JPH11225207A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH11225207A
JPH11225207A JP2717898A JP2717898A JPH11225207A JP H11225207 A JPH11225207 A JP H11225207A JP 2717898 A JP2717898 A JP 2717898A JP 2717898 A JP2717898 A JP 2717898A JP H11225207 A JPH11225207 A JP H11225207A
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telephone
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telephone device
call
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JP2717898A
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Wataru Tomita
渡 富田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話中に新たな電話がかかってきた場合に、
通話中の電話を切り替えるべきか否かを容易に判断する
ことができる電話装置を提供すること。 【解決手段】 通話中に新たな電話の着呼があると、受
話器スピーカから割込音を出力し(S11)、本体スピーカ
からビープ音を鳴動して(S12)、通話者に新たな電話の
着呼を報知する。交換機から送られる発信者番号を受信
し(S13:Yes)、その発信者番号に対応して登録名称の記
憶があればその名称を(S14:Yes,S15)、記憶がなければ
発信者番号をLCDに表示する(S14:No,S16)。受信した発
信者番号に対応して優先度エリアに記憶される優先度
が、優先度メモリに記憶される優先度(通話中の電話装
置の優先度)より大きい場合(S17:Yes)、新たに着呼の
あった電話の方が通話中の電話より優先度が大きいの
で、かかる場合にはLCDの表示内容を点滅し(S18)、本体
スピーカからビープ音を鳴動して(S19)、通話者に優先
度の高い電話の着呼を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話装置に関し、特
に、電話回線の閉結中に交換機から送られる他の電話装
置の電話番号(発信者番号)を受信することができる電
話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通話中に他から新たな電話がかかってき
た場合、簡単な操作で通話相手を切り替えることができ
るキャッチホンサービスが実用化されている。このキャ
ッチホンサービスにおいて、既にアメリカでは、通話中
にかけてきた発呼側装置の電話番号(発信者番号)を交
換機から送信するサービスが実用化されている。電話機
の中には、このサービスにより交換機から送られる発呼
側装置の電話番号を受信して、通話中に、その受信した
発呼側装置の電話番号を電話機の表示器(例えば、液晶
ディスプレイ(LCD))へ表示する、いわゆるコール
・ウエイティング・コーラーID機能を備えたものがあ
る。この機能を備えた電話機では、LCDの表示内容を
見ることにより、新たにかけてきた発信者を確認するこ
とができる。よって、通話中に新たな電話がかかってき
た場合、通話者は、LCDの表示内容を確認することに
より、通話中の電話を新たな電話に切り替えるべきか否
かを判断することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電話を
切り替えるべきか否かの判断は、通話を続けながら、し
かも、通話中の相手と新たな発信者との重要度の関係を
考慮しながら行わなければならない。よって、その判断
にどうしても手間を要してしまうという問題点があっ
た。即ち、新たな発信者が同一人であっても通話中の相
手が異なったり、逆に、通話中の相手が同一人であって
も新たな発信者が異なる場合には、電話を切り替えるべ
きか否かの判断は変わったものになってしまうからであ
る。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、通話中に新たな電話がかかってき
た場合、通話中の電話を切り替えるべきか否かを容易に
判断することができる電話装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の電話装置は、回線の閉結中に交換機側
から送られる他の電話装置の電話番号を受信可能な受信
手段を備えており、更に、電話番号に優先度を示す情報
を対応つけて記憶する記憶手段と、1の電話装置との回
線の閉結中に、新たに他の電話装置から着呼があった場
合、1の電話装置の電話番号と前記受信手段により受信
された他の電話装置の電話番号に基づいて、前記記憶手
段に記憶されている1の電話装置の情報の優先度と他の
電話装置の情報の優先度とを比較する比較手段と、その
比較手段による比較の結果、他の電話装置の優先度が1
の電話装置の優先度より大であると判断された場合に、
その旨を報知する報知手段とを備えている。
【0006】この請求項1記載の電話装置によれば、1
の電話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から
着呼があると、1の電話装置の電話番号と受信手段によ
り受信された他の電話装置の電話番号とに基づいて、記
憶手段に記憶されている両電話装置の優先度を示す情報
がそれぞれ参照される。これらの優先度を示す情報は比
較手段により比較され、新たに着呼のあった他の電話装
置の優先度が1の電話装置の優先度より大であれば、そ
の旨が報知手段によって通話者に報知される。
【0007】請求項2記載の電話装置は、回線の閉結中
に交換機側から送られる他の電話装置の電話番号を受信
可能な受信手段を備えており、更に、電話番号に優先度
を示す情報を対応つけて記憶する記憶手段と、基準とな
る優先度を記憶する優先度記憶手段と、1の電話装置と
の回線の閉結中に、新たに他の電話装置から着呼があっ
た場合、前記優先度記憶手段に記憶されている基準とな
る優先度と、前記受信手段により受信された他の電話装
置の電話番号に対応して前記記憶手段に記憶されている
情報の優先度とを比較する比較手段と、その比較手段に
よる比較の結果、他の電話装置の優先度が前記優先度記
憶手段に記憶されている基準となる優先度より大である
と判断された場合に、その旨を報知する報知手段とを備
えている。
【0008】この請求項2記載の電話装置によれば、1
の電話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から
着呼があると、受信手段により受信された他の電話装置
の電話番号に対応して記憶手段に記憶されている情報の
優先度が、優先度記憶手段に記憶されている基準となる
優先度と、比較手段によって比較される。比較の結果、
新たに着呼のあった他の電話装置の優先度が基準となる
優先度より大であれば、その旨が報知手段によって通話
者に報知される。
【0009】請求項3記載の電話装置は、請求項2記載
の電話装置において、前記優先度記憶手段に記憶されて
いる基準となる優先度は、操作者の操作によって記憶さ
れるものである。
【0010】請求項4記載の電話装置は、回線の閉結中
に交換機側から送られる他の電話装置の電話番号を受信
可能な受信手段を備えており、更に、電話番号に対応つ
けて優先情報を記憶することができる記憶手段と、1の
電話装置との回線の閉結中に、新たに他の電話装置から
着呼があった場合、前記受信手段により受信された他の
電話装置の電話番号に対応して前記記憶手段に優先情報
が記憶されている否かを判断する判断手段と、その判断
手段により前記記憶手段に他の電話装置の電話番号に対
応して優先情報が記憶されていると判断された場合に、
その旨を報知する報知手段とを備えている。
【0011】この請求項4記載の電話装置によれば、1
の電話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から
着呼があると、その新たに着呼のあった電話装置の電話
番号が受信手段によって受信される。判断手段により、
その受信された電話番号に対応して記憶手段に優先情報
が記憶されていると判断されると、その旨が報知手段に
よって通話者に報知される。
【0012】請求項5記載の電話装置は、回線の閉結中
に交換機側から送られる他の電話装置の電話番号を受信
可能な受信手段を備えており、更に、電話装置の電話番
号を記憶する記憶手段と、1の電話装置との回線の閉結
中に、新たに他の電話装置から着呼があった場合、前記
受信手段により受信された他の電話装置の電話番号が前
記記憶手段に記憶されている否かを判断する判断手段
と、その判断手段により他の電話装置の電話番号が前記
記憶手段に記憶されていると判断された場合に、その旨
を報知する報知手段とを備えている。
【0013】この請求項5記載の電話装置によれば、1
の電話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から
着呼があると、その新たに着呼のあった電話装置の電話
番号が受信手段によって受信される。判断手段により、
受信された電話番号が記憶手段に記憶されていると判断
されると、その旨が報知手段によって通話者に報知され
る。
【0014】請求項6記載の電話装置は、請求項1から
5のいずれかに記載の電話装置において、前記報知手段
による報知は、表示の点灯若しくは点滅または音出力に
より行われるものである。
【0015】請求項7記載の電話装置は、請求項1から
6のいずれかに記載の電話装置において、受話器に設け
られ通話相手の音声を出力する受話器スピーカと、その
受話器スピーカとは別に設けられ呼出音を鳴動する呼出
スピーカと、1の電話装置との回線の閉結中に、新たに
他の電話装置から着呼があった場合、前記呼出スピーカ
によって、その新たな着呼を報知する着呼報知手段とを
備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明
の一実施例であるファクシミリ装置1の外観斜視図であ
る。ファクシミリ装置1の本体2の側部には、受話器3
が取り付けられている。受話器3は非通話時には本体2
に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時には
フックから取り上げられて使用される。前者をオンフッ
ク状態、後者をオフフック状態と称している。本体2の
上面前部には複数のボタンを備えた操作パネル4が設け
られ、その操作パネル4の左後部には液晶表示器(LC
D)5が設けられている。ファクシミリ装置1は、この
操作パネル4上に設けられたボタンが押下されることに
より操作され、その操作状態や操作手順などがLCD5
に表示されるのである。また、着呼(呼び出し信号の着
信)があった場合に、交換機29から送られる発呼側装
置の電話番号(発信者番号)も、このLCD5に表示さ
れる。
【0017】操作パネル4及びLCD5の後部には原稿
挿入口6が設けられている。ファクシミリ送信される原
稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入さ
れ、読み取りが行われた後に、本体2の前面であって操
作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出さ
れる。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が
設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数
枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可
能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給さ
れ印字に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設
けられた記録紙排出口8から排出される。
【0018】本体2の一側面には、着呼があった場合の
呼び出し音の鳴動や、通話中に新たな電話がかかってき
た場合(キャッチホンがあった場合)の報知を行うため
のスピーカ28が設けられている。
【0019】図2は、本ファクシミリ装置1の電気的構
成を示したブロック図である。ファクシミリ装置1に
は、CPU11、ROM12、EEPROM13、RA
M14、画像メモリ15、音声メモリ16、音声LSI
17、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下
「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、
スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ
25、操作パネル4、アンプ27が備えられ、これらは
バスライン30を介して相互に接続されている。
【0020】NCU19は回線制御を行うためのもので
あり、ファクシミリ装置1はこのNCU19を介して電
話回線31に接続されている。NCU19は、交換機2
9から送信される呼び出し信号や発呼側装置の電話番号
(発信者番号)等を受信すると共に、操作ボタン4の操
作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信し
たり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受信
を行うものである。
【0021】CPU11は、NCU19を介して送受信
される各種信号に従って、バスライン30に接続された
各部を制御してファクシミリ動作や電話動作、即ち、デ
ータ通信を実行するものである。ROM12は、このフ
ァクシミリ装置1で実行される制御プログラムなどを格
納した書換不能なメモリであり、フローチャートに示す
各プログラムはこのROM12内に格納されている。E
EPROM13は書換可能な不揮発性のメモリであり、
電話番号メモリ13aを備えている。この電話番号メモ
リ13aは、発呼側装置の電話番号(発信者番号)と、
その発呼側装置の登録名称と、その発呼側装置の優先度
とを互いに対応つけて記憶するメモリであり、図3に、
その構成が模式的に図示されている。
【0022】図3に示すように、電話番号メモリ13a
には、発信者番号を記憶する発信者番号エリア13b
と、発呼側装置に対応する登録名称を記憶する登録名称
エリア13cと、発呼側装置の優先度を示す情報を記憶
する優先度エリア13dとが設けられている。優先度エ
リア13dには「0」から「99」の数字が記憶可能に
構成されており、この優先度エリア13dに記憶される
数字が大きいほど優先度が高く(大きく)なっている。
よって、最も優先度が高い発呼側装置の優先度エリア1
3dには「99」が記憶され、逆に、最も優先度が低い
発呼側装置の優先度エリア13dには「0」が記憶され
る。通話中に、新たに他の発呼側装置から着呼(呼び出
し信号の着信)があると、この優先度エリア13dに記
憶される優先度が、通話中の発呼側装置と新たに着呼の
あった発呼側装置との間で比較される。比較の結果、新
たに着呼のあった発呼側装置の優先度の方が大きい場合
には、LCD5の点滅表示や本体2のスピーカ28の鳴
動により、その旨が通話者に報知される。なお、電話番
号メモリ13aの各エリア13b,13c,13dのデ
ータは、操作者による操作パネル4の操作によって、予
め互いに対応付けされて登録されている。
【0023】図2に示すように、RAM14はファクシ
ミリ装置1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に
記憶するためのメモリであり、優先度メモリ14aを備
えている。この優先度メモリ14aには、通話中の発呼
側装置の優先度、即ち、通話中の発呼側装置の電話番号
に対応して優先度エリア13dに記憶される優先度が記
憶される。よって、通話中に新たな電話の着呼がある
と、その新たな電話が通話中の電話より優先度の高い電
話であるか否かを判断するために、その新たな電話の発
信者番号に対応して優先度エリア13dに記憶される優
先度と、優先度メモリ14aに記憶される優先度とが比
較されるのである。
【0024】なお、着呼の際に交換機29から発信者番
号が送信されなければ、あるいは、交換機29から送信
される発信者番号が電話番号メモリ13aに記憶されて
いなければ、優先度メモリ14aには最も優先度の低い
「0」が記憶される(図4のS3)。しかし、かかる場
合、この優先度メモリ14aに最も優先度の高い「9
9」を記憶するように構成しても良い。また、通話中の
電話が「通話者が発信した電話」である場合には、優先
度メモリ14aには、発信に用いられた電話番号に対応
して電話番号メモリ13aの優先度エリア13dに記憶
される優先度が書き込まれる。
【0025】画像メモリ15は、通信履歴や、画像デー
タ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメ
モリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックR
AM(DRAM)により構成されている。受信された画
像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ
25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ
15から消去される。一般に、画像データは大容量であ
るが、画像データが印刷されることを条件にその画像デ
ータを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用
することができる。音声メモリ16は、発呼側装置へ送
出される応答メッセージや、発呼側装置から送られてき
た入来メッセージを記憶するメモリである。画像メモリ
15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミック
RAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ
16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介
して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線
に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信
することによって、消去される。
【0026】音声LSI17は、NCU19によって受
信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
ると共に、このファクシミリ装置1の内部で生成された
デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NC
U19やスピーカ28(アンプ27)へ出力するための
ものである。モデム20は、画情報を変調および復調し
て伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信す
るためのものであり、バッファ21は、相手側ファクシ
ミリ装置との間で送受信される符号化された画情報を含
むデータを一時的に格納するものためのである。スキャ
ナ22は、原稿挿入口6に挿入された原稿から画像を読
み取るためのものであり、符号化部23は、スキャナ2
2により読み取られた画像の符号化を行うものである。
復号化部24は、バッファ21又は画像メモリ15に記
憶された受信画像データを読み出して、これを復号化す
るためのものであり、復号化されたデータはプリンタ2
5によって記録紙に印刷される。
【0027】操作パネル4は、操作者がこのファクシミ
リ装置1の設定等を行う場合に各種の操作をするための
ものであり、前記したように、EEPROM13の電話
番号メモリ13aの各エリア13b,13c,13dの
データは、操作者がこの操作パネル4を操作することに
よって登録される。アンプ27は、そのアンプ27に接
続されたスピーカ28を鳴動して、呼び出し音や、通話
中の新たな着呼があった場合のビープ音(「ピー
ッ。」)、更には、その新たに着呼のあった電話の優先
度が通話中の電話の優先度より高い場合に、それを報せ
るビープ音(「ピピッ。ピピッ。」)等を出力するため
のものである。
【0028】このように構成されたファクシミリ装置1
は、NCU19を介して、電話回線31に接続されてい
る。この電話回線31は、本ファクシミリ装置1の交換
機29に接続され、この交換機29は電話回線32を介
して他の交換機に接続されている。なお、他の交換機
は、更に電話回線を介して、他の発呼側装置に接続され
ている。
【0029】次に、図4及び図5のフローチャートを参
照して、上記のように構成されたファクシミリ装置1の
動作について説明する。図4は、優先度メモリ登録処理
のフローチャートである。この優先度メモリ登録処理
は、非通話中に着呼(呼出信号の着信)があった場合の
電話回線の閉結前に実行される処理である。なお、この
優先度メモリ登録処理を電話回線の閉結後に行うように
しても良い。
【0030】優先度メモリ登録処理では、まず、電話回
線を開放したままの状態で、交換機29から送信される
発呼側装置の電話番号(発信者番号)を受信できたか否
かを判断する(S1)。発信者番号を受信した場合には
(S1:Yes)、その受信した発信者番号に対応し
て、電話番号メモリ13aの優先度エリア13dに記憶
される優先度を優先度メモリ14aへ書き込む(S
2)。一方、発信者番号を受信できなかった場合、ある
いは、交換機29から送信される発信者番号が電話番号
メモリ13aに記憶されていない場合には(S1:N
o)、最も低い優先度を表す「0」を優先度メモリ14
aへ書き込み(S3)、この優先度メモリ登録処理を終
了する。なお、発信者番号を受信できなかった場合に
(S1:No)、優先度メモリ14aへ最も高い優先度
を表す「99」を書き込むようにしても良い。
【0031】図5は、キャッチホン処理のフローチャー
トである。このキャッチホン処理は、通話中に新たな電
話の着呼があった場合に実行される処理である。通話中
に新たな電話の着呼があると、その旨を報せる信号が交
換機29から送信される。この信号を受信すると、ファ
クシミリ装置1は、このキャッチホン処理を実行するの
である。キャッチホン処理では、まず受話器3のスピー
カから『ツー・・・ププッ、ププッ・・・』という割り
込み音を出力するとともに(S11)、本体2のスピー
カ28から『ピーッ。』というビープ音を鳴動して(S
12)、通話者に新たな電話の着呼を報せている。この
ように、受話器3のスピーカから発せられる割り込み音
に加えて、本体2のスピーカ28からもビープ音が出力
されるので、通話者は、新たな電話の着呼を確実に認識
することができるのである。
【0032】通話者の被呼側装置が従来技術の欄で説明
した『コール・ウエイティング・コーラーID』のサー
ビスに加入しており、かつ、発呼側装置が電話番号の通
知を拒否していない場合には、交換機29から発呼側装
置の電話番号(発信者番号)が送信される。ファクシミ
リ装置1がこの発信者番号を受信すると(S13:Ye
s)、受信した発信者番号に対応する登録名称が電話番
号メモリ13aの登録名称エリア13cに記憶されてい
るか否かを調べる(S14)。受信した発信者番号に対
応する登録名称が記憶されていれば(S14:Ye
s)、その登録名称をLCD5に表示し(S15)、逆
に、記憶されていなければ(S14:No)、受信した
発信者番号をLCD5に表示する(S16)。
【0033】発信者の名称または番号をLCD5へ表示
した後(S15,S16)、受信した発信者番号に対応
して優先度エリア13dに記憶される優先度と、優先度
メモリ14aに記憶される優先度(通話中の発呼側装置
の優先度)との大小が比較される。前記した通り本実施
例では、優先度が高いほど数値が大きく設定されてい
る。よって、受信した発信者番号に対応して記憶される
優先度が、優先度メモリ14aに記憶される優先度より
大きい場合には(S17:Yes)、新たに着呼のあっ
た電話の方が通話中の電話より優先度が大きいのであ
る。従って、かかる場合には、LCD5の表示内容を点
滅させ(S18)、かつ、本体2のスピーカ28から
『ピピッ。ピピッ。』というビープ音を鳴動させて(S
19)、通話者に優先度の高い電話の着呼を報せるので
ある。
【0034】なお、LCD5の表示内容の点滅と(S1
8)、スピーカ28からのビープ音の鳴動とは(S1
9)、必ずしも両方を行う必要はなく、いずれか一方の
みを行うようにしても良い。また、ファクシミリ装置1
がLEDを備えている場合にはLCD5の点滅に代えて
或いはLCD5の点滅と共に、LEDを点灯または点滅
させたり、スピーカ28からのビープ音の鳴動に代えて
或いはビープ音の鳴動と共に音声出力を行って、通話者
に優先度の高い電話の着呼を報せるようにしても良い。
【0035】一方、S17の処理において、受信した発
信者番号に対応して記憶される優先度が、優先度メモリ
14aに記憶される優先度より小さい場合には(S1
7:No)、通話中の電話の方が新たに着呼のあった電
話より優先度が大きい。よって、この場合には、LCD
5の点滅やビープ音の鳴動を行うことなく、このキャッ
チホン処理を終了するのである。
【0036】またS13の処理において、通話者の被呼
側装置が『コール・ウエイティング・コーラーID』の
サービスに加入していなかったり、或いは、発呼側装置
が電話番号の通知を拒否している場合には、交換機29
から発信者番号は送信されない(S13:No)。よっ
て、かかる場合には、S14からS19の処理をスキッ
プして、このキャッチホン処理を終了する。なお、S1
3の処理において、交換機29からの発信者番号を受信
できない場合(S13:No)、これを優先度の高い電
話の着呼として、処理をS18へ移行するようにしても
良い。
【0037】以上説明したように本実施例のファクシミ
リ装置1によれば、通話中に新たな電話の着呼(呼出信
号の着信)があると、その新たに着呼のあった電話と通
話中の電話との優先度を比較する。そして、新たに着呼
のあった電話の優先度の方が高い場合には、LCD5の
表示を点滅したり(S18)、本体2のスピーカ28か
らビープ音を鳴動して(S19)、優先度の高い電話の
着呼を通話者に報せるのである。よって、通話者は、通
話を続けながら、優先度の高い電話の着呼を容易に認識
することができるのである。
【0038】次に、図6から図9を参照して、前記した
第1実施例の変形例を説明する。なお、以下の各実施例
(変形例)では、前記した第1実施例と同一の部分には
同一の番号を付してその説明は省略し、異なる部分のみ
を説明する。
【0039】図6は、第2実施例の優先度メモリ登録処
理のフローチャートである。第2実施例のファクシミリ
装置1では、第1実施例のファクシミリ装置1に対し
て、優先度メモリ14aへの登録処理を変更している。
即ち、第1実施例では、通話中の発呼側装置の優先度が
優先度メモリ14aへ書き込まれたが(S2,S3)、
第2実施例では、操作者(通話者)によって直接入力さ
れた優先度が優先度メモリ14aへ書き込まれるのであ
る(S22)。これにより、通話中の電話を切り替える
か否かの判断は、第1実施例では、通話中の電話と新た
に着呼のあった電話との相対的な優先度の比較により行
われたが、第2実施例では、新たに着呼のあった電話の
絶対的な優先度の比較により行われるのである。
【0040】図6の優先度メモリ登録処理は、操作者が
操作パネル4を介して所定の操作を行うことにより実行
される。本実施例では優先度は「0」から「99」の範
囲で定められるので、優先度メモリ登録処理では、ま
ず、操作者による2桁の数字入力を待機する(S21:
No)。2桁の数字入力がなされると(S21:Ye
s)、その入力された2桁の数字を優先度の基準として
優先度メモリ14aへ書き込み(S22)、この処理を
終了する。
【0041】通話中に新たな電話の着呼があると、図5
のキャッチホン処理が実行される。図5のS17の処理
によって、受信した発信者番号(発呼側装置の電話番
号)に対応して優先度エリア13dに記憶される優先度
が、図6のS22の処理によって書き込まれた優先度メ
モリ14aの値より大きいか否か判断される。その結
果、大きいと判断された場合には(S17:Yes)、
通話者に優先度の高い電話の着呼が報知されるのである
(S18,S19)。このように第2実施例では、通話
中に新たな電話の着呼があった場合、通話中の電話を切
り替えるか否かの判断は、操作者によって入力された優
先度メモリ14aの値を基準とした絶対的な優先度の比
較によって行われるのである。
【0042】図7は、第3実施例の電話番号メモリ13
aの構成を模式的に示した図であり、図8は、第3実施
例のキャッチホン処理を示したフローチャートである。
第3実施例のファクシミリ装置1では、第1実施例のフ
ァクシミリ装置1の優先度エリア13dに記憶される
「0」から「99」の優先度を、優先情報エリア13e
に記憶される優先情報の有無に変更している。これによ
り第3実施例では、通話中の電話を切り替えるか否かの
判断は、新たに着呼のあった電話に優先情報が付されて
いるか否かにより行われるのである。
【0043】図7に示すように、電話番号メモリ13a
には、発信者番号を記憶する発信者番号エリア13b
と、発呼側装置に対応する登録名称を記憶する登録名称
エリア13cと、発呼側装置の優先情報の有無を記憶す
る優先情報エリア13eとが設けられている。優先情報
エリア13eには「1」又は「0」の数字が記憶可能に
構成されており、「1」の場合には優先情報あり、
「0」の場合には優先情報なしとされている。なお、優
先情報エリア13eのデータを始め、電話番号メモリ1
3aの各エリア13b,13cのデータは、操作者によ
る操作パネル4の操作によって、予め互いに対応付けさ
れて登録されている。
【0044】図8のキャッチホン処理は、通話中に新た
な電話の着呼があると実行される。S31の処理によっ
て、受信した発信者番号(発呼側装置の電話番号)に対
応する優先情報エリア13eの値が「1」であるか否か
判断される。判断の結果、対応する優先情報エリア13
eの値が「1」であれば(S31:Yes)、通話者に
優先度の高い電話の着呼が報知されるのである(S1
8,S19)。このように第3実施例では、通話中に新
たな電話の着呼があった場合、通話中の電話を切り替え
るか否かの判断は、操作者によって予め入力された優先
情報の有無によって行われるのである。
【0045】図9は、第4実施例のキャッチホン処理を
示したフローチャートである。第4実施例のファクシミ
リ装置1では、通話中に新たな電話の着呼があった場
合、受信した発信者番号(発呼側装置の電話番号)が電
話番号メモリ13aに記憶されているか否かを基準とし
て、通話中の電話を切り替えるか否かの判断を行うので
ある。
【0046】即ち、図9のキャッチホン処理は、通話中
に新たな電話の着呼があると実行されるが、S41の処
理によって、受信した発信者番号が電話番号メモリ13
aに記憶されているか否か判断され、記憶されていれば
(S41:Yes)、通話者に優先度の高い電話の着呼
が報知されるのである(S18,S19)。このように
第4実施例では、通話中に新たな電話の着呼があった場
合、通話中の電話を切り替えるか否かの判断は、発信者
番号の登録の有無によって行われるのである。
【0047】なお、第4実施例では、発呼側装置が知人
や大手取引先である場合に、かかる電話を優先すべく、
電話番号メモリ13aに発信者番号が登録されている電
話を優先するように構成した。しかし、この第4実施例
とは逆に、商売などに使用される電話であって不特定の
相手からの電話を優先させた場合には、S41のYes
/Noの分岐を逆にして、受信した発信者番号が記憶さ
れていない場合に(S41:No)、S18及びS19
の処理を実行し、通話者に優先度の高い電話の着呼を報
知するように構成しても良い。また、S41のYes/
Noの分岐を、操作者の操作により切り替えられるよう
に構成しても良い。このように構成すれば、発信者番号
の登録されている電話と登録されていない電話とのうち
で、操作者の好みに応じて、優先度の高い電話を切り替
えることができるのである。
【0048】各請求項に記載の報知手段としては、S1
8及びS19の処理が該当し、請求項1及び2記載の比
較手段としてはS17の処理が該当する。また、請求項
3記載の判断手段としてはS31の処理が該当し、請求
項4記載の判断手段としてはS41の処理が該当する。
更に、請求項7記載の着呼報知手段としてはS12の処
理が該当する。なお、各請求項に記載の電話装置として
は、通話にを行うことができる電話機の他、ファクシミ
リ装置が該当する。
【0049】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0050】例えば、上記各実施例において、電話番号
に短縮番号が対応つけて記憶されたワンタッチダイヤル
の登録データに基づいて、優先度の高い電話を判断する
ようにしても良い。即ち、第1及び第2実施例では、例
えばワンタッチダイヤルの登録順位(短縮番号)を優先
度として用い、その短縮番号により優先度の高い電話を
相対的または絶対的に判断しても良い。また、第3及び
第4実施例では、ワンタッチダイヤルに登録されている
発呼側装置を優先度の高い電話として判断するようにし
ても良い。一般に、ワンタッチダイヤルには、電話番号
および短縮番号の他に名称も登録できるように構成され
ている。よって、本実施例の電話番号メモリ13aをワ
ンタッチダイヤルの登録データに置き換えて、或いは、
ワンタッチダイヤルの登録データと共に使用するように
しても良い。
【0051】また、当然のことながら、通話中の電話は
「通話者が発信した電話」であっても、「他の電話装置
から発呼された電話」であっても良い。特に、第1実施
例では通話中の電話が「通話者が発信した電話」である
場合には、優先度メモリ14aには、発信に用いられた
電話番号に対応して電話番号メモリ13aの優先度エリ
ア13dに記憶される優先度が書き込まれる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の電話装置によれば、1の
電話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から着
呼があった場合、1の電話装置と新たに着呼のあった他
の電話装置との優先度が比較され、新たに着呼のあった
他の電話装置の優先度が通話中の1の電話装置の優先度
より大であれば、その旨が通話者に報知される。よっ
て、通話者は、優先度の比較を自ら行うことなく、通話
中の電話を切り替えるか否かを容易に判断することがで
きるという効果がある。
【0053】請求項2記載の電話装置によれば、1の電
話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から着呼
があった場合、新たに着呼のあった他の電話装置の優先
度が基準となる優先度と比較され、その優先度が基準と
なる優先度より大であれば、その旨が通話者に報知され
る。よって、通話者は、優先度の比較を自ら行うことな
く、通話中の電話を切り替えるか否かを容易に判断する
ことができるという効果がある。
【0054】請求項3記載の電話装置によれば、請求項
2記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、基準とな
る優先度は操作者の操作によって記憶されるので、通話
中の電話を切り替えるか否かの基準を操作者(通話者)
の好みによって容易に変更することができるという効果
がある。即ち、電話装置の電話番号に対応して記憶され
ている優先度を変更することなく、その基準値のみを変
更することができるのである。
【0055】請求項4記載の電話装置によれば、1の電
話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から着呼
があった場合、新たに着呼のあった他の電話装置に優先
情報が記憶されているか否か判断される。優先情報が記
憶されていれば、その旨が通話者に報知されるので、通
話者は、通話中の電話を切り替えるか否かを容易に判断
することができるという効果がある。
【0056】請求項5記載の電話装置によれば、1の電
話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装置から着呼
があった場合、新たに着呼のあった他の電話装置の電話
番号が記憶手段に記憶されているか否か判断され、記憶
されていれば、その旨が通話者に報知される。即ち、優
先度の大きい電話装置の電話番号を記憶手段に記憶させ
ておくことにより、通話中に、かかる電話装置からの着
呼があった場合、その旨を通話者に報知することができ
るのである。よって、通話者は、かかる報知に基づい
て、通話中の電話を切り替えるか否かを容易に判断する
ことができるという効果がある。
【0057】請求項6記載の電話装置によれば、請求項
1から5のいずれかに記載の電話装置の奏する効果に加
え、通話中に新たに着呼した電話の優先度が大きい場
合、その旨が、LCDやLED等の表示の点灯若しくは
点滅、またはブザーの鳴動や音声等の音出力により報知
される。よって、通話者に、優先度の大きい電話の着呼
を確実に認識させることができるという効果がある。
【0058】請求項7記載の電話装置によれば、請求項
1から6のいずれかに記載の電話装置の奏する効果に加
え、1の電話装置との回線の閉結中に新たに他の電話装
置から着呼があった場合、その旨が呼出スピーカによっ
て報知される。よって、通話者は、受話器スピーカから
の音だけでは確認し難かった新たな着呼を容易に確認す
ることができるという効果がある。なお、新たな着呼の
報知は、呼出スピーカのみならず、呼出スピーカと受話
器スピーカとの両方で行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の斜
視図である。
【図2】上記ファクシミリ装置の電気的構成を示したブ
ロック図である。
【図3】EEPROM内の電話番号メモリの構成を模式
的に示した図である。
【図4】優先度メモリ登録処理を示したフローチャート
である。
【図5】キャッチホン処理を示したフローチャートであ
る。
【図6】第2実施例の優先度メモリ登録処理を示したフ
ローチャートである。
【図7】第3実施例の電話番号メモリの構成を模式的に
示した図である。
【図8】第3実施例のキャッチホン処理を示したフロー
チャートである。
【図9】第4実施例のキャッチホン処理を示したフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(電話装置) 2 本体 3 受話器(受話器スピーカを備える) 5 液晶表示器(LCD) 13 EEPROM 13a 電話番号メモリ(記憶手段) 13b 発信者番号エリア 13c 登録名称エリア 13d 優先度エリア 13e 優先情報エリア 14a 優先度メモリ(優先度記憶手段) 19 ネットワークコントロールユニット(NC
U)(受信手段の一部) 20 モデム(受信手段の一部) 21 バッファ(受信手段の一部) 28 スピーカ(呼出スピーカ) 29 交換機 31,32 電話回線(回線)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線の閉結中に交換機側から送られる他
    の電話装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電
    話装置において、 電話番号に優先度を示す情報を対応つけて記憶する記憶
    手段と、 1の電話装置との回線の閉結中に、新たに他の電話装置
    から着呼があった場合、1の電話装置の電話番号と前記
    受信手段により受信された他の電話装置の電話番号に基
    づいて、前記記憶手段に記憶されている1の電話装置の
    情報の優先度と他の電話装置の情報の優先度とを比較す
    る比較手段と、 その比較手段による比較の結果、他の電話装置の優先度
    が1の電話装置の優先度より大であると判断された場合
    に、その旨を報知する報知手段とを備えていることを特
    徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 回線の閉結中に交換機側から送られる他
    の電話装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電
    話装置において、 電話番号に優先度を示す情報を対応つけて記憶する記憶
    手段と、 基準となる優先度を記憶する優先度記憶手段と、 1の電話装置との回線の閉結中に、新たに他の電話装置
    から着呼があった場合、前記優先度記憶手段に記憶され
    ている基準となる優先度と、前記受信手段により受信さ
    れた他の電話装置の電話番号に対応して前記記憶手段に
    記憶されている情報の優先度とを比較する比較手段と、 その比較手段による比較の結果、他の電話装置の優先度
    が前記優先度記憶手段に記憶されている基準となる優先
    度より大であると判断された場合に、その旨を報知する
    報知手段とを備えていることを特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】 前記優先度記憶手段に記憶されている基
    準となる優先度は、操作者の操作によって記憶されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 回線の閉結中に交換機側から送られる他
    の電話装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電
    話装置において、 電話番号に対応つけて優先情報を記憶することができる
    記憶手段と、 1の電話装置との回線の閉結中に、新たに他の電話装置
    から着呼があった場合、前記受信手段により受信された
    他の電話装置の電話番号に対応して前記記憶手段に優先
    情報が記憶されている否かを判断する判断手段と、 その判断手段により前記記憶手段に他の電話装置の電話
    番号に対応して優先情報が記憶されていると判断された
    場合に、その旨を報知する報知手段とを備えていること
    を特徴とする電話装置。
  5. 【請求項5】 回線の閉結中に交換機側から送られる他
    の電話装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電
    話装置において、 電話装置の電話番号を記憶する記憶手段と、 1の電話装置との回線の閉結中に、新たに他の電話装置
    から着呼があった場合、前記受信手段により受信された
    他の電話装置の電話番号が前記記憶手段に記憶されてい
    る否かを判断する判断手段と、 その判断手段により他の電話装置の電話番号が前記記憶
    手段に記憶されていると判断された場合に、その旨を報
    知する報知手段とを備えていることを特徴とする電話装
    置。
  6. 【請求項6】 前記報知手段による報知は、表示の点灯
    若しくは点滅または音出力により行われることを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載の電話装置。
  7. 【請求項7】 受話器に設けられ通話相手の音声を出力
    する受話器スピーカと、 その受話器スピーカとは別に設けられ呼出音を鳴動する
    呼出スピーカと、 1の電話装置との回線の閉結中に、新たに他の電話装置
    から着呼があった場合、前記呼出スピーカによって、そ
    の新たな着呼を報知する着呼報知手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電話
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020146A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信端末装置
JP2007194691A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Nakayo Telecommun Inc 通話中に着信通知可能な電話端末
JP2009508401A (ja) * 2005-09-16 2009-02-26 キョウセラ ワイヤレス コープ. 電話の通話の優先順位付けのための方法およびデバイス
WO2010050535A1 (ja) * 2008-10-28 2010-05-06 アイコム株式会社 無線通信システム、無線通信方法、中継装置及び無線端末装置

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