JP2001280400A - サスペンション用アッパサポート - Google Patents

サスペンション用アッパサポート

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JP2001280400A
JP2001280400A JP2000090178A JP2000090178A JP2001280400A JP 2001280400 A JP2001280400 A JP 2001280400A JP 2000090178 A JP2000090178 A JP 2000090178A JP 2000090178 A JP2000090178 A JP 2000090178A JP 2001280400 A JP2001280400 A JP 2001280400A
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rubber elastic
support
suspension
outer cylindrical
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JP2000090178A
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Yukio Hayashi
幸男 林
Koichi Kobayashi
功一 小林
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力分離型の懸架系に好適に採用されるサス
ペンション用アッパサポートにおいて、荷重入力時にお
ける異音の発生を簡単な構造で軽減乃至は防止すること
の出来る新規な構造のサスペンション用アッパサポート
を提供することを目的とする。 【解決手段】 インナ部材とアウタ筒部材を連結する支
持ゴム弾性体に対して、アウタ筒部材によって径方向の
圧縮力を及ぼして、インナ部材とアウタ筒部材の間に主
たる荷重入力方向で1000Nの軸方向荷重が及ぼされ
た際の支持ゴム弾性体の剪断歪が1以下になるようにし
た。それにより、荷重入力時の支持ゴム弾性体とアウタ
筒部材の当接面での相対変位を軽減乃至は防止し得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、自動車の懸架系に採用されて、
緩衝器のピストンロッドを車両ボデーに対して防振支持
せしめるサスペンション用アッパサポートに係り、特
に、緩衝器のピストンロッドを車両ボデーに対してサス
ペンションスプリングから独立して弾性支持せしめる入
力分離型の懸架系に好適に採用されるサスペンション用
アッパサポートに関するものである。
【0002】
【背景技術】自動車の懸架装置は、サスペンションスプ
リングと緩衝器を含んで構成されており、車輪に連結さ
れたサスペンションアーム等を車両ボデーに対して揺動
可能に防振支持せしめた構造とされている。そこにおい
て、緩衝器の車両ボデーへの取付部位には、緩衝器を通
じての車両ボデーへの振動伝達を低減するために、一般
に、サスペンション用アッパサポートが装着されてい
る。
【0003】そして、従来のサスペンション用アッパサ
ポートは、特開平11−94007号公報に記載されて
いるように、インナ金具とその軸直角方向外方に離間し
て配設されたアウタ筒金具を、それらの軸直角方向対向
面間に介装された支持ゴム弾性体で連結する一方、アウ
タ筒金具の軸方向両側開口部分において内周側に突出す
る上下のストッパ部を設けると共に、インナ金具から軸
方向両側に突出してアウタ筒金具のストッパ部に対して
それぞれ当接せしめられる上側弾性突出部と下側弾性突
出部を設けた構造とされており、インナ部材に取り付け
られる緩衝器のピストンロッドを、アウタ筒金具が取り
付けられる車両ボデーに対して弾性支持せしめるように
なっている。
【0004】ところが、このような従来構造のサスペン
ション用アッパサポートでは、軸方向や径方向,斜め方
向,こじり方向等に比較的大きな荷重が入力された際
に、支持ゴム弾性体のアウタ筒金具に対する滑りや当接
によって異音が発生し易いという問題があった。
【0005】そこで、このような問題に対処するため
に、前記公報には、支持ゴム弾性体の外周面をアウタ筒
金具に対して接着した構造が開示されている。しかしな
がら、支持ゴム弾性体をアウタ筒金具に接着するには、
接着剤の塗布等の特別な工程が必要となり、生産性とコ
スト性が低下するという問題があった。また、接着力の
ばらつきによって目的とする異音抑制効果が得られない
場合があることに加えて、経時変化や過大な荷重入力に
よる接着剥離によって、異音抑制効果が発揮されなくな
るおそれもあったのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、入力分離型の懸架系に好適に採用されて、
荷重入力時における異音の発生を簡単な構造で軽減乃至
は防止することの出来る、新規な構造のサスペンション
用アッパサポートを提供することにある。
【0007】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様における構成要素は、可能な限り任意の組み合わせ
で採用することが出来る。また、本発明の態様および技
術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、
明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載
から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて
認識されるものであることが理解されるべきである。
【0008】すなわち、本発明の第一の態様は、緩衝器
のピストンロッドが取り付けられるインナ部材の軸直角
方向外方に離間して、車両ボデーに取り付けられるアウ
タ筒部材を配設せしめて、それらインナ部材とアウタ筒
部材の軸直角方向対向面間を支持ゴム弾性体で連結する
一方、該アウタ筒部材の軸方向両側開口部分において内
周側に突出する上下のストッパ部を設けると共に、前記
インナ部材から軸方向両側に突出して該アウタ筒部材の
ストッパ部に対してそれぞれ当接せしめられる上側弾性
突出部と下側弾性突出部を設けて、前記緩衝器のピスト
ンロッドを前記車両ボデーに対してサスペンションスプ
リングから独立して弾性支持せしめるようにしたサスペ
ンション用アッパサポートにおいて、前記支持ゴム弾性
体を前記インナ部材の外周面に接着せしめる一方、該支
持ゴム弾性体の外周面を前記アウタ筒部材に密接状態で
内挿配置すると共に、該支持ゴム弾性体の軸方向両端面
を該アウタ筒部材の前記上下ストッパ部に当接せしめ、
更に、該支持ゴム弾性体に対して該アウタ筒部材による
径方向の圧縮力を及ぼすことにより、前記インナ部材と
前記アウタ筒部材の間に主たる荷重入力方向で1000
Nの軸方向荷重が及ぼされた際の前記支持ゴム弾性体の
剪断歪が1以下となるようにしたことを、特徴とする。
【0009】このような本態様に従う構造とされたアッ
パサポートにおいては、アウタ筒部材により、支持ゴム
弾性体に対して、或る大きさ以上の径方向圧縮力が予荷
的に及ぼされることから、荷重入力時における支持ゴム
弾性体の歪の大きさが軽減されると共に、支持ゴム弾性
体とアウタ筒部材の摩擦力が大きくされて、荷重入力時
における支持ゴム弾性体とアウタ筒部材の当接面での相
対変位が軽減乃至は防止されるのであり、それによっ
て、異音の発生が抑えられる。
【0010】特に、本態様においては、支持ゴム弾性体
の軸方向両端面をアウタ筒部材の上下ストッパ部に当接
させて軸方向外方への自由変形を規制した状態下で、支
持ゴム弾性体に径方向圧縮力が及ぼされていることか
ら、支持ゴム弾性体に対する径方向の予荷重を効率的に
且つ安定して及ぼすことが出来るのであり、目的とする
異音抑制効果を安定して得ることが可能となる。
【0011】ところで、本態様において、支持ゴム弾性
体の剪断歪:εは、径方向圧縮力が及ぼされていない状
態下での支持ゴム弾性体の径方向寸法(インナ部材の外
周面から支持ゴム弾性体の外周面に至る寸法)をbとす
ると共に、径方向圧縮力が及ぼされた状態下での支持ゴ
ム弾性体の径方向寸法をBとし、車両の段差乗越え時等
におけるバウンド荷重入力方向に1000Nの荷重が及
ぼされた際のインナ部材のアウタ筒部材に対する軸方向
変位量をδとすると、下式によって表される。 ε =(√(B2 +δ2 ))/b
【0012】また、本態様において、リバウンド荷重入
力方向においても、1000Nの軸方向荷重が及ぼされ
た際の支持ゴム弾性体の剪断歪が1以下となるようにす
ることが望ましく、それによって、リバウンド荷重の入
力時における異音の発生も、軽減乃至は防止され得る。
【0013】更にまた、本態様において、インナ部材や
アウタ筒部材の具体的形状や構造は特に限定されるもの
でないが、それらインナ部材とアウタ筒部材には、径方
向で対向位置せしめられた筒状の対向面を形成すること
が望ましく、それらインナ部材とアウタ筒部材における
各筒状対向面間に支持ゴム弾性体を介装せしめて、弾性
的に連結した構造が好適に採用される。また、インナ部
材には、軸直角方向に広がって、アウタ筒部材の上下ス
トッパ部に対して軸方向で対向位置せしめられる環状連
結部を設けて、この環状連結部の外周面をアウタ筒部材
に対して径方向で対向位置せしめると共に、該環状連結
部と上下ストッパ部の軸方向対向面間に上下弾性突出部
を介在せしめることが望ましい。更にまた、アウタ筒部
材は、例えば、軸方向一方の開口部に径方向内方に向か
って延び出す一方のストッパ部が一体形成された筒状金
具を用いて、該筒状金具の軸方向他方の開口部から、イ
ンナ部材を備えた支持ゴム弾性体を嵌め込んだ後、筒状
金具の軸方向他方の開口部に円環板形状の蓋金具を重ね
合わせて固定することにより、該蓋金具で他方のストッ
パ部を構成した構造や、或いは、それぞれ軸方向一方の
開口周縁部に径方向内方に向かって延び出すストッパ部
が一体形成された一対の分割筒金具を、支持ゴム弾性体
の軸方向両側から外嵌して組み付けた構造などが有利に
採用される。なお、そのような構造を採用する場合に
は、筒状金具と蓋金具の重ね合わせ側の軸方向端部や、
一対の分割筒金具における重ね合わせ側の軸方向端部に
は、それぞれ外フランジ状の取付板部を一体形成して、
それら取付板部を重ね合わせて、アウタ筒部材の車両ボ
デー側への取付固定部位を形成することが望ましい。ま
た、軸方向荷重が入力されていない状態下で、上下の弾
性突出部は、アウタ筒部材のストッパ部に対して軸方向
で離間して対向位置せしめられていても良いが、初期状
態で上下の弾性突出部をストッパ部に対して圧接させる
ことも可能であり、それによって、軸方向の振動荷重入
力時における弾性突出部のストッパ部への当接に起因す
る打音の発生も防止することが出来る。
【0014】また、支持ゴム弾性体に対して径方向の圧
縮力を及ぼすには、例えば、支持ゴム弾性体をアウタ筒
部材に内挿配置せしめた状態下でアウタ筒部材を絞り加
工等で縮径することも可能であるが、それに限定される
ものではない。そこにおいて、本発明の第二の態様は、
前記第一の態様に従う構造とされたアッパサポートにお
いて、前記支持ゴム弾性体が、前記アウタ筒部材に対し
て圧入して組み付けられることにより、該支持ゴム弾性
体に対して径方向の圧縮力が及ぼされていることを、特
徴とする。このような本態様においては、容易且つ速や
かに、支持ゴム弾性体に対して径方向の圧縮力を及ぼす
ことが出来る。
【0015】なお、支持ゴム弾性体をアウタ筒部材に圧
入組付けする場合には、支持ゴム弾性体の外周面とアウ
タ筒部材の内周面に対して、支持ゴム弾性体の圧入方向
前方に向かって小径化する僅かなテーパを付することが
望ましく、それによって、支持ゴム弾性体やアウタ筒部
材を容易に製作することが出来ると共に、支持ゴム弾性
体のアウタ筒部材への圧入作業が容易となる。
【0016】また、本発明の第三の態様は、前記第一又
は第二の態様に従う構造とされたアッパサポートにおい
て、前記支持ゴム弾性体の軸方向両端面に対して、前記
アウタ筒部材による軸方向の圧縮力が及ぼされているこ
とを、特徴とする。このような本態様においては、支持
ゴム弾性体に対して軸方向にも予荷重が加えられている
ことによって、支持ゴム弾性体に対する径方向圧縮力を
より効率的に及ぼすことが出来るのであり、異音抑制効
果の向上が図られ得る。
【0017】更にまた、本発明の第四の態様は、前記第
一乃至第三の何れかの態様に従う構造とされたアッパサ
ポートであって、前記支持ゴム弾性体における前記アウ
タ筒部材の上下ストッパ部への当接部位と、前記上下弾
性突出部における前記アウタ筒部材の上下ストッパ部へ
の当接部位との間において、それぞれ軸方向外方に開口
して周方向に連続して延びる環状の周溝を設けて、それ
ら支持ゴム弾性体と上下弾性突出部の各上下ストッパ部
への当接部位を実質的に独立せしめたことを、特徴とす
る。このような本態様においては、支持ゴム弾性体に加
えられる圧縮力によって上下弾性突出部に及ぼされる悪
影響が軽減乃至は回避されることから、上下弾性突出部
において、要求される防振特性を有利に且つ安定して得
ることが出来るのであり、例えば、軸方向荷重に対して
非線型なばね特性を容易に付与することが可能となる。
また、インナ部材とアウタ筒部材の間に及ぼされる軸方
向荷重等の支持ゴム弾性体への伝達が、周溝によって軽
減されることから、支持ゴム弾性体とアウタ筒部材の当
接面間での相対変位、ひいてはそれに起因する異音の発
生が、より効果的に防止され得る。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0019】先ず、図1及び図2には、本発明の第一の
実施形態としての自動車用サスペンションアッパサポー
ト10が示されている。かかるアッパサポート10は、
インナ部材としてのインナ金具12の周囲に、アウタ筒
部材としてのアウタ筒金具14が離間して配設されてい
ると共に、それらインナ金具12とアウタ筒金具14
が、支持ゴム弾性体16によって弾性的に連結された構
造を有している。そして、インナ金具12に対して緩衝
器のピストンロッド(図示せず)が固定される一方、ア
ウタ筒金具14が自動車のボデー(図示せず)に固定さ
れることにより、緩衝器を車両ボデーに対して防振支持
せしめるようになっている。なお、以下の説明中、上下
方向とは、原則として、図1に示されたアッパサポート
10の鉛直上下方向をいうものとする。また、図1にお
いて、支持ゴム弾性体16の形状は、切断端面のみを示
すこととする。
【0020】より詳細には、インナ金具12は、全体と
して略円環板形状を有しており、中央の内周縁部分に
は、軸方向両側に突出した円筒形状の取付筒部18が一
体形成されていると共に、外周縁部分には、軸方向上方
に向かって突出する円環形状の厚肉部20が一体形成さ
れている。そして、かかるインナ金具12には、図示し
ない緩衝器のピストンロッドが、取付筒部18の内孔2
2に挿通されてボルト等で固定されることにより、同軸
的に取り付けられるようになっている。
【0021】また、このインナ金具12には、その外周
部分に対して支持ゴム弾性体16が加硫接着されてお
り、図3〜5に示されている如き一体加硫成形品24と
されている。かかる支持ゴム弾性体16は、全体として
大径の略円筒形状乃至は円環ブロック形状を有してお
り、インナ金具12の外周部分を取り巻くようにして、
インナ金具12から軸方向両側にそれぞれ所定高さで突
出して配設されている。
【0022】また、かかる支持ゴム弾性体16の内周側
には、上下弾性突出部26,28が一体的に形成されて
いる。そこにおいて、上側弾性突出部26は、全体とし
て円環形状を有しており、インナ金具12の外周部分の
上面を全体に亘って覆う状態で加硫接着されていると共
に、その周上の4箇所には、軸方向上方に向かって突出
する先細の略四角錐形状乃至はコーン形状の弾性突部3
0が、周方向に略一定間隔を隔てて一体的に突設されて
いる。また、周方向で互いに隣接位置する弾性突部3
0,30の間には、周方向に延びる平面円弧形の台地形
状を有する弾性ブロック32が、それぞれ一体的に突設
されている。これらの弾性ブロック32は、弾性突部3
0とは、周方向に離隔して形成されており、実質的に相
互に独立して変形可能とされている。
【0023】また、各弾性ブロック32の突出先端面3
4には、径方向に延びる凹溝36,36が、周方向に適
当な間隔を隔てて2条形成されている。これらの凹溝3
6,36は、弾性ブロック32の表面層部分だけを分離
するように、弾性ブロック32の突出高さよりも小さな
深さで形成されており、特に本実施形態では、各凹溝3
6の断面が半円形状とされている。また、各弾性ブロッ
ク32の突出先端面34には、凹溝36の形成部位を除
いた略全面に亘って多数の弾性小突起38が一体形成さ
れている。これらの弾性小突起38は、望ましくは、半
球形状等の先細形状で形成される。
【0024】また一方、下側弾性突出部28は、全体と
して円環形状を有しており、インナ金具12の外周部分
の軸方向下面を全体に亘って覆う状態で加硫接着されて
いると共に、その周上の4箇所には、軸方向下方に向か
って突出する先細の略四角錐形状乃至はコーン形状の弾
性突部40が、周方向に略一定間隔を隔てて一体的に突
設されている。なお、周方向で互いに隣接位置する弾性
突部40,40の間には、周方向に延びる平面円弧形の
台地形状を有する弾性ブロック42が、それぞれ一体的
に突設されている。これらの弾性ブロック42は、何れ
も、全体に亘って支持ゴム弾性体16よりも小さい略一
定の軸方向突出高さで形成されている。
【0025】更にまた、各弾性ブロック42の突出先端
面44には、径方向に延びる凹溝46が、周方向に所定
距離を隔てて2条形成されている。これらの凹溝46,
46は、弾性ブロック42を表面層部分のみにおいて分
離するように、弾性ブロック42の突出高さよりも小さ
な深さで形成されており、その断面が半円形状とされて
いる。また、各弾性ブロック42の突出先端面44に
は、凹溝46の形成部位を除く略全面に亘って多数の弾
性小突起48が一体形成されている。また、これらの弾
性小突起48は、望ましくは、半球形状等の先細形状に
形成される。
【0026】なお、上下弾性突出部26,28における
各弾性突部30,40は、全体に亘って先細の山形状と
されている。
【0027】また、支持ゴム弾性体16は、軸方向中間
部分の内周面が、上下弾性突部26,28の外周面に対
して一体的に連結されていると共に、インナ金具12の
外周面に対して加硫接着されている。更にまた、上下弾
性突部26,28と支持ゴム弾性体16の間には、軸方
向上端面および下端面に開口して周方向に連続して延び
る環状の上側周溝50と下側周溝52が形成されてお
り、これら上下周溝50,52によって、上側弾性突出
部26および下側弾性突出部28と支持ゴム弾性体16
が、実質的に相互に分離されている。
【0028】そして、このような構造とされた支持ゴム
弾性体16と上下弾性突出部26,28を含んで構成さ
れる一体加硫成形品24に対して、アウタ筒金具14が
組み付けられている。かかるアウタ筒金具14は、図1
〜2に示されているように、それぞれ大径の略円筒形状
を有する上側筒金具54と下側筒金具56によって構成
されている。上側筒金具54は、下側開口周縁部におい
て、径方向外方に広がる大径の円環板形状を有する取付
板部58を一体的に備えていると共に、上側開口周縁部
には、径方向内方に向かって広がる円環板形状の上側ス
トッパ板部60が一体成形されている。また一方、下側
筒金具56は、上側開口周縁部において、径方向外方に
広がる大径の円環板形状を有する取付板部62を一体的
に備えていると共に、下側開口周縁部には、径方向内方
に向かって広がる円環板形状の下側ストッパ板部64が
一体成形されている。
【0029】そして、これら上下の筒金具54,56が
一体加硫成形品24の軸方向両側から同軸的に組み付け
られて、両取付板部58,62が互いに重ね合わせられ
た状態で相互に固着されることにより、一体加硫成形品
24を軸方向に挟み込む状態でアウタ筒金具14が組み
合わされている。なお、アウタ筒金具14は、一体加硫
成形品24に組み付けられることにより、上下筒金具5
4,56が、一体加硫成形品24における支持ゴム弾性
体16の外周面に対して密接状態で重ね合わせられてい
る。また、下側筒金具56の軸方向外方には、下側スト
ッパ板部64に対して、下方に向かって筒状に延び出す
筒状の保持金具66が溶着されており、この保持金具6
6に対して、バンプストッパ(図示せず)が取り付けら
れるようになっている。また、かかるアウタ筒金具14
は、上下筒金具54,56の取付板部58,62に固着
された複数本の取付ボルト68によって、図示しない車
両ボデーに対して固定的に取り付けられるようになって
いる。
【0030】更にまた、アウタ筒金具14における上側
ストッパ板部60と下側ストッパ板部64は、それぞ
れ、一体加硫成形品24における上側弾性突出部26と
下側弾性突出部28の各上下弾性突部30,40に対し
て圧接されており、それら各弾性突部30,40が、予
め、軸方向に所定量だけ圧縮変形せしめられている。な
お、上側弾性突出部26における弾性ブロック32と、
下側弾性突出部28における弾性ブロック42の両突出
先端面34,44が、アウタ筒金具14における上下ス
トッパ板部60,64に対して、軸方向で所定距離を隔
てて対向位置せしめられている。
【0031】ここにおいて、アウタ筒金具14を構成す
る上下筒金具54,56の内周面形状は、全体に亘っ
て、そこに内挿配置される一体加硫成形品24の支持ゴ
ム弾性体16の外周面形状と略同じに設定されていると
共に、それら上下筒金具54,56の内径寸法が、全体
に亘って、一体加硫成形品24の支持ゴム弾性体16の
外径寸法よりも、小さく設定されている。これにより、
一体加硫成形品24がアウタ筒金具14に対して非接着
で圧入されて組み付けられていると共に、支持ゴム弾性
体16に対してアウタ筒金具14の筒壁部が圧接され
て、支持ゴム弾性体16に対して径方向の圧縮予荷重が
及ぼされている。
【0032】特に、本実施形態では、実車での常用領域
である±1000N(バウンド又はリバウンド方向で1
000N)の荷重入力時に、剪断歪が1以下となるよう
に、アウタ筒金具14や一体加硫成形品24のサイズ等
を考慮して、アウタ筒金具14の内径寸法と、一体加硫
成形品24における支持ゴム弾性体16の外径寸法が設
定されている。具体的には、下式で表されるように、剪
断歪:εが1以下となるように、ゴム厚寸法や、アウタ
筒金具14への一体加硫成形品24の圧入代などを、設
定することが望ましい。
【0033】剪断ひずみ(ε)=(√(B2
δ2 ))/b ≦ 1 但し、Bは、アウタ筒金具14への組付後の支持ゴム弾
性体16の径方向肉厚寸法(図1参照)であり、bは、
アウタ筒金具14への組付前の支持ゴム弾性体16の径
方向肉厚寸法(図3参照)であり、δは、1000Nの
軸方向荷重が入力された際の支持ゴム弾性体16におけ
る軸方向変形量、換言すればインナ金具12とアウタ筒
金具14の軸方向の相対変位量である。
【0034】また、かかる剪断歪:εは、余り小さいと
防振性能に悪影響をおよぼすおそれがあることから、一
般に、ε≧0.7に設定することが好ましく、より好ま
しくは、ε≧0.9とされる。
【0035】更にまた、支持ゴム弾性体16は、アウタ
筒金具14における上下ストッパ板部60,64間の軸
方向対向面間距離と同一か、望ましくはそれよりも大き
な軸方向長さとされており、かかる支持ゴム弾性体16
の軸方向両端面が上下ストッパ板部60,64に対して
重ね合わせられて当接されている。
【0036】なお、支持ゴム弾性体16の材質として
は、例えばNRやBR、SBR等が好適に採用され得、
ゴム硬さは、Hs(JIS A)値で50〜70とする
ことが望ましい。
【0037】また、支持ゴム弾性体16の剪断歪に対し
て補助的に作用すると共に、バウンド方向荷重に対して
非線形的なばね特性を積極的に付与する上側弾性突出部
26においても、支持ゴム弾性体16とアウタ筒金具1
4の間の異音の更なる低減を図ると共に、上側弾性突出
部26の上側ストッパ板部60への当接打音を低減乃至
は防止するために、下式を満足するように組付状態下で
の軸方向圧縮率:cを設定することが望ましい。
【0038】軸方向圧縮率(c)=|(A−a)|/A
≧ 0.15 但し、aは、アウタ筒金具14への組付前の上側弾性突
出部26のインナ金具12からの軸方向突出高さ(図3
参照)であり、Aは、アウタ筒金具14への組付状態下
での上側弾性突出部26のインナ金具12からの軸方向
突出高さ(図1参照)である。
【0039】更にまた、上側弾性突出部26は、その耐
久性の向上のために、バウンド方向における5000N
の荷重入力時に、下式で表される軸方向圧縮率(c′)
が0.55以下となるように、ばね特性等を設定するこ
とが望ましい。
【0040】軸方向圧縮率(c′)=(|A−a+γ
|)/A ≦ 0.55 但し、γは、5000Nのバウンド荷重入力時における
インナ金具12のアウタ筒金具14に対する軸方向変位
量である。
【0041】そして、上述の如き構造とされたアッパサ
ポート10は、自動車への装着状態下において、インナ
金具12がアウタ筒金具14に対して軸方向上方に向か
って変位するバウンド方向の荷重が入力された際には、
アウタ筒金具14の上側ストッパ板部60に圧接されて
いる上側の弾性突部30が、更に圧縮変形させられるこ
ととなり、次に、その弾性変形量が所定量に達すると、
弾性ブロック32の弾性小突起38が上側ストッパ板部
60に当接し、圧接させられる。更にまた、この弾性小
突起38が、それ自体の弾性変形により潰れた形状とな
った後には、弾性ブロック32の突出先端面34がアウ
タ筒金具14の上側ストッパ板部60に当接して圧縮変
形させられることとなる。なお、弾性ブロック32の弾
性変形量が小さい間は、弾性ブロック32が表層部分を
凹溝36,36によって複数の小領域に分割されている
ことから、弾性ブロック32は、各小領域毎にアウタ筒
金具14の上側ストッパ板部60に当接せしめられる。
【0042】また、インナ金具12がアウタ筒金具14
に対して軸方向下方に向かって変位するリバウンド方向
の荷重が入力された際には、アウタ筒金具14の下側ス
トッパ板部64に圧接されている弾性突部40が更に圧
縮変形させられることとなり、その弾性変形量が所定量
の大きさを超えると、弾性ブロック42の弾性小突起4
8がアウタ筒金具14の下側ストッパ板部64に当接し
た後、圧接させられる。更にまた、この弾性小突起48
が、それ自体の弾性変形により潰れた形状となった後に
は、弾性ブロック42の突出先端面44がアウタ筒金具
14の下側ストッパ板部64に当接し、圧縮変形させら
れることとなる。また、弾性ブロック42の弾性変形量
が小さい間は、凹溝46によって弾性ブロック42が複
数の小領域に分割されていることから、弾性ブロック4
2が各小領域毎にアウタ筒金具14の下側ストッパ板部
64に当接せしめられる。
【0043】従って、このような本発明に従う構造とさ
れたアッパサポート10においては、バウンド,リバウ
ンドの何れの方向においても、入力荷重が小さい間は、
上下弾性突出部26,28における各弾性突部30,4
0が、アウタ筒金具14の上下ストッパ板部60,64
に当接状態で圧縮変形されることによって柔らかいばね
特性が発揮されて、良好な乗り心地が実現される一方、
入力荷重が大きくなると、上下弾性ブロック32,42
が上下ストッパ板部60,64に当接されることによっ
て硬いばね特性が発揮されて、優れた車両操縦性や安定
性が達成されることとなる。特に、本実施形態では、各
弾性ブロック32,42が上下弾性突部30,40か
ら、実質的に独立して形成されていることから、荷重−
撓み特性の非線形性が発揮され得るのである。
【0044】しかも、上述の如き構造とされたアッパサ
ポート10においては、各弾性ブロック32,42の表
面上に弾性小突起38,48が形成されていると共に、
各弾性ブロック32,42の表層部分にそれぞれ凹溝3
6,46が形成されていることから、弾性ブロック3
2,42のアウタ筒金具14の上下ストッパ板部60,
64への当接時には、非常に短いストローク量で緩衝作
用が発揮されるのであり、それ故、打音の発生がより有
効に軽減乃至は防止され得るのである。
【0045】また、かかるアッパサポート10において
は、支持ゴム弾性体16に対して、アウタ筒金具14に
より、径方向圧縮力が予荷的に及ぼされることから、荷
重入力時における支持ゴム弾性体16の歪の大きさが軽
減されると共に、支持ゴム弾性体16とアウタ筒金具1
4の摩擦力が大きくされる。それにより、荷重入力時に
おける支持ゴム弾性体16とアウタ筒金具14の当接面
での相対変位が軽減乃至は防止されて、滑り等に起因す
る異音の発生が抑えられる。
【0046】特に、本実施形態における支持ゴム弾性体
16は、アウタ筒部材14の上下ストッパ板部60,6
4に当接されることによって軸方向外方への自由変形が
規制された状態下で配設されていることから、アウタ筒
金具14による径方向圧縮力がより効率的に且つ安定し
て及ぼされ得る。
【0047】因みに、上述の如き本実施形態のアッパサ
ポート10について、インナ金具12とアウタ筒金具1
4を軸方向に加振変位せしめた際の、アウタ筒金具14
に装着せしめた加速度センサの出力値を実測した結果
を、図6に示す。かかる結果からも明らかなように、人
間が異音として聴くことの出来る1G以上の加速度振動
が、前記式(剪断ひずみ(ε)=(√(B2
δ2 ))/b ≦ 1)で示される剪断歪を1以下にす
ることによって、殆ど防止されることが認められる。
【0048】以上、本発明の実施形態について説明した
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、
これらの実施形態における具体的な記載によって、何
等、限定的に解釈されるものではない。
【0049】例えば、弾性小突起38,48や弾性ブロ
ック32,42等を含む弾性突出部26,28の具体的
な形状や数および寸法等は、前記実施形態のものに限定
されるものでなく、要求されるばね特性等に応じて、適
宜に調節可能である。
【0050】また、弾性突出部26,28と支持ゴム弾
性体16との間に形成された周溝50,52の深さを小
さくしたり、或いは、そのような周溝50,52を形成
せずに、それら弾性突出部26,28と支持ゴム弾性体
16を、連続して、若しくは実質的に一体化して形成す
ることも可能である。
【0051】さらに、前記実施形態では、一体加硫成形
品24(支持ゴム弾性体16)が、圧入によってアウタ
筒金具14に組み付けられており、組付けと同時に径方
向の圧縮荷重が及ぼされるようになっていたが、その
他、一体加硫成形品をアウタ筒金具14に組み付けた後
に、アウタ筒金具14に八方絞り等の縮径加工を施すこ
とにより、支持ゴム弾性体16に径方向の圧縮荷重を及
ぼすことも可能である。
【0052】また、アッパサポートの耐久性や異音発生
に関して、上側弾性突出部26に比して下側弾性突出部
28の影響は小さいことから、下側弾性突出部28にお
ける圧縮率等の設定自由度は大きいが、かかる下側弾性
突出部28に対しても、前記実施形態における上側弾性
突出部26と同様なチューニングを施すことは、リバウ
ンド方向の荷重入力に関して有効である。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされたサスペンション用アッパサポートに
おいては、アウタ筒部材により、支持ゴム弾性体に対し
て径方向圧縮力が及ぼされて、支持ゴム弾性体とアウタ
筒部材の当接面での相対変位が軽減乃至は防止されるの
であり、それによって、振動荷重の入力時における異音
の発生が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としてのアッパサポー
トを示す縦断面説明図であって、図2におけるI−I断
面に相当する図である。
【図2】図1に示されたアッパサポートの平面図であ
る。
【図3】図1に示されたアッパサポートを構成する一体
加硫成形品を示す縦断面説明図であって、図4における
III−III断面に相当する図である。
【図4】図3に示された一体加硫成形品を示す鉛直方向
上方からの平面図である。
【図5】図3に示された一体加硫成形品を示す鉛直方向
下方からの平面図である。
【図6】図1に示されたアッパサポートのゴム弾性体の
剪断歪と加速度Gとの関係を表すグラフである。
【符号の説明】
10 アッパサポート 12 インナ金具 14 アウタ筒金具 16 支持ゴム弾性体 24 一体加硫成形品 26,28 弾性突出部 50,52 周溝 60,64 ストッパ板部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝器のピストンロッドが取り付けられ
    るインナ部材の軸直角方向外方に離間して、車両ボデー
    に取り付けられるアウタ筒部材を配設せしめて、それら
    インナ部材とアウタ筒部材の軸直角方向対向面間を支持
    ゴム弾性体で連結する一方、該アウタ筒部材の軸方向両
    側開口部分において内周側に突出する上下のストッパ部
    を設けると共に、前記インナ部材から軸方向両側に突出
    して該アウタ筒部材のストッパ部に対してそれぞれ当接
    せしめられる上側弾性突出部と下側弾性突出部を設け
    て、前記緩衝器のピストンロッドを前記車両ボデーに対
    してサスペンションスプリングから独立して弾性支持せ
    しめるようにしたサスペンション用アッパサポートにお
    いて、 前記支持ゴム弾性体を前記インナ部材の外周面に接着せ
    しめる一方、該支持ゴム弾性体の外周面を前記アウタ筒
    部材に密接状態で内挿配置すると共に、該支持ゴム弾性
    体の軸方向両端面を該アウタ筒部材の前記上下ストッパ
    部に当接せしめ、更に、該支持ゴム弾性体に対して該ア
    ウタ筒部材による径方向の圧縮力を及ぼすことにより、
    前記インナ部材と前記アウタ筒部材の間に主たる荷重入
    力方向で1000Nの軸方向荷重が及ぼされた際の前記
    支持ゴム弾性体の剪断歪が1以下となるようにしたこと
    を特徴とするサスペンション用アッパサポート。
  2. 【請求項2】 前記支持ゴム弾性体が、前記アウタ筒部
    材に対して圧入して組み付けられることにより、該支持
    ゴム弾性体に対して径方向の圧縮力が及ぼされている請
    求項1に記載のサスペンション用アッパサポート。
  3. 【請求項3】 前記支持ゴム弾性体の軸方向両端面に対
    して、前記アウタ筒部材による軸方向の圧縮力が及ぼさ
    れている請求項1又は2に記載のサスペンション用アッ
    パサポート。
  4. 【請求項4】 前記支持ゴム弾性体における前記アウタ
    筒部材の上下ストッパ部への当接部位と、前記上下弾性
    突出部における前記アウタ筒部材の上下ストッパ部への
    当接部位との間において、それぞれ軸方向外方に開口し
    て周方向に連続して延びる環状の周溝を設けて、それら
    支持ゴム弾性体と上下弾性突出部の各上下ストッパ部へ
    の当接部位を実質的に独立せしめた請求項1乃至3の何
    れかに記載のサスペンション用アッパサポート。
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