JP2001308740A - Dsrc車載器 - Google Patents

Dsrc車載器

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JP2001308740A
JP2001308740A JP2000116587A JP2000116587A JP2001308740A JP 2001308740 A JP2001308740 A JP 2001308740A JP 2000116587 A JP2000116587 A JP 2000116587A JP 2000116587 A JP2000116587 A JP 2000116587A JP 2001308740 A JP2001308740 A JP 2001308740A
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    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
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    • GPHYSICS
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    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車種の違いによる通信エラーを確実に防止し
たDSRC車載器を得る。 【解決手段】 車両の走行路上に設置された路上機との
間で情報を送受信するためのアンテナ11および制御部
20を有するDSRC車載器10Aにおいて、路上機と
の通信エリアでの受信感度を、車両の車種情報に応じて
設定する受信感度設定手段14A、21〜23、30を
備え、受信感度設定手段は、車両の車種による受信電界
強度の違いを、受信感度により補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ITS(Int
elligent Transport System
s:高度道路交通システム)のETC(Electro
nic TollCollection Syste
m:自動料金収受システム)に用いられる料金収受用車
載器などのDSRC(Dedicated Short
−RageCommunication:狭域通信)車
載器に関し、特に車種の違いに応じて受信感度を可変設
定することにより、路上機との間の通信エラーを防止し
たDSRC車載器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の走行路上に設置された
路上機との間で通信を行い、種々の情報を送受信するた
めのDSRC車載器(以下、単に「車載器」ともいう)
はよく知られている。
【0003】また、DSRC車載器の受信感度は、車載
器規格書にしたがって、−60.5dBm以下に設定さ
れており、また、無応答レベルとしては、−70.5d
Bm以下が要求されている。
【0004】したがって、DSRC車載器の感度は、車
載器メーカ側において、−60.5dBm〜−70.5
dBmの間に調整されるが、製造時においては、車載器
がどの車種に搭載されるか分からないので、平均的な値
をとって、−65dBm程度に調整されている。
【0005】図4は従来のDSRC車載器の概略構成を
示すブロック図であり、ここでは、代表的に受信部のみ
を示している。図4において、車載器10は、たとえば
ETC車載器であり、路上機アンテナ(後述する)との
間で通信を行う送受信部および制御部(図示せず)を有
する。
【0006】車載器10の受信部は、路上機からの送信
波を受信するアンテナ11と、受信信号を増幅する低ノ
イズ増幅器12と、局部発振器(図示せず)の周波数に
より受信周波数をダウンコンバートするミキサ13と、
ミキサ13を介した受信信号を増幅する半固定可変ゲイ
ン増幅器14と、受信信号から受信データを復調する検
波器15と、受信データを処理する受信処理部16とを
備えている。
【0007】図5は一般的なETCシステムの全体構成
を外観的に示す側面図である。図5において、路上を走
行する車両には、たとえば乗用車C1やトラックC2な
どの車種がある。
【0008】各車両C1、C2において、車載器10
1、102が設置される位置は互いに異なり、したがっ
て、路面から運転位置(車載器位置)までの高さH1、
H2、および、車両の前端部から車載器取付位置までの
距離L1、L2は、それぞれ車種によって異なる。
【0009】たとえば、乗用車C1の場合、運転席の位
置が低いことから、車載器101の取付位置が低いの
で、車載器101の高さH1は、トラックC2の車載器
102の高さH2よりも小さい。
【0010】また、乗用車C1の場合、運転席から前端
部までのノーズ距離が長いので、前端部から車載器10
1の取付位置までの距離L1は、トラックC2の前端部
から車載器102までの距離L2よりも大きい。
【0011】一方、有料道路の料金所などには、路上機
アンテナANTが設置されており、路上機アンテナAN
Tの手前の数m(たとえば、4m)の位置には、車両C
1、C2の前端部を検知する車両検知器Dが設置されて
いる。
【0012】路上機は、車両C1、C2の先端が車両検
知器Dを横切った時点から、路上機アンテナANTを介
して、車載器101、102との間で通信を開始するよ
うになっている。
【0013】図6は一般的なDSRC車載器の位置に応
じた受信電界(受信電力)強度を示す特性図であり、横
軸は車載器位置、縦軸は電界強度である。ここでは、代
表的に車載器位置の高さHの違いのみに注目して示して
いるが、車両の前端部からの距離Lの違いによっても、
電界強度の特性は異なる。
【0014】図6において、一点鎖線は、高さHが1m
(たとえば、乗用車C1など)の場合の特性曲線、実線
は、高さHが2m(たとえば、トラックC2など)の場
合の特性曲線である。
【0015】路上機アンテナANTから受信される電界
強度(電力)のプロファイルは、図6のようになる。す
なわち、車両の前端部が車両検知器Dの設置位置に達し
た時点で路上機との通信を開始し、受信電界強度は、路
上機アンテナANTの設置位置に達する直前において最
大となる。
【0016】また、図6内の一点鎖線および実線で示す
ように、車両が車両検知器Dの設置位置を通過した時点
(通信開始時)での電界強度は、車載器位置の高さHの
違いによって異なり、たとえば、高さHが大きいほど小
さくなる。
【0017】なぜなら、路上機アンテナANTは、車両
よりも高い位置から路面方向に通信エリアを絞り込んで
いるため、特に車両検知器Dの近傍においては、高さH
が大きいほど送信波が受信されにくくなるからである。
【0018】すなわち、図5のように、車両の先端部が
車両検知器Dを横切った時点(路上機との通信開始時
点)での車載器位置は、車両のノーズ(ボンネット)長
さLや車載器取付位置の高さH(たとえば、乗用車C1
やトラックC2などの車種)によって異なるので、図6
のように、通信開始時点での受信電界強度も異なること
になる。
【0019】この結果、車種が異なる場合、車載器の受
信感度の設定値によっては、車両の先端が車両検知器D
を横切った時点での受信感度が不足して、通信が不可能
な状態に陥るおそれがある。
【0020】たとえば、車載器の受信感度が−65dB
mに設定されている状態で、車両の前端部が車両検知器
Dに達したときに、対象車両が乗用車C1であれば、−
65dBm以上の電界強度(−58dBm程度)が得ら
れるので通信可能であるが、トラックC2の場合には、
−65dBmよりも小さい電界強度(−68dBm程
度)しか得られないので、通信不可能となっていまう
(図6参照)。
【0021】一方、受信感度を高く(たとえば、−7
0.5dBm程度に)設定すると、対象車両が乗用車C
1の場合には、車両検知器Dよりも手前の位置で、路上
機アンテナANTとの通信が可能な状態になってしま
う。
【0022】このように、車載器の受信感度を必要以上
に高く設定すると、車載器を搭載していない車両が車載
器搭載車両の前方を走行している場合には、前方車両が
車両検知器Dを横切ると同時に、車両検出器Dを横切る
前の車載器搭載車両が路上機との通信を開始するので、
前方車両が車載器搭載車両と見なされて、路上機が誤通
信してしまう。
【0023】したがって、車載器搭載車両が実際に車両
検知器Dを横切ったときには、既に路上機との間で通信
済みの状態となっているので、通信エラーが発生するお
それがある。
【0024】このように、車種によって車載器搭載位置
が異なることから、車両先端部が車両検知器Dを横切っ
たときの車載器の受信電界強度に差が生じて、通信エラ
ーが発生するおそれがある。
【0025】このような通信エラーは、通常、路上機ア
ンテナANTの指向性や、設置方法および通信プロトコ
ルなどが適切に設定されているので発生しないが、天候
や周辺の交通状況などによって電波状態が変わると、偶
発的に発生するおそれがある。
【0026】また、実際に通信エラーが発生した場合、
通信プロトコルや路上機システムのリカバリ作用によ
り、料金誤支払いなどの重大問題は発生しないものの、
自動料金支払機能が無効となるので、料金所で一旦停車
して精算する必要がある。
【0027】また、通信エリアにおいては、上記車種の
違いによる受信変動に加えて、路上機アンテナANTの
出力のサイドローブなどにより、周知の通信不能エリア
(電界強度落ち込みエリア)が存在し、受信特性そのも
のが変動するので、上記通信エラーが発生し易い状態に
ある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】従来のDSRC車載器
は以上のように、車種の違いにかかわらず受信感度が一
定に設定されているので、受信感度が所要値よりも低い
場合には路上機からの送信波が受信できずに通信不能と
なり、逆に受信感度が必要以上に高い場合には通信エリ
アの手前で誤通信してしまうことから結局通信エラーと
なり、車載器機能を有効に活用することができないとい
う問題点があった。
【0029】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、車種の違いに応じて受信感度を
可変設定することにより、車種の違いにより生じる路上
機との間の通信エラーを確実に防止したDSRC車載器
を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るDSRC車載器は、車両の走行路上に設置された路上
機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御
部を有するDSRC車載器において、路上機との通信エ
リアでの受信感度を、車両の車種情報に応じて設定する
受信感度設定手段を備え、受信感度設定手段は、車両の
車種による受信電界強度の違いを、受信感度により補償
するものである。
【0031】また、この発明の請求項2に係るDSRC
車載器は、請求項1において、車種情報は、車両に対す
る車載器取付位置の高さおよび前端部からの距離の少な
くとも一方を含み、受信感度設定手段は、車載器取付位
置の高さまたは前端部からの距離に応じて、受信感度を
設定するものである。
【0032】また、この発明の請求項3に係るDSRC
車載器は、請求項1または請求項2において、受信感度
設定手段は、車種情報に応じたマップデータにより受信
感度を可変設定するものである。
【0033】また、この発明の請求項4に係るDSRC
車載器は、請求項3において、受信感度設定手段は、マ
ップデータを補間演算して受信感度を可変設定するもの
である。
【0034】また、この発明の請求項5に係るDSRC
車載器は、請求項1または請求項2において、受信感度
設定手段は、車種情報に応じた演算式により受信感度を
可変設定するものである。
【0035】また、この発明の請求項6に係るDSRC
車載器は、請求項5において、受信感度設定手段は、受
信感度の限界値を設定するものである。
【0036】また、この発明の請求項7に係るDSRC
車載器は、請求項1から請求項6までのいずれかにおい
て、アンテナからの受信信号を増幅する増幅器を備え、
受信感度設定手段は、車種情報に応じて増幅器の増幅率
を可変設定するものである。
【0037】また、この発明の請求項8に係るDSRC
車載器は、請求項1から請求項7までのいずれかにおい
て、路上機からの受信信号の電界強度に基づいて受信感
度を調整する感度調整部と、感度調整部の出力信号に応
答して受信信号を処理する受信処理部とを備え、感度調
整部は、受信信号の電界強度を基準値と比較する電界強
度判定手段を含み、受信感度設定手段は、車種情報に応
じて基準値を可変設定し、受信処理部は、受信信号の電
界強度が基準値以上を示す場合に受信信号を処理するも
のである。
【0038】また、この発明の請求項9に係るDSRC
車載器は、請求項1から請求項8までのいずれかにおい
て、受信感度設定手段は、車両に対する車載器取付位置
を入力する取付位置入力手段と、車載器取付位置を記憶
する車載器取付位置記憶部と、車載器取付位置に応じて
受信感度を設定する受信感度設定部とを含むものであ
る。
【0039】また、この発明の請求項10に係るDSR
C車載器は、請求項9において、取付位置入力手段は、
制御部に設けられた表示部およびテンキーにより構成さ
れたものである。
【0040】また、この発明の請求項11に係るDSR
C車載器は、請求項9において、取付位置入力手段は、
制御部に設けられた表示部およびインクリメントキーま
たはデクリメントキーにより構成されたものである。
【0041】また、この発明の請求項12に係るDSR
C車載器は、請求項9において、取付位置入力手段は、
音声入力手段により構成されたものである。
【0042】また、この発明の請求項13に係るDSR
C車載器は、請求項9において、取付位置入力手段は、
車載器セットアップ用のICカードにより構成されたも
のである。
【0043】また、この発明の請求項14に係るDSR
C車載器は、請求項1から請求項8までのいずれかにお
いて、受信感度設定手段は、車両情報を記憶する車両情
報記憶部と、車両情報に基づいて車種情報を判定する車
種情報判定部と、車種情報判定部により判定された車種
情報に応じて受信感度を設定する受信感度設定部とを含
むものである。
【0044】また、この発明の請求項15に係るDSR
C車載器は、請求項1から請求項14までのいずれかに
おいて、制御部は、有料道路上に設置された路上機との
間で料金収受に関する情報を授受し、料金収受に関する
情報に基づいて自動的に料金収受を行うものである。
【0045】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面にしたがって説明する。図1はこの
発明の実施の形態1の概略構成を示すブロック図であ
り、前述(図4参照)と同様のものについては同一符号
を付し、また、前述と対応するものについては符号の後
に「A」を付して、それぞれ詳述を省略する。
【0046】また、車載器と路上機との位置関係、およ
び、車載器位置に対する受信電界強度の特性は、それぞ
れ、図5および図6に示した通りである。ここでは、前
述と同様にETC車載器の場合を例にとり、有料道路上
に設置された路上機との間で、料金自動収受のための情
報通信を行うものとする。
【0047】図1において、車載器10Aは、前述の構
成(アンテナ11〜受信処理部16)に加えて、受信感
度を可変設定するための制御部20と、車載器取付位置
に対応した情報を制御部20に入力する取付位置入力手
段21と、可変ゲイン増幅器14Aの出力信号から受信
電力(電界強度)を検出する受信電力変換器24と、受
信部および制御部20に関連した感度調整部30とを備
えている。
【0048】受信部の可変ゲイン増幅器14Aは、感度
調整部30と同様に、制御部20によって制御される受
信感度設定手段を構成しており、増幅率が任意に可変設
定される。
【0049】すなわち、受信感度設定手段は、路上機と
の通信エリアでの受信感度を、車載器取付位置(車両の
車種情報)に応じて設定し、車両の車種による受信電界
強度の違いを、受信感度の可変設定により補償するよう
になっている。
【0050】制御部20は、車載器取付位置記憶部22
および受信感度設定部23とを有する。また、感度調整
部30は、電界強度判定手段31(コンパレータ)およ
び乗算器32(AND回路)を有する。
【0051】制御部20内の車載器取付位置記憶部22
は、取付位置入力手段21から入力された車載器取付位
置の情報(高さH、距離Lなど)を記憶する。受信感度
設定部23は、記憶された車載器取付位置に基づいて、
可変ゲイン増幅器14Aの増幅率と電界強度判定手段3
1に対する基準値とを可変設定する。
【0052】感度調整部30内の電界強度判定手段31
は、受信電力変換器24からの電界強度検出値と、受信
感度設定部23からの基準値とを比較して、電界強度判
定信号を出力する。
【0053】乗算器32は、電界強度判定信号と検波器
15からの受信データとの論理積をとって受信処理部1
6に入力する。受信処理部16は、感度調整部30内の
乗算器32の出力信号に応答して、受信電界強度が基準
値以上を示す場合に受信信号を処理する。
【0054】なお、ここでは図示されないが、車載器1
0Aは、送信部、ならびに、ミキサ13および送信変調
器に関連する局部発振器などを備えている。また、制御
部20は、受信処理部16に関連した送信制御部、各種
操作スイッチ、料金収受用のETC情報などを表示する
表示部、ならびに、着脱自在の外部記憶媒体(ICカー
ドなど)を備えている。
【0055】これにより、車載器10Aは、路上機から
の受信データを取り込むとともに、送信部を介して路上
機に送信データを出力するようになっている。取付位置
入力手段21は、制御部20に設けられた操作スイッチ
(テンキーなど)により構成されてもよい。
【0056】次に、図5および図6とともに、図2を参
照しながら、図1に示したこの発明の実施の形態1によ
る動作について説明する。図2は通信開始時(車両端が
車両検知器Dに達した時点)での目標受信感度を示す説
明図である。
【0057】図2において、目標受信感度(dBm)
は、車載器取付位置までの高さHおよび車両端からの距
離Lに対するマップデータからなり、最小の高さHおよ
び距離Lに対する感度最小値が−60.5(dBm)に
設定され、最大の高さHおよび距離Lに対する感度最大
値が−70.5(dBm)に設定されている。
【0058】まず、車両に対する車載器の取付時におい
て、作業員は、車載器取付位置の情報(高さHおよび距
離L)を測定し、車載器取付位置の測定結果を取付位置
入力手段21を介して、制御部20内の車載器取付位置
記憶部22に入力する。
【0059】すなわち、作業員は、地面から車載器取付
位置までの高さH、および、車両の先端部(ノーズ)か
ら車載器取付位置までの距離Lの各測定値を、取付位置
入力手段21(テンキー)を用いて入力する。
【0060】このとき、入力情報が距離Lのみの場合に
は、高さHを「0」または通常の車両に対応した値「1
00程度」に固定設定してもよい。同様に、入力情報が
高さHのみの場合には、距離Lを「0」または、通常の
車両に対応した値に固定設定されてもよい。
【0061】制御部20内の受信感度設定部23は、車
載器取付位置の情報に基づいて図2のマップデータを参
照し、車載器取付位置毎の最適な目標受信感度を設定す
る。
【0062】図2のマップデータは、たとえば図6の特
性曲線に基づき、所望の受信感度となるように決定され
ている。続いて、制御部20は、受信感度設定部23で
決められた目標受信感度になるように、可変ゲイン増幅
器14Aおよび感度調整部30を駆動する。
【0063】受信部において、可変ゲイン増幅器14A
の増幅率(ゲイン)を可変設定した場合、受信系のS/
N比が調整されることにより、所望の受信感度を得るこ
とができる。
【0064】具体的には、可変ゲイン増幅器14Aの増
幅率は、たとえば制御部20からの入力電圧に関連して
調整されるので、制御部20内のD/Aコンバータ(図
示せず)の出力電圧を、所望の受信感度が得られるよう
に制御すればよい。
【0065】また、感度調整部30において受信感度を
可変設定する場合には、可変ゲイン増幅器14Aの受信
ゲインを所定のS/N比(受信感度が十分に得られる
値)に設定しておき、電界強度判定手段31からの電界
強度判定信号が、所望の受信電力以上に達した時点でア
クティブ(「H」レベル)となるようにすればよい。
【0066】コンパレータからなる電界強度判定手段3
1は、受信電力変換器24からの受信電界強度の検出値
(受信電力に比例したアナログ電圧)と、制御部20か
らの基準値(D/Aコンバータなどによる可変信号)と
を入力して、基準値に応じた所望の受信感度を得る。
【0067】これにより、電界強度判定信号と検波器1
5の出力信号との論理積をとる乗算器32は、所望の受
信電力以上に達するまでは、受信処理部16への受信波
形の出力を阻止するので、所望の受信感度調整機能を実
現することができる。
【0068】たとえば、車高の低い乗用車C1(図5参
照)の場合には、最小値(−60.5dBm)に近い受
信感度に設定し、車両検知器Dの手前で通信可能状態に
なることを防止する。
【0069】逆に、車高の高いトラックC2の場合に
は、最大値(−70.5dBm)に近い受信感度に設定
し、車両検知器Dに達した時点で確実に通信可能状態に
する。このように、制御部20内の受信感度設定部23
は、車載器取付位置情報に基づいて目標受信感度を可変
設定することにより、車種による受信電界強度のバラツ
キを補償し、通信エラーの発生を確実に防止する。
【0070】このとき、受信感度設定部23は、マップ
データ間を補間演算して、目標受信感度の精度をさらに
向上させてもよい。また、受信感度設定部23は、図2
のマップデータを用いずに、目標受信感度Koを、以下
の(1)式を用いた演算により設定してもよい。
【0071】 Ko=(−60.5)−a×L−b×H ・・・(1)
【0072】ただし、(1)式において、Hは地面から
車載器取付位置までの高さ(cm)、Lは車両先端から
車載器取付位置までの距離(cm)である。また、a、
bは所定の係数であり、たとえば、a=0.04、b=
0.015に設定され得る。
【0073】また、受信感度設定部23は、(1)式に
よる目標受信感度Koの算出結果に、限界値(上限値お
よび下限値)を設定して、異常値の誤設定を防止するよ
うにしてもよい。
【0074】このように、受信感度設定手段として、制
御部20内の受信感度設定部23により調整駆動される
可変ゲイン増幅器14Aおよび感度調整部30を設け、
路上機との通信エリアでの受信感度を車種情報に応じて
可変設定することにより、車種の違いによる受信電界強
度のバラツキを補償して、受信部の感度を目標受信感度
に設定することができるので、通信エラーを確実に防止
することができる。
【0075】また、受信感度設定部23により、可変ゲ
イン増幅器14Aの増幅率を可変設定し、且つ、電界強
度判定手段31の基準値を可変設定したので、可変ゲイ
ン増幅器14Aにおいて受信信号のS/N比が調整され
た後に、受信感度のダイナミックレンジを確保すること
ができる。
【0076】また、目標受信感度に限界値を設定するこ
とにより、受信ゲインが過不足なく最適値に調整される
ので、強電界の受信信号が入力されても、可変ゲイン増
幅器14Aが飽和することはなく、受信感度のダイナミ
ックレンジを大きくとることができる。
【0077】また、受信ゲインを十分に大きく設定し、
強い信号レベルに対する受信感度を設定することができ
るので、受信回路のS/N比が向上し、受信感度の公差
を高精度に設定することができる。
【0078】また、車載器の取付位置入力手段21とし
て、通常の車載器に設けられたテンキーを用いたので、
特にコストアップを招くこともない。また、テンキーを
用いた場合、数値を直接入力できるので、正確且つ迅速
に入力することができる。
【0079】また、車載器取付位置の情報(高さH、距
離L)に基づいてマップデータ(図2)を参照すること
により、容易且つ迅速に目標受信感度を設定することが
できる。
【0080】また、マップデータ間の値を補間演算する
ことにより、高精度の目標受信感度を設定することがで
きる。また、車載器取付位置に基づく演算式((1)
式)を用いた場合に、限界値を設定することにより、異
常値の誤設定を防止することができる。
【0081】したがって、ETC車載器においては、料
金収受ゲートの路上機および外部記憶媒体との間で料金
収受に関する情報を通信処理し、確実に料金収受処理を
行うことができる。このとき、受信感度の可変設定範囲
は、電波法に準拠する範囲内にて行われることは言うま
でもない。
【0082】なお、上記実施の形態1では、DSRC車
載器をETC車載器とし、有料道路を走行する車両にア
ンテナ部1および車載器本体2を搭載し、路上機との間
で料金収受に関する情報を通信して自動的に料金収受を
行う場合を例にとって説明したが、他のDSRC車載器
に適用しても同等の作用効果を奏することができる。
【0083】また、車種情報として、車両に対する車載
器取付位置の高さHおよび車両前端部からの距離Lを用
いたが、高さHまたは距離Lの一方のみの情報を用いて
もよい。この場合、他方の情報は一定値に固定されるこ
とになる。
【0084】また、受信信号の増幅率を車種情報に応じ
て可変設定する手段として、ミキサ13の後段の可変ゲ
イン増幅器14Aを用いたが、ミキサ13の前段の低ノ
イズ増幅器12を用いて、低ノイズ増幅器12の増幅率
を可変設定してもよい。
【0085】また、受信感度設定部23により、可変ゲ
イン増幅器14Aの増幅率と感度調整部30内の電界強
度判定手段31の基準値との両方を可変設定したが、い
ずれか一方のみを可変設定してもよい。
【0086】また、取付位置入力手段21としてテンキ
ーを用いたが、車載器に設けられた他の操作スイッチ
(インクリメントキーまたはディクリメントキー)を用
い、車載器の表示部に表示された数字を順次インクリメ
ントまたはディクリメントして入力したい数字を決定し
てもよい。この場合、操作スイッチキーの数が軽減され
るので、車載器全体の形状を小形化することができる。
【0087】また、取付位置入力手段21として、車載
器に設けられた音声入力手段(音声認識機能)を用いて
もよい。この場合、音声で簡単に車載器取付位置を入力
することができる。
【0088】さらに、取付位置入力手段21として、車
載器セットアップ用のICカードを用い、ICカードに
車載器取付位置をあらかじめ入力しておき、セットアッ
プ時にICカードから車載器取付位置を入力してもよ
い。
【0089】通常、DSRC車載器の購入時において
は、取付業者が車載器を取り付けるとともに、セットア
ップ用のICカードを用いて、車載器内のセキュリティ
ICに車両情報(車種情報など)をセットアップする。
このとき、ICカードには、その発行機関において、あ
らかじめ固有の車両情報が入力されている。
【0090】したがって、ICカード内の車両情報に車
載器取付位置を入力しておくことにより、車載器セット
アップ時に、制御部20内の車載器取付位置記憶部22
に車載器取付位置を入力することができる。
【0091】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、制御部20内の受信感度設定部23と関連する情報
設定手段として、取付位置入力手段21および車載器取
付位置記憶部22を設けたが、車両情報記憶部および車
種情報判定部を設けてもよい。
【0092】図3は制御部内に車両情報記憶部および車
種情報判定部を設けたこの発明の実施の形態2の概略構
成を示すブロック図であり、前述(図1参照)と同様の
ものについては同一符号を付し、また、前述と対応する
ものについては符号の後に「B」を付して、それぞれ詳
述を省略する。
【0093】図3において、車載器10Bの制御部20
Bは、車両情報を記憶する車両情報記憶部25と、車両
情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判定部26
と、車種情報判定部26により判定された車種情報に応
じて受信感度を設定する受信感度設定部23Bとを備え
ている。
【0094】以下、図3に示したこの発明の実施の形態
2の動作について説明する。まず、車載器購入時の車載
器セットアップ時において、前述のICカードを介して
車両情報が車両情報記憶部25に格納されている。
【0095】制御部20B内の車種判定部26は、車両
情報記憶部25から車両情報を読みとり、車種情報を認
識して受信感度設定部23Bに入力する。受信感度設定
部23Bは、車種情報に応じて目標受信感度を設定し、
前述と同様に可変ゲイン増幅器14Aおよび感度調整部
30を制御する。
【0096】すなわち、受信感度設定部23Bは、車種
情報に応じて車載器10Bに対する最適な受信感度を決
定し、所望の受信感度が得られるように、可変ゲイン増
幅器14Aおよび感度調整部30を駆動する。この結
果、車載器10Bは、所望の受信感度に設定される。
【0097】たとえば、受信感度設定部23Bは、各車
種毎の目標受信感度をマップデータから決定してもよ
く、車両タイプ(乗用車、バン、トラックなど)および
排気量などから車両を区分けして、各車両を区分け毎の
平均的な取付位置から受信感度データを決定してもよ
い。
【0098】感度調整部30内の電界強度判定手段31
は、前述のように、制御部20Bからの入力電圧(基準
値)により感度調整されるので、制御部20B内のD/
Aコンバータの出力電圧を制御することにより、所望の
受信感度を設定することができる。
【0099】この場合も、所望の受信感度を求める際
に、認識した車種情報から、車載器取付位置の高さHお
よび距離Lを認識し、マップデータまたは計算式から目
標受信感度を求めてもよい。
【0100】このように、車両情報記憶部25および車
種情報判定部26を用いることにより、車載器のユーザ
が取付位置入力手段21(図1参照)を操作する必要が
ないので、車載器のセットアップ後に自動的に受信感度
を調整することができる。
【0101】また、車両情報記憶部25に格納されてい
る車両情報に基づいて、受信感度設定部23Bが自動的
に感度調整するので、ヒューマンエラーが発生すること
もなく、高精度に受信感度を調整することができる。
【0102】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を
送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSR
C車載器において、路上機との通信エリアでの受信感度
を、車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段
を備え、受信感度設定手段は、車両の車種による受信電
界強度の違いを、受信感度により補償するようにしたの
で、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDS
RC車載器が得られる効果がある。
【0103】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、車種情報は、車両に対する車載器取付位
置の高さおよび前端部からの距離の少なくとも一方を含
み、受信感度設定手段は、車載器取付位置の高さまたは
前端部からの距離に応じて、受信感度を設定するように
したので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止し
たDSRC車載器が得られる効果がある。
【0104】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、受信感度設定手段は、車
種情報に応じたマップデータにより受信感度を可変設定
するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確
実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0105】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、受信感度設定手段は、マップデータを補
間演算して受信感度を可変設定するようにしたので、車
種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車
載器が得られる効果がある。
【0106】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1または請求項2において、受信感度設定手段は、車
種情報に応じた演算式により受信感度を可変設定するよ
うにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防
止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0107】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、受信感度設定手段は、受信感度の限界値
を設定するようにしたので、車種の違いによる通信エラ
ーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果があ
る。
【0108】また、この発明の請求項7によれば、請求
項1から請求項6までのいずれかにおいて、アンテナか
らの受信信号を増幅する増幅器を備え、受信感度設定手
段は、車種情報に応じて増幅器の増幅率を可変設定する
ようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に
防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0109】また、この発明の請求項8によれば、請求
項1から請求項7までのいずれかにおいて、路上機から
の受信信号の電界強度に基づいて受信感度を調整する感
度調整部と、感度調整部の出力信号に応答して受信信号
を処理する受信処理部とを備え、感度調整部は、受信信
号の電界強度を基準値と比較する電界強度判定手段を含
み、受信感度設定手段は、車種情報に応じて基準値を可
変設定し、受信処理部は、受信信号の電界強度が基準値
以上を示す場合に受信信号を処理するようにしたので、
車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC
車載器が得られる効果がある。
【0110】また、この発明の請求項9によれば、請求
項1から請求項8までのいずれかにおいて、受信感度設
定手段は、車両に対する車載器取付位置を入力する取付
位置入力手段と、車載器取付位置を記憶する車載器取付
位置記憶部と、車載器取付位置に応じて受信感度を設定
する受信感度設定部とを含むようにしたので、車種の違
いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が
得られる効果がある。
【0111】また、この発明の請求項10によれば、請
求項9において、取付位置入力手段は、制御部に設けら
れた表示部およびテンキーにより構成されたので、車種
の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載
器が得られる効果がある。
【0112】また、この発明の請求項11によれば、請
求項9において、取付位置入力手段は、制御部に設けら
れた表示部およびインクリメントキーまたはデクリメン
トキーにより構成されたので、車種の違いによる通信エ
ラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果が
ある。
【0113】また、この発明の請求項12によれば、請
求項9において、取付位置入力手段は、音声入力手段に
より構成されたので、車種の違いによる通信エラーを確
実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0114】また、この発明の請求項13によれば、請
求項9において、取付位置入力手段は、車載器セットア
ップ用のICカードにより構成されたので、車種の違い
による通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得
られる効果がある。
【0115】また、この発明の請求項14によれば、請
求項1から請求項8までのいずれかにおいて、受信感度
設定手段は、車両情報を記憶する車両情報記憶部と、車
両情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判定部
と、車種情報判定部により判定された車種情報に応じて
受信感度を設定する受信感度設定部とを含むようにした
ので、取付位置入力手段を操作することなく、車種の違
いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が
得られる効果がある。
【0116】また、この発明の請求項15によれば、請
求項1から請求項14までのいずれかにおいて、制御部
は、有料道路上に設置された路上機との間で料金収受に
関する情報を授受し、料金収受に関する情報に基づいて
自動的に料金収受を行うようにしたので、特にETC車
載器に適用した場合に、料金所での交通渋滞などを防止
することのできるDSRC車載器が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1により設定される目
標受信強度のマップデータを示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 従来のDSRC車載器の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 一般的なDSRC車載器と路上機との位置関
係を外観的に示す側面図である。
【図6】 一般的なDSRC車載器の位置に応じた受信
電界強度を示す特性図である。
【符号の説明】
10A、10B 車載器、11 アンテナ、12 低ノ
イズ増幅器、14A可変ゲイン増幅器、16 受信処理
部、20、20B 制御部、21 取付位置入力手段、
22 車載器取付位置記憶部、23、23B 受信感度
設定部、24受信電力変換器、25 車両情報記憶部、
26 車種情報判定部、30 感度調整部、31 電界
強度判定手段、ANT 路上機アンテナ、H 車載器取
付位置の高さ、L 車載器取付位置の前端部からの距
離。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行路上に設置された路上機との
    間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有
    するDSRC車載器において、 前記路上機との通信エリアでの受信感度を、前記車両の
    車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、 前記受信感度設定手段は、前記車両の車種による受信電
    界強度の違いを、前記受信感度により補償することを特
    徴とするDSRC車載器。
  2. 【請求項2】 前記車種情報は、前記車両に対する車載
    器取付位置の高さおよび前端部からの距離の少なくとも
    一方を含み、 前記受信感度設定手段は、前記車載器取付位置の高さま
    たは前端部からの距離に応じて、前記受信感度を設定す
    ることを特徴とする請求項1に記載のDSRC車載器。
  3. 【請求項3】 前記受信感度設定手段は、前記車種情報
    に応じたマップデータにより前記受信感度を可変設定す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のD
    SRC車載器。
  4. 【請求項4】 前記受信感度設定手段は、前記マップデ
    ータの各データ間を補間演算することを特徴とする請求
    項3に記載のDSRC車載器。
  5. 【請求項5】 前記受信感度設定手段は、前記車種情報
    に応じた演算式により前記受信感度を可変設定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のDSRC
    車載器。
  6. 【請求項6】 前記受信感度設定手段は、前記受信感度
    の限界値を設定することを特徴とする請求項5に記載の
    DSRC車載器。
  7. 【請求項7】 前記アンテナからの受信信号を増幅する
    増幅器を備え、 前記受信感度設定手段は、前記車種情報に応じて前記増
    幅器の増幅率を可変設定することを特徴とする請求項1
    から請求項6までのいずれかに記載のDSRC車載器。
  8. 【請求項8】 前記路上機からの受信信号の電界強度に
    基づいて受信感度を調整する感度調整部と、 前記感度調整部の出力信号に応答して前記受信信号を処
    理する受信処理部とを備え、 前記感度調整部は、前記受信信号の電界強度を基準値と
    比較する電界強度判定手段を含み、 前記受信感度設定手段は、前記車種情報に応じて前記基
    準値を可変設定し、 前記受信処理部は、前記受信信号の電界強度が前記基準
    値以上を示す場合に前記受信信号を処理することを特徴
    とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載のD
    SRC車載器。
  9. 【請求項9】 前記受信感度設定手段は、 前記車両に対する車載器取付位置を入力する取付位置入
    力手段と、 前記車載器取付位置を記憶する車載器取付位置記憶部
    と、 前記車載器取付位置に応じて前記受信感度を設定する受
    信感度設定部とを含むことを特徴とする請求項1から請
    求項8までのいずれかに記載のDSRC車載器。
  10. 【請求項10】 前記取付位置入力手段は、前記制御部
    に設けられた表示部およびテンキーにより構成されたこ
    とを特徴とする請求項9に記載のDSRC車載器。
  11. 【請求項11】 前記取付位置入力手段は、前記制御部
    に設けられた表示部およびインクリメントキーまたはデ
    クリメントキーにより構成されたことを特徴とする請求
    項9に記載のDSRC車載器。
  12. 【請求項12】 前記取付位置入力手段は、音声入力手
    段により構成されたことを特徴とする請求項9に記載の
    DSRC車載器。
  13. 【請求項13】 前記取付位置入力手段は、車載器セッ
    トアップ用のICカードにより構成されたことを特徴と
    する請求項9に記載のDSRC車載器。
  14. 【請求項14】 前記受信感度設定手段は、 車両情報を記憶する車両情報記憶部と、 前記車両情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判
    定部と、 前記車種情報判定部により判定された車種情報に応じて
    前記受信感度を設定する受信感度設定部とを含むことを
    特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載
    のDSRC車載器。
  15. 【請求項15】 前記制御部は、 有料道路上に設置された路上機との間で料金収受に関す
    る情報を授受し、 前記料金収受に関する情報に基づいて自動的に料金収受
    を行うことを特徴とする請求項1から請求項14までの
    いずれかに記載のDSRC車載器。
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