JPH1036896A

JPH1036896A - 液体洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH1036896A
Application number: JP8214396A
Authority: JP
Inventors: Mari Tanomura; 真里田能村; Mihoko Inaba; 美穂子稲葉
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1996-07-25
Filing date: 1996-07-25
Publication date: 1998-02-10

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】湯垢汚れに優れた洗浄効果を示し、泡立ち性
に優れ、硬質表面への泡の付着性が良好である液体洗浄
剤組成物を提供する。【解決手段】Ａ）アルキル硫酸塩、アルキルポリオキ
シエチレン硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩から選ばれる陰イオン界面活
性剤０．１〜１０重量％、Ｂ）脂肪酸またはその塩０．１〜４重量％、Ｃ）脂肪酸アルカノールアミド０．１〜１０重量％、Ｄ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル０．１〜６重
量％、Ｅ）溶剤０．１〜３０重量％、Ｆ）金属イオン封鎖剤０．１〜２０重量％、及び（Ｇ）
水残部からなり、その組成物ｐＨが５〜１１である液体
洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗浄剤組成物
に関する。

【０００２】

【従来の技術】浴室内の浴槽又は洗い場などの設備、及
び湯桶、腰掛け、すの子などの用具に付着した汚れは、
湯垢と呼ばれる脂肪酸金属塩（主としてカルシウム
塩）、遊離脂肪酸、グリセライド、さらに含窒素化合物
等の有機物や泥等の無機物の混合したものからなってい
る。従来から、このような汚れを除去する洗浄剤として
は、酸性又はアルカリ性洗浄剤が知られている。酸性洗
浄剤は酸性物質であるヒドロキシカルボン酸、界面活性
剤、及び水溶性溶剤を含有する組成物により構成される
（特開昭５２−７７１１１号公報）。しかしながら、こ
のような酸性洗浄剤は、洗浄効果はあるものの、タイル
目地、アルミサッシなどの硬質材質の表面を傷めるとい
う欠点がある。一方、アルカリ性洗浄剤を用いる場合に
は汚れの除去効果が不十分であり、かつ材質に対して好
ましくない影響を与えるという欠点がある。さらに、実
際に洗浄剤を使用する人の手が荒れる等の問題点を残し
ている。これに対し、特開昭５２−７６３０８号公報、
同５３−３５７１０号公報、同５４−１５８４０９号公
報、同５６−２２３９７号公報、同６３−５１５００号
公報には、界面活性剤と金属イオン封鎖剤との組み合わ
せからなる硬質表面洗浄剤、及び界面活性剤と金属イオ
ン封鎖剤と溶剤との組み合わせからなる硬質表面洗浄剤
が開示されている。しかしながら、これらの洗浄剤は、
実際に使用してみると洗浄力及び泡立ち性の点で十分で
なく、また硬質表面に対する泡の付着性については何ら
考慮されていないものであり、このような問題点は残さ
れたままであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、浴室
内の設備や用具に付着した湯垢汚れに対し優れた洗浄効
果を有するとともに、洗浄剤使用時の泡立ち性に優れ、
しかも、硬質表面に対する泡の付着性が良好な液体洗浄
剤組成物を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定の種類の界面活性剤、溶剤、金属イ
オン封鎖剤を組み合わせて洗浄剤組成物を構成するとと
もに、洗浄剤組成物のｐＨを所定の範囲内に調整するこ
とにより、前記の課題を解決することを見いだし、本発
明を完成するに至った。

【０００５】すなわち、本発明によれば、（Ａ）アルキ
ル硫酸塩、アルキルポリオキシエチレン硫酸塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩
から選ばれる陰イオン界面活性剤０．１〜１０重量％、
（Ｂ）脂肪酸またはその塩０．１〜４重量％、
（Ｃ）脂肪酸アルカノールアミド０．１〜１０重量
％、（Ｄ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル
０．１〜６重量％、（Ｅ）溶剤０．１〜３０重量
％、（Ｆ）金属イオン封鎖剤０．１〜２０重量％、
及び（Ｇ）水残部からなり、かつｐＨが５〜１１である
ことを特徴とする液体洗浄剤組成物が提供される。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の液体洗浄剤組成物を構成
する成分の一つは、成分（Ａ）である。成分（Ａ）とし
ては、長鎖アルキル（Ｃ₈〜Ｃ₂₂）硫酸塩、ポリオキシ
エチレン（１〜６モル）長鎖アルキル（Ｃ₈〜Ｃ₂₂）硫
酸塩、直鎖または分岐アルキル（Ｃ₈〜Ｃ₂₂）ベンゼン
スルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩から選ばれ
る陰イオン界面活性剤である。これら陰イオン界面活性
剤の対イオン（陽イオン）は、アルカリ金属イオン、ア
ルカリ土類金属イオン、アルカノールアミンイオン、ア
ンモニウムイオン等である。

【０００７】成分（Ａ）の洗浄剤組成物への配合量は、
０．１〜１０重量％、好ましくは０．５〜７重量％の範
囲である。成分（Ａ）の配合量が、０．１重量％未満で
は、泡立ち性、及び、硬表面への泡の付着性が不十分で
ある。また、他の成分との相互作用が弱いため汚垢に対
する分散、可溶化作用が弱く、洗浄力も不十分である。
一方、１０重量％を越える場合には洗浄力に特別な向上
効果はもたらさず、かえって泡切れ、すすぎ性が劣化す
るので使用上好ましくない。

【０００８】本発明の液体洗浄剤組成物を構成する成分
の一つは、成分（Ｂ）である。成分（Ｂ）の脂肪酸とし
ては、平均炭素数８〜２４、好ましくは１０〜１８の直
鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を有す
るものである。これら脂肪酸は、脂肪酸塩としても配合
が可能であるが、そのときの脂肪酸の対イオンとして
は、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、ア
ルカノールアミンイオン、アンモニウムイオン等を挙げ
ることができる。脂肪酸の具体例としては、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、ヤシ酸、パーム核酸等である。

【０００９】成分（Ｂ）の洗浄剤組成物への配合量は、
０．１〜４重量％、好ましくは０．３〜２重量％の範囲
である。成分（Ｂ）の配合量が０．１重量％未満では、
他の成分、特に成分（Ａ）との相互作用も十分でないた
め、泡立ち性、及び硬表面への泡の付着性を満足するこ
とができない。一方、配合量が４重量％を超えると、低
温での液の安定性が悪くなる。

【００１０】本発明の液体洗浄剤組成物を構成する成分
の一つは、成分（Ｃ）である。成分（Ｃ）の脂肪酸アル
カノールアミドとしては、ラウリン酸モノエタノールア
ミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸モノ
エタノールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド等が
挙げられる。

【００１１】成分（Ｃ）の洗浄剤組成物への配合量は、
０．１〜１０重量％、好ましくは、０．５〜７重量％で
ある。成分（Ｃ）の配合量が０．１重量％未満では、泡
立ち性、及び、硬表面への泡の付着性が不十分である。
一方、１０重量％を越える配合量では、特別な向上効果
はもたらさず、かえって、泡切れやすすぎ性が劣化する
ので好ましくない。

【００１２】本発明の液体洗浄剤組成物を構成する成分
の一つは、成分（Ｄ）である。成分（Ｄ）のポリオキシ
エチレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルに含まれるアルキル基の平均炭素数
が１０〜２０であり、エチレンオキサイドの付加モル数
は、平均で１〜３０モルのものである。

【００１３】成分（Ｄ）の洗浄剤組成物への配合量は、
０．１〜６重量％、好ましくは０．５〜４重量％であ
る。成分（Ｄ）の配合量が０．１重量％未満では、汚垢
に対する分散、可溶化作用が弱く、他の成分との相互作
用も十分ではない。一方、６重量％を超える配合量で
は、洗浄力に特別な向上効果はもたらさず不経済であ
る。

【００１４】本発明の液体洗浄剤組成物を構成する成分
の一つは、成分（Ｅ）である。成分（Ｅ）は溶剤であ
り、特に限定されるものではないが、下記一般式（１）
で表される化合物が好ましい。Ｒ₁Ｏ｛（Ｃ₂Ｈ₄Ｏ）ｍ（Ｃ₃Ｈ₆Ｏ）ｎ｝Ｈ（１）（式中、Ｒ₁は炭素数１〜４のアルキル基またはベンゼ
ン環を示し、ｍ及びｎは各々０〜３の整数であって、同
時に０になることはなく、｛｝内はｍ及びｎが０よ
り大きいときには、オキシエチレン基とオキシプロピレ
ン基がランダム状及び／またはブロック状に結合してな
るポリオキシアルキレン鎖である。）上記式（１）によ
り表される溶剤としては、具体的にはエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、プロピレングリコールジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフ
ェニルエーテル等を挙げることができる。

【００１５】成分（Ｅ）の洗浄剤組成物に対する割合
は、０．１〜３０重量％、好ましくは、５〜１５％であ
る。成分（Ｅ）の配合量が０．１重量％未満では洗浄力
が不十分であり、また、他の成分との相互作用も十分で
はない。一方、３０重量％を超える配合量では、著しい
配合効果は見られず不経済である。そして、成分（Ｅ）
は１種または２種以上を混合して用いてもよい。

【００１６】本発明の液体洗浄剤組成物を構成する成分
の一つは、成分（Ｆ）である。成分（Ｆ）は、金属イオ
ン封鎖剤である。具体的な金属イオン封鎖剤としては、
エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペ
ンタ酢酸、Ｎ−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ
酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、トリエチ
レンテトラミンヘキサ酢酸、エチレングリコールジエー
テルジアミンテトラ酢酸、シクロヘキサン−１、２−ジ
アミンテトラ酢酸等のアミノカルボン酸と、酢酸、アジ
ピン酸、グリコール酸、ジグリコール酸、モノクロル酢
酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク
酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、グ
ルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチ
ル酒石酸等の低級カルボン酸が例示される。これらの金
属イオン封鎖剤は、酸の種類に限られることなく、水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、
及び、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モ
ルホリン等によりカルボキシル基の一部又は全部を中和
して水溶性塩として配合することも可能である。

【００１７】成分（Ｆ）の金属イオン封鎖剤の洗浄剤組
成物への配合量は、０．１〜２０重量％、好ましくは１
〜１０重量％の範囲である。配合量が０．１重量％未満
では、洗浄力が不十分であり、また、他の成分との相互
作用も十分ではない。一方、２０重量％を超える配合量
では、著しい配合効果は見られず、不経済である。な
お、成分（Ｆ）は１種、あるいは２種以上を混合して用
いることができる。

【００１８】本発明の液体洗浄剤組成物のｐＨは５〜１
１、好ましくは６〜９の範囲である。組成物のｐＨが５
未満、及び、１１を超える値では、洗浄力に優れ、かつ
被洗浄物への悪影響をおよぼさない液体洗浄剤組成物は
得ることができない。ｐＨをこの範囲とするためには、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウ
ムなどのアルカリ性物質、及び硫酸、メタキシレンスル
ホン酸などの酸性物質により洗浄剤組成物全体のｐＨを
調整することができる。

【００１９】本発明の液体洗浄剤組成物は成分量び割合
が特定の範囲にあるときに好ましい結果が得られる。す
なわち、成分（Ａ）、成分（Ｂ）、及び成分（Ｃ）と成
分（Ｄ）の配合比（Ａ＋Ｂ＋Ｃ／Ｄ）は重量比で４／１
以上、好ましくは５／１以上である。配合比が４／１未
満であると、他の活性剤成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）
間の相互作用が低下し、硬表面への泡の付着性が低下す
るので、好ましくない。

【００２０】又、成分（Ａ）と成分（Ｃ）の配合比（Ａ
／Ｃ）が、重量比で３／１〜１／３、好ましくは２／１
〜１／２である。重量比が３／１を超えると泡立ち性は
向上するが、硬表面への泡の付着性が低下する。一方、
重量比が１／３未満では、硬表面への泡の付着性は向上
するが、泡立ち性が低下する傾向にある。

【００２１】本発明は、必要に応じて他の任意成分を適
当量配合することができる。任意成分としては、低温下
または高温下で液性を保持するために配合される低級ア
ルコール、低級アルキルベンゼンスルホン酸またはその
塩、エチレングリコールなどのハイドロトロープ剤、殺
菌剤、防腐剤及び防カビ剤、香料、色素、酸化防止剤、
増粘剤、紫外線吸収剤などがある。なお、これら任意成
分として用いられる化合物は、通常洗浄剤に使用される
化合物であれば使用することができ、特に限定されるも
のではない。

【００２２】香料としては、脂肪族炭化水素、テルペン
炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アル
コール、テルペンアルコール及び芳香族アルコール等の
アルコール類、脂肪族エーテル及び芳香族エーテル等の
エーテル類、脂肪族オキサイド及びテルペン類のオキサ
イド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系
アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド等、チオアルデヒ
ド及び芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケト
ン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状
ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン及び芳香族ケトン等
のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール
類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボ
ン酸、水素化芳香族カルボン酸及び芳香族カルボン酸等
の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクト
ン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン及び芳
香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン
系カルボン酸族エステル、脂肪族環状カルボン酸エステ
ル、シクロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系
カルボン酸エステル及び芳香族カルボン酸エステル等の
エステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリ
ジン類、キノリン類、ピロール及びインドール等の含窒
素化合物等々の合成香料及び動物、植物からの天然香料
１種又は、２種以上を混合し使用することができた。

【００２３】次に本発明を使用することができる主な具
体的な香料名を挙げる。アルデヒドＣ₆〜Ｃ₁₂、アニス
アルデヒド、アセタールＲ、アセトフェノン、アセチル
セドレン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、
アリルシクロヘキサンプロピオネート、アルファダマス
コン、ベータダマスコン、デルタダマスコン、アンブレ
ットリッド、アンブロキサン、アミルシンナミックアル
デヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタ
ール、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イ
ソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、オウラ
ンチオール、アセチルユゲノール、バクダノール、ベン
ジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシ
レート、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテー
ト、ブチルブチレート、パラタ−シャリ−ブチルシクロ
ヘキサノール、パラタ−シャリ−ブチルシクロヘキシル
アセテート、オルトタ−シャリ−ブチルシクロヘキサノ
ール、ベンツアルデヒド、ベンジルフォーメート、カリ
オフィレン、カシュメラン、カルボン、セドロアンバ
ー、セドリルアセテート、セドロール、セレストリッ
ド、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒ
ド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチル
アセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロネ
ロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォー
メート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シクラ
メンアルデヒド、シクラプロップ、キャロン、クマリ
ン、シンナミルアセテート、デルタＣ₆〜Ｃ₁₃ラクト
ン、ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモ
ン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメ
トール、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチ
ルワニリン、ユゲノール、フルイテート、フェンチール
アルコール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラ
キソリッド、ガンマーＣ₆〜Ｃ₁₃ラクトン、ゲラニオー
ル、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラ
ニルニトリル、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロ
ピン、シス−３−ヘキセノール、シス−３−ヘキセニー
ルアセテート、シス−３−ヘキセニールサリシレート、
ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレー
ト、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイドロトロピッ
クアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドー
ル、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシ
トラール、イソＥスーパー、イソユゲノール、イソノニ
ルアセテート、イソブチルキノリン、ジャスマール、ジ
ャスモラクトン、ジャスモフィラン、コアボン、リグス
トラール、リリアール、ライムオキサイド、リモネン、
リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセテー
ト、リラール、マンザネート、マイヨール、メンサニー
ルアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレー
ト、メチルユゲノール、メントール、アルファメチルイ
オノン、ベータメチルイオノン、ガンマメチルイオノ
ン、メチルイソユゲノール、メチルラベンダーケトン、
メチルサリシレート、ミューゲアルデヒド、ムゴール、
ムスクＴＭ−II、ムスク７８１、ムスクＣ１４、ムスク
Ｔ、ムスクケトン、ムスクチベチン、ムスクモスケン、
ミラックアルデヒド、メチルフェニルアセテート、ネロ
ール、ネリールアセテート、ノピールアセテート、ノピ
ールアルコール、ネオベルガメート、オークモスＮｏ．
１、オリボン、オキシフェニロン、パラクレジールメチ
ルエーテル、ペンタリッド、フェニルエチルアルコー
ル、フェニルエチルアセテート、アルファピネン、ルバ
フラン、ローズフェノン、ローズオキサイド、サンダロ
ア、サンデラ、サンタレックス、スチラリールアセテー
ト、スチラリールプロピオネート、タ−ピネオール、タ
−ピニルアセテート、テトラハイドロリナロール、テト
ラハイドロリナリールアセテート、テトラハイドロゲラ
ニオール、テトラハイドロゲラニールアセテート、トナ
リッド、トラセオライド、トリプラール、チモール、ワ
ニリン、ベルドックス、ヤラヤラ、アニス油、ベイ油、
ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア
油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タン
ジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、ク
ローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フ
ェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、檜
油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモ
ン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、オークモ
ス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミント油、ペリ
ラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリ
ー油、しょう脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダル
ウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、ス
ターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン
油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン油、グ
レープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペル−バルサ
ム、トル−バルサム、チュベローズ油、ムスクチンキ、
カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリス
チンキ。又、香料の溶剤又は、保留剤としてジエチルフ
タレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベンゾエ
ート、イソプロピールミリステート、ハ−コリン等を使
用することができる。

【００２４】

【実施例】本発明の洗浄剤組成物の具体例を実施例に示
す。実施例の効果を確認するために、湯垢汚れに対する
洗浄剤の洗浄力試験、洗浄剤の泡立ち性試験、泡付着性
試験及び被洗物に対する洗浄剤の影響試験を行なった。
これらの試験の操作内容及び評価方法は次の通りであ
る。（１）湯垢汚れに対する洗浄剤の洗浄力試験こすった程度では容易に除去できない湯垢が付着した状
態にあるポリプロピレン製の風呂桶（２ヶ月使用品）
に、液体洗浄剤組成物（原液）をふりかけ、桶表面を約
２０ｇ／ｃｍ²の荷重でウレタン製スポンジにて５回往
復してこすり、汚れの除去状態を下記の基準で視覚判定
する。判定基準は次のとおりである。５点：汚れ落ちが非常に良好である。４点：汚れ落ちが良好である。３点：汚れ落ちにむらがある。２点：若干汚れが落ちる程度である。１点：ほとんど汚れが落ちない。

【００２５】（２）洗浄剤の泡立ち性試験洗浄剤組成物を垂直に設置した１ｍ×５０cmのステンレ
ス製の板の上辺部に２．５ｍｌ振りかけ、拭き圧１０ｇ
／ｃｍ²で含水率２５０％のスポンジで５回往復してこ
すり、泡の立った状態を視覚判定した。判定基準は次の
とおりである。 ○：泡立ちが良好である。 △：泡立ちがやや良好である。 ×：泡立ちが良好でない。

【００２６】（３）泡付着性試験洗浄剤組成物を垂直に設置した１ｍ×５０cmのステンレ
ス製の板の上辺部に２．５ｍｌ振りかけ、拭き圧１０ｇ
／ｃｍ²で、含水率２５０％のスポンジで５回往復して
こすり、１分後の泡が垂れ落ちる状態を下記の基準で視
覚判定した。判定基準は次のとおりである。 ○：泡が、ほとんど垂れ落ちしない。 △：若干泡が垂れ落ちする。 ×：泡が垂れ落ちし、板面に残らない。

【００２７】（４）被洗浄物に対する洗浄剤の影響試験洗浄剤組成物中に目地、アルミニウム製の板を２４時間
浸漬し、表面の状態を下記の基準で視覚判定する。判定
基準は次のとおりである。 ○：全く変化が認められない。 △：やや変化が認められる。 ×：明らかに変化が認められる。

【００２８】実施例１〜１１、比較例１〜１１本発明の液体洗浄剤組成物の実施例１〜１１を表１に示
す。又、比較例１〜１１を表２に示す。本発明の実施例
及び比較例の効果を確認するために、前記湯垢に対する
洗浄剤の洗浄力試験、洗浄剤の泡立ち性試験、泡付着性
試験及び被洗物に対する洗浄剤の影響試験を行った。こ
の試験の結果についても表１及び表２に示す。

【００２９】

【表１】

【００３０】

【表２】

【００３１】

【表３−（１）】

【００３２】

【表３−（２）】

【００３３】

【表３−（３）】

【００３４】

【表３−（４）】

【００３５】

【表３−（５）】

【００３６】

【表３−（６）】

【００３７】

【表３−（７）】

【００３８】

【表３−（８）】

【００３９】

【表３−（９）】

【００４０】

【表３−（１０）】

【００４１】

【表３−（１１）】

【００４２】上記表１から明らかなように、本発明の成
分を所定量含有するとともに、所定の範囲内のｐＨを示
す液体洗浄剤組成物は、いずれも優れた性能を示してい
ることがわかる。これに対し、表２の結果が示すよう
に、所定の範囲内のｐＨでない場合は湯垢に対する洗浄
力及び、被洗物に対する影響の両方を満足することはで
きない（比較例１、２）。また、界面活性剤（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）のいずれかの成分が配合されな
い場合は、泡立ち性、泡の付着性が劣っており、湯垢に
対する洗浄力も良好ではない（比較例３、４、５、
６）。また、溶剤、金属イオン封鎖剤のいずれかの成分
が配合されていないと、湯垢に対する洗浄力は劣ってい
る（比較例７、８）。また成分Ａ＋Ｂ＋Ｃ／Ｄの配合比
（重量比）が４／１未満では、泡の付着性が劣っている
（比較例９）。さらに、成分Ａ／Ｃの配合比（重量比）
が３／１を越えると、泡の付着性は低下し、１／３未満
では、泡立ち性は低下する（比較例１０、１１）。

【００４３】

【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、浴室内の
設備や用具に付着した湯垢汚れに対し優れた洗浄効果を
有するとともに、洗浄剤使用時の泡立ち性に優れ、しか
も、硬質表面に対する泡の付着性が良好であるという優
れた性能を示すものでる。

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年９月５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２９

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２９】

【表１】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００３０】

【表２】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｃ１１Ｄ 1:72 3:20 3:33）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（Ａ）アルキル硫酸塩、アルキルポリオキ
シエチレン硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩から選ばれる陰イオン界面活
性剤０．１〜１０重量％、（Ｂ）脂肪酸またはその塩
０．１〜４重量％、（Ｃ）脂肪酸アルカノールアミド
０．１〜１０重量％、（Ｄ）ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル０．１〜６重量％、（Ｅ）溶剤
０．１〜３０重量％、（Ｆ）金属イオン封鎖剤０．
１〜２０重量％、及び（Ｇ）水残部からなり、かつｐＨ
が５〜１１であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
【請求項２】成分（Ａ）、成分（Ｂ）、及び成分（Ｃ）
と、成分（Ｄ）の配合比（Ａ＋Ｂ＋Ｃ／Ｄ）が、重量比
で４／１以上であることを特徴とする請求項１に記載の
液体洗浄剤組成物。
【請求項３】成分（Ａ）と成分（Ｃ）の配合比（Ａ／
Ｃ）が、重量比で３／１〜１／３であることを特徴とす
る請求項１または請求項２に記載の液体洗浄剤組成物。