JPH0647677B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JPH0647677B2
JPH0647677B2 JP59206664A JP20666484A JPH0647677B2 JP H0647677 B2 JPH0647677 B2 JP H0647677B2 JP 59206664 A JP59206664 A JP 59206664A JP 20666484 A JP20666484 A JP 20666484A JP H0647677 B2 JPH0647677 B2 JP H0647677B2
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alkyl
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は住宅用の液体洗浄剤組成物に関し、特に浴室内
又は厨房内などに付着した頑強な汚れに対して優れた洗
浄力を備え、しかも不快な溶剤臭を伴わない液体洗浄剤
組成物に関するものである。
浴室、厨房などで汚れ落としに使用される液体洗浄剤と
しては、界面活性剤に酸又はアルカリを配合し、さらに
溶剤としてモノエチレングリコール又はジエチレングリ
コールなどのアルキルエーテルを配合したものが、従来
知られている。しかし、洗浄力の点では優れているもの
の、溶剤臭が強く、使用者に不快感を与えるという欠陥
があり、これをマスキングする為には多量の香料を配合
しなければならない。
前記溶剤の代りに、溶剤臭のない芳香のあるテルペン系
炭化水素溶剤が配合されることがあるがこれも保存安定
性の面で必ずしも十分ではなかった。
本発明者らは、上に指摘した従来の問題点を解消し、住
宅の汚れに優れた洗浄力を発揮し、使用時の不快な溶剤
臭がなく、且つ、保存安定性の優れた洗浄剤の開発を目
指して鋭意研究を重ねた結果本発明に到達した。すなわ
ち本発明は、界面活性剤に溶剤としてモノテルペン類及
びセスキテルペン類から選ばれるテルペン系炭化水素溶
剤と保在安定化剤として後記一般式〔I〕で表わされる
溶剤を配合することにより、所期の目的に適う洗浄剤が
得られることを見出し、本発明を完成したのである。そ
して本発明は前記特許請求の範囲に記載したような、 (A) 1種又は2種以上の界面活性剤 1〜20wt% (B) モノテルペン類及びセスキテルン類から選ばれる
テルペン系炭化水素溶剤 1〜20
wt% (C) 一般式〔I〕で表わされる保存安定化剤 RO(EO)(PO)yR′ 〔I〕 1〜20wt% (D) 水 残部 を主成分とする液体洗浄剤組成物に関するものである。
本発明に於ける(A)成分である界面活性剤は汚垢への湿
潤並びに乳化分散作用を促進できるものであれば、特に
限定されるものではなく、アニオン性、ノニオン性及び
両性の各種界面活性剤がいずれも使用可能である。そし
て(A)成分として使用できる界面活性剤の典型例を以下
に列記すると、 (イ) アニオン性界面活性剤 (1) スルホネート系 直鎖又は分岐アルキル(C822)ベンゼンスルホン酸
塩、長鎖アルキル(C822)スルホン酸塩など、 (2) サルフエート系 長鎖モノアルキル(C822)硫酸エステル塩、ポリオキ
シエチレン(1〜6モル)長鎖アルキル(C822)エーテ
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(1〜6モル)ア
ルキル(C518)フエニルエーテル硫酸エステル塩な
ど、 (3) ホスフエート系 長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキル(C8
22)リン酸塩、ポリオキシエチレン(1〜6モル)モノ
アルキル、ジアルキル又はセスキアルキル(C822)リ
ン酸塩など、 但し上記各アニオン性界面活性剤の対イオン(陽イオン)
は、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属イオン及びモノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンな
どのアルカノールアミンイオンのいずれであっても差支
えない。
(ロ) ノニオン性界面活性剤 ポリオキシエチレン(1〜20モル)長鎖アルキル(C
822)エーテル、ポリオキシエチレン(1〜20モル)アル
キル(C818)フエニルエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロツクポリマー、高級脂肪酸ア
ルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加物、
長鎖型第3級アミンオキシド(C1214)など、 (ハ) 両性界面活性剤 アミノ酸型両性界面活性剤、アルキルスルホベタイン、
アルキル酢酸ベタインなどのベタイン型両性界面活性
剤、イミダゾリン型両性界面活性剤など、 があり、上に例示した典型例を含む各界面活性剤は、そ
れぞれ単独で(A)成分として使用することもできるし、
2種以上を組合せて(A)成分とすることもできる。界面活
性剤の配合量は洗浄剤組成物の1〜20wt%、好ましくは
3〜15wt%の範囲にある。この量が1wt%未満では界面
活性剤が果す乳化分散作用及び可溶化作用が十分でな
く、一方、20wt%を越える量で界面活性剤を配合するこ
とは、洗浄力の格別な向上が期待できず、むしろ泡切
れ、すすぎ性を劣化させるので好ましくない。
本発明の(B)成分には、植物芳香油に含まれるモノテル
ペン炭化水素類又はセスキテルペン炭化水素類が使用さ
れる。そしてモノテルペン炭化水素類としては、オレン
ジ油、レモン油などに含まれるDー又はL−リモネン、
テレビン油などに含まれるα−又はβ−ピネンなどを例
示することができ、セスキテルペン炭化水素類として
は、シダ油、クローバー油、カナンガ油に多く含まれる
カリオフイレン、セドレンなどを例示することができ
る。モノテルペン類及びセスキテルペン類から選ばれる
各種テルペン系炭化水素は、それぞれ単独で本発明の
(B)成分として使用できるばかりでなく、2種以上を混
合して使用することができ、さらにはオレンジ油、テレ
ビン油、パイン油のままでも本発明の組成物に配合する
ことが可能である。(B)成分の配合量は洗浄剤組成物の
1wt%以上であることが必要であって、1wt%未満で
は、使用時の不快な溶剤臭を防止する効果並びに洗浄性
の面で不十分であり、20wt%を越えると保存安定性が劣
化するので好ましくない。
本発明の(C)成分は、(B)成分を組成系内に安定に溶存さ
せ、且つ、経日の保存安定性を向上させる成分である。
(C)成分としては、(B)成分であるテルペン系炭化水素溶
剤を組成物中に安定に存在させる為に、下記の一般式で
示される適度な親水、親油性を有する化合物が適してい
る。
一般式 RO(EO)x(PO)yR′ 式中、R及びR′はH又は炭素数1〜4のアルキル基で
あり、Rの炭素数+R′の炭素数が1〜7、x及びyは
0〜4、x+y=1〜6である。ただし、RとR′のい
ずれか一方のアルキル基の炭素数が4の場合は、xは0
又は1、yは0〜4、x+y=1〜5である。R及び
R′が共にHの場合はxは0でyは5〜25を示す。な
お、EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキ
サイドである。
上記一般式で表わされる(C)成分に使用できる保存安定
化剤を例示すればエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエ
チレングリコール-モノプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ポリプロピレングリコールなどがあげられ
る。この(C)成分の配合量は、1〜20wt%、好ましくは
3〜15wt%の範囲である。この量が1wt%未満では、保
存安定性が不十分であり、20wt%を越える量では、溶剤
臭が強くなり保存安定性の向上も認められない。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記した(A)〜(D)の4成
分を必須の構成成分とするが、これには必要に応じて脂
肪族アミン、モルホリン、アンモニア、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンな
どのアルカリ性物質又はクエン酸、リンゴ酸、スルフア
ミン酸などの酸性物質を配合することができる。さらに
組成物の低温下又は高温下での液性を保持する目的で、
エタノールなどの低級アルコール、p-トルエンスルホン
酸ソーダなどの低級アルキルベンゼンスルホン酸塩、エ
チレングリコール、プロピレングリコールなどのハイド
ロトロープ剤が配合可能であり、BHT(2、6-ジ第3
ブチル-p-クレゾール)、BHA(ブチルヒドロキシアニ
ソール)、α-トコフエロールなどの酸化防止剤、防腐及
び防カビ剤、色素、香料、紫外線吸収剤なども配合する
ことができる。
以下、実施例により本発明の構成と効果をさらに具体的
に説明するが、それに先立ち、実施例に於ける洗浄剤の
評価方法を下記に示す。
洗浄力 1) 湯垢汚れに対する洗浄力 こすった程度では容易に除去できない風呂桶 (ポリプロピレン製)に付着した湯垢汚れ(1ケ月使用品)
に、洗浄液(原液)をふりかけ、桶表面を約500gの荷重
でスポンジ(ウレタン製)により10往復こすり、汚れの除
去状態を視覚判定する。
○:汚れ落ち良好 △:汚れ落ちにむらがある。
×:汚れがほとんど除去出来ない 2) 油脂変質汚れに対する洗浄力 サラダ油とカーボンブラツクを重量比で100/2の割合で
混合したものを鉄板に均一に塗布し、ついで170〜200℃
の温度で40〜60分焼成したものを汚垢板とした。これに
液体洗浄剤を塗布した後、綿メリヤスに500gの荷重を
かけて10往復させ、汚れの状態を次の基準により目視判
定した。
○:汚れ落ち良好 △:汚れ落ちにむらがある ×:殆ど汚れが除去できない 保存性 試験溶液100mlをポリ透明容器に入れ、各保存温度で保
存し、溶液の変化を経日的に視覚判定する。
○:透明で均一 △:若千白濁液 ×:白濁または2層分離 溶剤臭 調整した洗浄液の臭気を官能評価する。
○:溶剤臭がない △:溶剤臭が若千ある ×:強い溶剤臭がある 実施例−1 表−1に示す各種保存安定化剤を配合した下記の組成の
洗浄液を調整し、油脂変質汚れに対する洗浄力及び保存
安定性、溶剤臭を評価した。結果を表−1に示す。
組成 POE(=10)ラウリルエーテル 5wt% D−リモネン 3wt% 保存安定化剤(表-1中に記載) 5wt% ジエタノールアミン 3wt% エチルアルコール 3wt% 水 バランス POEは、ポリオキシエチレンを表し、はポリオキシ
エチレンの平均付加モル数を表わす。
実施例−2 表−2に示す組成の各洗浄液を調製し、油脂変質汚れに
対する洗浄力及び保存安定性、溶剤臭を評価した。結果
を以下に示す。
実施例−3 表−3に示す組成の各洗浄液を調製し、湯垢汚れに対す
る洗浄力及び保存安定性、溶剤臭を評価した。結果を以
下に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 1種又は2種以上の界面活性剤 1
    〜20wt% (B) モノテルペン類、セスキテルペン類の1種又は2
    種以上から選ばれるテルペン系炭化水素溶剤
    1〜20wt% (C) 下記の一般式〔I〕で表わされる保存安定化剤
    1〜20wt% RO(EO)x(PO)yR′ 〔I〕 式中、R及びR′はH又は炭素数1〜4のアルキル基で
    あり、Rの炭素数+R′の炭素数が1〜7、x及びyは
    0〜4、x+y=1〜6である。ただし、RとR′のい
    ずれか一方のアルキル基の炭素数が4の場合は、xは0
    又は1、yは0〜4、x+y=1〜5である。R及び
    R′が共にHの場合はxは0でyは5〜25を示す。な
    お、EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキ
    サイドである。 (D)水 残部 を主成分とする液体洗浄剤組成物。
JP59206664A 1984-10-02 1984-10-02 液体洗浄剤組成物 Expired - Lifetime JPH0647677B2 (ja)

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