JPH08125820A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08125820A
JPH08125820A JP6258066A JP25806694A JPH08125820A JP H08125820 A JPH08125820 A JP H08125820A JP 6258066 A JP6258066 A JP 6258066A JP 25806694 A JP25806694 A JP 25806694A JP H08125820 A JPH08125820 A JP H08125820A
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facsimile
telephone number
calling
telephone
incoming call
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JP6258066A
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English (en)
Inventor
Shingo Ito
真吾 伊藤
Suzuyo Murai
すゞ代 村井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ装置において、電話着信処理か
ファクシミリ着信処理かの判断を回線閉結前に行って、
当該判断に要する時間分の電話料金を削減する。 【構成】 発呼者側からの着信があると、交換機側から
送信されてきた発呼側電話番号をRAMに記憶し、その
発呼側電話番号がRAMの短縮ダイヤルリストに記憶さ
れているか否かを判断し(S29)、発呼側電話番号が
記憶されている場合(S29でYES)、その発呼側電
話番号の属性の種類を判断し(S31)、その属性に対
応した着信モードを選択し、その着信モードをファクシ
ミリ装置に設定する(S34,S36,S38)。そし
て、回線を閉結して、その設定された着信モードに基づ
いて着信処理を行う(S35,S37,S39)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、呼び出し信号が発せら
れる直前又は一の呼び出し信号と次の呼び出し信号との
間に交換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能な
ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置として、ファク
シミリと電話を一本の回線で行うものが知られており、
かかる装置には発呼側がファクシミリであるのか電話で
あるのかを判断してファクシミリ着信処理及び電話着信
処理のいずれかを選択して実行するファクシミリ/電話
切替モード(以下、「F/Tモード」という)を有して
いる。
【0003】かかるF/Tモードでは、着信すると一旦
回線を閉結し、所定の通信制御手順により所定信号の送
受信を開始し、擬似呼出音を鳴動させると共に閉結され
た回線を通じて発呼側に擬似リングバックトーンを送出
する。そして、この間にファクシミリの呼出音であるC
NG信号を受信したならばファクシミリ着信処理を実行
し、受話器がオフフックされれば電話着信処理を実行す
る。また、CNG信号を受信せず、かつ、受話器がオフ
フックされない状態で所定時間経過したならば、強制的
にファクシミリ着信処理を実行し、仮に発呼側が電話で
あったとしても発呼側に交信を諦めさせるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置においてはF/Tモードが設定されて
いると、所定の通信制御手順においてCNG信号を受信
したか否かを判断する必要があるため、着信した後に必
ず回線を閉結する必要があり、従って、発呼側は交信で
きないにもかかわらず課金されるという不都合が生じ
た。
【0005】具体的には、従来のファクシミリ装置は、
例えば「ただ今呼び出しておりますので、しばらくお待
下さい。」等の音声メッセージを出力した後、被呼側に
おいて擬似呼出音を鳴動し、発呼側には擬似リングバッ
クトーンを送出するが、被呼側がファクシミリ装置の近
傍にいないときや留守のとき等は擬似呼出音を鳴動し続
けることになり、その間、発呼側は待ち続けることにな
る。この状態で所定時間経過すると、ファクシミリ装置
はファクシミリ着信処理を開始するため、発呼側は交信
を諦めて電話を切ることになる。このとき、発呼側は交
信できなかったにもかかわらず課金されるという不都合
があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、電話着信処理及びファクシミリ着信処理のいずれ
を選択するかの判断に要する時間につき発呼側が課金さ
れることを防止可能なファクシミリ装置の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るファクシミリ装置は、呼
び出し信号が発せられる直前又は一の呼び出し信号と次
の呼び出し信号との間に交換機側から送られる発呼側電
話番号を受信可能なファクシミリ装置であって、回線を
閉結する前に、前記交換機側から送られた発呼側電話番
号に基づいて電話着信処理及びファクシミリ着信処理の
いずれかを選択する処理選択手段を備えている。
【0008】請求項2記載の発明に係るファクシミリ装
置は、呼び出し信号が発せられる直前又は一の呼び出し
信号と次の呼び出し信号との間に交換機側から送られる
発呼側電話番号を受信可能なファクシミリ装置であっ
て、所定の電話番号を電話発信元として記憶する第1記
憶手段と、前記交換機側から送られた発呼側電話番号が
前記第1記憶手段に記憶された電話番号と一致したか否
かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段により
一致したと判断されたならば、回線を閉結する前に電話
着信処理を選択する第1処理選択手段と、を備えてい
る。
【0009】請求項3記載の発明に係るファクシミリ装
置は、呼び出し信号が発せられる直前又は一の呼び出し
信号と次の呼び出し信号との間に交換機側から送られる
発呼側電話番号を受信可能なファクシミリ装置であっ
て、所定の電話番号をファクシミリ発信元として記憶す
る第2記憶手段と、前記交換機側から送られた発呼側電
話番号が前記第2記憶手段に記憶された電話番号と一致
したか否かを判断する第2判断手段と、前記第2判断手
段により一致したと判断されたならば、回線を閉結する
前にファクシミリ着信処理を選択する第2処理選択手段
と、を備えている。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1記載のファクシミリ
装置においては、処理選択手段は、呼び出し信号が発せ
られる直前又は一の呼び出し信号と次の呼び出し信号と
の間に交換機側から送られる発呼側電話番号に基づいて
電話着信処理及びファクシミリ着信処理のいずれかを選
択する。発呼側電話番号は回線を閉結する前に受信され
るため、前記処理選択手段の処理は回線を閉結する前に
実行することが可能になり、回線閉結後、選択された処
理が実行される。これにより、従来のように、着信する
と回線を閉結して所定の通信制御手順を行い、それによ
って得られる信号に基づいてファクシミリ着信あるいは
電話着信処理を実行することがなく、発呼側に無駄な電
話料金を支払わせることがなくなる。
【0011】また、請求項2記載のファクシミリ装置に
おいては、第1記憶手段は電話発信元(即ち発呼側は必
ず電話である)として所定の電話番号を記憶し、第1判
断手段は発呼側電話番号が第1記憶手段に記憶された電
話番号と一致したか否かを判断し、第1処理選択手段は
第1判断手段により一致したと判断されたならば、この
ときの発呼側は必ず電話であるため、電話着信処理を選
択する。この第1処理選択手段の処理は回線を閉結する
前に行われ、回線閉結後、電話着信処理が実行される。
【0012】更に、請求項3記載のファクシミリ装置に
おいては、第2記憶手段はファクシミリ発信元(即ち発
呼側は必ずファクシミリである)として所定の電話番号
を記憶し、第2判断手段は発呼側電話番号が第2記憶手
段に記憶された電話番号と一致したか否かを判断し、第
2処理選択手段は第2判断手段により一致したと判断さ
れたならば、このときの発呼側は必ずファクシミリであ
るため、ファクシミリ着信処理を選択する。この第2処
理選択手段の処理は回線を閉結する前に行われ、回線閉
結後、ファクシミリ着信処理が実行される。
【0013】
【実施例】本発明の好適な実施例について、図面に基づ
いて以下に説明する。図1は本実施例のファクシミリ装
置のブロック図であり、図2は所定の通信制御手順を示
す説明図である。
【0014】図1において、ファクシミリ装置1(ここ
では便宜上「被呼側」と呼ぶ)は、回線制御を行うネッ
トワーク・コントロールユニット(NCU)2を介して
電話回線16aに接続される。この電話回線16aは被
呼側の交換機17に接続され、この交換機17は電話回
線16bを介して発呼側の交換機18に接続され、この
交換機18は電話回線16cを介してファクシミリ装置
19(ここでは便宜上「発呼側」と呼ぶ)に接続されて
いる。
【0015】被呼側のファクシミリ装置1には、発呼者
のダイヤル操作に応じて交換機18、交換機17を介し
て呼出信号が入来する。このとき、上記被呼者が被呼側
の交換機17に発呼者側電話番号受信サービスの加入者
であることを登録してあるならば、最初の呼出信号と次
の呼出信号の間の無音区間において、交換機18及び交
換機17を介して発呼者側電話番号が被呼側のファクシ
ミリ装置1に送られる交換システムになっており、アメ
リカではアナログの交換システムにおいてすでに実用化
されいてる。本発明は、このような交換システム用の端
末装置に関するものである。
【0016】ファクシミリ装置1の中核となるCPU3
は、信号バスライン4を介して次のような装置各部と接
続され、所定の通信制御手順に従って装置各部を制御し
てファクシミリ動作つまりデータ通信を実行するもので
ある。モデム5は、画情報を変調・復調して伝送すると
共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するものであ
り、バッファ6は、発呼側のファクシミリ装置19との
間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一
時的に格納するものである。
【0017】ROM7は制御プログラムを格納したメモ
リであり、EEPROM8は各種設定情報等を記憶させ
るメモリであり、RAM9は動作実行時の各種データを
一時格納するためのメモリであり、送られてくる発呼側
電話番号を記憶する発呼側電話番号メモリ9aやファク
シミリ装置1に設定されている着信モードを記憶する着
信モードメモリ9b等が設けられている。また、画像メ
モリ10は画像データ及び記録のためのビットイメージ
を記憶するメモリであり、ダイナミックRAM(DRA
M)等を用いている。
【0018】操作部11は本ファクシミリ装置1の動作
状態をディスプレイにより表示すると共にオペレータが
各種操作を行うためのものであり、テンキー、ファンク
ションキー、着信モード設定キー、短縮ダイヤル登録キ
ー(いずれも図示せず)などを備えている。ここで、着
信モード設定キーは、3つの着信モード、即ち、電話と
して機能する電話着信モード、ファクシミリとして機能
するファクシミリ着信モード、ファクシミリと電話のい
ずれかを選択して機能するファクシミリ/電話着信モー
ド(以下、「F/T着信モード」という)のうちから一
つを選択設定するキーである。
【0019】符号化部12は送信する画情報の符号化を
行うものであり、スキャナ13は送信原稿の画像を読み
取るものである。復号化部14は画像メモリ10に記憶
・書き込みされた受信画像データを記録のために読み出
して復号化を行うものであり、プリンタ15は受信画像
データを用紙に記録するものであり、例えば、レーザ光
により感光体に潜像を形成し、それをトナーを用いて現
像し、用紙に転写する静電電子写真記録方式を用いてい
る。なお、画像データは、例えば、ランレングス法で圧
縮符号化されて送受信される。
【0020】電話部20は送信された音声データを受話
器のスピーカ(図示せず)から出力し、また受話器のマ
イク(図示せず)に入力された音声データを伝送するも
のである。このファクシミリ装置1での通常の受信動作
(受信時にリアルタイムに記録を行う)を概略説明する
と、本ファクシミリ装置1は、発呼側のファクシミリ装
置19と電話回線16a,16b,16c及び交換機1
7,18を介してNCU2に接続された後、CPU3の
制御のもとに両ファクシミリ装置1,19間で所定の通
信制御手順による信号の授受を行ってから、送信画情報
を受信し、画像メモリ10に画像データとして記憶す
る。この画像データは符号化(圧縮)されており、復号
化部14にて復号化(伸長)し、それを画像メモリ10
に1ページ単位での記録のためにビットイメージに展開
して書き込む。そして、所定の解像度によりビット展開
し、これをプリンタ15に送り、1ページ単位で印刷す
る。
【0021】また、代行受信時には、画像メモリ10の
一部に圧縮データを格納しておき、記録時に、同画像メ
モリ10の残り領域に上記と同様に解像度を選んでビッ
ト展開する。また、通常の送信時には、スキャナ13で
送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してから送
信する。メモリ送信時には読み取り符号化した画像デー
タを画像メモリ10に格納し、指定の時刻に送信動作を
行う。
【0022】なお、所定の通信制御手順による信号と
は、図2に示すように、端末の各機能を識別したり選択
された状態を命令したりまた受信可能な状態を確認した
りするメッセージ前手順(DIS信号やTSI信号等の
送受信)、メッセージを伝送する本来の手順、メッセー
ジ後手順、呼復旧手順を行うことをいう。
【0023】次に、このように構成されたファクシミリ
装置1における短縮ダイヤルの登録処理について図3の
フローチャートに基づいて説明する。この処理は、操作
部11に配設された短縮ダイヤルキーがオン(操作)さ
れることにより開始される。まず、短縮番号(例えば0
01〜200)がテンキーにより入力されたか否かを判
断し(S11)、短縮番号が入力されたならば(S11
でYES)、登録すべき電話番号がテンキーにより入力
されたか否かを判断し(S13)、電話番号が入力され
たならば(S13でYES)、更に相手先名称が入力さ
れたか否かを判断する(S15)。相手先名称が入力さ
れたならば(S15でYES)、この電話番号の属性、
即ちこの電話番号は電話専用かファクシミリ専用かファ
クシミリと電話の両用かについて入力されたか否かを判
断する(S17)。ここで、電話専用とは、その電話番
号が電話発信元であることを意味し、ファクシミリ専用
とは、その電話番号がファクシミリ発信元であることを
意味し、ファクシミリと電話の両用とは、ファクシミリ
と電話を一本の回線で行う発信元であることを意味す
る。電話番号の属性が入力されたならば(S17でYE
S)、EEPROM8の所定領域に設けた短縮ダイヤル
リストに、前記短縮番号に対応した形で電話番号、相手
先名称及び電話番号の属性を記憶し(S19)、本処理
を終える。
【0024】次に、着信処理のメインルーチンについて
図4のフローチャートに基づいて説明する。この処理
は、電源がオンされファクシミリ装置1が受信可能な状
態になることにより開始される。この処理が開始される
と、まず、呼び出し信号を着信したか否かを判断し(S
21)、呼び出し信号を着信したならば(S21でYE
S)、被呼側の交換機17から発呼側電話番号が送られ
てきたか否かを判断し(S23)、発呼側電話番号が送
られてこなければ(S23でNO)、ファクシミリ装置
1の着信モードに従って処理を行う(S33)。ここ
で、発呼側電話番号が送られてこない場合としては、例
えば発呼側が自分の電話番号の公表を拒んでいる場合な
どがある。
【0025】S23にて発呼側電話番号が送られてきた
ならば(S23でYES)、発呼側電話番号を受信して
RAM9の発呼側電話番号メモリ9aに一時的に記憶し
(S25)、この電話番号を操作部11のディスプレイ
に表示する(S27)。続いて、送られてきた発呼側電
話番号が、短縮ダイヤルリストに登録されているか否か
を判断し(S29)、電話番号が登録されていなければ
(S29でNO)、ファクシミリ装置1の操作部11の
着信モード設定キーにより設定された着信モードに従っ
て処理を行う(S33)。一方、電話番号が短縮ダイヤ
ルリストに登録されていれば(S29でYES)、当該
発呼側電話番号の属性を検索する(S31)。
【0026】その結果、その属性が電話専用であれば、
電話着信モードを選択し、RAM9の着信モードメモリ
9bにその電話着信モードを記憶すると共に、ファクシ
ミリ装置1に電話着信モードを設定し(S34)、電話
着信処理を実行する(S35)。また、送られてきた発
呼側電話番号の属性がファクシミリ専用であれば、ファ
クシミリ着信モードを選択し、RAM9の着信モードメ
モリ9bにファクシミリ着信モードを記憶すると共に、
ファクシミリ装置1にファクシミリ着信モードを設定し
(S36)、ファクシミリ着信処理を実行する(S3
7)。更に、送られてきた発呼側電話番号の属性がファ
クシミリと電話の両用であれば、F/T着信モードを選
択し、RAM9の着信モードメモリ9bにF/T着信モ
ードを記憶すると共に、ファクシミリ装置1にF/T着
信モードを設定し(S38)、F/T着信処理を実行す
る(S39)。そして、各処理を終了した後、再びS2
1の呼び出し信号の着信を待機する状態に戻る。
【0027】次に、上記メインルーチンにおける電話着
信処理(S35)について、図5のフローチャートに基
づいて説明する。本電話着信処理が開始されると、まず
ファクシミリ装置1の呼出音を鳴動させ(S41)、続
いて電話部20の受話器がオフフックされたか否かを判
断し(S43)、受話器がオフフックされなければ(S
43でNO)、呼出音の鳴動を継続し、受話器がオフフ
ックされたならば(S43でYES)、ここで初めて回
線を閉結する(S45)。回線閉結後、電話部20の受
話器がオンフックされたか否かを判断し(S47)、受
話器がオンフックされなければ(S47でNO)、その
まま通話状態を保持し、受話器がオンフックされたなら
ば(S47でYES)、回線を開放し(S49)、本電
話着信処理を終える。
【0028】次に、上記メインルーチンにおけるファク
シミリ着信処理(S37)について、図6のフローチャ
ートに基づいて説明する。本ファクシミリ着信処理が開
始されると、まず回線を閉結し(S51)、続いてファ
クシミリ受信処理を行い(S53)、その後回線を開放
する(S55)。ここで、ファクシミリ受信処理とは、
所定の通信制御手順に従い前述した通常の受信動作を行
ったり、代行受信を行ったりすることをいう。
【0029】次に、上記メインルーチンにおけるF/T
着信処理(S39)について、図7のフローチャートに
基づいて説明する。なお、この処理は従来のファクシミ
リ装置において既知の処理である。本F/T着信処理が
開始されると、まず回線を閉結し(S61)、次いでフ
ァクシミリ装置1に対し擬似呼出音を鳴動すると共に、
閉結された回線を通じて発呼側に擬似リングバックトー
ンを送出する(S63)。続いて、電話部20の受話器
がオフフックされたか否かを判断し(S65)、受話器
がオフフックされたならば(S65でYES)、その後
受話器がオンフックされたか否かを判断し(S73)、
受話器がオンフックされるまで通話状態を保持する。S
73で受話器がオンフックされたならば(S73でYE
S)、回線を開放し(S75)、本F/T着信処理を終
える。
【0030】一方、S65にて受話器がオフフックされ
なければ(S65でNO)、所定の通信制御手順によっ
てCNG信号を受信したか否かを判断し(S67)、受
信したならばファクシミリ受信処理を実行し(S7
1)、その後回線を開放し(S75)、本F/T着信処
理を終える。S67にてCNG信号を受信しなければ
(S67でNO)、本処理を開始して所定時間経過した
か否かを判断し(S69)、所定時間経過していなけれ
ば(S69でNO)、再びS63以降の処理を繰り返
す。所定時間経過したならば(S69でYES)、強制
的にファクシミリ受信処理を実行し(S71)、その後
回線を開放し(S75)、本F/T着信処理を終える。
このようにS71にて強制的にファクシミリ受信処理を
実行するのは、CNG信号を送信してこないファクシミ
リ装置が存在するためである。
【0031】以上の詳述した本実施例によれば、被呼側
のファクシミリ装置1の短縮ダイヤルリストに電話番号
が登録されている発呼者が送信してきた場合、回線を閉
結する前に発呼側電話番号に基づいて電話着信処理及び
ファクシミリ着信処理のいずれを選択するかを判断する
ため、当該発呼者が電話料金として課金されることを防
止することができる。
【0032】具体的には、発呼側電話番号が短縮ダイヤ
ルリストに登録され、かつ、その電話番号の属性が電話
専用(即ち電話発信元)であると判断したとき、電話着
信処理を選択するが、かかる選択は回線を閉結する前に
行うため、電話着信処理を選択するまでに要した時間に
つき当該発呼側が電話料金として課金されることを防止
できる。
【0033】同様に、発呼側電話番号が短縮ダイヤルリ
ストに登録され、かつ、その電話番号の属性がファクシ
ミリ専用(即ちファクシミリ発信元)であると判断した
とき、ファクシミリ着信処理を選択するが、かかる選択
は回線を閉結する前に行うため、ファクシミリ着信処理
を選択するまでに要した時間につき当該発呼側が電話料
金として課金されることを防止できる。
【0034】特に、ファクシミリ装置1の着信モードが
F/T着信モードに設定され、かつ、発呼側が電話の場
合、いつまでも擬似呼出音が鳴動した状態で待ち続ける
とその分だけ課金されることになり、課金の額が嵩むお
それがある。しかし、本実施例ではファクシミリ装置1
の着信モードよりも短縮ダイヤルリストの電話番号の属
性を優先して着信処理を選択するため、電話専用として
登録されている発呼側は、長期間呼出音の鳴動した状態
で待ち続けたとしても、課金されるおそれはなく、本発
明の効果が顕在化される。
【0035】なお、本発明は上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲にお
いて種々の態様で実施できることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、電話着信処理及び
ファクシミリ着信処理のいずれを選択するかの判断に要
する時間につき発呼側が電話料金として課金されること
を防止することができるという効果が得られる。即ち、
従来のように所定の通信制御手順によって得られる信号
に基づいてファクシミリ着信処理及び電話着信処理のい
ずれかを選択するとすれば、所定の通信制御手順を行う
前提として回線を閉結する必要があったため、その間に
つき発呼側に課金されるという不都合があったが、本発
明によれば、かかる不都合を解消することができるので
ある。
【0037】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、回線を閉結する前に発呼側電話番号
に基づいて発呼側が電話であると認識された場合には電
話着信処理を選択するため、その間につき電話発信元と
して記憶されている発呼側が課金されることを防止でき
るという効果が得られる。
【0038】更に、請求項3記載のファクシミリ装置に
よれば、回線を閉結する前に発呼側電話番号に基づいて
発呼側がファクシミリであると認識された場合にはファ
クシミリ着信処理を選択するため、その間につきファク
シミリ発信元として記憶されている発呼側が課金される
ことを防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のファクシミリ装置のブロ
ック図である。
【図2】 所定の通信制御手順を示す説明図である。
【図3】 短縮ダイヤルの登録処理のフローチャートで
ある。
【図4】 メインルーチンのフローチャートである。
【図5】 電話着信処理のフローチャートである。
【図6】 ファクシミリ着信処理のフローチャートであ
る。
【図7】 F/T着信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、2・・・NCU、
3・・・CPU、4・・・信号バスライン、 5・・・
モデム、 6・・・バッファ、7・・・ROM、
8・・・EEPROM、 9・・・RAM、
11・・・操作部、 17,18・・・交換機、
20・・・電話機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼び出し信号が発せられる直前又は一の
    呼び出し信号と次の呼び出し信号との間に交換機側から
    送られる発呼側電話番号を受信可能なファクシミリ装置
    において、 回線を閉結する前に、前記交換機側から送られた発呼側
    電話番号に基づいて電話着信処理及びファクシミリ着信
    処理のいずれかを選択する処理選択手段を備えたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 呼び出し信号が発せられる直前又は一の
    呼び出し信号と次の呼び出し信号との間に交換機側から
    送られる発呼側電話番号を受信可能なファクシミリ装置
    において、 所定の電話番号を電話発信元として記憶する第1記憶手
    段と、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記第1記
    憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判断す
    る第1判断手段と、 前記第1判断手段により一致したと判断されたならば、
    回線を閉結する前に電話着信処理を選択する第1処理選
    択手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 呼び出し信号が発せられる直前又は一の
    呼び出し信号と次の呼び出し信号との間に交換機側から
    送られる発呼側電話番号を受信可能なファクシミリ装置
    において、 所定の電話番号をファクシミリ発信元として記憶する第
    2記憶手段と、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記第2記
    憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判断す
    る第2判断手段と、 前記第2判断手段により一致したと判断されたならば、
    回線を閉結する前にファクシミリ着信処理を選択する第
    2処理選択手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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