JP3768773B2 - Dsrc車載器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)のETC(Electronic TollCollection System:自動料金収受システム)に用いられる料金収受用車載器などのDSRC(Dedicated Short−RageCommunication:狭域通信)車載器に関し、特に車種の違いに応じて受信感度を可変設定することにより、路上機との間の通信エラーを防止したDSRC車載器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の走行路上に設置された路上機との間で通信を行い、種々の情報を送受信するためのDSRC車載器(以下、単に「車載器」ともいう)はよく知られている。
【0003】
また、DSRC車載器の受信感度は、車載器規格書にしたがって、−60.5dBm以下に設定されており、また、無応答レベルとしては、−70.5dBm以下が要求されている。
【0004】
したがって、DSRC車載器の感度は、車載器メーカ側において、−60.5dBm〜−70.5dBmの間に調整されるが、製造時においては、車載器がどの車種に搭載されるか分からないので、平均的な値をとって、−65dBm程度に調整されている。
【0005】
図4は従来のDSRC車載器の概略構成を示すブロック図であり、ここでは、代表的に受信部のみを示している。
図4において、車載器10は、たとえばETC車載器であり、路上機アンテナ(後述する)との間で通信を行う送受信部および制御部(図示せず)を有する。
【0006】
車載器10の受信部は、路上機からの送信波を受信するアンテナ11と、受信信号を増幅する低ノイズ増幅器12と、局部発振器(図示せず)の周波数により受信周波数をダウンコンバートするミキサ13と、ミキサ13を介した受信信号を増幅する半固定可変ゲイン増幅器14と、受信信号から受信データを復調する検波器15と、受信データを処理する受信処理部16とを備えている。
【0007】
図5は一般的なETCシステムの全体構成を外観的に示す側面図である。
図5において、路上を走行する車両には、たとえば乗用車C1やトラックC2などの車種がある。
【0008】
各車両C1、C2において、車載器101、102が設置される位置は互いに異なり、したがって、路面から運転位置(車載器位置)までの高さH1、H2、および、車両の前端部から車載器取付位置までの距離L1、L2は、それぞれ車種によって異なる。
【0009】
たとえば、乗用車C1の場合、運転席の位置が低いことから、車載器101の取付位置が低いので、車載器101の高さH1は、トラックC2の車載器102の高さH2よりも小さい。
【0010】
また、乗用車C1の場合、運転席から前端部までのノーズ距離が長いので、前端部から車載器101の取付位置までの距離L1は、トラックC2の前端部から車載器102までの距離L2よりも大きい。
【0011】
一方、有料道路の料金所などには、路上機アンテナANTが設置されており、路上機アンテナANTの手前の数m(たとえば、4m)の位置には、車両C1、C2の前端部を検知する車両検知器Dが設置されている。
【0012】
路上機は、車両C1、C2の先端が車両検知器Dを横切った時点から、路上機アンテナANTを介して、車載器101、102との間で通信を開始するようになっている。
【0013】
図6は一般的なDSRC車載器の位置に応じた受信電界(受信電力)強度を示す特性図であり、横軸は車載器位置、縦軸は電界強度である。
ここでは、代表的に車載器位置の高さHの違いのみに注目して示しているが、車両の前端部からの距離Lの違いによっても、電界強度の特性は異なる。
【0014】
図6において、一点鎖線は、高さHが1m(たとえば、乗用車C1など)の場合の特性曲線、実線は、高さHが2m(たとえば、トラックC2など)の場合の特性曲線である。
【0015】
路上機アンテナANTから受信される電界強度(電力)のプロファイルは、図6のようになる。
すなわち、車両の前端部が車両検知器Dの設置位置に達した時点で路上機との通信を開始し、受信電界強度は、路上機アンテナANTの設置位置に達する直前において最大となる。
【0016】
また、図6内の一点鎖線および実線で示すように、車両が車両検知器Dの設置位置を通過した時点(通信開始時)での電界強度は、車載器位置の高さHの違いによって異なり、たとえば、高さHが大きいほど小さくなる。
【0017】
なぜなら、路上機アンテナANTは、車両よりも高い位置から路面方向に通信エリアを絞り込んでいるため、特に車両検知器Dの近傍においては、高さHが大きいほど送信波が受信されにくくなるからである。
【0018】
すなわち、図5のように、車両の先端部が車両検知器Dを横切った時点(路上機との通信開始時点)での車載器位置は、車両のノーズ(ボンネット)長さLや車載器取付位置の高さH(たとえば、乗用車C1やトラックC2などの車種)によって異なるので、図6のように、通信開始時点での受信電界強度も異なることになる。
【0019】
この結果、車種が異なる場合、車載器の受信感度の設定値によっては、車両の先端が車両検知器Dを横切った時点での受信感度が不足して、通信が不可能な状態に陥るおそれがある。
【0020】
たとえば、車載器の受信感度が−65dBmに設定されている状態で、車両の前端部が車両検知器Dに達したときに、対象車両が乗用車C1であれば、−65dBm以上の電界強度(−58dBm程度)が得られるので通信可能であるが、トラックC2の場合には、−65dBmよりも小さい電界強度(−68dBm程度)しか得られないので、通信不可能となってしまう(図6参照)。
【0021】
一方、受信感度を高く(たとえば、−70.5dBm程度に)設定すると、対象車両が乗用車C1の場合には、車両検知器Dよりも手前の位置で、路上機アンテナANTとの通信が可能な状態になってしまう。
【0022】
このように、車載器の受信感度を必要以上に高く設定すると、車載器を搭載していない車両が車載器搭載車両の前方を走行している場合には、前方車両が車両検知器Dを横切ると同時に、車両検出器Dを横切る前の車載器搭載車両が路上機との通信を開始するので、前方車両が車載器搭載車両と見なされて、路上機が誤通信してしまう。
【0023】
したがって、車載器搭載車両が実際に車両検知器Dを横切ったときには、既に路上機との間で通信済みの状態となっているので、通信エラーが発生するおそれがある。
【0024】
このように、車種によって車載器搭載位置が異なることから、車両先端部が車両検知器Dを横切ったときの車載器の受信電界強度に差が生じて、通信エラーが発生するおそれがある。
【0025】
このような通信エラーは、通常、路上機アンテナANTの指向性や、設置方法および通信プロトコルなどが適切に設定されているので発生しないが、天候や周辺の交通状況などによって電波状態が変わると、偶発的に発生するおそれがある。
【0026】
また、実際に通信エラーが発生した場合、通信プロトコルや路上機システムのリカバリ作用により、料金誤支払いなどの重大問題は発生しないものの、自動料金支払機能が無効となるので、料金所で一旦停車して精算する必要がある。
【0027】
また、通信エリアにおいては、上記車種の違いによる受信変動に加えて、路上機アンテナANTの出力のサイドローブなどにより、周知の通信不能エリア(電界強度落ち込みエリア)が存在し、受信特性そのものが変動するので、上記通信エラーが発生し易い状態にある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
従来のDSRC車載器は以上のように、車種の違いにかかわらず受信感度が一定に設定されているので、受信感度が所要値よりも低い場合には路上機からの送信波が受信できずに通信不能となり、逆に受信感度が必要以上に高い場合には通信エリアの手前で誤通信してしまうことから結局通信エラーとなり、車載器機能を有効に活用することができないという問題点があった。
【0029】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、車種の違いに応じて受信感度を可変設定することにより、車種の違いにより生じる路上機との間の通信エラーを確実に防止したDSRC車載器を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るDSRC車載器は、車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSRC車載器において、路上機との通信エリアでの受信感度を、車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、受信感度設定手段は、車両の車種による受信電界強度の違いを、受信感度を調整することによって補償するために、車種情報に応じたマップデータにより受信感度を可変設定するとともに、マップデータの各データ間を補間演算するものである。
また、この発明の請求項2に係るDSRC車載器は、車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSRC車載器において、路上機との通信エリアでの受信感度を、車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、受信感度設定手段は、車両の車種による受信電界強度の違いを、受信感度を調整することによって補償するために、車種情報に応じた演算式により受信感度を可変設定するものである。
【0031】
また、この発明の請求項3に係るDSRC車載器は、請求項1または請求項2において、車種情報は、車両に対する車載器取付位置の高さおよび前端部からの距離の少なくとも一方を含み、受信感度設定手段は、車載器取付位置の高さまたは前端部からの距離に応じて、受信感度を設定するものである。
【0035】
また、この発明の請求項4に係るDSRC車載器は、請求項2において、受信感度設定手段は、受信感度の限界値を設定するものである。
【0036】
また、この発明の請求項5に係るDSRC車載器は、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、アンテナからの受信信号を増幅する増幅器を備え、受信感度設定手段は、車種情報に応じて増幅器の増幅率を可変設定するものである。
【0037】
また、この発明の請求項6に係るDSRC車載器は、請求項1から請求項5までのいずれか1項において、車両の車種による受信電界強度の違いに基づいて受信感度を調整する感度調整部と、感度調整部の出力信号に応答して受信信号を処理する受信処理部とを備え、感度調整部は、受信信号の電界強度を基準値と比較する電界強度判定手段を含み、受信感度設定手段は、車種情報に応じて基準値を可変設定し、受信処理部は、受信信号の電界強度が基準値以上を示す場合に受信信号を処理するものである。
【0038】
また、この発明の請求項7に係るDSRC車載器は、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、受信感度設定手段は、車両に対する車載器取付位置を入力する取付位置入力手段と、車載器取付位置を記憶する車載器取付位置記憶部と、車載器取付位置に応じて受信感度を設定する受信感度設定部とを含むものである。
【0039】
また、この発明の請求項8に係るDSRC車載器は、請求項7において、取付位置入力手段は、制御部に設けられた表示部およびテンキーにより構成されたものである。
【0040】
また、この発明の請求項9に係るDSRC車載器は、請求項7において、取付位置入力手段は、制御部に設けられた表示部およびインクリメントキーまたはデクリメントキーにより構成されたものである。
【0041】
また、この発明の請求項10に係るDSRC車載器は、請求項7において、取付位置入力手段は、音声入力手段により構成されたものである。
【0042】
また、この発明の請求項11に係るDSRC車載器は、請求項7において、取付位置入力手段は、車載器セットアップ用のICカードにより構成されたものである。
【0043】
また、この発明の請求項12に係るDSRC車載器は、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、受信感度設定手段は、車種情報を車両情報として記憶する車両情報記憶部と、車両情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判定部と、車種情報判定部により判定された車種情報に応じて受信感度を設定する受信感度設定部とを含むものである。
【0044】
また、この発明の請求項13に係るDSRC車載器は、請求項1から請求項12までのいずれか1項において、制御部は、有料道路上に設置された路上機との間で料金収受に関する情報を授受し、料金収受に関する情報に基づいて自動的に料金収受を行うものである。
【0045】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施の形態1の概略構成を示すブロック図であり、前述(図4参照)と同様のものについては同一符号を付し、また、前述と対応するものについては符号の後に「A」を付して、それぞれ詳述を省略する。
【0046】
また、車載器と路上機との位置関係、および、車載器位置に対する受信電界強度の特性は、それぞれ、図5および図6に示した通りである。
ここでは、前述と同様にETC車載器の場合を例にとり、有料道路上に設置された路上機との間で、料金自動収受のための情報通信を行うものとする。
【0047】
図1において、車載器10Aは、前述の構成(アンテナ11〜受信処理部16)に加えて、受信感度を可変設定するための制御部20と、車載器取付位置に対応した情報を制御部20に入力する取付位置入力手段21と、可変ゲイン増幅器14Aの出力信号から受信電力(電界強度)を検出する受信電力変換器24と、受信部および制御部20に関連した感度調整部30とを備えている。
【0048】
受信部の可変ゲイン増幅器14Aは、感度調整部30と同様に、制御部20によって制御される受信感度設定手段を構成しており、増幅率が任意に可変設定される。
【0049】
すなわち、受信感度設定手段は、路上機との通信エリアでの受信感度を、車載器取付位置(車両の車種情報)に応じて設定し、車両の車種による受信電界強度の違いを、受信感度の可変設定により補償するようになっている。
【0050】
制御部20は、車載器取付位置記憶部22および受信感度設定部23とを有する。
また、感度調整部30は、電界強度判定手段31(コンパレータ)および乗算器32(AND回路)を有する。
【0051】
制御部20内の車載器取付位置記憶部22は、取付位置入力手段21から入力された車載器取付位置の情報(高さH、距離Lなど)を記憶する。
受信感度設定部23は、記憶された車載器取付位置に基づいて、可変ゲイン増幅器14Aの増幅率と電界強度判定手段31に対する基準値とを可変設定する。
【0052】
感度調整部30内の電界強度判定手段31は、受信電力変換器24からの電界強度検出値と、受信感度設定部23からの基準値とを比較して、電界強度判定信号を出力する。
【0053】
乗算器32は、電界強度判定信号と検波器15からの受信データとの論理積をとって受信処理部16に入力する。
受信処理部16は、感度調整部30内の乗算器32の出力信号に応答して、受信電界強度が基準値以上を示す場合に受信信号を処理する。
【0054】
なお、ここでは図示されないが、車載器10Aは、送信部、ならびに、ミキサ13および送信変調器に関連する局部発振器などを備えている。
また、制御部20は、受信処理部16に関連した送信制御部、各種操作スイッチ、料金収受用のETC情報などを表示する表示部、ならびに、着脱自在の外部記憶媒体(ICカードなど)を備えている。
【0055】
これにより、車載器10Aは、路上機からの受信データを取り込むとともに、送信部を介して路上機に送信データを出力するようになっている。
取付位置入力手段21は、制御部20に設けられた操作スイッチ(テンキーなど)により構成されてもよい。
【0056】
次に、図5および図6とともに、図2を参照しながら、図1に示したこの発明の実施の形態1による動作について説明する。
図2は通信開始時(車両端が車両検知器Dに達した時点)での目標受信感度を示す説明図である。
【0057】
図2において、目標受信感度(dBm)は、車載器取付位置までの高さHおよび車両端からの距離Lに対するマップデータからなり、最小の高さHおよび距離Lに対する感度最小値が−60.5(dBm)に設定され、最大の高さHおよび距離Lに対する感度最大値が−70.5(dBm)に設定されている。
【0058】
まず、車両に対する車載器の取付時において、作業員は、車載器取付位置の情報(高さHおよび距離L)を測定し、車載器取付位置の測定結果を取付位置入力手段21を介して、制御部20内の車載器取付位置記憶部22に入力する。
【0059】
すなわち、作業員は、地面から車載器取付位置までの高さH、および、車両の先端部(ノーズ)から車載器取付位置までの距離Lの各測定値を、取付位置入力手段21(テンキー)を用いて入力する。
【0060】
このとき、入力情報が距離Lのみの場合には、高さHを「0」または通常の車両に対応した値「100程度」に固定設定してもよい。
同様に、入力情報が高さHのみの場合には、距離Lを「0」または、通常の車両に対応した値に固定設定されてもよい。
【0061】
制御部20内の受信感度設定部23は、車載器取付位置の情報に基づいて図2のマップデータを参照し、車載器取付位置毎の最適な目標受信感度を設定する。
【0062】
図2のマップデータは、たとえば図6の特性曲線に基づき、所望の受信感度となるように決定されている。
続いて、制御部20は、受信感度設定部23で決められた目標受信感度になるように、可変ゲイン増幅器14Aおよび感度調整部30を駆動する。
【0063】
受信部において、可変ゲイン増幅器14Aの増幅率(ゲイン)を可変設定した場合、受信系のS/N比が調整されることにより、所望の受信感度を得ることができる。
【0064】
具体的には、可変ゲイン増幅器14Aの増幅率は、たとえば制御部20からの入力電圧に関連して調整されるので、制御部20内のD/Aコンバータ(図示せず)の出力電圧を、所望の受信感度が得られるように制御すればよい。
【0065】
また、感度調整部30において受信感度を可変設定する場合には、可変ゲイン増幅器14Aの受信ゲインを所定のS/N比(受信感度が十分に得られる値)に設定しておき、電界強度判定手段31からの電界強度判定信号が、所望の受信電力以上に達した時点でアクティブ(「H」レベル)となるようにすればよい。
【0066】
コンパレータからなる電界強度判定手段31は、受信電力変換器24からの受信電界強度の検出値(受信電力に比例したアナログ電圧)と、制御部20からの基準値(D/Aコンバータなどによる可変信号)とを入力して、基準値に応じた所望の受信感度を得る。
【0067】
これにより、電界強度判定信号と検波器15の出力信号との論理積をとる乗算器32は、所望の受信電力以上に達するまでは、受信処理部16への受信波形の出力を阻止するので、所望の受信感度調整機能を実現することができる。
【0068】
たとえば、車高の低い乗用車C1(図5参照)の場合には、最小値(−60.5dBm)に近い受信感度に設定し、車両検知器Dの手前で通信可能状態になることを防止する。
【0069】
逆に、車高の高いトラックC2の場合には、最大値(−70.5dBm)に近い受信感度に設定し、車両検知器Dに達した時点で確実に通信可能状態にする。
このように、制御部20内の受信感度設定部23は、車載器取付位置情報に基づいて目標受信感度を可変設定することにより、車種による受信電界強度のバラツキを補償し、通信エラーの発生を確実に防止する。
【0070】
このとき、受信感度設定部23は、マップデータ間を補間演算して、目標受信感度の精度をさらに向上させてもよい。
また、受信感度設定部23は、図2のマップデータを用いずに、目標受信感度Koを、以下の(1)式を用いた演算により設定してもよい。
【0071】
Ko=(−60.5)−a×L−b×H ・・・(1)
【0072】
ただし、(1)式において、Hは地面から車載器取付位置までの高さ(cm)、Lは車両先端から車載器取付位置までの距離(cm)である。また、a、bは所定の係数であり、たとえば、a=0.04、b=0.015に設定され得る。
【0073】
また、受信感度設定部23は、(1)式による目標受信感度Koの算出結果に、限界値(上限値および下限値)を設定して、異常値の誤設定を防止するようにしてもよい。
【0074】
このように、受信感度設定手段として、制御部20内の受信感度設定部23により調整駆動される可変ゲイン増幅器14Aおよび感度調整部30を設け、路上機との通信エリアでの受信感度を車種情報に応じて可変設定することにより、車種の違いによる受信電界強度のバラツキを補償して、受信部の感度を目標受信感度に設定することができるので、通信エラーを確実に防止することができる。
【0075】
また、受信感度設定部23により、可変ゲイン増幅器14Aの増幅率を可変設定し、且つ、電界強度判定手段31の基準値を可変設定したので、可変ゲイン増幅器14Aにおいて受信信号のS/N比が調整された後に、受信感度のダイナミックレンジを確保することができる。
【0076】
また、目標受信感度に限界値を設定することにより、受信ゲインが過不足なく最適値に調整されるので、強電界の受信信号が入力されても、可変ゲイン増幅器14Aが飽和することはなく、受信感度のダイナミックレンジを大きくとることができる。
【0077】
また、受信ゲインを十分に大きく設定し、強い信号レベルに対する受信感度を設定することができるので、受信回路のS/N比が向上し、受信感度の公差を高精度に設定することができる。
【0078】
また、車載器の取付位置入力手段21として、通常の車載器に設けられたテンキーを用いたので、特にコストアップを招くこともない。
また、テンキーを用いた場合、数値を直接入力できるので、正確且つ迅速に入力することができる。
【0079】
また、車載器取付位置の情報(高さH、距離L)に基づいてマップデータ(図2)を参照することにより、容易且つ迅速に目標受信感度を設定することができる。
【0080】
また、マップデータ間の値を補間演算することにより、高精度の目標受信感度を設定することができる。
また、車載器取付位置に基づく演算式((1)式)を用いた場合に、限界値を設定することにより、異常値の誤設定を防止することができる。
【0081】
したがって、ETC車載器においては、料金収受ゲートの路上機および外部記憶媒体との間で料金収受に関する情報を通信処理し、確実に料金収受処理を行うことができる。
このとき、受信感度の可変設定範囲は、電波法に準拠する範囲内にて行われることは言うまでもない。
【0082】
なお、上記実施の形態1では、DSRC車載器をETC車載器とし、有料道路を走行する車両にアンテナ部1および車載器本体2を搭載し、路上機との間で料金収受に関する情報を通信して自動的に料金収受を行う場合を例にとって説明したが、他のDSRC車載器に適用しても同等の作用効果を奏することができる。
【0083】
また、車種情報として、車両に対する車載器取付位置の高さHおよび車両前端部からの距離Lを用いたが、高さHまたは距離Lの一方のみの情報を用いてもよい。この場合、他方の情報は一定値に固定されることになる。
【0084】
また、受信信号の増幅率を車種情報に応じて可変設定する手段として、ミキサ13の後段の可変ゲイン増幅器14Aを用いたが、ミキサ13の前段の低ノイズ増幅器12を用いて、低ノイズ増幅器12の増幅率を可変設定してもよい。
【0085】
また、受信感度設定部23により、可変ゲイン増幅器14Aの増幅率と感度調整部30内の電界強度判定手段31の基準値との両方を可変設定したが、いずれか一方のみを可変設定してもよい。
【0086】
また、取付位置入力手段21としてテンキーを用いたが、車載器に設けられた他の操作スイッチ(インクリメントキーまたはディクリメントキー)を用い、車載器の表示部に表示された数字を順次インクリメントまたはディクリメントして入力したい数字を決定してもよい。
この場合、操作スイッチキーの数が軽減されるので、車載器全体の形状を小形化することができる。
【0087】
また、取付位置入力手段21として、車載器に設けられた音声入力手段(音声認識機能)を用いてもよい。
この場合、音声で簡単に車載器取付位置を入力することができる。
【0088】
さらに、取付位置入力手段21として、車載器セットアップ用のICカードを用い、ICカードに車載器取付位置をあらかじめ入力しておき、セットアップ時にICカードから車載器取付位置を入力してもよい。
【0089】
通常、DSRC車載器の購入時においては、取付業者が車載器を取り付けるとともに、セットアップ用のICカードを用いて、車載器内のセキュリティICに車両情報(車種情報など)をセットアップする。このとき、ICカードには、その発行機関において、あらかじめ固有の車両情報が入力されている。
【0090】
したがって、ICカード内の車両情報に車載器取付位置を入力しておくことにより、車載器セットアップ時に、制御部20内の車載器取付位置記憶部22に車載器取付位置を入力することができる。
【0091】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、制御部20内の受信感度設定部23と関連する情報設定手段として、取付位置入力手段21および車載器取付位置記憶部22を設けたが、車両情報記憶部および車種情報判定部を設けてもよい。
【0092】
図3は制御部内に車両情報記憶部および車種情報判定部を設けたこの発明の実施の形態2の概略構成を示すブロック図であり、前述(図1参照)と同様のものについては同一符号を付し、また、前述と対応するものについては符号の後に「B」を付して、それぞれ詳述を省略する。
【0093】
図3において、車載器10Bの制御部20Bは、車両情報を記憶する車両情報記憶部25と、車両情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判定部26と、車種情報判定部26により判定された車種情報に応じて受信感度を設定する受信感度設定部23Bとを備えている。
【0094】
以下、図3に示したこの発明の実施の形態2の動作について説明する。
まず、車載器購入時の車載器セットアップ時において、前述のICカードを介して車両情報が車両情報記憶部25に格納されている。
【0095】
制御部20B内の車種判定部26は、車両情報記憶部25から車両情報を読みとり、車種情報を認識して受信感度設定部23Bに入力する。
受信感度設定部23Bは、車種情報に応じて目標受信感度を設定し、前述と同様に可変ゲイン増幅器14Aおよび感度調整部30を制御する。
【0096】
すなわち、受信感度設定部23Bは、車種情報に応じて車載器10Bに対する最適な受信感度を決定し、所望の受信感度が得られるように、可変ゲイン増幅器14Aおよび感度調整部30を駆動する。
この結果、車載器10Bは、所望の受信感度に設定される。
【0097】
たとえば、受信感度設定部23Bは、各車種毎の目標受信感度をマップデータから決定してもよく、車両タイプ(乗用車、バン、トラックなど)および排気量などから車両を区分けして、各車両を区分け毎の平均的な取付位置から受信感度データを決定してもよい。
【0098】
感度調整部30内の電界強度判定手段31は、前述のように、制御部20Bからの入力電圧(基準値)により感度調整されるので、制御部20B内のD/Aコンバータの出力電圧を制御することにより、所望の受信感度を設定することができる。
【0099】
この場合も、所望の受信感度を求める際に、認識した車種情報から、車載器取付位置の高さHおよび距離Lを認識し、マップデータまたは計算式から目標受信感度を求めてもよい。
【0100】
このように、車両情報記憶部25および車種情報判定部26を用いることにより、車載器のユーザが取付位置入力手段21(図1参照)を操作する必要がないので、車載器のセットアップ後に自動的に受信感度を調整することができる。
【0101】
また、車両情報記憶部25に格納されている車両情報に基づいて、受信感度設定部23Bが自動的に感度調整するので、ヒューマンエラーが発生することもなく、高精度に受信感度を調整することができる。
【0102】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSRC車載器において、路上機との通信エリアでの受信感度を、車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、受信感度設定手段は、車両の車種による受信電界強度の違いを、受信感度を調整することによって補償するために、車種情報に応じたマップデータにより受信感度を可変設定するとともに、マップデータの各データ間を補間演算するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
また、この発明の請求項2に係るDSRC車載器は、車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSRC車載器において、路上機との通信エリアでの受信感度を、車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、受信感度設定手段は、車両の車種による受信電界強度の違いを、受信感度を調整することによって補償するために、車種情報に応じた演算式により受信感度を可変設定するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0103】
また、この発明の請求項3によれば、請求項1または請求項2において、車種情報は、車両に対する車載器取付位置の高さおよび前端部からの距離の少なくとも一方を含み、受信感度設定手段は、車載器取付位置の高さまたは前端部からの距離に応じて、受信感度を設定するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0107】
また、この発明の請求項4によれば、請求項2において、受信感度設定手段は、受信感度の限界値を設定するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0108】
また、この発明の請求項5によれば、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、アンテナからの受信信号を増幅する増幅器を備え、受信感度設定手段は、車種情報に応じて増幅器の増幅率を可変設定するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0109】
また、この発明の請求項6によれば、請求項1から請求項5までのいずれか1項において、車両の車種による受信電界強度の違いに基づいて受信感度を調整する感度調整部と、感度調整部の出力信号に応答して受信信号を処理する受信処理部とを備え、感度調整部は、受信信号の電界強度を基準値と比較する電界強度判定手段を含み、受信感度設定手段は、車種情報に応じて基準値を可変設定し、受信処理部は、受信信号の電界強度が基準値以上を示す場合に受信信号を処理するようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0110】
また、この発明の請求項7によれば、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、受信感度設定手段は、車両に対する車載器取付位置を入力する取付位置入力手段と、車載器取付位置を記憶する車載器取付位置記憶部と、車載器取付位置に応じて受信感度を設定する受信感度設定部とを含むようにしたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0111】
また、この発明の請求項8によれば、請求項7において、取付位置入力手段は、制御部に設けられた表示部およびテンキーにより構成されたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0112】
また、この発明の請求項9によれば、請求項7において、取付位置入力手段は、制御部に設けられた表示部およびインクリメントキーまたはデクリメントキーにより構成されたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0113】
また、この発明の請求項10によれば、請求項7において、取付位置入力手段は、音声入力手段により構成されたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0114】
また、この発明の請求項11によれば、請求項7において、取付位置入力手段は、車載器セットアップ用のICカードにより構成されたので、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0115】
また、この発明の請求項12によれば、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、受信感度設定手段は、車種情報を車両情報として記憶する車両情報記憶部と、車両情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判定部と、車種情報判定部により判定された車種情報に応じて受信感度を設定する受信感度設定部とを含むようにしたので、取付位置入力手段を操作することなく、車種の違いによる通信エラーを確実に防止したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0116】
また、この発明の請求項13によれば、請求項1から請求項12までのいずれか1項において、制御部は、有料道路上に設置された路上機との間で料金収受に関する情報を授受し、料金収受に関する情報に基づいて自動的に料金収受を行うようにしたので、特にETC車載器に適用した場合に、料金所での交通渋滞などを防止することのできるDSRC車載器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1により設定される目標受信強度のマップデータを示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 従来のDSRC車載器の概略構成を示すブロック図である。
【図5】 一般的なDSRC車載器と路上機との位置関係を外観的に示す側面図である。
【図6】 一般的なDSRC車載器の位置に応じた受信電界強度を示す特性図である。
【符号の説明】
10A、10B 車載器、11 アンテナ、12 低ノイズ増幅器、14A 可変ゲイン増幅器、16 受信処理部、20、20B 制御部、21 取付位置入力手段、22 車載器取付位置記憶部、23、23B 受信感度設定部、24受信電力変換器、25 車両情報記憶部、26 車種情報判定部、30 感度調整部、31 電界強度判定手段、ANT 路上機アンテナ、H 車載器取付位置の高さ、L 車載器取付位置の前端部からの距離。

Claims (13)

  1. 車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSRC車載器において、
    前記路上機との通信エリアでの受信感度を、前記車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、
    前記受信感度設定手段は、前記車両の車種による受信電界強度の違いを、前記受信感度を調整することによって補償するために、
    前記車種情報に応じたマップデータにより前記受信感度を可変設定するとともに、前記マップデータの各データ間を補間演算することを特徴とするDSRC車載器。
  2. 車両の走行路上に設置された路上機との間で情報を送受信するためのアンテナおよび制御部を有するDSRC車載器において、
    前記路上機との通信エリアでの受信感度を、前記車両の車種情報に応じて設定する受信感度設定手段を備え、
    前記受信感度設定手段は、前記車両の車種による受信電界強度の違いを、前記受信感度を調整することによって補償するために、
    前記車種情報に応じた演算式により前記受信感度を可変設定することを特徴とするDSRC車載器。
  3. 前記車種情報は、前記車両に対する車載器取付位置の高さおよび前端部からの距離の少なくとも一方を含み、
    前記受信感度設定手段は、前記車載器取付位置の高さまたは前端部からの距離に応じて、前記受信感度を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のDSRC車載器。
  4. 前記受信感度設定手段は、前記受信感度の限界値を設定することを特徴とする請求項2に記載のDSRC車載器。
  5. 前記アンテナからの受信信号を増幅する増幅器を備え、
    前記受信感度設定手段は、前記車種情報に応じて前記増幅器の増幅率を可変設定することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のDSRC車載器。
  6. 前記車両の車種による受信電界強度の違いに基づいて受信感度を調整する感度調整部と、
    前記感度調整部の出力信号に応答して前記受信信号を処理する受信処理部とを備え、
    前記感度調整部は、前記受信信号の電界強度を基準値と比較する電界強度判定手段を含み、
    前記受信感度設定手段は、前記車種情報に応じて前記基準値を可変設定し、
    前記受信処理部は、前記受信信号の電界強度が前記基準値以上を示す場合に前記受信信号を処理することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のDSRC車載器。
  7. 前記受信感度設定手段は、
    前記車両に対する車載器取付位置を入力する取付位置入力手段と、
    前記車載器取付位置を記憶する車載器取付位置記憶部と、
    前記車載器取付位置に応じて前記受信感度を設定する受信感度設定部と
    を含むことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のDSRC車載器。
  8. 前記取付位置入力手段は、前記制御部に設けられた表示部およびテンキーにより構成されたことを特徴とする請求項7に記載のDSRC車載器。
  9. 前記取付位置入力手段は、前記制御部に設けられた表示部およびインクリメントキーまたはデクリメントキーにより構成されたことを特徴とする請求項7に記載のDSRC車載器。
  10. 前記取付位置入力手段は、音声入力手段により構成されたことを特徴とする請求項7に記載のDSRC車載器。
  11. 前記取付位置入力手段は、車載器セットアップ用のICカードにより構成されたことを特徴とする請求項7に記載のDSRC車載器。
  12. 前記受信感度設定手段は、
    前記車種情報を車両情報として記憶する車両情報記憶部と、
    前記車両情報に基づいて車種情報を判定する車種情報判定部と、
    前記車種情報判定部により判定された車種情報に応じて前記受信感度を設定する受信感度設定部と
    を含むことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のDSRC車載器。
  13. 前記制御部は、
    有料道路上に設置された路上機との間で料金収受に関する情報を授受し、
    前記料金収受に関する情報に基づいて自動的に料金収受を行うことを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載のDSRC車載器。
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