JP2001277627A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】通信装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な通信装置において、
呼出信号を受信した際の処理として、自動着信モード、手動着信モード及びF/T切換着信モードを含む複数種類の処理モード備え、電話番号に対して前記処理モードのうちのいずれかのモードを対応させて記憶する記憶手段と、
前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記記憶手段に記憶された電話番号と一致するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により一致すると判断されたならば、前記発呼側電話番号に対応する処理モードの種別を前記記憶手段から読み出し、その読み出した種別の処理モードを実行する着信処理手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
【請求項2】前記判断手段により一致しないと判断されたならば、F/Tモードを選択し、発呼側の要望に基づいて電話通話又はファクシミリ通信を行い、実際に行った結果に応じて処理モードを決定し、発呼側電話番号と対応させて記憶する記憶制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】前記判断手段により一致すると判断され、前記発呼側電話番号に対応する処理モードを実行したにもかかわらず、その処理モードが適当でない場合、前記記憶手段に記憶された電話番号と処理モードとの対応を変更又は解除する記憶調整手段を備えたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の通信装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信装置として、ファクシミリと電話を一本の回線で行うものが知られており、かかる装置には発呼側がファクシミリデータの送信を要望するのか電話通話を要望するのかに応じて、ファクシミリ着信処理か電話着信処理のいずれかを選択して実行するファクシミリ/電話切換着信モード(以下、「F/T切換着信モード」という)が備えられている。
【0003】
かかるF/T切換着信モードでは、着信すると一旦回線を閉結し、所定の通信プロトコルによる信号の送受信を開始し、擬似呼出音を鳴動させると共に閉結された回線を通じて発呼側に擬似リングバックトーンを送出する。そして、この間にファクシミリの呼出音であるCNG信号を受信したならばファクシミリ着信処理を実行し、一方、受話器がオフフックされれば電話着信処理を実行する。また、CNG信号を受信せず、かつ、受話器がオフフックされない状態で所定時間経過したならば、強制的に発呼側がファクシミリデータを送信するものとみなし、仮に発呼側が電話であったとしても、発呼側に通信を諦めさせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発呼側が電話専用機でありファクシミリ機能を有していない場合、F/T切換着信モードで処理すると、所定の通信プロトコルにおいてCNG信号を受信したか否かを判断する必要があるため、電話で通話する前から回線が閉結されて電話料金が課金されてしまうという問題があった。具体的には、被呼側において擬似呼出音を鳴動し、発呼側には擬似リングバックトーンを送出するが、被呼側がその通信装置の近傍にいないときや留守のとき等は擬似呼出音を鳴動し続けることになり、その間、発呼側は待ち続けることになる。この状態で所定時間経過すると、ファクシミリ装置はファクシミリ着信処理を開始するため、発呼側は交信を諦めて電話を切ることになる。このとき、発呼側は交信できなかったにもかかわらず課金されるという不都合があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、電話番号と着信処理との対応関係を予め登録しておき、これに基づいて所定の電話番号に対応する着信処理を迅速に選択することにより、いずれの着信処理を選択するかの判断に要する時間につき発呼側が課金されることを防止できる通信装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
【0008】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明に係る通信装置は、交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な通信装置において、呼出信号を受信した際の処理として、自動着信モード、手動着信モード及びF/T切換着信モードを含む複数種類の処理モード備え、電話番号に対して前記処理モードのうちのいずれかのモードを対応させて記憶する記憶手段と、前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記記憶手段に記憶された電話番号と一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により一致すると判断されたならば、前記発呼側電話番号に対応する処理モードの種別を前記記憶手段から読み出し、その読み出した種別の処理モードを実行する着信処理手段と、を備えたものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明に係る通信装置は、前記判断手段により一致しないと判断されたならば、F/Tモードを選択し、発呼側の要望に基づいて電話通話又はファクシミリ通信を行い、実際に行った結果に応じて処理モードを決定し、発呼側電話番号と対応させて記憶する記憶制御手段を備えたものである。
【0011】
また、請求項3記載の発明に係る通信装置は、前記判断手段により一致すると判断され、前記発呼側電話番号に対応する処理モードを実行したにもかかわらず、その処理モードが適当でない場合、前記記憶手段に記憶された電話番号と処理モードとの対応を変更又は解除する記憶調整手段を備えたものである。
【0012】
【作用】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
上記構成を備えた請求項1記載の発明に係る通信装置では、請求項1記載の発明に係る通信装置では、他の通信装置からの呼出信号が入来する際又は入来した後に交換機から送信される発呼側電話番号(CallerID)を受信する。ここで、当該通信装置では、呼出信号を受信した際の処理として、自動着信モード、手動着信モード及びF/T切換着信モードを含む複数種類の処理モード備え、電話番号に対して、複数の処理モードのうちのいずれかのモードを対応させて記憶する記憶手段を備えている。判断手段は、交換機側から送られた発呼側電話番号が記憶手段に記憶された電話番号と一致するか否かを判断し、この判断手段により一致すると判断されたならば、今回交換機から送られてきた発呼側電話番号に対応する処理モードの種別を記憶手段から読み出し、その読み出した種別の処理モードを実行する。
【0019】
即ち、電話番号とそれに適切な処理モードの種別とを予め対応付けて記憶手段に登録しておけば、呼出信号を受信した際に、交換機から送られてきた発呼側電話番号に対する処理モードが迅速に選択される。
また、請求項2記載の発明に係る通信装置では、判断手段により一致しないと判断されたならば、F/Tモードを選択し、発呼側の要望に基づいて電話通話又はファクシミリ通信を行い、記憶制御手段が、実際に行った結果に応じて処理モードの種別を決定し、発呼側電話番号と対応させて記憶する。
【0020】
即ち、当該通信装置は、交換機から送られてきた発呼側電話番号が未だ記憶手段に記憶されていなければ、その発呼側電話番号につき、発呼側の要望に応じて行った処理に相当する処理モードの種別を対応させて記憶手段に自動的に登録するものである。
【0021】
また、請求項3記載の発明に係る通信装置では、判断手段により一致すると判断され、発呼側電話番号に対応する種別の処理モードを実行したにもかかわらず、その処理モードが適当でない場合、記憶調整手段が、記憶手段に記憶された電話番号と処理モードの種別との対応を変更又は解除する。
【0022】
即ち、当該通信装置は、予め登録された電話番号と処理モードとの対応関係に基いて所定の電話番号に対応する処理モードを迅速に選択すると共に、実際には対応関係に基づく処理モードが適当でない場合には、電話番号と処理モードの種別との対応を自動的に更新するものである。
【0023】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。図1、図2は本実施例のファクシミリ装置(通信装置)の説明図であって、図1は斜視図、図2は概略構成を表すブロック図である。
【0024】
図1に示すように、ファクシミリ装置1の本体1aの側部には、受話器21が取り付けられ、上面の前部には操作パネル22が設けられている。また、本体1aの上面後部には、図示しない記録紙カセットを着脱自在に装着するためのカセット装着部23が形成され、上面中央には原稿台24が形成されている。
【0025】
ファクシミリ装置1には、図2に示すように、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、NCUという)2、CPU3、モデム4、バッファ5、ROM6、EEPROM7、RAM8、画像メモリ9、音声メモリ10、音声LSI11、符号化部12、スキャナ13、復号化部14、プリンタ15、操作パネル22、アンプ25及びスピーカ26が備えられ、これらは信号バスライン20を介して接続されている。
【0026】
ファクシミリ装置1の中核となるCPU3は、回線制御用のNCU2を介して送受信される各種信号に従って、信号バスライン20により接続された装置各部を制御してファクシミリ動作又は電話動作つまりデータ通信を実行するものである。
【0027】
モデム4は、画情報を変調・復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するものであり、バッファ5は、他の通信装置18との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に格納するものである。ROM6は、制御プログラムを格納したメモリである。また、EEPROM7は、各種設定情報等を記憶させるメモリであり、交換機17から送られてきた発呼側電話番号とその電話番号に対応する所定の着信モードとをリストとして記憶するリスト記憶エリア7a等を備えている。また、RAM8は、動作実行時の各種データを一時格納するためのメモリであり、交換機17から送られてきた発呼側電話番号を記憶する発呼側電話番号記憶エリア8a、通信状況を記憶する通信状況記憶エリア8b等を備えている。
【0028】
画像メモリ9は、ダイナミックRAM(DRAM)等により構成され、画像データを記憶する画像データ記憶エリア9a、及び記録のためのビットイメージを記憶するビットイメージ記憶エリア9bを備えている。また、音声メモリ10は、DRAM等により構成され、発呼側へ送出すべき応答メッセージであるOGMや、発呼側から送られてきた入来メッセージであるICM等を記憶するものである。
【0029】
音声LSI11は、NCU2によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換すると共に、このファクシミリ装置1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してNCU2に出力するものである。符号化部12は、送信する画情報の符号化を行うものであり、スキャナ13は、原稿台24(図1参照)に載置された原稿から画像を読み取るためのものである。復号化部14は、バッファ5または画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに記憶・書き込みされた受信画像データを記録のために読み出して復号化を行うものであり、プリンタ15は受信画像データを用紙に記録するものであり、例えば、レーザ光により感光体に潜像を形成し、それをトナーを用いて現像し、用紙に転写する静電電子写真記録方式を用いることができる。なお、画像データは、例えば、ランレングス法で圧縮符号化されて送受信される。
【0030】
操作パネル22は、このファクシミリ装置1の動作状態をディスプレイ22a(図1参照)に表示すると共にオペレータが各種操作を行うためのものであり、テンキー22b、通信キー22c、ファンクションキー22d(図1参照)などを備えている。
【0031】
アンプ25は、呼出音や再生したICMをスピーカ26を介して出力させるためのものである。かかるファクシミリ装置1は、NCU2を介して電話回線16に接続されている。この電話回線16は交換機17に接続され、この交換機17は図示しない他の電話回線を介して他の通信装置(ファクシミリ装置や電話機)18に接続されている。
【0032】
このファクシミリ装置1には、他の通信装置18のダイヤル操作に応じて、当該他の通信装置18から交換機17を介して呼出信号が入来する。このとき、双方の所有者が発呼側電話番号受信サービスの加入者であるとして交換機17に登録しているならば、最初の呼出信号と次の呼出信号の間の無音区間において、交換機17を介して発呼側情報がファクシミリ装置1に送られる交換システムになっており、アメリカではアナログの交換システムにおいてすでに実用化されている。
【0033】
次に、このように構成されたファクシミリ装置1の動作について概略説明する。ファクシミリデータ(画像データの一種)を記録紙に記録して受信する時には、ファクシミリ装置1は、他の通信装置18と交換機17及び電話回線16を介してNCU2に接続された後、CPU3の制御のもとに当該他の通信装置18との間で所定の通信プロトコル(図3参照、以下同じ)による信号の授受を行ってから、当該他の通信装置18から送信される画像データの所定容量分だけバッファ5に記憶する。この画像データは符号化(圧縮)されており、復号化部14にて復号化(伸長)し、それを画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bに1ページ単位での記録のためにビットイメージに展開して書き込む。そして、所定の解像度によりビット展開し、これをプリンタ15に送り、1ページ単位で印刷する。バッファ5は、記憶内容が画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bに書き込まれた後クリアされ、送信される画像データの次の所定容量分が記憶される。また、画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bは、プリンタ15に出力後クリアされ、次のビットイメージデータが書き込まれる。以上の処理により、プリンタ15は、所定容量分の通信内容を順次記録紙に記録することになり、最終的に通信内容の全容が印字される。
【0034】
また、ファクシミリデータをメモリ受信する時(代行受信等)には、画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに圧縮された画像データを格納しておき、記録時に、画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bにビット展開する。一方、通常のファクシミリデータを送信する時には、スキャナ13で送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してからNCU2を介して送信する。また、メモリ送信時には、スキャナ13で送信原稿を読み取り、符号化した画像データを画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに格納し、指定の時刻に送信動作を行う。
【0035】
次に、電話着信する時には、CPU3は、呼出信号が入来したこと(即ち、着信があったこと)をNCU2を介して検出すると共に、その呼出信号に連動して所定の呼出音をアンプ25及びスピーカ26を介して出力する。そして、CPU3は、呼出信号の検出中に受話器21が外されたことを検出すると、NCU2に電話回線を閉結させて、受話器21での通話を可能にする。その後、受話器21がかけられたことを検出すると、NCU2に電話回線を開放させる。
【0036】
一方、電話発信する時には、CPU3は、受話器21が外されたことをNCU2を介して検出し、その後、操作パネル22のテンキー22b操作に応じた選択信号をNCU2に出力する。すると、その選択信号はNCU2から電話回線16及び交換機17を介して、他の通信装置18の呼出が行われる。
【0037】
次に、本発明の特徴の1つである図4のメインルーチンについて説明する。このメインルーチンの処理は、ファクシミリ装置1の電源(図示せず)がオンされることにより開始される。この処理が開始されると、まず、他の通信装置18からの呼出信号が着信したか否かを判断し(S11)、呼出信号が着信しなければ(S11でNO)、再びS11に戻る。一方、S11にて、呼出信号が着信したならば(S11でYES)、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aをクリアし(S12)、続いて、今回交換機17から発呼側電話番号が送られてきたか否かを判断し(S13)、交換機17から発呼側電話番号が送られてこなければ(S13でNO)、後述のF/T切換着信処理を行い(S31)、その後再びS11に戻る。
【0038】
一方、S13にて、交換機17から発呼側電話番号が送られてきたならば(S13でYES)、その発呼側電話番号をRAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに一時的に記憶し(S15)、次いでその電話番号を操作パネル22のディスプレイ22aに表示する(S17)。続いて、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号が、EEPROM7のリスト記憶エリア7aに既に記憶されているか否かを判断し(S19)、記憶されていなければ(S19でNO)、後述のF/T切換着信処理を行い(S33)、続いて後述の着信モードリスト自動登録処理(S35)を行った後、再びS11に戻る。
【0039】
一方、S19にて、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに既に記憶されていたならば(S19でYES)、リスト記憶エリア7aに記憶された着信モードリスト(後記する表1参照)から、その電話番号に対応する着信モードが自動着信モード、手動着信モード、F/T切換着信モードのいずれであるかを判断し(S21)、ここで判断された着信モードに応じて後述の自動着信処理、手動着信処理、F/T切換着信処理のいずれかを実行する(S23、S25、S27)。その後、後述の着信モードリスト自動更新処理を実行し(S29)、再びS11に戻る。
【0040】
次に、図4のメインルーチンのS23における自動着信処理について、図5のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグを共にオフにし(S41)、続いて、回線を閉結し(S43)、ファクシミリ受信処理を行う(S45)。
【0041】
ここで、ファクシミリ受信処理について図6に基づいて簡単に説明すると、まず、発呼側の通信装置18に対して所定の通信プロトコルに基づく信号(CED等)を送信する(S51)。その後、発呼側の通信装置18から何らかのファクシミリ信号(所定の通信プロトコルに基づく信号(TSI、ファクシミリデータ等を含む))を受信したか否かを判断し(S53)、かかる信号を受信していなければ(S53でNO)、所定時間経過したか否かを判断し(S55)、所定時間経過していなければ(S55でNO)、再びS53に戻り、所定時間経過したならば(S55でYES)、このファクシミリ受信処理を終える。一方、S53にて、発呼側からファクシミリ信号を受信したならば(S53でYES)、ファクシミリデータを記録紙に記録して受信するかメモリ受信し(S57)、その後、このファクシミリ受信処理を終える。尚、ファクシミリデータを記録紙に記録して受信する動作やメモリ受信の動作については既に述べた通りである。
【0042】
図5に戻り、S45にて前記したファクシミリ受信処理を実行した後、続いて、ファクシミリ受信処理において発呼側の通信装置18から何らかのファクシミリ信号を受信したか否かを判断し(S47)、かかる信号を受信していなければ(S47でNO)、回線を開放し(S49)、この自動着信処理を終える。一方、発呼側から何らかのファクシミリ信号を受信したならば(S47でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bのファクシミリ通信フラグをオンにし(S48)、回線を開放し(S49)、この自動着信処理を終える。
【0043】
次に、手動着信処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグを共にオフにし(S61)、発呼側の通信装置18からの呼出信号が途絶したか否かを判断し(S63)、呼出信号が途絶したならば(S63でYES)、発呼側が電話を切った(回線を開放した)とみなし、この手動着信処理を終える。
【0044】
一方、S63にて、発呼側の通信装置18からの呼出信号が途絶していなければ(S63でNO)、アンプ25及びスピーカ26を介して呼出音を出力させる(S65)。その後、受話器21が外されたか否か、即ちオフフックされたか否かを判断し(S67)、オフフックされなければ(S67でNO)、再びS63に戻る。一方、S67にて、オフフックされたならば(S67でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグをオンにし(S69)、回線を閉結する(S71)。
【0045】
その後、ファクシミリ受信を開始するための通信キー22cがオンされたか否かを判断し(S73)、通信キー22cがオンされたならば(S73でYES)、上述のファクシミリ受信処理(図6参照)を行い(S79)、続いて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したか否かを判断し(S81)、かかる信号を受信していなければ(S81でNO)、回線を開放し(S77)、この手動着信処理を終える。一方、S81にて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したならば(S81でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bのファクシミリ通信フラグをオンにし(S83)、回線を開放し(S77)、この手動着信処理を終える。
【0046】
一方、S73にて、通信キー22cがオンされなければ(S73でNO)、オンフックされたか否かを判断し(S75)、オンフックされなければ(S75でNO)、再びS73に戻る。また、S75にて、オンフックされたならば(S75でYES)、回線を開放し(S77)、この手動着信処理を終える。
【0047】
次に、F/T切換着信処理について図8のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグを共にオフにし(S101)、続いて、回線を閉結し(S103)、発呼側が回線を開放したことを意味するビジートーンが検出されたか否かを判断する(S105)。ビジートーンが検出されたならば(S105でYES)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。
【0048】
一方、S105にて、ビジートーンが検出されなければ(S105でNO)、アンプ25及びスピーカ26を介して擬似呼出音を鳴動させると共に、発呼側に対して擬似リングバックトーンを送出する(S107)。その後、オフフックされたか否かを判断し(S109)、オフフックされたならば(S109でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bに電話通話フラグをオンにし(S123)、続いて通信キー22cがオンされたか否かを判断し(S125)、通信キー22cがオンされたならば(S125でYES)、S115に進む。一方、S125にて、通信キー22cがオンされなければ(S125でNO)、オンフックされたか否かを判断し(S127)、オンフックされなければ(S127でNO)、再びS125に戻り、オンフックされたならば(S127でYES)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。
【0049】
また、S109にて、オフフックされなければ(S109でNO)、続いてCNG信号を受信したか否かを判断し(S111)、CNG信号を受信しなければ(S111でNO)、このF/T切換着信処理を開始してから所定時間が経過したか否かを判断し(S113)、所定時間経過していなければ(S113でNO)、再びS105に戻る。一方、S111にて、CNG信号を受信したか(S111でYES)、あるいは、S113にて、所定時間経過したならば(S113でYES)、上述のファクシミリ受信処理(図6参照)を行う(S115)。続いて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したか否かを判断し(S117)、かかる信号を受信していなければ(S117でNO)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。一方、S117にて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したならば(S117でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bのファクシミリ通信フラグをオンにし(S119)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。
【0050】
次に、図4のS33の着信モードリスト自動登録処理について、図9のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方が共にオン又はオフの状態であるか否かを判断し(S201)、双方が共にオン又はオフの状態であれば(S201でYES)、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号とF/T切換着信モードとを対応させた形でEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶し(S205)、本処理を終了する。
【0051】
S201にて、電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方が共にオン又はオフの状態でなければ(S201でNO)、続いて電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態であるか否かを判断し(S203)、各フラグがかかる状態であるならば(S203でYES)、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号と手動着信モードとを対応させた形でEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶し(S207)、本処理を終える。
【0052】
S203にて、電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態でなければ(S203でNO)、電話通話フラグがオフ、ファクシミリ通信フラグがオンであるため、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号と自動着信モードとを対応させた形でEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶し(S209)、本処理を終える。
【0053】
次に、図4のS29の着信モードリスト自動更新処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方が共にオン又はオフの状態であるか否かを判断し(S301)、双方が共にオン又はオフの状態であれば(S301でYES)、着信モードリストにおけるこの電話番号に対応する着信モードをF/T切換着信モードに更新し(S305)、本処理を終了する。
【0054】
S301にて、電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方のいずれかがオン又はオフの状態であれば(S301でNO)、続いて電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態であるか否かを判断し(S303)、各フラグがかかる状態であるならば(S303でYES)、着信モードリストにおけるこの電話番号に対応する着信モードを手動着信モードに更新し(S307)、本処理を終える。
【0055】
S303にて、電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態でなければ(S303でNO)、電話通話フラグがオフ、ファクシミリ通信フラグがオンであるため、着信モードリストにおけるこの電話番号に対応する着信モードを自動着信モードに更新し(S309)、本処理を終える。
【0056】
以上のようにして、図4のメインルーチンが実行されると、EEPROM7のリスト記憶エリア7aには表1のような着信モードリストが作成される。
【0057】
・【表1】
【0058】
また、今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていた場合には、今回の着信処理の内容に応じて、その電話番号に対応する着信モードが更新(変更)され、一方、今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていない場合には、その発呼側電話番号につき、発呼側の要望に応じて行った処理に相当する着信処理を対応させて新たに着信モードリストに登録する。
【0059】
その詳細を表2に基づいて説明する。
【0060】
・【表2】
【0061】
今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていた場合において、その電話番号に対応する着信モードが自動着信モードであったとき、発呼側がファクシミリ信号を被呼側に送信しなかったならば、その電話番号についてはF/T切換着信モードが対応するように更新される。
【0062】
また、その電話番号に対応する着信モードが手動着信モードであったとき、発呼側が電話通話する前に回線を開放するかあるいは電話通話と共にファクシミリデータを被呼側に送信したならば、その電話番号についてはF/T切換着信モードが対応するように更新される。
【0063】
更に、その電話番号に対応する着信モードがF/T切換着信モードであったとき、発呼側が電話通話のみ行ったならば、その電話番号については手動着信モードが対応し、発呼側がファクシミリ通信のみ行ったならば、その電話番号については自動着信モードが対応するように更新される。
【0064】
一方、今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていなかった場合には、発呼側が電話通話のみ行ったならばその電話番号については手動着信モードが対応し、発呼側がファクシミリ通信のみ行ったならばその電話番号については自動着信モードが対応し、発呼側が交信前に回線を開放するかあるいは電話通話と共にファクシミリデータを被呼側に送信したならばその電話番号についてはF/T切換着信モードが対応するように、リスト記憶エリア7aに登録(記憶)される(表2の「F/T切換着信モード」の欄参照)。
【0065】
ここで、上記実施例と本発明の構成要件との対応関係を明らかにする。上記実施例のEEPROM7のリスト記憶エリア7aが本発明の記憶手段に相当し、CPU3が判断手段、第1処理手段、第2処理手段、記憶制御手段及び記憶調整手段に相当する。また、図4のS19が判断手段の処理に相当し、図4のS21、S23、S25、S27が第1処理手段の処理に相当し、図4のS33の処理が第2処理手段の処理に相当し、図4のS35の処理が記憶制御手段の処理に相当し、図4のS29の処理が記憶調整手段の処理に相当する。
【0066】
更に、本実施例の手動着信処理には、本発明の電話着信処理と電話着信処理以外の処理とが含まれる。即ち、図7のフローチャートにおいて、発呼側が交信前に回線を開放した場合(S63でYES)及びファクシミリ受信処理で発呼側からファクシミリ信号を受信した場合(SS81でYES、S83)を除く処理が、本発明の電話着信処理(即ち、電話通話を行う処理)に相当し、発呼側が交信前に回線を開放した場合(S63でYES)及びファクシミリ受信処理で相手からファクシミリ信号を受信した場合(SS81でYES、S83)が、電話着信処理以外の処理に相当する。
【0067】
同様に、本実施例の自動着信処理には、本発明のファクシミリ着信処理とファクシミリ着信処理以外の処理が含まれる。即ち、図5のフローチャートにおいて、ファクシミリ受信処理で発呼側からファクシミリ信号をがファクシミリ信号を受信しなかった場合(S47でNO)を除く処理が、本発明のファクシミリ着信処理に相当し、ファクシミリ受信処理で発呼側からファクシミリ信号を受信しなかった場合(S47でNO)が、ファクシミリ着信処理以外の処理に相当する。
【0068】
以上のファクシミリ装置1によれば、以下の効果が得られる。予め着信モードリストに登録された電話番号と着信モードとの対応関係に基いて今回受信した発呼側電話番号に対応する着信処理を迅速に選択する機能を有するため、いずれの着信処理を選択するかの判断に要する時間につき発呼側に電話料金が課されることを防止できるという効果が得られる。特に、この着信処理の選択を回線が閉結する前に行うため、この判断に要する時間につき発呼側に電話料金が課されることを一層確実に防止できる。尚、かかる効果は、電話番号に対応する着信モードがF/T切換着信モードの場合には得ることができない。また、発呼側電話番号が着信モードリストに登録されていない場合、かかる電話番号につき所定の着信モードと対応した形で自動的に着信モードリストに登録されるため、オペレータがその電話番号と着信モードとの対応関係をいちいち入力する作業が不要になるという効果が得られる。また、発呼側電話番号が着信モードリストに既に登録されている場合、その電話番号に対応する着信処理が変更されたとしても、その電話番号に対応する着信モードを自動的に更新するため、オペレータがその電話番号と着信モードとの対応関係をいちいち入力し直す必要がないという効果が得られる。さらに、本実施例のファクシミリ装置1では、予め着信モードリストに登録された電話番号と着信モードとの対応関係に基いて今回受信した発呼側電話番号に対応する着信処理を迅速に選択する機能を有する通信装置において、オペレータがいちいち着信モードリストを入力しなければならないタイプのものに比べて、上記機能を有効に活用することができるという効果が得られる。
【0069】
尚、本発明は、上記実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうまでもない。例えば、上記実施例において、EEPROM7のリスト記憶エリア7aには、電話番号につき自動着信処理又は手動着信処理が対応するときのみを記憶し、電話番号につきF/T切換着信処理が対応するときは記憶しないこととしてもよい。この場合にも上記実施例と同様の効果が得られる。
【0070】
【発明の効果】
【0071】
【0072】
【0073】
以上詳述したように、請求項1記載の発明に係る通信装置によれば、予め記憶手段に登録された電話番号と処理モードの種別との対応関係に基いて所定の電話番号に対応する処理モードを迅速に選択する機能を有するため、いずれの処理モードを選択するかの判断に要する時間につき発呼側が課金されることを防止できるという効果が得られる。
【0074】
また、請求項2記載の発明に係る通信装置によれば、記憶手段に登録されていない電話番号につき、オペレータがその電話番号と処理モードの種別との対応関係をいちいち入力して登録するという煩わしい作業が不要なため、上記機能が有効に活用されるという効果も得られる。
【0075】
また、請求項3記載の発明に係る通信装置によれば、記憶手段に登録されている電話番号につき、対応する処理モードの種別が変更になったとき、オペレータがその電話番号と更新後の処理モードの種別との対応関係をいちいち入力して更新するという煩わしい作業が不要なため、上記機能が有効に活用されるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】本実施例のファクシミリ装置の概略構成を表すブロック図である。
【図3】通信プロトコルの制御信号を表す説明図である。
【図4】メインルーチンのフローチャートである。
【図5】自動着信処理のフローチャートである。
【図6】ファクシミリ受信処理のフローチャートである。
【図7】手動着信処理のフローチャートである。
【図8】F/T切換着信処理のフローチャートである。
【図9】着信モードリスト自動登録処理のフローチャートである。
【図10】着信モードリスト自動更新処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置
3・・・CPU
7・・・EEPROM
7a・・・リスト記憶エリア
8・・・RAM
8a・・・発呼側電話番号記憶エリア
8b・・・通信状況記憶エリア
9・・・画像メモリ
12・・・符号化部
13・・・スキャナ
14・・・復号化部
15・・・プリンタ
16・・・電話回線
17・・・交換機
18・・・通信装置
21・・・受話器
22・・・操作パネル
22a・・・ディスプレイ
22c・・・通信キー
26・・・スピーカ
【特許請求の範囲】
【請求項1】交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な通信装置において、
呼出信号を受信した際の処理として、自動着信モード、手動着信モード及びF/T切換着信モードを含む複数種類の処理モード備え、電話番号に対して前記処理モードのうちのいずれかのモードを対応させて記憶する記憶手段と、
前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記記憶手段に記憶された電話番号と一致するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により一致すると判断されたならば、前記発呼側電話番号に対応する処理モードの種別を前記記憶手段から読み出し、その読み出した種別の処理モードを実行する着信処理手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
【請求項2】前記判断手段により一致しないと判断されたならば、F/Tモードを選択し、発呼側の要望に基づいて電話通話又はファクシミリ通信を行い、実際に行った結果に応じて処理モードを決定し、発呼側電話番号と対応させて記憶する記憶制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】前記判断手段により一致すると判断され、前記発呼側電話番号に対応する処理モードを実行したにもかかわらず、その処理モードが適当でない場合、前記記憶手段に記憶された電話番号と処理モードとの対応を変更又は解除する記憶調整手段を備えたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の通信装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信装置として、ファクシミリと電話を一本の回線で行うものが知られており、かかる装置には発呼側がファクシミリデータの送信を要望するのか電話通話を要望するのかに応じて、ファクシミリ着信処理か電話着信処理のいずれかを選択して実行するファクシミリ/電話切換着信モード(以下、「F/T切換着信モード」という)が備えられている。
【0003】
かかるF/T切換着信モードでは、着信すると一旦回線を閉結し、所定の通信プロトコルによる信号の送受信を開始し、擬似呼出音を鳴動させると共に閉結された回線を通じて発呼側に擬似リングバックトーンを送出する。そして、この間にファクシミリの呼出音であるCNG信号を受信したならばファクシミリ着信処理を実行し、一方、受話器がオフフックされれば電話着信処理を実行する。また、CNG信号を受信せず、かつ、受話器がオフフックされない状態で所定時間経過したならば、強制的に発呼側がファクシミリデータを送信するものとみなし、仮に発呼側が電話であったとしても、発呼側に通信を諦めさせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発呼側が電話専用機でありファクシミリ機能を有していない場合、F/T切換着信モードで処理すると、所定の通信プロトコルにおいてCNG信号を受信したか否かを判断する必要があるため、電話で通話する前から回線が閉結されて電話料金が課金されてしまうという問題があった。具体的には、被呼側において擬似呼出音を鳴動し、発呼側には擬似リングバックトーンを送出するが、被呼側がその通信装置の近傍にいないときや留守のとき等は擬似呼出音を鳴動し続けることになり、その間、発呼側は待ち続けることになる。この状態で所定時間経過すると、ファクシミリ装置はファクシミリ着信処理を開始するため、発呼側は交信を諦めて電話を切ることになる。このとき、発呼側は交信できなかったにもかかわらず課金されるという不都合があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、電話番号と着信処理との対応関係を予め登録しておき、これに基づいて所定の電話番号に対応する着信処理を迅速に選択することにより、いずれの着信処理を選択するかの判断に要する時間につき発呼側が課金されることを防止できる通信装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
【0008】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明に係る通信装置は、交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な通信装置において、呼出信号を受信した際の処理として、自動着信モード、手動着信モード及びF/T切換着信モードを含む複数種類の処理モード備え、電話番号に対して前記処理モードのうちのいずれかのモードを対応させて記憶する記憶手段と、前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記記憶手段に記憶された電話番号と一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により一致すると判断されたならば、前記発呼側電話番号に対応する処理モードの種別を前記記憶手段から読み出し、その読み出した種別の処理モードを実行する着信処理手段と、を備えたものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明に係る通信装置は、前記判断手段により一致しないと判断されたならば、F/Tモードを選択し、発呼側の要望に基づいて電話通話又はファクシミリ通信を行い、実際に行った結果に応じて処理モードを決定し、発呼側電話番号と対応させて記憶する記憶制御手段を備えたものである。
【0011】
また、請求項3記載の発明に係る通信装置は、前記判断手段により一致すると判断され、前記発呼側電話番号に対応する処理モードを実行したにもかかわらず、その処理モードが適当でない場合、前記記憶手段に記憶された電話番号と処理モードとの対応を変更又は解除する記憶調整手段を備えたものである。
【0012】
【作用】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
上記構成を備えた請求項1記載の発明に係る通信装置では、請求項1記載の発明に係る通信装置では、他の通信装置からの呼出信号が入来する際又は入来した後に交換機から送信される発呼側電話番号(CallerID)を受信する。ここで、当該通信装置では、呼出信号を受信した際の処理として、自動着信モード、手動着信モード及びF/T切換着信モードを含む複数種類の処理モード備え、電話番号に対して、複数の処理モードのうちのいずれかのモードを対応させて記憶する記憶手段を備えている。判断手段は、交換機側から送られた発呼側電話番号が記憶手段に記憶された電話番号と一致するか否かを判断し、この判断手段により一致すると判断されたならば、今回交換機から送られてきた発呼側電話番号に対応する処理モードの種別を記憶手段から読み出し、その読み出した種別の処理モードを実行する。
【0019】
即ち、電話番号とそれに適切な処理モードの種別とを予め対応付けて記憶手段に登録しておけば、呼出信号を受信した際に、交換機から送られてきた発呼側電話番号に対する処理モードが迅速に選択される。
また、請求項2記載の発明に係る通信装置では、判断手段により一致しないと判断されたならば、F/Tモードを選択し、発呼側の要望に基づいて電話通話又はファクシミリ通信を行い、記憶制御手段が、実際に行った結果に応じて処理モードの種別を決定し、発呼側電話番号と対応させて記憶する。
【0020】
即ち、当該通信装置は、交換機から送られてきた発呼側電話番号が未だ記憶手段に記憶されていなければ、その発呼側電話番号につき、発呼側の要望に応じて行った処理に相当する処理モードの種別を対応させて記憶手段に自動的に登録するものである。
【0021】
また、請求項3記載の発明に係る通信装置では、判断手段により一致すると判断され、発呼側電話番号に対応する種別の処理モードを実行したにもかかわらず、その処理モードが適当でない場合、記憶調整手段が、記憶手段に記憶された電話番号と処理モードの種別との対応を変更又は解除する。
【0022】
即ち、当該通信装置は、予め登録された電話番号と処理モードとの対応関係に基いて所定の電話番号に対応する処理モードを迅速に選択すると共に、実際には対応関係に基づく処理モードが適当でない場合には、電話番号と処理モードの種別との対応を自動的に更新するものである。
【0023】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。図1、図2は本実施例のファクシミリ装置(通信装置)の説明図であって、図1は斜視図、図2は概略構成を表すブロック図である。
【0024】
図1に示すように、ファクシミリ装置1の本体1aの側部には、受話器21が取り付けられ、上面の前部には操作パネル22が設けられている。また、本体1aの上面後部には、図示しない記録紙カセットを着脱自在に装着するためのカセット装着部23が形成され、上面中央には原稿台24が形成されている。
【0025】
ファクシミリ装置1には、図2に示すように、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、NCUという)2、CPU3、モデム4、バッファ5、ROM6、EEPROM7、RAM8、画像メモリ9、音声メモリ10、音声LSI11、符号化部12、スキャナ13、復号化部14、プリンタ15、操作パネル22、アンプ25及びスピーカ26が備えられ、これらは信号バスライン20を介して接続されている。
【0026】
ファクシミリ装置1の中核となるCPU3は、回線制御用のNCU2を介して送受信される各種信号に従って、信号バスライン20により接続された装置各部を制御してファクシミリ動作又は電話動作つまりデータ通信を実行するものである。
【0027】
モデム4は、画情報を変調・復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するものであり、バッファ5は、他の通信装置18との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に格納するものである。ROM6は、制御プログラムを格納したメモリである。また、EEPROM7は、各種設定情報等を記憶させるメモリであり、交換機17から送られてきた発呼側電話番号とその電話番号に対応する所定の着信モードとをリストとして記憶するリスト記憶エリア7a等を備えている。また、RAM8は、動作実行時の各種データを一時格納するためのメモリであり、交換機17から送られてきた発呼側電話番号を記憶する発呼側電話番号記憶エリア8a、通信状況を記憶する通信状況記憶エリア8b等を備えている。
【0028】
画像メモリ9は、ダイナミックRAM(DRAM)等により構成され、画像データを記憶する画像データ記憶エリア9a、及び記録のためのビットイメージを記憶するビットイメージ記憶エリア9bを備えている。また、音声メモリ10は、DRAM等により構成され、発呼側へ送出すべき応答メッセージであるOGMや、発呼側から送られてきた入来メッセージであるICM等を記憶するものである。
【0029】
音声LSI11は、NCU2によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換すると共に、このファクシミリ装置1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してNCU2に出力するものである。符号化部12は、送信する画情報の符号化を行うものであり、スキャナ13は、原稿台24(図1参照)に載置された原稿から画像を読み取るためのものである。復号化部14は、バッファ5または画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに記憶・書き込みされた受信画像データを記録のために読み出して復号化を行うものであり、プリンタ15は受信画像データを用紙に記録するものであり、例えば、レーザ光により感光体に潜像を形成し、それをトナーを用いて現像し、用紙に転写する静電電子写真記録方式を用いることができる。なお、画像データは、例えば、ランレングス法で圧縮符号化されて送受信される。
【0030】
操作パネル22は、このファクシミリ装置1の動作状態をディスプレイ22a(図1参照)に表示すると共にオペレータが各種操作を行うためのものであり、テンキー22b、通信キー22c、ファンクションキー22d(図1参照)などを備えている。
【0031】
アンプ25は、呼出音や再生したICMをスピーカ26を介して出力させるためのものである。かかるファクシミリ装置1は、NCU2を介して電話回線16に接続されている。この電話回線16は交換機17に接続され、この交換機17は図示しない他の電話回線を介して他の通信装置(ファクシミリ装置や電話機)18に接続されている。
【0032】
このファクシミリ装置1には、他の通信装置18のダイヤル操作に応じて、当該他の通信装置18から交換機17を介して呼出信号が入来する。このとき、双方の所有者が発呼側電話番号受信サービスの加入者であるとして交換機17に登録しているならば、最初の呼出信号と次の呼出信号の間の無音区間において、交換機17を介して発呼側情報がファクシミリ装置1に送られる交換システムになっており、アメリカではアナログの交換システムにおいてすでに実用化されている。
【0033】
次に、このように構成されたファクシミリ装置1の動作について概略説明する。ファクシミリデータ(画像データの一種)を記録紙に記録して受信する時には、ファクシミリ装置1は、他の通信装置18と交換機17及び電話回線16を介してNCU2に接続された後、CPU3の制御のもとに当該他の通信装置18との間で所定の通信プロトコル(図3参照、以下同じ)による信号の授受を行ってから、当該他の通信装置18から送信される画像データの所定容量分だけバッファ5に記憶する。この画像データは符号化(圧縮)されており、復号化部14にて復号化(伸長)し、それを画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bに1ページ単位での記録のためにビットイメージに展開して書き込む。そして、所定の解像度によりビット展開し、これをプリンタ15に送り、1ページ単位で印刷する。バッファ5は、記憶内容が画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bに書き込まれた後クリアされ、送信される画像データの次の所定容量分が記憶される。また、画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bは、プリンタ15に出力後クリアされ、次のビットイメージデータが書き込まれる。以上の処理により、プリンタ15は、所定容量分の通信内容を順次記録紙に記録することになり、最終的に通信内容の全容が印字される。
【0034】
また、ファクシミリデータをメモリ受信する時(代行受信等)には、画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに圧縮された画像データを格納しておき、記録時に、画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bにビット展開する。一方、通常のファクシミリデータを送信する時には、スキャナ13で送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してからNCU2を介して送信する。また、メモリ送信時には、スキャナ13で送信原稿を読み取り、符号化した画像データを画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに格納し、指定の時刻に送信動作を行う。
【0035】
次に、電話着信する時には、CPU3は、呼出信号が入来したこと(即ち、着信があったこと)をNCU2を介して検出すると共に、その呼出信号に連動して所定の呼出音をアンプ25及びスピーカ26を介して出力する。そして、CPU3は、呼出信号の検出中に受話器21が外されたことを検出すると、NCU2に電話回線を閉結させて、受話器21での通話を可能にする。その後、受話器21がかけられたことを検出すると、NCU2に電話回線を開放させる。
【0036】
一方、電話発信する時には、CPU3は、受話器21が外されたことをNCU2を介して検出し、その後、操作パネル22のテンキー22b操作に応じた選択信号をNCU2に出力する。すると、その選択信号はNCU2から電話回線16及び交換機17を介して、他の通信装置18の呼出が行われる。
【0037】
次に、本発明の特徴の1つである図4のメインルーチンについて説明する。このメインルーチンの処理は、ファクシミリ装置1の電源(図示せず)がオンされることにより開始される。この処理が開始されると、まず、他の通信装置18からの呼出信号が着信したか否かを判断し(S11)、呼出信号が着信しなければ(S11でNO)、再びS11に戻る。一方、S11にて、呼出信号が着信したならば(S11でYES)、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aをクリアし(S12)、続いて、今回交換機17から発呼側電話番号が送られてきたか否かを判断し(S13)、交換機17から発呼側電話番号が送られてこなければ(S13でNO)、後述のF/T切換着信処理を行い(S31)、その後再びS11に戻る。
【0038】
一方、S13にて、交換機17から発呼側電話番号が送られてきたならば(S13でYES)、その発呼側電話番号をRAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに一時的に記憶し(S15)、次いでその電話番号を操作パネル22のディスプレイ22aに表示する(S17)。続いて、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号が、EEPROM7のリスト記憶エリア7aに既に記憶されているか否かを判断し(S19)、記憶されていなければ(S19でNO)、後述のF/T切換着信処理を行い(S33)、続いて後述の着信モードリスト自動登録処理(S35)を行った後、再びS11に戻る。
【0039】
一方、S19にて、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに既に記憶されていたならば(S19でYES)、リスト記憶エリア7aに記憶された着信モードリスト(後記する表1参照)から、その電話番号に対応する着信モードが自動着信モード、手動着信モード、F/T切換着信モードのいずれであるかを判断し(S21)、ここで判断された着信モードに応じて後述の自動着信処理、手動着信処理、F/T切換着信処理のいずれかを実行する(S23、S25、S27)。その後、後述の着信モードリスト自動更新処理を実行し(S29)、再びS11に戻る。
【0040】
次に、図4のメインルーチンのS23における自動着信処理について、図5のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグを共にオフにし(S41)、続いて、回線を閉結し(S43)、ファクシミリ受信処理を行う(S45)。
【0041】
ここで、ファクシミリ受信処理について図6に基づいて簡単に説明すると、まず、発呼側の通信装置18に対して所定の通信プロトコルに基づく信号(CED等)を送信する(S51)。その後、発呼側の通信装置18から何らかのファクシミリ信号(所定の通信プロトコルに基づく信号(TSI、ファクシミリデータ等を含む))を受信したか否かを判断し(S53)、かかる信号を受信していなければ(S53でNO)、所定時間経過したか否かを判断し(S55)、所定時間経過していなければ(S55でNO)、再びS53に戻り、所定時間経過したならば(S55でYES)、このファクシミリ受信処理を終える。一方、S53にて、発呼側からファクシミリ信号を受信したならば(S53でYES)、ファクシミリデータを記録紙に記録して受信するかメモリ受信し(S57)、その後、このファクシミリ受信処理を終える。尚、ファクシミリデータを記録紙に記録して受信する動作やメモリ受信の動作については既に述べた通りである。
【0042】
図5に戻り、S45にて前記したファクシミリ受信処理を実行した後、続いて、ファクシミリ受信処理において発呼側の通信装置18から何らかのファクシミリ信号を受信したか否かを判断し(S47)、かかる信号を受信していなければ(S47でNO)、回線を開放し(S49)、この自動着信処理を終える。一方、発呼側から何らかのファクシミリ信号を受信したならば(S47でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bのファクシミリ通信フラグをオンにし(S48)、回線を開放し(S49)、この自動着信処理を終える。
【0043】
次に、手動着信処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグを共にオフにし(S61)、発呼側の通信装置18からの呼出信号が途絶したか否かを判断し(S63)、呼出信号が途絶したならば(S63でYES)、発呼側が電話を切った(回線を開放した)とみなし、この手動着信処理を終える。
【0044】
一方、S63にて、発呼側の通信装置18からの呼出信号が途絶していなければ(S63でNO)、アンプ25及びスピーカ26を介して呼出音を出力させる(S65)。その後、受話器21が外されたか否か、即ちオフフックされたか否かを判断し(S67)、オフフックされなければ(S67でNO)、再びS63に戻る。一方、S67にて、オフフックされたならば(S67でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグをオンにし(S69)、回線を閉結する(S71)。
【0045】
その後、ファクシミリ受信を開始するための通信キー22cがオンされたか否かを判断し(S73)、通信キー22cがオンされたならば(S73でYES)、上述のファクシミリ受信処理(図6参照)を行い(S79)、続いて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したか否かを判断し(S81)、かかる信号を受信していなければ(S81でNO)、回線を開放し(S77)、この手動着信処理を終える。一方、S81にて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したならば(S81でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bのファクシミリ通信フラグをオンにし(S83)、回線を開放し(S77)、この手動着信処理を終える。
【0046】
一方、S73にて、通信キー22cがオンされなければ(S73でNO)、オンフックされたか否かを判断し(S75)、オンフックされなければ(S75でNO)、再びS73に戻る。また、S75にて、オンフックされたならば(S75でYES)、回線を開放し(S77)、この手動着信処理を終える。
【0047】
次に、F/T切換着信処理について図8のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグを共にオフにし(S101)、続いて、回線を閉結し(S103)、発呼側が回線を開放したことを意味するビジートーンが検出されたか否かを判断する(S105)。ビジートーンが検出されたならば(S105でYES)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。
【0048】
一方、S105にて、ビジートーンが検出されなければ(S105でNO)、アンプ25及びスピーカ26を介して擬似呼出音を鳴動させると共に、発呼側に対して擬似リングバックトーンを送出する(S107)。その後、オフフックされたか否かを判断し(S109)、オフフックされたならば(S109でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bに電話通話フラグをオンにし(S123)、続いて通信キー22cがオンされたか否かを判断し(S125)、通信キー22cがオンされたならば(S125でYES)、S115に進む。一方、S125にて、通信キー22cがオンされなければ(S125でNO)、オンフックされたか否かを判断し(S127)、オンフックされなければ(S127でNO)、再びS125に戻り、オンフックされたならば(S127でYES)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。
【0049】
また、S109にて、オフフックされなければ(S109でNO)、続いてCNG信号を受信したか否かを判断し(S111)、CNG信号を受信しなければ(S111でNO)、このF/T切換着信処理を開始してから所定時間が経過したか否かを判断し(S113)、所定時間経過していなければ(S113でNO)、再びS105に戻る。一方、S111にて、CNG信号を受信したか(S111でYES)、あるいは、S113にて、所定時間経過したならば(S113でYES)、上述のファクシミリ受信処理(図6参照)を行う(S115)。続いて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したか否かを判断し(S117)、かかる信号を受信していなければ(S117でNO)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。一方、S117にて、ファクシミリ受信処理の際に発呼側からファクシミリ信号を受信したならば(S117でYES)、RAM8の通信状況記憶エリア8bのファクシミリ通信フラグをオンにし(S119)、回線を開放し(S121)、このF/T切換着信処理を終える。
【0050】
次に、図4のS33の着信モードリスト自動登録処理について、図9のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方が共にオン又はオフの状態であるか否かを判断し(S201)、双方が共にオン又はオフの状態であれば(S201でYES)、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号とF/T切換着信モードとを対応させた形でEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶し(S205)、本処理を終了する。
【0051】
S201にて、電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方が共にオン又はオフの状態でなければ(S201でNO)、続いて電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態であるか否かを判断し(S203)、各フラグがかかる状態であるならば(S203でYES)、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号と手動着信モードとを対応させた形でEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶し(S207)、本処理を終える。
【0052】
S203にて、電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態でなければ(S203でNO)、電話通話フラグがオフ、ファクシミリ通信フラグがオンであるため、RAM8の発呼側電話番号記憶エリア8aに記憶した電話番号と自動着信モードとを対応させた形でEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶し(S209)、本処理を終える。
【0053】
次に、図4のS29の着信モードリスト自動更新処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、RAM8の通信状況記憶エリア8bの電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方が共にオン又はオフの状態であるか否かを判断し(S301)、双方が共にオン又はオフの状態であれば(S301でYES)、着信モードリストにおけるこの電話番号に対応する着信モードをF/T切換着信モードに更新し(S305)、本処理を終了する。
【0054】
S301にて、電話通話フラグ及びファクシミリ通信フラグの双方のいずれかがオン又はオフの状態であれば(S301でNO)、続いて電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態であるか否かを判断し(S303)、各フラグがかかる状態であるならば(S303でYES)、着信モードリストにおけるこの電話番号に対応する着信モードを手動着信モードに更新し(S307)、本処理を終える。
【0055】
S303にて、電話通話フラグがオン、ファクシミリ通信フラグがオフの状態でなければ(S303でNO)、電話通話フラグがオフ、ファクシミリ通信フラグがオンであるため、着信モードリストにおけるこの電話番号に対応する着信モードを自動着信モードに更新し(S309)、本処理を終える。
【0056】
以上のようにして、図4のメインルーチンが実行されると、EEPROM7のリスト記憶エリア7aには表1のような着信モードリストが作成される。
【0057】
・【表1】
【0058】
また、今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていた場合には、今回の着信処理の内容に応じて、その電話番号に対応する着信モードが更新(変更)され、一方、今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていない場合には、その発呼側電話番号につき、発呼側の要望に応じて行った処理に相当する着信処理を対応させて新たに着信モードリストに登録する。
【0059】
その詳細を表2に基づいて説明する。
【0060】
・【表2】
【0061】
今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていた場合において、その電話番号に対応する着信モードが自動着信モードであったとき、発呼側がファクシミリ信号を被呼側に送信しなかったならば、その電話番号についてはF/T切換着信モードが対応するように更新される。
【0062】
また、その電話番号に対応する着信モードが手動着信モードであったとき、発呼側が電話通話する前に回線を開放するかあるいは電話通話と共にファクシミリデータを被呼側に送信したならば、その電話番号についてはF/T切換着信モードが対応するように更新される。
【0063】
更に、その電話番号に対応する着信モードがF/T切換着信モードであったとき、発呼側が電話通話のみ行ったならば、その電話番号については手動着信モードが対応し、発呼側がファクシミリ通信のみ行ったならば、その電話番号については自動着信モードが対応するように更新される。
【0064】
一方、今回交換機17から送られてきた発呼側電話番号がEEPROM7のリスト記憶エリア7aに記憶されていなかった場合には、発呼側が電話通話のみ行ったならばその電話番号については手動着信モードが対応し、発呼側がファクシミリ通信のみ行ったならばその電話番号については自動着信モードが対応し、発呼側が交信前に回線を開放するかあるいは電話通話と共にファクシミリデータを被呼側に送信したならばその電話番号についてはF/T切換着信モードが対応するように、リスト記憶エリア7aに登録(記憶)される(表2の「F/T切換着信モード」の欄参照)。
【0065】
ここで、上記実施例と本発明の構成要件との対応関係を明らかにする。上記実施例のEEPROM7のリスト記憶エリア7aが本発明の記憶手段に相当し、CPU3が判断手段、第1処理手段、第2処理手段、記憶制御手段及び記憶調整手段に相当する。また、図4のS19が判断手段の処理に相当し、図4のS21、S23、S25、S27が第1処理手段の処理に相当し、図4のS33の処理が第2処理手段の処理に相当し、図4のS35の処理が記憶制御手段の処理に相当し、図4のS29の処理が記憶調整手段の処理に相当する。
【0066】
更に、本実施例の手動着信処理には、本発明の電話着信処理と電話着信処理以外の処理とが含まれる。即ち、図7のフローチャートにおいて、発呼側が交信前に回線を開放した場合(S63でYES)及びファクシミリ受信処理で発呼側からファクシミリ信号を受信した場合(SS81でYES、S83)を除く処理が、本発明の電話着信処理(即ち、電話通話を行う処理)に相当し、発呼側が交信前に回線を開放した場合(S63でYES)及びファクシミリ受信処理で相手からファクシミリ信号を受信した場合(SS81でYES、S83)が、電話着信処理以外の処理に相当する。
【0067】
同様に、本実施例の自動着信処理には、本発明のファクシミリ着信処理とファクシミリ着信処理以外の処理が含まれる。即ち、図5のフローチャートにおいて、ファクシミリ受信処理で発呼側からファクシミリ信号をがファクシミリ信号を受信しなかった場合(S47でNO)を除く処理が、本発明のファクシミリ着信処理に相当し、ファクシミリ受信処理で発呼側からファクシミリ信号を受信しなかった場合(S47でNO)が、ファクシミリ着信処理以外の処理に相当する。
【0068】
以上のファクシミリ装置1によれば、以下の効果が得られる。予め着信モードリストに登録された電話番号と着信モードとの対応関係に基いて今回受信した発呼側電話番号に対応する着信処理を迅速に選択する機能を有するため、いずれの着信処理を選択するかの判断に要する時間につき発呼側に電話料金が課されることを防止できるという効果が得られる。特に、この着信処理の選択を回線が閉結する前に行うため、この判断に要する時間につき発呼側に電話料金が課されることを一層確実に防止できる。尚、かかる効果は、電話番号に対応する着信モードがF/T切換着信モードの場合には得ることができない。また、発呼側電話番号が着信モードリストに登録されていない場合、かかる電話番号につき所定の着信モードと対応した形で自動的に着信モードリストに登録されるため、オペレータがその電話番号と着信モードとの対応関係をいちいち入力する作業が不要になるという効果が得られる。また、発呼側電話番号が着信モードリストに既に登録されている場合、その電話番号に対応する着信処理が変更されたとしても、その電話番号に対応する着信モードを自動的に更新するため、オペレータがその電話番号と着信モードとの対応関係をいちいち入力し直す必要がないという効果が得られる。さらに、本実施例のファクシミリ装置1では、予め着信モードリストに登録された電話番号と着信モードとの対応関係に基いて今回受信した発呼側電話番号に対応する着信処理を迅速に選択する機能を有する通信装置において、オペレータがいちいち着信モードリストを入力しなければならないタイプのものに比べて、上記機能を有効に活用することができるという効果が得られる。
【0069】
尚、本発明は、上記実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうまでもない。例えば、上記実施例において、EEPROM7のリスト記憶エリア7aには、電話番号につき自動着信処理又は手動着信処理が対応するときのみを記憶し、電話番号につきF/T切換着信処理が対応するときは記憶しないこととしてもよい。この場合にも上記実施例と同様の効果が得られる。
【0070】
【発明の効果】
【0071】
【0072】
【0073】
以上詳述したように、請求項1記載の発明に係る通信装置によれば、予め記憶手段に登録された電話番号と処理モードの種別との対応関係に基いて所定の電話番号に対応する処理モードを迅速に選択する機能を有するため、いずれの処理モードを選択するかの判断に要する時間につき発呼側が課金されることを防止できるという効果が得られる。
【0074】
また、請求項2記載の発明に係る通信装置によれば、記憶手段に登録されていない電話番号につき、オペレータがその電話番号と処理モードの種別との対応関係をいちいち入力して登録するという煩わしい作業が不要なため、上記機能が有効に活用されるという効果も得られる。
【0075】
また、請求項3記載の発明に係る通信装置によれば、記憶手段に登録されている電話番号につき、対応する処理モードの種別が変更になったとき、オペレータがその電話番号と更新後の処理モードの種別との対応関係をいちいち入力して更新するという煩わしい作業が不要なため、上記機能が有効に活用されるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】本実施例のファクシミリ装置の概略構成を表すブロック図である。
【図3】通信プロトコルの制御信号を表す説明図である。
【図4】メインルーチンのフローチャートである。
【図5】自動着信処理のフローチャートである。
【図6】ファクシミリ受信処理のフローチャートである。
【図7】手動着信処理のフローチャートである。
【図8】F/T切換着信処理のフローチャートである。
【図9】着信モードリスト自動登録処理のフローチャートである。
【図10】着信モードリスト自動更新処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置
3・・・CPU
7・・・EEPROM
7a・・・リスト記憶エリア
8・・・RAM
8a・・・発呼側電話番号記憶エリア
8b・・・通信状況記憶エリア
9・・・画像メモリ
12・・・符号化部
13・・・スキャナ
14・・・復号化部
15・・・プリンタ
16・・・電話回線
17・・・交換機
18・・・通信装置
21・・・受話器
22・・・操作パネル
22a・・・ディスプレイ
22c・・・通信キー
26・・・スピーカ
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