JP2937031B2 - 留守録音装置 - Google Patents

留守録音装置

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JP2937031B2
JP2937031B2 JP6222011A JP22201194A JP2937031B2 JP 2937031 B2 JP2937031 B2 JP 2937031B2 JP 6222011 A JP6222011 A JP 6222011A JP 22201194 A JP22201194 A JP 22201194A JP 2937031 B2 JP2937031 B2 JP 2937031B2
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亨 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、発信側からの音声メ
ッセージを録音することができる留守録音装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 この種の留守録音装置においては、着
信があると、発信側へ応答メッセージの送信が行われた
後、録音動作が開始され、発信側からの音声メッセージ
が録音されるようになっている。そして、この録音動作
の開始後に、発信側においてオンフックされて回線断さ
れると、録音動作が停止されるようになっている。又、
このような留守録音装置を備えたファクシミリ装置、即
ち留守録音機能付きファクシミリ装置においては、録音
動作の開始後に、発信側から送信されてくるCNG信号
等のファクシミリ手順信号が検出されると、録音動作が
停止されてファクシミリ通信が開始されるようになって
いる。尚、発信側が手動送信でファクシミリ通信を行う
ような場合には、CNG信号が送信されてこないが、こ
のような場合でも、無音状態が連続して所定時間検出さ
れると、録音動作からファクシミリ通信に移行されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、上記各装
置において、録音動作の開始後に、発信側でオンフック
された場合には、録音内容の最後に例えば「ガチャ」と
いうような瞬断音やビジートーンが録音されてしまう。
又、留守録音機能付きファクシミリ装置において、CN
G信号や無音状態の検出に伴って録音動作からファクシ
ミリ通信に移行された場合には、録音内容の最後に11
00HzのCNG信号の音や無音状態が録音されてしま
う。このため、録音内容の再生時に、それらの音や無音
状態が再生されて、使用者に不快感を与えるとともに、
音声を録音するための録音媒体が無駄に使用されてしま
うという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、不要な録音内容を消去
して、発信側からの音声メッセージのみを残すことがで
き、録音内容の再生時に、使用者に不快感を与えること
がないとともに、録音媒体を無駄なく有効に使用するこ
とができる留守録音装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1の発明では、発信側からの音声を録音
するための録音手段と、その録音手段の作動時において
予め設定された複数の所定の録音終了条件に基づいて録
音動作の終了を判別する判別手段と、前記各録音終了条
件にそれぞれ対応して、録音内容の終了部分を消去すべ
き時間を予め設定記憶する設定手段と、前記設定手段に
記憶された消去時間に基づいて、録音内容の終了部分を
消去する消去手段とを設けたものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】 従って、請求項1の発明によれば、着信があ
ると、録音手段が作動されて録音動作が開始される。こ
の録音動作時、予め設定された複数の所定の録音終了条
件、例えばCNG信号やビジートーンや無音状態の検出
等に基づいて、判別手段により録音動作の終了が判別さ
れる。そして、予め設定手段に設定記憶された消去時間
に基づいて、消去手段により録音内容の終了部分が消去
される。例えば、判別手段がCNG信号の検出に基づい
て録音動作の終了を判別した場合には、そのCNG信号
を検出するという録音終了条件に対応して設定された消
去時間に基づいて、録音内容の終了部分が消去される。
そして、録音内容の終了部分にはCNG信号の音が録音
されているので、そのCNG信号の音が消去され、発信
側からの音声メッセージのみが残される。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】 以下、本発明を留守録音機能付きファクシ
ミリ装置に具体化した一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1に、この実施例のファクシミリ装置の回路構成
を示す。CPU(中央処理装置)1には装置全体の動作
を制御するためのプログラム等を記憶した設定手段とし
てのROM(リードオンリメモリ)2、及び各種情報を
一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)3
が接続されている。本実施例では、CPU1、ROM2
及びRAM3により判別手段が構成されている。
【0012】NCU(ネットワークコントロールユニッ
ト)4は、電話回線5との接続を制御するとともに、電
話回線5上を流れる電流の極性反転、及びハンドセット
6のオフフックを検出する。尚、前記極性反転は、相手
側との間で通信動作が行われているときに、相手側にお
いてオンフックされて回線断されるのに伴い発生するも
のであるが、この極性反転の瞬間には電話回線5上の電
流が断絶される。そして、この極性反転の瞬間における
電話回線5上の電流の断絶を、以下、瞬断という。
【0013】モデム7は送受信データの変調、復調を行
うとともに、ビジートーンの検出を行う。尚、このビジ
ートーンとは、相手側との間で通信動作が行われている
ときに、相手側においてオンフックされて回線断される
のに伴い、電話交換機から0.5秒の間隔をおいて0.
5秒間ずつ送信されてくる400Hzのトーン信号であ
る。
【0014】ゼロクロス検出回路8はCNG信号の検出
を行うためのものである。即ち、ゼロクロス検出回路8
は、前記NCU4及びバンドパスフィルタ9を介して入
力されてくる電話回線5上の信号を検出すると、その信
号の周波数や周期等のデータをデジタルデータとしてC
PU1に出力する。そして、CPU1は入力されたデー
タに基づいてCNG信号の有無を判断する。尚、このC
NG信号とは、発信側から3秒の間隔をおいて0.5秒
間ずつ送信されてくる1100Hzのファクシミリ手順
信号である。
【0015】音声処理回路10は音声信号をデジタル処
理するためのものであり、音声データを符号化及び復号
化したり、電話回線5上を伝送されてくる信号のレベル
に基づいて音声の有無を検出したりする。音声用RAM
11は音声データを符号化状態で記憶する。本実施例で
は、音声処理回路10及び音声用RAM11により録音
手段が構成され、この録音手段により発信側からの音声
メッセージの録音等、留守録音に関連する動作が行われ
る。又、本実施例では、前記CPU1、ROM2、RA
M3、音声処理回路10及び音声用RAM11により、
消去手段が構成されている。
【0016】読取部12は、原稿上の画像を読み取る。
記録部13は、受信された画データ等に基づいて記録紙
上に印字を行う。操作部14は、電話番号等を入力する
ためのダイヤルキー、ファクシミリ動作を開始させるた
めのスタートキー、後述する留守/FAXモードを設
定、解除するための留守キー14a、及び音声用RAM
11内に記憶された音声データを再生するための再生キ
ー等の各種操作キーを備えている。
【0017】又、CPU1には、タイマ15、電話回線
5上を伝送されてくる各種音声の時間を計測するための
音声計測手段としての音声カウンタ16、及びカバーセ
ンサ17が接続されている。尚、カバーセンサ17は、
図示しない装置ケースに設けられたカバーの開閉状態を
検出するためのものであり、カバーの開放に伴ってオン
される。
【0018】次に、前記CPU1により実行される受信
時における動作について、図2に示す説明図と図3及び
図4に示すフローチャートとに従って説明する。尚、こ
こでは、留守キー14aの操作により、装置が留守/F
AXモードに設定されているものとする。
【0019】図3に示すように、発信側の発呼に基づい
て電話交換機から電話回線5を介して16Hzの呼出信
号が送信されてくると、CPU1は、ステップS1にお
いて、その呼出信号をNCU4を介して検出する。する
と、CPU1は、NCU4を制御して発信側との間の回
線を閉結させた後、ステップS2において、音声処理回
路10を作動させて、音声用RAM11内に予め録音さ
れて記憶保持されている音声応答メッセージのデータを
読み出させる。そして、その音声応答メッセージのデー
タを復号化させて、NCU4及び電話回線5を介して発
信側に送信させる。
【0020】続いて、CPU1は、ステップS3におい
て、音声処理回路10の録音動作を開始させる。従っ
て、発信側から音声メッセージが送信されてくると、そ
の音声メッセージのデータが符号化されて、音声用RA
M11内に記憶される。又、この録音動作の開始と同時
に、CPU1は、ステップS4において、タイマ15を
作動させて録音動作時間の計測を開始させるとともに、
ステップS5において、音声カウンタ16を作動させて
音声の時間の計測を開始させる。尚、ここで言う音声と
は、発信側からの音声メッセージは勿論、CNG信号や
ビジートーンの音、及び前記瞬断やハンドセット6のオ
フフックやカバーの開放の際に発生する例えば「ガチ
ャ」というような音等、あらゆる音声を含む。
【0021】ここで、前記音声カウンタ16による音声
の時間の計測方法について説明する。図2に示すよう
に、録音動作時において、CPU1は、1秒毎に区切ら
れたそれぞれの区間で、音声処理回路10により検出さ
れた音声の有無に基づいて音声の存在を認識すると、音
声カウンタ16を作動させてカウントを行わせる。例え
ば、同図に示すように、1秒毎に区切られた各区間にお
いて音声が全く存在しない場合は、音声カウンタ16で
はカウントが行われず、各区間において音声が少しでも
存在すれば、音声カウンタ16ではカウントが行われ
る。従って、連続した1つの音声が、複数の区間に跨が
って存在するような場合には、音声カウンタ16では音
声が跨がって存在する区間毎に1回ずつカウントが行わ
れる。
【0022】以上のように、音声カウンタ16は、音声
が存在する区間の数をカウントするものであり、実際に
は音声の時間を計測するものではないが、ここでは、音
声カウンタ16によるカウント値を音声の計測時間と見
なしている。
【0023】図3に戻って、CPU1は、ステップS6
において、ゼロクロス検出回路8を介してCNG信号が
連続して2回検出されたか否かを判断する。ここで、C
NG信号が連続して2回検出された場合には、CPU1
は、ステップS7に移行して、録音処理回路10の録音
動作を停止させる。次に、CPU1は、ステップS8に
おいて、タイマ15により計測された録音動作時間が7
秒以上であるか否かを判断し、7秒以上でない場合に
は、発信側からの音声メッセージがなかったものと見な
して、ステップS9に移行する。そして、CPU1は、
ステップS9において、不要な録音内容を消去すべく、
上記録音動作によって音声用RAM11内に記憶された
録音データを全て消去させる。
【0024】一方、前記ステップS8において、タイマ
15による計測時間が7秒以上である場合には、CPU
1は、ステップS10に移行して、音声カウンタ16の
カウント値が6以上であるか否かを判断する。ここで、
6以上でない場合には、CPU1は、発信側からの音声
メッセージがなかったものと見なして、前記ステップS
9に移行し、音声用RAM11内の録音データを消去さ
せる。又、音声カウンタ16のカウント値が6以上であ
る場合には、CPU1は、発信側からの音声メッセージ
があったものと見なして、ステップS11に移行する。
そして、CPU1は、ステップS11において、不要な
録音内容のみを消去すべく、上記録音動作によって音声
用RAM11内に記憶された録音データの内、CNG信
号のデータのみを消去する。
【0025】即ち、CNG信号は3秒の間隔をおいて
0.5秒間ずつ送信されてくるので、録音動作の終了を
判別するための条件として、CNG信号を連続して2回
検出するためには、少なくとも4(=0.5 +3+0.5 )
秒の時間が必要となる。つまり、CNG信号が連続して
2回検出されて録音動作が終了されるような場合には、
その録音動作の終了を判別するために4秒の時間を要す
る。ここで、本実施例では、CNG信号を連続して2回
検出するという録音動作の終了条件に対応して、録音内
容の終了部分を消去すべき4秒という時間が、ROM2
内に予め設定記憶されている。従って、上記のように、
CNG信号が連続して2回検出され、かつステップS1
0の判定結果がイエスの場合には、ROM2内の消去時
間のデータに基づいて、音声用RAM11内に記憶され
た録音データの内、終了部分の4秒分の録音データが消
去される。その結果、発信側からの音声メッセージに続
いて録音されていたCNG信号の音が消去されて、音声
用RAM11内には音声メッセージのデータのみが残さ
れる。
【0026】そして、前記ステップS9或いはステップ
S11の処理後、CPU1は、ステップS12に移行
し、所定のファクシミリ手順に従って、発信側からの画
データを受信するファクシミリ受信動作を開始させる。
即ち、発信側からのCNG信号が2回検出されると、発
信側がファクシミリ装置であると判断され、所定のファ
クシミリ手順信号のやりとりが行われた後に、記録部1
3が作動されて、発信側から送信されてくる画データが
記録紙上に印字される。ファクシミリ受信が終了される
と、回線断され、留守/FAXモードの状態で、通信待
機状態に戻る。
【0027】又、前記ステップS6において、CNG信
号が2回検出されない場合には、CPU1は、ステップ
S13に移行して、音声処理回路10を介して8秒間の
連続した無音状態が検出されたか否かを判断する。ここ
で、無音状態が8秒間連続して検出された場合には、C
PU1は、ステップS14に移行して、録音処理回路1
0の録音動作を停止させる。次に、CPU1は、ステッ
プS15において、音声カウンタ16のカウント値が3
以上であるか否かを判断する。ここで、3以上でない場
合には、CPU1は、発信側からの音声メッセージがな
かったものと見なして、ステップS16に移行する。そ
して、CPU1は、ステップS16において、不要な録
音内容を消去すべく、上記録音動作によって音声用RA
M11内に記憶された録音データを全て消去させる。
【0028】一方、前記ステップS15において、音声
カウンタ16のカウント値が3以上である場合には、C
PU1は、発信側からの音声メッセージがあったものと
見なして、ステップS17に移行する。そして、CPU
1は、ステップS17において、不要な録音内容のみを
消去すべく、上記録音動作によって音声用RAM11内
に記憶された録音データの内、無音状態のデータのみを
消去する。
【0029】即ち、8秒間の連続した無音状態が検出さ
れて録音動作が終了されるような場合には、その録音動
作の終了を判別するために8秒の時間を要する。ここ
で、本実施例では、8秒間の連続した無音状態を検出す
るという録音動作の終了条件に対応して、録音内容の終
了部分を消去すべき7秒という時間が、ROM2内に予
め設定記憶されている。従って、上記のように、8秒間
の連続した無音状態が検出され、かつステップS15の
判定結果がイエスの場合には、ROM2内の消去時間の
データに基づいて、音声用RAM11内に記憶された録
音データの内、終了部分の7秒分の録音データが消去さ
れる。その結果、発信側からの音声メッセージに続いて
録音されていた無音状態が消去されて、音声用RAM1
1内には音声メッセージのデータのみが残される。尚、
消去すべき時間を7秒に設定したのは、録音された音声
メッセージの末尾が消去されるのを確実に防止するため
である。
【0030】そして、前記ステップS16或いはステッ
プS17の処理後、CPU1は、前記ステップS12に
移行し、ファクシミリ受信動作を開始させる。即ち、8
秒間の連続した無音状態が検出されると、発信側におい
てCNG信号が送信されることなく手動送信でファクシ
ミリ通信が行われたと判断されて、ファクシミリ受信動
作に移行される。その後、回線断され、留守/FAXモ
ードの状態で、通信待機状態に戻る。
【0031】又、前記ステップS13において、8秒間
の連続した無音状態が検出されない場合には、CPU1
は、図4に示すステップS18に移行して、モデム7を
介してビジートーンが連続して4回検出されたか否かを
判断する。ここで、ビジートーンが連続して4回検出さ
れた場合には、CPU1は、発信側においてオンフック
されて回線断されたと判断して、ステップS19に移行
し、録音処理回路10の録音動作を停止させる。次に、
CPU1は、ステップS20において、タイマ15によ
り計測された録音動作時間が5秒以上であるか否かを判
断し、5秒以上でない場合には、発信側からの音声メッ
セージがなかったものと見なして、ステップS21に移
行する。そして、CPU1は、ステップS21におい
て、不要な録音内容を消去すべく、上記録音動作によっ
て音声用RAM11内に記憶された録音データを全て消
去させる。
【0032】一方、前記ステップS20において、タイ
マ15による計測時間が5秒以上である場合には、CP
U1は、ステップS22に移行して、音声カウンタ16
のカウント値が6以上であるか否かを判断する。ここ
で、6以上でない場合には、CPU1は、発信側からの
音声メッセージがなかったものと見なして、前記ステッ
プS21に移行し、音声用RAM11内の録音データを
消去させる。又、音声カウンタ16のカウント値が6以
上である場合には、CPU1は、発信側からの音声メッ
セージがあったものと見なして、ステップS23に移行
する。そして、CPU1は、ステップS23において、
不要な録音内容のみを消去すべく、上記録音動作によっ
て音声用RAM11内に記憶された録音データの内、ビ
ジートーンのデータのみを消去する。
【0033】即ち、ビジートーンは0.5秒の間隔をお
いて0.5秒間ずつ送信されてくる。このため、ビジー
トーンが連続して4回検出されて録音動作が終了される
ような場合には、その録音動作の終了を判別するために
3.5{=0.5 ×4 ( 信号発生時間) +0.5 ×3 ( 信号
休止時間) }秒の時間を要する。ここで、本実施例で
は、ビジートーンを連続して4回検出するという録音動
作の終了条件に対応して、録音内容の終了部分を消去す
べき3.5秒という時間が、ROM2内に予め設定記憶
されている。従って、上記のように、ビジートーンが連
続して4回検出され、かつステップS22の判定結果が
イエスの場合には、ROM2内の消去時間のデータに基
づいて、音声用RAM11内に記憶された録音データの
内、終了部分の3.5秒分の録音データが消去される。
その結果、発信側からの音声メッセージに続いて録音さ
れていたビジートーンの音が消去されて、音声用RAM
11内には音声メッセージのデータのみが残される。
【0034】そして、前記ステップS21或いはステッ
プS23の処理後、留守/FAXモードの状態で、通信
待機状態に戻る。又、前記ステップS18において、ビ
ジートーンが連続して4回検出されない場合には、CP
U1は、ステップS24に移行して、NCU4を介して
電話回線5上の極性反転が検出されたか否かを判断す
る。ここで、極性反転が検出された場合には、CPU1
は、発信側においてオンフックされて回線断されたと判
断して、ステップS25に移行する。尚、発信側におい
てオンフックされたとき、回線によっては、このステッ
プS24で極性反転を検出できない場合がある。しか
し、このような場合には、前記ステップS18において
ビジートーンが検出されるので、発信側におけるオンフ
ックを確実に判断できる。
【0035】又、前記ステップS24において、極性反
転が検出されない場合には、CPU1は、ステップS2
6に移行して、NCU4を介してハンドセット6のオフ
フックが検出されたか否かを判断する。ここで、ハンド
セット6のオフフックが検出された場合には、CPU1
は、発信側との間で通話動作が開始されると判断して、
ステップS25に移行し、オフフックが検出されない場
合には、ステップS27に移行して、カバーセンサ17
がオンされたか否かを判断する。そして、装置の保守点
検等のためにカバーが開放されて、カバーセンサ17が
オンされた場合には、CPU1は、録音動作を停止させ
るべく、ステップS25に移行する。又、カバーセンサ
17がオンされていない場合には、CPU1は、図3に
示す前記ステップS6に戻って、前記処理を繰り返す。
【0036】そして、CPU1は、前記ステップS25
に移行すると、録音処理回路10の録音動作を停止させ
る。次に、CPU1は、ステップS28において、音声
カウンタ16のカウント値が3以上であるか否かを判断
する。ここで、3以上でない場合には、CPU1は、発
信側からの音声メッセージがなかったものと見なして、
ステップS29に移行する。そして、CPU1は、ステ
ップS29において、不要な録音内容を消去すべく、上
記録音動作によって音声用RAM11内に記憶された録
音データを全て消去させる。
【0037】一方、前記ステップS28において、音声
カウンタ16のカウント値が3以上である場合には、C
PU1は、発信側からの音声メッセージがあったものと
見なして、ステップS30に移行する。そして、CPU
1は、ステップS30において、不要な録音内容のみを
消去すべく、上記録音動作によって音声用RAM11内
に記憶された録音データの内、極性反転に伴う瞬断やハ
ンドセット6のオフフックやカバーの開放の際に発生す
る音のデータのみを消去する。
【0038】即ち、前記極性反転やオフフックやカバー
の開放が検出されて録音動作が終了されるような場合に
は、その録音動作の終了を判別するために0.5〜1秒
の時間を要する。ここで、本実施例では、極性反転やオ
フフックやカバーの開放を検出するという録音動作の終
了条件に対応して、録音内容の終了部分を消去すべき
0.5〜1秒という時間が、ROM2内に予め設定記憶
されている。従って、上記のように、極性反転やオフフ
ックやカバーの開放が検出され、かつステップS28の
判定結果がイエスの場合には、ROM2内の消去時間の
データに基づいて、音声用RAM11内に記憶された録
音データの内、終了部分の0.5〜1秒分の録音データ
が消去される。その結果、発信側からの音声メッセージ
に続いて録音されている例えば「ガチャ」というような
音が消去されて、音声用RAM11内には音声メッセー
ジのデータのみが残される。
【0039】そして、前記ステップS29或いはステッ
プS30の処理後、留守/FAXモードの状態で、通信
待機状態に戻る。尚、フローチャートには示していない
が、ステップS26において、ハンドセット6がオフフ
ックされた場合には、発信側との間で通話を行うことが
できる。
【0040】以上のように、本実施例の留守録音機能付
きファクシミリ装置では、留守録音動作を終了させるた
めの条件として、CNG信号、無音状態、ビジートー
ン、極性反転、オフフック、或いはカバーの開放の検出
という各種の録音終了条件が設定されている。そして、
留守録音動作が開始された後に、それら録音動作の終了
条件の何れかが満たされた場合には、録音動作が停止さ
れる。
【0041】この場合、録音動作によって音声用RAM
11内に記憶された録音データ中に、発信側からの音声
メッセージがないと判断された場合には、その録音デー
タが全て消去される。又、録音動作によって音声用RA
M11内に記憶された録音データ中に、発信側からの音
声メッセージがあると判断された場合には、その音声メ
ッセージに続いて録音されている不要な録音内容のみが
消去される。
【0042】このため、録音内容を再生する際には、使
用者は発信側からの音声メッセージのみを聞くことがで
きて、CNG信号やビジートーンの音、瞬断やオフフッ
クやカバーの開放に伴う音、或いは単なる無音状態等の
不要な録音内容を聞く必要がない。従って、録音内容の
再生時に、使用者に不快感を与えることがないととも
に、音声用RAM11の記憶容量が浪費されるのを確実
に防止することができて、そのRAM11を無駄なく有
効に使用することができる。しかも、消去される録音内
容は不要なものだけであり、音声メッセージは確実に残
されるので、音声メッセージが消去されて不便になると
いうこともない。
【0043】又、本実施例では、各種の録音動作の終了
条件にそれぞれ対応して、録音内容の終了部分を消去す
べき時間が、ROM2内に予め設定記憶されている。こ
のため、発信側からの音声メッセージが録音されている
ような場合でも、不要な録音内容のみを正確かつ確実に
消去することができるとともに、その消去処理動作が複
雑になることもない。
【0044】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して
具体化することも可能である。 (1)図3及び図4のフローチャートに示すステップS
8,S20において、タイマ15による計測時間を判断
するための値をそれぞれ7秒或いは5秒以外の時間に変
更すること。又、ステップS10,S15,S22,S
28において、音声カウンタ16によるカウント値を判
断するための値をそれぞれ6或いは3以外の値に変更す
ること。
【0045】(2)ステップS13において、無音検出
時間を8秒以外の時間に変更すること。又、ステップS
6,S18において、CNG信号やビジートーンの検出
回数をそれぞれ2回或いは4回以外の回数に変更するこ
と。この場合、その変更に対応して、録音内容の終了部
分を消去すべき時間も変更する。
【0046】(3)本発明を、ファクシミリ通信機能を
備えていない単なる留守番電話機に具体化すること。こ
の場合、CNG信号を検出するための機能を留守番電話
機に備えるようにすれば、発信側から誤ってファクシミ
リ通信が行われた場合でも、録音されたCNG信号の音
を消去することが可能となる。
【0047】(4)録音動作の終了を判別したとき、そ
の判別に要した時間分だけ、録音内容の終了部分を消去
するように構成すること。このようにすれば、各種の録
音動作の終了条件にそれぞれ対応して、録音内容の終了
部分を消去すべき時間を予め設定記憶しておく必要がな
い。
【0048】(5)録音手段として、テープレコーダを
使用すること。上記実施例から把握できる請求項以外の
技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
【0049】(1)請求項1において、消去手段は、判
別手段が録音動作の終了の判別に要した時間分だけ、録
音内容の終了部分を消去する留守録音装置。このように
すれば、各種の録音動作の終了条件にそれぞれ対応し
て、録音内容の終了部分を消去すべき時間を予め設定記
憶しておく必要がない。
【0050】
【発明の効果】 以上詳述したように本発明によれば、
次のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、不要な録音内容を消去して、発信側からの音声メッ
セージのみを残すことができ、録音内容の再生時に、使
用者に不快感を与えることがないとともに、録音媒体を
無駄なく有効に使用することができる。加えて、各録音
終了条件にそれぞれ対応して設定された消去時間に基づ
いて、不要な録音内容のみを正確かつ確実に消去するこ
とができるとともに、その消去処理動作が複雑になるこ
ともない。
【0051】
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を留守録音機能付きファクシミリ装置
に具体化した一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】 音声カウンタによる音声の時間の計測動作を
例示する説明図である。
【図3】 CPUにより実行されるファクシミリ装置の
受信時における動作を示すフローチャートである。
【図4】 同じくCPUにより実行されるファクシミリ
装置の受信時における動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…判別手段及び消去手段を構成するCPU、2…判別
手段及び消去手段を構成する設定手段としてのROM、
3…判別手段及び消去手段を構成するRAM、10…録
音手段及び消去手段を構成する音声処理回路、10…録
音手段及び消去手段を構成する音声用RAM、15…タ
イマ、16…音声計測手段としての音声カウンタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−33911(JP,A) 特開 昭57−207466(JP,A) 特開 平1−284053(JP,A) 特開 平1−286556(JP,A) 特開 平4−280151(JP,A) 特開 平4−329756(JP,A) 特開 平5−37755(JP,A) 特開 平5−136869(JP,A) 特開 平6−6445(JP,A) 特開 平6−233097(JP,A) 実開 平2−150856(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/64 - 1/65 H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/32 - 1/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側からの音声を録音するための録音
    手段と、その録音手段の作動時において予め設定された
    複数の所定の録音終了条件に基づいて録音動作の終了を
    判別する判別手段と、前記各録音終了条件にそれぞれ対
    応して、録音内容の終了部分を消去すべき時間を予め設
    定記憶する設定手段と、前記設定手段に記憶された消去
    時間に基づいて、録音内容の終了部分を消去する消去手
    段とを設けた留守録音装置。
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