JP3815021B2 - 電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電話装置に関し、特に、回線を閉結する前に交換機から送られる発呼側装置の電話番号(発信者番号)を受信することができる電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無言電話等の迷惑電話は後を絶たない。迷惑電話は、通常、一回限りで終わることはなく、数回、極端な例においては数十回にも及んで着呼するものがある。また、最近では、一般家庭においても、ファクシミリ装置がかなり普及してきており、そのファクシミリ装置からの間違い電話を着呼することも多くなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、着呼があった場合に、その電話が無言電話等の迷惑電話であるのか、またはそうでないのかを判断することは殆ど不可能である。また、その電話が迷惑電話であるとわかっていて、受信者が電話を取ることを拒んでいても、悪質な迷惑電話においては呼び出し音が連続して長時間鳴動し続けるものもある。このため受信者は、着呼に伴い、その意志に反しても電話に応答せざるを得ない(電話回線を閉結せざるを得ない)という問題点があった。
【0004】
一方、ファクシミリ装置からの間違い電話では、受信者は発呼側のファクシミリ装置に対して電話番号の間違いを伝えることができないと共に、通常、ファクシミリ装置にはリダイアル機能が備えられているので、着信した受信者が一旦電話を切断しても(電話回線を開放しても)、一定の時間が経過すると、ファクシミリ装置からの着呼が繰り返されてしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、特定の発呼側装置からの着呼に対して、受信者に回線を閉結させることなく所定の無応答処理を行うことができる電話装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の電話装置は、回線の閉結前に交換機側から送られる発呼側装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電話装置において、発呼側装置の電話番号に、無応答処理の種別を示す情報と、迷惑度のレベルを示す迷惑度情報とからなるモード情報を対応させて記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信された発呼側装置の電話番号が前記記憶手段に記憶されている電話番号と一致するか否かを判断する判断手段と、その判断手段により発呼側装置の電話番号が一致すると判断された場合には、前記発呼側装置の電話番号に対応させて前記記憶手段に記憶されているモード情報を参照し、そのモード情報に含まれる種別の無応答処理を行うと共に、迷惑度情報のレベルに対応する時間の経過後、回線を開放する制御手段とを備えている。
【0007】
この請求項1記載の電話装置によれば、受信手段により交換機側から送られる発呼側装置の電話番号が受信されると、判断手段によってその受信された発呼側装置の電話番号が記憶手段に記憶された発呼側装置の電話番号と一致するか否か判断される。判断の結果、両電話番号が一致する場合には、制御手段によってその発呼側装置の電話番号に対応させて記憶手段に記憶されているモード情報が参照され、そのモード情報に含まれる種別の無応答処理が行われると共に、迷惑度情報のレベルに対応する時間の経過後、回線が開放される。
【0008】
請求項2記載の電話装置は、請求項1記載の電話装置において、前記制御手段は、前記モード情報における無応答処理の種別として、呼び出し音の鳴動を禁止する処理が記憶されている場合、無応答処理として、迷惑度情報のレベルに対応する時間、または迷惑度情報のレベルに応じた回数の呼出信号が交換機から送信されるまでの期間、呼び出し音の鳴動を禁止する鳴動禁止処理を行うと共に、その後、回線を一旦閉結し、その回線を開放するものである。
【0009】
請求項3記載の電話装置は、請求項2に記載の電話装置において、前記鳴動禁止処理は、迷惑度情報として所定のレベルが対応付けられている場合、呼び出し音の鳴動禁止時間を無限大に設定する。
【0010】
請求項4記載の電話装置は、請求項1から3のいずれかに記載の電話装置において、前記制御手段は、前記モード情報における無応答処理の種別として、所定のメッセージを通知する処理が記憶されている場合、無応答処理として、回線を閉結した後、迷惑度情報のレベルに対応する時間、または迷惑度情報のレベルに応じた回数のメッセージを送出する期間、発呼側装置に対して所定のメッセージを通知するメッセージ通知処理を行うと共に、その後、回線を開放するものである。
【0011】
請求項5記載の電話装置は、請求項1から4のいずれかに記載の電話装置において、前記制御手段は、前記無応答処理として、回線を一旦閉結した後にその回線を開放する閉結開放処理を備えている。
【0012】
請求項6記載の電話装置は、請求項2から4のいずれかに記載の電話装置において、前記制御手段により前記鳴動禁止処理または前記メッセージ通知処理が実行中であることを受信者に対して報知する報知手段を備えている。
【0013】
請求項7記載の電話装置は、請求項1から6のいずれかに記載の電話装置において、前記制御手段は、前記モード情報における無応答処理の種別として、回線を閉結した後、直ちに回線を開放する処理が記憶されている場合、前記無応答処理として、回線を一旦閉結した後にその回線を開放する閉結開放処理を備えている。
請求項8記載の電話装置は、請求項1から7のいずれかに記載の電話装置において、前記受信手段により受信された発呼側装置の電話番号を記憶する第2記憶手段と、その第2記憶手段に記憶された発呼側装置の電話番号にモード情報を対応させて前記記憶手段に登録する情報登録手段とを備えている。
この請求項8記載の電話装置によれば、受信手段により発呼側装置の電話番号が受信されると、その電話番号は第2記憶手段に記憶される。この第2記憶手段に記憶される発呼側装置の電話番号には、情報登録手段によって、モード情報が対応つけられて、そのモード情報と共に発呼側装置の電話番号が記憶手段へ登録される。
【0014】
請求項9記載の電話装置は、請求項8記載の電話装置において、前記情報登録手段による前記記憶手段への登録は、回線を開放した後に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例であるファクシミリ装置1の外観斜視図である。ファクシミリ装置1の本体2の側部には、受話器3が取り付けられている。受話器3は非通話時には本体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられて使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフック状態と称する。本体2の上面前部には複数のボタンと発光ダイオード(LED)4aとを備えた操作パネル4が設けられ、その操作パネル4の左後部には液晶表示器(LCD)5が設けられている。ファクシミリ装置1は、この操作パネル4上に設けられたボタンが押下されることにより操作され、その操作された状態や操作手順などはLCD5に表示される。
【0016】
操作パネル4及びLCD5の後部には原稿挿入口6が設けられている。ファクシミリ送信される原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入され、読み取りが行われた後に、本体2の前面であって操作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給され印字に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。
【0017】
図2は、本ファクシミリ装置1の電気的構成を示したブロック図である。ファクシミリ装置1には、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、音声メモリ16、音声LSI17、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、アンプ27が備えられ、これらはバスライン30を介して互いに接続されている。
【0018】
NCU19は回線制御を行うためのものであり、ファクシミリ装置1はこのNCU19を介して電話回線31に接続されている。NCU19は、交換機29から送信される呼び出し信号や発呼側装置の電話番号(発信者番号)等を受信すると共に、操作ボタン4の操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うものである。
【0019】
CPU11は、NCU19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30により接続された各部を制御してファクシミリ動作や電話動作、即ち、データ通信を実行するものである。ROM12は、このファクシミリ装置1で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、図4及び図5のフローチャートに示すプログラムは、このROM12内に格納されている。
【0020】
EEPROM13は書換可能な不揮発性のメモリであり、電話番号メモリ13aを備えている。この電話番号メモリ13aは、予め、発呼側装置(発信者)の電話番号と、その発呼側装置の電話番号に対応する所定の撃退モード(無応答処理)と、その撃退モードの実行時間を決定する迷惑度とを互いに対応つけて記憶するメモリであり、図3に、その構成が模式的に示されている。
【0021】
図3に示すように、電話番号メモリ13aには、発呼側装置の電話番号を記憶する発呼側電話番号エリア13bと、その発呼側装置の電話番号に対応する所定の撃退モードを記憶する撃退モード選択エリア13cと、その撃退モードの実行時間である迷惑度を記憶する迷惑度選択エリア13dとが設けられている。
【0022】
発呼側電話番号エリア13bのデータの登録は、発信電話番号表示サービスによって交換機29から送信される発呼側装置の電話番号を用いることにより、発呼側装置の電話番号の入力を省略して行うことができる。ここで「発信電話番号表示サービス」とは、被呼側装置が当該サービスに加入している場合に、交換機29から被呼側装置へ、電話回線を閉結する前に発呼側装置(発信者)の電話番号を送信するサービスである。このサービスを利用すれば、被呼側装置は、発呼側装置の電話番号を電話回線を閉結する前に受信することができる。交換機29から送信された発呼側装置の電話番号は、後述するRAM14の発信者番号メモリ14aに記憶される。よって、この発信者番号メモリ14aの値を用いて発呼側電話番号エリア13bのデータを登録することにより、発呼側装置の電話番号の入力を省略することができるのである。
【0023】
発呼側電話番号エリア13bに登録される電話番号には、操作者による操作パネル4の操作によって、撃退モード選択エリア13cおよび迷惑度選択エリア13dの各データが互いに対応つけられて登録される。なお、発呼側電話番号エリア13bへの発呼側装置の電話番号の登録は、操作者による操作パネル4の操作によっても行うことができる。
【0024】
撃退モード選択エリア13cに記憶される撃退モードは、消音モード、メッセージモード、切断モードの3つのモードにより構成されている。消音モードは、呼び出し音の鳴動を禁止するモードである。消音モードの実行により、受信者は特定の発呼側装置(発呼側電話番号エリア13bに記憶されている電話番号に対応する発呼側装置)からの着呼に起因する心の苛立ちや乱れ等の発生を防止することができるのである。メッセージモードは、電話回線を閉結した後に発呼側装置に対して所定のメッセージを通知するモードである。所定のメッセージとして、例えば電話回線を接続する意志がない旨のメッセージを用いれば、このメッセージモードの実行により、受信者自らが電話回線を閉結して応答することなく、特定の発呼側装置(発呼者)に対して、電話回線を接続する意志がないことを知らせることができる。切断モードは、電話回線を閉結した後、直ちに電話回線を開放するモードである。この切断モードの実行により、特定の発呼側装置からの着呼によって電話回線が不通になることを防止することができる。
【0025】
迷惑度選択エリア13dに記憶される迷惑度は、大、中、小、ループの4段階の迷惑度から構成されており、この迷惑度を変えることにより撃退処理の実行時間が変更される。迷惑度が大の場合には撃退処理の実行時間が短く、迷惑度が小の場合には撃退処理の実行時間が長く設定される。迷惑度が中の場合には大と小との中間の実行時間とされ、迷惑度がループの場合には撃退処理の実行時間は無限大に設定される。なお、迷惑度の「ループ」は消音モードのみに設定可能とされており、一方、切断モードでは迷惑度の設定はなされない。
【0026】
上記のように本実施例では、迷惑度の大、中、小およびループに対応して、撃退処理の実行時間を変更しているが、これに代えて、撃退処理を終了するまでの交換機29から送信される呼出信号の回数を変更するようにしても良い。即ち、迷惑度が大の場合には、交換機29から呼出信号が例えば3回送信されるまで撃退処理を継続し、中の場合には、呼出信号が例えば8回送信されるまで、小の場合には、呼出信号が例えば15回送信されるまで、撃退処理を継続するように構成するのである。迷惑度がループの場合には交換機29から送信される呼出信号の回数に拘わらず、呼出信号が途絶えるまで撃退処理を継続する。また、メッセージモードにおいては、迷惑度の大、中、小およびループに対応して、送出されるメッセージの回数を変更するようにしても良い。
【0027】
図2に示すRAM14は、ファクシミリ装置1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、発信者番号メモリ14aを備えている。この発信者番号メモリ14aは、着呼(呼出信号の着信)の際に、発信電話番号表示サービスによって交換機29から送信される発呼側装置(発信者)の電話番号を一時的に記憶するためのメモリである。このため、着呼があっても交換機29から発信者の電話番号が送信されない場合には、発信者番号メモリ14aの内容を0クリアしている。従って、発信者番号メモリ14aの内容を調べて、「0」でなければ、発信者番号メモリ14aに記憶される電話番号の発呼側装置(発信者)からの着呼であると判断でき、一方、発信者番号メモリ14aの内容が「0」であれば、着呼のあった発呼側装置(発信者)の電話番号が交換機29から送信されなかったと判断することができる。
【0028】
画像メモリ15は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。受信された画像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ15から消去される。一般に、画像データは大容量であるが、画像データが印刷されることを条件にその画像データを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用することができる。音声メモリ16は、発呼側装置へ送出される応答メッセージや、発呼側装置から送られてきた入来メッセージを記憶するメモリである。画像メモリ15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信することによって、消去される。
【0029】
音声LSI17は、NCU19によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換すると共に、このファクシミリ装置1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19やスピーカ28(アンプ27)へ出力するためのものである。前記した撃退処理の3つの撃退モードの内、切断モードを除く、消音モードおよびメッセージモードの実行開始時には、音声メモリ16に記憶される撃退処理の実行を開始する旨のメッセージが、この音声LSI17によって、アナログ音声信号に変換され、アンプ27を介して、スピーカ28から音声出力される。
【0030】
モデム20は、画情報を変調および復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものであり、バッファ21は、相手側ファクシミリ装置との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に格納するためのものである。スキャナ22は、原稿挿入口6に挿入された原稿から画像を読み取るためのものであり、符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像の符号化を行うものである。復号化部24は、バッファ21又は画像メモリ15に記憶された受信画像データを読み出して、これを復号化するものであり、復号化されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷される。
【0031】
操作パネル4は、操作者がこのファクシミリ装置1の設定等を行う場合に各種の操作を行うためのものである。前記したように、EEPROM13の電話番号メモリ13aの各データは、操作者がこの操作パネル4を操作することによって登録(記憶)される。操作パネル4上にはLED4aが設けられている。このLED4aは、撃退処理の3つの撃退モードの内、切断モードを除く、消音モードおよびメッセージモードの実行時に、点灯または点滅するように構成されている。よって、受信者は、このLED4aを確認することにより、撃退処理の実行中であるか否かを判断することができる。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼び出し音や音声を出力するためのものである。
【0032】
このように構成されたファクシミリ装置1は、NCU19を介して、電話回線31に接続されている。この電話回線31は、本ファクシミリ装置1の交換機29に接続され、この交換機29は電話回線32を介して、他の交換機に接続されている。なお、他の交換機は、更に、電話回線を介して発呼側装置や転送先となる他の装置に接続されている。
【0033】
次に、図4のフローチャートに基づいて、上記のように構成されたファクシミリ装置1の着信時における処理を説明する。ファクシミリ装置1は、呼出信号を待機し(S1:No)、呼出信号があると(S1:Yes)、電話回線を開放したままの状態で、発信電話番号表示サービスにより交換機29から送信される発呼側装置(発信者)の電話番号(発信者番号)を受信できたか否かを判断する(S2)。発信者番号を受信した場合には(S2:Yes)、その受信した発信者番号をRAM14の発信者番号メモリ14aへ書き込む(S3)。一方、本ファクシミリ装置1が発信電話番号表示サービスに加入していても、発信者が電話番号の送信を拒否している場合には、交換機29から発信者番号は送信されないので、発信者番号を受信することができない。よって、かかる場合には(S2:No)、発信者番号メモリ14aの内容を0クリアして(S4)、発信者番号が受信できなかったことを記憶する。
【0034】
発信者番号メモリ14aの内容が「0」でなければ(S5:No)、発信者番号を受信している。この場合には、受信した発信者番号に対応する発呼側装置の電話番号がEEPROM13内の発呼側電話番号エリア13bに記憶されているか否かを判断する(S6)。判断の結果、発呼側電話番号エリア13bに記憶されていれば(S6:Yes)、図5に示す撃退処理(無応答処理)が実行される(S7)。
【0035】
図5の撃退処理では(S7)、まず、発信者番号メモリ14aの内容と一致する発呼側電話番号エリア13bの発呼側装置の電話番号に対応して記憶されている撃退モード選択エリア13cの撃退モードが、切断モードであるか否かを判断する(S21)。判断の結果、切断モードでなければ(即ち、消音モードまたはメッセージモードであれば)(S21:No)、例えば「ただいまから撃退処理を開始します。」というような撃退処理を開始する旨のメッセージをスピーカ28から出力し(S22)、かつ、発信者番号メモリ14aに記憶される発信者番号および撃退処理の実行中であることを示すメッセージをLCD5に表示して(S23)、受信者に撃退処理が実行されていることを報知する。
【0036】
このように音声とLCD5による表示とを用いて、撃退処理の実行が受信者に対して報知されるので、ファクシミリ装置1を使用しようとする受信者に撃退処理が実行中であることを認識させて、その使用を待機させることができるのである。なお、S22の音声出力に代えて、「ピッ、ピッ、ピッ」というような信号音を出力するようにしても良い。また、S23のLCD5の表示に代えて、LED4aを点灯または点滅させるようにしても良い。更に、LED4a又はLCD5による点灯又は点滅と、音声による出力とを2つ或いは3つ組み合わせて、撃退処理が実行中であることを受信者に対して報知するようにしても良い。
【0037】
S23の処理の後、撃退モードが消音モードまたはメッセージモードであるのか判断する(S24)。撃退モードが消音モードである場合には(S24:消音モード)、その消音モードの迷惑度がループであるのか否かを判断し(S25)、迷惑度がループであれば(S25:Yes)、呼出信号が継続する間(S26:Yes)、受話器3がオフフック状態か否か、即ち、受話器3が取り上げられたか否かを確認する(S27)。消音モードの実行中であっても、受信者が受話器3を取り上げて、発信者との通話を試みることを考慮したものである。よって、受話器3がオンフック状態のままであれば(S27:No)、S26の処理へ戻って、S26及びS27の処理を繰り返す。
【0038】
受話器3が取り上げられ、オフフック状態となると(S27:Yes)、電話回線を閉結し(S28)、電話処理が行われる(S29)。発呼側装置からファクシミリデータが送信される場合には、この電話処理においてファクシミリ受信が行われる。電話処理(S29)は、受話器3がオフフック状態の間継続される(S30:No)。受話器3が下ろされオンフック状態となると(S30:Yes)、電話回線を開放して(S31)、この撃退処理(S7)を終了する。
【0039】
一方、受信者が受話器3を取り上げることなく、着呼を放置する場合には、S26及びS27の処理を呼出信号が途絶えるまで繰り返す(S26:Yes,S27:No)。そして、呼出信号が途絶えた場合に(S26:No)、この撃退処理(S7)を終了する。
【0040】
このように撃退モードが消音モードであって、迷惑度がループである場合には、着呼があっても呼び出し音の鳴動(S9)を行うことなく、その着呼を呼出信号が途絶えるまで放置するように構成している。よって、特定の発呼側装置(発信者)からの迷惑電話の着呼による受信者の心の苛立ちや乱れ等の発生を防止することができるのである。
【0041】
S25の処理において、消音モードの迷惑度がループでない場合(S25:No)、呼出信号が継続していれば(S32:Yes)、迷惑度に対応する時間分の撃退処理を実行したか否か(迷惑度に対応する時間が経過したか否か)を判断する(S33)。迷惑度に対応する時間が経過していなければ(S33:No)、S32へ移行して、呼び出し信号が継続する間(S32:Yes)、S32及びS33の処理を繰り返す。一方、既に、迷惑度に対応する時間が経過していれば(S33:Yes)、電話回線を一旦閉結した後、直ちに電話回線を開放し(S34)、この撃退処理(S7)を終了する。また、S32及びS33の処理中に呼出信号が途絶えた場合にも(S32:No)、この撃退処理(S7)を終了する。
【0042】
このように撃退モードが消音モードであって迷惑度がループでない場合には、迷惑度に対応する時間の経過を待った後に、電話回線を一旦閉結し直ちに開放するようにしている。その間、呼び出し音の鳴動(S9)は行われない。よって、特定の発呼側装置(発信者)からの迷惑電話の着呼による受信者の心の苛立ちや乱れ等の発生を防止することができるとともに、その迷惑電話によって電話回線が不通になってしまうことを防止することができる。
【0043】
S24の処理において、撃退モードがメッセージモードである場合には(S24:メッセージモード)、電話回線を閉結し(S35)、予め記憶された所定のメッセージを通知して、発信者に対し、電話回線を接続する意志がないことを知らせる(S36)。これにより受信者自らが電話回線を閉結して応答することなく、特定の発呼側装置(発呼者)に対し、電話回線を接続する意志がないことを知らせることができる。この場合のメッセージとしては、例えば「この電話は接続致しません」といったメッセージやビープ音等の信号音であっても良い。
【0044】
メッセージの通知にともない(S36)、発呼側装置(発信者)が電話回線の接続を維持しているか否かを確認する(S37)。メッセージを聞いた迷惑電話の発信者が電話回線を既に開放している場合には(S37:Yes)、この撃退処理(S7)を終了する。一方、依然、電話回線の接続が維持されている場合には(S37:No)、迷惑度に対応する時間分の撃退処理を実行したか否か(迷惑度に対応する時間が経過したか否か)を判断し(S38)、迷惑度に対応する時間が経過していなければ(S38:No)、処理をS36へ移行して、迷惑電話の発信者に対し所定のメッセージの通知を繰り返す。迷惑度に対応する時間が経過していれば(S38:Yes)、電話回線を開放し(S39)、この撃退処理(S7)を終了するのである。
【0045】
S21の処理において、撃退モードが切断モードである場合には(S21:Yes)、処理をS34へ移行し、電話回線を一旦閉結した後に直ちに開放して(S34)、この撃退処理(S7)を終了する。このように切断モードでは、特定の発呼側装置からの着呼を受信者に気づかせることなく、切断することができる。よって、迷惑電話の着呼に伴う受信者の心の苛立ちや乱れ等の発生を防止することができるとともに、その迷惑電話によって電話回線が不通になることを防止することができる。なお、各撃退処理(S7)の終了後は、処理を図4のS1へ移行して、次の呼出信号を待機する(S1)。
【0046】
図4のS6の処理において、発信者番号メモリ14aの内容と一致する発呼側装置の電話番号が、発呼側電話番号エリア13bに記憶されていなければ(S6:No)、その電話は登録済みの迷惑電話ではないので、発信者番号メモリ14aの内容、即ち発信者番号(発呼側装置の電話番号)をLCD5に表示し(S8)、呼び出し音を鳴動する(S9)。また、S5の処理で、発信者番号メモリ14aの内容が「0」であれば(S5:Yes)、ファクシミリ装置1は発信者番号を受信していないので、この場合にはLCD5への表示を行うことなく、呼び出し音を鳴動して(S9)、受信者へ着呼のあることを報知する。
【0047】
呼び出し音の鳴動後(S9)、呼出信号が継続していれば(S10:Yes)、受話器3がオフフック状態か否かを確認する(S11)。受話器3が下ろされたままのオンフック状態であれば(S11:No)、処理をS5へ移行して、前記したS5からS10の処理を繰り返す。S5からS10の処理を繰り返す間に、呼出信号が途絶えた場合には(S10:No)、処理をS1へ移行して、次の呼出信号を待機する(S1)。一方、その間に、受話器3が取り上げられて、オフフック状態になれば(S11:Yes)、電話回線を閉結して(S12)、電話処理が行われる(S13)。
【0048】
電話処理の実行にともなって、受話器3が下ろされたか否か、即ちオンフック状態となったか否かを確認する(S14)。受話器3が未だ下ろされておらず、オフフック状態にあれば(S14:No)、電話処理を継続する(S13)。一方、受話器3が下ろされてオンフック状態となっていれば(S14:Yes)、電話回線を開放する(S15)。
【0049】
電話回線の開放後、受信者に対して、通話相手となった発呼側装置の電話番号を撃退処理の対象として、電話番号メモリ13aに登録するか否かを確認する(S16)。例えば、かかってきた電話が無言電話等の迷惑電話である場合には、受信者はその発呼側装置の電話番号を撃退処理の対象として登録することを所望する。よって、かかる場合に、受信者によって操作パネル4が操作され、電話番号メモリ13aへの登録処理が指示されると(S16:Yes)、登録処理が実行される(S17)。登録処理は、S3の処理において発信者番号メモリ14aに書き込まれた発信者番号を利用し、その発信者番号に、受信者(操作者)によって操作パネル4を介して入力された撃退モードの種類、迷惑度のレベルをそれぞれ対応つけて登録するものである。
【0050】
このように登録処理において(S17)、受信者は発呼側装置の電話番号の入力を省略することができるので、その分、電話番号メモリ13aへの登録操作を簡略化することができる。また、一連の登録操作は電話回線を開放した後に行われるので(S15)、電話回線を閉結したまま(即ち、迷惑電話とつながったまま)、登録操作を行わなければならない場合に比べて、受信者が被り得る多大な精神的苦痛を解消することができる。更に、受信者がその一連の登録操作に習熟していなくても、受信者は電話回線の開放後(S15)、焦らず確実にその一連の登録操作を行うことができるのである。
【0051】
登録処理の実行後(S17)、または、S16の処理において発呼側装置の電話番号(発信者番号)を撃退処理の対象として電話番号メモリ13aに登録しない場合には(S16:No)、処理をS1へ移行して、次の呼び出し信号を待機する(S1)。
【0052】
以上説明したように本実施例のファクシミリ装置1によれば、交換機29から送信された発呼側装置の電話番号(発信者番号)が、発呼側電話番号エリア13bに記憶されている発呼側装置の電話番号と一致する場合には、その発呼側装置の電話番号に対応して記憶されている撃退モード選択エリア13cのモード情報、及び、迷惑度選択エリア13dの迷惑度に基づいて、所定の無応答処理(撃退処理)が行われる(S7)。よって、受信者は、特定の発呼側装置からの着呼について電話回線を自ら閉結する必要がなく、着呼に伴う煩わしい操作を解消することができる。
【0053】
なお、請求項1から7に記載の制御手段としては、図4及び図5のフローチャートに示すプログラムが、無応答処理としてはS7の撃退処理(即ち、図5のフローチャートに示すプログラム)がそれぞれ該当する。また、請求項1記載の判断手段としてはS6の処理が、請求項1、2、4、7に記載の無応答処理の種別を示す情報としては、撃退モードが、請求項1から4に記載の迷惑度情報としては迷惑度が、請求項5記載の音声出力手段としてはS22の処理が、請求項2記載の鳴動禁止処理としてはS25からS26の間の処理とS25からS32の間の処理とが、請求項4記載のメッセージ通知処理としてはS36の処理が、請求項7記載の閉結開放処理としてはS34の処理がそれぞれ該当する。
【0054】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0055】
例えば、上記実施例において、ファクシミリ装置1に着呼した発呼側装置の電話番号が特定の発呼側装置(発信者)からの着呼であるか否かの判断は、発信電話番号表示サービスにより交換機29から送信される発信者番号を用いて、電話回線の閉結前に行われた。しかし、発呼側装置がファクシミリ装置である場合には、発呼側のファクシミリ装置と受信側のファクシミリ装置1との間で、ファクシミリデータの通信前に送受信されるTSI信号により送信される電話番号を用いて、発呼側装置の電話番号を判断するようにしても良い。また、特定の発呼側装置がファクシミリ装置である場合には、電話回線を接続しない手段として、CNG信号を受信した後のCED信号等の送信をスキップするように構成しても良い。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の電話装置によれば、受信手段によって受信された発呼側装置の電話番号が記憶手段に記憶されている発呼側装置の電話番号と一致する場合には、その発呼側装置の電話番号に対応して記憶されるモード情報に基づいて、所定の無応答処理が行われる。よって、特定の発呼側装置(記憶手段に記憶されている電話番号に対応する発呼側装置)からの着呼については、受信者は回線を閉結する必要がないので、着呼に伴う煩わしい操作を解消することができるという効果がある。
【0057】
【0058】
請求項2記載の電話装置によれば、請求項1記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、制御手段による鳴動禁止処理により、呼び出し音の鳴動が禁止されるので、特定の発呼側装置からの着呼を原因とする受信者の心の苛立ちや乱れ等の発生を防止することができるという効果がある。
【0059】
請求項4記載の電話装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、制御手段によるメッセージ通知処理により、回線を閉結した後に発呼側装置に対して所定のメッセージが通知される。よって、所定のメッセージとして、例えば回線を接続する意志がないことを示すメッセージを用いれば、受信者自らが回線を閉結して応答することなく、特定の発呼側装置(発呼者)に対して回線を接続する意志がないことを知らせることができるという効果がある。
請求項6記載の電話装置によれば、請求項2から4のいずれかに記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、制御手段が鳴動禁止処理またはメッセージ通知処理を実行中である場合、そのことが報知手段により受信者に対して報知される。よって、受信者が電話装置を使用しようとする際、鳴動禁止処理またはメッセージ通知処理が実行中であれば、受信者にこれを認識させて、電話装置の使用を待機させることができるという効果がある。
【0060】
請求項7記載の電話装置によれば、請求項1から6のいずれかに記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、制御手段による閉結開放処理により、回線は一旦閉結された後に開放されるので、特定の発呼側装置からの着呼によって回線が不通になることを防止することができるという効果がある。
【0061】
請求項8記載の電話装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、記憶手段に記憶される発呼側装置の電話番号及びモード情報の登録は、受信手段により受信された発呼側装置の電話番号を用いて、その電話番号にモード情報を対応つけて行われる。よって、登録操作において、発呼側装置の電話番号の入力を省略することができるので、その分、記憶手段への登録操作を簡略化することができるという効果がある。
【0062】
請求項9記載の電話装置によれば、請求項8記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、情報登録手段による記憶手段への登録は回線を開放した後に行われる。よって、例えば無言電話等を着信した場合において、未登録の発呼側装置の電話番号にモード情報を対応させて登録する一連の登録操作を、受信者は回線を開放した後に行うことができる。従って、かかる一連の登録操作を回線を閉結したまま(即ち、迷惑電話の相手とつながったまま)行わなければならない場合に受信者が被り得る多大な精神的苦痛を解消することができるという効果がある。また、受信者がその一連の登録操作に習熟していなくても、受信者は、回線の開放後、焦ることなく確実にその一連の登録操作を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】 上記ファクシミリ装置の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】 EEPROM内の電話番号メモリの構成を模式的に示した図である。
【図4】 着信時の処理を示したフローチャートである。
【図5】 撃退処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(電話装置)
3 受話器
4 操作パネル(情報登録手段の一部)
4a 発光ダイオード(LED)(報知手段の一部)
5 液晶表示器(LCD)(報知手段の一部)
12 ROM(情報登録手段の一部)
13 EEPROM
13a 電話番号メモリ(記憶手段)
13b 発呼側電話番号エリア
13c 撃退モード選択エリア
13d 迷惑度選択エリア
14a 発信者番号メモリ(第2記憶手段)
17 音声LSI(報知手段の一部)
19 ネットワークコントロールユニット(NCU)(受信手段及び情報登録手段の一部)
20 モデム(受信手段の一部)
21 バッファ(受信手段の一部)
27 アンプ(報知手段の一部)
28 スピーカ(報知手段の一部)
29 交換機
31,32 電話回線
Claims (9)
- 回線の閉結前に交換機側から送られる発呼側装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電話装置において、
発呼側装置の電話番号に、無応答処理の種別を示す情報と、迷惑度のレベルを示す迷惑度情報とからなるモード情報を対応させて記憶する記憶手段と、
前記受信手段により受信された発呼側装置の電話番号が前記記憶手段に記憶されている電話番号と一致するか否かを判断する判断手段と、
その判断手段により発呼側装置の電話番号が一致すると判断された場合には、前記発呼側装置の電話番号に対応させて前記記憶手段に記憶されているモード情報を参照し、そのモード情報に含まれる種別の無応答処理を行うと共に、迷惑度情報のレベルに対応する時間の経過後、回線を開放する制御手段とを備えていることを特徴とする電話装置。 - 前記制御手段は、前記モード情報における無応答処理の種別として、呼び出し音の鳴動を禁止する処理が記憶されている場合、無応答処理として、迷惑度情報のレベルに対応する時間、または迷惑度情報のレベルに応じた回数の呼出信号が交換機から送信されるまでの期間、呼び出し音の鳴動を禁止する鳴動禁止処理を行うと共に、その後、回線を一旦閉結し、その回線を開放するものであることを特徴とする請求項1記載の電話装置。
- 前記制御手段は、迷惑度情報として所定のレベルが対応付けられている場合、鳴動禁止処理の実行時間を無限大に設定することを特徴とする請求項2記載の電話装置。
- 前記制御手段は、前記モード情報における無応答処理の種別として、所定のメッセージを通知する処理が記憶されている場合、無応答処理として、回線を閉結した後、迷惑度情報のレベルに対応する時間、または迷惑度情報のレベルに応じた回数のメッセージを送出する期間、発呼側装置に対して所定のメッセージを通知するメッセージ通知処理を行うと共に、その後、回線を開放するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電話装置。
- 前記制御手段により、上記無応答処理が実行される前に、無応答処理を開始する旨のメッセージを音声出力する音声出力手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電話装置。
- 前記制御手段により前記鳴動禁止処理または前記メッセージ通知処理が実行中であることを受信者に対して報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電話装置。
- 前記制御手段は、前記モード情報における無応答処理の種別として、回線を閉結した後、直ちに回線を開放する処理が記憶されている場合、前記無応答処理として、回線を一旦閉結した後にその回線を開放する閉結開放処理を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電話装置。
- 前記受信手段により受信された発呼側装置の電話番号を記憶する第2記憶手段と、
その第2記憶手段に記憶された発呼側装置の電話番号にモード情報を対応させて前記記憶手段に登録する情報登録手段とを備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電話装置。 - 前記情報登録手段による前記記憶手段への登録は、回線を開放した後に行われることを特徴とする請求項8記載の電話装置。
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