JP2003327676A - 溶剤可溶型結晶性ポリエステル樹脂およびこれを用いた接着剤組成物 - Google Patents

溶剤可溶型結晶性ポリエステル樹脂およびこれを用いた接着剤組成物

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JP2003327676A
JP2003327676A JP2002131780A JP2002131780A JP2003327676A JP 2003327676 A JP2003327676 A JP 2003327676A JP 2002131780 A JP2002131780 A JP 2002131780A JP 2002131780 A JP2002131780 A JP 2002131780A JP 2003327676 A JP2003327676 A JP 2003327676A
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polyester resin
mol
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dicarboxylic acid
adhesive
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JP2002131780A
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Kenji Shiga
健治 志賀
Kazunori Komatsu
和憲 小松
Katsuya Emoto
克也 江本
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種プラスチックフィルム、木材、紙、皮革、
金属等に対する接着性、さらには各種アンカーコート
剤、樹脂改質剤としても有用であり、特に、金属とプラ
スチックフィルムを接着させる電子配線部品等の用途に
は、優れた耐熱性、機械特性を有すると共に、汎用溶剤
に対して溶解性が良好で、高固形分濃度のワニスで優れ
た安定性を保持する結晶性ポリエステル樹脂を提供す
る。 【解決手段】ポリエステル樹脂を構成する全ジカルボン
酸成分を100モル%、全グリコール成分を100モル
%とした場合、下記のa、bを満たすことを特徴とする
結晶性ポリエステル樹脂。 (a)エステル結合を対称軸とした線対称構造であるジ
カルボン酸成分が90モルを越える (b)少なくとも2種以上のジカルボン酸成分および少
なくとも2種以上のグリコール成分を含有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種プラスチック
フィルム、木材、紙、皮革、金属等に対する接着性、さ
らには各種アンカーコート剤、樹脂改質剤としても有用
であり、特に、金属とプラスチックフィルムを接着させ
る電気配線部品等の用途には、優れた特性を有すると共
に、汎用溶剤に優れた溶解性を示し、かつ良好な保存安
定性を持つポリエステル樹脂およびこれを用いた接着剤
組成物、さらに上記ポリエステル樹脂を含有する接着剤
層が積層されたフィルム積層体、フラットケーブルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル樹脂は、各種材料の
接着剤として使用されており、用途別、使用装置別に無
溶剤型のホットメルト接着剤と溶剤型の溶剤系接着剤が
使い分けられているのが現状である。近年は、環境問題
等の関係から無溶剤型のホットメルト接着剤が多用され
る傾向にあるが、溶剤系接着剤の特徴である薄膜コーテ
ィング、作業の簡便さ等により依然として需要は多いた
め、ホットメルト接着剤と同等の性能を持ち、溶剤に可
溶でかつ保存安定性に優れている接着剤が求められてい
る。
【0003】非結晶性のポリエステル樹脂は、溶剤に易
溶であるが一般に耐熱性に乏しく、凝集力が小さいため
接着性も低い。一方、一般的にホットメルト接着剤とし
て多く用いられる結晶性のポリエステル樹脂は、凝集力
に優れ、接着性は良好であるものの一般に溶剤に難溶で
あり、両者を満足できる溶剤系のポリエステル樹脂系接
着剤を得ることは、非常に難しい。
【0004】この問題に対して、特開昭53−7113
8号公報に示されるようにポリテトラメチレンオキシド
グリコールのブロック共重合体を用いる方法が提案され
ているが、汎用溶剤であるトルエンには溶解が容易でな
く、たとえ溶解できたとしても接着剤の保存安定性に問
題がある。また、特開平4−164957号公報に示さ
れるように結晶性ポリエステル樹脂に溶剤に可溶な非結
晶性ポリエステル樹脂を溶融混合する方法においては、
溶融混合工程が必要となるため大掛かりな装置を導入し
なければならないという問題が生じた。
【0005】これまでに種々の用途で使用されてきた飽
和ポリエステル系ホットメルト樹脂は、例えば、高い耐
熱性が要求性能として挙げられてきたにもかかわらず、
接着(ラミネート)時の生産効率を重視するために、樹
脂の軟化点を低くして、低温ラミネート化を実現してき
た。軟化点が低い場合、用途、使用環境によっては、樹
脂が軟化して流動するために作業性が低下したり、凝集
力が減少して接着強度が低下するなど樹脂の特性が損な
われていくことがある。そこで、樹脂の軟化点を高くす
ると溶剤溶解性が非常に悪くなる傾向にあるため、これ
らの特性のバランスを取ることが非常に重要となる。特
に、電気配線部品等の接着剤として用いる場合は、一般
に接着層の耐熱性、絶縁抵抗性、耐湿熱性等の要求性能
を満たす必要があり、これらの性能とともに、製造設備
上の問題から溶剤に可溶で、しかも、保存安定性に優れ
た接着剤組成物が求められている。
【0006】例えば、特開平06−184515号公報
には、溶剤溶解性と保存安定性を向上させた結晶性ポリ
エステル樹脂が提案されている。これら樹脂について検
討したところ、溶解性、安定性には優れているが、軟化
点が低いために、耐熱性が不足気味で、厳しい条件下で
の性能は発現されにくい。また、実際に樹脂を使用する
場合、生産性、コスト等の観点を考慮すると、ワニスに
対する樹脂の固形分濃度を高めておくことが必要となる
が、実用上問題が生じないレベルでの溶液安定性を可能
にすることは、非常に難しい。
【0007】つまり、高い耐熱性を持ち、かつ汎用溶剤
に対して溶解性が良好であり、高固形分濃度のワニスで
も優れた安定性を保持する結晶性ポリエステル樹脂は、
まだ見つかっていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各種プラス
チックフィルム、木材、紙、皮革、金属等に対する接着
性、さらには各種アンカーコート剤、樹脂改質剤として
も有用であり、特に、金属とプラスチックフィルムを接
着させる電子配線部品等の用途には、優れた耐熱性、機
械特性を有すると共に、汎用溶剤に対して溶解性が良好
で、高固形分濃度のワニスで優れた安定性を保持する結
晶性ポリエステル樹脂を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、汎用溶剤
に可溶であるだけでなく、高固形分濃度での溶解・保存
安定性を有し、接着性、耐熱性、機械特性に優れた軟化
点を持つ、ポリエステル樹脂を得るべく鋭意研究を重ね
た結果、本発明に到達した。すなわち、ポリエステル樹
脂を構成する全ジカルボン酸成分を100モル%、全グ
リコール成分を100モル%とした場合、下記のa、b
を満たすことを特徴とする溶剤可溶形結晶性ポリエステ
ル樹脂である。 (a)エステル結合を対称軸とした線対称構造であるジ
カルボン酸成分が90モル%を越える (b)少なくとも2種以上のジカルボン酸成分および少
なくとも2種以上のグリコール成分を含有する
【0010】上記、ポリエステル樹脂が各種プラスチッ
クフィルム、木材、紙、皮革、金属との接着性に優れ、
さらには各種アンカーコート剤、樹脂改質剤としても有
用であり、特に、金属とプラスチックフィルムを接着さ
せる電子配線部品等の用途には、優れた特性を示すこ
と、また、汎用溶剤に対して溶解性が良好で、高固形分
濃度のワニスで優れた安定性を保持することを見出し、
本発明を完成するに至った。以下に、本発明を詳細に述
べる。
【0011】
【発明実施の形態】本発明のポリエステル樹脂は構成す
る全ジカルボン酸成分中エステル結合を対称軸とした線
対称構造であるジカルボン酸成分の含有量が90%モル
を越える。ここで、エステル結合を対称軸とする線対称
であるジカルボン酸成分とは、構造式を平面的に記述し
た際に、2個のエステル結合を結ぶ直線を対称軸とした
線対称構造となりえるジカルボン酸成分である。具体的
な例として、芳香族ジカルボン酸では、テレフタル酸、
4,4’−ジフェニルジカルボン酸など、脂環族ジカル
ボン酸としては、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
など、脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸などが挙
げられる。一方、イソフタル酸、オルトフタル酸、1,
3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、一方にのみアルキル側鎖を持つ脂肪
族ジカルボン酸はなどエステル結合を対称軸とした線対
称構造であるジカルボン酸成分ではない。
【0012】エステル結合を対称軸とした線対称構造で
あるジカルボン酸成分は好ましくは92モル%以上、さ
らに好ましくは95モル%以上、特に好ましくは98モ
ル%以上、最も好ましくは100モル%である。上記範
囲にすることにより、溶剤溶解性と結晶性を高いレベル
で両立させることができ、長期の保存安定性と接着剤と
した場合に強い接着力を発揮することができる。
【0013】また、ジカルボン酸性分中、芳香族ジカル
ボン酸および脂環族ジカルボン酸の合計量が60モル%
以上であることが好ましい。芳香族ジカルボン酸および
脂環族ジカルボン酸の合計量はより好ましくは65モル
%以上、さらに好ましくは70モル%以上、特に好まし
くは75モル%以上である。上記範囲にすることで、よ
り高い接着性を実現することができる。
【0014】なお、本発明の効果のためには、エステル
結合を対称軸とする線対称であるジカルボン酸成分に
は、テレフタル酸または1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸のいずれか一方が含まれていることが好ましく、
テレフタル酸は必須として含まれていることがより好ま
しく、さらには両方が含まれていることが好ましい。
【0015】また、全酸成分に占めるテレフタル酸含有
率の好ましい上限は80モル%、より好ましい上限は7
5モル%、最も好ましい上限は70モル%、好ましい下
限は40モル%、より好ましい下限は50モル%、最も
好ましい下限は55モル%である。上記範囲により、接
着時の耐熱性を上げ、溶剤溶解性特に長期保存時の安定
性も確保することができる。
【0016】本発明のポリエステル樹脂には、エステル
結合を対称軸とした線対称構造である炭素数6以上の脂
肪属ジカルボン酸を共重合することにより樹脂のガラス
転移点を下げて、接着性、特に銅箔接着性を向上させる
ことができる。例としては、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、等が挙げられ
る。この炭素数6以上の脂肪族ジカルボン酸含有量の好
ましい上限は45モル%、より好ましい上限は40モル
%、さらに好ましい上限は35モル%であり、含有量が
45モル%を超えると、樹脂の凝集力が下がることがあ
り、接着性が低下することがある。また、この炭素数6
以上の脂肪族ジカルボン酸は3モル%以上、さらには5
モル%以上特には7モル%以上含まれていることが好ま
しい。
【0017】なお、芳香族ジカルボン酸としては、前記
の例示物以外には、イソフタル酸、オルソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂環
族ジカルボン酸としては前記の例示物以外には、1,3
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、水添ナフタレンジカルボン酸等が挙げ
られる。これらは本発明の範囲を超えない量で用いるこ
とができる。
【0018】さらに、グリコール成分としては、エステ
ル結合を対称軸とした線対称構造であるグリコール成分
が全グリコール成分を100モル%とした際に80モル
%以上含まれていることが好ましい。
【0019】エステル結合を対称軸とした線対称構造で
あるグリコール成分とは、構造式を平面的に記述した際
に、2個のエステル結合を結ぶ直線を対称軸とした線対
称構造となりえるグリコール成分である。具体的には、
1,3−プロパンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、
1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオー
ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、
ジプロピレングリコ−ル、ネオペンチルヒドロキシピバ
リン酸エステル、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイ
ド付加物およびプロピレンオキサイド付加物、水素化ビ
スフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物およびプロ
ピレンオキサスド付加物、等が挙げられる。
【0020】なお、エステル結合を対称軸とした線対称
構造であるグリコール成分であっても、ネオペンチルグ
リコール等のアルキル側鎖を持つグリコール成分は20
モル%以下であることが好ましい。
【0021】ジカルボン酸成分をもこの範囲のものを用
いることで、溶剤溶解性と結晶性を保ち、長期の保存安
定性と高い接着力を維持できる。
【0022】さらには、本発明の効果をより高くするた
め、エステル結合を対称軸とする線対称であるグリコー
ル成分中には1,6−ヘキサンジオールおよび/または
1,4−シクロヘキサンジメタノールが含まれているこ
とが好ましい。これらのグリコールを用いることで、長
期の保存安定性と接着剤としての耐熱性を維持すること
ができる。
【0023】全グリコール成分に占める1,6−ヘキサ
ンジオール含有率の好ましい上限は75モル%、より好
ましい上限は70モル%、最も好ましい上限は65モル
%、好ましい下限は10モル%、より好ましい下限は1
5モル%、最も好ましい下限は20モル%である。全グ
リコール成分に占める1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール含有率の好ましい上限は70モル%、より好ましい
上限は65モル%、最も好ましい上限は60モル%、好
ましい下限は10モル%、より好ましい下限は15モル
%、最も好ましい下限は20モル%である。
【0024】本発明のポリエステル樹脂を構成する全グ
リコール成分中に30モル%以下のエチレングリコール
を含有すると軟化点が上昇し、耐熱性を向上させること
ができるが、エチレングリコールは溶剤溶解性を低下さ
せたり、フィルムに塗布乾燥した状態や溶剤に溶解した
状態等で高温高湿条件下で保存中に分子が低下すること
がある。エチレングリコール含有量の好ましい量は、3
0モル%以下、より好ましくは20モル%以下、さらに
好ましくは10モル%以下、最も好ましくは5モル%以
下であり、エチレングリコールは含まれていなくてもよ
い。含有量が30モル%を超えると接着剤にした時の溶
剤溶解性と溶液安定性が低下することがある。
【0025】本発明のポリエステル樹脂は、前述の範囲
における酸成分、グリコール成分から構成されたもので
ある。従来は、結晶性の強いエステル結合を対称軸とし
た線対称構造であるジカルボン酸成分等に、結晶性を弱
いもしくは持たないエステル結合を対称軸とした線対称
構造とはならないジカルボン酸成分を加えることによ
り、溶剤溶解性と結晶性の両立を図ろうとしてきたが、
これでは高い次元での溶剤溶解性と結晶性のバランスが
保てないことが解ってきた。本発明は、結晶性の強いエ
ステル結合を対称軸とした線対称構造であるジカルボン
酸成分等を2種以上、グリコール成分に関しても2種以
上用いることで、結晶性と溶剤溶解性を持たせようとす
るものである。
【0026】本発明のポリエステル樹脂のガラス転移点
は−60℃〜20℃の範囲が好ましい。また、より好ま
しい下限は−30℃であり、最も好ましい下限は−10
℃である。ガラス転移点が、−60℃未満になると高温
下での弾性率が低下し、接着力が不足することがある。
例えば、自動車用部品や家電製品の接着剤として用いる
場合、夏場の高温環境下での接着強度の低下が起こり、
部品と部品を十分に接着しておくことが難しくなる場合
がある。さらには、樹脂のブロッキングが生じ易くなる
こともあり、接着剤を塗布したあと、フィルム等の基材
の取り扱いが難しくなることがある。また、ガラス転移
点が20℃を超えると、室温付近での弾性率が高くなり
樹脂自体が堅すぎて被着体に対して接着性が発現しない
ことがある。
【0027】本発明のポリエステル樹脂の軟化点(JI
S K2207の環球法による)の好ましい上限は16
0℃で、より好ましい上限は150℃、最も好ましい上
限は145℃であり、好ましい下限は100℃、より好
ましい下限は110℃、最も好ましい下限は115℃で
ある。樹脂の軟化点が100℃未満になると、溶剤に対
する溶解性が非常に良好であるが、軟化点が低くなり、
耐熱性が低下することがある。また、樹脂の軟化点が1
60℃を超えると耐熱性は向上するが、溶剤溶解性が悪
い傾向になる。溶剤溶解性に関しては、同じ軟化点を持
つ樹脂でも、結晶状態を融解するエネルギーの大小、つ
まり結晶化度の大小によって異なる。汎用溶剤、特にト
ルエン、ケトンの混合溶剤に溶解するとき、本発明の樹
脂の結晶融解エネルギー(示差走査熱量測定による)
は、15mJ/mg以下が好ましく、さらに好ましくは、
10mJ/mg以下のとき溶剤溶解性が良好で、さらに安
定性が優れている。これは、結晶融解熱が小さい場合、
結晶化度が低いので溶剤溶解性が向上するが、逆に大き
いと結晶化度が上がり、溶剤に難溶となるからである。
【0028】本発明のポリエステル樹脂を、特に電子部
品用接着剤として使用する場合、その金属からなる導
線、基板、回路に対して高い接着性が必要となる。この
ため、樹脂にカルボキシル基を導入し、金属との密着性
を高めることで接着性を向上させることができる。ポリ
エステル樹脂にカルボキシル基を導入する方法として
は、特に限定されるものではなく、公知の通常の方法に
従って行うことができる。例えば、ポリエステルの製造
後、2価以上の酸無水物を添加して溶融状態で反応を完
了させる方法である。2価以上の酸無水物とは、例え
ば、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリ
ット酸、ドデセニル無水コハク酸、エチレングリコール
ビストリメリテート、ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物
等が挙げられる。本発明ポリエステル樹脂の酸価は、4
0〜200当量/106gであることが好ましく、より
好ましくは40〜100当量/106gである。樹脂の
酸価が40当量/106g未満のとき、対金属の接着性が
低下するが、逆に200当量/106gを超えると、湿
熱条件下で保存したとき、ポリエステル自身の加水分解
が起こって、分子量が下がり、接着性が低下する。
【0029】溶剤可溶性とは、トルエン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、酢酸
エチルの単独またはこれら内の任意の複数種からなる任
意の混合比からなる混合溶媒の内のいずれか一種以上に
25℃で3%以上溶解するものをいう(濃度3%で加熱
溶解後25℃で24時間保存後ゲル化、析出しない)。
なお、実用上は上記溶媒のいずれか一種以上に5%以
上、より好ましくは10%以上、さらに好ましくは15
%以上、特に好ましくは20%以上、最も好ましくは2
2%溶解することが望まれる。
【0030】また、結晶性とは示差走査熱量計測定(昇
温速度20℃/min)による融点ピークが観測される
ものであり、結晶融解エネルギーは結晶性を維持する面
から好ましくは2mJ/mg以上、より好ましくは4m
J/mg以上、さらに好ましくは5mJ/mg以上、特
に好ましくは6mJ/mg以上、最も好ましくは7mJ
/mg以上である。
【0031】更に、本発明では、上記組成のポリエステ
ル樹脂を溶解してワニスを製造する溶剤としては特に限
定されないが、芳香族系溶媒とケトン系溶剤の単独、も
しくはこれらの混合溶媒が汎用性や経済性の観点からよ
り好ましい。芳香族系溶媒としてはトルエンが好まし
い。本発明のポリエステル樹脂を溶解する際の、芳香族
系溶媒/ケトンの比は、5/95〜50/50重量%が
好ましく、より好ましくは、5/95〜30/70重量
%、最も好ましくは10/90〜25/75重量%の混
合溶媒に溶解させることを特徴としている。この混合溶
媒比において、樹脂の溶解性と溶液の安定性を十分に発
揮することができる。なお、ケトンとは、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、
イソホロン等のケトン類を指しているが、このうちメチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが好ましく使
用される。
【0032】ここで、本発明ポリエステル樹脂と溶媒の
配合割合は、5/95〜40/60重量%が好ましく、
より好ましくは10/90〜35/65重量%、最も好
ましくは15/85〜30/70重量%である。ポリエ
ステル樹脂濃度が上がると、接着剤の溶液安定性が不良
となり、逆に下がると、接着層の厚みを高める際には接
着剤の塗布回数を増やすといった操作が必要となり、効
率が悪く生産性が低下する。また、キシレン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、エチルセロソルブ、セロソルブアセテ
ート等のポリエステル樹脂に対する良溶剤を少量添加す
ることで溶解性が向上する場合、これらの溶剤を効果的
に使用することができる。
【0033】本発明ポリエステル樹脂の数平均分子量
は、5000〜50000(GPCによる測定値)程度
が好ましく、より好ましくは10000〜45000が
好ましく、最も好ましくは15000〜38000であ
る。数平均分子量が小さいと接着剤の凝集力がなく接着
力が低下する。逆に大きいと溶剤に難溶となる。
【0034】本発明のポリエステル樹脂およびこれを用
いた接着剤組成物は、PETフィルム、銅箔に対して優
れた接着性が発現されるので、これを同時に使用してい
る電気配線部品、特にフラットケーブル等の接着剤とし
て用いると非常に好適である。
【0035】本発明のポリエステル樹脂には各種の添加
剤を混合して用いることができる。添加剤としては、リ
ン酸塩類、ポリリン酸塩系などのリン系難燃剤、メラミ
ンシアヌレート類、などの窒素系難燃剤、ハロゲン系難
燃剤等各種難燃剤、タルク、雲母、ポリエチレン、各種
金属塩等の結晶核剤、着色顔料、無機、有機系の充填
剤、架橋剤、タック性向上剤等が挙げられる。
【0036】本発明のポリエステル樹脂はそのまま加熱
溶融させてホットメルト接着剤として用いることもでき
るが、上記の有機溶剤に溶解させてプラスチックフィル
ム上に塗工、乾燥する。乾燥膜厚として200μm〜3
μmが好ましい。より好ましくは100μm以下、さら
に好ましくは70μ以下であり、10μ以上がより好ま
しく、15μ以上がさらに好ましい。
【0037】プラスチックフィルムとしては、ポリエス
テルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネート
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィ
ルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドイミドフィル
ム、ポリベンゾオキサゾールフィルム等、任意のプラス
チックフィルムが用いられるが、ポリエステルフィルム
が好ましい。プラスチックフィルムには、易接着層を設
けることができる。
【0038】このようにして得られた本発明のポリエス
テル樹脂が塗布されたプラスチックフィルムは他の素材
やプラスチックフィルムどうしと重ね合わせ、加熱加圧
して接着することができる。他の素材としては、金属類
が好ましく電気配線部品、電気回路して用いるときには
銅箔、銅線が好ましい。
【0039】本発明のポリエステル樹脂およびこれを用
いた接着剤組成物は、PETフィルム、銅箔に対して優
れた接着性が発現されるので、これを同時に使用してい
る電気配線部品、特にフラットケーブル等の接着剤とし
て用いると非常に好適である。
【0040】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために以下に
実施例を挙げるが、本発明は実施例になんら限定される
ものではない。なお、実施例に記載された測定値は以下
の方法によって測定したものである。
【0041】組成:樹脂を重クロロホルムに溶解し、1
H−NMR、13C−NMRにより定量した。
【0042】ガラス転移点:示差走査熱量計を用い、測
定試料10mgをアルミパンに入れ、蓋を押さえて密封
し20℃/minの昇温速度で測定した。
【0043】酸価:樹脂をクロロホルムに溶解し、水酸
化カリウムのエタノール溶液による中和滴定から求め
た。
【0044】数平均分子量:テトラハイドロフラン溶
媒、ポリスチレン標準にて、ゲル浸透クロマトグラフィ
ーにより測定した。
【0045】軟化点:JISK2207による環球法に準
じで評価した。
【0046】結晶融解熱:示差走査熱量計を用い、測定
試料10mgをアルミパンに入れ、蓋を押さえて密封し
20℃/minの昇温速度で測定し、融解熱を定量し
た。
【0047】溶解安定性1:ポリエステル樹脂を固形分
濃度25%となるように、トルエン/メチルエチルケト
ン=80/20重量%の混合溶媒に溶解し、B型粘度
(25℃)を測定した。次にこのワニスを25℃下で1
週間静置後、再度B型粘度(25℃)を測定し、以下に
示すB型粘度の増加率によって評価した。
【0048】保存安定性:ポリエステル樹脂を固形分濃
度28%となるように、トルエン/メチルエチルケトン
=80/20重量%の混合溶媒に溶解し、25℃の暗所
で保存した。3週間後の状態を観察した。 異常なし:○ 粘度の増加が認められた:△ 流動性を失っていた:×
【0049】対PET接着性:ポリエステル樹脂を固形
分濃度25%となるように、トルエン/メチルエチルケ
トン=80/20%の混合溶媒に溶解して接着剤組成物
を作製し、これを25μmの2軸延伸PETフィルム上
に塗布して120℃、15分の条件で乾燥した。接着層
の厚みが30μmになるように塗布厚を調整した。接着
層同志を合わせ、テスター産業社製ロールラミネータを
用いて接着した。なお、ラミネートは温度170℃、圧
力9.8×104Pa、速度0.5m/minで行った。
接着強度は島津製作所製オートグラフを用いて、25℃
および、60℃雰囲気下で、50mm/minの引っ張
り速度でT型剥離接着力を測定した。
【0050】対銅箔接着性:ポリエステル樹脂を固形分
濃度25%となるように、トルエン/メチルエチルケト
ン=80/20%の混合溶媒に溶解して接着剤組成物を
作製し、これを25μmの2軸延伸PETフィルム上に塗
布して120℃、15分の条件で乾燥した。接着層の厚
みが30μmになるように塗布厚を調整した。接着層と
銅箔を合わせ、テスター産業社製ロールラミネータを用
いて接着した。なお、ラミネートは温度170℃、圧力
9.8×104Pa、速度0.5m/minで行った。接
着強度は島津製作所製オートグラフを用いて、25℃お
よび、60℃雰囲気下で、50mm/minの引っ張り
速度で室温保存1日後のT型剥離接着力を測定した。
【0051】以下、実施例により本発明を具体的に例示
する。実施例中に単に部とあるのは重量部を示す。な
お、実施例中「%」とあるのは、断りのない限り重量基
準を意味する。 <実施例1>撹拌器、温度計、流出用冷却機を装備した
反応缶内に、テレフタル酸ジメチル272部、1、4−
ブタンジオール162部、1、6ヘキサンジオール14
2部、シクロヘキサンジメタノール144部、テトラブ
チルチタネート0.27部を仕込み、180〜220℃
で2時間エステル交換反応を実施した。次いでエステル
交換反応終了後、反応系を175℃まで降温して、シク
ロヘキサンジカルボン酸34部、アジピン酸59部を仕
込み、240℃でエステル化反応を行った。エステル化
反応終了後反応系を240℃から275℃に昇温する一
方、系内を徐々に減圧していき、60分かけて500P
aとした。そして、さらに130Pa以下で65分間重
縮合反応を行い、ポリエステルを得た。重合終了後、反
応系を200℃まで降下させ、無水トリメリット酸を
1.9部添加して30分溶融状態で撹拌し、目的のポリ
エステルを得た。
【0052】本発明のポリエステル樹脂は1H−NM
R、13C−NMR分析の結果テレフタル酸70モル%、
シクロヘキサンジカルボン酸11モル%、アジピン酸1
9モル%、1,4−ブタンジオール35モル%、1,6
−ヘキサンジオール35モル%、シクロヘキサンジメタ
ノール30モル%の組成を有しており、数平均分子量2
5000、ガラス転移点は0℃、軟化点141℃、酸価
110当量/106gの白色結晶性樹脂であった。
【0053】<実施例2〜4、比較例1〜4>実施例1
と同様にして、表1及び、表2に示す原料を用いて、ポ
リエステル樹脂を得、その樹脂組成物の各評価を実施例
1と同様に行った。
【0054】表1及び2に記載したように、本発明のポ
リエステル接着剤は、従来技術と比較して、高い溶液安
定性、接着性、軟化点(耐熱性)を有することが分か
る。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明で得られた結晶性溶剤可溶形ポリ
エステル樹脂は、各種プラスチックフィルム、木材、
紙、皮革、金属等に対する優れた接着性を有すると共
に、汎用溶剤に対して溶解性が良好で、高固形分濃度の
ワニスで優れた安定性を保持する。さらには各種アンカ
ーコート剤、樹脂改質剤としても有用で、特に、金属と
プラスチックフィルムを接着させる電子配線部品等の用
途には、優れた耐熱性、機械特性を発現する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 7/08 H01B 7/08 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK42B AK42K BA02 GB41 JA11B JB07B JJ03 JK06 JL11B 4J004 AA15 FA05 4J029 AA03 AB01 AC02 AD07 AD09 AE13 BA02 BA04 BA05 BA10 BF09 BF10 CA02 CA06 CB06A CB10A CD03 KE02 KE05 4J040 ED031 JA09 NA19 5G311 CD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル樹脂を構成する全ジカルボ
    ン酸成分を100モル%、全グリコール成分を100モ
    ル%とした場合、下記のa、bを満たすことを特徴とす
    る溶剤可溶型結晶性ポリエステル樹脂。 (a)エステル結合を対称軸とした線対称構造であるジ
    カルボン酸成分が90モル%を越える (b)少なくとも2種以上のジカルボン酸成分および少
    なくとも2種以上のグリコール成分を含有する
  2. 【請求項2】 プラスチックフィルムの少なくとも片面
    に請求項1に記載のポリエステル樹脂を含有する接着剤
    層が設けられていることを特徴とするフィルム積層体。
  3. 【請求項3】 導体層の両面に接着層が設けられてお
    り、接着層の外側に絶縁フィルムが設けられているフラ
    ットケーブルにおいて、導体層の少なくと一方の面の接
    着層に用いられる接着剤が請求項1に記載のポリエステ
    ル樹脂を含有することを特徴とするフラットケーブル。
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