JP3189849B2 - 車両の情報通信装置 - Google Patents

車両の情報通信装置

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JP3189849B2
JP3189849B2 JP12454092A JP12454092A JP3189849B2 JP 3189849 B2 JP3189849 B2 JP 3189849B2 JP 12454092 A JP12454092 A JP 12454092A JP 12454092 A JP12454092 A JP 12454092A JP 3189849 B2 JP3189849 B2 JP 3189849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載した表示
装置に、地図画面と自車位置との表示などを行ういわゆ
るナビゲーション装置における位置補正や、渋滞状況の
表示などのために用いられる車両の情報通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車では、自車の走行方向や走
行速度などを地図画面上に表示して、運転者の走行経路
の決定などのために用いられるナビゲーション装置が実
用化されている。このナビゲーション装置において、道
路に隣接して設けた送信機からの位置データに基づいて
位置補正を行ったり、あるいは前記送信機からの道路情
報を表す信号または、分岐路を案内する信号を受信する
ことによって、渋滞情報や分岐路の案内情報などを表示
するようにした構成が提案されている。
【0003】しかしながらこのような情報は、高速道路
で受信した場合と、一般道で受信した場合とで、電界強
度レベルにあまり大きな差が生じない。したがって、た
とえば高速道路のための情報であって、またこの高速道
路に一般道が並走しているときには、前記渋滞情報や分
岐路案内情報などが、一般道を走行する車両にも受信さ
れてしまい、混乱を招くおそれがある。またその逆に、
一般道のための情報が高速道路上の車両に受信されてし
まうおそれもある。このような問題は、高架上で、かつ
金属製の防音壁等で遮蔽された高速道路で一般道のため
の情報が受信される場合よりはむしろ、高速道路のため
の情報が一般道で受信される場合に顕著である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような問題を解
決するために、たとえば受信機にいわゆるスケルチ回路
を設けることが考えられる。しかしながら前記スケルチ
回路は、遠方の送信局の極微弱な信号をミュートするた
めのものであり、上述のように電界強度レベルのレベル
差が比較的小さいときは、受信すべき情報と受信すべき
でない情報とを正確に区別することはできない。
【0005】本発明の目的は、受信すべき走行情報のみ
を正確に表示することができる車両の情報通信装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、道路に隣接し
た走行情報送信機から車両の走行に関する走行情報を送
信し、車両に搭載した受信機で前記情報を受信して表示
するようにした車両の情報通信装置において、予め定め
る種別の道路への出入口付近において、極狭小の受信エ
リアを有する識別情報送信機を設け、該識別情報送信機
からは前記予め定める種別の道路への入口または出口で
あることを表す識別情報を送信し、前記受信機は、受信
された識別情報に基づき、現在走行している道路種別に
対応する前記走行情報のみを表示することを特徴とする
車両の情報通信装置である。
【0007】また本発明は、道路に隣接した走行情報送
信機から車両の走行に関する走行情報を送信し、車両に
搭載した受信機で前記情報を受信して表示するようにし
た車両の情報通信装置において、前記受信機は、前記走
行情報の受信電界強度を検出する検出手段と、前記検出
手段の検出結果を受信し、受信電界強度のピーク値を保
持する保持手段と、予め定める種別の道路走行時におい
て検出されるべき受信電界強度のピーク値から予め定め
るレベルだけ小さい値を弁別レベルとして、前記保持手
段で保持されているピーク値が前記弁別レベル以上であ
る送信機からの情報だけを表示させるレベル弁別手段と
を備えることを特徴とする車両の情報通信装置である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、道路に隣接して設けた走行情
報送信機から、高速道路や自動車専用道路などの予め定
める種別の道路へ、渋滞情報や分岐路案内情報などの車
両の走行に関する走行情報を送信し、車両に搭載した受
信機で受信して前記情報を表示するにあたって、前記予
め定める種別の道路への出入口、たとえば料金所付近に
おいて、数m程度の極狭小の受信エリアを有する識別情
報送信機を設ける。この識別情報送信機からは、前記予
め定める種別の道路への入口または出口であることを表
す識別情報が送信されている。
【0009】この識別情報を受信した受信機は、たとえ
ば入口を通過した後であるときには、高速道路であるこ
とを表すフラグをセットし、そのフラグがセットされて
いる期間中は現在走行している高速道路の前記走行情報
のみを受信して表示する。前記予め定める種別の道路の
走行を終了して出口を通過すると、受信機は前記フラグ
をリセットして、一般道における走行情報の受信を行
う。このようにして、道路の種別に対応した最適な情報
のみを正確に選択して受信することができる。
【0010】また本発明に従えば、前記走行情報を受信
するにあたって、検出手段と、保持手段と、レベル弁別
手段とが設けられる。前記検出手段は、前記走行情報送
信機からの走行情報の受信電界強度を検出し、その検出
結果を保持手段に与える。ピークホールド回路などで実
現される保持手段は、前記受信電界強度のピーク値を保
持してレベル弁別手段に与える。
【0011】レベル弁別手段には、予め車両が高速道路
や自動車専用道路などの予め定める種別の道路を走行し
たときに検出されるべき受信電界強度のピーク値から、
予め定めるレベルだけ小さい値が弁別レベルとして設定
されている。レベル弁別手段は、前記保持手段で保持さ
れているピーク値が、前記弁別レベル以上である路上送
信機の情報のみを表示させる。したがって、比較的電界
強度の高い高速道路で受信すべき情報のみが表示される
こととなり、高速道路下において、該高速道路と並走し
ている一般道においては、前記高速道路のための情報の
誤受信を確実に防止することができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例の受信機1の電気的
構成を示すブロック図であり、図2は高速道路2のイン
タチェンジ3付近を示す平面図であり、図3は識別情報
送信機TX1,TX2を示す斜視図である。自動車4
は、入口料金所5から導入路6,7を通って、それぞれ
本線8の上り線9または下り線10に合流することがで
きる。同様に、本線8の上り線9および下り線10を走
行している自動車4は、導入路11,12をそれぞれ通
って、出口料金所13から一般道15へ合流することが
できる。
【0013】入口料金所5付近には識別情報送信機TX
1が配置されており、また出口料金所13付近には識別
情報送信機TX2が配置されている。これらの識別情報
送信機TX1,TX2の出力は、たとえば数mW程度
で、たとえば2.5GHzの高周波の搬送周波数で識別
信号を送信する。したがってその識別信号の到達エリ
ア、すなわち受信可能な範囲は、図3において参照符A
で示されるように、極狭小な、たとえば数m程度の半径
以内とされる。また、自動車4は料金所5,13の通過
時には少なくとも徐行する。これによって料金所5,1
3を通過した自動車4に搭載された受信機1は、高速道
路2へ入ったのか、あるいは高速道路2から出たのかを
識別することができる。
【0014】また前記本線8の近傍位置、たとえば路肩
には、走行情報送信機TX3,TX4が配置されてい
る。これらの走行情報送信機TX3,TX4からは、高
速道路2に対する情報であることを表す識別情報に続け
て、ナビゲーションのための位置情報や、渋滞状況など
の情報が送信されている。
【0015】前記送信機TX1〜TX4からの情報は、
受信機1のアンテナ21で受信され、受信回路22でデ
ジタルデータに復元される。この受信回路22におい
て、前記受信信号は、アンテナ21から高周波増幅回路
31を介して混合回路32に与えられ、局部発振回路3
3からの局部発振信号と混合され、こうして作成された
中間周波信号は、バンドパスフィルタ34を介して中間
周波増幅回路35に入力される。前記中間周波増幅回路
35からの出力は、データ復調回路36でデジタル信号
に復調された後、ANDゲート37の一方の入力に与え
られる。
【0016】中間周波増幅回路35からの前記中間周波
信号はまた、キャリア検出回路38に入力されており、
このキャリア検出回路38からは、図4で示されるよう
に、受信電界強度レベルに対応した直流電圧が出力さ
れ、ライン39を介して比較器40の非反転入力端子に
入力される。この比較器40の反転入力端子には、ハイ
レベルの電圧+Bが可変抵抗41で分圧されて作成され
た基準電圧V3が入力されている。比較器40は、前記
ライン39の電圧が前記基準電圧V3以上であるとき
に、前記ANDゲート37の他方の入力にハイレベルの
出力を導出する。
【0017】したがって、ANDゲート37からは、受
信電界強度が前記基準電圧V3に対応した予め定めるレ
ベル以上である期間に復調されたデータが出力され、こ
の復調されたデータは、通信制御回路42に入力される
とともに、クロック再生回路43に入力されてクロック
信号が再生され、前記通信制御回路42に入力される。
通信制御回路42は、復調されたデータおよびクロック
信号を、マイクロコンピュータなどで実現される処理回
路23に与える。
【0018】処理回路23に関連してメモリ24が設け
られており、この処理回路23は、識別情報送信機TX
1,TX2からの識別情報に対応して、高速道路を走行
中であるか否かを表すフラグを、メモリ24中にセット
またはリセットし、該フラグがセットされている期間中
は走行情報送信機TX3,TX4から送信された情報に
基づいて、位置情報や渋滞情報を解読し、表示バッファ
25を介して画像合成回路26に与える。
【0019】画像合成回路26は、いわゆるタッチスイ
ッチやキースイッチなどで実現される入力装置27から
の選択操作に応答して、CD−ROMデコーダ28から
読取った地図情報に基づいて作成した地図画面上に自車
位置を合成した画像を作成し、陰極線管や液晶表示装置
などで実現される表示装置29によって表示を行う。こ
のとき、前記表示バッファ25の記憶内容に対応して、
画像合成回路26は自車位置の補正を行うとともに、前
記渋滞情報を文字や地図での合成画面によって表示を行
う。
【0020】図5は、上述のような走行情報の表示動作
を説明するためのフローチャートである。ステップn1
では、メモリ24のリセットなどの初期化処理が行われ
る。ステップn2では、受信されたデータのフレーム同
期が検出され、フレーム同期が取れた時点でステップn
3に移る。ステップn3では、受信されたデータを前記
メモリ24にストアしてゆき、ステップn4では、デー
タの受信が完了したか否かが判断され、そうでないとき
には前記ステップn3に戻り、データの受信が完了する
とステップn5に移る。
【0021】こうして送信機TX1〜TX4からの情報
が受信されると、ステップn5で、その情報が高速道路
への出入を表す識別情報であるか否か、すなわち前記識
別情報送信機TX1,TX2からの送信信号であるか否
かが判断され、そうであるときにはステップn6で、高
速道路上を走行しているか否かを表すフラグF1が書換
えられた後ステップn7に移り、そうでないときには直
接ステップn7に移る。
【0022】ステップn7では、受信されたデータにお
ける道路種別を表す前記識別情報と前記フラグF1とが
一致しているか否かが判断され、そうであるときにはス
テップn8で、後続する情報データの読込みが行われて
表示画像が作成された後ステップn1に戻り、そうでな
いときには受信情報の取込みは行われず、直接前記ステ
ップn1に戻る。
【0023】これによって、並走している一般道15に
設けられている走行情報送信機TX5,TX6からの情
報を誤認識することなく、高速道路2の走行に必要な情
報のみを正確に表示することができる。
【0024】なお、上述の実施例において、識別情報送
信機TX1,TX2からは同一の識別情報が送信されて
おり、したがって処理回路23は、前記識別情報を受信
するたび毎に、高速道路を走行中であるか否かを表すフ
ラグF1をセットまたはリセットしたけれども、本発明
の他の実施例として、識別情報送信機TX1,TX2か
ら相互に異なる識別情報が送信されて、これによって処
理回路23が高速道路2に入ったのか、あるいは出たの
かを識別するようにしてもよい。
【0025】また、メモリ24は電力付勢を停止しても
その記憶内容を保持することができる不揮発性のメモリ
から成り、あるいはこのメモリ24にはイグニションキ
ースイッチのOFF時にもバックアップ電力が供給され
て、その記憶内容を保持することができる。これによっ
て、高速道路のサービスエリアなどにおいてイグニショ
ンキースイッチが一旦OFF状態とされても、以降の走
行情報の受信動作には何ら影響しない。
【0026】図6は本発明の他の実施例の受信機51の
電気的構成を示すブロック図であり、この実施例は前述
の実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。この実施例では、前記キャリア検出回路38からの
出力はまた、ピークホールド回路52に入力されてい
る。
【0027】図7は、ピークホールド回路52の具体的
構成を示す電気回路図である。このピークホールド回路
52は、2つのバッファ61,62と、コンデンサ63
と、ダイオード64と、スイッチ65とを含んで構成さ
れている。前記キャリア検出回路38からの出力は、バ
ッファ61の非反転入力端子に入力されており、このバ
ッファ61の出力端子からの出力は、ダイオード64を
介してコンデンサ63に与えられて充電される。またこ
のコンデンサ63の端子電圧は、前記バッファ61の反
転入力端子に帰還されている。コンデンサ63の端子電
圧は、バッファ62の非反転入力端子に入力されてお
り、このバッファ62の出力端子からの出力は、前記比
較器53へ導出されるとともに、該バッファ62の反転
入力端子に帰還されている。前記コンデンサ63には並
列にスイッチ65が設けられており、このスイッチ65
は、前記通信制御回路42によって後述するように導通
/遮断制御される。
【0028】このピークホールド回路52のホールド値
は、比較器53の非反転入力端子に与えられており、反
転入力端子に与えられるハイレベルの電圧+Bを可変抵
抗54によって分圧した基準電圧V1以上であるときに
は、該比較器53は、前記通信制御回路42にハイレベ
ルの出力を導出する。
【0029】前記基準電圧V1は前記基準電圧V3より
も大きく設定されており、通信制御回路42は、この比
較器53からの出力がハイレベルであり、かつ後述する
ようにタイマ55によって計測される予め定める時間W
1以内だけ、ANDゲート37を介して入力されたデー
タを処理回路23に与える。比較器53からの出力がロ
ーレベルとなったとき、およびタイマ55によって前記
予め定める時間W1が計測された後には、通信制御回路
42はライン56にリセット信号を出力し、ピークホー
ルド回路52のコンデンサ63の電荷を放電させてリセ
ットさせる。
【0030】ところで、受信機の入力レベルPrは、数
1で表すことができる。
【0031】
【数1】 Pr={λ/(4πd)}2・Pt・gti・gri [W] ただし、Ptは送信電力であり、gtiは送信アンテナ
の利得であり、griは受信アンテナの利得であり、λ
は波長であり、dは送受信アンテナ間の距離である。
【0032】ここで図8で示すように、一般道15上に
高架によって高速道路2が構成されている場合を考え
る。高速道路2の地上からの路面高さL1を5mとし、
走行情報送信機TX3,TX4のアンテナ20の高速道
路2の路面からの高さL2を5mとする。この図8で示
される構成の場合には、走行情報送信機TX3,TX4
のアンテナ直下における高速道路2上での受信機入力レ
ベルPrは、たとえば−35dBmである。これに対し
て前記アンテナ直下における一般道15での入力レベル
は、前記高速道路2上よりも6dB程度低い−41dB
m程度となる。なお、高速道路2には金属製の防音壁な
どの遮蔽部材が設けられており、したがって実際には、
一般道15では高速道路2上に比べて前記6dB以上の
減衰となる。
【0033】すなわち、高速道路2と一般道15とを自
動車4が走行した場合の電界強度変化は図9で示される
ようになる。この図9において、参照符α1は高速道路
2の走行値であり、参照符α2は一般道15の走行値で
ある。この図9において、レベルP3は、高速道路2上
において通信領域A1の長さを設定するための値であ
り、たとえば−50dBmである。このときの前記通信
領域A1の長さは70m程度である。また、レベルP2
は、一般道15を走行したときの電界強度のピーク値を
示し、レベルP0は高速道路2上を走行したときのピー
ク値である。前記比較器40への基準電圧V3は、前記
レベルP3に対応した直流電圧であり、また比較器53
の基準電圧V1は、少なくとも前記レベルP2以上の、
たとえば−38dBmに対応した値に設定される。
【0034】したがって、自動車4が高速道路2上を図
9において矢符B方向に走行してくると、受信機入力レ
ベルがピーク値P0となる位置B0から走行情報の受信
が開始され、入力レベルが前記レベルP1となる位置B
1まで受信される。なお、通信制御回路42は、受信機
入力レベルが前記レベルP3以上となってから、予め定
める時間W1以上経過しても、前記入力レベルが前記レ
ベルP1以上とならないときには、ピークホールド回路
52を放電させてリセットする。前記時間W1は、受信
機入力レベルが前記レベルP3以上となってから、自動
車4の走行に伴って上昇してゆき、ピーク値P0が検出
されるべき時間に選ばれる。このようにして、一般道1
5の走行情報送信機TX5,TX6からの受信機入力レ
ベルが、高速道路2において局所的に上昇した場合にお
ける誤動作を防止することができる。
【0035】図10は、上述のようなデータ受信動作を
説明するためのフローチャートである。受信機入力レベ
ルが前記レベルP3以上となって、比較器40からハイ
レベルの出力が導出され、ANDゲート37のゲートが
開いた時点でステップm1に移り、メモリ24のリセッ
トやタイマ55のリセットおよびカウント開始などの初
期化処理が行われる。ステップm2では、受信されたデ
ータのフレーム同期が検出され、フレーム同期が取れた
時点でステップm3に移る。ステップm3では、受信さ
れたデータを前記メモリ24にストアしてゆき、ステッ
プm4では、データの受信が完了したか否かが判断さ
れ、そうでないときには前記ステップm3に戻り、デー
タの受信が完了するとステップm5に移る。
【0036】ステップm5では、比較器53の出力がハ
イレベルであるか否か、すなわち受信機入力レベルが前
記レベルP1以上であるか否かが判断され、そうでない
ときにはステップm6で、タイマ55のカンウト値か
ら、このデータ受信が開始されてから前記時間W1が経
過したか否かが判断され、そうでないときには前記ステ
ップm5に戻り、そうであるときにはステップm9で、
通信制御回路42はスイッチ65を導通してコンデンサ
63の電荷を放電した後、受信すべき送信機、たとえば
TX3,TX4以外の送信機、すなわちTX5,TX6
からのデータであると判断して、前記ステップm1に戻
る。
【0037】また、ステップm5において比較器53の
出力がハイレベルであるときにはステップm7で、通信
制御回路42はスイッチ65を導通してコンデンサ63
の電荷が放電される。ステップm8では、表示バッファ
25を介して画像合成回路26に映像信号が与えられ、
画像表示が行われた後、前記ステップm1に戻る。
【0038】このようにしてもまた、高速道路2または
一般道15でのみ受信すべき走行情報を正確に受信する
ことができる。
【0039】なお表示は、上述のように液晶表示装置や
陰極線管などを用いた画像表示であってもよく、あるい
は受信した走行情報のデータを音声に合成して行われて
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高速道路
や自動車専用道路などの予め定める種別の道路に隣接し
て設けた走行情報送信機からの渋滞情報や分岐路案内情
報などの車両の走行に関する走行情報を受信するにあた
って、前記予め定める種別の道路への出入口付近に極狭
小の受信エリアを有する識別情報送信機を設け、この送
信機からの識別情報に基づき、受信機は走行情報を受信
するので、現在走行している道路の種別に対応した最適
な走行情報のみを正確に受信することができる。
【0041】また本発明によれば、前記走行情報を受信
するにあたって、前記走行情報の受信電界強度を検出
し、その検出結果のピーク値が、通常、前記予め定める
種別の道路走行時において検出されるべき受信電界強度
のピーク値、たとえば−41dBから予め定めるレベ
ル、たとえば3dBだけ小さい値を弁別レベルとして、
その弁別レベル以上であるときには前記走行情報を表示
する。このようにして、走行している道路に対応した情
報のみを正確に表示することができ、運転者に混乱を招
くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の受信機1の電気的構成を示
すブロック図である。
【図2】高速道路2のインタチェンジ3付近を示す平面
図である。
【図3】料金所5,13に設けられる識別情報送信機T
X1,TX2の斜視図である。
【図4】キャリア検出回路38の特性を示すグラフであ
る。
【図5】受信機1の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】本発明の他の実施例の受信機51の電気的構成
を示すブロック図である。
【図7】ピークホールド回路52の具体的構成を示す電
気回路図である。
【図8】並走する高速道路2と一般道15とを簡略化し
て示す断面図である。
【図9】図8で示される状態での自動車4の走行時にお
ける受信機入力レベルの変化を示すグラフである。
【図10】受信機51の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1,51 受信機 2 高速道路 3 インタチェンジ 4 自動車 5,13 料金所 15 一般道 21 アンテナ 22 受信回路 23 処理回路 24 メモリ 26 画像合成回路 29 表示装置 36 データ復調回路 38 キャリア検出回路 40,53 比較器 42 通信制御回路 52 ピークホールド回路 55 タイマ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に隣接した走行情報送信機から車両
    の走行に関する走行情報を送信し、車両に搭載した受信
    機で前記情報を受信して表示するようにした車両の情報
    通信装置において、 予め定める種別の道路への出入口付近において、極狭小
    の受信エリアを有する識別情報送信機を設け、該識別情
    報送信機からは前記予め定める種別の道路への入口また
    は出口であることを表す識別情報を送信し、 前記受信機は、受信された識別情報に基づき、現在走行
    している道路種別に対応する前記走行情報のみを表示す
    ることを特徴とする車両の情報通信装置。
  2. 【請求項2】 道路に隣接した走行情報送信機から車両
    の走行に関する走行情報を送信し、車両に搭載した受信
    機で前記情報を受信して表示するようにした車両の情報
    通信装置において、 前記受信機は、 前記走行情報の受信電界強度を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果を受信し、受信電界強度のピー
    ク値を保持する保持手段と、 予め定める種別の道路走行時において検出されるべき受
    信電界強度のピーク値から予め定めるレベルだけ小さい
    値を弁別レベルとして、前記保持手段で保持されている
    ピーク値が前記弁別レベル以上である送信機からの情報
    だけを表示させるレベル弁別手段とを備えることを特徴
    とする車両の情報通信装置。
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