JPH0684514B2 - 浴室用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
浴室用液体洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH0684514B2 JPH0684514B2 JP61194866A JP19486686A JPH0684514B2 JP H0684514 B2 JPH0684514 B2 JP H0684514B2 JP 61194866 A JP61194866 A JP 61194866A JP 19486686 A JP19486686 A JP 19486686A JP H0684514 B2 JPH0684514 B2 JP H0684514B2
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- Japan
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- cooh
- bathroom
- composition
- acid
- surfactant
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、浴室内の浴槽、湯桶、腰掛、すのこ或は洗い
場に付着している汚れ、特に湯垢汚れに対して優れた洗
浄効果を有し、かつ、浴室内の材質に対して悪影響のな
いマイルドな中性の浴室用液体洗浄剤組成物に関する。
場に付着している汚れ、特に湯垢汚れに対して優れた洗
浄効果を有し、かつ、浴室内の材質に対して悪影響のな
いマイルドな中性の浴室用液体洗浄剤組成物に関する。
従来技術 浴室内の汚れは、脂肪酸金属塩（主としてカルシウム
塩）、遊離脂肪酸、グリセライド、含窒素化合物等の有
機物や泥等の無機物の混合したものから成っている。
塩）、遊離脂肪酸、グリセライド、含窒素化合物等の有
機物や泥等の無機物の混合したものから成っている。
従来、このような湯垢汚れを除去する洗浄剤としては、
酸物質としてのヒドロキシカルボン酸と界面活性剤およ
び水溶性溶剤とを組合せた酸性洗浄剤（特開昭52-77111
号公報）や、有機アミンに界面活性剤と溶剤とを配合し
たアルカリ洗浄剤（特開昭49-29303号公報）が知られて
いる。
酸物質としてのヒドロキシカルボン酸と界面活性剤およ
び水溶性溶剤とを組合せた酸性洗浄剤（特開昭52-77111
号公報）や、有機アミンに界面活性剤と溶剤とを配合し
たアルカリ洗浄剤（特開昭49-29303号公報）が知られて
いる。
しかしながら、酸性洗浄剤は汚垢除去効果はあるもの
の、タイル目地、アルミサッシなどの浴室内の材質を傷
めるという欠点があり、一方、アルカリ洗浄剤は汚れの
除去効果および材質への影響の点で不十分であるという
欠点があった。
の、タイル目地、アルミサッシなどの浴室内の材質を傷
めるという欠点があり、一方、アルカリ洗浄剤は汚れの
除去効果および材質への影響の点で不十分であるという
欠点があった。
さらに、特開昭52-76308号公報、同53-35710号公報、同
54-158409号公報、同56-22397号公報、同57-28199号公
報、同60-55098号公報、同60-144398号公報には、界面
活性剤とキレート剤との組合せ、および、界面活性剤と
キレート剤と溶剤を組合せた浴室用洗浄剤が開示されて
いる。
54-158409号公報、同56-22397号公報、同57-28199号公
報、同60-55098号公報、同60-144398号公報には、界面
活性剤とキレート剤との組合せ、および、界面活性剤と
キレート剤と溶剤を組合せた浴室用洗浄剤が開示されて
いる。
しかし、これら公報に示された実施例においては中性で
十分なる組成は見当らず、また、浴室内の材質への悪影
響を考慮したものではなかった。例えば、特開昭52-736
08号公報には、界面活性剤、ニトリロトリ酢酸類、エチ
レンジアミン四酢酸類および低分子量ポリカルボン酸ア
ルカリ金属塩を有する浴場洗浄組成物が示され、後３者
の相剰的なキレート能向上効果が記載されているが、カ
リウム塩やアンモニウム塩の使用やグリコール溶剤との
相剰作用が示されておらず、中性で優れた洗浄効果を示
す具体的な組成は何ら示唆されていない。また、特開昭
53-35710号公報には、エチレンジアミン四酢酸などの金
属イオン封鎖剤、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活
性剤、グリコール溶剤を含みpH4.5〜7.5の浴室用洗浄剤
組成物が示されているが、実施例ではナトリウム塩の形
で使用されており、しかもpH5と酸性領域にある。この
ような組成物をそのまま中性洗浄剤として使用しても、
満足のいく結果は得られない。
十分なる組成は見当らず、また、浴室内の材質への悪影
響を考慮したものではなかった。例えば、特開昭52-736
08号公報には、界面活性剤、ニトリロトリ酢酸類、エチ
レンジアミン四酢酸類および低分子量ポリカルボン酸ア
ルカリ金属塩を有する浴場洗浄組成物が示され、後３者
の相剰的なキレート能向上効果が記載されているが、カ
リウム塩やアンモニウム塩の使用やグリコール溶剤との
相剰作用が示されておらず、中性で優れた洗浄効果を示
す具体的な組成は何ら示唆されていない。また、特開昭
53-35710号公報には、エチレンジアミン四酢酸などの金
属イオン封鎖剤、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活
性剤、グリコール溶剤を含みpH4.5〜7.5の浴室用洗浄剤
組成物が示されているが、実施例ではナトリウム塩の形
で使用されており、しかもpH5と酸性領域にある。この
ような組成物をそのまま中性洗浄剤として使用しても、
満足のいく結果は得られない。
発明の目的 本発明は、浴室内の湯垢汚れに対して優れた洗浄力を示
し、しかも、目地やアルミサッシなどの浴室内の材質、
素材に悪影響を与えないマイルドで中性な液体洗浄剤組
成物を提供することを目的とする。
し、しかも、目地やアルミサッシなどの浴室内の材質、
素材に悪影響を与えないマイルドで中性な液体洗浄剤組
成物を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明の浴室用液体洗浄剤組成物は、中性で、以下の
（Ａ），（Ｂ）および（Ｃ）成分を含み、組成物中の対
イオンとして、カリウムイオンおよび／またはアンモニ
ウムイオン以外のイオンを実質的に含まないことを特徴
とする。
（Ａ），（Ｂ）および（Ｃ）成分を含み、組成物中の対
イオンとして、カリウムイオンおよび／またはアンモニ
ウムイオン以外のイオンを実質的に含まないことを特徴
とする。
（Ａ）界面活性剤:0.01〜20重量％、 （Ｂ）下記一般式（Ｉ）〜（III）で表されるアミノカ
ルボン酸の少なくとも１つのカルボキシル基がカリウム
塩またはアンモニウム塩である洗浄力向上剤:0.5〜20重
量％、 〔式中、A,Bは次のものを示す。
ルボン酸の少なくとも１つのカルボキシル基がカリウム
塩またはアンモニウム塩である洗浄力向上剤:0.5〜20重
量％、 〔式中、A,Bは次のものを示す。
A:-CH2COOHまたは-C2H4COOH B:-CH2COOH、-C2H4OH、-C2H4N(CH2COOH)2 または -C2H4N(CH2COOH)C2H4N(CH2COOH)2〕 （Ｃ）一般式（IV）で表されるグリコール溶剤:1〜20重
量％ 〔式中の記号は次の通りである。
量％ 〔式中の記号は次の通りである。
R:炭素数１〜５のアルキル基 n:1〜５ Z:−Ｈまたは-CH3〕 以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
（Ａ）成分の界面活性剤は、特に限定されるものではな
く、汚垢である湯垢に対して（Ｂ）および（Ｃ）成分の
浸透作用や除去汚垢の分散および可溶化作用を促進する
ものであれば、アニオン性、ノニオン性、両性の各界面
活性剤の使用が可能である。（Ａ）成分の界面活性剤の
代表例を示せば次の通りであり、これらは単独であるい
は２種以上組合せて用いることができる。
く、汚垢である湯垢に対して（Ｂ）および（Ｃ）成分の
浸透作用や除去汚垢の分散および可溶化作用を促進する
ものであれば、アニオン性、ノニオン性、両性の各界面
活性剤の使用が可能である。（Ａ）成分の界面活性剤の
代表例を示せば次の通りであり、これらは単独であるい
は２種以上組合せて用いることができる。
（イ）アニオン界面活性剤 （１）スルホネート系 ・直鎖または分岐アルコール（Ｃ８〜22） ベンゼンスルホン酸塩 ・長鎖アルキル（Ｃ８〜22）スルホン酸塩など （２）サルフェート系 ・長鎖モノアルキル（Ｃ８〜22）硫酸エステル塩 ・ポリオキシエチレン（１〜６モル）長鎖アルキル（Ｃ
８〜22）エーテル硫酸エステル塩 ・ポリオキシエチレン（１〜６モル）アルキル（Ｃ
８〜18）フェニルエーエル硫酸エステル塩など （３）ホスフェート系 ・長鎖モノアルキル、ジアルキルまたはセスキアルキル
（Ｃ８〜22）リン酸塩 ・ポリオキシエチレン（１〜６モル）モノアルキル、ジ
アルキルまたはセスキアルキル（Ｃ８〜22）リン酸塩な
ど （４）カルボキシレート系 ・炭素数６〜24の飽和および／または不飽和脂肪酸塩 上記各アニオン界面活性剤の対イオン（陽イオン）は、
カリウムイオンまたはアンモニウムイオンである。
８〜22）エーテル硫酸エステル塩 ・ポリオキシエチレン（１〜６モル）アルキル（Ｃ
８〜18）フェニルエーエル硫酸エステル塩など （３）ホスフェート系 ・長鎖モノアルキル、ジアルキルまたはセスキアルキル
（Ｃ８〜22）リン酸塩 ・ポリオキシエチレン（１〜６モル）モノアルキル、ジ
アルキルまたはセスキアルキル（Ｃ８〜22）リン酸塩な
ど （４）カルボキシレート系 ・炭素数６〜24の飽和および／または不飽和脂肪酸塩 上記各アニオン界面活性剤の対イオン（陽イオン）は、
カリウムイオンまたはアンモニウムイオンである。
（ロ）ノニオン性界面活性剤 ・ポリオキシエチレン（１〜20モル）長鎖アルキル（Ｃ
８〜22）エーテル ・ポリオキシエチレン（１〜20モル）アルキル（Ｃ
８〜18）フェニルエーエル ・ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポ
リマー ・高級脂肪酸アルカノールアミドまたはそのアルキレン
オキシド付加物など （ハ）両性界面活性剤 ・アミノ酸型両性界面活性剤 ・アルキルスルホベタイン、アルキル酢酸ベタインなど
のベタイン型両性界面活性剤 ・イミダゾリン型両性界面活性剤など （Ａ）成分の界面活性剤の洗浄剤組成物への配合量は、
0.01〜20wt％、好ましくは0.5〜10wt％の範囲である。
配合量が0.01wt％未満では、汚垢に対する（Ｂ）、
（Ｃ）成分の浸透作用や、除去された汚垢の分散および
可溶化作用が十分でない。一方、20wt％を超える配合量
では、洗浄力に格別な向上効果はもたらさず、かえって
泡切れ・すすぎ性を劣化するので好ましくない。
８〜22）エーテル ・ポリオキシエチレン（１〜20モル）アルキル（Ｃ
８〜18）フェニルエーエル ・ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポ
リマー ・高級脂肪酸アルカノールアミドまたはそのアルキレン
オキシド付加物など （ハ）両性界面活性剤 ・アミノ酸型両性界面活性剤 ・アルキルスルホベタイン、アルキル酢酸ベタインなど
のベタイン型両性界面活性剤 ・イミダゾリン型両性界面活性剤など （Ａ）成分の界面活性剤の洗浄剤組成物への配合量は、
0.01〜20wt％、好ましくは0.5〜10wt％の範囲である。
配合量が0.01wt％未満では、汚垢に対する（Ｂ）、
（Ｃ）成分の浸透作用や、除去された汚垢の分散および
可溶化作用が十分でない。一方、20wt％を超える配合量
では、洗浄力に格別な向上効果はもたらさず、かえって
泡切れ・すすぎ性を劣化するので好ましくない。
（Ｂ）成分の洗浄力向上剤としては、次の一般式（Ｉ）
〜（III）で表されるアミノカルボン酸のカルボキシ基
の少なくとも１つがカリウム塩およびまたはアンモニウ
ム塩であるものが、単独であるいは２種以上併用して用
いられる。
〜（III）で表されるアミノカルボン酸のカルボキシ基
の少なくとも１つがカリウム塩およびまたはアンモニウ
ム塩であるものが、単独であるいは２種以上併用して用
いられる。
〔式中、A,Bは次のものを示す。
A:-CH2COOHまたは-C2H4COOH B:-CH2COOH、-C2H4OH、-C2H4N(CH2COOH)2 または -C2H4N(CH2COOH)C2H4N(CH2COOH)2〕 （Ｂ）成分のアミノカルボン酸の代表例としては、エチ
レンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ
酢酸、Ｎ−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢
酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、トリエチレ
ンテトラミンヘキサ酢酸、エチレングリコールジエチル
エーテルジアミンテトラ酢酸、シクロヘキサン−1,2−
ジアミンテトラ酢酸などが例示できる。これらアミノカ
ルボン酸は、酸の形で配合したのち、水酸化カリウムや
水酸化アンモニウムなどにより中和して少なくとも一部
を塩としてもよいし、予めカルボキシル基の少なくとも
１つをカリウム塩またはアンモニウム塩としたのち配合
してもよい。
レンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ
酢酸、Ｎ−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢
酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、トリエチレ
ンテトラミンヘキサ酢酸、エチレングリコールジエチル
エーテルジアミンテトラ酢酸、シクロヘキサン−1,2−
ジアミンテトラ酢酸などが例示できる。これらアミノカ
ルボン酸は、酸の形で配合したのち、水酸化カリウムや
水酸化アンモニウムなどにより中和して少なくとも一部
を塩としてもよいし、予めカルボキシル基の少なくとも
１つをカリウム塩またはアンモニウム塩としたのち配合
してもよい。
（Ｂ）成分の洗浄力向上剤は、洗浄剤組成物中に0.5〜2
0wt％、好ましくは１〜10wt％含まれるように配合され
る。この配合用が0.5wt％未満では洗浄力が不十分であ
り、一方、20wt％を超えて配合しても、著しい配合効果
が見られず、効果の割には不経済である。
0wt％、好ましくは１〜10wt％含まれるように配合され
る。この配合用が0.5wt％未満では洗浄力が不十分であ
り、一方、20wt％を超えて配合しても、著しい配合効果
が見られず、効果の割には不経済である。
（Ｃ）成分のグリコール溶剤としては、下記一般式（I
V）で表されるものが、単独であるいは２種以上併用し
て用いられる。
V）で表されるものが、単独であるいは２種以上併用し
て用いられる。
〔式中の記号は次の通りである。
R:炭素数１〜５のアルキル基 n:1〜５ Z:−Ｈまたは-CH3〕 このグリコール溶剤の代表例としては、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノアミルエーテル、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコー
ルモノブチルエーテルなどが例示できる。
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノアミルエーテル、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコー
ルモノブチルエーテルなどが例示できる。
（Ｃ）成分のグリコール溶剤の配合量は洗浄剤組成物の
１〜20wt％、好ましくは３〜15wt％の範囲である。この
配合量が1wt％未満では汚垢の除去に満足な効果が得ら
れず、一方、20wt％を超えて配合すると組成物の安定性
が損なわれる不都合がある。
１〜20wt％、好ましくは３〜15wt％の範囲である。この
配合量が1wt％未満では汚垢の除去に満足な効果が得ら
れず、一方、20wt％を超えて配合すると組成物の安定性
が損なわれる不都合がある。
本発明の浴室用洗浄剤組成物は、上記（Ａ）、（Ｂ）お
よび（Ｃ）成分を必須成分として配合してpHを6.0以上
〜8.0以下の中性とすることにより得られるが、さらに
必要に応じて任意成分を配合することもできる。これら
任意成分としては、低温下または高温下での液性を保持
するのに配合される低級アルコール、低級アルキルベン
ゼンスルホン酸またはそのカリウム塩またはアンモニウ
ム塩、エチレングリコール等のハイドロトロープ剤、殺
菌剤、防腐および防カビ剤、色素、香料、紫外線吸収剤
などを挙げることができる。
よび（Ｃ）成分を必須成分として配合してpHを6.0以上
〜8.0以下の中性とすることにより得られるが、さらに
必要に応じて任意成分を配合することもできる。これら
任意成分としては、低温下または高温下での液性を保持
するのに配合される低級アルコール、低級アルキルベン
ゼンスルホン酸またはそのカリウム塩またはアンモニウ
ム塩、エチレングリコール等のハイドロトロープ剤、殺
菌剤、防腐および防カビ剤、色素、香料、紫外線吸収剤
などを挙げることができる。
発明の効果 本発明の浴室用液体洗浄剤組成物によれば、（Ａ）界面
活性剤と、（Ｂ）特定のアミノカルボン酸のカリウム塩
またはアンモニウム塩と、（Ｃ）特定のグリコール溶剤
とを配合し、実質上カリウムイオンおよびアンモニウム
イオン以外の対イオンを含まない中性の組成物とするこ
とにより、これら各成分が相剰的に作用し、浴室内の湯
垢汚れの主成分である脂肪酸金属塩をすみやかに分解
し、被洗物に対する汚垢の付着力を低下させることがで
き、浴室内の浴槽、湯桶、腰掛、洗い場等に強固に付着
した湯垢に対して極めて優れた洗浄効果を示す。しか
も、（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）３成分は、中性領域で優れ
た相剰効果を発揮するため、タイル目地やアルミニウム
のような浴室内の材質に悪影響を与えることが防止され
たマイルドな中性の洗浄剤組成物が実現できる。
活性剤と、（Ｂ）特定のアミノカルボン酸のカリウム塩
またはアンモニウム塩と、（Ｃ）特定のグリコール溶剤
とを配合し、実質上カリウムイオンおよびアンモニウム
イオン以外の対イオンを含まない中性の組成物とするこ
とにより、これら各成分が相剰的に作用し、浴室内の湯
垢汚れの主成分である脂肪酸金属塩をすみやかに分解
し、被洗物に対する汚垢の付着力を低下させることがで
き、浴室内の浴槽、湯桶、腰掛、洗い場等に強固に付着
した湯垢に対して極めて優れた洗浄効果を示す。しか
も、（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）３成分は、中性領域で優れ
た相剰効果を発揮するため、タイル目地やアルミニウム
のような浴室内の材質に悪影響を与えることが防止され
たマイルドな中性の洗浄剤組成物が実現できる。
以下、実施例により本発明の効果をより具体的に説明す
るが、それに先だって実施例における洗浄剤組成物の評
価方法について示す。
るが、それに先だって実施例における洗浄剤組成物の評
価方法について示す。
（１）湯垢汚れに対する洗浄力 こすった程度では容易に除去できない湯垢汚れが付着し
たポリプロピレン製の風呂桶（２ケ月使用品）に、液体
洗浄剤組成物（原液）をふりかけ、桶表面を約500gの荷
重でウレタン製のスポンジにて５回往復してこすり、汚
れの除去状態を視覚判定する。
たポリプロピレン製の風呂桶（２ケ月使用品）に、液体
洗浄剤組成物（原液）をふりかけ、桶表面を約500gの荷
重でウレタン製のスポンジにて５回往復してこすり、汚
れの除去状態を視覚判定する。
５点：汚れ落ちが非常に良好 ４点：汚れ荻が良好 ３点：汚れ落ちにむらがある ２点：若干汚れが落ちる程度 １点：ほどんど汚れが落ちない （２）被洗物に対する影響 浴室のタイル目地及び戸の材質であるアルミニウムに対
する洗浄剤組成物の影響を調べるため、目地板（麻生セ
メント（株）製の白色セメント）およびアルミニウムを
液体洗浄剤組成物に10分間浸漬し、水洗後その状態を視
覚判定する。
する洗浄剤組成物の影響を調べるため、目地板（麻生セ
メント（株）製の白色セメント）およびアルミニウムを
液体洗浄剤組成物に10分間浸漬し、水洗後その状態を視
覚判定する。
○：まったく影響を受けない △：わずかに溶解するか腐食する ×：溶解し、目地の形がくずれる 実施例１ 下表に示す組成の液体洗浄剤組成物を調製し、湯垢汚れ
に対する洗浄力、被洗物に対する影響を評価した結果を
表−１に示す。 組 成 配合量（wt％） アミノカルボン酸（表−１中に記載） ５ LAS酸※１ ５ ジエチレングリコールモノブチル エーテル ６ トルエンスルホン酸 ５ エチルアルコール １ 水酸化カリウム 適量※２ 水 バランス ※１）アルキル基の平均炭素数C12の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸 ※２）水酸化カリウム配合量は、上記組成溶液がpH＝7.
0になるまでの量である。
に対する洗浄力、被洗物に対する影響を評価した結果を
表−１に示す。 組 成 配合量（wt％） アミノカルボン酸（表−１中に記載） ５ LAS酸※１ ５ ジエチレングリコールモノブチル エーテル ６ トルエンスルホン酸 ５ エチルアルコール １ 水酸化カリウム 適量※２ 水 バランス ※１）アルキル基の平均炭素数C12の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸 ※２）水酸化カリウム配合量は、上記組成溶液がpH＝7.
0になるまでの量である。
実施例２ 下表に示す組成の液体洗浄剤組成物を調製し、湯垢汚れ
に対する洗浄力、被洗物に対する影響を評価した結果を
表−２に示す。 組 成 配合量wt％ エチレンジアミン四酢酸 ５ ポリオキシエチレン（平均９モル） ５ ラウリルエーテル プロピレングリコールモノブチルエーテル ５ トルエンスルホン酸 ５ エチルアルコール ３ 中和剤（表−２中に記載） 適量※１ 水 バランス ※１）中和剤により組成物のpHを7.5に調整する。
に対する洗浄力、被洗物に対する影響を評価した結果を
表−２に示す。 組 成 配合量wt％ エチレンジアミン四酢酸 ５ ポリオキシエチレン（平均９モル） ５ ラウリルエーテル プロピレングリコールモノブチルエーテル ５ トルエンスルホン酸 ５ エチルアルコール ３ 中和剤（表−２中に記載） 適量※１ 水 バランス ※１）中和剤により組成物のpHを7.5に調整する。
実施例３ 表−３に示す組成の各洗浄剤組成物を調製し、湯垢汚れ
に対する洗浄力、被洗物に対する影響を評価した。結果
を表−３に示す。
に対する洗浄力、被洗物に対する影響を評価した。結果
を表−３に示す。
参考例１ 下記表−４に示す処方の液体洗浄剤組成物を調製し、そ
の性能を評価して同表に示した。
の性能を評価して同表に示した。
湯垢洗浄力については、キレート剤量が12％の系（試料
No.13,15）では十分であるが、ニトリロ三酢酸３ナトリ
ウムの５％系では不十分であり、また、エチレンジアミ
ン四酢酸４ナトリウムの５％系では合格ラインである
が、いずれもpHが10以上でアルミニウムに対する影響が
みられ好ましくない。
No.13,15）では十分であるが、ニトリロ三酢酸３ナトリ
ウムの５％系では不十分であり、また、エチレンジアミ
ン四酢酸４ナトリウムの５％系では合格ラインである
が、いずれもpHが10以上でアルミニウムに対する影響が
みられ好ましくない。
一方、エチレンジアミン四酢酸２ナトリウムとしpHを5.
5まで低下させると白濁・分離を生じ（試料No.17）、ま
た、このものに水酸化ナトリウムを0.5％添加してpHを
7.0まで上げると白濁・分離の問題は解消するが、湯垢
に対する洗浄性能がほとんど発現されない。
5まで低下させると白濁・分離を生じ（試料No.17）、ま
た、このものに水酸化ナトリウムを0.5％添加してpHを
7.0まで上げると白濁・分離の問題は解消するが、湯垢
に対する洗浄性能がほとんど発現されない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−22397（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−35710（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】（Ａ）界面活性剤:0.01〜20重量％、 （Ｂ）下記一般式（Ｉ）〜（III）で表されるアミノカ
ルボン酸の少なくとも１つのカルボキシル基がカリウム
塩またはアンモニウム塩である洗浄力向上剤:0.5〜20重
量％、 〔式中、A,Bは次のものを示す。 A:-CH2COOHまたは-C2H4COOH B:-CH2COOH、-C2H4OH、-C2H4N(CH2COOH)2 または -C2H4N(CH2COOH)C2H4N(CH2COOH)2〕 （Ｃ）一般式（IV）で表されるグリコール溶剤:1〜20重
量％ 〔式中の記号は次の通りである。 R:炭素数１〜５のアルキル基 n:1〜５ Z:−Ｈまたは-CH3〕 を含有し、組成物中の対イオンとしてカリウムイオンお
よび／またはアンモニウムイオン以外のイオンを実質的
に含有しないことを特徴とする中性の浴室用液体洗浄剤
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61194866A JPH0684514B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 浴室用液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61194866A JPH0684514B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 浴室用液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6351500A JPS6351500A (ja) | 1988-03-04 |
| JPH0684514B2 true JPH0684514B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=16331603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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-
1986
- 1986-08-20 JP JP61194866A patent/JPH0684514B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001311228A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 目地用保護材および保護方法 |
| US7944717B2 (en) | 2006-04-20 | 2011-05-17 | Daikin Industries, Ltd. | Power converter apparatus and power converter apparatus control method |
Also Published As
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