JP2001271094A - 硬表面用防汚洗浄剤組成物 - Google Patents

硬表面用防汚洗浄剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い洗浄効果に加え、洗浄表面への汚れの付
着防止効果を併せ持ったプラスチック、ステンレス、ホ
ーロー、タイル、ガラス、陶磁器等の硬表面、特に、浴
室、キッチンシンクの洗浄、防汚に、好適に使用される
硬表面用防汚洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記(A)成分及び下記(B)成分を含
有し、かつ、(A)成分/(B)成分が1/1.25〜
1/100(質量比)であることを特徴とする硬表面用
防汚洗浄剤組成物。(A)成分: (a)アニオン性基
含有ビニル系単量体、(b)カチオン性基含有ビニル系
単量体、(c)ノニオン性ビニル系単量体からなり、
(a)/(b)=80/20〜20/80(モル比)、
(c)/〔(a)+(b)+(c)〕=0〜50(質量
%)である共重合高分子。(B)成分:界面活性剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い洗浄効果に加
え、洗浄表面への汚れの付着防止効果を併せ持ったプラ
スチック、ステンレス、ホーロー、タイル、ガラス、陶
磁器等の硬表面、特に、浴室、洗面台、キッチンシンク
の洗浄、防汚に、好適に使用される硬表面用防汚洗浄剤
組成物に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、浴室の浴槽、床、壁、天井、排水
口、鏡及び洗面器、イス等の用具類や洗面台、キッチン
内のシンク、カウンタートップ、また、トイレの便器、
便座等のプラスチック(強化プラスチック、人造大理石
を含む)、ステンレス、ホーロー、タイル、ガラス、陶
磁器等からなる硬表面には、その使用場面に応じて様々
な汚れが付着している。
【0003】例えば、浴室の場合は、たんぱく質等の含
窒素化合物、遊離脂肪酸、グリセライド類、脂肪酸金属
塩等であり、洗面台の場合は脂肪酸金属塩等であり、キ
ッチンのシンク、ワークトップでは、調理時や後片付け
時の食用油や食材由来の油汚れ等であり、またトイレで
は、糞便などの排泄物汚れ等である。また、これらの硬
表面は、常に水道水との接触、乾燥を繰り返すため、水
道水由来のケイ酸スケールや炭酸スケールが局所的に濃
縮されて付着し、一般的にウォータースポット或いは水
垢と呼ばれる汚れとなる。
【0004】これらの汚れに対しては、様々な洗浄剤組
成物が知られているが、従来の洗浄剤組成物の効果は、
単に汚れの除去を目的にしたものであり、表面の改質に
よる洗浄後の硬表面への汚れの付着防止効果、或いは完
全に防止できない場合は汚れの付着の軽減効果を付与
し、再洗浄する際の掃除の労力、頻度を軽減させるとい
う点については何ら考慮されていないものである。
【0005】一方、特開昭51-83608号公報、特
開平2-269200号公報、特開平5-279696号
公報、特表平8-510276号公報等には、アミノシ
ロキサン等とノニオン系界面活性剤の混合物からなるも
の、アニオン、ノニオン、特定のスルホベタインなどを
含有するもの、アルキルグリコシドと特定のベタインな
どを含有するもの、ノニオン、特定のアニオンポリマー
を含む液体混合物等により洗浄後の硬表面への汚れの付
着防止効果の発現を目指した洗浄剤組成物等が開示され
ている。しかしながら、これらの公報に開示される洗浄
剤組成物でも、汚れ付着防止効果、効果の持続性等が充
分なレベルであるとはいえず、特に、浴室やキッチンの
シンク等のように洗浄操作後にすすぎ処理を行ったり、
設備の特性から繰り返し水道水に接触する表面では効果
の持続性の面で満足できるレベルではなく、実際に掃除
の労力を低減するところまでには至っていない点に課題
がある。
【0006】また、特開昭62-260895号公報に
は、特定の両性高分子化合物と界面活性剤との併用によ
り、プラスチック表面等の清浄化と同時に帯電防止仕上
げを行ない空気中の塵埃の付着を抑制し、また、鏡に使
用した場合には曇り防止効果を有する液体清浄剤が開示
されている。しかしながら、この液体清浄剤は、処理表
面への両性高分子化合物の吸着力が充分ではなく、浴室
やキッチンのシンク等のように洗浄操作後にすすぎ処理
を行ったり、設備の特性から繰り返し水道水に接触する
表面では効果の持続性の面で満足できるレベルではな
く、浴室やキッチン等の各種の汚れに対する防汚効果も
満足できない点に課題がある。更に、帯電防止及び曇り
防止効果の発現には両性高分子化合物を界面活性剤に対
し等量以上用いることが特徴であるとされており、より
高価な両性高分子化合物を多く用いなければならないこ
とから経済的にも有利ではないものである。特に、洗浄
対象や付着する汚れの種類、或いは泡立ち性能との兼合
いから界面活性剤を約1%以上必要とする洗浄剤の場合
には、さらに多くの両性高分子化合物の添加が必要であ
り、経済的に有利でないだけでなく、両性高分子化合物
由来の濁りの発生や不必要な粘度上昇等が起こり、商品
としての外観、使い勝手等の点で満足できるものではな
い点に課題があるのが現状である。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来
の課題及び現状に鑑み、これを解消しようとするもので
あり、簡単に使用でき、高い洗浄効果を有し、さらに洗
浄操作後にすすぎ処理を行ったり、設備の特性から繰り
返し水道水に接触する表面でも充分な汚れ付着防止効果
を併せ持ち、プラスチック、ステンレス、ホーロー、タ
イル、ガラス、陶磁器等の各種硬表面に好適に使用可能
な硬表面用防汚洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題等を解決するために、洗浄対象表面の充分な親水
化、或いは親水性の向上により、問題となる各種油性汚
れの付着を防止し、同時に、同じく親水性の向上によ
り、水道水の局所的に濃縮に繋がる水滴の形成を抑制し
ウォータースポット汚れの付着を防止するという観点か
ら鋭意研究を重ねた結果、アニオン性基含有ビニル系単
量体、カチオン性基含有ビニル系単量体及びノニオン性
ビニル系単量体からなり、これらのモル比及び重量比な
どを特定すると共に、これらに更に特定の好適な配合剤
を配合することにより、上記目的の充分な汚れ付着防止
効果を併せ持った、プラスチック、ステンレス、ホーロ
ー、タイル、ガラス、陶磁器等の各種硬表面に好適に使
用可能な硬表面用防汚洗浄剤組成物が得られることを見
出し、本発明を完成するに至ったのである。すなわち、
本発明の硬表面用防汚洗浄剤組成物は、次の(1)〜
(3)に存する。 (1)(A)(a)アニオン性基含有ビニル系単量体、
(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、(c)ノニオ
ン性ビニル系単量体からなり、(a)/(b)=80/
20〜20/80(モル比)、(c)/〔(a)+
(b)+(c)〕=0〜50(質量%)である共重合高
分子と、(B)界面活性剤とを含有し、かつ、上記
(A)成分/(B)成分が1/1.25〜1/100
(質量比)であることを特徴とする硬表面用防汚洗浄剤
組成物。 (2) (A)(a)アニオン性基含有ビニル系単量
体、(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、(c)ノ
ニオン性ビニル系単量体からなり、(a)/(b)=8
0/20〜20/80(モル比)、(c)/〔(a)+
(b)+(c)〕=0〜50(質量%)である共重合高
分子と、(C)金属イオン封鎖剤又はその塩とを含有す
ることを特徴とする硬表面用防汚洗浄剤組成物。 (3) (A)(a)アニオン性基含有ビニル系単量
体、(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、(c)ノ
ニオン性ビニル系単量体からなり、(a)/(b)=8
0/20〜20/80(モル比)、(c)/〔(a)+
(b)+(c)〕=0〜50(質量%)である共重合高
分子と、(D)溶剤とを含有することを特徴とする硬表
面用防汚洗浄剤組成物。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の硬表面用防汚洗浄剤組成物は、
〔1〕第1発明として、下記(A)成分及び下記(B)
成分を含有し、かつ、(A)成分/(B)成分が1/
1.25〜1/100(質量比)であることを特徴とす
るものであり、〔2〕第2発明として、下記(A)成分
及び下記(C)成分を含有することを特徴とするもので
あり、〔3〕第3発明として、下記(A)成分及び下記
(D)成分を含有することを特徴とするものである。 (A)成分:(a)アニオン性基含有ビニル系単量体、
(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、(c)ノニオ
ン性ビニル系単量体からなり、(a)/(b)=80/
20〜20/80(モル比)、(c)/〔(a)+
(b)+(c)〕=0〜50(質量%)である共重合高
分子。 (B)成分:界面活性剤 (C)成分:金属イオン封鎖剤又はその塩 (D)成分:溶剤
【0010】本発明の第1発明〜第3発明(以下、単に
「本発明」という)における(A)成分は、a)アニオ
ン性基含有ビニル系単量体、b)カチオン性基含有ビニ
ル系単量体、c)ノニオン性ビニル系単量体からなり、
この(a)/(b)が80/20〜20/80(モル
比)であり、かつ、(c)/〔(a)+(b)+
(c)〕が0〜15(質量%、以下、単に「%」とい
う)である共重合高分子が用いられる。この(A)成分
におけるa)アニオン性基含有ビニル系単量体は、分子
内に少なくとも1つのアニオン性基を持つものであれ
ば、特に限定されずに用いることができる。アニオン性
基含有ビニル系単量体としては、例えば、ビニルスルホ
ン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレ
ンスルホン酸等のスルホン酸類、アクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、マレイン酸等のカルボン酸類、又は
その塩等が挙げられ、好ましくは、ビニル基を有するカ
ルボン酸類又はその塩、更に好ましくは、アクリル酸、
メタクリル酸が望ましい。これらのアニオン性基含有ビ
ニル系単量体は、1種用いても良いし、2種以上を組み
合わせて用いても良い。
【0011】また、b)カチオン性基含有ビニル系単量
体は、分子内に少なくとも1つのカチオン性基を持つも
のであれば、特に限定されずに用いることができる。カ
チオン性基含有ビニル系単量体としては、例えば、下記
一般式(I)及び(II)で表わされるビニル系単量体が
挙げられる。
【化1】 〔式中、R1はH又はメチル基を示し、Yは酸素原子ま
たはNHを示し、Aは炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐
状アルキル基を示し、水酸基を1つ以上含んでも良く、
2、R3はHまたは炭素数1〜12のアルキル基を示
す。〕
【化2】 〔式中R4はH又はメチル基を示し、Zは酸素原子また
はNHを示し、Bは炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐状
アルキル基を示し、水酸基を1つ以上含んでも良く、
5、R6、R7はHまたは炭素数1〜12のアルキル基
を示し、X-は塩を形成する塩素、臭素等の対イオンを
示す。〕
【0012】上記一般式(I)及び(II)で表わされる
ビニル系単量体としては、具体的には、アクリル酸−
N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸−N,N−
ジエチルアミノエチル、アクリル酸−N,N−ジプロピ
ルアミノエチル、メタクリル酸−N,N−ジメチルアミ
ノエチル、メタクリル酸−N,N−ジエチルアミノエチ
ル、メタクリル酸−N,N−ジプロピルアミノエチル等
のアクリル酸−N,N−ジアルキルアミノアルキル、メ
タクリル酸−N,N−ジアルキルアミノアルキル及びそ
れらのハロゲン化アルキルによる四級化物等、また、N
−〔(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕アクリルアミ
ド、N−〔(N,N−ジメチルアミノ)プロピル〕アク
リルアミド、N−〔(N,N−ジエチルアミノ)プロピ
ル〕アクリルアミド、N−〔(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチル〕メタクリルアミド、N−〔(N,N−ジメ
チルアミノ)プロピル〕メタクリルアミド、N−
〔(N,N−ジエチルアミノ)プロピル〕メタクリルア
ミド等のN−〔(N,N−ジアルキルアミノ)アルキ
ル〕アクリルアミド、N−〔(N,N−ジアルキルアミ
ノ)アルキル〕メタクリルアミド及びこれらのハロゲン
化アルキルによる四級化物等が挙げられ、上記ハロゲン
化アルキルとしては、例えば、塩化メチル、塩化エチ
ル、臭化メチル、臭化エチル、ヨウ化メチル、ベンジル
クロリド等が挙げられる。好ましくは、アクリル酸−
N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルア
ミノエチルメチルクロライド塩、メタクリル酸−N,N
−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノ
エチルメチルクロライド塩等である。これらのカチオン
性基含有ビニル系単量体は、1種用いても良いし、2種
以上を組み合わせて用いても良い。
【0013】上記c)ノニオン性ビニル系単量体は、イ
オン性基を持たないものであれば特に限定されずに用い
ることができ、例えば、炭素数1〜30の直鎖または分
岐鎖状のアクリル酸アルキルエステル類及びメタクリル
酸アルキルエステル類、スチレン、α−メチルスチレン
等の芳香族ビニル系化合物等が挙げられる。好ましく
は、水に不溶性のノニオン性基含有ビニル系単量体であ
り、例えば、炭素数2〜30の直鎖または分岐鎖状のア
クリル酸アルキルエステル類及びメタクリル酸アルキル
エステル類、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族
ビニル系化合物等が挙げられ、その具体例としては、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸ブチル等が挙げられる。ここに示す「水不溶
性」とは、25℃における水に対する溶解度が2%以下
であることをいう。これらのノニオン性ビニル系単量体
は、1種用いても良いし、2種以上を組み合わせて用い
ても良い。
【0014】本発明に用いられる上記(A)成分の共重
合高分子は、上述のa)、b)の2構成単位、または、
a)、b)及びc)の3構成単位からなるものであり、
各構成単位a)、b)、c)は、各々1種でも、また
は、2種以上の組み合わせからなるものでも良い。ま
た、a)、b)、c)の各単量体の構成比は、(a)/
(b)=80/20〜20/80(モル比)、好ましく
は、70/30〜25/75(モル比)、更に好ましく
は、60/40〜30/70(モル比)であり、かつ、
全単量体中に占めるc)の割合、すなわち、(c)/
〔(a)+(b)+(c)〕が0〜50(%)、好まし
くは、0.01〜30(%)、更に好ましくは、0.1
〜15(%)となることが必要である。上記a)とb)
の比が80/20〜20/80の範囲外となる場合は、
共重合高分子が処理表面に充分吸着せず、満足できる防
汚効果が得られず、また、c)が50%を越える場合
は、親水性の向上が不充分で満足な防汚効果が得られな
いこととなり、好ましくない。
【0015】本発明に用いられる上記(A)成分の共重
合高分子は、その製造方法は特に限定されるものではな
く、従来公知の方法で製造することができ、例えば、溶
媒として水(例えば、イオン交換水)を用いて、安定し
て重合させるためにモノマー混合溶液、好ましくは混合
溶液のpHを硫酸、クエン酸などにより6.0以下に調
整したモノマー混合溶液と開始剤溶液(過硫酸ナトリウ
ムなどの過酸化物)の夫々を連続的に重合溶媒中に滴下
する溶液ラジカル重合、重合温度50〜95℃、重合時
間1〜12時間程度により容易に製造することができ
る。また、上記(A)成分の共重合高分子は、単独また
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合
量は、洗浄剤組成物全量に対し、0.01〜10%、好
ましくは、0.1〜5%、更に好ましくは、0.2〜3
%である。(A)成分の配合量が0.01%未満では、
充分な防汚効果及び効果の持続性が得られず、また、1
0%を越えて配合しても、それ以上の効果が得られず経
済的でない。
【0016】また、本発明の第1発明には、(B)成分
として界面活性剤が用いられる。(B)成分の界面活性
剤は、通常使用されるものならば特に限定されるもので
はなく、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界
面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤
を用いることができる。これらの界面活性剤は、洗浄す
べき硬表面に付着する汚れに対する洗浄力、泡立ち性、
すすぎ性、皮膚に対するマイルド性、拭き取り性等の求
められる性能に応じて適宜選択して使用することができ
る。
【0017】用いることができる界面活性剤の代表例と
しては、次の(1)〜(4)のとおりである。 (1)陰イオン性界面活性剤 硫酸アルキル塩、硫酸アルキルポリオキシエチレン塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、エーテルカル
ボン酸塩、リン酸アルキル塩、リン酸アルキルポリオキ
シエチレン塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、
スルホコハク酸アルキル塩、アルケニルコハク酸塩、N
−アシルアミノ酸塩、N−アシルメチルタウリン塩等で
ある。これらの陰イオン性界面活性剤の対イオン(陽イ
オン)は、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン、アルカノールアミンイオン、アンモニウムイオン等
である。 (2)陽イオン性界面活性剤 アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチ
ルアンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、ベンザル
コニウム塩、ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミ
ダゾリニウム塩等である。これらの陽イオン性界面活性
剤の対イオン(陰イオン)は、ハロゲンイオン等であ
る。 (3)両性界面活性剤 アルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイ
ン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミ
ドベタイン、イミダゾリニウムベタイン等である。 (4)非イオン性界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸ポリグリ
セリンエステル、脂肪酸ショ糖エステル、脂肪酸アルカ
ノールアミド、アルキルアミンオキサイド、アミドアミ
ンオキサイド等である。これらの界面活性剤は、単独又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0018】この(B)成分の界面活性剤の配合量は、
洗浄剤組成物全量に対して、0.01〜20%、好まし
くは、0.1〜15%、更に好ましくは、0.5〜10
%である。(B)成分の配合量が0.01%未満では、
充分な洗浄力が得られず、また、20%を越えて配合し
ても、それ以上の効果が得られず経済的でない。
【0019】本発明の第1発明に用いられる上記(A)
成分の共重合高分子と、(B)成分の界面活性剤は、
(A)/(B)が1/1.25〜1/100(質量比)
の割合、好ましくは、1/1.5〜1/50(質量比)
の割合、更に好ましくは、1/2〜1/30(質量比)
の割合で用いることが必要である。上記(A)成分の共
重合高分子の割合が(B)成分の界面活性剤に対し、1
/100(重量比)未満の場合には、充分な防汚効果が
得られず、また、1/1.25を越えて配合しても、そ
れ以上の効果は得られず経済的でない。
【0020】また、本発明の第2発明では、上記(A)
成分の共重合高分子と共に、(C)成分として金属イオ
ン封鎖剤又はその塩を含有するものである。(C)成分
の金属イオン封鎖剤又はその塩は、通常使用されるもの
であれば、特に限定されるものではないが、例えば、有
機カルボン酸類、アミノカルボン酸類、ホスホン酸類、
ホスホノカルボン酸類、リン酸類等が挙げられる。有機
カルボン酸類としては、例えば、酢酸、アジピン酸、モ
ノクロル酢酸、シュウ酸、コハク酸、オキシジコハク
酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチルオキ
シコハク酸等、また、グリコール酸、ジグリコール酸、
乳酸、酒石酸、カルボキシメチル酒石酸、クエン酸、リ
ンゴ酸、グルコン酸等のヒドロキシカルボン酸物質を挙
げることができる。アミノカルボン酸類としては、例え
ば、ニトリロトリ酢酸、イミノジ酢酸、エチレンジアミ
ンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、N−
ヒドロキシエチルエチレンジアミン酢酸、エチレンジア
ミンテトラプロピオン酢酸、トリエチレンテトラミンヘ
キサ酢酸、エチレングリコールジエーテルジアミンテト
ラ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、シクロヘキサ
ン−1,2−ジアミンテトラ酢酸、ジエンコル酸等を挙
げることができる。
【0021】ホスホン酸類としては、例えば、エタン−
1、1−ジホスホン酸、エタン−1、1、2−トリホス
ホン酸、1−ヒドロキシエタン−1、1−ジホスホン酸
およびその誘導体、1−ヒドロキシエタン−1、1、2
−トリホスホン酸、エタン−1、2−ジカルボキシ−
1、2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、
アミノトリメチレンホスホン酸等を挙げることができ
る。ホスホノカルボン酸類としては、例えば、2−ホス
ホノブタン−1、2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタ
ン−2、3、4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノ
コハク酸等を挙げることができる。リン酸類としては、
オルソリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、メタリン
酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸等の縮合リン酸等を
挙げることができる。
【0022】これらの金属イオン封鎖剤は、酸の形でも
使用可能であるし、また、カリウム、ナトリウム等のア
ルカリ金属との塩、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミ
ンとの塩等、塩基性物質との塩の形で使用することがで
きる。これらの金属イオン封鎖剤の中では、ヒドロキシ
カルボン酸類、アミノカルボン酸類、またはこれらのア
ルカリ金属塩、アルカノールアミン塩が好ましい。これ
らの金属イオン封鎖剤は、単独または2種以上を組み合
わせて用いることができる。(C)成分の配合量は、洗
浄剤組成物全量に対して、0.01〜15%、好ましく
は、1〜10%、更に好ましくは、2〜6%である。
(C)成分の配合量が、0.01%未満では、洗浄力が
充分でなく、また、15%を越えて配合しても、それ以
上の効果が得られず経済的でない。
【0023】本発明に用いられる上記(A)成分の共重
合高分子と、(C)成分の金属イオン封鎖剤又はその塩
は、特に限定された割合で用いる必要はないが、好まし
くは、(A)/(C)=1/0.01〜1/100(質
量比)の割合、更に好ましくは、1/0.1〜1/50
(質量比)の割合で用いられる。
【0024】更に、本発明の第3発明では、上記(A)
成分の共重合高分子と共に、(D)成分として溶剤を含
有するものである。(D)成分の溶剤は、特に限定され
るものではないが、例えば、下記一般式(III)、(I
V)、(V)で表わされる溶剤や炭素数4〜12の多価ア
ルコール、テルペン系炭化水素等が挙げられる。 R8−O−{(C24O)n(C36O)m}−R9 (III) (式中、R8、R9は、水素原子、炭素数2〜8の直鎖、
分岐鎖もしくは環状のアルキル基またはアルケニル基、
ベンジル基、フェニル基を示し、n及びmは、0〜8の
整数を示し、同時に0になることはなく、m、nのどち
らも0でないときに、オキシエチレン基とオキシプロピ
レン基は任意に配列される。)
【化3】 (式中、R10、R11は、炭素数1〜3のアルキル基を示
す。) R12−O−C(CH32CH2CH2OH (V) (式中、R12は、炭素数1〜3のアルキル基を示す。)
【0025】上記一般式(III)で表される溶剤の具体
例としては、ジエチレングリコールモノプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、
ジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、プロピレン
グリコ−ルジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、
ジプロピレングリコ−ルエチレングリコ−ルモノブチル
エ−テル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテ
ル、プロピレングリコ−ルジエチレングリコ−ルモノイ
ソブチルエ−テル、ジプロピレングリコ−ルエチレング
リコ−ルモノイソブチルエ−テル、ジエチレングリコ−
ルモノ−s−ブチルエ−テル、プロピレングリコ−ルジ
エチレングリコ−ルモノ−s−ブチルエ−テル、ジプロ
ピレングリコ−ルエチレングリコ−ルモノ−s−ブチル
エ−テル、ジエチレングリコ−ルモノ−t−ブチルエ−
テル、プロピレングリコ−ルジエチレングリコ−ルモノ
−t−ブチルエ−テル、ジプロピレングリコ−ルエチレ
ングリコ−ルモノ−t−ブチルエ−テル、トリエチレン
グリコールモノペンチルエーテル、テトラエチレングリ
コールモノペンチルエーテル、ペンタエチレングリコー
ルモノペンチルエーテル、ペンタエチレングリコールプ
ロピレングリコールモノペンチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノイソペンチルエーテル、テトラエチレ
ングリコールモノイソペンチルエーテル、ペンタエチレ
ングリコールモノイソペンチルエーテル、ペンタエチレ
ングリコールプロピレングリコールモノイソペンチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノシクロペンチルエ
ーテル、テトラエチレングリコールモノシクロペンチル
エーテル、ペンタエチレングリコールプロピレングリコ
ールモノシクロペンチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノヘキシルエーテル、テトラエチレングリコール
モノヘキシルエーテル、ペンタエチレングリコールモノ
ヘキシルエーテル、ヘキサエチレングリコールプロピレ
ングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリ
コールモノ(1,3−ジメチルブチル)エーテル、テト
ラエチレングリコールモノ(1,3−ジメチルブチル)
エーテル、ペンタエチレングリコールモノ(1,3−ジ
メチルブチル)エーテル、ヘキサエチレングリコールプ
ロピレングリコールモノ(1,3−ジメチルブチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールモノシクロヘキシルエ
ーテル、テトラエチレングリコールモノシクロヘキシル
エーテル、ペンタエチレングリコールモノシクロヘキシ
ルエーテル、ヘキサエチレングリコールプロピレングリ
コールモノシクロヘキシルエーテル、テトラエチレング
リコールモノヘプチルエーテル、ペンタエチレングリコ
ールモノヘプチルエーテル、ヘキサエチレングリコール
モノヘプチルエーテル、ヘプタエチレングリコールプロ
ピレングリコールモノヘプチルエーテル、テトラエチレ
ングリコールモノイソヘプチルエーテル、ペンタエチレ
ングリコールモノイソヘプチルエーテル、ヘキサエチレ
ングリコールモノイソヘプチルエーテル、ヘプタエチレ
ングリコールプロピレングリコールモノイソヘプチルエ
ーテル、テトラエチレングリコールモノ(3−メチルー
ヘキシル)エーテル、ペンタエチレングリコールモノ
(3−メチルーヘキシル)エーテル、ヘキサエチレング
リコールモノ(3−メチルーヘキシル)エーテル、ヘプ
タエチレングリコールプロピレングリコールモノ(3−
メチルーヘキシル)エーテル、テトラエチレングリコー
ルモノ(5−メチルーヘキシル)エーテル、ペンタエチ
レングリコールモノ(5−メチルーヘキシル)エーテ
ル、ヘキサエチレングリコールモノ(5−メチルーヘキ
シル)エーテル、ヘプタエチレングリコールプロピレン
グリコールモノ(5−メチルーヘキシル)エーテル、テ
トラエチレングリコールモノオクチルエーテル、ペンタ
エチレングリコールモノオクチルエーテル、ヘキサエチ
レングリコールモノオクチルエーテル、オクタエチレン
グリコールプロピレングリコールモノオクチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールモノ(1−メチルヘプチ
ル)エーテル、ペンタエチレングリコールモノ(1−メ
チルヘプチル)エーテル、ヘキサエチレングリコールモ
ノ(1−メチルヘプチル)エーテル、オクタエチレング
リコールプロピレングリコールモノ(1−メチルヘプチ
ル)エーテル、テトラエチレングリコールモノ(2−エ
チルヘキシル)エーテル、ペンタエチレングリコールモ
ノ(2−エチルヘキシル)エーテル、ヘキサエチレング
リコールモノ(2−エチルヘキシル)エーテル、オクタ
エチレングリコールプロピレングリコールモノ(2−エ
チルヘキシル)エーテル、ジエチレングリコ−ルモノフ
ェニルエ−テル、トリエチレングリコ−ルモノフェニル
エ−テル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノベンジルエーテル等が
挙げられる。これら溶剤の中では、ジエチレングリコ−
ルモノブチルエ−テル、プロピレングリコ−ルジエチレ
ングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジプロピレングリコ
−ルエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジエチレ
ングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリ
コ−ルモノ−s−ブチルエ−テル、ジエチレングリコ−
ルモノ−t−ブチルエ−テル、プロピレングリコ−ルジ
エチレングリコ−ルモノ−t−ブチルエ−テル、ジプロ
ピレングリコ−ルエチレングリコ−ルモノ−t−ブチル
エ−テル、トリエチレングリコールモノペンチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノイソペンチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノシクロペンチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールモノ(1,3−ジメチル
ブチル)エーテル、テトラエチレングリコールモノシク
ロヘキシルエーテル、ペンタエチレングリコールモノ
(3−メチルーヘキシル)エーテル、ヘキサエチレング
リコールモノ(2−エチルヘキシル)エーテル等が好ま
しい。
【0026】上記一般式(IV)で表される溶剤の具体例
としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが挙げられ
る。また、上記一般式(V)で表される溶剤の具体例と
しては、3−メトキシ−3−メチルブタノール、3−エ
トキシ−3−メチルブタノール等が挙げられる。更に、
炭素数4〜12多価アルコールとしては、例えば、イソ
プロピレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、
1,9−ノナンジオール、ポリエチレングリコール、グ
リセリン等が挙げられる。また、テルペン系炭化水素と
しては、例えば、植物芳香油に含まれるモノテルペン系
炭化水素又はセスキテルペン系炭化水素が挙げらる。モ
ノテルペン系炭化水素としては、例えば、オレンジ油、
レモン油などに含まれるD−又はL−リモネン、テレピ
ン油などに含まれるα−又はβ−ピネン等が挙げられ、
セスキテルペン系炭化水素としては、例えば、シダ油、
クローバー油、カナンガ油に含まれるカリオフイレン、
セドレン等が挙げられる。また、オレンジ油、テレピン
油等をそのまま用いることもできる。これらの溶剤は、
単独または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0027】この(D)成分の配合量は、洗浄剤組成物
全量に対して、0.1〜30%、好ましくは、1〜20
%、更に好ましくは、4〜10%である。(D)成分の
配合量が0.1%未満では、洗浄力が充分ではなく、ま
た、20%を越えて配合しても、それ以上の効果が得ら
れず経済的でない。また、本発明の第3発明に用いられ
る上述の(A)成分の共重合高分子と、上記(D)成分
の溶剤は、特に限定された割合で用いる必要はないが、
好ましくは、(A)/(D)が1/0.5〜1/100
(質量比)の割合、更に好ましくは、1/2〜1/50
(質量比)の割合で用いられる。
【0028】本発明の硬表面用防汚洗浄剤組成物は、上
述の如く、上記(A)成分と(B)成分との組み合わ
せ、上記(A)成分と(C)成分との組み合わせ及び
上記(A)成分と(D)成分との組み合わせの態様で
あるが、本発明の効果を損なわない範囲で、上記の態
様の組み合わせに、更に(C)成分及び/又は(D)成
分の配合、上記の態様の組み合わせに、更に上記
(B)成分及び/又は(D)成分の配合、並びに、上記
の態様の組み合わせに、更に上記(B)成分及び/又
は(C)成分の配合を行っても良いものである。更に、
本発明では、上記成分以外に必要に応じて他の任意成分
を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合すること
ができる。
【0029】任意成分としては、香料成分を配合するこ
ともできる。香料成分として、特に限定するものではな
いが、例えば、脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳
香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テル
ペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、
脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪
族オキサイド、テルペン系のオキサイド等のオキサイド
類、脂肪族アルデヒド、テルペン系のアルデヒド、水素
化芳香族アルデヒド、チオアルデヒド、芳香族アルデヒ
ド、脂肪族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケト
ン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状
ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等の
ケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、
フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン
酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸
類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、
テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラ
クトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カル
ボン酸族エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シ
クロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系カルボ
ン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル
類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、
キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等
々の合成香料及び動物、植物からの天然香料を挙げるこ
とができる。
【0030】個々の具体的な成分名を挙げると、以下の
とおりである。アルデヒドC8〜C20、アニスアルデ
ヒド、アセタールR、アセトフェノン、アセチルアセド
レン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、アリ
ルシクロヘキサンプロピオネート、アルファダマスコ
ン、ベータダマスコン、デルタダマスコン、アンプレッ
トリッド、アンプロキサン、アミルシンナミックアルデ
ヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセター
ル、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソ
アミルアセテート、イソアミルサリシレート、アニスア
ルデヒド、オウランチオール、アセチルオイゲノール、
バグダノール、ペンジルアセテート、ペンジルアルコー
ル、ペンジルペンゾエート、ペンジルサリシレート、ベ
ルガミールアセテート、ボルニルアセテート、プチルブ
チレート、パラターシャリーブチルシクロヘキサノー
ル、パラターシャリーブチルシクロヘキシルアセテー
ト、ベンツアルデヒド、ベンジルフォーメート、カリオ
フィレン、カシメラン、セドロアンバー、セドリルアセ
テート、セドロール、セレストリッド、シンナミックア
ルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモン、
シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトラサ
ール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネリル
アセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネリル
ニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、シク
ラプロツプ、キャロン、クマリン、シンナミルアセテー
ト、ジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、ガ
ンマデカラクトン、デルタC6〜C13ラクトン、ジメ
チルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒ
ドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、
ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチルワニリ
ン、ユーゲノール、フルイテート、フェンチールアルコ
ール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラキソリ
ット、ガンマーC6〜C13ラクトン、ゲラニオール、
ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラニル
ニトリル、ヘディオン、ヘリオナール、へリオトロピ
ン、シス−3−へキサノール、シス−3−ヘキセニール
アセテート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシ
ルサリシレート、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイ
ドロトロピックアルコール、ヒドロキシシトロネラー
ル、ハーコリン、インドール、イオノン、イソボルニル
アセテート、イソシクロシトラール、イソEスーパー、
イソオイゲノール、イソノニルアセテート、イソプチル
キノリン、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジャスモ
フィラン、コアボン、リグストラール、リリアール、ラ
イムオキサイド、リモネン、リナロール、リナロールオ
キサイド、リナリルアセテート、リラール、マンザネー
ト、マイヨール、メンサニールアセテート、メンソネー
ト、メチルアンスラニレート、メチルオイゲノール、ア
ルファメチルイオノン、ベータメチルイオノン、ガンマ
メチルイオノン、メチルイソオイゲノール、メチルラベ
ンダーケトン、メチルサリシレート、ミューゲアルデヒ
ド、ムゴール、ムスクTM−II、ムスク781、ムスク
C14、ムスクT、ムスクケトン、ムスクチベチン、ム
スクモスケン、ミラックアルデヒド、メチルフェニルア
セテート、ネロール、ネリールアセテート、ノビールサ
セテート、ノビールアルコール、ネオベルガメート、オ
ークモスNo.1、オリボン、オキシフェニロン、パラ
クレゾールメチルエーテル、ペンタリッド、フェニルエ
チルアルコール、フェニルエチルアセテート、アルファ
ピネン、ルバフラン、パッチョン、ローズフェノン、ロ
ーズオキサイド、サンダロア、サンデラ、サンタレック
ス、バグダノール、スチラリールアセテート、スチラリ
ールアセテート、スチラリールプロピオネート、ターピ
ネオール、ターピニルアセテート、テトラハイドロリナ
ロール、テトラハイドロリナリールアセテート、テトラ
ハイドログラニオール、テトラハイドロゲラニールアセ
テート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、
チモール、ワニリン、ベラモス、ベルドッグス、ヤラヤ
ラ、アセチルオイゲノール、アニス油、ペイ油、ボアド
ローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダ
ーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン
油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ
油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネ
ル油、カルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、ジャスミ
ン油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモン
グラス油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチ
ア油、オレンジ油、バチュリ油、ペパーミント油、ペリ
ラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリ
ー油、しょう脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダル
ウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、ス
ターアニス油、タイム油、トンカ油、テレピン油、ワニ
ラ油、ベチバー油、イランイラン油、グレープフルーツ
油、ベンゾイル、ペルーバルサム、トルーバルサム、チ
ュベローズ油、ムスクチンキ、カストリウムチンキ、シ
ベットチンキ、アンバーグリスチンキなどが挙げられ
る。これら香料成分の中から、単独又は2種以上の成分
を組み合せて、本発明の洗浄剤組成物中に、0%〜0.
5%配合できる。
【0031】また、本発明では、低温下、または、高温
下での液性を保持するために配合される低級アルコー
ル、低級アルキルベンゼンスルホン酸またはその塩、エ
チレングリコールなどのハイドロトロープ剤、pH調整
剤、殺菌剤、防腐剤及び防カビ剤、色素、酸化防止剤、
増粘剤、消泡剤、紫外線吸収剤、可溶化剤なども適宜配
合することができる。これら任意成分に用いられる化合
物は、通常洗浄剤に使用され、本発明の効果を損なわな
い範囲のものであれば、どのようなものでも良く、特に
限定されるものではない。
【0032】本発明の硬表面用防汚洗浄剤組成物は、安
全性、被洗浄物への影響の点からpH6〜8に調整され
ることが好ましい。また、本発明による防汚洗浄剤組成
物は、従来の各種洗浄剤と同様の使用法で用いることが
でき、特別の操作は必要としない。すなわち、本硬表面
用防汚洗浄剤組成物を洗浄対象面に対して塗布、噴射又
は噴霧等により接触させ、そのまま放置する。この洗浄
剤を接触させた後、水道水等ですすいだり、また、洗浄
剤を接触させた後、スポンジ、ブラシ、たわし等の用具
を用いて擦り洗浄を行ない、その後に水道水等ですすぐ
等の方法で使用することができる。
【0033】このように構成される本発明の硬表面用防
汚洗浄剤組成物は、上述の如く、上記(A)成分と
(B)成分とを含有せしめることにより、上記(A)
成分と(C)成分とを含有せしめることにより、及び
上記(A)成分と(D)成分とを含有せしめることによ
り調製されるものであり、これらは簡単に使用でき、高
い洗浄効果を有し、更に、洗浄操作後にすすぎ処理を行
ったり、設備の特性から繰り返し水道水に接触する表面
でも充分な汚れ付着防止効果を併せ持ち、プラスチッ
ク、ステンレス、ホーロー、タイル、ガラス、陶磁器等
の各種硬表面に好適に使用することができるものとな
る。
【0034】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳しく説明するが、本発明は下記実施例のみに限定され
るものではない。
【0035】〔実施例1〜73及び比較例1〜48〕下
記表1に示す各単量体、(a)/(b)のモル比及び
(c)の量を夫々変動させて実施例に使用する(A)成
分の共重合高分子及び比較例に使用する(A)成分以外
の共重合高分子を各々溶液ラジカル重合により調製し
た。下記表2〜4に示す各組成により調製した第1発明
となる実施例1〜25及び比較例1〜16の各組成物、
また、下記表5〜7に示す各組成により調製した第2発
明となる実施例26〜49及び比較例17〜32の各組
成物、並びに、下記表8〜10に示す各組成により調製
した第3発明となる実施例50〜73及び比較例33〜
48の各組成物について、下記試験法及び測定法によ
り、洗浄力試験、防汚性試験、接触角低下能測定を行っ
た。なお、各組成物の配合単位は質量%であり、各組成
物の全量は100質量%である。これらの結果について
も下記表2〜表10に示す。
【0036】〔洗浄力試験〕 (浴槽汚れに対する洗浄力試験)清浄な浴槽用FRP
(繊維強化プラスチック)製テストピース(3×15c
m)を一般家庭の浴槽内側壁面上部に固定した後、成人
男性1名、成人女性1名、小学生男児2名がそれぞれ2
回入浴(1日につき1回入浴し、2日間繰り返した。そ
の間、風呂水は入れ替えずに沸かし直して使用した。)
し、汚れを付着させた。浴槽汚れが付着したテストピー
スを充分乾燥させた後、防汚洗浄剤組成物(原液)を全
面が濡れるようにスプレーし、ウレタンスポンジを用い
て約20g/cm2の荷重を掛けながら5回往復擦り、
水道水(15℃)ですすぎ流した。充分乾燥させた後、
テストピース表面の汚れの除去状態を下記の判定基準で
視覚判定した。 (洗面器汚れに対する洗浄力試験)一般家庭の浴室で2
ヶ月間使用し、石鹸カス汚れが付着したポリプロピレン
製の洗面器を、防汚洗浄剤組成物(原液)を5g含浸さ
せたウレタン製のスポンジを用い、約20g/cm2
加重を掛けながら10回往復こすり、水道水(15℃)
ですすぎ流した。充分乾燥させた後、洗面器表面の汚れ
の除去状態を下記の判定基準で視覚判定した。
【0037】(キッチンシンク汚れに対する洗浄力試
験)一般家庭のキッチンシンク内側壁面に清浄なステン
レス製テストピース(3×10cm)を固定し、その状
態のまま1週間放置した。その間、通常の食器洗い等の
作業を行い、汚れを付着させた。キッチンシンク汚れが
付着したテストピースを充分乾燥させた後、防汚洗浄剤
組成物(原液)を全面が濡れるようにスプレーし、ウレ
タンスポンジを用いて約20g/cm2の荷重を掛けな
がら5回往復擦り、水道水(15℃)ですすぎ流した。
充分乾燥させた後、テストピース表面の汚れの除去状態
を下記の判定基準で視覚判定した。各洗浄力試験の判定
基準は、次のとおりである。 5点:汚れ落ちが非常に良好 4点:汚れ落ちが良好 3点:汚れ落ちにむらがある 2点:若干汚れが落ちる程度 1点:ほとんど汚れが落ちない
【0038】(2)防汚性試験1 (浴槽防汚性試験)清浄な浴槽用FRP製テストピース
(5×15cm)に防汚洗浄剤を0.5ml塗布し、ウ
レタンスポンジを用いて約10g/cm2の加重を掛け
ながら全面を擦り、次いで、水道水(5L/分、25
℃)で20秒間すすいだ後、自然乾燥させた。このテス
トピースを一般家庭の浴槽内側壁面上部に固定し、成人
男性1名、成人女性1名、小学生男児2名がそれぞれ2
回入浴(1日につき1回入浴し、2日間繰り返した。そ
の間、風呂水は入れ替えずに沸かし直して使用した。)
した後、自然乾燥し、テストピース表面への汚れの付着
具合を以下の基準で目視判定した。 (浴室壁防汚性試験)清浄な浴室用塩化ビニル鋼鈑製テ
ストピース(5×15cm)に防汚洗浄剤を0.5ml
塗布し、ウレタンスポンジを用いて約10g/cm2
加重を掛けながら全面を擦り、次いで、水道水(5L/
分、25℃)で20秒間すすいだ後、自然乾燥させた。
このテストピースを一般家庭の浴室の壁に固定し、成人
男性1名、成人女性1名、小学生男児2名の家族が1週
間入浴(1日につき、それぞれ1回入浴)した後、自然
乾燥し、テストピース表面への汚れの付着具合を以下の
基準で目視判定した。 (キッチンシンク防汚性試験)清浄なステンレス製テス
トピース(5×15cm)に防汚洗浄剤を0.5ml塗
布し、ウレタンスポンジを用いて約10g/cm2の加
重を掛けながら全面を擦り、次いで、水道水(5L/
分、25℃)で20秒間すすいだ後、自然乾燥させた。
このテストピースを一般家庭のキッチンシンク内側壁面
に固定し、1週間放置した。その間、通常の食器洗い作
業等を行った。試験期間終了後、自然乾燥し、テストピ
ース表面への汚れの付着具合を以下の基準で目視判定し
た。各防汚性試験の判定基準は、次のとおりである。 ◎:汚れが付かない ○:汚れが殆ど付かない ×:はっきりと汚れが付いた
【0039】(3)防汚性試験2 (ウォータースポット形成防止試験)各材質からなる清
浄なテストピース(浴槽用FRP、浴槽用人造大理石、
浴槽用ステンレス、タイル、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
プリピレン樹脂、キッチンシンク用ステンレス、各10
cm×10cm)に、防汚洗浄剤を0.5ml塗布し、
ウレタンスポンジを用いて約10g/cm2の加重を掛
けながら全面を擦り、次いで、水道水(5L/分)で2
0秒間すすいだ。その後、各テストピースを水平に保ち
自然乾燥させた。さらに、乾燥後、再び水道水(5L/
分、25℃)で10秒間全面が水に濡れるように処理
し、その後、水平状態を保ち自然乾燥させた。さらにこ
の操作を9回繰り返した(水道水での処理は計10
回)。全ての操作が終了した後、各テストピースへのウ
ォータースポットの形成状態を下記の判定基準で目視判
定した。ウォータースポット形成防止試験の判定基準
は、次のとおりである。 ◎:ウォータースポットは形成されない。 ○:ウォータースポットがわずかに形成された。 ×:ウォータースポットが形成された。
【0040】(4)接触角低下能測定 各材質からなる清浄なテストピース(浴槽用FRP(繊
維強化プラスチック)、浴槽用人造大理石、浴槽用ステ
ンレス、浴槽用ホーロー、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプ
リピレン樹脂、キッチンシンク用ステンレス、各10c
m×10cm)に、防汚洗浄剤を0.5ml塗布し、ウ
レタンスポンジを用いて約10g/cm 2の加重を掛け
ながら全面を擦り、次いで、水道水(5L/分、40
℃)で20秒間すすぎ、その後、自然乾燥させた。更
に、乾燥後、水道水(5L/分、40℃)で20秒間す
すぎ、自然乾燥するという操作を9回繰り返した(水道
水での処理は計10回)。全ての操作が終了した後、各
テストピースについて接触角測定器(KYOWA INTERFACE
SCIENCE社製 FACE CA-W150)を用いてイオン交換水に
対する接触角(25℃)を測定し、処理表面の親水化効
果の持続性を確認した。下記表4、表7及び表10に
は、各テストピースについて、処理前の接触角の値から
各防汚洗浄剤で処理した後の接触角の値を引いた差を数
値として示す。負の値が大きいほど親水性が向上したこ
とを示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】
【表10】
【0051】上記表1〜10の結果から明らかなよう
に、本発明範囲となる各必須成分を含有する実施例1〜
73、すなわち、(A)成分の共重合高分子と(B)成
分の界面活性剤を含有する実施例1〜25、(A)成分
の共重合高分子と(C)成分の金属イオン封鎖剤又はそ
の塩を含有する実施例26〜49、並びに、(A)成分
の共重合高分子と(D)成分の溶剤を含有する実施例5
0〜73は、各々洗浄力、防汚性のいずれも優れた性能
を示している。また、処理表面の親水化効果に優れ、繰
り返し水に接触した場合にも効果の持続性を有している
ことが判った。これに対し、本発明の各必須成分を含有
しない組成物となる比較例1〜48では、洗浄力と防汚
性を同時に満足するものはなく、また、処理表面の親水
化効果もないことが判った。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、簡単に使用でき、高い
洗浄効果を有し、さらに充分な汚れ付着防止効果を併せ
持った、プラスチック、ステンレス、ホーロー、タイ
ル、ガラス、陶磁器等の各種硬表面に好適に使用可能な
防汚洗浄剤組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 彩子 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 三宅 博 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB15 AB19 AB31 AB44 AC08 AC13 AC15 AD04 AE05 DA05 DA08 DA09 DA12 EB16 EB30 ED02 ED29 FA06 FA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)(a)アニオン性基含有ビニル系単
    量体、(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、(c)
    ノニオン性ビニル系単量体からなり、(a)/(b)=
    80/20〜20/80(モル比)、(c)/〔(a)
    +(b)+(c)〕=0〜50(質量%)である共重合
    高分子と、(B)界面活性剤とを含有し、かつ、上記
    (A)成分/(B)成分が1/1.25〜1/100
    (質量比)であることを特徴とする硬表面用防汚洗浄剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 (A)(a)アニオン性基含有ビニル系
    単量体、(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、
    (c)ノニオン性ビニル系単量体からなり、(a)/
    (b)=80/20〜20/80(モル比)、(c)/
    〔(a)+(b)+(c)〕=0〜50(質量%)であ
    る共重合高分子と、(C)金属イオン封鎖剤又はその塩
    とを含有することを特徴とする硬表面用防汚洗浄剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 (A)(a)アニオン性基含有ビニル系
    単量体、(b)カチオン性基含有ビニル系単量体、
    (c)ノニオン性ビニル系単量体からなり、(a)/
    (b)=80/20〜20/80(モル比)、(c)/
    〔(a)+(b)+(c)〕=0〜50(質量%)であ
    る共重合高分子と、(D)溶剤とを含有することを特徴
    とする硬表面用防汚洗浄剤組成物。
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