JP3899653B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発呼相手先からの呼び出しに応じて音声メッセージを通知し、その音声メッセージに応じて返答された音声を録音しておくことができる、いわゆる留守番録音機能を備えた通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信装置の一例として、たとえば電話装置やファクシミリ装置においては、機能の充実化が図られており、その一つにいわゆる留守番録音機能がある。
【0003】
この留守番録音機能とは、発呼相手先から呼出信号が着信すると、その発呼相手先に対して音声メッセージを通知するとともに、音声メッセージの通知に応じて発呼相手先から返答された音声を録音することができる機能である。このような機能を実現するため、通信装置には、通知すべき音声メッセージをデジタルの音声データとして記憶したり、返答された音声をデジタルの音声データとして録音しておくためのメモリが備えられている。このような音声メッセージ記憶用のメモリには、一つの音声メッセージ、典型的な例でいうと、「ただいま留守にしております。メッセージをお願いします。」というような内容のメッセージが記憶されており、そのメッセージ内容は、送受信が行われていないときに使用者の音声入力によって変更可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の留守番録音機能を備えた通信装置では、音声の録音開始前に通知すべき音声メッセージが一つしかなかったので、使用状況に応じて使用者が望む適切な内容の音声メッセージを通知することができないという不具合があった。たとえば、使用者が留守にしているわけではないが、発呼相手先からの呼び出しに応じてすぐに通話できないような状況の場合、呼び出しを受けた時点でその旨の内容に変更して音声メッセージを通知することは不可能であった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、発呼相手先に対して通知すべき音声メッセージを複数種類とし、着信側の使用状況に応じた音声メッセージを任意に指定して通知することができる通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、発呼相手先に促す動作の内容が異なる複数の音声メッセージを記憶したメッセージ記憶手段と、上記メッセージ記憶手段に記憶された複数の音声メッセージから使用者が所望の音声メッセージを指定するためのメッセージ指定手段と、通信回線を介して発呼相手先からの呼出信号が着信したことを検知する着信検知手段と、上記着信検知手段により上記呼出信号の着信が検知されると、上記呼出信号に含まれる上記発呼相手先の識別情報を表示させる表示手段と、上記表示手段に上記発呼相手先の識別情報が表示された後、上記使用者により上記メッセージ指定手段によって所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージを上記メッセージ記憶手段から取り出し、上記通信回線を介して上記発呼相手先に通知させるメッセージ通知制御手段とを備えたことを特徴としている。また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、上記複数の音声メッセージには、少なくとも上記発呼相手先にそのまま待機、かけ直し又はメッセージの録音を促す内容が含まれ、上記通信回線を介して上記発呼相手先から送信される音声を録音する録音媒体と、上記メッセージ通知制御手段により上記メッセージ録音を促す音声メッセージが上記発呼相手先に通知されると、上記通信回線を介して上記発呼相手先から送信される音声を上記録音媒体に録音させる録音制御手段とを更に備えたものである。
【0007】
この通信装置によれば、発呼相手先からの呼出信号が着信し、その呼出信号に含まれる 発呼相手先の識別情報が表示された後、使用者によりメッセージ指定手段によって数の音声メッセージの中から所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージが発呼相手先に対して通知されるので、例えば、使用者が直ちに電話に出られない状況にあっても発呼相手先に対して着信時の使用者の状況に応じた音声メッセージを任意に指定して通知することで適切に対応することができる。
【0008】
通信回線としては、公衆回線であっても専用回線であってもよく、また有線であっても無線であってもよい。
【0009】
録音媒体としては、磁気テープやRAMなどの半導体メモリが適用可能であるが、これらに限ることはなく、その他の録音媒体であってもよい。
【0010】
メッセージ指定手段としては、指定するメッセージに対応した指定信号を出力するテンキーなどが考えられるが、メッセージの指定が可能なものであればその他のものであってもよい。表示手段としては、たとえば識別情報として相手先の電話番号を表示可能なLCDなどの表示パネルが好適であるが、特にLCDなどの表示パネルに限るものではない。
【0011】
【0012】
【0013】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であって、上記音声メッセージを音声入力によって入力する入力手段と、上記メッセージ記憶手段の記憶内容を削除若しくは上記入力手段から入力される音声メッセージにより変更する記憶制御手段とを更に備えている。
【0014】
この通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、メッセージ記憶手段の記憶内容は、削除若しくは入力手段から入力される音声メッセージにより変更することができるので、使用状況に応じた適切な内容のメッセージに変更して複数種類の音声メッセージを取り揃えておくことができる。
【0015】
また、請求項4に記載した発明の通信装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置であって、上記メッセージ指定手段は、上記メッセージ記憶手段に記憶された記憶内容を上記表示手段に表示させるために上記使用者により操作される第1の操作手段と、上記メッセージ表示手段に表示された複数の音声メッセージの中から上記発呼相手先に通知すべき音声メッセージを指定するために上記使用者により操作される第2の操作手段とからなる
【0016】
この通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、簡単に複数の音声メッセージの中から発呼相手先に通知すべき音声メッセージを指定することができる。
【0017】
【0018】
さらに、請求項5に記載した発明の記憶媒体は、コンピュータを、発呼相手先に促す動作の内容が異なる複数の音声メッセージを記憶したメッセージ記憶手段と、上記メッセージ記憶手段に記憶された複数の音声メッセージから使用者が所望の音声メッセージを指定するためのメッセージ指定手段と、通信回線を介して発呼相手先の識別情報を含む呼出信号が着信したことを検知する着信検知手段と、上記着信検知手段により上記呼出信号の着信が検知されると、上記呼出信号に含まれる上記発呼相手先の識別情報を表示させる表示手段と、上記表示手段に上記発呼相手先の識別情報が表示された後、上記使用者により上記メッセージ指定手段によって所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージを上記メッセージ記憶手段から取り出し、上記通信回線を介して上記発呼相手先に通知 させるメッセージ通知制御手段として機能させるためのプログラムを記録したものである
【0019】
この記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてコンピュータを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態ついて図面を参照して具体的に説明する。
【0021】
図1は、本発明にかかる通信装置の一例としてファクシミリ装置の回路構成を示した回路ブロック図であって、この図に示すように、ファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、音声コーデック10、読取部11、記録部12、操作部13、表示部14、および呼出部15を具備して構成されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、および音声コーデック10は、バス線により相互に接続されている。バス線には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操作部13、表示部14、および呼出部15が接続されている。NCU2には、通信網の一例としての電話回線21が接続されている。
【0022】
CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を行う。このNCU2には、送受話器2aが接続されており、この送受話器2aを介して相手先と通話可能とされている。RAM3は、充電電池などの電池(図示省略)により電源バックアップが施されており、音声データや画像データなどの各種データを記憶する。モデム4は、送信データの変調や受信データの復調などを行う。ROM5は、各種のプログラムや初期設定値などのデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフラグや登録データなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コーデック8は、ファクシミリ送信データの符号化やファクシミリ受信データの復号化を行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。音声コーデック10は、アナログの音声信号およびデジタルの音声データを相互に変換する。
【0023】
読取部11は、光源やイメージセンサなどを備えており、アナログの画像信号を出力する。記録部12は、たとえばインクジェット方式の記録装置を備えており、受信画像やコピー時の読取画像などを記録用紙上に記録する。操作部13は、キースイッチ群などからなり、使用者の操作入力に応じた操作信号を出力する。表示部14は、LCDなどの表示パネルからなり、CPU1に制御されて各種の表示を行う。呼出部15は、スピーカなどを備えており、発呼に応じて呼出音を発生する。
【0024】
要点について説明すると、このファクシミリ装置には、留守番録音機能が備えられており、主に音声による通話を行う際に発呼相手先から送信されてくる呼出信号に応じて留守番録音機能が発揮される。つまり、留守番録音機能が作動中、発呼相手先から呼出信号が着信すると、CPU1は、その発呼相手先に対してRAM3に記憶されたデジタルの音声メッセージをアナログ音声として通知させるとともに、音声メッセージの通知に応じて発呼相手先から返答された音声をデジタル音声としてRAM3に録音させる。このようにして発呼相手先に通知されるべき音声メッセージは、RAM3の所定領域に複数種類をもって記憶されており、各音声メッセージは、操作部13におけるテンキーに対応付けられている。たとえば、呼出信号が着信して呼出音が発生すると、CPU1は、表示部14の表示パネルに呼出信号の発信先となる発呼相手先の電話番号を表示させるとともに、呼出音の発生を所定回数まで継続させる。そして、その呼出音の発生中に使用者が所望のメッセージに対応したキーを押下することで、そのキーに応じた音声メッセージが発呼相手先に対して通知されることとなる。複数種類の音声メッセージとしては、その一例としてたとえば、「ただいま留守にしております。メッセージをお願いします。」、「ただいま電話に出ることができません。しばらくお待ちください。」、「ただいま電話に出ることができません。折り返しすぐにお電話しますので、お名前と電話番号をお願いします。」などが挙げられる。内容が異なる各音声メッセージは、相手先と通話を行っていないときに送受話器2aを介した音声入力によって内容の変更が可能とされている。なお、ここでいう変更には、メッセージの追加や削除も含まれる。
【0025】
すなわち、RAM3は、音声メッセージに応じて発呼相手先から返答された音声を録音しておく録音媒体を実現している。また、RAM3は、内容の異なる複数の音声メッセージを記憶したメッセージ記憶手段を実現している。
【0026】
操作部13におけるテンキーは、メッセージ記憶手段に記憶された複数種類のメッセージから所望のメッセージを指定するためのメッセージ指定手段を実現している。
【0027】
CPU1は、通信回線を介して発呼相手先の識別情報を含む呼出信号が着信したことを検知する着信検知手段と、表示手段に発呼相手先の識別情報が表示された後、メッセージ指定手段によって指定された音声メッセージをメッセージ記憶手段から取り出し、通信回線を介して発呼相手先に通知させるメッセージ通知制御手段と、メッセージ通知制御手段によるメッセージの通知に応じて発呼相手先から返答され音声を録音媒体に録音させる録音制御手段とを実現している。
【0028】
ROM5は、コンピュータを、発呼相手先に促す動作の内容が異なる複数の音声メッセージを記憶したメッセージ記憶手段と、メッセージ記憶手段に記憶された複数の音声メッセージから使用者が所望の音声メッセージを指定するためのメッセージ指定手段と、通信回線を介して発呼相手先の識別情報を含む呼出信号が着信したことを検知する着信検知手段と、着信検知手段により呼出信号の着信が検知されると、呼出信号に含まれる発呼相手先の識別情報を表示させる表示手段と、表示手段に発呼相手先の識別情報が表示された後、使用者により上記メッセージ指定手段によって所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージをメッセージ記憶手段から取り出し、通信回線を介して発呼相手先に通知させるメッセージ通知制御手段として機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0029】
次に、上記構成を有するファクシミリ装置の動作の要点について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0030】
図2は、ファクシミリ装置の応答処理手順を示したフローチャートであって、この図に示す応答処理の開始時点においては、留守番録音機能が作動されておらず、通常の呼び出し待ち受け状態であるとする。
【0031】
まず、CPU1は、電話回線21を介して発呼相手先から呼出信号が着信したか否かを検知している(S1)。この呼出信号には、発呼相手先の電話番号を示す、いわゆるコーラIDと呼ばれる信号が含まれている。
【0032】
呼出信号が着信すると(S1:YES)、CPU1は、図示しないスピーカなどを介して呼出音を発生させる(S2)。
【0033】
そして、CPU1は、呼出音の発生とほぼ同時に上記コーラIDに基づいて表示部14の表示パネルに発呼相手先の電話番号を表示させる(S3)。なお、呼出信号にコーラIDが含まれていない場合、CPU1は、このS3のステップ処理を実行することなく以下のS4に飛んで実行する。
【0034】
S2およびS3の動作によって呼出音が発生しつつ相手先電話番号が表示されると、CPU1は、使用者によって留守番録音機能に基づく音声メッセージの指定操作がなされたか否かを判断する(S4)。この指定操作の判断は、操作部13におけるキースイッチから出力される操作信号に基づいて行われる。具体的には、留守番録音機能切り替え用のモード切り替えスイッチを使用者が押下することによって留守番録音機能を開始させる起動信号が出力されるとともに、複数種類の音声メッセージに対応付けられたテンキーを押下することによって対応する音声メッセージの指定信号が出力される。なお、呼出音の発生中に限って、テンキーの押下のみで留守番録音機能の開始と音声メッセージの指定とが同時に行えるように構成してもよい。
【0035】
上記起動信号や指定信号に基づいて音声メッセージの指定操作がされたと判断すると(S4:YES)、CPU1は、回線を閉結するとともに、音声メッセージの通知および音声録音処理を実行する(S5)。この音声メッセージの通知および音声録音処理とは、テンキーを介して指定された音声メッセージをRAM3から取り出すとともに、その取り出したメッセージを電話回線21を介して発呼相手先に通知させ、そのメッセージの通知に応じて発呼相手先から返答された音声をRAM3に録音させる処理をいう。具体的には、指定された音声メッセージがたとえば、「ただいま留守にしております。メッセージをお願いします。」という内容の場合、それに応じて返答された相手先からの音声がデジタル音声としてRAM3に録音される。一方、すぐに電話に出られないが、表示パネルに表示された相手先の電話番号を確認して応答する意思のある場合などは、「ただいま電話に出ることができません。しばらくお待ちください。」という内容のメッセージを指定することで、相手先からの音声を録音することなく、そのまま電話回線21が接続された状態とされる。
【0036】
S5の処理を開始した後、CPU1は、発呼相手先から切断信号が着信したか否かを検知し(S6)、切断信号が着信すると(S6:YES)、CPU1は、この応答処理に関するルーチンを終了し、通常の呼び出し待ち受け状態を続ける。
【0037】
S6において、S5の通知・録音処理開始後、相手先から切断信号が着信しない場合(S6:NO)、CPU1は、S5の処理を続行する。
【0038】
S4において、音声メッセージの指定操作がされない場合(S4:NO)、CPU1は、送受話器2aが使用者によって取り上げられることでオフフックとされたか否かを判断し(S7)、オフフックと判断すると(S7:YES)、CPU1は、回線を閉結するとともに、通常の通話処理を実行して(S8)、このルーチンを終了する。なお、通話処理は、従来より行われている処理と同様であることから、その詳細な説明については省略する。
【0039】
S7において、オフフックとされることなくオンフックの状態が続けられる場合(S7:NO)、CPU1は、S2以降の処理を繰り返し実行する。
【0040】
S1において、呼出信号の着信がない場合(S1:NO)、CPU1は、呼出信号の着信があるまで繰り返しS1の判断処理を実行する。
【0041】
したがって、上記構成、動作を有するファクシミリ装置によれば、発呼相手先から呼び出しを受けることで呼出音の発生中、複数種類の音声メッセージの中からたとえば、「ただいま留守にしております。メッセージをお願いします。」というメッセージや、あるいは「ただいま電話に出ることができません。しばらくお待ちください。」というメッセージを指定することができるので、発呼相手先に対して通知すべき音声メッセージを複数種類とし、着信側の使用状況などに応じた音声メッセージを任意に指定して通知することができ、使用者および相手先の双方にとって親切な留守番録音機能を発揮させることができる。
【0042】
なお、本実施形態においては、ファクシミリ装置に適用したが、一般的な音声のみの通話処理を行う電話装置に適用することも、もちろん可能である。
【0043】
また、本実施形態においては、呼出音の発生中に音声メッセージを指定することとしたが、特にそのような処理手順に限ることはなく、呼び出し待ち受け中におけるメッセージの指定も、もちろん可能である。つまり、図2においては、呼出音の発生後、指定操作がなく、さらにオフフックもされない場合、S2〜S4,S7の一連の処理が繰り返されることになっているが、所定回数の呼出音が発生しても、指定操作およびオフフックがなければ、留守番録音機能が設定されていなくても、呼び出し待ち受け中などに予め指定しておいた音声メッセージのうちの1つを通知させるような処理手順としてもよい。
【0044】
さらに、呼出信号の着信に応じて指定操作を行うことにより、呼び出し待ち受け状態から留守番録音への切り替えが可能とされているが、呼び出し待ち受け状態で、すでに音声メッセージが指定されている場合や、通常の留守番録音機機能に基づく応答モードが開始されているときでも、その時の状況によって複数種類の中から音声メッセージを指定することは可能である。このような場合、回線が閉結されて留守番録音機機能の動作が開始される前にメッセージを指定すればよい。
【0045】
さらにまた、複数の音声メッセージが所定の番号に対応して登録されていると、どの番号がどのような内容の音声メッセージに対応しているのかが分からなくなることが考えられる。このような対策としては、ファクシミリ装置の記録部を利用して、登録番号およびメッセージ内容の登録状況を印字出力することや、その登録状況をLCDに表示させることなどにより対処することが可能である。たとえば、所定のテンキーを押下することで、対応する音声メッセージの内容がLCDに表示され、さらにその後、所定の確定キーを押下することによってLCDに表示された音声メッセージが相手先に通知されるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2に記載した発明の通信装置によれば、発呼相手先からの呼出信号が着信し、その呼出信号に含まれる発呼相手先の識別情報が表示された後、使用者によりメッセージ指定手段によって数の音声メッセージの中から所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージが発呼相手先に対して通知されるので、例えば、使用者が直ちに電話に出られない状況にあっても発呼相手先に対して着信時の使用者の状況に応じた音声メッセージを任意に指定して通知することで適切に対応することができる。
【0047】
【0048】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、メッセージ記憶手段の記憶内容は、削除若しくは入力手段から入力される音声メッセージにより変更することができるので、使用状況に応じた適切な内容のメッセージに変更して複数種類の音声メッセージを取り揃えておくことができる。
【0049】
また、請求項4に記載した発明の通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、簡単に複数の音声メッセージの中から発呼相手先に通知すべき音声メッセージを指定することができる。
【0050】
さらに、請求項5に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてコンピュータを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる通信装置の一例としてファクシミリ装置の回路構成を示した回路ブロック図である。
【図2】 ファクシミリ装置の応答処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 NCU
2a 送受話器
3 RAM
4 モデム
5 ROM
6 EEPROM
7 ゲートアレイ
8 コーデック
9 DMAC
10 音声コーデック
11 読取部
12 記録部
13 操作部
14 表示部
15 呼出部
21 電話回線

Claims (5)

  1. 発呼相手先に促す動作の内容が異なる複数の音声メッセージを記憶したメッセージ記憶手段と、
    上記メッセージ記憶手段に記憶された複数の音声メッセージから使用者が所望の音声メッセージを指定するためのメッセージ指定手段と、
    通信回線を介して発呼相手先の識別情報を含む呼出信号が着信したことを検知する着信検知手段と、
    上記着信検知手段により上記呼出信号の着信が検知されると、上記呼出信号に含まれる上記発呼相手先の識別情報を表示させる表示手段と、
    上記表示手段に上記発呼相手先の識別情報が表示された後、上記使用者により上記メッセージ指定手段によって所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージを上記メッセージ記憶手段から取り出し、上記通信回線を介して上記発呼相手先に通知させるメッセージ通知制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 上記複数の音声メッセージには、少なくとも上記発呼相手先にそのまま待機、かけ直し又はメッセージの録音を促す内容が含まれ、
    上記通信回線を介して上記発呼相手先から送信される音声を録音する録音媒体と、
    上記メッセージ通知制御手段により上記メッセージ録音を促す音声メッセージが上記発呼相手先に通知された後、上記通信回線を介して上記発呼相手先から送信される音声を上記録音媒体に録音させる録音制御手段とを更に備えたことを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記音声メッセージを音声入力によって入力する入力手段と、
    上記メッセージ記憶手段の記憶内容を削除若しくは上記入力手段から入力される音声メッセージにより変更する記憶制御手段とを更に備えたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 上記メッセージ指定手段は、
    上記メッセージ記憶手段に記憶された記憶内容を上記表示手段に表示させるために上記使用者により操作される第1の操作手段と、
    上記メッセージ表示手段に表示された複数の音声メッセージの中から上記発呼相手先に通知すべき音声メッセージを指定するために上記使用者により操作される第2の操作手段とからなることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. コンピュータを、
    発呼相手先に促す動作の内容が異なる複数の音声メッセージを記憶したメッセージ記憶手段と、
    上記メッセージ記憶手段に記憶された複数の音声メッセージから使用者が所望の音声メッセージを指定するためのメッセージ指定手段と、
    通信回線を介して発呼相手先の識別情報を含む呼出信号が着信したことを検知する着信検知手段と、
    上記着信検知手段により上記呼出信号の着信が検知されると、上記呼出信号に含まれる上記発呼相手先の識別情報を表示させる表示手段と、
    上記表示手段に上記発呼相手先の識別情報が表示された後、上記使用者により上記メッセージ指定手段によって所望の音声メッセージが指定されると、その音声メッセージを上記メッセージ記憶手段から取り出し、上記通信回線を介して上記発呼相手先に通知させるメッセージ通知制御手段と、
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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