JP3765189B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば留守録機能を備えるとともに、いわゆるナンバーディスプレイ機能を備えた電話装置などの通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば最近の電話装置においては、多種多様な機能が付加されており、その機能の一つに、不特定な発信元から呼出があった場合、公衆電話回線を通じてその発信元に関する電話番号を識別番号として取得し、その識別番号を表示することができる、いわゆるナンバーディスプレイ機能を備えたものがある。
【0003】
一方、不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対して回線を閉結状態とし、その発信元からの伝言メッセージをメモリの留守録エリアに記録する留守録機能を備えた留守番電話もある。
【0004】
さらに、ナンバーディスプレイ機能を利用し、特定の電話番号に該当する発信元から呼出があった場合、その発信元については、通話を拒否して「お客様の都合によりお受けできません」などという応答メッセージを通知するとともに、呼出音を鳴らさない迷惑電話防止機能を備えたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の各種機能を有する電話装置では、留守録モード時、呼出順に発信元からの伝言メッセージがメモリの留守録エリアに記録されるが、不特定多数の発信元から呼出があった場合、留守録エリアのサイズを超えては伝言メッセージを記録することができず、ある特別な発信元からの重要な伝言メッセージであっても留守録エリアの空き領域が無い場合には、留守録できないものとされていた。
【0006】
また、迷惑電話防止機能によっては、応答メッセージの通知や呼出音を鳴らさないことにより、特定の発信元に対して所要の対策が施されているが、そのような重要性の低い特定の発信元からの呼出であっても、伝言メッセージを聞きたいというユーザの要望があった。そして、そのような重要性の低い伝言メッセージを通常の伝言メッセージと混在して留守録エリアに記録させることも考えられるが、とりわけて重要でもない伝言メッセージの記録サイズが大きくなると、本来的に必要である伝言メッセージが留守録エリアに留守録できないという不都合も生じ、メモリを有効に活用することができなかった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、メモリなどの記憶手段を有効に活用し、特別な発信元からの伝達内容を重要度に応じて記録に残すことができる通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対して通信回線を閉結し、その発信元からの伝達内容を記憶手段の留守録エリアに記録する留守録機能を有する一方、呼出時に発信元に関する通知情報として識別番号を取得可能な通信装置であって、優先的に再生を所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させる第1の特別番号登録手段と、迷惑電話防止機能に基づいて所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させる第2の特別番号登録手段と、不特定な発信元からの呼出に際して実際に取得された識別番号が、上記第1又は第2の特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するか否かを判別する特別番号判別手段と、上記特別番号判別手段によって、上記実際に取得された識別番号が上記第1の特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記記憶手段の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアにその発信元からの伝達内容を記録させ、上記実際に取得された識別番号が上記第2の特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記特別枠エリアに、上記第2の特別番号登録手段により登録された識別番号からの伝達内容が既に記憶されていれば、その伝達内容を消去してその発信元からの伝達内容を上書きさせる特別留守録制御手段とを有することを特徴としている。
【0009】
このような通信装置によれば、たとえばメモリなどの記憶手段を利用して留守録する場合、不特定な発信元からの伝達内容については、記憶手段に設けられた留守録エリアに記録される一方、第1の特別番号登録手段によって登録された特別な発信元からの伝達内容は、その留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアに記録される。つまり、特別な発信元の識別番号を特別番号として登録しておくだけで、その特別な発信元からの伝達内容が別の記録領域に残されるので、記憶手段を有効に活用しつつ、重要度に応じて所望の発信元からの伝達内容を、不特定多数によるものとは別枠で記録に残すことができる。また、第2の特別番号登録手段によって登録された特別な発信元からの伝達内容は、特別枠エリアに伝達内容が記録される際、過去の呼出に応じて既に記録された伝達内容が消去されて上書き記録されるので、たとえば応答を拒否したい発信元の伝達内容を特別枠エリアに記録させるものとすれば、記憶手段に必要最低限度の特別枠エリアを確保しておくだけで、さほど重要でない発信元からの伝達内容を繰り返し記録に残すことができ、メモリなどの記憶手段の効率的な利用を図ることができる。
【0010】
また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、上記第1の特別番号登録手段によって登録された特別番号の発信元からの伝言内容を記録するための特別枠エリアは、上記第1の特別番号登録手段によって登録される特別番号ごとに一定の記録領域をもって設けられている。
【0011】
このような通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、特別枠エリアが第1の特別番号登録手段によって登録された特別番号ごとに一定の記憶領域をもって記憶手段に設けられるので、たとえば重要度の高い発信元からの識別番号を特別番号として登録しておけば、重要度の高い伝達内容を各発信元ごとに分けて確実に記録に残しておくことができる。
【0012】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であって、上記特別番号判別手段によって、上記実際に取得された識別番号が上記第2の特別番号登録手段により登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、呼出時の発信元に対して通常の応答が可能なモードであっても上記特別留守録制御手段による動作が行われる。
【0013】
このような通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、呼出時の発呼相手となる発信元に対して通常の応答が可能なモードであっても、第2の特別番号登録手段によって登録された特別番号に該当する発信元の場合は、その発信元からの伝達内容が特別枠エリアに記録されて残されるので、たとえば応答を拒否したい発信元からの呼出であった場合などにおいて、面倒な切換操作を必要とすることなく、重要度の低い伝達内容を留守録エリアとは別の記録領域に自動的に残すことができる。
【0014】
また、請求項4に記載した発明の通信装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置であって、上記記憶手段の特別枠エリアに記録された伝達内容は、上記留守録エリアに対する操作とは別の操作に応じて再生される。
【0015】
このような通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、特別枠エリアに記録された伝達内容は、不特定な発信元の伝達内容を記録した留守録エリアに対する操作とは別の操作で再生されるので、特別番号に該当する発信元からの伝言メッセージなどを特別な操作手順により聞き出すことができる。したがって、伝言メッセージなどの再生を優先したい相手の識別番号をあらかじめ特別番号として登録しておけば、その相手からの伝言メッセージのみを優先的に聞き出せるといった処理が可能となる。
【0016】
さらに、請求項5に記載した発明の通信装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置であって、上記第1,第2の特別番号登録手段は、不特定な発信元との通信中、またはその発信元との通信終了後、その発信元に関する通知情報として取得した識別番号を使用者の操作に応じて特別番号として登録させている。
【0017】
このような通信装置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、不特定な発信元からの呼出に応じて応答することで通信を開始した後、その発信元を特別な相手として今後の呼出時に対処する場合、その発信元との通信中、あるいはその発信元との通信終了後、呼出に応じて取得した識別番号を登録することにより、その発信元からの今後の呼出の際には、その発信元からの伝達内容を記憶手段の特別枠エリアに記録することができる。
【0018】
【0019】
【0020】
さらに、請求項6に記載した発明の記憶媒体は、不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対して通信回線を閉結し、その発信元からの伝達内容を記憶手段の留守録エリアに記録する留守録機能を有する一方、呼出時に発信元に関する通知情報として識別番号を取得可能な通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、優先的に再生を所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させるための第1の特別番号登録プログラムと、迷惑電話防止機能に基づいて所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させる第2の特別番号登録プログラムと、不特定な発信元からの呼出に際して実際に取得された識別番号が、上記第1又は第2の特別番号登録プログラムに基づいて既に登録された特別番号に一致するか否かを判別するための特別番号判別プログラムと、上記特別番号判別プログラムに基づいて、上記実際に取得された識別番号が上記第1の特別番号登録プログラムに基づいて既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記記憶手段の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアにその発信元からの伝達内容を記録させ、上記実際に取得された識別番号が上記第2の特別番号登録プログラムにより登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記特別枠エリアに、上記第2の特別番号登録プログラムに基づいて登録された識別番号からの伝達内容が既に記憶されていれば、その伝達内容を消去してその発信元からの伝達内容を上書きさせるための特別留守録制御プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴としている。
【0021】
このような記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0023】
図1は、本発明にかかる通信装置をファクシミリ装置に適用した場合の一実施形態を示した回路ブロック図であって、この図に示すファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14を具備して構成されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線15により相互に接続されている。バス線15には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14が接続されている。NCU2には、公衆電話回線16が接続されている。
【0024】
CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御する。NCU2は、公衆電話回線16に接続されて網制御を行う。なお、NCU2には、図示省略するが送受話器や呼出時に呼出音を鳴動するための呼出ベルが備えられている。RAM3は、充電電池などにより電源バックアップが施されており、CPU1の作業領域や各種音声データなどの記録領域を提供する。モデム4は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う一方、後述するコーラID信号を復調する機能を有している。ROM5は、各種のプログラムや設定値などのデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフラグや設定データなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コーデック8は、ファクシミリデータの符号化や復号化を行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0025】
読取部11は、光源やイメージセンサなどを備えており、読取原稿から画像を読み取って画像信号を出力する。記録部12は、たとえばインクジェット方式などの印刷装置を備えており、記録用紙上に印刷画像を形成する。操作部13は、使用者の入力操作に応じた入力信号を出力する。表示部14は、各種メッセージや後述する識別番号などを表示するためのLCDなどからなるディスプレイを備えている。
【0026】
本発明の要点について説明すると、ファクシミリ装置は、不特定な発信元から呼出があった場合、公衆電話回線16を通じてその発信元に関する通知情報として発信元の電話番号(以下、「識別番号」という)を取得し、その識別番号を表示部14にて表示することができる、いわゆるナンバーディスプレイ機能を備えたものである。また、不特定な発信元からの呼出に際しては、使用者のオフフック操作に応じて通話を行い得る通常応答モードとは別に、公衆電話回線16を自動閉結して発信元からの伝言メッセージなどをRAM3に記録する留守録モード(留守録機能)が備えられている。さらに、ナンバーディスプレイ機能を利用し、特定の電話番号に該当する発信元から呼出があった場合、その発信元については、通話を拒否して「お客様の都合によりお受けできません」などという応答メッセージを通知するとともに、呼出音を鳴らさない迷惑電話防止機能も備えられている。
【0027】
さらに具体的に説明すると、RAM3には、不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に際し、その発信元からの伝言メッセージを音声データとして記録するための留守録エリアが予め設けられている。一方、留守録エリアとは別に、RAM3には、所望とする特別な発信元からの呼出に際して取得され得る識別番号を特別番号として登録しておくための特別番号登録エリアが設けられている。さらに、特別番号登録エリアに登録された特別番号ごとに対応して、RAM3には、その特別番号に該当する特別な発信元からの伝言メッセージを記録するために、上記留守録エリアとは別枠として特別枠エリアが確保される。このような特別枠エリアは、特別番号が設定登録されるごとに一定のサイズをもって生成される。また、特別枠エリアは、主に呼出があった特別番号に該当する発信元の伝言メッセージを、必然的に記録するための記録領域であるが、通話を拒否したい発信元の伝言メッセージを記録するためにも用いられ、迷惑電話防止機能に基づいていわゆるブラックリスト番号として特別番号を設定登録した場合にも生成される。このようなブラックリスト番号を設定登録した場合には、そのブラックリスト番号に対応する特別枠エリアのサイズは、せいぜい10秒前後の音声データを記録可能として設定される。一方、通常の特別番号ごとに生成される各特別枠エリアは、所定件数分の音声データが十分に記録可能なサイズをもって確保される。
【0028】
このようなファクシミリ装置が通常応答モードの場合、発信元からの呼出時、公衆電話回線16を通じて取得された識別番号が表示部14にて表示されるとともに、NCU2の制御によって呼出音が鳴動し、それに応じて使用者がオフフック操作することで通話可能な状態となる。また、留守録モードの場合、識別番号の表示とともに呼出音が鳴動するまでは、上記通常応答モードと同様であるが、呼出音の回数が所定の回数に達すると、公衆電話回線16が自動閉結されて発信元に接続されるとともに、それに応じて発信元から伝えられた伝言メッセージが音声データとしてRAM3の留守録エリアに記録される。この際、CPU1は、呼出に際して取得した識別番号が既にRAM3に設定登録された特別番号に一致するか否かを判別しており、識別番号が特別番号に一致する場合、CPU1は、RAM3の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアに発信元から伝えられた伝言メッセージを記録させる。一方、通常応答モードであっても、識別番号がブラックリスト番号に一致する場合、CPU1は、迷惑電話防止機能を働かせ、動作状態を通常応答モードから留守録モードに切り換えるとともに、そのブラックリスト番号に対応してRAM3に確保された特別枠エリアに発信元からの伝言メッセージを記録させる。ブラックリスト番号に該当する発信元の伝言メッセージが特別枠エリアに記録される場合には、その特別枠エリアに既に記録されている伝言メッセージの消去と同時に現時点での伝言メッセージが上書き記録される。以上の処理によりRAM3の特別枠エリアに記録された伝言メッセージは、通常の留守録エリアに記録された伝言メッセージを再生する操作手順とは異なる別の操作手順により再生可能とされている。
【0029】
すなわち、RAM3は、不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対してその発信元からの伝達内容を記録しておくための留守録エリアを備えた記憶手段を実現している。
【0030】
CPU1は、所望とする相手先の識別番号を特別番号として登録させる特別番号登録手段と、不特定な発信元からの呼出に際して実際に取得された識別番号が、特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するか否かを判別する特別番号判別手段と、特別番号判別手段によって、上記実際に取得された識別番号が特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、記憶手段の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアにその発信元からの伝達内容を記録させる特別留守録制御手段とを実現している。
【0031】
ROM5は、不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対して通信回線を閉結し、その発信元からの伝達内容を記憶手段の留守録エリアに記録する留守録機能を有する一方、呼出時に発信元に関する通知情報として識別番号を取得可能な通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、所望とする相手先の識別番号を特別番号として登録させるための特別番号登録プログラムと、不特定な発信元からの呼出に際して実際に取得された識別番号が、上記特別番号登録プログラムに基づいて既に登録された特別番号に一致するか否かを判別するための特別番号判別プログラムと、上記特別番号判別プログラムに基づいて、上記実際に取得された識別番号が特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記記憶手段の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアにその発信元からの伝達内容を記録させるための特別留守録制御プログラムとを含むプログラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0032】
次に、上記構成を有するファクシミリ装置の主に通話処理における動作について図面を参照して説明する。
【0033】
図2は、留守録モードにおけるCPU1の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示す留守録モードは、一般的な順序で動作が行われる場合の一例を示したものであり、必ずしもこの図に示す順序であるとは限らない。また、動作手順を明確とするために、所望とする特別な発信元からの呼出があった場合の動作を主要動作として図示説明する。
【0034】
図2に示すように、まず、CPU1は、公衆電話回線16を通じて不特定な発信元から起動信号を受信したか否かを判断している(S1)。
【0035】
起動信号を受信した場合(S1:YES)、CPU1は、その起動信号とともにコーラID信号を受信したか否かを判断する(S2)。このコーラID信号とは、発信元に関する通知情報としてその発信元の電話番号を内容とした信号であって、その信号に含まれる内容は、モデム4によりデジタルデータに変換可能とされている。
【0036】
そうしてコーラID信号を受信した場合(S2:YES)、CPU1は、一時的に公衆電話回線16を閉結させた状態とし(S3)、NCU2を介して取り込んだコーラID信号をモデム4により復調させることで発信元電話番号を識別番号として取得する(S4)。こうして取得された識別番号は、履歴番号としてEEPROM6に記憶される。
【0037】
識別番号を取得したCPU1は、このモードが開始される前の状態と同様に、公衆電話回線16から開放された状態とする(S5)。ここまでのS3からS5までの動作は、使用者から見て非常に短いサイクルタイムで行われる。
【0038】
その後、CPU1は、取得した識別番号を表示部14にて表示させ(S6)、呼出信号の受信に応じてNCU2を駆使して呼出音を鳴動させる(S7)。この際、CPU1は、呼出音の鳴動回数をカウント開始する。
【0039】
そうして呼出音を鳴動させた後、CPU1は、発信元から一方的に回線切断要求を内容とした切断信号を受信したか否かを判断する(S8)。
【0040】
発信元から切断信号を受信しない場合(S8:NO)、CPU1は、呼出音の鳴動を続行させた状況で送受話器などが使用者により持ち上げられることによりオフフックされたか否かを判断する(S9)。
【0041】
オフフックされることなく(S9:NO)、呼出音の鳴動回数が所定回数に達したことがカウント結果により得られた場合(S10:YES)、CPU1は、公衆電話回線16を自動的に閉結させる(S11)。この際、CPU1は、識別番号の表示や呼出音の鳴動などの動作を停止させる処理を同時に行う。
【0042】
続いて、CPU1は、既に設定登録された特別番号をRAM3の特別番号登録エリアから読み出し、その特別番号とS4の処理によって取得した識別番号とが一致するか否かを判別する(S12)。
【0043】
識別番号が特別番号に一致する場合(S12:YES)、CPU1は、その特別番号に対応してRAM3に確保された特別枠エリアに空きがあるか否かを判断する(S13)。ここで、特別枠エリアとは、使用者が所望する特定相手先の電話番号を特別番号として設定登録することにより、その特別番号ごとにRAM3に作成された記憶領域であって、特別番号を設定登録するごとに一定のサイズをもってRAM3に確保される。
【0044】
特別枠エリアに空きがある場合(S13:YES)、CPU1は、特別留守録処理を行う(S14)。この特別留守録処理とは、使用者から見て外部的には、後述する通常の留守録処理と同様であるが、内部的には、特別番号に対応してRAM3に確保された特別枠エリアに、その特別番号に該当する発信元からの伝言メッセージを記録させる処理である。
【0045】
このような特別留守録処理が行われている間、CPU1は、S8と同様に、発信元から一方的に回線切断要求を内容とした切断信号を受信したか否かを判断する(S15)。
【0046】
そうして、発信元から切断信号を受信した場合(S15:YES)、CPU1は、特別留守録処理をその時点で中断させるとともに、公衆電話回線16から開放させた状態とし(S16)、この留守録モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0047】
S15において、発信元から切断信号を受信しない場合(S15:NO)、CPU1は、S14の特別留守録処理を続行させる。
【0048】
S13において、特別枠エリアに空きがない場合(S13:NO)、CPU1は、RAM3に予め設けられた留守録エリアに空きがあるか否かを判断する(S17)。
【0049】
留守録エリアに空きがある場合(S17:YES)、CPU1は、通常留守録処理を行う(S18)。この通常留守録処理とは、発信元からの伝言メッセージをRAM3に予め設けられた留守録エリアに呼出順に記録させる処理である。
【0050】
このような通常留守録処理が行われている間、CPU1は、S15と同様に、発信元からの切断信号を受信したか否かを判断し(S19)、切断信号を受信した場合(S19:YES)、CPU1は、通常留守録処理を中断させるとともに、公衆電話回線16から開放させた状態とし(S20)、この留守録モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0051】
S19において、発信元から切断信号を受信しない場合(S19:NO)、CPU1は、S18の通常留守録処理を続行させる。
【0052】
S17において、留守録エリアに空きがない場合(S17:NO)、CPU1は、S18の通常留守録処理を行うことなく、S20に飛んで再び元の待機状態となる。
【0053】
S12において、識別番号が特別番号に一致しない場合(S12:NO)、つまり、RAM3の特別番号登録エリアに現呼出時点で取得された識別番号と同一の特別番号が登録されていない場合、CPU1は、S17に移行して通常の留守録処理を行う。
【0054】
S10において、呼出音の鳴動回数が所定回数に達したことがカウント結果により得られない場合(S10:NO)、CPU1は、その鳴動回数が所定回数に達するまでS8を繰り返し実行する。
【0055】
S9において、呼出音の鳴動により使用者によってオフフックされた場合(S9:YES)、CPU1は、回線を閉結させるとともに(S21)、それとほぼ同時に識別番号の表示や呼出音の鳴動の動作を停止させる処理を行う(S22)。これにより、留守録モードであっても通常応答モードと同様にして、発信元と公衆電話回線16を通じて音声信号などを双方向に伝送可能な通話処理が行われることとなる。
【0056】
以上のような処理動作中、CPU1は、通話を終了した使用者によって送受話器などが元のセット位置に置かれることでオンフックされたか否かを判断している(S23)。
【0057】
オンフックされた場合(S23:YES)、CPU1は、公衆電話回線16から開放させた状態とし(S24)、この留守録モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0058】
S23において、オンフックされない場合(S23:NO)、CPU1は、繰り返しオンフックされるまで通話処理を続行させる。
【0059】
S8において、発信元から切断信号を受信した場合(S8:YES)、CPU1は、S22と同様に識別番号の表示や呼出音の鳴動の動作を停止させる処理を行い(S25)、この留守録モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0060】
S2において、コーラID信号を受信しない場合(S2:NO)、CPU1は、S6の識別番号を表示させる処理を行うことなく、S7に飛んで呼出音による鳴動を開始させる。
【0061】
S1において、起動信号を受信しない場合(S1:NO)、CPU1は、このS1の判断を繰り返し行うことで起動信号を受信するまで待機状態を続ける。
【0062】
以上のCPU1による一連の処理動作により、RAM3の特別枠エリアまたは留守録エリアごとに所望の発信元からの伝言メッセージが記録されることとなる。特別枠エリアに記録された伝言メッセージは、特に使用者が指定した特別な発信元からの伝達内容として得られたものであって、この特別枠エリアの伝言メッセージは、通常の再生操作とは別の再生操作に応じて使用者が聞き取り可能とされている。たとえば、優先したい相手先を特別番号としてあらかじめ登録しておけば、その相手からの伝言メッセージは特別枠エリアに記録され、通常の留守録処理(S18)による伝言メッセージの再生と区別して優先的に聞くことができる。
【0063】
続いて、図3は、通常応答モードにおけるCPU1の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示す通常応答モードは、図2に示した留守録モードと同様に、一般的な順序で動作が行われる場合の一例を示したものであり、必ずしもこの図に示す順序であるとは限らない。また、動作手順を明確とするために、迷惑電話防止機能に基づく動作を主要動作として図示説明し、留守録モードと共通する動作については、その説明を省略する。
【0064】
図3に示すように、S31〜S36の処理動作については、図2に示すS1〜S6の処理動作と同じである。
【0065】
S36に続いて、CPU1は、ブラックリスト番号として設定登録された特別番号をRAM3の特別番号登録エリアから読み出し、そのブラックリスト番号とS34の処理によって取得した識別番号とが一致するか否かを判別する(S37)。
【0066】
識別番号がブラックリスト番号に一致する場合(S37:YES)、CPU1は、迷惑電話防止処理を行う(S38)。この迷惑電話防止処理とは、通話を拒否して「お客様の都合によりお受けできませんので、メッセージをお願いします」などという応答メッセージを通知するとともに、呼出音を鳴らさない処理である。この際、CPU1は、通常応答モードから留守録モードに動作を切り換える。
【0067】
さらに続いて、迷惑電話防止処理を行ったCPU1は、ブラックリスト留守録処理を行う(S39)。このブラックリスト留守録処理とは、使用者から見て外部的には、先述の留守録処理と同様であるが、内部的には、ブラックリスト番号に対応してRAM3に確保された特別枠エリアに、そのブラックリスト番号の発信元からの伝言メッセージを記録させる処理である。
【0068】
このようなブラックリスト留守録処理を開始したCPU1は、ブラックリスト番号に対応するRAM3の特別枠エリアに発信元からの伝言メッセージを上書き記録させる(S40)。この上書き記録に際しては、その特別枠エリアに既に記録されている伝言メッセージの消去と同時に現呼出時点での伝言メッセージが上書き記録され、10秒前後の音声によるメッセージの記録が可能とされている。
【0069】
その後、CPU1は、公衆電話回線16から開放させた状態とし(S41)、この通常応答モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0070】
S37において、識別番号がブラックリスト番号に一致しない場合(S37:NO)、つまり、RAM3の特別番号登録エリアに現呼出時点で取得された識別番号と同一のブラックリスト番号が登録されていない場合、CPU1は、通常の応答処理を行うことにより、呼出信号の受信に応じてNCU2を駆使して呼出音を鳴動させる(S42)。
【0071】
そうして呼出音を鳴動させた後、CPU1は、発信元から一方的に回線切断要求を内容とした切断信号を受信したか否かを判断する(S43)。
【0072】
発信元から切断信号を受信しない場合(S43:NO)、CPU1は、呼出音の鳴動を続行させた状況で送受話器などが使用者により持ち上げられることによりオフフックされたか否かを判断する(S44)。
【0073】
呼出音の鳴動により使用者によってオフフックされた場合(S44:YES)、CPU1は、回線を閉結させるとともに(S45)、それとほぼ同時に識別番号の表示や呼出音の鳴動の動作を停止させる処理を行う(S46)。これにより、発信元と公衆電話回線16を通じて音声信号などを双方向に伝送可能な通話処理が行われることとなる。
【0074】
以上のような通話処理期間中、CPU1は、使用者により特別番号登録操作がされたか否かを判断している(S47)。
【0075】
使用者により特別番号登録操作がされた場合(S47:YES)、CPU1は、特別番号登録処理を実行する(S48)。この特別番号登録処理とは、S34にて取得した識別番号を特別番号としてEEPROM6に登録させる処理であって、このS48により登録された特別番号が先述のS37や、図2に示すS12における判断対象として用いられることとなる。
【0076】
通話中に特別番号登録操作がされない場合(S47:NO)、CPU1は、S48の特別番号登録処理を実行することなく後述のS49に飛ぶ。
【0077】
以上のような処理動作中、CPU1は、通話を終了した使用者によって送受話器などが元のセット位置に置かれることでオンフックされたか否かを判断している(S49)。
【0078】
オンフックされた場合(S49:YES)、CPU1は、公衆電話回線16から開放させた状態とし(S50)、この通常応答モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0079】
S49において、オンフックされない場合(S49:NO)、CPU1は、S47に戻って繰り返しオンフックされるまで通話処理を続行させる。
【0080】
S44において、使用者によりオフフックされない場合(S44:NO)、CPU1は、S43に戻って発信元から切断信号を受信するまで繰り返し呼出音の鳴動を続ける。
【0081】
S43において、呼出音の鳴動中、発信元から切断信号を受信した場合(S43:YES)、CPU1は、S46と同様に識別番号の表示や呼出音の鳴動の動作を停止させる処理を行い(S51)、この通常応答モードにかかるプログラムの実行を終了して再び元の待機状態となる。
【0082】
S32において、コーラID信号を受信しない場合(S32:NO)、CPU1は、S36の識別番号を表示させる処理を行うことなく、S42に飛んで呼出音による鳴動を開始させる。
【0083】
以上のCPU1による一連の処理動作により、RAM3の特別枠エリアにブラックリストに該当する発信元からの伝言メッセージが記録されることとなる。そうして特別枠エリアに記録された伝言メッセージは、特に使用者がブラックリストとして指定した発信元からの音声であって、このブラックリストからの音声は、通常の再生操作とは別の再生操作に応じて使用者が聞き取り可能とされている。つまり、通常の留守録処理(図2のS18)による伝言メッセージの再生と区別して、ブラックリストの相手からの伝言メッセージを聞くことができる。
【0084】
したがって、上記構成、動作を有するファクシミリ装置によれば、ファクシミリ通信にも利用されるRAM3を利用して留守録する場合、不特定な発信元からの伝言メッセージについては、RAM3に予め設けられた留守録エリアに記録される一方、使用者が所望する発信元からの伝言メッセージは、その留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアに記録される。つまり、使用者が特別に指定した発信元からの識別番号を特別番号として登録しておくだけで、所望の発信元からの伝言メッセージが別の記録領域に残されるので、RAM3を有効に活用しつつ、重要度に応じて所望の発信元からの伝言メッセージを、不特定多数によるものとは別枠で記録に残すことができる。
【0085】
また、不特定な発信元からの呼出に応じて応答することで通話を開始した後、その発信元を特別な相手として今後の呼出時に対処する場合、その発信元との通話中、呼出に応じて取得した識別番号を登録することにより、その発信元からの今後の呼出の際には、その発信元からの伝言メッセージをRAM3の特別枠エリアに記録することができる。
【0086】
なお、本実施形態においては、特別番号をRAM3の特別番号登録エリアに設定登録するとしたが、そのような特別番号は、既にEEPROM6に記録された履歴番号、電話帳データに含まれる相手先の電話番号、あるいはマニュアルキー入力による入力番号のいずれであっても良い。
【0087】
また、本実施形態においては、特別番号ごとに記憶エリアを個別に設けるように構成されているが、複数の特別番号に対して所定量の記憶エリアを設け、順次記憶するように構成しても良い。
【0088】
さらに、一度の再生により、通常の留守録エリアと特別枠エリアとに記憶された両方の伝言メッセージを再生するように構成してもよく、この場合、どちらを先に再生するかの設定を可能とする。
【0089】
さらにまた、RAM3に設定登録された特別番号は、表示部14にて表示させたり、そのRAM3から消去したりすることができることも勿論可能である。
【0090】
さらに、本発明の通信装置は、本実施形態で示したように、ファクシミリ装置に適用されるだけでなく、もちろん通常の据置型や携帯型の電話装置にも適用可能である。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の通信装置によれば、たとえばメモリなどの記憶手段を利用して留守録する場合、不特定な発信元からの伝達内容については、記憶手段に設けられた留守録エリアに記録される一方、第1の特別番号登録手段によって登録された特別な発信元からの伝達内容は、その留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアに記録される。つまり、特別な発信元の識別番号を特別番号として登録しておくだけで、その特別な発信元からの伝達内容が別の記録領域に残されるので、記憶手段を有効に活用しつつ、重要度に応じて所望の発信元からの伝達内容を、不特定多数によるものとは別枠で記録に残すことができる。また、第2の特別番号登録手段によって登録された特別な発信元からの伝達内容は、特別枠エリアに伝達内容が記録される際、過去の呼出に応じて既に記録された伝達内容が消去されて上書き記録されるので、たとえば応答を拒否したい発信元の伝達内容を特別枠エリアに記録させるものとすれば、記憶手段に必要最低限度の特別枠エリアを確保しておくだけで、さほど重要でない発信元からの伝達内容を繰り返し記録に残すことができ、メモリなどの記憶手段の効率的な利用を図ることができる。
【0092】
また、請求項2に記載した発明の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、特別枠エリアが第1の特別番号登録手段によって登録された特別番号ごとに一定の記憶領域をもって記憶手段に設けられるので、たとえば重要度の高い発信元からの識別番号を特別番号として登録しておけば、重要度の高い伝達内容を各発信元ごとに分けて確実に記録に残しておくことができる。
【0093】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、呼出時の発呼相手となる発信元に対して通常の応答が可能なモードであっても、第2の特別番号登録手段によって登録された特別番号に該当する発信元の場合は、その発信元からの伝達内容が特別枠エリアに記録されて残されるので、たとえば応答を拒否したい発信元からの呼出であった場合などにおいて、面倒な切換操作を必要とすることなく、重要度の低い伝達内容を留守録エリアとは別の記録領域に自動的に残すことができる。
【0094】
また、請求項4に記載した発明の通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、特別枠エリアに記録された伝達内容は、不特定な発信元の伝達内容を記録した留守録エリアに対する操作とは別の操作で再生されるので、特別番号に該当する発信元からの伝言メッセージなどを特別な操作手順により聞き出すことができる。したがって、伝言メッセージなどの再生を優先したい相手の識別番号をあらかじめ特別番号として登録しておけば、その相手からの伝言メッセージのみを優先的に聞き出せるといった処理が可能となる。
【0095】
さらに、請求項5に記載した発明の通信装置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、不特定な発信元からの呼出に応じて応答することで通信を開始した後、その発信元を特別な相手として今後の呼出時に対処する場合、その発信元との通信中、あるいはその発信元との通信終了後、呼出に応じて取得した識別番号を登録することにより、その発信元からの今後の呼出の際には、その発信元からの伝達内容を記憶手段の特別枠エリアに記録することができる。
【0096】
【0097】
さらに、請求項6に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる通信装置をファクシミリ装置に適用した場合の一実施形態を示した回路ブロック図である。
【図2】 留守録モードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【図3】 通常応答モードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 NCU
3 RAM
4 モデム
5 ROM
6 EEPROM
7 ゲートアレイ
8 コーデック
9 DMAC
11 読取部
12 記録部
13 操作部
14 表示部
Claims (6)
- 不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対して通信回線を閉結し、その発信元からの伝達内容を記憶手段の留守録エリアに記録する留守録機能を有する一方、呼出時に発信元に関する通知情報として識別番号を取得可能な通信装置であって、
優先的に再生を所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させる第1の特別番号登録手段と、
迷惑電話防止機能に基づいて所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させる第2の特別番号登録手段と、
不特定な発信元からの呼出に際して実際に取得された識別番号が、上記第1又は第2の特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するか否かを判別する特別番号判別手段と、
上記特別番号判別手段によって、上記実際に取得された識別番号が上記第1の特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記記憶手段の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアにその発信元からの伝達内容を記録させ、上記実際に取得された識別番号が上記第2の特別番号登録手段によって既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記特別枠エリアに、上記第2の特別番号登録手段により登録された識別番号からの伝達内容が既に記憶されていれば、その伝達内容を消去してその発信元からの伝達内容を上書きさせる特別留守録制御手段とを有することを特徴とする通信装置。 - 上記第1の特別番号登録手段によって登録された特別番号の発信元からの伝言内容を記録するための特別枠エリアは、上記第1の特別番号登録手段によって登録される特別番号ごとに一定の記録領域をもって設けられている、請求項1に記載の通信装置。
- 上記特別番号判別手段によって、上記実際に取得された識別番号が上記第2の特別番号登録手段により登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、呼出時の発信元に対して通常の応答が可能なモードであっても上記特別留守録制御手段による動作が行われる、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
- 上記記憶手段の特別枠エリアに記録された伝達内容は、上記留守録エリアに対する操作とは別の操作に応じて再生される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置。
- 上記第1,第2の特別番号登録手段は、不特定な発信元との通信中、またはその発信元との通信終了後、その発信元に関する通知情報として取得した識別番号を使用者の操作に応じて特別番号として登録させている、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置。
- 不在時あるいは居留守時における不特定な発信元からの呼出に対して通信回線を閉結し、その発信元からの伝達内容を記憶手段の留守録エリアに記録する留守録機能を有する一方、呼出時に発信元に関する通知情報として識別番号を取得可能な通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
優先的に再生を所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させるための第1の特別番号登録プログラムと、
迷惑電話防止機能に基づいて所望する相手先の識別番号を特別番号として登録させる第2の特別番号登録プログラムと、
不特定な発信元からの呼出に際して実際に取得された識別番号が、上記第1又は第2の特別番号登録プログラムに基づいて既に登録された特別番号に一致するか否かを判別するための特別番号判別プログラムと、
上記特別番号判別プログラムに基づいて、上記実際に取得された識別番号が上記第1の特別番号登録プログラムに基づいて既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記記憶手段の留守録エリアとは別枠に設けられた特別枠エリアにその発信元からの伝達内容を記録させ、上記実際に取得された識別番号が上記第2の特別番号登録プログラムに基づいて既に登録された特別番号に一致するとの判別結果が得られた場合、上記特別枠エリアに、上記第2の特別番号登録プログラムに基づいて登録された識別番号からの伝達内容が既に記憶されていれば、その伝達内容を消去してその発信元からの伝達内容を上書きさせるための特別留守録制御プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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