JP3575292B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はファクシミリ装置に関し、特に、受信者による電話回線の閉結前に交換機から送られる相手側装置の電話番号を受信することができるファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置は、原稿表面の文字や図形を画像データとして読み取って相手側のファクシミリ装置へ送信したり、或いは、相手側のファクシミリ装置から送られる画像データを受信して記録紙へ印刷するものである。ファクシミリ装置の中には、受話器(ハンドセット)を設けることによって、電話装置としても使用することができるものがある。ファクシミリ装置を電話装置として使用する場合には、着呼(呼出信号の着信)があったことを受信者に報知するため、着呼に伴う呼出音を鳴動する必要がある。しかし、呼出音を鳴動しても、受信者がファクシミリ装置の近くにいない場合には、電話回線を閉結することができないので、相手側のファクシミリ装置から送られる画像データを受信することができない。このため多くのファクシミリ装置では、着呼に伴う呼出音の鳴動回数を設定可能に構成して、着呼があった場合には、予め設定された回数分の呼出音を鳴動し、その間に受話器が取り上げられなければ、自動的に電話回線を閉結してファクシミリ受信動作を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかるファクシミリ装置では、着呼のあった相手側装置がファクシミリ装置であっても、設定回数分の呼出音が鳴動される。よって、受信者は、相手側装置がファクシミリ装置であるにも拘らず、電話回線を閉結する等の煩雑な操作を強いられてしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、着呼のあった相手側装置がファクシミリ装置である場合に、着呼に伴う呼出音の鳴動を禁止することができるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のファクシミリ装置は、回線の閉結前に交換機側から送られる呼出信号を受信する信号受信手段と、その信号受信手段による呼出信号の受信に伴い呼出音を鳴動する鳴動手段と、回線の閉結前に交換機側から送られる相手側装置の識別番号を受信する番号受信手段とを備えており、更に、その番号受信手段により相手側装置の識別番号を受信したか否かを判断する手段と、その判断する手段により相手側装置の識別番号を受信したと判断した場合に、その受信された相手側装置の識別番号を記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶された識別番号の相手側装置がファクシミリ装置であるか否かを判断する判断手段と、その判断手段により前記相手側装置がファクシミリ装置であると判断された場合に、前記鳴動手段による呼出音の鳴動を禁止する第1禁止手段と、前記判断する手段により相手側装置の識別番号を受信できなかったと判断された場合に、前記記憶手段の内容をクリアする手段とを備えている。
【0006】
この請求項1記載のファクシミリ装置によれば、回線の閉結前に交換機側から送られる呼出信号が信号受信手段により受信されると、その呼出信号の受信に伴い鳴動手段によって呼出音が鳴動される。回線の閉結前に交換機側から送られる相手側装置の識別番号が番号受信手段により受信されたか否かが判断され、相手側装置の識別番号を受信したと判断された場合、その受信された相手側装置の識別番号は記憶手段よって記憶される。一方、相手側装置の識別番号が受信できなかったと判断された場合には、記憶手段の内容がクリアされる。ここで、判断手段によって、記憶手段に記憶された識別番号の相手側装置がファクシミリ装置であるか否かが判断され、その相手側装置がファクシミリ装置であると判断されると、第1禁止手段によって、鳴動手段による呼出音の鳴動が禁止される。
【0007】
請求項2記載のファクシミリ装置は、請求項1記載のファクシミリ装置において、一の呼出信号と次の呼出信号との間に相手側装置の識別番号が交換機側から送られる場合に、前記信号受信手段による一の呼出信号の受信に伴う前記鳴動手段による呼出音の鳴動を禁止する第2禁止手段を備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、図1から図5までの添付図面を参照して説明する。本実施例では、特許請求の範囲に記載のファクシミリ装置として、モデム機能やコピー機能、ファクシミリ機能などの多くの機能を1台に備えた多機能周辺装置(MFD(Multi Function Device))1(図1参照)を用いて説明する。
【0009】
図1に、MFD1の外観斜視図を示す。MFD1の本体2の側部には、受話器(ハンドセット)3が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられて使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフック状態と称している。
【0010】
本体2の上面前部には複数のキー4aを備えた操作パネル4が設けられ、操作パネル4の左後部には、液晶表示器(LCD)5が設けられている。MFD1は、この操作パネル4上に設けられた複数のキー4aが押下されて操作されるとともに、その操作状態や操作手順などがLCD5へ表示される。
【0011】
操作パネル4及びLCD5の後部には原稿挿入口6が設けられている。ファクシミリ動作時に他のファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー動作時に複写されるコピー原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入されるのである。原稿挿入口6へ挿入された原稿は、その原稿画像がスキャナ22(図2参照)により画像データとして読み取られた後に、本体2の前面であって操作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給され、プリンタ25(図2参照)によって印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。また、本体2の一側面には、着呼(呼出信号46の着信)に伴う呼出音を鳴動するためのスピーカ28が設けられている。
【0012】
図2は、MFD1の電気的構成を示したブロック図である。MFD1には、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、音声メモリ16、音声LSI17、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5及びアンプ27が設けられ、これらはバスライン30を介して互いに接続されている。
【0013】
NCU19は回線制御を行うためのものであり、MFD1はこのNCU19を介して電話回線31に接続されている。NCU19は、交換機29から送信される呼出信号46(図4参照)やMODEM信号44(図4参照)等の各種信号を受信するとともに、操作パネル4上のキー4aの操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うものである。ここで、MODEM信号44は、MFD1が発信電話番号表示サービスに加入している場合に、交換機29から送信される信号であり、そのデータ中には着呼のあった相手側装置の電話番号(発信者番号)が含まれる。
【0014】
発信電話番号表示サービスとは、MFD1が当該サービスに加入している場合に、交換機29から発信者番号をMFD1へ送信するサービスである。発信者番号が送信されるタイミングは、日本やイギリスでは、呼出信号46の直前の無音区間であり、アメリカでは、最初の呼出信号46と次の呼出信号46との間の無音区間である。このため発信者番号は、受信者によってMFD1の受話器3が取り上げられる前に(受話器3がオンフック状態のまま)MFD1によって受信される。よって、このサービスを利用すれば、受話器3が取り上げられる前に、LCD5へ発信者番号を表示して、受信者に発信者を認識させることができる。
【0015】
CPU11は、NCU19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30により接続された各部を制御し、ファクシミリ動作や電話動作、即ち、データ通信を実行するためのものである。ROM12は、このMFD1で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、図5のフローチャートに示すプログラムは、このROM12内に格納されている。
【0016】
EEPROM13は、書換可能な不揮発性のメモリであり、EEPROM13へ記憶されたデータは、MFD1の電源オフ後も保持される。このEEPROM13は、相手側装置メモリ13aを備えている。相手側装置メモリ13aは、予め、相手側装置の電話番号(発信者番号)と、その相手側装置がファクシミリ装置であるか否かのデータとを互いに対応つけて記憶するためのメモリである。図3に、その相手側装置メモリ13aの構成を模式的に示す。
【0017】
図3に示すように、相手側装置メモリ13aには、電話番号エリア13bと、FAXフラグ13cとが設けられている。電話番号エリア13bは、発信者番号を記憶するためのエリアである。一方、FAXフラグ13cは、電話番号エリア13bに記憶されている電話番号の相手側装置がFAXであるか否かのデータを記憶するためのフラグである。電話番号エリア13bに記憶されている電話番号の相手側装置がファクシミリ装置である場合には、FAXフラグ13cがオンされている。一方、電話番号エリア13bに記憶されている電話番号の相手側装置がファクシミリ装置でない場合、即ち、相手側装置が電話装置である場合には、FAXフラグ13cはオフされている。なお、電話番号エリア13bのデータおよびFAXフラグ13cのデータは、受信者による操作パネル4上のキー4a操作によって、予め、互いに対応つけて記憶されている。
【0018】
図2に示すRAM14は、MFD1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、発信者番号メモリ14aを備えている。発信者番号メモリ14aは、着呼があった場合に、発信電話番号表示サービス(「ナンバーディスプレー」、「Caller ID」)によって交換機29から送られる発信者番号を一時的に記憶するためのメモリである。このため、着呼があっても交換機29から発信者番号が送信されない場合には、発信者番号メモリ14aの内容を「0」クリアしている。従って、発信者番号メモリ14aの内容を調べて、「0」でなければ、発信者番号メモリ14aに記憶される電話番号の相手側装置からの着呼であると判断でき、一方、発信者番号メモリ14aの内容が「0」であれば、着呼のあった相手側装置の電話番号が交換機29から送信されなかったと判断することができる。
【0019】
画像メモリ15は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。相手側のファクシミリ装置から送られNCU19によって受信された画像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ15から消去される。一般に、画像データは大容量であるが、画像データが印刷されることを条件にその画像データを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用することができる。
【0020】
音声メモリ16は、相手側装置へ送出される応答メッセージや、相手側装置から送られてきた入来メッセージを記憶するためのメモリである。画像メモリ15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信することによって、消去される。
【0021】
音声LSI17は、NCU19によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する音声認識処理と、MFD1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理とを行うためのものである。
【0022】
操作パネル4は、操作者がこのMFD1の設定等を行う場合に各種の操作を行うためのものであり、LCD5は、操作パネル4上のキー操作に伴う操作状態や操作手順などを表示するためのものである。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのものである。
【0023】
このように構成されたMFD1は、NCU19を介して、電話回線31に接続されている。この電話回線31は、MFD1側の交換機29に接続され、この交換機29は、電話回線32を介して、他の交換機に接続されている。なお、他の交換機は、更に、電話回線を介して相手側装置に接続されている。
【0024】
次に、図4を参照して、本MFD1が発信電話番号表示サービスに加入している場合に、相手側装置(発呼側装置)から本MFD1への着呼に伴い、MFD1と交換機29との間で送受信される各種信号について説明する。
【0025】
図4に示すように、まず、相手側装置から本MFD1へ発呼されると、交換機29は、MFD1との間で各種信号の送受信を行うためにMFD1と交換機29とを接続している電話回線31の極性反転41を行う。電話回線の極性は、通常、交換機29側に設けられている直流電源(電池)(図示せず)によって、電話回線の一方(L1側)がマイナスに、他方(L2側)がプラスにされている。よって、電話回線の極性反転41が行われると、電話回線のL1側がプラスに、L2側がマイナスに反転される。
【0026】
交換機29は、電話回線の極性反転41を行うと、MFD1へ発信者番号(相手側装置の電話番号)を通知することを示す情報受信端末起動信号42を送信する。MFD1は、この情報受信端末起動信号42を受信することにより、交換機29から発信者番号が通知されてくることを認識する。情報受信端末起動信号42を受信すると、MFD1から交換機29へ発信者番号を受信可能になったことを示す1次応答信号43が送信される。この1次応答信号43の送信は、MFD1が電話回線を閉結することにより行われる(図5のS2)。交換機29は、交換機29側から計測した電話回線の抵抗値(MFD1の直流(内部)回路の抵抗値を含む)が50Ω以上1700Ω以下となると、1次応答信号43を受信したと判断する。
【0027】
交換機29は、1次応答信号43を受信すると、ITU−T勧告V.23に準拠したMODEM信号44をMFD1へ送信する。発信者番号は、このMODEM信号44によってMFD1へ送信される。MFD1は、MODEM信号44を受信すると、MODEM信号44により発信者番号を受信したことを示す受信完了信号45を交換機29へ送信する。この受信完了信号45の送信は電話回線を開放することにより行われ(図5のS6)、交換機29は、交換機29側から計測した電話回線の抵抗値が1MΩ以上となると、受信完了信号45を受信したと判断する。
【0028】
交換機29は、受信完了信号45を受信すると、相手側装置からMFD1へ着呼があることを示す呼出信号46をMFD1へ送信する。ここで、受信者によって受話器3が取り上げられてオフフック状態となると、MFD1は、電話回線を閉結することにより、着呼に応答したことを示す2次応答信号47を交換機29へ送信する(図5のS14,S18)。交換機29は、前記した1次応答信号43の場合と同様に、交換機29側から計測した電話回線の抵抗値(MFD1の直流回路の抵抗値を含む)が50Ω以上1700Ω以下となると、2次応答信号47を受信したと判断する。
【0029】
交換機29は、2次応答信号47を受信すると、電話回線の極性復極48を行う。即ち、この極性の復極により、L1側がマイナスに、L2側がプラスに戻される。極性の復極後、電話回線と交換機29とを介して発信者(相手側装置の通話者)と受信者(MFD1の通話者)との間で通話が行われる。
【0030】
なお、発信電話番号表示サービスに加入していれば、必ず発信者番号が交換機29から送られるわけではない。具体的には、発呼側装置が電話番号の通知を拒否している場合には、交換機29からMFD1へ発信者番号は送信されない。しかし、この場合においても、発信者番号を送信できない旨の情報がMODEM信号44によってMFD1へ送信される。
【0031】
次に、図5のフローチャートを参照して、上記のように構成されたMFD1の動作について説明する。図5は、着信時における処理を示したフローチャートである。
【0032】
図5に示すように、まず、交換機29から送られる情報受信端末起動信号42を受信するまで待機し(S1:No)、情報受信端末起動信号42を受信すると(S1:Yes)、交換機29へ1次応答信号43を送信するために電話回線を閉結する(S2)。電話回線の閉結後、上述した発信電話番号表示サービスによって交換機29から送られる発信者番号を受信したか否かを判断する(S3)。MODEM信号44のデータ中に含まれる発信者番号を受信した場合には(S3:Yes)、その受信した発信者番号を発信者番号メモリ14aへ書き込む(S4)。
【0033】
一方、本MFD1が発信電話番号表示サービスに加入していても、発信者が電話番号の送信を拒否している場合には、交換機29から送られるMODEM信号44のデータ中に発信者番号は含まれていないので、発信者番号を受信することができない。よって、かかる場合には(S3:No)、発信者番号メモリ14aの内容を「0」クリアして(S5)、発信者番号が受信できなかったことを記憶する。
【0034】
次に、交換機29へ受信完了信号45を送信するために電話回線を開放する(S6)。電話回線の開放後、0.3秒以上の間隔を空けて、交換機29からMFD1へ呼出信号46が送信される。このため、S6の処理における電話回線の閉結後、0.3秒以上の所定の間隔を空けて交換機29側から送られる呼出信号46を受信したか否かを判断する(S7)。判断の結果、呼出信号46を受信しなければ(S7:No)、処理をS1へ移行して、交換機29から送られる新たな情報受信端末起動信号42を受信するまで待機する(S1)。
【0035】
一方、交換機29から送られる呼出信号46を受信した場合には(S7:Yes)、発信者番号メモリ14aの内容の電話番号が電話番号エリア13bに記憶されているか否かを確認する(S8)。発信者番号メモリ14aの内容の電話番号が電話番号エリア13bに記憶されていれば(S8:Yes)、発信者番号メモリ14aの内容と同一の電話番号に対応するFAXフラグ13cがオンであるか否かを確認する(S9)。発信者番号メモリ14aの内容と同一の電話番号に対応するFAXフラグ13cがオフであれば(S9:OFF)、発信者番号メモリ14aの内容の電話番号に対応する相手側装置、即ち、着呼のあった相手側装置は、MFD1に電話装置として登録されているので(ファクシミリ装置として登録されていないので)、S10の処理へ移行する。
【0036】
一方、S8の処理において、発信者番号メモリ14aの内容の電話番号が電話番号エリア13bに記憶されていなければ(S8:No)、その発信者番号メモリ14aの内容の電話番号に対応する相手側装置、即ち、着呼のあった相手側装置がファクシミリ装置であるのか、それとも電話装置であるのかを判断することができないので、S9の処理をスキップし、S10の処理へ移行する。
【0037】
S10の処理では、交換機29から送られる呼出信号46が継続しているか否かを確認する。呼出信号46が継続していれば(S10:Yes)、呼出信号46の受信に伴う呼出音をスピーカ28から鳴動する(S11)。呼出音の鳴動後、受信者によって受話器3が取り上げられ、オフフック状態となったか否かを確認する(S12)。受話器3が取り上げられず、オンフック状態のままであれば(S12:No)、設定回数分の呼出音を鳴動したか否かを確認する(S13)。設定回数分の呼出音の鳴動が未だ終了していなければ(S13:No)、設定回数分の呼出音を鳴動するために、処理をS10へ移行して、再度、呼出信号46が継続しているか否かを確認する(S10)。
【0038】
一方、設定回数分の呼出音の鳴動が終了すれば(S13:Yes)、2次応答信号47を交換機29へ送信するために電話回線を閉結する(S14)。この電話回線の閉結は、受信者によって受話器3が取り上げられなくても、設定回数分の呼出音の鳴動を終了することにより、自動的に行われる。なお、呼出音の鳴動回数は、操作パネル4上の各キー4aを介して、受信者により設定されている。
【0039】
S14の処理における電話回線の閉結後、ファクシミリ受信処理を実行する(S15)。このファクシミリ受信処理では、所定のプロトコルに沿って相手側装置と各種信号の送受信を行うことにより、相手側装置から送られる画像データを受信する。このファクシミリ受信処理が終了すると、電話回線を開放し(S16)、処理をS1へ移行して、交換機29から送られる新たな情報受信端末起動信号42を受信するまで待機する(S1)。
【0040】
一方、S12の処理において、受信者によって受話器3が取り上げられ、オフフック状態となれば(S12:Yes)、電話回線を閉結して(S18)、電話処理を実行する(S19)。この電話処理では、発信者と受信者との間で通話が行われる。受話器3が下ろされず、オフフック状態のままであれば(S20:No)、通話中であるので、電話処理(S19)を繰り返し実行する。一方、受話器3が下ろされ、オンフック状態となれば(S20:Yes)、電話回線を開放する(S21)。電話回線の開放後、処理をS1へ移行して、交換機29から送られる新たな情報受信端末起動信号42を受信するまで待機する(S1)。
【0041】
なお、S10の処理において、呼出信号46が途絶えれば、処理をS1へ移行して、交換機29から送られる新たな情報受信端末起動信号42を受信するまで待機する(S1)。
【0042】
S9の処理において、発信者番号メモリ14aの内容と同一の電話番号に対応するFAXフラグ13cがオンであれば(S9:ON)、呼出音の鳴動を禁止し(S17)、2次応答信号47を交換機29へ送信するために電話回線を閉結して(S14)、ファクシミリ受信処理を実行する(S15)。
【0043】
このように、交換機29から送られ発信者番号メモリ14aに記憶された電話番号の相手側装置がファクシミリ装置である場合には、着呼に伴う呼出音の鳴動が禁止される。よって、ファクシミリ装置からの着呼であるにも拘らず、煩雑な操作を受信者に強いることを防止することができるのである。具体的には、受信者による電話回線の閉結操作や、操作パネル4上のキー4a操作(FAX受信キーの押下など)を防止することができるのである。
【0044】
また、発信者番号メモリ14aの内容と同一の電話番号に対応するFAXフラグ13cがオンであれば、即ち、着呼のあった相手側装置がファクシミリ装置である場合には、所定回数分の呼出信号46を受信することなく(S10,S12,S13の各処理を実行することなく)、即座に電話回線を閉結して(S14)、ファクシミリ受信処理を実行することができる(S15)。よって、所定回数分の呼出信号46を受信した後にファクシミリ受信処理を実行する場合に比べて、電話回線の専有時間を短縮することができるのである。
【0045】
次に、図6及び図7を参照して、第2実施例について説明する。図6は、第2実施例のMFD100と交換機29との各種信号の送受信における手順を示した図である。なお、前記した第1実施例では、日本で使用されるMFD1について説明したが、この第2実施例では、アメリカで使用されるMFD100について説明する。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0046】
まず、図6を参照して、第2実施例のMFD100が発信電話番号表示サービス(「Caller ID」)に加入している場合に、相手側装置からMFD100への着呼に伴い、MFD100と交換機29との間で送受信される各種信号について説明する。図6に示すように、まず、相手側装置からMFD100へ発呼されると、交換機29からMFD100へ最初の呼出信号61が送られる。交換機29は、最初の呼出信号61を送信した後に0.5秒以上経過すると、発信者番号(相手側装置の電話番号)を含むデータ62を送信する。データ62の送信後、0.2秒以上経過すると、交換機29からMFD100へ、次の(2番目の)呼出信号61が送信される。
【0047】
このように、アメリカの発信電話番号表示サービスでは、発信者番号が最初の呼出信号61と次の呼出信号61との間に交換機29から送信される。
【0048】
なお、第1実施例と同様に、発信電話番号表示サービスに加入していれば、必ず発信者番号が交換機29から送られるわけではない。具体的には、相手側装置が電話番号の通知を拒否している場合には、交換機29からMFD100へ発信者番号は送信されない。しかし、この場合においても、発信者番号を送信できない旨の情報がデータ62によってMFD100へ送信される。
【0049】
図7は、第2実施例の着信時における処理を示したフローチャートである。図7に示すように、まず、呼出音の鳴動を禁止する(S31)。その後、交換機29から送られる最初の呼出信号61を受信したか否かを判断する(S32)。呼出信号61を受信しなければ(S32:No)、処理をS31へ移行する。
【0050】
一方、交換機29から送られる最初の呼出信号61を受信すれば(S32:Yes)、上述した発信電話番号表示サービスによって交換機29から送られる発信者番号を受信したか否かを確認する(S33)。この場合には、S1の処理において呼出音の鳴動が禁止されているので、交換機29から送られる最初の呼出信号61を受信しても、その最初の呼出信号61の受信に伴う呼出音は鳴動されない。
【0051】
S33の処理において、データ62に含まれる発信者番号を受信した場合には(S33:Yes)、その受信した発信者番号を発信者番号メモリ14aへ書き込む(S34)。一方、MFD100が発信電話番号表示サービスに加入していても、発信者が電話番号の送信を拒否している場合には、交換機29から送られるデータ62に発信者番号は含まれていないので、発信者番号を受信することができない。よって、かかる場合には(S33:No)、発信者番号メモリ14aの内容を「0」クリアして(S35)、発信者番号が受信できなかったことを記憶する。なお、S7からS21の各処理は、第1実施例と同一であるので、その説明を省略する。
【0052】
このように第2実施例では、交換機29から送られる最初の呼出信号61の受信に伴う呼出音の鳴動を禁止しているので、発信者番号が最初の呼出信号61と次の呼出信号61との間に交換機29から送信される場合にも、呼出音を鳴動することなく、ファクシミリ受信処理を行うことができるのである。
【0053】
次に、図8及び図9を参照して、第3実施例について説明する。図8は、第3実施例のMFD200と交換機29との各種信号の送受信における手順を示した図である。なお、第3実施例では、イギリスで使用されるMFD200について説明する。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0054】
まず、図8を参照して、第3実施例のMFD200が発信電話番号表示サービス(「Caller ID」)に加入している場合に、相手側装置からMFD200への着呼に伴い、MFD200と交換機29との間で送受信される各種信号について説明する。図8に示すように、相手側装置からMFD200へ発呼されると、交換機29は、MFD200との間で各種信号の送受信を行うためにMFD200と交換機29とを接続している電話回線31の極性反転81を行う。電話回線の極性は、通常、交換機29側に設けられている直流電源(電池)(図示せず)によって、電話回線の一方(L1側)がマイナスに、他方(L2側)がプラスにされている。よって、電話回線の極性反転81が行われると、電話回線のL1側がプラスに、L2側がマイナスに反転される。
【0055】
交換機29は、電話回線の極性反転81を行うと、MFD200へ発信者番号(相手側側装置の電話番号)を通知することを示すTAS信号(Tone Alert Signal)82を送信する。MFD200は、このTAS信号82を受信することにより、交換機29から発信者番号が通知されてくることを認識する。交換機29は、TAS信号82の送信後、0.045秒以上経過すると、CS(Channel Seizure)信号83とMARK信号84とデータ85とを連続してMFD200へ送信する。CS信号83は、以降の情報が発信者番号を示す信号であることを示す信号である。一方、MARK信号84は、データ85の直前に送られる信号であり、CS信号83とデータ85とを区分している。発信者番号は、CS信号83およびMARK信号84の後に交換機29から送信されるデータ85に含まれている。
【0056】
交換機29は、データ85の送信後、0.2秒以上経過すると、呼出信号86をMFD200へ送信する。ここで、受信者によって受話器3が取り上げられオフフック状態となると、MFD200は、電話回線の閉結87を行う(図9のS18)。交換機29は、MFD200により電話回線の閉結87が行われると、電話回線の極性復極88を行う。即ち、この極性の復極により、L1側がマイナスに、L2側がプラスに戻される。極性の復極後、電話回線と交換機29とを介して発信者(発呼側装置の通話者)と受信者(MFD1の通話者)との間で通話が行われる。
【0057】
なお、第1実施例と同様に、発信電話番号表示サービスに加入していれば、必ず発信者番号が交換機29から送られるわけではない。具体的には、相手側装置が電話番号の通知を拒否している場合には、交換機29からMFD200へ発信者番号は送信されない。しかし、この場合においても、発信者番号を送信できない旨の情報がデータ85によってMFD200へ送信される。
【0058】
図9は、第3実施例の着信時における処理を示したフローチャートである。図9に示すフローチャートでは、図5に示す第1実施例のフローチャートに対して、S1の処理、即ち、交換機29から送られる情報受信端末起動信号42を受信したか否かを判断する処理を、交換機29から送られるTAS信号82を受信したか否かを判断する処理(S41)に変更している。更に、図9に示すフローチャートでは、図5に示すフローチャートに対して、S2の処理とS6の処理とを省略している。
【0059】
なお、本実施例において、請求項1及び2に記載の判断手段としてはS9の処理が、第1禁止手段としてはS17の処理がそれぞれ該当する。請求項2記載の第2禁止手段としては、S31の処理が該当する。
【0060】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0061】
なお、請求項1及び2に記載されている回線の閉結とは、発信者番号を受信するために電話回線を閉結するS2の処理を示すものではなく、S14およびS18の処理を示すものである。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載のファクシミリ装置によれば、回線の閉結前に交換機側から送られた識別番号の相手側装置がファクシミリ装置であると判断されると、呼出信号の受信に伴う呼出音の鳴動が禁止される。よって、ファクシミリ装置からの着呼(呼出信号の着信)があった場合には、呼出音の鳴動が禁止されるので、回線を閉結する等の煩雑な操作を受信者に強いることを防止することができるという効果がある。また、相手側装置の識別番号を受信できなかったと判断された場合に、記憶手段の内容をクリアする手段を備えているので、記憶手段の内容を調べて、記憶手段の内容がクリアされていれば、相手側装置の識別番号が交換機から送信されなかったと判断することができる。
【0063】
請求項2記載のファクシミリ装置によれば、請求項1記載のファクシミリ装置の奏する効果に加え、更に、相手側装置の識別番号が、一の呼出信号と次の呼出信号との間に交換機側から送られる場合には、一の呼出信号の受信に伴う呼出音の鳴動が禁止される。よって、相手側装置の識別番号が一の呼出信号と次の呼出信号との間に交換機側から送信される場合にも、呼出音を鳴動することなく、ファクシミリ受信動作を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である多機能周辺装置(MFD)の斜視図である。
【図2】上記多機能周辺装置(MFD)の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】相手側装置メモリの構成を模式的に示した図である。
【図4】多機能周辺装置(MFD)と交換機との各種信号の送受信における手順を示した図である。
【図5】着信時の処理を示したフローチャートである。
【図6】第2実施例の多機能周辺装置(MFD)と交換機との各種信号の送受信における手順を示した図である。
【図7】第2実施例の着信時の処理を示したフローチャートである。
【図8】第3実施例の多機能周辺装置(MFD)と交換機との各種信号の送受信における手順を示した図である。
【図9】第3実施例の着信時の処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1,100,200 多機能周辺装置(MFD)(ファクシミリ装置)
14a 発信者番号メモリ(記憶手段)
19 ネットワークコントロールユニット(NCU)(信号受信手段および番号受信手段の一部)
20 モデム(信号受信手段および番号受信手段の一部)
21 バッファ(信号受信手段および番号受信手段の一部)
27 アンプ(鳴動手段の一部)
28 スピーカ(鳴動手段の一部)
29 交換機
31,32 回線
44 MODEM信号(相手側装置の識別番号)
46,61,86 呼出信号
62,85 データ(相手側装置の識別番号)
Claims (2)
- 回線の閉結前に交換機側から送られる呼出信号を受信する信号受信手段と、その信号受信手段による呼出信号の受信に伴い呼出音を鳴動する鳴動手段と、回線の閉結前に交換機側から送られる相手側装置の識別番号を受信する番号受信手段とを備えたファクシミリ装置において、
その番号受信手段により相手側装置の識別番号を受信したか否かを判断する手段と、
その判断する手段により相手側装置の識別番号を受信したと判断した場合に、その受信された相手側装置の識別番号を記憶する記憶手段と、
その記憶手段に記憶された識別番号の相手側装置がファクシミリ装置であるか否かを判断する判断手段と、
その判断手段により前記相手側装置がファクシミリ装置であると判断された場合に、前記鳴動手段による呼出音の鳴動を禁止する第1禁止手段と、
前記判断する手段により相手側装置の識別番号を受信できなかったと判断された場合に、前記記憶手段の内容をクリアする手段とを備えていることを特徴とするファクシミリ装置。 - 一の呼出信号と次の呼出信号との間に相手側装置の識別番号が交換機側から送られる場合に、前記信号受信手段による一の呼出信号の受信に伴う前記鳴動手段による呼出音の鳴動を禁止する第2禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
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