローパスフィルタの回路構成素子の
一部として利用する。このようにすれば、回路23内の
FETが通過状態の際に現れる抵抗および遮断状態の際
に現れるオフ容量のキャパシタンスを適切に設定するこ
とにより、所要の移相量を得ることができる。
【0030】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1および実施の形態2によるのと同等の
効果が得られるとともに、回路23内のFETのオフ容
量をローパスフィルタの回路構成素子の一部として利用
し、回路23内のFETの通過状態/遮断状態における
回路定数を適切に設定することができれば所要移相量が
得ることができるとともに、回路を小形化できるという
効果を奏する。
【0031】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4による移相器の構成を示す図である。以下、実施
の形態1による移相器を基にして動作および効果につい
て説明する。図7において、図2と同一符号は同一また
は相当部分を示しその説明は省略する。新たな符号とし
て、71aは、高周波信号入力端子2とインダクタ21
aとの間に介装される抵抗、71bは、高周波信号出力
端子3とインダクタ21bとの間に介装される抵抗であ
る。
【0032】次に動作について説明する。実施の形態1
による移相器では、第1のFET6aおよび第2のFE
T6bを通過状態として動作させた際、理想的には高周
波信号入力端子2と高周波信号出力端子3は短絡されて
いるが、実際には、図3に示すように、第1のFET6
aのオン抵抗があるために、高周波信号入力端子2から
入力された高周波信号は高周波信号出力端子3に出力さ
れるまでに減衰する。そこで、抵抗71aと抵抗71b
により、第1のFET6aおよび第2のFET6bを遮
断状態にしてローパスフィルタとして動作させた際の減
衰量を増大させる。これにより、第1のFET6aおよ
び第2のFET6bの通過状態/遮断状態における通過
損失差を小さくできる。
【0033】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態1から実施の形態3によるのと同等の効
果が得られるとともに、第1のFET6aおよび第2の
FET6bを通過状態として動作させた際の減衰量と、
第1のFET6aおよび第2のFET6bを遮断状態に
してローパスフィルタとして動作させた際の減衰量との
差が小さくなり、高周波出力信号のレベル補償を簡単に
実現できるという効果を奏する。
【0034】実施の形態5.図8は、この発明の実施の
形態5による移相器の構成を示す図である。図8におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示しその説
明は省略する。新たな符号として、81は移相回路であ
り、複数の移相回路81が直列に多段接続されている。
移相回路81としては、上記の実施の形態1から実施の
形態4に記載されたいずれかの移相器を用いる。
【0035】次に動作について説明する。図8におい
て、高周波信号入力端子2から入力された高周波信号が
高周波信号出力端子3に出力される際に、移相回路81
内のFETの通過状態/遮断状態を切り換えることによ
って位相回転が生じ、所要の移相量が得られる。
【0036】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、実施の形態1から実施の形態4によるのと同等の効
果が得られるとともに、複数の移相回路81を多段接続
することによって複数の移相量を設定することが可能で
ある。
【0037】また、この実施の形態5に示す移相器は、
受動素子と能動素子を半導体基板上に形成してモノリシ
ックに構成するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
の非バイアス端子が高周波信号入力端子に接続されると
ともに第2の非バイアス端子が高周波信号出力端子に接
続される第1のスイッチング素子と、一方の端子が前記
高周波信号入力端子に接続され他方の端子が接地される
第1のキャパシタと、一方の端子が前記高周波信号出力
端子に接続され他方の端子が接地される第2のキャパシ
タと、第1の非バイアス端子が接地された第2のスイッ
チング素子と、前記第2のスイッチング素子の第1と第
2の非バイアス端子間を接続する第3のキャパシタと、
一方の端子が前記高周波信号入力端子に接続され他方の
端子が前記第2のスイッチング素子の第2の非バイアス
端子に接続される第1のインダクタと、一方の端子が前
記高周波信号出力端子に接続され他方の端子が前記第2
のスイッチング素子の第2の非バイアス端子に接続され
る第2のインダクタとを備えたので、第1と第2のスイ
ッチング素子の通過状態/遮断状態を切り換えることに
より、得られる通過位相差から所望の移相量を得ること
ができ、従来の移相器に比べて回路素子数を低減できる
ので非常に小形化することができるとともに、入力され
た高周波信号が出力されるまでに、通過するスイッチン
グ素子は1個であるため、低損失化することができると
いう効果を奏する。
【0039】また、前記第1のインダクタと第2のイン
ダクタとの間に、前記第2のスイッチング素子と前記第
3のキャパシタから構成される回路を接続用インダクタ
ンスを介して複数個並列に備えたので、スイッチング素
子を遮断状態にして多段ローパスフィルタとして動作さ
せた際の位相回転量を大きくして、設定移相量を大きく
することができるという効果を奏する。
【0040】また、前記第3のキャパシタを取り除き、
前記第2のスイッチング素子のオフ容量を前記第3のキ
ャパシタの代わりに用いるようにしたので、第2のスイ
ッチング素子のオフ容量をローパスフィルタの回路構成
素子の一部として利用し、回路内のスイッチング素子の
通過状態/遮断状態における回路定数を適切に設定する
ことができれば所要移相量が得ることができるととも
に、回路を小形化できるという効果を奏する。
【0041】また、前記高周波信号入力端子と前記第1
のインダクタとの間に設けられた第1の抵抗と、前記高
周波信号出力端子と前記第2のインダクタとの間に設け
られた第2の抵抗とをさらに備えることにより、第1お
よび第2のスイッチング素子を通過状態として動作させ
た際の減衰量と、第1および第2のスイッチング素子を
遮断状態にしてローパスフィルタとして動作させた際の
減衰量との差が小さくなり、高周波出力信号のレベル補
償を簡単に実現できるという効果を奏する。
【0042】さらに、上述したいずれかの構成の移相器
を、高周波信号入力端子と高周波信号出力端子との間
に、多段接続して構成することにより、複数の移相量を
設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による移相器を示す
構成図である。
【図2】 図1に示された移相器に対する等価回路を示
す図である。
【図3】 図2の第1のFET6aおよび第2のFET
6bを通過状態とした際における移相器の等価回路を示
す図である。
【図4】 図2の第1のFET6aおよび第2のFET
6bを遮断状態とした際における移相器の等価回路を示
す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による移相器の構成
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による移相器の構成
を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による移相器の構成
を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による移相器の構成
を示す図である。
【図9】 IEEE Microwave and Millimeter-wave Monol
ithic Circuits Symposium Digest, New York, 1988, p
p 95-98に掲載された従来の移相器を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
2 高周波信号入力端子、3 高周波信号出力端子、6
a 第1のFET(第1のスイッチング素子)、6b
第2のFET(第2のスイッチング素子)、21a,2
1b インダクタ、22a,22b,22c キャパシ
タ、23 キャパシタとFETによる回路、51 接続
用インダクタ、71a,71b 抵抗。
フロントページの続き (72)発明者 中原 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高木 直 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 谷口 英司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中畔 弘晶 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J012 HA01 5J098 AA03 AA14 AA16 AB31 AC04 AC14 AC20 AD03 AD25 DA03 DA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の非バイアス端子が高周波信号入力
    端子に接続されるとともに第2の非バイアス端子が高周
    波信号出力端子に接続される第1のスイッチング素子
    と、 一方の端子が前記高周波信号入力端子に接続され他方の
    端子が接地される第1のキャパシタと、 一方の端子が前記高周波信号出力端子に接続され他方の
    端子が接地される第2のキャパシタと、 第1の非バイアス端子が接地された第2のスイッチング
    素子と、 前記第2のスイッチング素子の第1と第2の非バイアス
    端子間を接続する第3のキャパシタと、 一方の端子が前記高周波信号入力端子に接続され他方の
    端子が前記第2のスイッチング素子の第2の非バイアス
    端子に接続される第1のインダクタと、 一方の端子が前記高周波信号出力端子に接続され他方の
    端子が前記第2のスイッチング素子の第2の非バイアス
    端子に接続される第2のインダクタとを備えることを特
    徴とする移相器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移相器において、 前記第1のインダクタと第2のインダクタとの間に、前
    記第2のスイッチング素子と前記第3のキャパシタから
    構成される回路を接続用インダクタンスを介して複数個
    並列に備えることを特徴とする移相器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の移相器におい
    て、 前記第3のキャパシタを取り除き、前記第2のスイッチ
    ング素子のオフ容量を前記第3のキャパシタの代わりに
    用いることを特徴とする移相器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の移
    相器において、 前記高周波信号入力端子と前記第1のインダクタとの間
    に設けられた第1の抵抗と、前記高周波信号出力端子と
    前記第2のインダクタとの間に設けられた第2の抵抗と
    をさらに備えることを特徴とする移相器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載された移相器
    を、高周波信号入力端子と高周波信号出力端子との間
    に、多段接続して構成したことを特徴とする移相器。
JP2000143093A 2000-05-16 2000-05-16 移相器 Pending JP2001326558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143093A JP2001326558A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 移相器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143093A JP2001326558A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 移相器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326558A true JP2001326558A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18649958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000143093A Pending JP2001326558A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 移相器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001326558A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1729411A1 (en) * 2004-03-26 2006-12-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Phase circuit, high-frequency switch, and phase device
WO2009025138A1 (ja) * 2007-08-21 2009-02-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. 半導体集積回路及び高周波回路モジュール
JP2010016551A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 移相回路
KR100990662B1 (ko) 2007-08-22 2010-10-29 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 스위치회로 및 이상기
US8212632B2 (en) 2008-11-07 2012-07-03 Renesas Electronics Corporation FET phase shifter for selectively phase shifting signals between different filtering characteristics
JP2012129721A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mitsubishi Electric Corp 可変減衰器
JP2013005076A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Murata Mfg Co Ltd 方向性結合器
CN110212888A (zh) * 2018-12-20 2019-09-06 佛山臻智微芯科技有限公司 一种微带高低通型数字移相器结构
CN111404511A (zh) * 2020-05-19 2020-07-10 成都天锐星通科技有限公司 超宽带高精度差分衰减器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1729411A1 (en) * 2004-03-26 2006-12-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Phase circuit, high-frequency switch, and phase device
EP1729411A4 (en) * 2004-03-26 2009-07-15 Mitsubishi Electric Corp PHASE CIRCUIT, HIGH FREQUENCY SWITCH, AND PHASE DEVICE
WO2009025138A1 (ja) * 2007-08-21 2009-02-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. 半導体集積回路及び高周波回路モジュール
KR100990662B1 (ko) 2007-08-22 2010-10-29 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 스위치회로 및 이상기
JP2010016551A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 移相回路
US8212632B2 (en) 2008-11-07 2012-07-03 Renesas Electronics Corporation FET phase shifter for selectively phase shifting signals between different filtering characteristics
JP2012129721A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mitsubishi Electric Corp 可変減衰器
JP2013005076A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Murata Mfg Co Ltd 方向性結合器
CN110212888A (zh) * 2018-12-20 2019-09-06 佛山臻智微芯科技有限公司 一种微带高低通型数字移相器结构
CN111404511A (zh) * 2020-05-19 2020-07-10 成都天锐星通科技有限公司 超宽带高精度差分衰减器
CN111404511B (zh) * 2020-05-19 2021-07-23 成都天锐星通科技有限公司 超宽带高精度差分衰减器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3144477B2 (ja) スイッチ回路及び半導体装置
US20080180189A1 (en) Phase shifter and bit phase shifter using the same
US7123116B2 (en) Phase shifter and multibit phase shifter
JPH08250963A (ja) 移相器
JPWO2002056467A1 (ja) 移相器及び多ビット移相器
JP3087844B2 (ja) 半導体移相器
JP2001326558A (ja) 移相器
JP4963241B2 (ja) 移相回路
JP3634223B2 (ja) 移相器
US7167064B2 (en) Phase shift circuit and phase shifter
JP3074798B2 (ja) 移相器
JP2001339276A (ja) 移相器
JP2679331B2 (ja) マイクロ波回路スイツチ及びマイクロ波回路スイツチを備えた移相器
WO2023135663A1 (ja) 移相回路
JP2677030B2 (ja) 半導体移相器
JPH0733026U (ja) 移相器
JPH10200302A (ja) 可変移相器
JPH0946176A (ja) 減衰器
JPH11205086A (ja) 移相器
JP2002368566A (ja) 移相回路および移相器
JPH09135102A (ja) 減衰器
JP2642600B2 (ja) 半導体高周波スイッチ回路
JP2002164703A (ja) 広帯域耐電力スイッチ
JP3315299B2 (ja) マイクロ波スイッチ
JP2003198344A (ja) 高周波スイッチ回路