JP3622495B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信した音声データや画像データなどの受信情報を他の通信装置に転送可能な通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信装置の一例として、たとえばファクシミリ装置などにおいては、機能の充実化が図られており、留守番機能やリモートコントロール機能といった各種の機能を搭載したものがある。
【0003】
そのような多機能化が図られたファクシミリ装置では、留守番モード時、音声やファクシミリ画像を受信すると、これら受信情報が留守番機能に基づいてメモリに蓄積されている。また、リモートコントロール機能では、他のファクシミリ装置から公衆電話回線を介して当該ファクシミリ装置にリモコンアクセスコードを入力することで、リモートコントロールモードの開始が可能とされており、そのリモートコントロールモードの開始後、リモコンアクセスコマンドを入力することで、他のファクシミリ装置から当該ファクシミリ装置の制御が可能とされている。このようにしてリモコンアクセスコードの入力によってリモートコントロールモードが開始されると、留守番モード時に受信した受信情報の有無や種別などの蓄積状況がビープ音などで通知され、ビープ音による通知が終わると、他の通信装置からリモコンアクセスコマンドを入力することで受信情報の転送が開始されるようになっている。さらに、ファクシミリ装置の中には、留守番モード時の受信に応じて、あらかじめ設定登録された別の通信装置を自動的に呼び出す自動呼び出し機能を備えたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の多機能化が図られたファクシミリ装置では、リモートコントロールモードを開始させた場合、受信情報の蓄積状況をビープ音によって通知した後でなければ、リモコンアクセスコマンドを受け付けることができないので、自動呼び出し機能に基づいて別の通信装置で呼び出しを受けた後、その呼び出しに応じて受信情報が蓄積されていることが明らかであるにもかかわらず、リモートコントロールモード開始直後にリモコンアクセスコマンドを入力して、リモートコントロール機能を駆使した転送制御を直ちに行うことができないという不具合があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、自動呼び出し機能に応じて遠隔制御を行う際には、受信情報の蓄積状況をビープ音などによって通知することなく、直ちに転送制御を行うことができる通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、通信回線を介して受信した情報を蓄積しておく記憶手段を有し、その受信情報を上記通信回線を利用した遠隔制御によって別の通信装置に転送可能な遠隔制御機能を備えた通信装置であって、上記別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信すると、上記遠隔制御機能を開始させる遠隔制御開始手段と、上記遠隔制御開始手段によって遠隔制御機能が開始された後、上記記憶手段に蓄積された上記受信情報の蓄積状況を、上記別の通信装置に通知する蓄積状況通知手段と、上記通信回線を介して受信した情報が上記記憶手段に蓄積されると、あらかじめ設定登録された上記転送先を呼び出す転送先呼び出し手段と、上記転送先呼び出し手段による上記転送先の呼び出しに応答して、その転送先から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始手段によって遠隔制御機能が開始されても、上記蓄積状況通知手段を始動させない呼び出し転送制御手段とを有することを特徴としている。
【0007】
この通信装置によれば、受信した情報が記憶手段に蓄積されると、設定登録された転送先が自動的に呼び出され、その自動呼び出しに応じた転送先から遠隔制御開始コードを受信することによって遠隔制御機能が開始される。この際、遠隔制御機能が開始されても、受信情報の蓄積状況が転送先に通知されないので、その呼び出し自体によって何らかの情報を受信したことが明らかであることから、遠隔制御機能に応じた処理を直ちに行うことができる。
【0008】
通信回線としては、公衆回線であっても専用回線であってもよく、また有線であっても無線であってもよい。
【0009】
また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、上記呼び出し転送制御手段は、上記蓄積状況通知手段を始動させることなく、上記転送先からの遠隔制御コマンドの受信に応じて上記受信情報を転送させている。
【0010】
この通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、転送先からの遠隔制御コマンドに応じて受信情報の転送が開始されるので、自動呼び出しを受けた転送先から遠隔制御を行う際には、受信情報の蓄積状況が通知されない期間中に遠隔制御コマンドを送信することで、受信情報の転送を直ちに行うことができる。
【0011】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であって、上記転送先呼び出し手段によって転送先を呼び出すことなく、任意に別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始手段による遠隔制御機能の開始に応じて、上記蓄積状況通知手段を始動させるとともに、その蓄積状況通知手段による通知終了後に、上記別の通信装置からの遠隔制御コマンドの受信に応じて上記受信情報を転送させる任意転送制御手段を有している。
【0012】
この通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、自動呼び出し機能によることなく、任意に別の通信装置から遠隔制御を行う際には、受信情報の蓄積状況が通知された後、受信情報の転送を開始させることができるので、受信情報の蓄積状況が明らかでない場合などに対応して、別の通信装置から受信情報の蓄積状況を確認した後、受信情報の転送を開始させることができる。
【0013】
また、請求項4に記載した発明の通信装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置であって、上記受信情報には、上記通信回線を介して受信した音声データが含まれている。
【0014】
この通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、受信情報には、通信回線を介して受信した音声データが含まれているので、たとえば留守番録音機能などによって録音された音声を、遠隔制御によってすぐに別の通信装置に転送して聞き出すことができる。
【0015】
さらに、請求項5に記載した発明の通信装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置であって、上記受信情報には、上記通信回線を介して受信した画像データが含まれている。
【0016】
この通信装置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、受信情報には、通信回線を介して受信した画像データが含まれているので、たとえば受信画像メモリ機能などによって記憶されたファクシミリ画像を、遠隔制御によってすぐに別の通信装置に転送して取り出すことができる。
【0017】
また、請求項6に記載した発明の記憶媒体は、通信回線を介して受信した情報を蓄積しておく記憶手段を有し、その受信情報を上記通信回線を利用した遠隔制御によって別の通信装置に転送可能な遠隔制御機能を備えた通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上記別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信すると、上記遠隔制御機能を開始させるための遠隔制御開始プログラムと、上記遠隔制御開始プログラムに基づいて遠隔制御機能が開始された後、上記記憶手段に蓄積された上記受信情報の蓄積状況を、上記別の通信装置に通知するための蓄積状況通知プログラムと、上記通信回線を介して受信した情報が上記記憶手段に蓄積されると、あらかじめ設定登録された上記転送先を呼び出すための転送先呼び出しプログラムと、上記転送先呼び出しプログラムに基づく上記転送先の呼び出しに応答して、その転送先から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始プログラムに基づいて遠隔制御機能が開始されても、上記蓄積状況通知プログラムを始動させない呼び出し転送制御プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴としている。
【0018】
この記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態ついて図面を参照して具体的に説明する。
【0020】
図1は、本発明にかかる通信装置の一例としてファクシミリ装置の回路構成を示した回路ブロック図であって、この図に示すように、ファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、音声コーデック10、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14を具備して構成されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、および音声コーデック10は、バス線により相互に接続されている。バス線には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14が接続されている。NCU2には、通信網の一例としての公衆電話回線21が接続されている。
【0021】
CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御する。NCU2は、公衆電話回線21に接続されて網制御を行う。RAM3は、充電電池などの電池(図示省略)により電源バックアップが施されており、音声データや画像データなどの各種データを記憶する。モデム4は、送信データの変調や受信データの復調などを行う。ROM5は、各種のプログラムや初期設定値などのデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフラグや登録データなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コーデック8は、ファクシミリ送信データの符号化やファクシミリ受信データの復号化を行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。音声コーデック10は、アナログの音声信号およびデジタルの音声データを相互に変換する。
【0022】
読取部11は、光源やイメージセンサなどを備えており、アナログの画像信号を出力する。記録部12は、たとえばインクジェット方式の記録装置を備えており、受信画像やコピー時の読取画像などを記録用紙上に記録する。操作部13は、キースイッチ群などからなり、使用者の操作入力に応じた操作信号を出力する。表示部14は、LCDなどの表示パネルからなり、CPU1に制御されて各種の表示を行う。
【0023】
要点について説明すると、このファクシミリ装置には、留守番機能や自動呼び出し機能、あるいはリモートコントロール機能といった各種の機能が装備されており、留守番モード時、相手先からの音声やファクシミリ画像を受信すると、これら受信情報が音声データや画像データとしてRAM3に一旦記憶される。また、自動呼び出し機能においては、留守番モード時に呼び出すべき他の通信装置の電話番号がEEPROM6に設定登録されており、CPU1は、留守番モード時にRAM3に受信情報を蓄積すると、その後、EEPROM6に設定登録された電話番号を発信して他の通信装置を呼び出すこととなる。また、リモートコントロール機能では、他の通信装置から公衆電話回線21を介して当該ファクシミリ装置にリモコンアクセスコード(遠隔制御開始コード)が入力されることで、リモートコントロールモードが開始される。このモードが開始された直後、CPU1は、RAM3に蓄積された受信情報の有無や種別を示す蓄積状況をビープ音によって通知する。具体的な一例としては、受信情報として画像データのみが蓄積されている場合、ビープ音が1回、音声データのみの場合はビープ音が2回、そして、画像データおよび音声データの両方が蓄積されている場合には、ビープ音が3回発生する。このようなビープ音による蓄積状況の通知後、他の通信装置からリモコンアクセスコマンド(遠隔制御コマンド)を入力することで、リモートコントロール機能に基づく受信情報の転送が可能とされている。
【0024】
一方、自動呼び出し機能による呼び出しに応じて他の通信装置からリモートコントロールモードを開始させる場合、CPU1は、他の通信装置から入力されたリモコンアクセスコードを受信しても、蓄積状況の通知を行わない。つまり、自動呼び出し機能に基づいて他の通信装置に対して呼び出しがあった場合、その他の通信装置で呼び出しを受けた使用者は、受信情報がRAM3に蓄積されていることが呼び出されたこと自体によって明らかである。したがって、CPU1は、リモコンアクセスコードの入力によってリモートコントロールモードが開始されても、ビープ音を発生させることなく受信情報の蓄積状況を通知することはない。これにより、自動呼び出し機能に応じてリモートコントロールモードを開始させた場合、リモートコントロール機能に応じたリモコンアクセスコマンドの入力を他の通信装置からすぐに行うことができる。
【0025】
すなわち、RAM3は、通信回線を介して受信した情報を蓄積しておく記憶手段を実現している。
【0026】
CPU1は、別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信すると、遠隔制御機能を開始させる遠隔制御開始手段と、上記遠隔制御開始手段によって遠隔制御機能が開始された後、上記記憶手段に蓄積された上記受信情報の蓄積状況を、上記別の通信装置に通知する蓄積状況通知手段と、上記通信回線を介して受信した情報が上記記憶手段に蓄積されると、あらかじめ設定登録された上記転送先を呼び出す転送先呼び出し手段と、上記転送先呼び出し手段による上記転送先の呼び出しに応答して、その転送先から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始手段によって遠隔制御機能が開始されても、上記蓄積状況通知手段を始動させない呼び出し転送制御手段とを実現している。また、CPU1は、上記転送先呼び出し手段によって転送先を呼び出すことなく、任意に別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始手段による遠隔制御機能の開始に応じて、上記蓄積状況通知手段を始動させるとともに、その蓄積状況通知手段による通知終了後に、上記別の通信装置からの遠隔制御コマンドの受信に応じて上記受信情報を転送させる任意転送制御手段を実現している。
【0027】
ROM3は、通信回線を介して受信した情報を蓄積しておく記憶手段を有し、その受信情報を上記通信回線を利用した遠隔制御によって別の通信装置に転送可能な遠隔制御機能を備えた通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上記別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信すると、上記遠隔制御機能を開始させるための遠隔制御開始プログラムと、上記遠隔制御開始プログラムに基づいて遠隔制御機能が開始された後、上記記憶手段に蓄積された上記受信情報の蓄積状況を、上記別の通信装置に通知するための蓄積状況通知プログラムと、上記通信回線を介して受信した情報が上記記憶手段に蓄積されると、あらかじめ設定登録された上記転送先を呼び出すための転送先呼び出しプログラムと、上記転送先呼び出しプログラムに基づく上記転送先の呼び出しに応答して、その転送先から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始プログラムに基づいて遠隔制御機能が開始されても、上記蓄積状況通知プログラムを始動させない呼び出し転送制御プログラムとを含むプログラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0028】
次に、上記構成を有するファクシミリ装置の動作の要点について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0029】
図2は、ファクシミリ装置におけるリモートコントロール処理の動作手順を示したフローチャートである。
【0030】
この図に示すように、まず、CPU1は、回線が接続されていない状況で待ち受け処理を実行している(S1)。なお、この時点では、留守番機能が作動されている状態とする。
【0031】
待ち受け処理中、CPU1は、留守番機能が作動された状態であるため、呼出信号に応じて回線を接続した状態とするが、そのようにして回線が接続されると、CPU1は、留守番応答メッセージなどが流れる前の数秒程度の一定時間内に、呼び出し元からリモコンアクセスコードが入力されたか否かを検知する(S2)。このリモコンアクセスコードは、トーン信号の送出可能な呼び出し元からのキー操作に応じて入力される。
【0032】
回線が接続された状態となっても呼び出し元からリモコンアクセスコードが入力されない場合(S2:NO)、CPU1は、応答メッセージに続いて呼び出し元から音声信号あるいは画像信号などの情報を受信することによって、その受信情報をRAM3に蓄積したか否かを判断する(S3)。
【0033】
受信した情報全てをRAM3に蓄積したと判断すると(S3:YES)、CPU1は、自動呼び出しモードに設定されているか否かを判断する(S4)。この自動呼び出しモードは、使用者が操作部13の所定キーを操作することによって、相手先から情報を受信する以前に設定されるものである。
【0034】
自動呼び出しモードに設定されている場合(S4:YES)、CPU1は、転送先呼び出し処理を実行する(S5)。この転送先呼び出し処理とは、CPU1の制御によって予め設定登録された転送先の電話番号を発信することにより、その転送先を呼び出す処理であり、ここでは、転送先が呼び出しに対して応答し、回線が閉結されるまでの一連の動作をいうものとする。
【0035】
転送先呼び出し処理によって転送先と回線接続された状態となると、CPU1は、数秒程度の一定時間内に転送先からリモコンアクセスコードが入力されたか否かを検知する(S6)。この場合、S2とは異なり、応答メッセージなどが流れることはない。
【0036】
そして、転送先からリモコンアクセスコードが入力されると(S6:YES)、CPU1は、数秒程度の無音状態を一定時間維持し続ける(S7)。つまり、自動的に呼び出した転送先から回線接続された状態でリモコンアクセスコードが入力された場合、その転送先で呼び出しを受けた使用者にとっては、呼び出されたこと自体によってRAM3に受信情報が蓄積されたことが明らかであるため、CPU1は、受信情報の有無や種別などを示す蓄積状況をビープ音などによって通知する必要はない。
【0037】
そのような無音状態の期間中、CPU1は、リモコンアクセスコードの入力に続いてリモコンアクセスコマンドが入力されたか否かを検知する(S8)。このようなリモコンアクセスコマンドは、上記リモコンアクセスコードと同様に、トーン信号の送出可能な転送先からのキー操作に応じて入力される。
【0038】
リモコンアクセスコマンドが転送先から入力されると(S8:YES)、CPU1は、そのリモコンアクセスコマンドに応じた受信情報の転送処理を開始し (S9)、その後、転送処理を終えることで回線開放し、この自動呼び出し機能に基づくリモートコントロールモードに関するルーチンを終了する。
【0039】
S8において、無音状態とされた一定時間内にリモコンアクセスコマンドが入力されない場合(S8:NO)、CPU1は、強制的に回線開放してリモートコントロールモードに関するルーチンを終了する。
【0040】
S6において、一定時間内にリモコンアクセスコードが入力されない場合(S6:NO)、CPU1は、リモコンアクセスコードの入力があるまで繰り返しこのS6の判断処理を実行する。
【0041】
S4において、自動呼び出しモードに設定されておらず、単なる留守番モードのみが設定されている場合(S4:NO)、CPU1は、S1の待ち受け処理に戻って再び待機状態となる。
【0042】
S3において、RAM3に受信情報が蓄積されなかった場合(S3:NO)、CPU1は、S1の待ち受け処理に戻って再び待機状態となる。
【0043】
S2において、呼び出し元からリモコンアクセスコードが入力されたことを検知した場合(S2:YES)、CPU1は、蓄積状況通知処理を実行し(S10)、その後、S8の処理に移る。この蓄積状況通知処理とは、CPU1がRAM3に蓄積された受信情報の蓄積状況を、ビープ音によって呼び出し元に通知する処理をいい、このビープ音による蓄積状況の通知を終えた後、CPU1は、続いてリモコンアクセスコマンドが呼び出し元から入力されたか否かを判断することとなる。
【0044】
したがって、以上の構成、動作を有するファクシミリ装置によれば、受信した情報が留守番機能によってRAM3に蓄積されると、自動呼び出しモードにおいては、あらかじめEEPROM6に設定登録された転送先が自動的に呼び出され、その自動呼び出しに応じた転送先からリモコンアクセスコードを受信することによってリモートコントロール機能が開始される。この際、リモートコントロール機能が開始されても、受信情報の蓄積状況が転送先に通知されることなく、転送先からのリモコンアクセスコマンドの入力に応じて受信情報の転送が開始されるので、自動呼び出しを受けた転送先から遠隔制御を行う際には、その呼び出し自体によって何らかの情報を受信したことが明らかであることから、受信情報の蓄積状況が通知されることなく、受信情報の転送を直ちに行うことができる。
【0045】
なお、本実施形態において通信装置としては、画像データの送受信が可能なファクシミリ装置を適用したが、これに限ることはなく、音声データのみの送受信が可能な電話装置であってももちろんよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の通信装置によれば、受信した情報が記憶手段に蓄積されると、設定登録された転送先が自動的に呼び出され、その自動呼び出しに応じた転送先から遠隔制御開始コードを受信することによって遠隔制御機能が開始される。この際、遠隔制御機能が開始されても、受信情報の蓄積状況が転送先に通知されないので、その呼び出し自体によって何らかの情報を受信したことが明らかであることから、遠隔制御機能に応じた処理を直ちに行うことができる。
【0047】
また、請求項2に記載した発明の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、転送先からの遠隔制御コマンドに応じて受信情報の転送が開始されるので、自動呼び出しを受けた転送先から遠隔制御を行う際には、受信情報の蓄積状況が通知されない期間中に遠隔制御コマンドを送信することで、受信情報の転送を直ちに行うことができる。
【0048】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、自動呼び出し機能によることなく、任意に別の通信装置から遠隔制御を行う際には、受信情報の蓄積状況が通知された後、受信情報の転送を開始させることができるので、受信情報の蓄積状況が明らかでない場合などに対応して、別の通信装置から受信情報の蓄積状況を確認した後、受信情報の転送を開始させることができる。
【0049】
また、請求項4に記載した発明の通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、受信情報には、通信回線を介して受信した音声データが含まれているので、たとえば留守番録音機能などによって録音された音声を、遠隔制御によってすぐに別の通信装置に転送して聞き出すことができる。
【0050】
さらに、請求項5に記載した発明の通信装置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、受信情報には、通信回線を介して受信した画像データが含まれているので、たとえば受信画像メモリ機能などによって記憶されたファクシミリ画像を、遠隔制御によってすぐに別の通信装置に転送して取り出すことができる。
【0051】
また、請求項6に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信装置の一例としてファクシミリ装置の回路構成を示した回路ブロック図である。
【図2】ファクシミリ装置におけるリモートコントロール処理の動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 NCU
3 RAM
4 モデム
5 ROM
6 EEPROM
7 ゲートアレイ
8 コーデック
9 DMAC
10 音声コーデック
11 読取部
12 記録部
13 操作部
14 表示部
21 公衆電話回線

Claims (6)

  1. 通信回線を介して受信した情報を蓄積しておく記憶手段を有し、その受信情報を上記通信回線を利用した遠隔制御によって別の通信装置に転送可能な遠隔制御機能を備えた通信装置であって、
    上記別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信すると、上記遠隔制御機能を開始させる遠隔制御開始手段と、
    上記遠隔制御開始手段によって遠隔制御機能が開始された後、上記記憶手段に蓄積された上記受信情報の蓄積状況を、上記別の通信装置に通知する蓄積状況通知手段と、
    上記通信回線を介して受信した情報が上記記憶手段に蓄積されると、あらかじめ設定登録された上記転送先を呼び出す転送先呼び出し手段と、
    上記転送先呼び出し手段による上記転送先の呼び出しに応答して、その転送先から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始手段によって遠隔制御機能が開始されても、上記蓄積状況通知手段を始動させない呼び出し転送制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 上記呼び出し転送制御手段は、上記蓄積状況通知手段を始動させることなく、上記転送先からの遠隔制御コマンドの受信に応じて上記受信情報を転送させている、請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記転送先呼び出し手段によって転送先を呼び出すことなく、任意に別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始手段による遠隔制御機能の開始に応じて、上記蓄積状況通知手段を始動させるとともに、その蓄積状況通知手段による通知終了後に、上記別の通信装置からの遠隔制御コマンドの受信に応じて上記受信情報を転送させる任意転送制御手段を有している、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 上記受信情報には、上記通信回線を介して受信した音声データが含まれている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 上記受信情報には、上記通信回線を介して受信した画像データが含まれている、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 通信回線を介して受信した情報を蓄積しておく記憶手段を有し、その受信情報を上記通信回線を利用した遠隔制御によって別の通信装置に転送可能な遠隔制御機能を備えた通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    上記別の通信装置から遠隔制御開始コードを受信すると、上記遠隔制御機能を開始させるための遠隔制御開始プログラムと、
    上記遠隔制御開始プログラムに基づいて遠隔制御機能が開始された後、上記記憶手段に蓄積された上記受信情報の蓄積状況を、上記別の通信装置に通知するための蓄積状況通知プログラムと、
    上記通信回線を介して受信した情報が上記記憶手段に蓄積されると、あらかじめ設定登録された上記転送先を呼び出すための転送先呼び出しプログラムと、
    上記転送先呼び出しプログラムに基づく上記転送先の呼び出しに応答して、その転送先から遠隔制御開始コードを受信した場合、上記遠隔制御開始プログラムに基づいて遠隔制御機能が開始されても、上記蓄積状況通知プログラムを始動させない呼び出し転送制御プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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