JP3508293B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JP3508293B2
JP3508293B2 JP12117995A JP12117995A JP3508293B2 JP 3508293 B2 JP3508293 B2 JP 3508293B2 JP 12117995 A JP12117995 A JP 12117995A JP 12117995 A JP12117995 A JP 12117995A JP 3508293 B2 JP3508293 B2 JP 3508293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone number
communication
stored
image data
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12117995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08317161A (ja
Inventor
淳史 畑村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP12117995A priority Critical patent/JP3508293B2/ja
Priority to US08/574,688 priority patent/US5745257A/en
Publication of JPH08317161A publication Critical patent/JPH08317161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3508293B2 publication Critical patent/JP3508293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の発信先電話番号
を第1記憶手段に記憶しておき、他の通信装置からのデ
ータ通信に基づいて前記第1記憶手段に記憶された発信
先へ発呼する通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内蔵TAD(Telephone answerin
g device )モードを備えたファクシミリ装置が知られ
ている。この内蔵TADモードは、受信側が不在のとき
に有効に機能するモードである。この内蔵TADモード
を設定するに際して、予め、内蔵TADモードのセット
アップを行うが、そのセットアップのときにファックス
専用、電話専用等の状態を選択することができる。電話
専用状態を選択すると、留守番電話としてセットされ
る。一方、ファックス専用状態を選択すると、更にファ
ックスフォワード機能かページング機能のいずれかを設
定することができる。このようにセットアップされた
後、モード設定キーにより内蔵TADモードを選択すれ
ば、セットアップされた内容に基づいて、処理が行われ
る。
【0003】即ち、電話専用状態であれば、電話をかけ
てきた相手に、「発信音の後にメッセージをお願いしま
す」等の応答メッセージ(以下、OGM:Outgoing Mes
sageという)を流し、相手から送られてきた入来メッセ
ージ(以下、ICM:Incoming Messageという)を記憶
媒体に記憶する。
【0004】一方、ファックス専用状態であって、ファ
ックスフォワード機能が設定されていれば、他のファク
シミリ装置が送信してきたとき、その内容をメモリに記
憶し、メモリに記憶した受信内容をそのファクシミリ装
置のプリンタで記録紙に印字すると共に、予め登録され
ている転送先にその受信内容を自動的に送信する。通
常、ファクシミリ装置は、記録紙への印字が終了すると
メモリに記憶した受信内容を消去するのだが、このファ
ックスフォワード機能では、転送先に受信内容を送信し
た後に、メモリに記憶した受信内容を消去する。尚、受
信したファクシミリ装置のプリンタで記録紙に印字する
かしないかは、設定によって切り替えることができる。
【0005】また、ファックス専用状態であって、ペー
ジング機能が設定されていれば、他のファクシミリ装置
が送信してきたとき、その内容を受けるべき人又は部署
が他に存在している場合には、予めその電話番号を登録
しておくことにより、受信したファクシミリ装置のプリ
ンタで印字した後、その登録された電話番号に自動的に
電話をかけ、所定時間経過後、電話を切る。即ち、ポケ
ットベルと同等の機能を果たすのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、ファックスフォワード機能又は
ページング機能を設定した場合、そのファクシミリ装置
が他のファクシミリ装置から送信されてきた内容を受信
したときには、誰が送信してきたかにかかわらず、予め
登録した発信先電話番号にすべての受信内容を転送する
か又は自動発呼していたため、複数の異なるファクシミ
リ装置に互いに相手の転送先または自動発呼先が登録さ
れている場合、オペレータがファックスフォワード機能
やページング機能を解除しない限り、各ファクシミリ装
置間で永遠に転送や自動発呼を繰り返すという問題があ
った。
【0007】これは、例えば2箇所のオフィス間でそれ
ぞれ相手の転送先または自動発呼先を登録しておき、一
方のオフィスに不在の場合に他方のオフィスへ通信内容
を転送するように設定されている場合に、両オフィスと
も不在にした場合などや、3箇所のオフィス間でループ
を形成するように転送先が設定されている場合などに発
生することが多い。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、不必要な通信を繰り返し行うことがない通信装置の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る通信装置は、所定の発信
先電話番号を第1記憶手段に記憶しておき、他の通信装
置からのデータ通信に基づいて前記第1記憶手段に記憶
された発信先へ発呼する通信装置であって、データ通信
毎に、回線を介して送られた発呼側電話番号と通信が行
われた時刻を記憶する第2記憶手段と、今回回線を介し
て送られた発呼側電話番号を前記第2記憶手段に記憶さ
れた発呼側電話番号と比較する比較手段と、他の通信装
置からの各通信間の期間を検出する検出手段と、その検
出手段の検出結果および前記比較手段により比較した
果に基づいて、前記第1記憶手段に記憶された所定の発
信先電話番号に対して自動発呼するか否かを決定する処
理手段とを備えている。
【0010】また、請求項2記載の発明に係る通信装置
においては、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前
記比較手段により比較した結果一致した発呼側電話番号
が前記第2記憶手段に存在する場合、その発呼側電話番
号に対応する通信が行われた時刻と今回回線を介して送
られた発呼側電話番号に対応する通信が行われた時刻と
に基づいて、その各通信間の時間が所定時間以内である
ことが前記検出手段により検出されると、前記第1記憶
手段に記憶された所定の発信先電話番号に対して自動発
呼しないことを特徴とする。
【0011】そして、請求項3記載の発明に係る通信装
置においては、所定の発信先電話番号を第1記憶手段に
記憶しておき、他の通信装置からのデータ通信に基づい
て前記第1記憶手段に記憶された発信先へ発呼する通信
装置において、前記他の通信装置からの画像データを記
憶する第3記憶手段と、その第3記憶手段に記憶した画
像データを前記第1記憶手段に記憶された所定の発信先
電話番号に対して転送する際、前記画像データに所定の
識別データを付加する識別データ付加手段と、前記他の
通信装置から画像データを受信した際に、その画像デー
タに前記所定の識別データが付加されているか否かを判
別する判別手段とを備え、その判別手段により、前記識
別データが付加されていると判別された場合には、その
画像データを転送しないようにすることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明に係る通
信装置では、所定の発信先電話番号を第1記憶手段に記
憶しておくとともに、データ通信毎に、回線を介して送
られた発呼側電話番号と通信が行われた時刻を第2記憶
手段に記憶しておき、今回回線を介して送られた発呼側
電話番号を前記第2記憶手段に記憶された発呼側電話番
号と比較手段により比較し、また、他の通信装置からの
各通信間の期間を検出手段により検出する。そして、そ
の検出手段の検出結果および前記比較手段により比較し
た結果に基づいて、前記第1記憶手段に記憶された所定
の発信先電話番号に対して自動発呼するか否かを処理手
段により決定するため、不必要な通信を繰り返し行うこ
とを防止することが可能になる。
【0014】また、請求項2記載の発明に係る通信装置
では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、比較手段
により比較した結果一致した発呼側電話番号が第2記憶
手段に存在する場合、その発呼側電話番号に対応する通
信が行われた時刻と今回回線を介して送られた発呼側電
話番号に対応する通信が行われた時刻とに基づいて、そ
の各通信間の時間が所定時間以内であることが前記検出
手段により検出されると、第1記憶手段に記憶された所
定の発信先電話番号に対して自動発呼しないため、不必
要な通信を行うことを確実に防止することが可能にな
る。
【0015】更に、請求項3記載の発明に係る通信装置
では、所定の発信先電話番号を第1記憶手段に記憶して
おくとともに、他の通信装置からの画像データを第3記
憶手段に記憶し、その第3記憶手段に記憶した画像デー
タを第1記憶手段に記憶された所定の発信先電話番号に
対して転送する際、画像データに識別データ付加手段に
より所定の識別データを付加する。そして、他の通信装
置から画像データを受信した際に、その画像データに前
記所定の識別データが付加されているか否かを判別手段
により判別し、その判別手段により、前記識別データが
付加されていると判別された場合には、その画像データ
を転送しないようにするため、不必要な画像データを繰
り返し転送することを防止することが可能になる。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0018】図1、図2は本実施例のファクシミリ装置
の説明図であって、図1は斜視図、図2はブロック図で
ある。
【0019】図1に示すように、ファクシミリ装置1の
本体1aの側部には、受話器21が取り付けられ、上面
の前部には操作パネル22が設けられている。また、本
体1aの上面後部には、図示しない記録紙カセットを着
脱自在に装着するためのカセット装着部23が形成さ
れ、上面中央には原稿台24が形成されている。
【0020】ファクシミリ装置1には、ネットワーク・
コントロール・ユニット(以下、NCUという)2、C
PU3、モデム4、バッファ5、ROM6、EEPRO
M7、RAM8、画像メモリ9、音声メモリ10、音声
LSI11、符号化部12、スキャナ13、復号化部1
4、プリンタ15、操作パネル22、アンプ25が備え
られ、これらは信号バスライン20を介して接続されて
いる。
【0021】ファクシミリ装置1の中核となるCPU3
は、回線制御用のNCU2を介して送受信される各種信
号に従って、信号バスライン20により接続された装置
各部を制御してファクシミリ動作又は電話動作つまりデ
ータ通信を実行するものである。
【0022】モデム4は、画情報を変調・復調して伝送
すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するもの
であり、バッファ5は、相手側のファクシミリ装置との
間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一
時的に格納するものである。ROM6は、制御プログラ
ムを格納したメモリである。
【0023】また、EEPROM7は、各種設定情報等
を記憶させるメモリであり、短縮ダイヤルに対して所定
の電話番号を記憶する所定電話番号エリア7a、同セッ
トアップ処理にて設定された発信先電話番号を記憶する
発信先電話番号エリア7b(第1記憶手段)、同セット
アップ処理にて設定された状態を記憶する状態記憶エリ
ア7c、及び同セットアップ処理にて設定された機能を
記憶する機能記憶エリア7d等を備えている。また、R
AM8は、動作実行時の各種データを一時格納するため
のメモリであり、交換機17から送信される発呼側電話
番号,通信開始時刻,終了時刻,通信時間,相手先名な
どの通信管理データを複数件一時記憶する一時記憶エリ
ア8a(第2記憶手段)等を備えている。この一時記憶
エリア8aは、通信管理レポートを出力するためにも利
用され、前記通信管理データは所定時間毎、例えば24
時間毎に自動的にプリンタ15により記録される。
【0024】画像メモリ9(第3記憶手段の一つ)は、
ダイナミックRAM(DRAM)等により構成され、画
像データを記憶する画像データ記憶エリア9a、及び記
録のためのビットイメージを記憶するビットイメージ記
憶エリア9bを備えている。また、音声メモリ10(第
3記憶手段の一つ)は、DRAM等により構成され、発
呼側へ送出すべき応答メッセージであるOGMや、発呼
側から送られてきた入来メッセージであるICM等を記
憶するものである。
【0025】音声LSI11は、NCU2によって受信
されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する
と共に、このファクシミリ装置1の内部で生成されたデ
ジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してNCU2
に出力するものである。
【0026】符号化部12は、送信する画情報の符号化
を行うものであり、スキャナ13は、原稿台24(図1
参照)に載置された原稿から画像を読み取るためのもの
である。復号化部14は、バッファ5または画像メモリ
9の画像データ記憶エリア9aに記憶・書き込みされた
受信画像データを記録のために読み出して復号化を行う
ものであり、プリンタ15は受信画像データを用紙に記
録するものであり、例えば、レーザ光により感光体に潜
像を形成し、それをトナーを用いて現像し、用紙に転写
する静電電子写真記録方式を用いていることができる。
なお、画像データは、例えば、ランレングス法で圧縮符
号化されて送受信される。
【0027】操作パネル22は、このファクシミリ装置
1の動作状態をディスプレイ22aに表示すると共にオ
ペレータが各種操作を行うためのものであり、テンキー
22b、ファンクションキー22c、モード設定キー2
2d(図1参照)などを備えている。このうち、モード
設定キー22dは、自動受信モード、マニュアル受信モ
ード、ファクシミリ/電話切替モード、内蔵TADモー
ドのいずれかのモードに設定するためのキーである。
【0028】アンプ25は、呼出音や再生したICMを
スピーカ26を介して出力させるためのものである。
【0029】かかるファクシミリ装置1は、NCU2を
介して電話回線16に接続されている。この電話回線1
6は交換機17に接続され、この交換機17は図示しな
い他の電話回線を介して図示しない他のファクシミリ装
置や電話機に接続されている。
【0030】このファクシミリ装置1には、他のファク
シミリ装置又は電話機のダイヤル操作に応じて、当該他
のファクシミリ装置又は電話機から交換機17を介して
呼出信号が入来する。このとき、ファクシミリ装置1の
所有者が発呼者側電話番号受信サービスの加入者である
として交換機17に登録しているならば、最初の呼出信
号と次の呼出信号の間の無音区間において、交換機17
を介して発呼者側電話番号(Caller ID )がファクシミ
リ装置1に送られる交換システムになっており、アメリ
カではアナログの交換システムにおいてすでに実用化さ
れている。
【0031】次に、このファクシミリ装置1での通常の
ファクシミリ受信動作(受信時にリアルタイムに記録を
行うもので、操作パネル22のモード設定キー22dに
より自動受信モードが選択設定されたときの動作)につ
いて概略説明する。
【0032】通常のファクシミリ受信時には、ファクシ
ミリ装置1は、図示しない他のファクシミリ装置と交換
機17及び電話回線16を介してNCU2に接続された
後、CPU3の制御のもとに当該他のファクシミリ装置
との間で所定の通信プロトコルによる信号の授受を行っ
てから、当該他のファクシミリ装置から送信される画像
データの所定容量分だけバッファ5に記憶する。この画
像データは符号化(圧縮)されており、復号化部14に
て復号化(伸長)し、それを画像メモリ9のビットイメ
ージ記憶エリア9bに1ページ単位での記録のためにビ
ットイメージに展開して書き込む。
【0033】そして、所定の解像度によりビット展開
し、これをプリンタ15に送り、1ページ単位で印刷す
る。バッファ5は、記憶内容が画像メモリ9のビットイ
メージ記憶エリア9bに書き込まれた後クリアされ、送
信される画像データの次の所定容量分が記憶される。ま
た、画像メモリ9のビットイメージ記憶エリア9bは、
プリンタ15に出力後クリアされ、次のビットイメージ
データが書き込まれる。以上の処理により、プリンタ1
5は、所定容量分の通信内容を順次記録紙に記録するこ
とになり、最終的に通信内容の全容が印字される。
【0034】また、代行受信等のメモリ受信時には、画
像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに圧縮された画
像データを格納しておき、記録時に、画像メモリ9のビ
ットイメージ記憶エリア9bにビット展開する。
【0035】一方、通常のファクシミリ送信時には、ス
キャナ13で送信原稿を読み取り、符号化部12で符号
化してからNCU2を介して送信する。また、メモリ送
信時には、スキャナ13で送信原稿を読み取り、符号化
した画像データを画像メモリ9の画像データ記憶エリア
9aに格納し、指定の時刻に送信動作を行う。
【0036】上記ファクシミリ送受信が終了すると、交
換機17から送信された発呼側電話番号,通信開始時
刻,終了時刻,通信時間,相手先名などの通信管理デー
タをRAM8の一時記憶エリア8aに記憶する。
【0037】次に、このファクシミリ装置1での通常の
電話着信動作(操作パネル22のモード設定キー22d
によりマニュアル受信モードが選択設定されたときの動
作)について概略説明する。
【0038】CPU3は、呼出信号が入来したこと(即
ち、着信があったこと)をNCU2を介して検出すると
共に、その呼出信号に連動して所定の呼出音をアンプ2
5及びスピーカ26を介して出力する。そして、CPU
3は、呼出信号の検出中に受話器21が外されたことを
検出すると、NCU2に電話回線を閉結させて、受話器
21での通話を可能にする。
【0039】一方、通常の電話発信動作時には、CPU
3は、受話器21が外されたことをNCU9を介して検
出し、その後、操作パネル22のテンキー22b操作に
応じた選択信号をNCU9に出力する。すると、その選
択信号はNCU2から電話回線16及び交換機17を介
して、図示しない他の電話機の呼出が行われる。
【0040】次に、操作パネル22のモード設定キー2
2dによりファクシミリ/電話切替モードが選択設定さ
れた場合について概略説明する。
【0041】この場合には、CPU3は、NCU2を介
してファクシミリの通信プロトコルにおけるCNG信号
を受信したならば、上述した通常のファクシミリ受信動
作を行い、NCU2を介して受話器21が外されたこと
を検出したならば、上述した通常の電話着信動作を行
い、CNG信号を受信せず、かつ、受話器21が外され
ない状態で所定時間経過したならば、相手側はファクシ
ミリ送信を行うものとみなして、上述した通常のファク
シミリ受信動作を行う。
【0042】次に、操作パネル22のモード設定キー2
2dにより内蔵TADモードが選択設定された場合につ
いて、詳述する。まず、ファクシミリ装置1における内
蔵TADモードのセットアップ処理について、図3のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0043】オペレータによる操作パネル11のファン
クションキー22cの操作によって、内蔵TADモード
の各種設定を行うセットアップが選択されると、内蔵T
ADモードのセットアップ処理が開始される。
【0044】このセットアップ処理が開始されると、ま
ず、EEPROM7の所定電話番号エリア7a、発信先
電話番号エリア7b、状態記憶エリア7c、機能記憶エ
リア7dをクリアする(S100)。次に、3つの選択
枝として、ファックス専用状態、電話専用状態、及びフ
ァックスと留守番電話の共用状態を操作パネル22のデ
ィスプレイ22aに表示し、これらのうちの一つが選択
されたか否かを判断する(S101)。未だ選択されな
ければ(S101でNO)、選択されるまで待機し続け
る。一方、これらのうちの一つが選択されたならば(S
101でYES)、その選択枝をEEPROM7の状態
記憶エリア7cに記憶する(S103)。
【0045】続いて、3つの機能、即ち、ページング機
能、ファックスフォワード機能及びメッセージフォワー
ド機能(以下、ページング機能等という)を操作パネル
22のディスプレイ22aに表示し、これらのうちの一
つが選択されたかを判断する(S105)。ここで、ペ
ージング機能とは、発信先電話番号に自動発呼して呼出
信号を送出する機能をいい、ファックスフォワード機能
とは、発信先電話番号に画像メモリ9の画像データ記憶
エリア9aに記憶した画像データを転送する機能をい
い、メッセージフォワード機能とは、発信先電話番号に
音声メモリ10に記憶したICMの内容を転送する機能
をいう。
【0046】これら3つの機能うちの一つが未だ選択さ
れなければ(S105でNO)、選択されるまで待機し
続ける。一方、これら3つの機能のうちの一つが選択さ
れたならば(S105でYES)、その選択された機能
をEEPROM7の機能記憶エリア7dに記憶する(S
107)。このとき、EEPROM7の状態記憶エリア
7cにファックス専用状態が記憶されている場合には、
メッセージフォワード機能を選択することはできない。
また、状態記憶エリア7cに電話専用状態が記憶されて
いる場合には、ファックスフォワード機能を選択するこ
とができない。更に、状態記憶エリア7cに電話専用状
態が記憶されている場合であって音声メモリ10にOG
Mが録音されていないときには、ディスプレイ22aに
エラーが表示される。
【0047】次に、操作パネル22のテンキー22bに
より発信先(転送先)の電話番号が入力されたか否かを
判断する(S109)。未だ発信先電話番号が入力され
なければ(S109でNO)、入力されるまで待機す
る。一方、発信先電話番号が入力されたならば(S10
9でYES)、この電話番号をEEPROM7の発信先
電話番号エリア7bに記憶する(S111)。尚、発信
先電話番号は複数入力することができる。
【0048】次に、内蔵TADモード処理について、図
4〜図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0049】内蔵TADモード処理は、操作パネル22
のモード設定キー22dにより内蔵TADモードを選択
設定することにより開始され、上記セットアップ処理の
内容に基づいて実行される。
【0050】この処理が開始されると、図4に示すよう
に、まず、呼出信号を検出したか否かを判断し(S20
1)、呼出信号を検出しなければ(S201でNO)、
検出するまで待機する。呼出信号を検出したならば(S
201でYES)、続いて、発呼側電話番号を記憶する
RAM8の一時記憶エリア8aをクリアし(S20
3)、今回交換機17から発呼側電話番号が送られてき
たか否かを判断する(S205)。交換機17から発呼
側電話番号が送られてこなければ(S205でNO)、
S209に進み、交換機17から発呼側電話番号が送ら
れてきたならば(S205でYES)、その発呼側電話
番号をRAM8の一時記憶エリア8aに記憶し(S20
7)、S209に進む。
【0051】S209では、EEPROM7の状態記憶
エリア7cの記憶内容を検索し、ファックス専用状態、
電話専用状態、ファックス及び電話の共用状態のいずれ
が設定されているかを判断し、このS209にて、EE
PROM7の状態記憶エリア7cの記憶内容がファック
ス専用状態であれば、図4及び図5のS211〜S24
5の処理が行われる。
【0052】即ち、まず、回線を閉結し(S211)、
RAM8の一時記憶エリア8aに発呼側電話番号が記憶
されているか否かを判断する(S213)。S213に
て、RAM8の一時記憶エリア8aに発呼側電話番号が
記憶されていれば(S213でYES)、その発呼側電
話番号と一致する電話番号がRAM8の一時記憶エリア
8aに記憶された管理データ内に存在するか否かを判断
し(S215)、存在するならば(S215でYE
S)、今回の通信開始時間とS215で一致した電話番
号に対応する通信の開始時間との差を演算してその差が
15分以内か否かを判断する(S216)。その差が1
5分を越えるのであれば(S216でNO)、他のファ
クシミリ装置(図示せず)から送信されてくる画像デー
タの所定容量分だけバッファ5及び画像メモリ9の画像
データ記憶エリア9aに記憶する(S221)。
【0053】そして、バッファ5に記憶された内容を復
号化部14にて復号化し、画像メモリ9のビットイメー
ジ記憶エリア9bにビットイメージ展開して書き込み
(S223)、その後バッファ5の記憶内容をクリアす
る(S225)。そして、当該他のファクシミリ装置か
ら送信されてくる画像データがまだ残っているか否かを
判断し(S227)、残っていれば(S227でYE
S)、再びS221に戻り、送信されてくる画像データ
の次の所定容量分をバッファ5及び画像メモリ9の画像
データ記憶エリア9aに記憶し、以下同様の処理を行
う。一方、S227にて、当該他のファクシミリ装置か
ら送信されてくる画像データが残っていなければ(S2
27でNO)、回線を開放する(S229)。
【0054】上記S221〜S229の処理により、画
像メモリ9の画像データ記憶エリア9aには、所定容量
分の通信内容が順次記憶されていき、最終的に通信内容
の全容が記憶される。また、S223にて、画像メモリ
9のビットイメージ記憶エリア9bに書き込まれた内容
は、順次プリンタ15に出力される。従って、プリンタ
15は、最終的に通信内容の全容を記録紙に記録(印
字)する。
【0055】S229の処理の後、EEPROM7の機
能記憶エリア7dに記憶された内容がファックスフォワ
ード機能であるか否かを判断する(S231、図5参
照)。S231にて、EEPROM7の機能記憶エリア
7dの記憶内容がファックスフォワード機能であれば
(S231でYES)、回線を閉結後、EEPROM7
の発信先電話番号エリア7bに記憶された発信先電話番
号に自動発呼し(S233)、発信先のファクシミリ装
置が受信したことを通信プロトコルにおける信号の授受
により確認した後、画像メモリ9の画像データ記憶エリ
ア9aに記憶した画像データ(通信内容の全容)を送信
する(S235)。その後、回線を開放し(S23
7)、画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aをクリ
アし(S239)、再びS201に戻る。
【0056】一方、S231にて、EEPROM7の機
能記憶エリア7dの記憶内容がファックスフォワード機
能でなければ(S231でNO)、ページング機能であ
るため、回線を閉結後、EEPROM7の発信先電話番
号エリア7bに記憶された発信先電話番号に自動発呼し
(S241)、所定時間経過するまで呼出信号を送出し
続け(S243)、所定時間経過したならば(S243
でYES)、回線を開放し(S245)、画像メモリ9
の画像データ記憶エリア9aをクリアし(S239)、
再びS201に戻る。
【0057】また、S215にて前記発呼側電話番号と
一致する電話番号がRAM8の一時記憶エリア8aに記
憶された管理データ内に存在しなければ(S215でN
O)、S221に移行し、S213にてRAM8の一時
記憶エリア8aに発呼側電話番号が記憶されていなけれ
ば(S213でNO)、S221に移行する。
【0058】一方、S216にて各通信間の時間が15
分以内であると判断されたのであれば(S216でYE
S)、一旦転送した画像データが再び他のファクシミリ
装置を介して転送されてきたものと判断し、この画像デ
ータを再び転送することは全く無意味な送信になってし
まう。従って、この場合は上述した通常のファクシミリ
受信動作を行い(S217)、その後回線を開放し(S
219)、再びS201に戻る。
【0059】このS217の受信動作は、既に1度受信
したデータであるため、削除することも可能であるが、
万一転送した画像データと異なる画像データが送られて
きた場合の確認のための処理である。
【0060】尚、ページング機能が設定されている場合
(S231でNO)、S245にて回線を開放した後、
S239にて画像データ記憶エリア9aをクリアする前
に、以下の処理を行ってもよい。即ち、自動発呼した発
信先電話番号からリモコン通信(例えば、リトリーバル
通信等)を行う旨の要求があったか否かを判断し、リモ
コン受信を行う旨の要求がなければ、その要求があるま
で待機し、リモコン通信を行う旨の要求があったなら
ば、回線を閉結して画像メモリ9の画像データ記憶エリ
ア9aに記憶された内容(通信内容の全容)を転送し、
転送完了後に回線を開放し、その後、S239の処理を
行うようにしてもよい。
【0061】次に、図4のフローチャートのS209に
て、EEPROM7の状態記憶エリア7cの記憶内容が
電話専用状態であれば、図6のS301〜S317の処
理が行われる。
【0062】即ち、回線を閉結し(S301)、音声メ
モリ10に記憶されたOGMを発呼側へ送出し(S30
3)、続いて発呼側から送られてくるICMを音声メモ
リ10に記憶し(S305)、回線を開放する(S30
7)。その後、発呼側電話番号と一致する電話番号がR
AM8の一時記憶エリア8aに記憶された管理データ内
に存在するか否かを判断し(S309)、存在するなら
ば(S309でYES)、今回の通信開始時間とS30
9で一致した電話番号に対応する通信の開始時間との差
を演算してその差が15分以内か否かを判断する(S3
10)。その差が15分を越えるか(S310でN
O)、または、S309にて発呼側電話番号と一致する
電話番号がRAM8の一時記憶エリア8aに記憶された
管理データ内に存在しなければ(S309でNO)、続
いて、EEPROM7の機能記憶エリア7dに記憶され
た内容がメッセージフォワード機能であるか否かを判断
する(S311)。
【0063】S311にて、EEPROM7の機能記憶
エリア7dの記憶内容がメッセージフォワード機能であ
れば(S311でYES)、回線を閉結後、EEPRO
M7の発信先電話番号エリア7bに記憶された発信先電
話番号に自動発呼し(S313)、音声メモリ10に記
憶されたICMを所定回数繰り返し送出する(S31
5)。これにより、相手が受話器を取ったことを確認す
ることなしに、相手にICMの内容を伝達することがで
きる。その後、回線を開放し(S317)、再びS20
1に戻る。一方、S311にて、EEPROM7の機能
記憶エリア7dの記憶内容がメッセージフォワード機能
でなければ(S311でNO)、ページング機能である
ため、図5のS241以下の処理を行う。
【0064】尚、RAM8の一時記憶エリア8aに発呼
側電話番号が記憶されていない場合も、S309でNO
と判断される。
【0065】一方、S310にて、各通信間の時間が1
5分以内であると判断されたのであれば(S310でY
ES)、再びS201に戻る。
【0066】次に、図4のフローチャートのS209に
て、EEPROM7の状態記憶エリア7cの記憶内容が
ファクシミリと電話の共用状態であれば、図7のS40
1〜S405の処理が行われる。
【0067】即ち、回線を閉結し(S401)、相手側
がファクシミリ送信を行うことを示すCNG信号を受信
したか否かを判断し(S403)、CNG信号を受信し
たならば(S403でYES)、図4のS213以下の
処理を行う。一方、CNG信号を受信しなければ(S4
03でNO)、所定時間経過したか否かを判断し(S4
05)、所定時間経過していなければ(S405でN
O)、S403に戻り、所定時間経過したならば(S4
05でYES)、相手は電話であるとみなして、図6の
S301以下の処理を行う。
【0068】以上のファクシミリ装置1によれば、内蔵
TADモードのセットアップ処理において、ファクシミ
リ専用状態かファクシミリと電話の共用状態のいずれか
を設定するとともに、発呼先電話番号を設定しておけ
ば、必要なファクシミリが送信されてきた場合にのみ、
その発信先電話番号に対して、ページング(自動発呼の
み)又はファックスフォワード(自動発呼して、ファク
シミリの内容を転送する)が行われ、転送先から転送さ
れてきたファクシミリを再び転送先へ転送してしまうよ
うな無駄な通信を行うことがない。
【0069】また、内蔵TADモードのセットアップ処
理において、電話専用状態かファクシミリと電話の共用
状態のいずれかを設定するとともに、発呼先電話番号を
設定しておけば、必要な音声データが送られてきた場合
にのみ、その発信先電話番号に対して、ページング(自
動発呼のみ)又はメッセージフォワード(自動発呼し
て、ICMを転送する)が行われ、転送先から転送され
てきた音声データを再び転送先へ転送してしまうような
無駄な通信を行うことがない。
【0070】従って、例えばAのファクシミリ装置にお
いて転送先としてBが設定され、Bのファクシミリ装置
において転送先としてCが設定されており、Cのファク
シミリ装置において転送先としてAが設定されていると
する。このとき、Dのファクシミリ装置からAのファク
シミリ装置に画像データが送信された場合に、その画像
データがBのファクシミリ装置に転送されると、Bのフ
ァクシミリ装置によりCのファクシミリ装置に前記画像
データが転送される。更に、その画像データはCのファ
クシミリ装置を介して再びAのファクシミリ装置に転送
される。
【0071】この動作は再び繰り返されるが、再度Cの
ファクシミリ装置から前記画像データが転送されてきた
ときに、同一箇所から画像データが送られてきたと判断
し、その2回の通信間の時間を演算してその結果が15
分以内であれば再度転送することはしないため、これ以
上同じ画像データが繰り返し送信されることがなくな
り、無駄な報知等(自動発呼又は通信内容の転送)を行
うこともなくなる。
【0072】また、内蔵TADモードのセットアップ処
理において、ファックスフォワード機能又はメッセージ
フォワード機能を設定すれば、有効な相手からのファク
シミリの内容や電話の内容は通常通り所定の発信先で知
ることができるため、その内容に基づいて迅速に対処で
きるという効果が得られる。
【0073】更に、内蔵TADモードのセットアップ処
理において、ファックスフォワード機能を設定した場合
には、有効な相手からの情報のみを転送するため、転送
先で記録紙が無駄に使用されることがなく、しかも、フ
ァクシミリ装置1の回線が不要な情報を送信するために
閉結されて真に有用な情報が送られてきたとしても直ち
に対処できない等という問題も解消される。
【0074】尚、本発明は、上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種
々の態様で実施できることはいうまでもない。
【0075】例えば、上記実施例では、RAM8の一時
記憶エリア8aに記憶される電話番号は、交換機から送
られた発呼側電話番号(CALLER ID)であったが、これ
に限らず、通信プロトコルによる信号の授受中にTSI
信号として送られてくる送信端末識別信号に含まれる発
呼側電話番号であってもよい。この場合、図4のS20
5およびS207の処理はS211の後に行われる。
【0076】また、内蔵TADモードのセットアップ処
理においてファックスフォワード機能が設定されている
場合、S221〜S227の処理中、送信されてくる画
像データを画像メモリ9の画像データ記憶エリア9aに
記憶するのみで記録紙に印字しないようにしてもよい。
【0077】また、S216およびS310では各通信
間の時間を通信開始時間に基づいて判断したが、これは
通信終了時刻に基づいたり、通信終了時刻と通信開始時
刻の組み合わせでも構わない。
【0078】また、S216およびS310における通
信間の時間は、15分以内に限らず、ファクシミリ装置
の能力,送信時の解像度,データの圧縮率,送信枚数な
どによって1回の送信に要する時間は変わってくるた
め、これらの要素に応じてオペレータが設定可能に構成
してもよく、また自動で前記時間が選択されるようにし
てもよい。
【0079】更に、上記実施例では、3箇所以上のファ
クシミリ装置間で互いにループを形成するように転送先
が設定されている場合に有効に利用されるものである
が、2箇所のファクシミリ間で互いに相手の転送先が設
定されている場合にも利用することができる。
【0080】また、送信する画像データの右上に所定の
印、例えば○を付加するための識別データを画像メモリ
9の所定のエリアに記憶しておき、画像メモリ9の画像
データ記憶エリア9aに記憶された画像データを転送す
る場合に、その識別データを付加して送信する。転送先
では、その転送された画像データに識別データが付加さ
れた状態で受信されるため、この画像データが他のファ
クシミリ装置を介して転送されてきた場合にも、その識
別データが付加されているか否かをCPU3で判別すれ
ば、自ファクシミリ装置から転送したデータであるか否
かを知ることができる。これによって、受信した画像デ
ータに識別データが検出されたらその画像データを転送
しないようにすることにより、不要な通信を繰り返すこ
ともない。
【0081】この場合、識別データが付加された画像デ
ータであるか否かは、1度転送した画像データが再び送
られてこればすぐに判断できるので、前述した実施例の
ように同じファクシミリ装置から2回送信があったとき
に初めて転送を中止するのに比べ、より早く不必要な通
信を中止することが可能になる。
【0082】更に、音声データの場合には、音声データ
に所定周波数の信号を付加して転送するとともに、受信
した音声データにその周波数の信号が含まれているか否
かをフィルタを使って検出することにより、上記画像デ
ータと同様に不要な通信を繰り返すことを防止できる。
【0083】また、自ファクシミリ装置から転送した画
像データが再び他のファクシミリ装置を介して送られて
きたことを検出するために、前記転送した画像データを
所定時間記憶しておき、画像データの受信時にその受信
した画像データと前記転送した画像データを比較して、
同じ画像データであることと判断されたときに転送を中
止するようにしてもよい。
【0084】更に、送信時に自ファクシミリ装置の発信
元を送信データの上部に付加する機能を有するもので
は、転送時にその発信元を付加して送信し、転送時に付
加した前記発信元が受信した画像データに付加されてい
るか否かを判別して、転送するか否かを決定するように
してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載の発明に係る通信装置によれば、データ通
信毎に、回線を介して送られた発呼側電話番号と通信が
行われた時刻を記憶しておき、今回回線を介して送られ
た発呼側電話番号を前記記憶された発呼側電話番号と比
較するとともに、他の通信装置からの各通信間の期間を
検出し、その検出結果および比較した結果に基づいて、
所定の発信先電話番号に対して自動発呼するか否かを決
定するため、不必要な通信を繰り返し行うことを防止す
ることができる効果を有する。
【0086】また、請求項2記載の発明に係る通信装置
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加 えて、前記
比較した結果一致した発呼側電話番号が存在する場合、
その発呼側電話番号に対応する通信が行われた時刻と今
回回線を介して送られた発呼側電話番号に対応する通信
が行われた時刻とに基づいて、その各通信間の時間が所
定時間以内であることが検出されると、所定の発信先電
話番号に対して自動発呼しないため、不必要な通信を行
うことを確実に防止することができる効果を有する。
【0087】更に、請求項3記載の発明に係る通信装置
によれば、他の通信装置からの画像データを所定の発信
先電話番号に対して転送する際、その画像データに所定
の識別データを付加し、他の通信装置から画像データを
受信した際に、その画像データに前記所定の識別データ
が付加されているか否かを判別し、その判別手段によ
り、前記識別データが付加されていると判別された場合
には、その画像データを転送しないようにするため、不
必要な画像データを繰り返し転送することを防止するこ
とができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のファクシミリ装置の斜視図であ
る。
【図2】 本実施例のファクシミリ装置のブロック図で
ある。
【図3】 内蔵TADモードのセットアップ処理のフロ
ーチャートである。
【図4】 内蔵TADモード処理のフローチャートであ
る。
【図5】 内蔵TADモード処理のフローチャートであ
る。
【図6】 内蔵TADモード処理のフローチャートであ
る。
【図7】 内蔵TADモード処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、 3・・・CPU、6
・・・ROM、 7・・・EEPRO
M、7b・・・発信先電話番号エリア、8・・・RA
M、8a・・・一時記憶エリア、 9・・・画像メ
モリ、9a・・・画像データ記憶エリア、9b・・・ビ
ットイメージ記憶エリア、10・・・音声メモリ、
11・・・操作パネル、16・・・電話回線、
17・・・交換機、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の発信先電話番号を第1記憶手段に
    記憶しておき、他の通信装置からのデータ通信に基づい
    て前記第1記憶手段に記憶された発信先へ発呼する通信
    装置において、データ通信毎に、回線を介して送られた発呼側電話番号
    と通信が行われた時刻を記憶する第2記憶手段と、 今回回線を介して送られた発呼側電話番号を前記第2記
    憶手段に記憶された発呼側電話番号と比較する比較手段
    と、 他の通信装置からの各通信間の期間を検出する検出手段
    と、 その検出手段の検出結果および前記比較手段により比較
    した 結果に基づいて、前記第1記憶手段に記憶された所
    定の発信先電話番号に対して自動発呼するか否かを決定
    する処理手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段により比較した結果一致し
    た発呼側電話番号が前記第2記憶手段に存在する場合、
    その発呼側電話番号に対応する通信が行われた時刻と今
    回回線を介して送られた発呼側電話番号に対応する通信
    が行われた時刻とに基づいて、その各通信間の時間が所
    定時間以内であることが前記検出手段により検出される
    と、前記第1記憶手段に記憶された所定の発信先電話番
    号に対して自動発呼しないことを特徴とする請求項1記
    載の通信装置。
  3. 【請求項3】 所定の発信先電話番号を第1記憶手段に
    記憶しておき、他の通信装置からのデータ通信に基づい
    て前記第1記憶手段に記憶された発信先へ発呼する通信
    装置において、 前記他の通信装置からの画像データを記憶する第3記憶
    手段と、 その第3記憶手段に記憶した画像データを前記第1記憶
    手段に記憶された所定の発信先電話番号に対して転送す
    る際、前記画像データに所定の識別データを付加する識
    別データ付加手段と、 前記他の通信装置から画像データを受信した際に、その
    画像データに前記所定の識別データが付加されているか
    否かを判別する判別手段とを備え、 その判別手段により、前記識別データが付加されている
    と判別された場合には、その画像データを転送しないよ
    うにすることを特徴とする 通信装置。
JP12117995A 1994-12-28 1995-05-19 通信装置 Expired - Fee Related JP3508293B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12117995A JP3508293B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 通信装置
US08/574,688 US5745257A (en) 1994-12-28 1995-12-19 Communication device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12117995A JP3508293B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08317161A JPH08317161A (ja) 1996-11-29
JP3508293B2 true JP3508293B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=14804811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12117995A Expired - Fee Related JP3508293B2 (ja) 1994-12-28 1995-05-19 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3508293B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08317161A (ja) 1996-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274467A (en) Facsimile apparatus capable of desired processings dependent on terminal number of calling party
JPH04364656A (ja) ファクシミリ装置
US5946106A (en) Facsimile machine with communication management function
US5745257A (en) Communication device
JP3508293B2 (ja) 通信装置
JP3120688B2 (ja) 通信装置
JP2772376B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3147712B2 (ja) 通信装置
JPH08186702A (ja) 通信装置
JPH08116396A (ja) ファクシミリ装置
JP3173299B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3543721B2 (ja) 通信装置
JP2861037B2 (ja) ファクシミリ装置の画情報転送装置
JP3295189B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3505816B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3261678B2 (ja) ファクシミリ装置およびその受信方法
JP3498700B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3363659B2 (ja) 通信装置
JPH08293979A (ja) ファクシミリ装置
JP3158764B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3441535B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH07250150A (ja) 留守番電話付ファクシミリ装置
JPH09252368A (ja) データ通信装置
JP2001277627A5 (ja)
JPH08289074A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees