JP2001279226A - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

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JP2001279226A JP2000365062A JP2000365062A JP2001279226A JP 2001279226 A JP2001279226 A JP 2001279226A JP 2000365062 A JP2000365062 A JP 2000365062A JP 2000365062 A JP2000365062 A JP 2000365062A JP 2001279226 A JP2001279226 A JP 2001279226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性に優れ、かつ低温環境下においても優れ
た接着性能等を有する積層フィルムを提供すること。 【解決手段】積層フィルムは、基材の少なくとも一方の
面に熱溶融して接着する接着層を有する積層フィルムで
あって、前記接着層が低温接着性を発揮する。ここで、
接着層を構成する接着剤はガラス転移温度(Tg)が−
22℃以上、0℃以下の範囲内で、融点(Tm)が10
0℃以上、130℃以下の範囲内であるポリエステル系
ホットメルト樹脂を有効成分とするか、ポリエステル系
ホットメルト樹脂とポリオレフィン系重合体とを重量比
で、51:49〜99:1の割合で含有する樹脂を有効
成分とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着層を有する積層フ
ィルムに関し、特に、ラミネートまたは熱プレス等によ
って加熱接着される積層フィルム、例えば、電気機器や
電子機器等の配線用電線等の芯線を被覆するために用い
られる積層フィルムに関する。
【0002】
【従来技術】熱溶融して接着する接着層を有する積層フ
ィルムは、一般に基材と接着層とからなるが、機械的強
度および電気絶縁性を考慮して、基材として2軸延伸ポ
リエステルフィルムが用いられている。例えば、積層フ
ィルムに難燃性を付与する必要がある場合には、接着層
に難燃剤が添加され、隠蔽性を付与する必要がある場合
には、接着層に顔料または染料等が添加される。
【0003】積層フィルムは、電気機器、電子機器等の
配線に用いられるフラット電線等の構成部材として有用
であり、芯線を被覆して絶縁保護するために用いられ
る。フラット電線等は、通常、加熱ロールまたは加熱プ
レス機を用いて被覆される被覆体と積層フィルムとを熱
圧着することにより一体化して得られる。このため、積
層フィルムには、加熱により溶融して一体化しうる接着
層が必要である。接着層を構成する材料としては、塩化
ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂な
どを主成分とするホットメルト系接着剤が使用されてい
る。
【0004】接着層を構成するために一般的に使用され
ているポリエステル系樹脂は、そのガラス転移温度(T
g)が0℃以上のものであり、室温近辺のものが多く使
用されてきた。ところが、ガラス転移温度を境にして接
着性が著しく低下することが認められており、冬季や低
温度域での使用等において、積層フィルムが被着体から
剥離してしまうことがあった。特に、近年においては品
質上の観点から、低温時の接着性が要求されるようにな
ってきた。
【0005】また、積層フィルムの用途は広がりつつあ
り、例えば100℃での使用のように高温環境下での使
用も要求されるようになってきた。従来の積層フィルム
では、高温環境下におかれると、接着層における接着剤
の凝集力が低下したり、接着剤が流動化しやすくなった
りした。そのため、信号線やICカードに埋め込まれた
チップ等が所定位置を保持できなかったり、被覆用積層
フィルムの基材から接着剤等がはみ出したり、場合によ
っては信号線の短絡が生じたり、積層フィルムが剥離し
た。
【0006】高温環境下での使用を考慮すると、接着層
に熱硬化型接着剤を用いることが考えられるが、かかる
熱硬化型の接着剤を用いると、ハンドリング等が困難
で、加工特性、生産性等に問題があった。すなわち、1
00℃での使用に耐える積層フィルムの場合には、13
0℃以上の融点を有する接着剤材料であれば使用可能で
あるが、加工温度条件を高くしなければならず、基材と
して2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)等
を使用する場合には、基材の変形が生じる等の問題が発
生した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決すべくなされたものであり、本発明の目的は、耐熱
性および加工特性に優れ、かつ低温環境下においても優
れた接着性能等を有する積層フィルムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の積層フィルム
は、基材の少なくとも一方の面に熱溶融して接着する接
着層を有する積層フィルムであって、前記接着層が低温
接着性を発揮することを特徴とする。本発明の別の態様
の積層フィルムは、基材の少なくとも一方の面に熱溶融
して接着する接着層を有する積層フィルムであって、前
記接着層はガラス転移温度(Tg)が−22℃以上、0
℃以下の範囲内で、融点(Tm)が100℃以上、13
0℃以下の範囲内であるポリエステル系ホットメルト樹
脂を使用して形成されていることを特徴とする。ここ
で、前記接着層は、耐ブロッキング性をさらに有するこ
とができる。本発明のさらに別の態様の積層フィルム
は、基材の少なくとも一方の面に熱溶融して接着する接
着層を有する積層フィルムであって、接着層を構成する
接着剤が、ポリエステル系ホットメルト樹脂とポリオレ
フィン系重合体とを重量比で、51:49〜99:1の
割合で含有する樹脂を主成分とすることを特徴とする。
ここで、前記接着層を構成する接着剤は、ポリエステル
系ホットメルト樹脂とポリオレフィン系重合体とを重量
比で、60:40〜90:10の割合で含有する樹脂を
主成分とすることができる。また、前記ポリエステル系
ホットメルト樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が−30
〜40℃の範囲内であることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の積層フィルムは、基材と
なるプラスチックフィルムに接着層を設けた積層フィル
ムである。本発明において、接着層は低温で接着性を発
揮する機能を有する。接着層は、特定のホットメルト接
着剤、すなわち二塩基酸とグリコールとの重縮合ポリマ
ーであるポリエステル系ホットメルト樹脂を主成分とし
て含有する。
【0010】接着層を構成する接着剤がポリエステル系
ホットメルト樹脂のみを有効成分とする場合には、ポリ
エステル系ホットメルト樹脂のガラス転移温度(Tg)
が−22℃〜0℃の範囲であることが必要であるが、−
20℃〜−10℃の範囲内にあることが好ましい。ま
た、かかるポリエステル系ホットメルト樹脂は、融点
(Tm)が100℃以上、130℃以下の範囲内にある
ことが必要であり、105℃以上、120℃以下の範囲
内にあることが好ましい。ガラス転移温度が−22℃未
満であると、通常、融点が低下して耐熱性が低下する。
又、ブロッキングを生じやすく、取り扱い不良であり、
0℃より高いと、低温域での接着性能が低下する。ま
た、融点が100℃未満であると、耐熱性が低下し、1
30℃より高いと貼り合わせが難しい。
【0011】ポリエステル系ホットメルト樹脂にポリオ
レフィン系重合体を含有する樹脂を有効成分とすること
もできる。すなわち、接着剤のガラス転移温度以上の環
境下では、ハンドリング特性が低下し、ブロッキングが
発生してフィルム同士が付着することがある。低温時の
接着性能等を確保するため、ガラス転移温度の低い接着
剤を用いる場合にはガラス転移温度以上の温度で加工等
を施すことが多くなり、使用時にブロッキングが発生し
やすくなる。ところが、ポリエステル系ホットメルト樹
脂にポリオレフィン系重合体を49〜1重量%の割合で
含有する樹脂を有効成分とすることにより、ハンドリン
グ特性の低下をおさえることができる。ただし、ポリエ
ステル系ホットメルト樹脂とポリオレフィン系重合体の
合計が100重量%となるものとする。本発明において
は、ポリエステル系ホットメルト樹脂:ポリオレフィン
系重合体が重量比で60:40〜90:10の割合であ
ることがより好ましい。
【0012】ポリオレフィン系重合体を配合する接着剤
の場合には、ガラス転移温度(Tg)が−30℃〜40
℃の範囲内のポリエステル系ホットメルト樹脂を使用す
ることができる。ただし、非晶性材料では0〜40℃の
範囲内のものが好適である。また、かかる構成、すなわ
ちポリオレフィン系重合体を配合する場合には、ガラス
転移温度が40℃を超えるものでも使用することはでき
るが、40℃を超える状態での材料の保管や使用は現実
的ではなく、実際問題としてガラス転移温度が40℃を
超えるものを使用することは稀であろう。また、ガラス
転移温度の高いポリエステル系ホットメルト樹脂を使用
した場合には低温時の接着性に問題が発生することもあ
るので、使用には注意を要する。
【0013】ポリエステル系ホットメルト樹脂の原料モ
ノマーとして用いられる、二塩基酸の具体例としてはテ
レフタル酸、イソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカン二酸等が挙げられ、グリコールとし
てはエチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シク
ロヘキサンジオール、ポリオキシレングリコール等が挙
げられる。本発明に用いられるポリエステル系ホットメ
ルト樹脂は、例えば市販のものを入手することができ、
具体的には、旭化成工業(株)製の商品名「ハーディッ
クA5300」、東洋紡績(株)製の商品名「バイロン
GM990」、「バイロンGM900」、東亜合成
(株)製の商品名「アロンメルトPES111」、「ア
ロンメルトPES120E」、「アロンメルトPES1
20H」、富士写真フィルム(株)製の商品名「スタフ
ィックス−PLC」、東レ(株)製の商品名「ケミット
R248」等を商業的に入手することができる。
【0014】接着層がポリエステル系ホットメルト樹脂
の他にポリオレフィン系樹脂を有効成分として含有する
態様では、本発明に用いられるポリオレフィン系樹脂と
して、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、超低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル−無水マレイン酸三元共重合体、エチレン−アク
リル酸エチル−無水マレイン酸三元共重合体、エチレン
−メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−メタクリル酸グリシジル三元共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル−メタクリル酸グリシジル三元共重
合体等を単独で、あるいは2種以上を併用して使用する
ことができる。また、酸変性等の接着性機能を付与した
ものを使用することもできる。
【0015】本発明の積層フィルムを被覆した製品等に
は難燃性が要求される場合が多い。従って、積層フィル
ム自体が自己消火性となるように、積層フィルムの接着
層に難燃剤が配合されていることが好ましい。配合され
る難燃剤としては臭素系、塩素系等のハロゲン系の化合
物を主体とした化合物が特に好ましく用いられるが、燐
系、窒素系、金属水酸化物系等の公知の添加型難燃剤を
主体とする混合物を単独でまたはそれらの混合で、接着
剤の物性に悪影響を与えない範囲内の添加量で用いるこ
とができる。
【0016】上記接着剤は加工の際、適度な流動性を示
すことが加工性の点から好ましい。適度な流動性を示す
接着剤の溶融粘度値は、測定温度160℃、剪断速度1
0sec−1での高架式フローテスターによる測定値が
3,000〜50,000ポイズの範囲内のものが好ま
しい。接着剤の溶融粘度が3,000ポイズ以上であれ
ば、加熱加圧して加工する際、基板となるプラスチック
フィルムから接着剤がはみ出すこともないので、製造中
にトラブルが発生する危険性がない。また、溶融粘度が
50,000ポイズ以下であれば、流動性も十分である
ので、被覆体と積層フィルムとの間に空隙が生ずる等の
不具合が生じることもない。
【0017】本発明において、基材となるプラスチック
フィルムは、例えば、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)、ポ
リメチルペンテン(三井石油化学工業社製、商品名「T
PX」)、延伸されたポリプロピレン(OPP)、未延
伸のポリプロピレン(CPP)等から製造されるフィル
ムが挙げられるが、機械的強度および耐熱性の点からポ
リエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレ
ンナフタレート(PEN)からなる積層フィルムが好ま
しく、特に2軸延伸されたPETフィルムまたは2軸延
伸されたPENフィルムが好ましい。
【0018】本発明において、基材の厚さは特に制限さ
れるわけではないが、例えば12〜250μmであるこ
とが好ましい。
【0019】なお、一般的にフィルムとシートとの境界
は定かでなく明確に区別することは困難であり、本発明
において「フィルム」または「シート」という場合に
は、フィルムおよびシートの両方を含むものとする。
【0020】以下に本発明の積層フィルムの製造方法を
説明する。本発明の積層フィルムは、基材上に接着層が
設けられている。接着層を設ける方法としては、樹脂等
を溶剤に分散して基材上に塗布して製造する、いわゆる
溶媒コート法と、溶剤を介在させない、いわゆる無溶媒
コート法とがあるが、本発明においては、いわゆる無溶
媒コート法により製造することが好ましい。
【0021】本発明に好ましく用いられる無溶媒コート
法には、通常のコーティング方法が適用可能であり、接
着剤の溶融粘度や熱安定性などに応じていかなるコーテ
ィング方法を適用するか決定すればよい。例えば、押出
機やニーダー等で接着剤の各材料を均一に混練し、その
後いったん冷却する。これをホットメルトアプリケータ
ー等で再加熱し、リップコーター等で均一に混練しつつ
同時に基材上にコーティングする方法等が挙げられる。
または、接着剤の各材料を均一に混練してフィルム状に
製膜した後、このフィルムの膜と基材とを貼り合わせて
積層フィルムを形成することもできる。貼り合わせは、
例えば加熱圧着等により行うことができる。
【0022】基材と接着層との接着性を改良するため、
基材の接着層側の面にコロナ放電処理を施してもよく、
必要に応じて基材上にアンカーコート層を設けることも
できる。アンカーコート層に用いられるアンカーコート
用接着剤としては、ポリエステル系、ポリウレタン系、
アクリル糸、PVC−酢酸ビニル共重合体系等の接着剤
が挙げられる。また、アンカーコート用接着剤の塗布に
はロールコート法、グラビアコート法等が好ましく用い
られる。本発明においては、基材を延伸する前にアンカ
ーコート用接着剤の層を積層して、基材とアンカーコー
ト用接着剤の層を同時に延伸することによりアンカーコ
ート層を形成することもできる。アンカーコート層の厚
さは一般に約0.1〜5μmの範囲であることが好まし
い。本発明において接着層の厚さは、基材および積層フ
ィルムが適用される対象物の厚さを考慮すると、基材の
厚さの0.5〜5.0倍の範囲内であることが好まし
い。
【0023】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例等で使用されるポリエステル系ホットメルト
樹脂のガラス転移温度と融点は以下のようにして測定し
た。ガラス転移温度(Tg)および融点(Tm)の測定 ポリエステル系ホットメルト樹脂のガラス転移温度(T
g)および融点(Tm)を示差走査熱量計(パーキンエ
ルマー製)を用いて、温度−40℃〜200℃、走査速
度10℃/minで測定した。
【0024】実施例I−1 接着層の材料として、表1に示すような、ガラス転移温
度(Tg)が−4℃、融点(Tm)が113℃のポリエ
ステル系ホットメルト樹脂、商品名「ハーディックA5
300」(旭化成工業(株)製)を押し出し機に投入し
てシート状に押し出した後、キャストロールで冷却し
て、厚さ200μmの接着層用フィルムを形成した。ポ
リウレタン系アンカーコートを施した基材(100μm
厚の2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム)と形成された接着層用フィルムとを、接着剤の
融点より20℃高い温度に設定されたラミネータロール
を用いて貼り合わせて、接着層を有する積層フィルムを
作製した。得られた積層フィルムについて、以下に示す
評価を行った。その結果を表1に示す。なお、得られた
低温接着性1、低温接着性2、耐熱性および貼り合わせ
性の評価結果について更に総合判定も行い、これらの評
価の全てが、良好なレベル以上であるものを記号
「○」、やや良好なレベル以上であるものを「△」、実
用不可能なレベルのものを「×」で示した。
【0025】低温接着性1,低温接着性2,耐熱性の評
得られた積層フィルム2枚を接着層同士が向かい合うよ
うに重ねて、一本が加熱した金属ロールであり他の一本
が加熱してないゴムロールからなる一組のロール(金属
ロール/ゴムロール)の間に挟み込み、ロールニツプ圧
力が10kg/cm(線圧)、貼り合わせ速度が0.5
m/分の条件下で貼り合わせて、評価用サンプル1を作
成した。ただし貼り合わせ温度が接着剤の融点(Tm)
より20℃高い温度条件で貼り合わせた。
【0026】(1)低温接着性1の評価 作成した評価用サンプル1を10mm幅に切断し、これ
について、−20℃の雰囲気下で引張試験機(恒温槽付
き材料試験機「201X」、(株)インテスコ製)を用
い、剥離速度10mm/minで、180度剥離を行っ
た。ただし、測定結果を下記に示す評価基準に基づいて
記号で示した。本発明においては、測定値が200g/
cm以上であれば実用上問題のないレベルである。 評価基準: 300g/cm以上 「A」 200g/cm以上、300g/cm未満 「B」 200g/cm未満 「C」 (2)低温接着性2の評価 作成した評価用サンプル1を10mm幅に切断し、この
サンプルについて、0℃の雰囲気下で引張試験機(恒温
槽付き材料試験機「201X」、(株)インテスコ製)
を用い、剥離速度10mm/minで、180度剥離を
行った。ただし、測定結果を下記に示す評価基準に基づ
いて記号で示した。本発明においては、測定値が200
g/cm以上であれば実用上問題のないレベルである。 評価基準: 500g/cm以上 「A」 300g/cm以上、500g/cm未満 「B」 200g/cm以上、300g/cm未満 「C」 200g/cm未満 「D」 (3)耐熱性の評価 作成した評価用サンプル1を60mm×90mmの大き
さに切り出し、100℃のオーブン中に斜め45度の角
度で立てかけて、接着剤のフロー、サンプルの反りがあ
るか否かを調べた。この場合、接着剤のフローおよびサ
ンプルの反りのいずれも認められなかったときを「良
好」、接着剤のフローまたはサンプルの反りのいずれか
1つでも認められたときには、「不良」と評価した。
【0027】貼り合わせ特性の評価 得られた積層フィルムを幅30cm、長さ40cmに切
断した。切断された積層フィルムを2枚、接着層同士が
向き合うように重ね合わせて、プレス温度120℃、圧
力30kg/cmの加圧下で5分間保持した後、室温
まで冷却して評価用サンプル2を作成した。得られた評
価用サンプル2について、23℃の雰囲気下で引張試験
機(恒温槽付き材料試験機「201X」、(株)インテ
スコ製)を用い、剥離速度10mm/minで、180
度剥離を行った。ただし、測定結果を下記に示す評価基
準に基づいて示した。 評価基準: 接着面同士の剥離が凝集破壊となった場合 良好 1000g/cm以上 良好 500g/cm以上、1000g/cm未満 やや不良 500g/cm未満 不良
【0028】実施例I−2〜5および比較例I−1〜3 実施例I−1において、接着層に用いられる接着剤の種
類を表1に示すように変更した以外は実施例I−1と同
様にして積層フィルムを作成した。また、得られた積層
フィルムについて実施例I−1と同様に評価を行った。
その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、実施例I−1〜
I−5の積層フィルムは、0℃以下の低温度領域におい
て優れた接着性を示し、100℃の高温度領域において
接着剤のフローも基材の変形も生じず、かつ120℃の
温度で良好に貼り合わせることができることが分かっ
た。すなわち、これらの積層フィルムは、評価のいずれ
においても実用可能なレベル以上のものであり、総合判
定において良好なレベル以上を示すことが分かった。
【0031】実例II−1 接着層の材料として、表2に示すような、ガラス転移温
度(Tg)が−17℃のポリエステル系ホットメルト樹
脂である商品名「バイロンGM900」(東洋紡(株)
製)と、低密度ポリエチレンとを80:20の重量比で
プリブレンドしてから、これを押し出し機に投入してシ
ート状に押し出した後、キャストロールで冷却して、厚
さ50μmの接着層用フィルムを形成した。ポリウレタ
ン系アンカーコートを施した基材(100μm厚の2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)
と形成された接着層用フィルムとを、接着剤の融点より
20℃高い温度に設定されたラミネータロールを用いて
貼り合わせて、接着層を有する積層フィルムを作製し
た。得られた積層フィルムについて、以下に示す評価を
行った。その結果を表2に示す。なお、得られた室温に
おける貼り合わせ性及びアンチブロッキング性の評価結
果について更に総合判定も行い、これらの評価の全てが
レベル「B」以上であるものを記号「○」、レベル
「C」を含むものを「×」で示した。
【0032】貼り合わせ特性a,bの評価 得られた積層フィルムを幅30cm、長さ40cmに切
断した。切断された積層フィルムを2枚、接着層同士が
向き合うように重ね合わせて、プレス温度120℃、圧
力30kg/cmの加圧下で5分間保持した後、室温
まで冷却して評価用サンプルaを作成した。また、得ら
れた積層フィルムを幅30cm、長さ40cmに切断し
たものの接着層を、未処理のPETフィルム(100μ
m)に重ね合わせて、上記と同様のプレス温度、圧力
で、5分間保持した後、室温まで冷却して評価用サンプ
ルbを作製した。得られた2種類の評価用サンプルa、
bそれぞれについて、23℃の雰囲気下で引張試験機
(恒温槽付き材料試験機「201X」、(株)インテス
コ製)を用い、剥離速度10mm/minで、180度
剥離を行い、貼り合わせ特性a,bの評価を行った。た
だし、測定結果を下記に示す評価基準に基づいて示し
た。 評価基準: 接着面同士の剥離が凝集破壊となった場合 A 800g/cm以上 A 400g/cm以上、800g/cm未満 B 400g/cm未満 C
【0033】アンチブロッキング性c,d(耐ブロッキ
ング性c,d)の評価:得られた積層フィルムを幅5c
m、長さ20cmに切断した。切断された積層フィルム
を2枚、接着層面同士が向き合うように重ね合わせて、
温度40℃のオーブン中に、5kgの荷重をかけて24
時間保持した後、取り出して評価用サンプルcを作成し
た。また、切断された積層フィルムの接着層面を未処理
のPETフィルム(100μm)に重ねたものを、温度
40℃のオーブン中に、5kgの荷重をかけて24時間
保持した後、取り出して評価用サンプルdを作成した。
得られた2種類の評価用サンプルc、dについて、23
℃の雰囲気下で引張試験機(恒温層付き材料試験機「2
01X」、(株)インテスコ製)を用い、剥離速度10
mm/minで180度剥離を行い、アンチブロッキン
グ性c,dの評価を行った。ただし、アンチブロッキン
グ性の評価は下記基準に基づいて示した。 評価基準: 100g/cm未満 A 100g/cm以上、300g/cm未満 B 300g/cm以上 C
【0034】実例II−2〜8 実例II−1において、接着層に用いられる接着剤の種
類を表2に示すように変更した以外は実例II−1と同
様にして積層フィルムを作成した。また、得られた積層
フィルムについて実例II−1と同様に評価を行った。
その結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表2から明らかなように、実例II−1〜
II−5の積層フィルムは、ガラス転移温度の低い材料
を有する接着剤においてもアンチブロッキング性を維持
しつつ、接着性能を有することが分かった。すなわち、
これらの積層フィルムは、総合判定においても優れた結
果を示すことが分かった。一方、ポリオレフィン系重合
体を50重量%以上配合した接着剤を用いた実例II−
6および実例II−7は貼り合わせ性が劣っており、十
分な接着強度が得られなかった。特に、貼り合わせ特性
bにおいては、さらに接着強度の低下がみられた。ポリ
オレフィン系重合体を含有しない実例II−8は耐ブロ
ッキング性が劣っていることが分かった。
【0037】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の積
層フィルムは低温接着性および耐熱性に優れているの
で、本発明の積層フィルムを適用した製品は低温条件下
でも、高温条件下でも剥離や変形等を生じることなく好
適に使用できる。また、本発明の積層フィルムは加工時
の貼り合わせ特性に優れており、様々な分野で例えば被
覆材料として用いられる。さらにまた、本発明によれ
ば、耐ブロッキング性にも優れた積層フィルムを得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 123/00 C09J 123/00 167/00 167/00 Fターム(参考) 4F100 AK03B AK03C AK41B AK41C AK41K AK42 AK62B AK62C AK66B AK66C AL05B AL05C AR00B AR00C AT00A BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C BA13 CB03 CC00 EH01 EH46 EJ19 GB41 GB48 JA04B JA04C JA05B JA05C JJ03 JK06 JL00 JL00B JL00C JL12 JL12B JL12C YY00B YY00C 4J004 AA02 AA07 AA15 AB03 CA04 CA06 CC02 FA04 FA05 FA06 4J040 DA022 DA052 DA062 DA102 DE032 ED041 ED051 ED061 GA12 JA09 JB01 LA01 LA02 LA08 LA11 NA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも一方の面に熱溶融して
    接着する接着層を有する積層フィルムであって、前記接
    着層が低温接着性を発揮することを特徴とする積層フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 基材の少なくとも一方の面に熱溶融して
    接着する接着層を有する積層フィルムであって、前記接
    着層はガラス転移温度(Tg)が−22℃以上、0℃以
    下の範囲内で、融点(Tm)が100℃以上、130℃
    以下の範囲内であるポリエステル系ホットメルト樹脂を
    使用して形成されていることを特徴とする積層フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 前記接着層が、耐ブロッキング性をさら
    に有することを特徴とする請求項1または2のいずれか
    一項に記載の積層フィルム。
  4. 【請求項4】 前記接着層を構成する接着剤が、ポリエ
    ステル系ホットメルト樹脂とポリオレフィン系重合体と
    を重量比で、51:49〜99:1の割合で含有する樹
    脂を主成分とすることを特徴とする請求項1または3の
    いずれか一項に記載の積層フィルム。
  5. 【請求項5】 前記接着層を構成する接着剤が、ポリエ
    ステル系ホットメルト樹脂とポリオレフィン系重合体と
    を重量比で、60:40〜90:10の割合で含有する
    樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項1または3
    のいずれか一項に記載の積層フィルム。
  6. 【請求項6】 前記ポリエステル系ホットメルト樹脂
    は、ガラス転移温度(Tg)が−30℃〜40℃の範囲
    内であることを特徴とする請求項1,3,4または5の
    いずれか一項に記載の積層フィルム。
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