JPH1127078A - チップ型圧電振動部品 - Google Patents

チップ型圧電振動部品

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JPH1127078A
JPH1127078A JP18218397A JP18218397A JPH1127078A JP H1127078 A JPH1127078 A JP H1127078A JP 18218397 A JP18218397 A JP 18218397A JP 18218397 A JP18218397 A JP 18218397A JP H1127078 A JPH1127078 A JP H1127078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
mounting
chip
vibration
piezoelectric element
Prior art date
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Pending
Application number
JP18218397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Miyamoto
良夫 宮本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装面のすぐ上段にプリント基板の裏面、金属
ケース等の導電体がきても電気的にショートすることが
なく、電子機器の薄型化に寄与することのできるチップ
型圧電振動部品の提供。 【解決手段】振動部を形成する振動電極5、6を有する
圧電素子1を、保護基板2、3で上下から挟むように形
成したチップ型圧電振動部品において、前記振動電極
5、6からのびた引き出し電極7、8と電気的に接続さ
れる実装用の外部電極11、12を、実装時下面および
実装時側面の前記引き出し電極7、8の位置を含み実装
時上面よりも低い部分に形成する。また、さらに実装時
上面の保護基板2の角部13をおとしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動電極が形成さ
れた圧電素子を上下から保護基板で挟むように形成され
るチップ型圧電振動部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電振動部品は、マイクロプロセ
ッサの基準信号発生用の圧電共振子やFM放送や携帯電
話などのチャンネル選別用等に用いられる圧電フィルタ
等、様々な電子機器で用いられている。
【0003】図9にチップ型圧電振動部品の一例とし
て、エネルギ−閉じ込め形振動モードを用いたチップ型
圧電共振子の概略断面を示す。1は圧電素子で、両主面
には振動電極5、6および引き出し電極7、8が設けら
れている。引き出し電極7、8は、振動電極5、6とそ
れぞれ電気的に接続されており、それぞれ圧電素子の反
対側の端部までのびている。また、圧電素子1は、セラ
ミック基板などの保護基板2、3で上下から挟むように
接着剤4で接着されている。保護基板2、3には、振動
電極5、6に対向する部分に振動を妨げないための凹部
9、10が形成されている。さらに、引き出し電極7、
8は、圧電素子1の端部でそれぞれ実装用の外部電極1
1、12と電気的に接続されている。外部電極11、1
2は、チップ型圧電共振子の両端部に設けられており、
高さ方向については、下面から側面を経て上面まで連続
的に形成されている。
【0004】このようなチップ型圧電振動部品は、通
常、外部電極11、12をプリント基板等に直接半田付
けされ、電子機器に用いられる。
【0005】近年、電子機器の小型化が進み、それに伴
い電子部品の小型化、基板の高密度実装がますます重要
となっている。また、携帯電話、ノートパソコンに代表
されるような携帯型電子機器においては、それに加え、
特に薄型化の要求が高まっている。これに対応するた
め、電子機器におけるプリント基板同士の間隔、あるい
はプリント基板と金属ケースとの間隔が狭くなる傾向に
ある。また、電子機器のディジタル化が進んだ結果、高
周波ノイズ対策の重要性が高まっており、ノイズ対策の
目的でシールド板が使用される場合も多く、電子部品が
実装されるすぐ上部に導電体がくることから、高さ方向
の間隔がますます狭くなってきている。
【0006】このような状況の中、図9に示したような
従来のチップ型圧電振動部品を実装すると、外部電極1
1、12が、実装面に対し上段のプリント基板の裏面、
金属ケース、またはノイズ対策用シールド板に接触する
恐れがある。この場合、外部電極11、12間が電気的
にショートし、チップ型圧電振動部品が誤動作する、ま
たは、外部電極11、12が接触することにより、上段
のプリント基板の電気回路に誤動作を引き起こす恐れが
あるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するためになされたものであり、実装面のす
ぐ上段にプリント基板の裏面、金属ケース、またはノイ
ズ対策用シールド板などの導電体がきても電気的にショ
ートしたり、他の電気回路に誤動作を引き起こすことが
なく、電子機器の小型化、薄型化に寄与することのでき
るチップ型圧電振動部品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のチップ型圧電振
動部品は、図1に示すように、圧電素子1に振動部を形
成する振動電極5、6と、振動電極5、6から圧電素子
1の端部までのびた引き出し電極7、8を設け、前記圧
電素子1を上下から挟むように保護基板2、3を接着
し、さらに前記引き出し電極7、8と電気的に接続され
る実装用の外部電極11、12を設けたチップ型圧電振
動部品において、前記外部電極11、12が、実装時下
面および実装時側面の前記引き出し電極7、8の位置を
含み実装時上面よりも低い部分に形成されていることを
特徴とする。
【0009】また、さらに図3に示すように、実装時上
面の保護基板2の角部13をおとしていることを特徴と
する。
【0010】本発明によれば、実装時上面に外部電極1
1、12が設けられていないので、実装面のすぐ上段に
プリント基板の裏面、金属ケース、またはノイズ対策用
シールド板などの導電体がきても電気的にショートした
り、他の電気回路に誤動作を引き起こすことがなく、電
子機器の小型化、薄型化に寄与することのできるチップ
型圧電振動部品を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その実施の形態を
示す図面に基づき詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係るチップ型圧電振動部
品の垂直断面図、図2はチップ型圧電振動部品を構成す
る圧電素子および保護基板の分解斜視図である。図にお
いて、1は圧電素子、2および3は保護基板で、圧電素
子1を上下から挟むように接着剤4で接着されている。
圧電素子1の両主面には、振動電極5、6および振動電
極5、6と電気的に接続され、圧電素子1の端部までの
びる引き出し電極7、8が設けられている。引き出し電
極7、8は、圧電素子1の端部で幅広となっている。圧
電素子1は、エネルギ−閉じ込め形振動モードを用いて
いる。また保護基板2、3の振動電極5、6に対向する
部分には、振動を妨げないための凹部9、10が設けら
れている。この凹部9、10は、振動を妨げなければ良
く、四角形に限らず円形等でも良い。深さは、空隙が数
十μm 以上とれる程度で十分である。前記引き出し電極
7、8は、幅広となった端部で実装用の外部電極11、
12にそれぞれ電気的に接続される。
【0013】ここで、外部電極11、12は、図1およ
び図4に示す斜視図から明らかなように、チップ型圧電
振動部品の実装時下面および実装時側面の前記引き出し
電極7、8の位置を含み実装時上面よりも低い部分に形
成されている。すなわち、チップ型圧電振動部品をプリ
ント基板へ実装する場合、上面となる部分に外部電極1
1、12は形成されていない。このことから、実装面の
すぐ上段にプリント基板の裏面、金属ケース、またはノ
イズ対策用シールド板などの導電体がきても電気的にシ
ョートし、チップ型圧電振動部品が誤動作する、また
は、外部電極11、12が接触することにより、上段の
プリント基板の電気回路に誤動作を引き起こす恐れはな
い。
【0014】尚、実装時側面の外部電極11、12は、
図4のように4面の側面すべてに渡って形成される必要
はなく、図5に示すように向かい合う2面の一部分に形
成しても良い。
【0015】また、図3に示すチップ型圧電振動部品で
は、実装時上面の保護基板2の角部13をおとしてい
る。これにより、外部電極11、12形成時、印刷ズレ
があっても、上部にくる導電体と外部電極11、12と
の距離をより確実に確保することができる。したがっ
て、より信頼性に優れている。尚、角部のおとしかた
は、図3に示すような形状に限らず、階段状あるいは円
弧状でも良い。
【0016】外部電極11、12の形成面積は、プリン
ト基板への実装に必要とされる半田付け強度が確保でき
る面積以上であれば良い。また、外部電極11、12の
電極間距離は、最短でもお互いの電極がショートするこ
とがなく、信頼性を損なうことのない範囲内で定められ
ることはいうまでもない。
【0017】以上、述べたチップ型圧電振動部品を製造
するためには、まずPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)な
どの圧電材料を板状に成型して焼成する。その後、ラッ
プ盤にて所定の厚みまで研磨する。振動周波数により異
なるが、通常数百μm 程度の厚みとする。このように作
製される圧電板は、チップ型圧電振動部品を形成する圧
電素子1が複数個一体化された大きさとする。次に研磨
された圧電板の両面に、銀を蒸着するか、あるいは銀ペ
ーストをスクリーン印刷し、図1、図2に示すような振
動電極5、6および引き出し電極7、8を形成する。
【0018】一方、アルミナなどの絶縁材料を板状に成
型し、焼成することにより保護基板2、3が複数個一体
化された大きさの基板を作製する。基板の大きさは、圧
電板の大きさと同一とする。尚、圧電素子1の振動電極
5、6に対向する部分に設ける凹部9、10は、あらか
じめ成型金型に設けておく。また、図3のように保護基
板2の角をおとす場合には、上側専用の成型金型を用
い、図6(a)に断面図を示すような基板を作製する。
図6(b)に示すような基板を用いてもほぼ同等の効果
が得られる。保護基板2、3の材料は、耐候性、機械強
度にも優れたアルミナなどのセラミックスが望ましい
が、エポキシ樹脂などでもよい。
【0019】次に、上記基板の振動を妨げないための凹
部9、10を形成した面に接着剤4を塗布し、圧電板を
上下から挟むように加圧加熱しながら接着する。このと
き、圧電素子1の振動電極5、6と保護基板2、3の凹
部9、10が対向するように位置合わせを行う。その
後、ダイシングマシン等を用い、各圧電素子1ごとに切
断し、チップ形状とする。
【0020】さらに、圧電素子1に設けられた引き出し
電極7、8が露出しているチップ側面に、銀ペースト等
の導電ペーストをスクリーン印刷、焼き付けすることに
より外部電極11、12を形成する。このとき、外部電
極11、12は、チップ型圧電振動部品の実装時下面お
よび実装時側面の前記引き出し電極7、8の位置を含み
実装時上面よりも低い部分に形成する。尚、外部電極1
1、12の形成は、スクリーン印刷に限らず、蒸着やス
パッタリング等によっても良い。最後にバレルメッキに
より、外部電極11、12にNi層および、Sn層また
は半田層を析出させる。
【0021】また、上記の説明では、保護基板2、3に
振動を妨げないための凹部9、10を形成するものとし
たが、凹部を形成しない保護基板を用い、接着剤4の厚
みを調整することにより振動空間を設けても良い。
【0022】以上、2端子のチップ型圧電振動部品につ
いて、本発明の実施の形態を説明したが、それに限ら
ず、コンデンサを一体化した3端子のチップ型圧電振動
部品にも本発明は適用できる。図7、図8にその実施の
形態を示す。図において、11、12は外部電極(入出
力用)で、14は外部電極(接地用)である。図7で
は、外部電極(入出力用)が4面の側面すべてに渡って
形成されているが、図8では、2面にのみ電極が形成さ
れている。いずれの場合も、外部電極11、12、14
は、チップ型圧電振動部品の実装時上面には形成されて
いない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、実装時上面に外部電極
が設けられていないので、実装面のすぐ上段にプリント
基板の裏面、金属ケース、またはノイズ対策用シールド
板などの導電体がきても電気的にショートしたり、他の
電気回路に誤動作を引き起こすことがなく、電子機器の
小型化、薄型化に寄与することのできるチップ型圧電振
動部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ型圧電振動部品の実施の形態を
示す断面図である。
【図2】図1に示すチップ型圧電振動部品の圧電素子と
保護基板を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】図1に示すチップ型圧電振動部品の外部電極配
置を示す斜視図である。
【図5】本発明のチップ型圧電振動部品のさらに他の外
部電極配置の例を示す斜視図である。
【図6】保護基板が複数個一体化された基板の断面図で
あり、(a)は、図3に示すチップ型圧電振動部品に用
いられるもので、(b)は、(a)とほぼ同等の効果を
有する他の例を示す。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図8】図7に示すチップ型圧電振動部品の他の外部電
極配置の例を示す斜視図である。
【図9】従来例の圧電振動部品を説明するための断面図
である。
【符号の説明】
1 圧電素子 2、3 保護基板 4 接着剤 5、6 振動電極 7、8 引き出し電極 9、10 凹部 11、12 外部電極(入出力用) 13 角部 14 外部電極(接地用)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子に振動部を形成する振動電極と、
    振動電極から圧電素子の端部までのびた引き出し電極を
    設け、前記圧電素子を上下から挟むように保護基板を接
    着し、さらに前記引き出し電極と電気的に接続される実
    装用の外部電極を設けたチップ型圧電振動部品におい
    て、前記外部電極が、実装時下面および実装時側面の前
    記引き出し電極の位置を含み実装時上面より低い部分に
    形成されていることを特徴とするチップ型圧電振動部
    品。
  2. 【請求項2】実装時上面の保護基板の角部をおとしてい
    ることを特徴とする請求項1記載のチップ型圧電振動部
    品。
JP18218397A 1997-07-08 1997-07-08 チップ型圧電振動部品 Pending JPH1127078A (ja)

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JP18218397A JPH1127078A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 チップ型圧電振動部品

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JP (1) JPH1127078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215229B1 (en) * 1998-06-02 2001-04-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Chip-type piezoelectric resonator and method for adjusting resonance frequency thereof
US6610925B1 (en) 1999-11-18 2003-08-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface mounting electronic component
EP1717952A1 (en) * 2005-04-28 2006-11-02 Epson Toyocom Corporation Piezoelectric resonator and piezoelectric oscillator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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