JP3173299B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3173299B2
JP3173299B2 JP25236194A JP25236194A JP3173299B2 JP 3173299 B2 JP3173299 B2 JP 3173299B2 JP 25236194 A JP25236194 A JP 25236194A JP 25236194 A JP25236194 A JP 25236194A JP 3173299 B2 JP3173299 B2 JP 3173299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機側から送られる
発呼側電話番号を受信可能なファクシミリ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤルリストを備えたファクシ
ミリ装置は、ダイヤルリストを記憶する記憶部、ダイヤ
ルリストを編集するための入力部、及びファクシミリの
送受信を行うためのファクシミリ本体から構成されてい
る。ダイヤルリストは、電話番号と相手先名称とを対応
させたリストであって、ファクシミリ装置からの発呼時
に使用されるものである。例えば、短縮ダイヤルリスト
等が該当する。このようなダイヤルリストは、ユーザー
が自分の所有するファクシミリ装置に電話番号と相手先
名称とを入力することにより自分で作成するものであ
る。
【0003】上記従来のファクシミリ装置では、自動被
呼によるファクシミリ受信時には、上記ダイヤルリスト
は使用されていなかった。従って、データが記録された
用紙、通信管理レポートやエラーレポート等の出力媒体
の相手先の欄には、TSI信号、CIG信号等の端末識
別信号に含まれる情報が名称等の文字列である場合には
その文字列が出力されるが、端末識別信号に含まれる情
報が相手先の電話番号である場合にはその電話番号が出
力されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、端末識別信
号に含まれる情報が相手先の電話番号である場合には、
出力媒体の相手先の欄を見ても、利用者は誰から発信さ
れてきたのか、誰との交信がエラーだったのか等を電話
番号から判断するしかなく、結局、電話帳等により電話
番号と相手先名称との対応をとる作業を余儀なくされて
いた。
【0005】かかる欠点を解消する一案として、端末識
別信号に含まれる情報が文字列の場合には、その文字列
を出力媒体の相手先の欄に出力し、一方、端末識別信号
に含まれる情報が電話番号の場合には、その電話番号に
基づいて被呼側のファクシミリ装置のダイヤルリストを
検索し、当該電話番号に対応する相手先名称がある場合
には、その名称を相手先の欄に出力する装置構成とする
ことも考えられる。
【0006】しかしながら、端末識別信号は、自分のフ
ァクシミリ端末の電話番号をファクシミリ装置に登録す
ることにより送信されるオプション信号であり、電話番
号が登録されていない場合には、端末識別信号によって
発呼側に関する情報が得られないため、出力媒体の相手
先の欄が空欄になり、管理上の利便性を損なうという欠
点があった。
【0007】また、端末識別情報が登録されているファ
クシミリ装置を別の部門等に移動させて異なる電話番号
で使用するとき、ユーザーが端末識別情報(電話番号、
名称等)を登録し直さないと依然として変更前の電話番
号情報を相手側に送ることになるため、例えば電話番号
を変更した直後では、端末識別信号の電話番号情報が変
更前の電話番号のものであり、被呼側のファクシミリ装
置のダイヤルリストに変更前の電話番号がない場合が多
く、仮にあったとしても名称等が変更前のものが出力さ
れるので、発信元を正確に特定できない。
【0008】更に、上記装置構成を採るとすれば、受信
時に出力される相手先の欄は、端末識別信号に含まれる
文字列即ち発呼側のファクシミリ装置に登録してある文
字列が出力され、送信時に出力される相手先の欄は、被
呼側のファクシミリ装置に登録してある相手先を表す文
字列が出力される。従って、相手が同一でありながら、
受信時と送信時とで相手先の欄の表示が異なる場合があ
った。これでは、利用者が通信管理する上での利便性に
欠けるという欠点があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、出力媒体に出力された発呼者の欄によ
り確実に発呼者を特定でき、出力媒体の管理上の利便性
をも向上させるファクシミリ装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るファクシミリ装置は、交
換機側から送られる発呼側電話番号を受信可能なファク
シミリ装置であって、前記交換機側から送られた発呼側
電話番号に基づいて出力媒体の発呼者の欄に出力する出
力制御手段を備え、前記出力制御手段は、前記交換機側
から発呼側電話番号が送られなかった場合、所定の通信
制御手順により得られる端末識別信号に基づいて出力媒
体の発呼者の欄に出力するものである。
【0011】請求項2記載の発明に係るファクシミリ装
置は、請求項1記載のファクシミリ装置であって、電話
番号と所定の文字列とを対応させたダイヤルリストを記
憶するダイヤルリスト記憶手段を備え、前記出力制御手
段は、前記交換機側から送られた発呼側電話番号に基づ
いて前記ダイヤルリストから対応する文字列を検索し、
前記交換機側から送られた発呼側電話番号に対応する文
字列が前記ダイヤルリストにある場合、該文字列を出力
媒体の発呼者の欄に出力し、前記交換機側から送られた
発呼側電話番号に対応する文字列が前記ダイヤルリスト
にない場合、所定の通信制御手順により得られる端末識
別信号中に含まれる文字列を出力媒体の発呼者の欄に出
力するものである。
【0012】請求項3記載の発明に係るファクシミリ装
置は、請求項2記載のファクシミリ装置であって、前記
出力制御手段は、前記交換機側から送られた発呼側電話
番号に対応する文字列が前記ダイヤルリストになく、か
つ、所定の通信制御手順により得られる端末識別信号中
にも文字列が含まれていない場合、前記発呼側電話番号
出力媒体の発呼者の欄に出力するものである。
【0013】請求項4記載の発明に係るファクシミリ装
置は、請求項2又は3記載のファクシミリ装置であっ
て、前記出力制御手段は、前記ダイヤルリストに基づい
てファクシミリ送信時の送信先電話番号に対応する相手
先名称を出力媒体の相手先の欄に出力するものである。
【0014】
【0015】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置では、出力制御手段は交換機側から送ら
れた発呼側電話番号に基づいて、記録用紙や通信管理レ
ポートやエラーレポートや表示ディスプレイ等の出力媒
体の発呼者の欄に出力する。この発呼側電話番号は交換
機側から送られてきたものであり、これはファクシミリ
装置の電話番号が変更された場合には必ず変更後の電話
番号に変更されるものである。このため、例えばTSI
信号等の端末識別信号に基づいて発呼者の欄出力する
場合等と比較して、出力媒体に出力する発呼者の欄の信
頼性が高く、発呼者を確実に特定することが可能にな
る。また、発呼側電話番号が交換機側から送られてこな
い場合には、出力制御手段が、端末識別信号に基づいて
出力媒体の発呼者の欄に出力して、出力媒体における発
呼者の欄が空白になる可能性をきわめて小さくしてい
る。
【0016】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置においては、ダイヤルリスト記憶手段に電話番
号と所定の文字列(例えば名称や住所など)とを対応さ
せて記憶しておき、出力制御手段により、交換機側から
送られてきた発呼側電話番号に基づいてダイヤルリスト
から対応する文字列を検索して、その文字列を出力媒体
の発呼者の欄に出力する。また、発呼側電話番号に対応
する文字列がダイヤルリストにない場合、出力制御手段
が、所定の通信制御手順により得られる端末識別信号中
に含まれる文字列を出力媒体の発呼者の欄に出力する。
【0017】更に、請求項3記載の発明に係るファクシ
ミリ装置においては、請求項2記載の発明に係るファク
シミリ装置の作用の他に、発呼側電話番号に対応する文
字列がダイヤルリストになく、かつ、端末識別信号中に
も文字列が含まれていない場合、出力制御手段が発呼側
電話番号を出力媒体の発呼者の欄に出力して、出力媒体
の発呼者の欄が空白になることを少なくしている。
【0018】そして、請求項4記載の発明に係るファク
シミリ装置においては、請求項2又は3記載の発明に係
るファクシミリ装置の作用の他に、出力制御手段は、ダ
イヤ ルリストに基づいてファクシミリ送信時の送信先電
話番号に対応する相手先名称を出力媒体の相手先の欄に
出力するものである。
【0019】
【0020】
【実施例】本発明の好適な実施例について、図面に基づ
いて以下に説明する。図1は本実施例のファクシミリ装
置のブロック図であり、図2は所定の通信制御手順を示
す説明図である。
【0021】図1において、ファクシミリ装置1(ここ
では便宜上「被呼側」と呼ぶ)は、回線制御を行うネッ
トワーク・コントロールユニット(NCU)2を介して
電話回線16aに接続される。この電話回線16aは被
呼側の交換機17に接続され、この交換機17は電話回
線16bを介して発呼側の交換機18に接続され、この
交換機18は電話回線16cを介してファクシミリ装置
19(ここでは便宜上「発呼側」と呼ぶ)に接続されて
いる。
【0022】被呼側のファクシミリ装置1には、発呼者
のダイヤル操作に応じて交換機17、交換機18を介し
て呼出信号が入来する。このとき、上記被呼者が被呼側
の交換機17に発呼者側電話番号受信サービスの加入者
であることを登録してあるならば、最初の呼出信号と次
の呼出信号の間の無音区間において、交換機17及び交
換機18を介して発呼者側電話番号が被呼側のファクシ
ミリ装置1に送られる交換システムになっており、アメ
リカではアナログの交換システムにおいてすでに実用化
されいてる。本発明は、このような交換システム用の端
末装置に関するものである。
【0023】ファクシミリ装置1の中核となるCPU3
は、信号バスライン4を介して次のような装置各部と接
続され、所定の通信制御手順に従って装置各部を制御し
てファクシミリ動作つまりデータ通信を実行するもので
ある。モデム5は、画情報を変調・復調して伝送すると
共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するものであ
り、バッファ6は、発呼側のファクシミリ装置19との
間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一
時的に格納するものである。
【0024】ROM7は制御プログラムを格納したメモ
リであり、EEPROM8は各種設定情報等を記憶させ
るメモリであり、RAM9は動作実行時の各種データを
一時格納するためのメモリであり、発呼側電話番号記憶
エリア、通信管理データ記憶エリア等が設けられてい
る。また、画像メモリ10は画像データ及び記録のため
のビットイメージを記憶するメモリで、ダイナミックR
AM(DRAM)等を用いている。
【0025】操作部11は本ファクシミリ装置1の動作
状態をディスプレイにより表示すると共にオペレータが
各種操作を行うためのものであり、テンキー、ファンク
ションキー、文字キー、レポート出力キー、短縮ダイヤ
ル登録キー(いずれも図示せず)などを備えている。
【0026】符号化部12は送信する画情報の符号化を
行うものであり、スキャナ13は送信原稿の画像を読み
取るものである。復号化部14は画像メモリ10に記憶
・書き込みされた受信画像データを記録のために読み出
して復号化を行うものであり、プリンタ15は受信画像
データを用紙に記録するものであり、例えば、レーザ光
により感光体に潜像を形成し、それをトナーを用いて現
像し、用紙に転写する静電電子写真記録方式を用いてい
る。なお、画像データは、例えば、ランレングス法で圧
縮符号化されて送受信される。
【0027】このファクシミリ装置1での通常の受信動
作(受信時にリアルタイムに記録を行う)を概略説明す
ると、本ファクシミリ装置1は、発呼側のファクシミリ
装置19と電話回線16a,16b,16c及び交換機
17,18を介してNCU2に接続された後、CPU3
の制御のもとに両ファクシミリ装置1,19間で所定の
通信制御手順による信号の授受を行ってから、送信画情
報を受信する。受信した画情報は符号化(圧縮)されて
おり、復号化部14にて復号化(伸長)し、それを画像
メモリ10に1ページ単位での記録のためにビットイメ
ージに展開して書き込む。そして、所定の解像度により
ビット展開し、これをプリンタ15に送り、1ページ単
位で印刷する。
【0028】また、代行受信時には、画像メモリ10の
一部に圧縮データを格納しておき、記録時に、同画像メ
モリ10の残り領域に上記と同様に解像度を選んでビッ
ト展開する。また、通常の送信時には、スキャナ13で
送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してから送
信する。メモリ送信時には読み取り符号化した画像デー
タを画像メモリ10に格納し、指定の時刻に送信動作を
行う。
【0029】なお、所定の通信制御手順による信号と
は、図2に示すように、端末の各機能を識別したり選択
された状態を命令したりまた受信可能な状態を確認した
りするメッセージ前手順(DIS信号やTSI信号等の
送受信)、メッセージを伝送する本来の手順、メッセー
ジ後手順、呼復旧手順を行うことをいう。
【0030】また、TSI信号は送信端末識別信号であ
って、自分のファクシミリ端末の電話番号を記憶できる
ようなファクシミリ装置は、この中に設定された電話番
号をTSI信号中に格納しTSI信号を送信する。TS
I信号はオプション信号であり必ずしも必要ではない
が、その形式は規格化されているので、この信号は、ど
のファクシミリ装置でも理解できるものである。
【0031】次に、このように構成されたファクシミリ
装置1における短縮ダイヤルの登録処理について図3の
フローチャートに基づいて説明する。この処理は、操作
部11に配設された短縮ダイヤルキーがオンされること
により開始される。まず、短縮番号(例えば001〜2
00)がテンキーにより入力されたか否かを判断し(S
11)、短縮番号が入力されたならば(S11でYE
S)、登録すべき電話番号がテンキーにより入力された
か否かを判断し(S13)、登録すべき電話番号が入力
されたならば(S13でYES)、更に相手先名称が文
字キーにより入力されたか否かを判断する(S15)。
相手先名称が入力されたならば(S15でYES)、E
EPROM8の所定領域に設けた短縮ダイヤルリスト
に、前記短縮番号に対応した形で電話番号と相手先名称
を記憶する(S17)。このようにして作成された短縮
ダイヤルリストの一例を表1に示す。本実施例では、ダ
イヤルリストとしてこの短縮ダイヤルリストを使用す
る。
【0032】
【表1】
【0033】次に、ファクシミリ受信制御のメインルー
チンについて図4のフローチャートに基づいて説明す
る。この処理は、電源がオンされファクシミリ装置1が
受信可能な状態になることにより開始される。この処理
が開始されると、まず、呼出信号を着信したか否かを判
断し(S21)、呼出信号を着信したならば(S21で
YES)、被呼側の交換機17から発呼側電話番号が送
られてきたか否かを判断し(S23)、発呼側電話番号
が送られてきたならば(S23でYES)、発呼側電話
番号を受信してRAM9の発呼側電話番号記憶エリアに
一時的に記憶し(S25)、この電話番号を操作部11
のディスプレイ上に表示し(S27)、回線を閉結する
(S29)。一方、S23において発呼側電話番号が送
られてこなければ(S23でNO)、直ちに回線を閉結
する(S29)。ここで、発呼側電話番号が送られてこ
ない場合としては、例えば発呼側が自分の電話番号の公
表を拒んでいる場合などがある。
【0034】S29にて回線を閉結した後、ファクシミ
リ受信処理を行い(S31)、その後回線を開放する
(S33)。ここで、ファクシミリ受信処理とは、前述
した通常の受信動作をいう。S33にて回線を開放した
後、後述の発呼者識別処理を行い(S35)、その後着
信可能な状態に戻る(S21)。
【0035】続いて、発呼者識別処理(S35)につい
て、図5のフローチャートに基づいて具体的に説明す
る。この処理が開始されると、まず発呼側電話番号がR
AM9の発呼側電話番号記憶エリアに記憶されているか
否かを判断し(S41)、発呼側電話番号が記憶されて
いれば(S41でYES)、その発呼側電話番号に対応
した相手先名称(文字列)がEEPROM8の短縮ダイ
ヤルリスト中にあるか否かを判断し(S43)、相手先
名称があれば(S43でYES)、その相手先名称を発
呼者として通信時刻や受信ページ数等の通信管理情報と
共にRAM9の通信管理データ記憶エリアに記憶する
(S45)。
【0036】S43にて相手先名称がなければ(S43
でNO)、TSI信号を受信したか否かを判断し(S4
7)、TSI信号を受信したならば(S47でYE
S)、TSI信号に文字列が含まれるか否かを判断し
(S49)、TSI信号に文字列が含まれていれば(S
49でYES)、その文字列を発呼者として通信時刻や
受信ページ数等の通信管理情報と共にRAM9の通信管
理データ記憶エリアに記憶する(S51)。S47にて
TSI信号を受信していないとき(S47でNO)、又
はS49にてTSI信号に文字列が含まれていないとき
(S49でNO)、発呼側電話番号を発呼者として通信
時刻や受信ページ数等の通信管理情報と共にRAM9の
通信管理データ記憶エリアに記憶する(S53)。
【0037】一方、S41にて発呼側電話番号がRAM
9の発呼側電話番号記憶エリアに記憶されていなけれ
ば、即ち交換機17側から発呼側電話番号が送られてい
なければ(S41でNO)、TSI信号を受信したか否
かを判断し(S55)、TSI信号を受信したならば
(S55でYES)、そのTSI信号に文字列が含まれ
るか否かを判断し(S57)、TSI信号に文字列が含
まれていれば(S57でYES)、その文字列を発呼者
として他の通信管理情報と共にRAM9の通信管理デー
タ記憶エリアに記憶する(S59)。S57にて文字列
が含まれていなければ(S57でNO)、そのTSI信
号には番号(数字)が含まれているため、この番号(電
話番号)を発呼者として他の通信管理情報と共にRAM
9の通信管理データ記憶エリアに記憶する(S61)。
また、S55にてTSI信号を受信していなければ(S
55でNO)、スペース(空欄)を発呼者として他の通
信管理情報と共にRAM9の通信管理データ記憶エリア
に記憶する(S63)。
【0038】また、図4のメインルーチンのS21にお
いて、呼出信号を着信しないと判断されたとき(S21
でNO)、続いて操作部11のレポート出力キー(図示
せず)がオン(操作)されたか否かを判断し(S3
7)、レポート出力キーがオンされなければ(S37で
NO)、再びS31に戻り着信待機状態となる。一方、
S37にてレポート出力キーがオンされたならば(S3
7でYES)、RAM9の発呼側電話番号記憶エリアに
記憶されている通信管理情報に基づいて、通信開始時
間、通信時間、相手先、枚数、送受信状況等を内容とす
る通信管理レポートがプリンタ15から出力される(S
39)。このうち相手先については、図5の発呼者識別
処理によって発呼者として記憶された文字列等が読み出
されて印字される。なお、この通信管理レポートは、所
定の通信分を1頁にまとめて印字するものである。通信
管理レポートの一例を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2において、「No. 05」(受信)は交換
機17から送られてきた発呼側電話番号が「111112222
2」であり、表1の短縮ダイヤルリストに照らして相手
先名称「SUZUKI」を出力している。また、「No. 02」
(受信)は発呼側電話番号が「3333344444」であり、表
1の短縮ダイヤルリストに照らして相手先名称「NAKAMU
RA」を出力している。更に、「No. 04」(受信)は発呼
側電話番号が「5555566666」であり、表1の短縮ダイヤ
ルリストに照らして相手先名称「SATO」を出力してい
る。
【0041】一方、「No. 07」(受信)については発呼
側電話番号は「7777788888」であったが、表1の短縮ダ
イヤルリストに登録されていないため、TSI信号に含
まれる文字列「ヤマモト」を出力している。また、「No. 0
3」(受信)については発呼側電話番号は「012345678
9」であったが、表1の短縮ダイヤルリストに登録され
ておらず、しかもTSI信号に文字列が含まれていなか
ったため、相手先の欄に発呼側電話番号を出力してい
る。なお、「No. 01」(送信)と「No. 06」(送信)と
は、短縮ダイヤルの番号もしくは直接送信先の電話番号
を入力することにより、表1の短縮ダイヤルリストに基
づいてそれぞれ相手先名称を出力している。
【0042】このように、表2に示した通信管理レポー
トの相手先の欄の多くは相手先名称等の文字列で占めら
れ、電話番号が印字されているものは少なく、また空欄
になる可能性はかなり少ない。以上のように、本実施例
によれば、相手先の欄の印字について、TSI信号に基
づくよりも発呼者を確実に特定しうる発呼側電話番号に
基づくことを優先しているため、相手先の欄の信頼性が
高く、相手先即ち発呼者を確実に特定できるという効果
が得られる。
【0043】また、相手先の欄は相手先名称等の文字列
を優先して印字するため、電話番号が印字される場合と
比較して、通信管理レポートの利用者が相手を容易に認
識することができ、該レポートの管理上の利便性が向上
するという効果が得られる。また、発呼側電話番号に対
応する短縮ダイヤルリストの相手先名称(文字列)を、
端末識別信号中に含まれる文字列に優先して印字するよ
うにしたため、以下の効果が得られる。即ち、送信時に
は通常、短縮ダイヤルリストの相手先名称が印字され、
受信時には通常、TSI信号の文字列等が印字されるた
め、受信時と送信時とで相手が同じ場合であってもそれ
ぞれ異なった文字列で印字されていたが、本実施例で
は、かかる不都合を解消し、通信管理レポートの管理上
の利便性が一層向上するという効果が得られる。具体的
には、表2における「No. 01」の送信の相手先と「No.
05」の受信の相手先は、短縮ダイヤルリストから検索さ
れる「SUZUKI」となっており、同一人を表示する名称が
複数混在することがなく、管理上の利便性が高い。
【0044】更に、発呼側電話番号に対応する相手先名
称がダイヤルリストになく、かつ、端末識別信号中にも
文字列が含まれていない場合、発呼側電話番号を相手先
の欄に印字するため、相手先の欄が空欄になる率はきわ
めて小さくなり、通信管理レポートの管理上の利便性が
より一層向上するという効果が得られる。具体的には、
表2における「No. 03」の欄が該当する。
【0045】更にまた、発呼側電話番号が交換機側から
送られてこない場合には、端末識別信号に基づいて相手
先の欄を印字するため、相手先の欄が空欄になる確率は
きわめて小さくなり、通信管理レポートの管理上の利便
性がより一層向上するという効果が得られる。
【0046】なお、本発明は上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々
の態様で実施できることはいうまでもない。例えば、ポ
ーリング送信の場合には、発呼側が受信することになる
が、この場合には上記実施例におけるTSI信号に代え
て、CIG信号を用いることとすれば、上記実施例とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。ここで、CIG信号
とは発呼端末識別信号であり、ポーリング送信の場合、
受信側(発呼側)から送られてくるDTC信号を含むブ
ロック中に挿入されるオプション信号である。
【0047】また、上記実施例では短縮ダイヤルリスト
を用いて発呼側電話番号に対応する文字列を検索した
が、短縮ダイヤルリスト以外に、ワンタッチダイヤルリ
スト、電話帳リスト等を用いてもよい。更に、出力媒体
に出力する形式としては、上記実施例のように通信管理
レポートの相手先の欄に印字する形式以外に、例えば操
作部11に設けたディスプレイ(図示せず)に表示する
形式であってもよく、また、受信時の記録用紙のヘッダ
部分に相手先を印字する形式(例えば印字用紙の上辺に
沿って相手先を印字する形式)であってもよい。後者の
場合、例えば図4のメインルーチンを次のように変更す
ることにより具体化される。即ち、回線閉結後(S2
9)、ファクシミリ受信処理(S31)における処理の
一環としてS35と同様の発呼者識別処理を行い、プリ
ンタ15にて1ページ単位で印刷する際に発呼者につき
記録用紙のヘッダ部分に印字し、その後回線を開放し
(S33)、再びS21に戻り着信待機状態とする。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、出力制御手段は交
換機側から送られた発呼側電話番号に基づいて出力媒体
の発呼者の欄に出力するようにしたので、出力媒体に出
力する発呼者の欄の信頼性が高く、発呼者を確実に特定
できるという効果が得られる。即ち、交換機側から送ら
れる発呼側電話番号は、ファクシミリ装置の電話番号が
変更された場合でも必ず変更後の電話番号に変更される
ため、例えばTSI信号に含まれる電話番号情報による
電話番号に対して行う場合に比べて、確実に発呼者を特
定できるという効果が得られる。また、発呼側電話番号
が交換機側から送られてこない場合には、出力制御手段
が、端末識別信号に基づいて出力媒体の発呼者の欄に出
力するので、出力媒体における発呼者の欄が空白になる
可能性がきわめて小さくなり、出力媒体の利便性がより
一層向上するという効果が得られる。
【0049】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、出力制御手段は、交換機側から送ら
れてきた発呼側電話番号に基づいてダイヤルリストから
対応する文字列を検索して、その文字列を出力媒体の発
呼者の欄に出力するので、発呼者の欄には相手先名称等
を表す文字列が出力される。このため、発呼者の欄に電
話番号が出力される場合と比較して、利用者が発呼者を
容易に認識することができ、出力媒体の管理上の利便性
が向上するという効果が得られる。また、発呼側電話番
号に対応する文字列がダイヤルリストにない場合、出力
制御手段が、所定の通信制御手順により得られる端末識
別信号中に含まれる文字列を出力媒体の発呼者の欄に出
力するので、発呼者の欄に文字列が出力される確率がよ
り高くなり、出力媒体の管理上の利便性が更に向上する
という効果が得られる。
【0050】更に、請求項3記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の効果の他に、発呼側電話番号に対応する文字
列がダイヤルリストになく、かつ、端末識別信号中にも
文字列が含まれていない場合、出力制御手段が発呼側電
話番号を出力媒体の発呼者の欄に出力するので、発呼者
の欄が空白になる可能性が小さくなり、出力媒体の利便
性が一層向上するという効果が得られる。
【0051】そして、請求項4記載の発明に係るファク
シミリ装置によれば、請求項3記載の発明に係るファク
シミリ装置の効果の他に、出力制御手段は、ダイヤルリ
ストに基づいてファクシミリ送信時の送信先電話番号に
対応する相手先名称を出力媒体の相手先の欄に出力する
ので、以下の効果が得られる。即ち、従来、送信時には
ダイヤルリストの文字列が印字され、受信時にはTSI
信号の文字列等が印字されていたため、受信時と送信時
とで相手が同じ場合であってもそれぞれ異なった文字列
で印字されていたが、本発明では受信時も送信時と同
様、ダイヤルリストの文字列を出力することとしたた
め、かかる不都合を解消し、出力媒体の管理上の利便性
が更に向上するという効果が得られる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のファクシミリ装置のブロ
ック図である。
【図2】 所定の通信制御手順を示す説明図である。
【図3】 短縮ダイヤルの登録処理のフローチャートで
ある。
【図4】 メインルーチンのフローチャートである。
【図5】 発呼者識別処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、2・・・NCU、 3
・・・CPU、4・・・信号バスライン、 5・・・モ
デム、 6・・・バッファ、7・・・ROM、
8・・・EEPROM、9・・・RAM、11・
・・操作部、 17,18・・・交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/34 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機側から送られる発呼側電話番号を
    受信可能なファクシミリ装置において、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号に基づいて出
    力媒体の発呼者の欄に出力する出力制御手段を備え 前記出力制御手段は、前記交換機側から発呼側電話番号
    が送られなかった場合、所定の通信制御手順により得ら
    れる端末識別信号に基づいて出力媒体の発呼者の欄に出
    力する ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】話番号と所定の文字列とを対応させた
    ダイヤルリストを記憶するダイヤルリスト記憶手段を備
    え、 前記出力制御手段は、前記交換機側から送られた発呼側
    電話番号に基づいて前記ダイヤルリストから対応する文
    字列を検索し、前記交換機側から送られた発呼側電話番
    号に対応する文字列が前記ダイヤルリストにある場合、
    該文字列を出力媒体の発呼者の欄に出力し、前記交換機
    側から送られた発呼側電話番号に対応する文字列が前記
    ダイヤルリストにない場合、所定の通信制御手順により
    得られる端末識別信号中に含まれる文字列を出力媒体の
    発呼者の欄に出力する ことを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記出力制御手段は、前記交換機側から
    送られた発呼側電話番号に対応する文字列が前記ダイヤ
    ルリストになく、かつ、所定の通信制御手順により得ら
    れる端末識別信号中にも文字列が含まれていない場合、
    前記発呼側電話番号を出力媒体の発呼者の欄に出力する
    ことを特徴とする請求項記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記出力制御手段は、前記ダイヤルリス
    トに基づいてファクシミリ送信時の送信先電話番号に対
    応する相手先名称を出力媒体の相手先の欄に出力するこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載のファクシミリ装
    置。
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