JP2001292850A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2001292850A
JP2001292850A JP2000115054A JP2000115054A JP2001292850A JP 2001292850 A JP2001292850 A JP 2001292850A JP 2000115054 A JP2000115054 A JP 2000115054A JP 2000115054 A JP2000115054 A JP 2000115054A JP 2001292850 A JP2001292850 A JP 2001292850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、軽量化も図れるリクライニング
機構を実現する。 【解決手段】 アッパアーム12に固着される第1フッ
クプレート15上の、アッパアーム12の傾動中心から
離れた位置に、係合突起として、第1及び第2外筒片部
15d,15eを設け、アッパアーム12を前倒方向に
付勢するスパイラルスプリング16の内端部16aが掛
止される第1スプリングフックとして、第1内筒片部1
5aを設ける。一方、ロアアーム11に固着される第2
フックプレート17には、第1及び第2外筒片部15
d,15eに当接してアッパアーム12の傾動を規制す
るストッパ17aと、スパイラルスプリング16の外端
部16bが掛止される第2スプリングフック17bとを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシート等
に装着されるリクライニング装置に関し、更に詳しく
は、ロアアームに対するアッパアームの傾斜角を調整で
きるリクライニング機構と、アッパアームを前倒方向に
付勢するスパイラルスプリングと、アッパアームの傾動
を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備えたリクラ
イニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリクライニング装置では、アッ
パアームの傾動を一定範囲内に規制するストッパ機構と
して、例えば、図12に示すものが用いられている。こ
の図において、ロアアーム1はシートクッション側に設
けられ、このロアアーム1に突設されたヒンジピン3に
は、アッパアーム2が傾動可能に枢支されている。アッ
パアーム2はシートバック側に設けられ、図示しないリ
クライニング機構により所望の傾斜角に調整できるよう
になっている。
【0003】アッパアーム2には、下方周縁のフランジ
を低く形成されることで、二つの段部2a,2bが設け
られている。一方、ロアアーム1には、フックプレート
5が固着されており、このフックプレート5には、アッ
パアーム2の段部2a,2bに当接してアッパアーム2
の傾動を一定範囲内に規制するストッパ5aと、スプリ
ングフック5bとが形成されている。
【0004】スパイラルスプリング6は、アッパアーム
2を前倒方向に付勢するリターンスプリングで、内端部
6aがヒンジピン3の先端のすり割り部に掛止され、外
端部6bがフックプレート5のスプリングフック5bに
掛止されている。
【0005】この構成において、アッパアーム2は段部
2aがフックプレート5のストッパ5aに当接するまで
前傾でき、逆に段部2bがフックプレート5のストッパ
5aに当接するまで後傾できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記リクライニング装
置では、下記の通り、リクライニング装置の軽量化やコ
ストダウンに応えることができない。
【0007】軽量化を図るには、アッパアーム2の薄
肉化が有効であるが、上記構成において、アッパアーム
2を薄くすると、段部2a,2b等の強度が落ちるた
め、薄肉化を図れない。このため、軽量化できないだけ
でなく、材料を多く使用することになり材料費も高い。
【0008】ストッパ機構によるアッパアーム2の傾
動範囲は装着されるシートにより異なる。このため、上
記構成では、大物プレス品であるアッパアーム2を多種
類製作しなければならず、製造コストが高くなる。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、低コストで、軽量化も図れるリクライ
ニング機構を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、ロアアームに対するアッパアームの
傾斜角を調整できるリクライニング機構と、前記アッパ
アームを前倒方向に付勢するスパイラルスプリングと、
前記アッパアームの傾動を一定範囲内に規制するストッ
パ機構とを備えたリクライニング装置において、前記ア
ッパアームか前記ロアアームの何れか一方のアームを第
1アームとし、他方のアームを第2アームとしたとき
に、前記第1アームに固着され、前記アッパアームの傾
動中心軸から離れた位置に、係合突起及び第1スプリン
グフックを有する第1フックプレートと、前記第2アー
ムに固着され、前記係合突起に当接して前記アッパアー
ムの傾動を規制するストッパ及び第2スプリングフック
を有する第2フックプレートとを設け、前記スパイラル
スプリングの内端部を前記第1スプリングフックに掛止
し、前記スパイラルスプリングの外端部を前記第2スプ
リングフックに掛止したことを特徴とするものである。
【0011】この発明では、ストッパ機構の第1アーム
側部品を、第1アームとは別部品であって、係合突起及
び第1スプリングフックを有する第1フックプレートで
構成したため、第1アームを薄くしても、ストッパ機構
の強度が落ちることはない。又、第1アームが同一であ
っても、第1フックプレートの形状若しくは固着位置を
変えるだけで、アッパアームの傾動範囲を変更でき、第
1アームを多種類製作する必要もなくなる。よって、コ
ストを下げたり、軽量化を図ることも可能になる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における第1フックプレートとして、前記アッパアー
ムの傾動中心軸を囲むように配置されると共に、前記ス
パイラルスプリングの内端部が掛止される内筒片部と、
前記アッパアームの傾動中心軸と交差するように、前記
内筒片部の前記第1アームとは反対側の端部に連設され
た中央板部と、前記アッパアームの傾動中心軸に関して
略対称位置にあり、それぞれが前記係合突起として機能
する第1及び第2外筒片部と、前記内筒片部の前記第1
アーム側の端部と前記第1及び第2外筒片部の前記第1
アーム側の端部とを結ぶと共に、前記第1アームに固着
される外環連結部とからなるものを用い、前記内筒片部
と前記第1及び第2外筒片部とで挟まれた空間内に、前
記スパイラルスプリングを通したことを特徴とするもの
である。
【0013】この発明では、第1フックプレートにおけ
る内筒片部の外側に位置する外環連結部を第1アームに
固着しているので、第1アームにおけるアッパアームの
傾動中心軸の周辺部分が第1フックプレートによって補
強されるという利点がある。
【0014】又、この構成において、スパイラルスプリ
ングの内周部を内筒片部に当接するように構成すれば、
スパイラルスプリングは、内端部及び外端部が支持され
るだけでなく、内筒片部によって内周部が支持されるた
め、スパイラルスプリングを正しい姿勢に装着できる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、シートの両側に且つそれぞれの前記スパイ
ラルスプリングがシートの中央側に位置するように二つ
のリクライニング機構を配置し、両リクライニング機構
のロック/アンロック動作の同期をとるコネクティング
パイプでもって両リクライニング機構を連結すると共
に、前記コネクティングパイプを前記アッパアームの傾
動中心軸上に配置するために、前記中央板部の一部を切
り欠いたことを特徴とするものである。
【0016】この発明では、所謂両側リクライニング装
置において、スパイラルスプリングがシートの中央側に
位置する場合であっても、スパイラルスプリングや第1
フックプレートと干渉することなく、コネクティングパ
イプを両側のリクライニング機構間に配置できる。
【0017】
【発明の実施の形態】(全体構成)図1〜図3を用いて
本発明の実施の形態例の全体構成を説明する。本実施の
形態例は、シートの両側にリクライニング機構を配置す
る両側リクライニング装置に関するもので、図1〜図3
では、その片側部分を示している。
【0018】これらの図において、ロアアーム11はシ
ートクッション側に設けられ、このロアアーム11に突
設されたヒンジピン13には、後述のリクライニング機
構50を介してアッパアーム12が傾動可能に設けられ
ている。アッパアーム12はシートバック側に設けら
れ、リクライニング機構50により所望の傾斜角に調整
できるようになっている。
【0019】アッパアーム12には、第1フックプレー
ト15が固着されている。この第1フックプレート15
において、第1及び第2内筒片部15a,15bは、ア
ッパアーム12の傾動中心軸を囲むように配置され、且
つ、アッパアーム12の傾動中心軸に関して略対称位置
にある。中央板部15cは、アッパアーム12の傾動中
心と交差するように、内筒片部15a,15bのアッパ
アーム12とは反対側の端部に連設されている。第1及
び第2外筒片部15d,15eは、アッパアーム12の
傾動中心軸に関して略対称位置にある。第1外環連結部
15fは、第1内筒片部15aと第1外筒片部15dの
アッパアーム12側の端部を結ぶと共にアッパアーム1
2に固着されている。第2外環連結部15gは、第2内
筒片部15bと第2外筒片部15eのアッパアーム12
側の端部を結ぶと共にアッパアーム12に固着されてい
る。
【0020】この形状により、第1フックプレート15
は、アッパアーム12の傾動中心から離れた位置に、係
合突起として、第1及び第2外筒片部15d,15eを
有し、アッパアーム12を前倒方向に付勢するスパイラ
ルスプリング16の内端部16aが掛止される第1スプ
リングフックとして、第1内筒片部15aを有すること
になる。スパイラルスプリング16は、第1及び第2内
筒片部15a,15bと第1及び第2外筒片部15d,
15eとで挟まれた空間内を通るように配置されてい
る。
【0021】又、ロアアーム11には、第2フックプレ
ート17が固着されている。この第2フックプレート1
7には、係合突起として機能する第1及び第2外筒片部
15d,15eに当接してアッパアーム12の傾動を規
制するストッパ17aと、スパイラルスプリング16の
外端部16bが掛止される第2スプリングフック17b
とが形成されている。
【0022】本実施の形態例は、シートの両側にリクラ
イニング機構を有しているため、両側のリクライニング
機構におけるロック/アンロック動作の同期をとるため
に、コネクティングパイプ18が設けられている。第1
フックプレート15の中央板部15cの一部は、このコ
ネクティングパイプ18を通すために切り欠かれてい
る。本実施の形態例では、貫通穴15hが穿設され、そ
こにコネクティングパイプ18が嵌挿されている。
【0023】(リクライニング機構)本実施の形態例に
用いるリクライニング機構の一例を図5〜図11を用い
て説明する。これらの図において、ベース101はロア
アーム11に固着されるもので(図6参照)、このベー
ス101には、ヒンジピン13が固着され、更に、この
ヒンジピン13に、操作ハンドル102が回転可能に取
り付けられている。
【0024】ラチェット107はアッパアーム12に固
着されるもので(図6参照)、このラチェット107に
は、中央部に穴109が開設され、この穴109を中心
とする円周の全域にわたって内歯111(図5参照)が
形成されている。
【0025】ベース101とラチェット107との間に
は、ラチェット107の内歯111に噛合可能な外歯1
13が形成されたポール115が二つ設けられている。
一方、ヒンジピン13には、ポール115の背部を押し
てポール115の外歯113をラチェット107の内歯
111に噛合させるカム117が回転可能に設けられて
いる。
【0026】ベース101には、各ポール115の両側
に位置し、ポール115をラチェット107の内歯11
1に対して接近/離脱する方向に案内するガイド部14
1が形成されている(図4及び図5参照)。
【0027】カム117には、二本のピン121が固定
され、ピン121の一方の端部は、ベース101に形成
された、ヒンジピン13を中心とする円弧状の長穴12
3(図4及び図7参照)を介して外部に突出し、操作ハ
ンドル102に取り付けられている。又、ピン121の
他方の端部は、カム117とラチェット107との間に
設けられ、ヒンジピン13に回転可能に取り付けられた
ガイド板131に取り付けられている(図7参照)。従
って、操作ハンドル102の回転は、カム117に伝達
され、カム117とガイド板131とは、一体となって
回転することになる。
【0028】又、ポール115のガイド板131と対向
する面には、ガイド板131に形成されたガイド溝13
3に係合する突起116が形成されている(図6参
照)。ガイド溝133は、ガイド板131がロック解除
方向に回転することにより、ポール115をラチェット
107の内歯111から離脱させ、ロック方向に回転す
ることにより、ポール115をラチェット107の内歯
111と噛合させる形状に設定されている(図5参
照)。
【0029】スプリング119は、その付勢力により、
カム117を介してポール115を外歯113がラチェ
ット107の内歯111に噛合する方向に押すもので、
内端部がベース101に形成された断面形状が半円状の
突起143に係止され、外端部がカム117に形成され
た切り欠き溝118に係止されている(図5参照)。
【0030】本実施の形態例では、ヒンジピン13に形
成された小判部151(図6参照)をベース101に形
成された小判状の穴100(図4参照)に係合すること
により、ヒンジピン13の回転を禁止し、ヒンジピン1
3の小判部151に連設された大径部153をベース1
01の裏面に当接し、ヒンジピン13の小判部151の
G部(図6参照)をかしめることにより、ヒンジピン1
3をベース101に固着している。
【0031】カム117には、ヒンジピン13を中心と
する円弧状の長穴120(図10参照)が二つ形成さ
れ、ガイド板131にも、ヒンジピン13を中心とする
円弧状の長穴135(図5〜7参照)が二つ形成されて
いる。
【0032】ヒンジピン13の大径部153には、同一
円周上からラチェット107方向に延出し、カム117
に形成された長穴120を挿通し、ラチェット107の
穴109に係合して、ラチェット107を回転可能に支
持する複数の棒部としての断面形状が円弧状の突出部1
55(図10参照)が二つ形成されている。
【0033】又、カム117には、ラチェット107方
向に延出する中空の小判状の突出部161(図10参
照)が形成され、この突出部161に他方のリクライニ
ング機構にカム117の動きを伝達する伝達部材として
のコネクティングパイプ18(図6参照)が固着され
る。
【0034】本実施の形態例では、ベース101にラチ
ェットの107の外縁部と空間を介して対向し、ラチェ
ット107の外縁部が当接可能な突起173(図9及び
図11参照)を2か所形成した。そして、ベース101
とラチェット107とは、ラチェット107から挿入さ
れ、図7に示すようにベース101側の複数の切片20
1を折り曲げる取り付け金具200により、両者は結合
されている。
【0035】(実施の形態例の作動)通常は、スプリン
グ119の付勢力により、カム117がポール115の
背部を押し、ポール115の外歯113がラチェット1
07の内歯111に噛合している。このロック状態で
は、ラチェット107の回転が禁止され、アッパアーム
12(シートバック)は固定されている。
【0036】操作ハンドル102を上方に持ち上げる
と、スプリング119の付勢力に抗してカム117及び
ガイド板131がヒンジピン13を中心に回転する。す
ると、カム117のポール115の背部への押圧が解除
されると共に、ポール115がガイド部141及びガイ
ド板131のガイド溝133に案内され、ポール115
の外歯113とラチェット107の内歯111との噛合
が解除される。このアンロック状態では、ラチェット1
07は傾動可能となり、アッパアーム12も傾動可能に
なる。
【0037】カム117の動きは、コネクティングパイ
プ18を介して、他方のリクライニング機構のカムへ伝
達され、両側のリクライニング機構は同期してロックが
なされたり、ロック解除がなされる。
【0038】シートバックを所望の位置まで傾動させ、
操作ハンドル102への操作力を解除すると、スプリン
グ119の付勢力により、カム117がポール115の
背面を押し、ポール115の外歯113がラチェット1
07の内歯111に再び噛合し、ラチェット107の回
転が禁止され、アッパアーム12がロック状態に復帰す
る。
【0039】本実施の形態例において、ロック解除状態
のアッパアーム12は、第1フックプレート15の係合
突起として機能する第1外筒片部15dが第2フックプ
レート17のストッパ17aに当接するまで前傾でき、
又、係合突起として機能する第2外筒片部15eがスト
ッパ17aに当接するまで後傾できる。
【0040】本実施の形態例では、ストッパ機構のアッ
パアーム12側部品を、アッパアーム12とは別部品で
あって、係合突起として、第1及び第2外筒片部15
d,15eを有し、第1スプリングフックとして、第1
内筒片部15aを有する第1フックプレート15で構成
したため、アッパアーム12を薄くしても、ストッパ機
構の強度が落ちることはない。又、アッパアーム12が
同一であっても、第1フックプレート15の形状若しく
は固着位置を変えるだけで、アッパアーム12の傾動範
囲を変更でき、大物プレス品であるアッパアーム12を
多種類製作する必要はなく、小物である第1フックプレ
ート15の変更で対応できる。よって、コストを下げた
り、軽量化を図ることも可能になる。
【0041】又、第1フックプレート15における中央
板部15cで結ばれた第1及び第2内筒片部15a,1
5bの外側に位置する第1及び第2外環連結部15f,
15gをアッパアーム12に固着しているので、アッパ
アームの傾動中心の周辺部分が第1フックプレート15
によって補強できる。このため、薄肉化により仮にアッ
パアームの傾動中心の周辺部分の強度が落ちたとして
も、強度を回復できる。
【0042】更に、スパイラルスプリング16をシート
側に配置する場合であっても、スパイラルスプリング1
6や第1フックプレート15と干渉することなく、コネ
クティングパイプ18を両側のリクライニング機構間に
配置できる。
【0043】又、この実施の形態例において、スパイラ
ルスプリング16の内周部を内筒片部15aや内筒片1
5bに当接するように構成すれば、スパイラルスプリン
グ16は、内端部16a及び外端部16bが支持される
だけでなく、内筒片部15a又は15bによって内周部
が支持されることになり、スパイラルスプリング16を
正しい姿勢に装着できる。
【0044】尚、本発明は上記実施の形態例に限定する
ものではない。例えば、第1フックプレート15の形状
やリクライニング機構50の構造を上記構成のものに限
る必要はない。具体的には、本実施の形態例では、内筒
片部を二つの内筒片部(15a,15b)で形成した
が、これらを連結して一つの内筒片部としてもよい。同
様に、外環連結部を二つの外環連結部(15f,15
g)で形成したが、これらを連結して一つの外環連結部
としてもよい。
【0045】又、ロアアーム11とアッパアーム12の
機能を逆転させ、ロアアーム11をアッパアームとして
用い、アッパアーム12をロアアームとしてリクライニ
ング装置を構成してもよい。言い換えれば、ロアアーム
11に第1フックプレート15を固着し、アッパアーム
12に第2フックプレート17を固着するように構成し
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、係合突起及び第1スプリングフックを有する
第1フックプレートを設けたため、第1フックプレート
を固着するアッパアーム又はロアアームを薄くしても、
ストッパ機構の強度が落ちることはない。又、第1フッ
クプレートを固着するアッパアーム又はロアアームが同
一であっても、第1フックプレートの形状若しくは固着
位置を変えるだけで、アッパアームの傾動範囲を変更で
き、第1フックプレートを固着するアッパアーム又はロ
アアームを多種類製作する必要もなくなる。よって、コ
ストを下げたり、軽量化を図れる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、第1フック
プレートにおける内筒片部の外側に位置する外環連結部
をアッパアーム又はロアアームに固着しているので、ア
ッパアーム又はロアアームにおけるアッパアームの傾動
中心軸の周辺部分を、第1フックプレートによって補強
できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、所謂両側リ
クライニング装置において、スパイラルスプリングがシ
ートの中央側に位置する場合であっても、スパイラルス
プリングや第1フックプレートと干渉することなく、コ
ネクティングパイプを両側のリクライニング機構間に配
置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例をシートの内側から見た
場合の主要部品の配置を示す図である。
【図2】図1の切断線A-Aにおける本発明の実施の形態
例の断面図である。
【図3】図1に示した実施の形態例の主要部品の配置を
示す斜視図である。
【図4】図1に示した実施の形態例に用いるのリクライ
ニング機構の外観を説明する図である。
【図5】図4からベースを取り除いた図である。
【図6】図4の切断線C-Cにおける断面図である。
【図7】図4の切断線D-Dにおける断面図である。
【図8】図4の切断線E-Eにおける断面図である。
【図9】図4の切断線F-Fにおける断面図である。
【図10】図4に示したリクライニング機構の主要部の
分解斜視図である。
【図11】図4に示したリクライニング機構の主要部を
ラチェット側から見た斜視図である。
【図12】従来のリクライニング装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 ロアアーム 12 アッパアーム 13 ヒンジピン 15 第1フックプレート 15a,15b 第1,第2内筒片部 15c 中央板部 15d,15e 第1,第2外筒片部 15f,15g 第1,第2外環連結部 16 スパイラルスプリング 17 第2フックプレート 17a ストッパ 17b 第2スプリングフック 18 コネクティングパイプ 50 リクライニング機構 101 ベース 102 操作ハンドル 107 ラチェット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市河 信吾 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3B099 AA05 BA04 CA15 CA18 CA31 CB06 DA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアアームに対するアッパアームの傾斜
    角を調整できるリクライニング機構と、前記アッパアー
    ムを前倒方向に付勢するスパイラルスプリングと、前記
    アッパアームの傾動を一定範囲内に規制するストッパ機
    構とを備えたリクライニング装置において、 前記アッパアームか前記ロアアームの何れか一方のアー
    ムを第1アームとし、他方のアームを第2アームとした
    ときに、前記第1アームに固着され、前記アッパアーム
    の傾動中心軸から離れた位置に、係合突起及び第1スプ
    リングフックを有する第1フックプレートと、 前記第2アームに固着され、前記係合突起に当接して前
    記アッパアームの傾動を規制するストッパ及び第2スプ
    リングフックを有する第2フックプレートとを設け、 前記スパイラルスプリングの内端部を前記第1スプリン
    グフックに掛止し、前記スパイラルスプリングの外端部
    を前記第2スプリングフックに掛止したことを特徴とす
    るリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 前記第1フックプレートとして、 前記アッパアームの傾動中心軸を囲むように配置される
    と共に、前記スパイラルスプリングの内端部が掛止され
    る内筒片部と、 前記アッパアームの傾動中心軸と交差するように、前記
    内筒片部の前記第1アームとは反対側の端部に連設され
    た中央板部と、 前記アッパアームの傾動中心軸に関して略対称位置にあ
    り、それぞれが前記係合突起として機能する第1及び第
    2外筒片部と、 前記内筒片部の前記第1アーム側の端部と前記第1及び
    第2外筒片部の前記第1アーム側の端部とを結ぶと共
    に、前記第1アームに固着される外環連結部とからなる
    ものを用い、 前記内筒片部と前記第1及び第2外筒片部とで挟まれた
    空間内に、前記スパイラルスプリングを通したことを特
    徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 シートの両側に且つそれぞれの前記スパ
    イラルスプリングがシートの中央側に位置するように二
    つのリクライニング機構を配置し、両リクライニング機
    構のロック/アンロック動作の同期をとるコネクティン
    グパイプでもって両リクライニング機構を連結すると共
    に、前記コネクティングパイプを前記アッパアームの傾
    動中心軸上に配置するために、前記中央板部の一部を切
    り欠いたことを特徴とする請求項2記載のリクライニン
    グ装置。
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