JPH10200302A - 可変移相器 - Google Patents

可変移相器

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JPH10200302A
JPH10200302A JP487297A JP487297A JPH10200302A JP H10200302 A JPH10200302 A JP H10200302A JP 487297 A JP487297 A JP 487297A JP 487297 A JP487297 A JP 487297A JP H10200302 A JPH10200302 A JP H10200302A
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JP
Japan
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inductor
capacitor
phase shifter
fet
variable phase
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JP487297A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kamiya
信之 神谷
Mitsunori Men
充徳 面
Shinichi Morita
晋一 森田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用周波数に対し1/4波長の電気長をもつ
伝送線路が3本必要となるため、回路が大型化するとい
う課題があった。 【解決手段】 FETをスイッチとして用い、通過信号
に対して回路全体が位相遅れ回路である直列のインダク
タに見える場合と、単なる伝送線路に見える場合とを切
り替えて移相器を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレーダー受信機等
に用いられ、高周波信号の位相を電気的に変化させるた
めの、デジタル制御の可能な移相器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の実施例について図15に示す。図
15は「アイイーイーイー トランザクションズ オン
マイクロウェーブ セオリー アンド テクニークス
(IEEE Transactions On Mic
rowave and Techniques)」Vo
l.MTT−13、No12(1985年12月)、第
1591〜1596ページに開示された従来の移相器を
示す回路構成図である。図15において、1は使用周波
数帯において電気長が1/4波長(90度)となる第1
の伝送線路、2は上記第1の伝送線路1の一端に接続さ
れた使用周波数帯において電気長が1/4波長(90
度)となる第2の伝送線路、3は上記第1の伝送線路1
の他端に接続された使用周波数帯において電気長が1/
4波長(90度)となる第3の伝送線路、4はドレイン
が上記第2の伝送線路2の他端に接続されソースが接地
された第1のFET、5はドレインが上記第3の伝送線
路3の他端に接続されソースが接地された第2のFE
T、6は一端が第1のFET4のゲートに接続された使
用周波数帯において十分高いインピーダンスをもった第
1の抵抗、7は一端が第2のFET5のゲートに接続さ
れ使用周波数帯において十分高いインピーダンスをもっ
た第2の抵抗、8は第1の抵抗6および第2の抵抗7を
通し第1のFET4およびFET5にバイパスを印加す
るためのバイアス端子、9は回路の入力ポート、10は
回路の出力ポートである。
【0003】次に動作について説明する。まず、第1の
FET4及び第2のFET5のゲートにピンチオフ電圧
を印加する。この時、第2の伝送線路2の第1のFET
4に接続された一端が解放端子となり、第2の伝送線路
2はオープンスタブと等価となる。同様に第3の伝送線
路3もオープンスタブとなり回路は1/4波長の電気長
をもった線路の両脇にオープンスタブをもつ回路とな
る。次に第1のFET4及び第2のFET5のゲートに
オン電圧を印加する。この時、第2の伝送線路2の第1
のFET4に接続された一端が接地され、第2の伝送線
路2はショートスタブと等価となる。同様に第3の伝送
線路3もショートスタブとなり回路は1/4波長の電気
長をもった線路の両脇にショートスタブをもつ回路にな
る。
【0004】入力ポート9から入力された高周波信号は
1/4波長の電気長をもった線路の両脇にオープンスタ
ブをもつ時とショートスタブをもつ時とで通過位相が異
なる。よって、この回路は2つのFETの状態を変える
ことで通過位相を変化させる移相器として動作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上発明した移相器
は、使用周波数に対し1/4波長の電気長をもつ伝送線
路が3本必要となるため、回路が大型化するという課題
があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、使用周波数に対し1/4波
長の電気長をもった伝送線路を減らすことで小型の可変
移相器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明による可変移
相器は、FETをスイッチとして用い、通過信号に対し
て回路全体が位相遅れ回路である直列のインダクタに見
える場合と、単なる伝送線路に見える場合とを切り替
え、通過位相を変化させて移相器を構成し、小型の可変
移相器を得るものである。
【0008】第2の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、小型の可変移相器を得るもので
ある。
【0009】第3の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてT型ローパス
フィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもので
ある。
【0010】第4の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてT型ハイパス
フィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもので
ある。
【0011】第5の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてパイ型ローパ
スフィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもの
である。
【0012】第6の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてパイ型ハイパ
スフィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもの
である。
【0013】第7の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてT型ローパス
フィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもので
ある。
【0014】第8の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてT型ハイパス
フィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもので
ある。
【0015】第9の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成し、かつ主線路としてパイ型ローパ
スフィルタを用いることで小型の可変移相器を得るもの
である。
【0016】第10の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単
なる伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変
化させて移相器を構成し、かつ主線路としてパイ型ハイ
パスフィルタを用いることで小型の可変移相器を得るも
のである。
【0017】第11の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単
なる伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変
化させて移相器を構成し、かつ主線路を構成する回路中
のインダクタとしてスパイラルインダクタを用いること
で小型の可変移相器を得るものである。
【0018】第12の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単
なる伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変
化させて移相器を構成し、かつ主線路を構成する回路中
のキャパシタとしてMIM(Metal Insula
tor Metal)キャパシタを用いることで小型の
可変移相器を得るものである。
【0019】第13の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単
なる伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変
化させて移相器を構成し、かつ主線路を構成する回路中
のキャパシタとしてインダクタデジタルキャパシタを用
いることで小型の可変移相器を得るものである。
【0020】また、第14の発明による可変移相器は、
前記第1から第13の発明による可変移相器に用いる構
成回路を、半導体の同一基板上で一体形成することによ
り、小型の可変移相器を得るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明による可変移相器の実施の形態
1を図1に示す。図1において、11は入力端子、12
は出力端子、13はドレインが入力端子11に接続され
ソースが出力端子12に接続され高周波信号を通すこと
が可能なFET、14は一端が前記FET13のドレイ
ンに接続され他端がFET13のソースに接続されたイ
ンダクタである。
【0022】次に動作について説明する。まず、FET
13のゲートにオン電圧を印加する。この時、FET1
3はドレインから入力された信号がそのままソースから
出力されるスルー状態となる。この状態で入力端子11
に入力され出力端子12から出力された高周波信号の位
相を基準として考える。次に、FET13のゲートにピ
ンチオフ電圧を印加する。この時、FET13は信号が
通過することができないオフ状態となるため、信号はイ
ンダクタ14を通過する。従って、入力端子11から入
力された高周波信号はインダクタ14を通過することで
上記基準に対し位相が遅れ、出力端子12から出力され
る。よって、FET13の状態を変化させることで通過
位相を2通りに変化させることのできる可変移相器とし
てこの回路は動作する。
【0023】実施の形態2.この発明による可変移相器
の実施の形態2を図2に示す。図2において、11は入
力端子、12は出力端子、15はドレインが入力端子1
1に接続され高周波信号を通すことが可能な第1のFE
T、16は一端が前記FET15のドレインに接続され
他端がFET15のソースに接続された第1のインダク
タ、17は一端が第1のFET15のソースに接続され
高周波信号を通すことが可能で回路の特性インピーダン
ス(一般的には50Ω)を持ち使用周波数において1/
4波長の電気長を持つ主線路、18はドレインが前記主
線路17に接続されソースが出力端子12に接続された
第2のFET、19は一端が第2のFET18と主線路
17の接続部に接続され他端が第2のFET18のソー
スに接続された第2のインダクタである。
【0024】次に動作について説明する。まず、FET
15のゲートにオン電圧を印加し、かつFET18のゲ
ートにオン電圧を印加する。この時、FET15はスル
ー状態となり、またFET18もオンであるため、FE
T18もスルー状態となる。この状態で入力端子11に
入力され出力端子12から出力された高周波信号の位相
状態を基準とする。次に、FET15のゲートにピンチ
オフ電圧を印加し、かつFET18のゲートにもピンチ
オフ電圧を印加する。この時、FET15とFET18
は信号が通過することができないオフ状態となるため、
信号は第1のインダクタ16と第2のインダクタ19を
通過する。この時、入力端子11から入力された高周波
信号は第1のインダクタ16と第2のインダクタ19を
通過することで上記基準に対し位相が遅れ、出力端子1
2から出力される。また、第1のインダクタ16と第2
のインダクタ19の間に主線路17があるため、第1の
インダクタ16で反射された反射波と第2のインダクタ
19で反射された反射波は位相状態が反転している。こ
のため、それぞれの反射波を打ち消しあい、VSWR
(Voltage Standing Wave Ra
tio)の悪化を防いでいる。よって、第1のFET1
5および第2のFET18の状態を変化させることで通
過位相を2通りに変化させることのできる可変移相器と
してこの回路は動作する。
【0025】実施の形態3.この発明による可変移相器
の実施の形態3を図3に示す。図3において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、2
0は高周波信号を通すことが可能な第3のインダクタ、
21は一端が第3のインダクタ20の他端に接続され他
端が接地されたキャパシタ、22は一端が第3のインダ
クタ20とキャパシタ21の接続部に接続された第4の
インダクタである。
【0026】次に動作について説明する。第3のインダ
クタ20、キャパシタ21、第4のインダクタ22はT
型ローパスフィルタを構成しており、使用周波数におけ
るインピーダンスをこの回路の前後に接続されている回
路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)とするこ
とが可能である。また、このT型ローパスフィルタに入
力された信号の位相を1/4波長遅らせて出力させるこ
とも可能である。ここで、上記ローパスフィルタを通過
する通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダクタ
20および第4のインダクタ22のインダクタンスを
L、キャパシタ21のキャパシタンスをCとおくと、φ
とLとCの関係は以下の数1で表わされる。したがっ
て、実施の形態2における主線路17としてこのローパ
スフィルタを用い、実施の形態2に示す回路と等価な回
路を得ることができる。
【0027】
【数1】
【0028】実施の形態4.この発明による可変移相器
の実施の形態4を図4に示す。図4において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、2
3は高周波信号を通すことが可能な第1のキャパシタ、
24は一端が第1のキャパシタ23の他端に接続され他
端が接地された第3のインダクタ、25は一端が第1の
キャパシタ23と第3のインダクタ24の接続部に接続
された第2のキャパシタである。
【0029】次に動作について説明する。第1のキャパ
シタ23、第3のインダクタ24、第2のキャパシタ2
5はT型ハイパスフィルタを構成しており、使用周波数
におけるインピーダンスをこの回路の前後に接続されて
いる回路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)と
することが可能である。また、このハイパスフィルタに
入力された信号の位相を1/4波長進ませて出力させる
ことも可能である。ここで、上記ハイパスフィルタを通
過する通過位相をφ、使用周波数をf、第6のインダク
タ24のインダクタンスをL、第1のキャパシタ23お
よび第2のキャパシタ25のキャパシタンスをCとおく
と、φとLとCの関係は以下の数2で表わされる。した
がって、実施の形態2における主線路17としてこのハ
イパスフィルタを用い、実施の形態2に示す回路と等価
な回路を得ることができる。
【0030】
【数2】
【0031】実施の形態5.この発明による可変移相器
の実施の形態5を図5に示す。図5において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、2
6は高周波信号を通すことが可能な第3のインダクタ、
27は一端が第3のインダクタ26の一端に接続され他
端が接地された第1のキャパシタ、28は一端が第3の
インダクタ26の他端に接続され他端が接地された第2
のキャパシタである。
【0032】次に動作について説明する。第3のインダ
クタ26、第1のキャパシタ27、第2のキャパシタ2
8はパイ型ローパスフィルタを構成しており、使用周波
数におけるインピーダンスをこの回路の前後に接続され
ている回路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)
とすることが可能である。また、このローパスフィルタ
に入力された信号の位相を1/4波長遅らせて出力させ
ることも可能である。ここで、上記ローパスフィルタを
通過する通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダ
クタ26のインダクタンスをL、第1のキャパシタ27
および第2のキャパシタ28のキャパシタンスをCとお
くと、φとLとCの関係は以下の数3で表わされる。し
たがって、実施の形態2における主線路17としてこの
ローパスフィルタを用い、実施の形態2に示す回路と等
価な回路を得ることができる。
【0033】
【数3】
【0034】実施の形態6.この発明による可変移相器
の実施の形態6を図6に示す。図6において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、2
9は高周波信号を通すことが可能なキャパシタ、30は
一端がキャパシタ29の一端に接続され他端が接地され
た第3のインダクタ、31は一端がキャパシタ29の他
端に接続され他端が接地された第4のインダクタであ
る。
【0035】次に動作について説明する。キャパシタ2
9、第3のインダクタ30、第4のインダクタ31はパ
イ型ハイパスフィルタを構成しており、使用周波数にお
けるインピーダンスをこの回路の前後に接続されている
回路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)とする
ことが可能である。また、このハイパスフィルタに入力
された信号の位相を1/4波長進ませて出力させること
も可能である。ここで、上記ハイパスフィルタを通過す
る通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダクタ3
0および第4のインダクタ31のインダクタンスをL、
キャパシタ29のキャパシタンスをCとおくと、φとL
とCの関係は以下の数4で表わされる。したがって、実
施の形態2における主線路17としてこのハイパスフィ
ルタを用い、実施の形態2に示す回路と等価な回路を得
ることができる。
【0036】
【数4】
【0037】実施の形態7.この発明による可変移相器
の実施の形態7を図7に示す。図7において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、3
2は高周波信号を通すことが可能な第3のインダクタ、
33は一端が第3のインダクタ32の他端に接続され他
端が接地された第1のキャパシタ、34は一端が第3の
インダクタ32と第1のキャパシタ33の接続部に接続
された第4のインダクタ、35は一端が第4のインダク
タ34の他端に接続され、他端が接地された第2のキャ
パシタ、36は一端が第4のインダクタ34と第2のキ
ャパシタ35の接続部に接続された第5のインダクタで
ある。
【0038】次に動作について説明する。第3のインダ
クタ32、第1のキャパシタ33、第4のインダクタ3
4、第2のキャパシタ35、第5のインダクタ36はT
型ローパスフィルタを構成しており、使用周波数におけ
るインピーダンスをこの回路の前後に接続されている回
路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)とするこ
とが可能である。また、このT型ローパスフィルタに入
力された信号の位相を1/4波長遅らせて出力させるこ
とも可能である。ここで、上記ローパスフィルタを通過
する通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダクタ
32および第5のインダクタ36のインダクタンスをL
1、第4のインダクタ34のインダクタンスをL2、第
1のキャパシタ33と第2のキャパシタ35のキャパシ
タンスをCとおくと、φとL1とL2とCの関係は以下
の数5で表わされる。したがって、実施の形態2におけ
る主線路17としてこのローパスフィルタを用い、実施
の形態2に示す回路と等価な回路を得ることができる。
【0039】
【数5】
【0040】実施の形態8.この発明による可変移相器
の実施の形態8を図8に示す。図8において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、3
7は高周波信号を通すことが可能な第1のキャパシタ、
38は一端が第1のキャパシタ37の他端に接続され他
端が接地された第3のインダクタ、39は一端が第1の
キャパシタ37と第3のインダクタ38の接続部に接続
された第2のキャパシタ、40は一端が第2のキャパシ
タ39の他端に接続され他端が接地された第4のインダ
クタ、41は一端が第2のキャパシタ39と第4のイン
ダクタ40の接続部に接続された第3のキャパシタであ
る。
【0041】次に動作について説明する。第1のキャパ
シタ37、第3のインダクタ38、第2のキャパシタ3
9、第4のインダクタ40、第3のキャパシタ41はT
型ハイパスフィルタを構成しており、使用周波数におけ
るインピーダンスをこの回路の前後に接続されている回
路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)とするこ
とが可能である。また、このハイパスフィルタに入力さ
れた信号の位相を1/4波長進ませて出力させることも
可能である。ここで、上記ハイパスフィルタを通過する
通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダクタ38
と第4のインダクタ40のインダクタンスをL、第1の
キャパシタ37および第3のキャパシタ41のキャパシ
タンスをC1、第2のキャパシタ39のキャパシタンス
をC2とおくと、φとLとC1とC2の関係は以下の数
6で表わされる。したがって、実施の形態2における主
線路17としてこのハイパスフィルタを用い、実施の形
態2に示す回路と等価な回路を得ることができる。
【0042】
【数6】
【0043】実施の形態9.この発明による可変移相器
の実施の形態9を図9に示す。図9において、11、1
2、15、16、18、19は実施の形態2と同じ、4
2は高周波信号を通すことが可能な第3のインダクタ、
43は一端が第3のインダクタ42の一端に接続され他
端が接地された第1のキャパシタ、44は一端が第3の
インダクタ42の他端に接続され他端が接地された第2
のキャパシタ、45は第3のインダクタ42と第2のキ
ャパシタの接続部に接続された第4のインダクタ、46
は一端が第4のインダクタ45の他端に接続され他端が
接地された第3のキャパシタである。
【0044】次に動作について説明する。第3のインダ
クタ42、第1のキャパシタ43、第2のキャパシタ4
4、第4のインダクタ45、第3のキャパシタ46はパ
イ型ローパスフィルタを構成しており、使用周波数にお
けるインピーダンスをこの回路の前後に接続されている
回路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)とする
ことが可能である。また、このローパスフィルタに入力
された信号の位相を1/4波長遅らせて出力させること
も可能である。ここで、上記ローパスフィルタを通過す
る通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダクタ4
2と第4のインダクタ45のインダクタンスをL、第1
のキャパシタ43および第3のキャパシタ46のキャパ
シタンスをC1、第2のキャパシタ44のキャパシタン
スをC2とおくと、φとLとC1とC2の関係は以下の
数7で表わされる。したがって、実施の形態2における
主線路17としてこのローパスフィルタを用い、実施の
形態2に示す回路と等価な回路を得ることができる。
【0045】
【数7】
【0046】実施の形態10.この発明による可変移相
器の実施の形態10を図10に示す。図10において、
11、12、15、16、18、19は実施の形態2と
同じ、47は高周波信号を通すことが可能な第1のキャ
パシタ、48は一端が第1のキャパシタ47の一端に接
続され他端が接地された第3のインダクタ、49は一端
が第1のキャパシタ47の他端に接続され他端が接地さ
れた第4のインダクタ、50は一端が第1のキャパシタ
47と第4のインダクタ49の接続部に接続された第2
のキャパシタ、51は一端が第2のキャパシタ50の他
端に接続され他端が接地された第5のインダクタであ
る。
【0047】次に動作について説明する。第1のキャパ
シタ47、第3のインダクタ48、第4のインダクタ4
9、第2のキャパシタ50、第5のインダクタ51はパ
イ型ハイパスフィルタを構成しており、使用周波数にお
けるインピーダンスをこの回路の前後に接続されている
回路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)とする
ことが可能である。また、このハイパスフィルタに入力
された信号の位相を1/4波長進ませて出力させること
も可能である。ここで、上記ハイパスフィルタを通過す
る通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダクタ4
8および第5のインダクタ51のインダクタンスをL
1、第4のインダクタ49のインダクタンスをL2、第
1のキャパシタ47および第2のキャパシタ50のキャ
パシタンスをCとおくと、φとL1とL2とCの関係は
以下の数8で表わされる。したがって、実施の形態2に
おける主線路17としてこのハイパスフィルタを用い、
実施の形態2に示す回路と等価な回路を得ることができ
る。
【0048】
【数8】
【0049】実施の形態11.この発明による可変移相
器の実施の形態11を図11に示す。図11において、
11、12、15、16、18、19は実施の形態3と
同じ、52は高周波信号を通すことが可能な第1のスパ
イラルインダクタ、21は一端が第1のスパイラルイン
ダクタ52の他端に接続され他端が接地されたキャパシ
タ、53は一端が第1のスパイラルインダクタ52とキ
ャパシタ21の接続部に接続された第2のスパイラルイ
ンダクタである。
【0050】次に動作について説明する。第1のスパイ
ラルインダクタ52、キャパシタ21、第2のスパイラ
ルインダクタ53はT型ローパスフィルタを構成してお
り、使用周波数におけるインピーダンスをこの回路の前
後に接続されている回路の特性インピーダンス(一般的
には50Ω)とすることが可能である。また、このロー
パスフィルタに入力された信号の位相を1/4波長遅ら
せて出力させることも可能である。ここで、上記ローパ
スフィルタを通過する通過位相をφ、使用周波数をf、
第1のスパイラルインダクタ52および第2のスパイラ
ルインダクタ53のインダクタンスをL、キャパシタ2
1のキャパシタンスをCとおくと、φとLとCの関係は
前記数1で表わされる。したがって、実施の形態2にお
ける主線路17としてこのローパスフィルタを用い、実
施の形態2に示す回路と等価な回路を得ることができ
る。
【0051】実施の形態12.この発明による可変移相
器の実施の形態12を図12に示す。図12において、
11、12、15、16、18、19は実施の形態3と
同じ、20は高周波信号を通すことが可能な第3のイン
ダクタ、54は一端が第3のインダクタ20の他端に接
続された他端が接地されたMIMキャパシタ、22は一
端が第4のインダクタ20とMIMキャパシタ54の接
続部に接続された第4のインダクタである。
【0052】次に動作について説明する。第3のインダ
クタ20、MIMキャパシタ54、第4のインダクタ2
2はT型ローパスフィルタを構成しており、使用周波数
におけるインピーダンスをこの回路の前後に接続されて
いる回路の特性インピーダンス(一般的には50Ω)と
することが可能である。また、このローパスフィルタに
入力された信号の位相を1/4波長遅らせて出力させる
ことも可能である。ここで、上記ローパスフィルタを通
過する通過位相をφ、使用周波数をf、第3のインダク
タ20および第4のインダクタ22のインダクタンスを
L、MIMキャパシタ54のキャパシタンスをCとおく
と、φとLとCの関係は前記数1で表わされる。したが
って、実施の形態2における主線路17としてこのロー
パスフィルタを用い、実施の形態2に示す回路と等価な
回路を得ることができる。
【0053】実施の形態13.この発明による可変移相
器の実施の形態13を図13に示す。図13において、
11、12、15、16、18、19は実施の形態3と
同じ、20は高周波信号を通すことが可能な第3のイン
ダクタ、55は一端が第4のインダクタ20の他端に接
続され他端が接地されたインターデジタルキャパシタ、
22は一端が第3のインダクタ20とインターデジタル
キャパシタ55の接続部に接続された第4のインダクタ
である。
【0054】次に動作について説明する。第3のインダ
クタ20、インターデジタルキャパシタ55、第4のイ
ンダクタ22はT型ローパスフィルタを構成しており、
使用周波数におけるインピーダンスをこの回路の前後に
接続されている回路の特性インピーダンス(一般的には
50Ω)とすることが可能である。また、このローパス
フィルタに入力された信号の位相を1/4波長遅らせて
出力させることも可能である。ここで、上記ローパスフ
ィルタを通過する通過位相をφ、使用周波数をf、第3
のインダクタ20および第4のインダクタ22のインピ
ーダンスをL、インターデジタルキャパシタ55のキャ
パシタンスをCとおくと、φとLとCの関係は前記数1
で表わされる。したがって、実施の形態2における主線
路17としてこのローパスフィルタを用い、実施の形態
2に示す回路と等価な回路を得ることができる。
【0055】実施の形態14.この発明による可変移相
器の実施の形態14を図14に示す。図14において、
56は半導体(たとえばカリウムヒ素)を用いた基板、
57は基板56の裏面で接地されたスルーホールであ
る。
【0056】次に動作について説明する。11、12、
15、16、18、19、20、21、22は実施の形
態1から13で示した回路素子と同じ動作をする回路素
子であり、基板56上に半導体プロセス技術を用いて作
り込んである。実施の形態1から13で示した回路を、
このように一体化して構成することで小型の可変移相器
を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】第1の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単
なる伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変
化させて移相器を構成することにより回路を小型化する
ものである。
【0058】第2の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、1/4波長の電気長をもった主線路に
より反射を低減させ、入出力反射の少ない移相器を得る
ものである。
【0059】第3の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるT型ローパスフィルタを用いることにより、小型
化を図るものである。
【0060】第4の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるT型ハイパスフィルタを用いることにより、小型
化を図るものである。
【0061】第5の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるパイ型ローパスフィルタを用いることにより、小
型化を図るものである。
【0062】第6の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と単なる
伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化さ
せて移相器を構成することにより回路を小型化するもの
である。また、主線路としてインダクタとキャパシタに
よるパイ型ハイパスフィルタを用いることにより、小型
化を図るものである。
【0063】第7の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるT型ローパスフィルタを用いることにより、小型
化を図るものである。
【0064】第8の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるT型ハイパスフィルタを用いることにより、小型
化を図るものである。
【0065】第9の発明による可変移相器は、FETを
スイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位相
遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と、単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるパイ型ローパスフィルタを用いることにより、小
型化を図るものである。
【0066】第10の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、主線路としてインダクタとキャパシタ
によるパイ型ハイパスフィルタを用いることにより、小
型化を図るものである。
【0067】第11の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、インダクタとしてスパイラルインダク
タを用いることで小型化を図るものである。
【0068】第12の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、キャパシタとしてMIMキャパシタを
用いることで小型化を図るものである。
【0069】第13の発明による可変移相器は、FET
をスイッチとして用い、通過信号に対して回路全体が位
相遅れ回路である直列のインダクタに見える場合と単な
る伝送線路に見える場合とを切り替え、通過位相を変化
させて移相器を構成することにより回路を小型化するも
のである。また、キャパシタとしてインターデジタルキ
ャパシタを用いることで小型化を図るものである。
【0070】また、第14の発明による可変移相器は、
前記第1から第13の発明による可変移相器に用いる構
成回路を、半導体の同一基板上で一体形成することによ
り、回路を小型化するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による可変移相器の実施の形態1を
示す図である。
【図2】 この発明による可変移相器の実施の形態2を
示す図である。
【図3】 この発明による可変移相器の実施の形態3を
示す図である。
【図4】 この発明による可変移相器の実施の形態4を
示す図である。
【図5】 この発明による可変移相器の実施の形態5を
示す図である。
【図6】 この発明による可変移相器の実施の形態6を
示す図である。
【図7】 この発明による可変移相器の実施の形態7を
示す図である。
【図8】 この発明による可変移相器の実施の形態8を
示す図である。
【図9】 この発明による可変移相器の実施の形態9を
示す図である。
【図10】 この発明による可変移相器の実施の形態1
0を示す図である。
【図11】 この発明による可変移相器の実施の形態1
1を示す図である。
【図12】 この発明による可変移相器の実施の形態1
2を示す図である。
【図13】 この発明による可変移相器の実施の形態1
3を示す図である。
【図14】 この発明による可変移相器の実施の形態1
4を示す図である。
【図15】 従来の移相器を示す図である。
【符号の説明】
1 伝送線路、2 伝送線路、3 伝送線路、4 FE
T、5 FET、6抵抗、7 抵抗、8 バイアス端
子、9 入力ポート、10 出力ポート、11入力端
子、12 出力端子、13 FET、14 インダク
タ、15 FET、16 インダクタ、17 主線路、
18 FET、19 インダクタ、20インダクタ、2
1 キャパシタ、22 インダクタ、23 キャパシ
タ、24インダクタ、25 キャパシタ、26 インダ
クタ、27 キャパシタ、28キャパシタ、29 キャ
パシタ、30 インダクタ、31 インダクタ、32イ
ンダクタ、33 キャパシタ、34 インダクタ、35
キャパシタ、36インダクタ、37 キャパシタ、3
8 インダクタ、39 キャパシタ、40インダクタ、
41 キャパシタ、42 インダクタ、43 キャパシ
タ、44キャパシタ、45 インダクタ、46 キャパ
シタ、47 キャパシタ、48インダクタ、49 イン
ダクタ、50 キャパシタ、51 インダクタ、52ス
パイラルインダクタ、53 スパイラルインダクタ、5
4 MIMキャパシタ、55 インターデジタルキャパ
シタ、56 半導体基板、57 スルーホール。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号を通すことが可能な第1のF
    ETと、一端が第1のFETのドレインに接続され他端
    が第1のFETのソースに接続された第1のインダクタ
    で構成したことを特徴とする可変移相器。
  2. 【請求項2】 高周波信号を通すことが可能な第1のF
    ETと、一端が第1のFETのドレインに接続され他端
    が第1のFETのソースに接続された第1のインダクタ
    と、高周波信号を通すことが可能で一端が第1のFET
    のソースに接続され回路の持つ特性インピーダンスを持
    つ主線路と、ドレインが主線路の他端に接続され高周波
    信号を通すことが可能な第2のFETと、一端が第2の
    FETのドレインに接続され他端が第2のFETのソー
    スに接続された第2のインダクタで構成したことを特徴
    とする可変移相器。
  3. 【請求項3】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のインダクタと、一端が第1のインダクタの他
    端に接続されかつ他端が接地された第1のキャパシタ
    と、一端が第1のインダクタと第1のキャパシタの接続
    部に接続され他端を出力端子とする第2のインダクタと
    で構成され、第1のインダクタの入力端子を入力端子、
    第2のインダクタの出力端子を出力端子としたT型ロー
    パスフィルタを主線路として用いたことを特徴とする請
    求項第2項記載の可変移相器。
  4. 【請求項4】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のキャパシタと、一端が第1のキャパシタの他
    端に接続されかつ他端が接地された第1のインダクタ
    と、一端が第1のインダクタと第1のキャパシタの接続
    部に接続され、他端を出力端子とする第2のキャパシタ
    とで構成され、第1のキャパシタの入力端子を入力端
    子、第2のキャパシタの出力端子を出力端子としたT型
    ハイパスフィルタを主線路として用いたことを特徴とす
    る請求項第2項記載の可変移相器。
  5. 【請求項5】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のインダクタと、一端が第1のインダクタの一
    端に接続されかつ他端が接地された第1のキャパシタ
    と、一端が第1のインダクタの他端に接続され他端が接
    地された第2のキャパシタとで構成され、第1のインダ
    クタの両端を入出力端子としたパイ型ローパスフィルタ
    を主線路として用いたことを特徴とする請求項第2項記
    載の可変移相器。
  6. 【請求項6】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のキャパシタと、一端が第1のキャパシタの一
    端に接続されかつ他端が接地された第1のインダクタ
    と、一端が第1のキャパシタの他端に接続され他端が接
    地された第2のインダクタとで構成され、第1のキャパ
    シタの両端を入出力端子としたパイ型ハイパスフィルタ
    を主線路として用いたことを特徴とする請求項第2項記
    載の可変移相器。
  7. 【請求項7】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のインダクタと、一端が第1のインダクタの他
    端に接続されかつ他端が接地された第1のキャパシタ
    と、一端が第1のインダクタと第1のキャパシタの接続
    部に接続された第2のインダクタと、一端が第2のイン
    ダクタの他端に接続されかつ他端が接地された第2のキ
    ャパシタと、一端が第2のインダクタと第2のキャパシ
    タの接続部に接続され他端を出力端子とする第3のイン
    ダクタとで構成され、第1のインダクタの入力端子を入
    力端子、第3のインダクタの出力端子を出力端子とした
    T型ローパスフィルタを主線路として用いたことを特徴
    とする請求項第2項記載の可変移相器。
  8. 【請求項8】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のキャパシタと、一端が第1のキャパシタの他
    端に接続されかつ他端が接地された第1のインダクタ
    と、一端が第1のインダクタと第1のキャパシタの接続
    部に接続された第2のキャパシタと、一端が第2のキャ
    パシタの他端に接続されかつ他端が接地された第2のイ
    ンダクタと、一端が第2のインダクタと第2のキャパシ
    タの接続部に接続され他端を出力端子とする第3のキャ
    パシタとで構成され、第1のキャパシタの入力端子を入
    力端子、第3のキャパシタの出力端子を出力端子とした
    T型ハイパスフィルタを主線路として用いたことを特徴
    とする請求項第2項記載の可変移相器。
  9. 【請求項9】 高周波信号を通し一端をその入力端子と
    する第1のインダクタと、一端が第1のインダクタの入
    力端子に接続されかつ他端が接地された第1のキャパシ
    タと、一端が第1のインダクタの他端に接続され他端が
    接地された第2のキャパシタと、一端が第1のインダク
    タと第2のキャパシタの接続部に接続され他端を出力端
    子とする第3のインダクタと、一端が第3のインダクタ
    の出力端子に接続され他端が接地された第2のキャパシ
    タとで構成され、第1のインダクタの入力端子を入力端
    子、第3のインダクタの出力端子を出力端子としたパイ
    型ローパスフィルタを主線路として用いたことを特徴と
    する請求項第2項記載の可変移相器。
  10. 【請求項10】 高周波信号を通し一端をその入力端子
    とする第1のキャパシタと、一端が第1のキャパシタの
    入力端子に接続されかつ他端が接地された第1のインダ
    クタと、一端が第1のキャパシタの他端に接続され他端
    が接地された第2のインダクタと、一端が第2のインダ
    クタと第1のキャパシタの接続部に接続され他端を出力
    端子とする第2のキャパシタと、一端が第2のキャパシ
    タの出力端子に接続され他端が接地された第3のインダ
    クタで構成され、第1のキャパシタの入力端子を入力端
    子、第3のキャパシタの出力端子を出力端子としたパイ
    型ハイパスフィルタを主線路として用いたことを特徴と
    する請求項第2項記載の可変移相器。
  11. 【請求項11】 インダクタとしてスパイラルインダク
    タを用いたことを特徴とする請求項第3、4、5、6、
    7、8、9、10項のいずれかに記載の可変移相器。
  12. 【請求項12】 キャパシタとしてMIM(Metal
    Insulator Metal)キャパシタを用い
    たことを特徴とする請求項第3、4、5、6、7、8、
    9、10項のいずれかに記載の可変移相器。
  13. 【請求項13】 キャパシタとしてインターデジタルキ
    ャパシタを用いたことを特徴とする請求項第3、4、
    5、6、7、8、9、10項のいずれかに記載の可変移
    相器。
  14. 【請求項14】 スルーホールを用いて接地し、構成要
    素をすべて半導体基板上に一体成形したことを特徴とす
    る請求項第1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13項のいずれかに記載の可変移相
    器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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