JP2001244688A - 高周波モジュール部品及びその製造方法 - Google Patents

高周波モジュール部品及びその製造方法

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Yasushi Nakajima
康 中島
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    • H01L2224/93Batch processes
    • H01L2224/95Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造でシールド特性が安定して導出で
き、部品搭載の専有面積が充分に大きな高周波モジュー
ルを提供する。 【解決手段】 部品搭載用基板1と、前記部品搭載用基
板1上に実装された端子電極21、22を備えた電子部
品2と、前記電子部品2のグランド電位となる端子電極
21に到達する導通穴31を有する樹脂被覆部材3と、
前記樹脂被覆部材3を被覆するシールド金属膜4とから
成る高周波モジュール部品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波モジュール
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話、コードレス電話等の移
動体通信機器では多くの高周波モジュール等の電子部品
が用いられている。一般に高周波モジュールは隣接した
回路からの外乱ノイズによりモジュールの特性が損なわ
れないように、またモジュールから不要電磁波を放射し
ないためのシールド対策は必要不可欠となっている。
【0003】通常、金属製のシールドケースを、電子部
品などを搭載した搭載用回路基板に取着して、さらに、
シールドケースをグランド電位に接続してシールド対策
を行っている。
【0004】シールドケースは、図5に示すように筺体
状の金属ケースCからなり、その側面に爪Tが形成され
ていた。そして、金属ケースCの爪Tを搭載用回路基板
Sのグランド電位の配線パターン(図示せず)に半田接合
されるように、金属ケースCは、搭載用回路基板Sに被
覆されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の高周波モジュー
ルは、携帯電話等の通信システムとその用途に伴いに、
多品種かつ多種形状のモジュール設計が必要となる。同
時にそれぞれの形状に合わせた金属ケースCが必要とな
ってくる。即ち、金属ケースCの製造は多くの工程を有
し、かつ金型等も必要とするため、少量多種形状の金属
ケースCのコストが高くなる。また、金属ケースCの単
価に関しては、高周波モジュール単体の製造に必要な部
材の費用の中で大きな比率を占めている。
【0006】一般に、金属ケースCの爪T部分と接合さ
れる部品搭載用基板のグランド電位配線パターンは、基
板端面や基板表面の周囲に接合されていた。例えば、品
搭載用回路基板Sの表面周囲に金属ケースCを取着する
場合には、金属ケースCの爪Tと回路基板Sとの接合状
態状況が把握でなきいため、接合信頼性が大きく低下し
てしまう。また、基板Sの端面に接合する場合、基板S
に爪Tが接合されてる窪み部を設ける必要があり、基板
作製が困難であった。
【0007】また、いずれの場合にも、部品搭載用回路
基板Sにおける表面も、基板の部品専有面積が大きく低
下してしまい、その結果、基板の大型化及び部品の大型
化となってしまう。
【0008】さらに、金属ケースを取りつける高周波モ
ジュールの製造工程においては、各々の部品搭載用回路
基板に、単体の金属ケースを個々に接合しなくてはなら
ず、複雑な作業を伴うものであった。
【0009】本発明は上述の課題に鑑みて案出されたも
のであり、その目的は、簡単な構造でシールド特性が簡
単に維持でき、しかも、部品搭載の専有面積が充分に大
きな高周波モジュールを提供するものである。
【0010】また、複数の部品搭載用回路基板を複数抽
出できる大型基板で、同時に且つ安定的に、シールド効
果を有する部品を作製する高周波モジュールの製造方法
を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方がグラン
ド電位端子電極である電子部品を搭載した基板に、該グ
ランド電位端子電極に到達する導通穴を有する樹脂被覆
部材を形成するとともに、前記樹脂被覆部材の上面にシ
ールド金属膜を被着したことを特徴とする高周波モジュ
ール部品である。
【0012】また、好ましくは、部品搭載用基板が複数
の絶縁層の積層構造であり、部品搭載用基板の端面に形
成された端面外部電極が、少なくとも表面側の絶縁層を
除いて部品搭載用基板の下面側に形成した高周波モジュ
ール部品である。
【0013】さらに、高周波モジュールの製造方法で
は、切離によって複数の部品用基板となる領域を有する
大型基板を用意する工程と、記各領域上に、少なくとも
一方の端子電極がグランド電位となる電子部品素子を実
装する工程と、前記大型基板上に、各領域に実装した電
子部品のグランド電位の端子電極が露出するように樹脂
被覆部材を被覆する工程と、前記樹脂被膜上に、前記グ
ランド電位端子電極と導通する金属シールド膜を被着形
成する工程と、前記大型基板の各領域毎に切離する工程
とを含む高周波モジュール部品の製造方法である。
【作用】本発明では、部品搭載用回路基板に搭載した電
子部品が、樹脂被覆部材によって被覆され、さらに、そ
の樹脂被覆部材の表面にシールド金属被膜が被覆されて
いる。しかも、シールド金属膜は、電子部品のグランド
電位となる端子電極に接続されている。
【0014】これより、部品搭載用回路基板上の電子部
品を樹脂被覆部材で封止することができ、また、安定し
たシールド効果を達成することができる。
【0015】しかも、金型を用いて、樹脂被覆部材がモ
ールド成形で形成されているため、その表面の平坦度が
取れ、加重等による変形が極めて少なく、さらに真空吸
着による搬送・取扱などが容易になる。
【0016】さらに、金属シールドケースを半田接合と
いう複雑な工程を実施することなく、安定して行うこと
ができる。
【0017】さらに、シールド金属膜の接続が実質的に
電子部品を介して行われており、しかも、部品搭載用回
路基板の側面や表面の周囲を用いることがないため、部
品搭載用回路基板の表面領域を最大限確保することがで
きる。
【0018】即ち、電子部品の搭載領域の専有面積が効
率的に利用でき、小型な高周波モジュールとなる。
【0019】さらに、製造方法では、大型基板を用い
た、最終の切離工程までを大型基板上で一括的に処理で
きるため、特に、金属シールドケースの個々取着作業を
省略することができるため、その製造効率が大幅に増大
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高周波モジュール
及びその製造方法を図面に示した実施例を参照して詳細
に説明する。
【0021】図1は、本発明の高周波モジュールの一部
透過状態の斜視図であり、図2はその断面構造図であ
る。
【0022】高周波モジュールは、部品搭載用回路基板
1と、該基板1に実装した電子部品2と、該電子部品2
を被覆する樹脂被覆部材3と、該樹脂被覆部材3の表面
に被着されたシールド金属膜4とから構成されている。
【0023】部品搭載用回路基板1は、例えば、セラミ
ックやガラス・エポキシ樹脂などからなり、ぞの表面に
表面配線パターン11、12(電子部品2を搭載するた
めの接合パッドを兼ねる)が被着形成されている。尚、
表面配線パターン11、12のうち、例えば、表面配線
パターン11は、グランド電位となる配線パターンであ
る。そして、基板1の裏面に、グランド電位となる平面
状の導体膜13が被着形成されている。
【0024】また、図2では、積層構造の部品搭載用回
路基板1を示しており、その内部には、内部配線パター
ン14が内装されており、また、グランド電位の表面配
線パターン11と裏面の平面状の導体膜13との間を接
続するビアホール導体15が形成されている。また、基
板1の端面部分には、外部回路と接続するための端面外
部電極16が形成されている。ここで、端面外部電極1
6は、基板11の裏面及び下部側の端面から露出するよ
うに形成されており、基板1の表面側に到達することが
ないように形成されている。例えば、図2の基板1が3
層の絶縁層1a〜1cで構成されている場合、少なくと
も、表面側の絶縁層1aに端面外部電極16が形成され
ていない。
【0025】このような部品搭載用回路基板1の表面に
は、電極部品2が半田や導電性樹脂接着材23を介して接
合されている。図2に示す電子部品2は、例えば2端子型
の電子部品であり、例えばコンデンサ、抵抗などが例示
できる。そして、電子部品2の一方の端子22は、信号
側端子であり、例えば表面配線パターン12に接合され
ている。また、他方の端子21は、グランド側端子であ
り、グランド電位の表面配線パターン11に接合されて
いる。
【0026】このような電子部品2を実装した部品搭載
用回路基板1は、電子部品2を被覆するように、エポキ
シ樹脂などの樹脂被覆部材3によって形成されてい
る。。この樹脂被覆部材3の上面には、電子部品2のグ
ランド側端子21の一部を露出するように形成された導
通穴31(導体膜が被着されていない状態では単なる貫
通穴)が形成されている。
【0027】また、樹脂被覆部材3の表面には、スパッ
タリングなどで被着された金属膜が形成されている。こ
の金属膜は、樹脂被覆部材3の表面及び貫通穴31の内
部にまで被着形成されており、その結果、電子部品2の
グランド電位の端子電極21に接続し、導通穴となる。
【0028】このような構造においては、シールド金属
膜4が樹脂被覆部材3に形成された導通穴31を介し
て、電子部品2のグランド端子電極21に接続されてお
り、安定的なシルード効果が得られることになる。尚、
部品搭載用回路基板1の裏面側に、平面状のグランド電
位の導体膜13を形成することにより、部品搭載用回路
基板1の内部配線パターン14、基板1の表面に形成さ
れた電子部品2などを確実にシールド効果を達成するこ
とができる。
【0029】また、シールド金属膜4のグランド電位と
の接続点が、部品搭載用回路基板1を平面視した時、部
品搭載領域で行われており、特に、導通穴31を介して
被着形成された薄膜金属膜で構成されているため、従来
のように、部品搭載用回路基板Sの端面や表面周囲に金
属ケースCの爪Tを用いて接合するという複雑な作業が
解消されることになり、簡単にシールド効果を持たせる
ことができる金属膜を形成することができる。
【0030】また、その接続部分が部品搭載用回路基板
1の端面や表面周囲での接続と相違すること、さらに、
部品搭載用回路基板1の表面には、端面外部電極16が
露出することがないため、部品搭載用回路基板1内にお
いて、部品搭載の専有率が向上し、小型化が達成される
ことになる。
【0031】さらに、部品搭載用回路基板1に搭載した
電子部品2の大部分は、樹脂によってモールドされてい
る。これにより、電子部品2及び表面配線パターン1
1、12の耐湿信頼性が大幅に向上する。
【0032】また、樹脂被覆部材3は、樹脂インサート
モールドで形成されるため、その表面の平滑度が向上す
る。従って、この樹脂被覆部材3の表面、シールド金属
膜4の表面の平滑度が向上する。これにより、この高周
波モジュールを所定回路基板上に搬送するにあたり、真
空吸着により安定的に搬送処理することができる。
【0033】尚、樹脂被覆部材3に形成された導通穴3
1は、シールド金属膜4を形成した後、樹脂充填部材
(導電性部材であっても構わない)で充填すれば、高周
波モジュール全体の平滑度が向上し、上述の吸着安定性
が向上することになる。
【0034】次に、本発明の高周波モジュールの製造方
法を説明する。
【0035】高周波モジュールは、大きく以下の工程か
ら構成される。
【0036】即ち、切離によって部品搭載用回路基板1
となる複数の領域を有する大型基板を用意する工程(第
1の工程)と、前記各領域上に、少なくとも一方の端子
電極がグランド電位となる電子部品素子を実装する工程
(第2の工程)と、前記大型基板上に、各領域に実装し
た電子部品のグランド電位端子電極が露出するように樹
脂被覆部材を被覆する工程(第3の工程)と、前記樹脂
被膜上に、前記グランド電位端子電極と導通する金属シ
ールド膜を被着形成する工程(第4の工程)と、前記大
型基板の各領域毎に切離する工程(第5の工程)とを含
むものである。
【0037】第1の工程は、図3に示すような大型基板
100を用意する工程である。図3においては、大型基
板100は、5×6素子の領域が抽出できる構造であ
る。
【0038】尚、各領域の境界は、図中、点線でを示し
ている。そして、各領域の内に、表面の配線パターン1
1、12などが形成されているが、図では省略してい
る。
【0039】第2の工程は、少なくとも一方の端子電極
21がグランド電位となる電子部品素子2を実装する。
【0040】第3の工程は、樹脂被覆部材3となる樹脂
被覆104を形成する工程である。具体的には、図4に
示すように、大型基板100上に、樹脂インサードモー
ルド用金型101を載置する。この金型101は、電子
部品2のグランド端子電極21に接触する脚部102を
有し、電子部品2の周囲に所定空間103を構成するよ
うになっている。そして、その空間103内に軟化した
樹脂をモールドして硬化する。そして、金型101を除
外することにより、大型基板100の各領域に跨がって
共通的に形成された樹脂被覆104が形成されることに
なる。尚、金型101の脚部102の形状ににより、樹
脂被覆104に電子部品2のグランド電位となる端子電
極21を露出する導通穴31が形成されていることにな
る。
【0041】尚、導通穴31の縦断面形状は、金型10
1の除外する時、また、次の工程の金属膜の形成工程の
容易性を考慮した時、すり鉢状とすることが望ましい。
【0042】第4の工程は、前記樹脂被覆104の表面
に金属シールド膜4となる金属導体膜を被着形成する工
程である。
【0043】この工程では、大型基板1の各領域に跨が
って形成された樹脂被膜104上に、共通的に金属導体
膜を形成する。金属導体膜は、所定アルミニウムなどの
金属ターゲットを用いてスパッタ処理して、スパック膜
(図4では実質的に金型101に相当する部分に金属薄
膜が被着する)を形成する。この時、樹脂被膜104の
各導通穴31の内面にも金属導体膜が形成されることに
なり、その結果、金属膜は、電子部品2のグランド端子
電極21に接続することになる。
【0044】尚、上述のように、スパッタなどの薄膜技
法以外に、金属膜は、例えば、導電性樹脂ペーストを用
いて、樹脂被膜104上を塗布・硬化しても構わない。
【0045】このようにすれば、導通穴31内には導電
性樹脂ペーストが充填され、電子部品2のグランド端子
電極21と接続が達成され、且つ表面の平滑性が同時に
得られる。
【0046】また、上述したように導通穴31の形状を
すり鉢状にすることになり、金属膜をスパッタリング
で、また導電性樹脂ペーストの塗布により形成した時、
気泡など発生させることなく、安定して導通穴31の内
部に金属材料を確実に形成することができる。
【0047】第5の工程は、大型基板100を各領域毎
に切離するである。具体的には、図3、図4に示す大型
基板100の点線にそって、基板100、樹脂被膜10
4、金属膜(101)を一括的にダイシング等の加工を
行い切断する。これより、表面にシールド金属膜4を形
成され、樹脂被覆部材3で電子部品2が実質的覆われた
個々の基板1を有する高周波モジュルーとなる。
【0048】尚、切離とは上述のダイシングの他に、分
割処理であっても構わない。この分割処理で行う場合
に、大型基板100に点線に沿って予め分割溝が形成し
ておき、樹脂被膜104を形成する金型101の形状の
制御によって、分割溝を形成するようにしておけばよ
い。
【0049】以上の製造方法では、大型基板100か
ら、シールド金属膜5の形成までが、大型基板100の
各領域内で、共通的且つ一括的に処理ができ、従来のよ
うに、個々の部品に対して、金属ケースCを取着すると
いう非常に煩雑な作業が不要となる。
【0050】また、シールド金属膜4とグランド電位と
の接続状態も安定化して、従来のように、個々の部品に
半田付けをしなくてはならいなという信頼性が低い加工
工程が不要となる。これより、信頼性の高い工程で安定
した接続が達成でき、これによって、安定したシールド
効果を得ることできる高周波モジュールの製造方法とな
る。
【0051】また、部品搭載用回路基板1の表面全面
が、電子部品2などを搭載する有効面積として活用でき
るため、その小型化に大きく貢献でき、外部端子電極を
樹脂被覆部材3によって覆ってしまうことが一切なく、
外部回路との接続信頼性が安定する。
【0052】本発明者は、上述の構造を有する高周波モ
ジュール(700MHz前後の周波数を発振させる高周
波電圧制御発振器)を作製して、携帯電話PDC800
用のRF−VCOに用いた。セット機の中では、電圧制
御発信器の出力波と中間周波用電圧制御発振器の出力波
のミキシングにて、パワーアンプを通った900MHz
近辺の送信波と、800MHz近辺の受信波が飛び交っ
てしまう。この2つは共に数十dBmもの大出力信号で
ある。
【0053】高周波電圧制御発振器に電磁シールドが施
されてないと、上述の2つの信号が入りこみ、高周波電
圧制御発振器の出力波形にて、不要スプリアスが発生し
てうまことを確認した。スプリアスのレベルが大きいと
セット機上で不具合が生じる。
【0054】しかし高周波電圧制御発振器にシールド金
属膜4を施すことにより、不要スプリアスを最小限に抑
えることができ、しかも、従来の金属シールドケースを
用いた場合と同等の効果を奏することを確認した。
【0055】以上のように、高周波モジュールの形状に
問わずに同じ工程で製造でき、、従来のシールドケース
の設計は必要でなくなり、そしてシールドケースの部材
費を削減でき、取り付けにかかるタクト数も削減でき
る。結果、低コストの高周波モジュールが実現できる。
【0056】樹脂被覆部材3を形成することにより、表
面の平坦度を確保しているため、従来の金属シールドケ
ースで起きていたケースの曲がり等の変形の問題もなく
なり、また大型基板100に樹脂被覆104、金属膜
(101)を形成し、ダイシング等での切離しているた
め、部品法のバラツキやケースの爪の曲がり等による基
板との取り付け問題も無くなり、ケース付け工程での上
記の問題による歩留り低下が解消できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造でシールド
特性が安定して導出でき、部品搭載の専有面積が充分に
大きな高周波モジュールとなる。
【0058】また、複数の部品搭載用回路基板を複数抽
出できる大型基板で、同時に且つ安定的に、シールド効
果を有する部品を作製する高周波モジュールの製造方法
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波モジュールの一部透過状態の斜
視図である。
【図2】本発明の高周波モジュールの断面図である。
【図3】本発明の高周波モジュールの製造に用いる大型
基板の平面図である。
【図4】本発明の高周波モジュールの製造方法における
主要工程の断面図である。
【図5】従来の高周波モジュールの分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・部品搭載用回路基板 11・・グランド電位の表面配線パターン 2・・電子部品 21・・グランド電位端子電極 3・・樹脂被覆部材 4・・シールド金属膜 100・・大型基板 101・・金型 102・・脚部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方がグランド電位端子電極の電子部品
    を搭載した基板に、該グランド電位端子電極に到達する
    導通穴を有する樹脂被覆部材を形成するとともに、前記
    樹脂被覆部材の上面にシールド金属膜を被着したことを
    特徴とする高周波モジュール部品。
  2. 【請求項2】 部品搭載用基板が複数の絶縁層の積層構
    造であり、前記部品搭載用基板の端面に形成された端面
    外部電極が、少なくとも表面側の絶縁層を除いて部品搭
    載用基板の下面側に形成したことを特徴とする請求項1
    記載の高周波モジュール部品。
  3. 【請求項3】切離によって複数の部品用基板となる領域
    を有する大型基板を用意する工程と、 前記各領域上に、少なくとも一方の端子電極がグランド
    電位となる電子部品素子を実装する工程と、 前記大型基板上に、各領域に実装した電子部品のグラン
    ド電位端子電極が露出するように樹脂被覆部材を被覆す
    る工程と、 前記樹脂被膜上に、前記グランド電位端子電極と導通す
    る金属シールド膜を被着形成する工程と、 前記大型基板の各領域毎に切離する工程とを含む高周波
    モジュール部品の製造方法。
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