JPH0878954A - 発振器およびその製造方法 - Google Patents

発振器およびその製造方法

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JPH0878954A
JPH0878954A JP21452594A JP21452594A JPH0878954A JP H0878954 A JPH0878954 A JP H0878954A JP 21452594 A JP21452594 A JP 21452594A JP 21452594 A JP21452594 A JP 21452594A JP H0878954 A JPH0878954 A JP H0878954A
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shield cover
oscillator
electromagnetic shield
wiring pattern
piezoelectric vibrator
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JP21452594A
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Inventor
Takashi Ise
貴 伊勢
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型化が実現でき、作りやすく、構造の簡単
な発振器を提供する。 【構成】 凹部空間30を有する電磁シールドカバー2
の頂部内面22aおよび側部内面24aの回路配線パタ
ーン8に、圧電振動子4と発振回路部品6とが凹部空間
30に積み重なるように配置することにより、従来は凹
部空間30の未使用であった空間を減少させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電振動子と発振回路
部品とを1つのケースに収める発振器の構造と、この構
造を形成するための製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及が進んでいる携帯電話などの
小型通信機器では、安定した周波数を得るための周波数
発振源として、発振器を備えている。
【0003】この小型通信機器は、その形状が小型でし
かも軽量であることと、高い信頼性とが要求され、構成
部品である発振器に対しても、同様に小型軽量化と、高
信頼性化とが要求されている。
【0004】また、生産性を向上させるために、組立工
程を極力、自動化するための努力がなされ、発振器の構
成部品も表面実装型のものが多用されている。
【0005】この種の表面実装型の部品は形状も小型に
でき、パーツフィーダやロボットなどを用いて回路基板
の所定位置に自動的に実装することができる。
【0006】そして、信頼性の高い発振器は、外部から
の電磁ノイズを防ぐとともに、外部に電磁ノイズを出す
ことを防ぐための電磁シールドカバーを備え、水晶振動
子などの圧電振動子や発振回路を保護している。
【0007】小型の発振器の構造としては、たとえば特
開平5−121940号公報に開示されているような、
回路基板に切り欠きを設け、その切り欠き部を水晶振動
子の一部を収納する収納領域として活用して、小型軽量
化をおこなう発振器の構造などが提案されている。
【0008】また、たとえば実開平3−128325号
公報や実開平4−34569号公報に開示されているよ
うな、水晶振動子を搭載するためのサポートを、回路基
板と一体構造とし、実装しやすくして、小型化をおこな
う水晶振動子を搭載する基板の構造なども提案されてい
る。
【0009】これらの水晶振動子を搭載する基板で発振
器を構成する場合にも、信頼性を確保するために、電磁
シールドカバーを備える必要がある。以下に図面を用い
て従来技術における発振器を説明する。
【0010】図9と図11と図12とは従来の発振器の
構造を示す図面で、いずれも発振器の電磁シールドカバ
ーの一部を切り欠いて示す斜視図である。そして図10
は、図9のD−D線における断面を示す断面図である。
以下図9と図10と図11と図12とを交互に参照して
説明する。
【0011】この種の発振器では、水晶振動片などの圧
電振動片をケースに封入した圧電振動子4と、発振回路
を構成する半導体集積回路やコンデンサなどからなる発
振回路部品6とを、基板88表面の回路配線パターン8
にハンダや導電性接着剤を用いて実装する。
【0012】そしてさらに、これらを実装した基板88
に電磁シールドの機能を有する金属薄板などの導電体か
らなる電磁シールドカバー82をかぶせるように設け
る。
【0013】基板88は、セラミックや樹脂などの絶縁
材料からなり、ほぼ矩形の板形状を有する。
【0014】ここで、回路配線パターン8は、銅や銀や
金などの金属膜からなり、エッチング加工や印刷法など
で所定の形状に形成する。そして、必要に応じて、この
回路配線パターン8は基板88の表裏の両面に設けた
り、基板88の内部に多層に設けたりする。
【0015】さらにまた、基板88の表面に露出する回
路配線パターン8は必要に応じて表面を、ゴミなどによ
る絶縁不良や、部品実装時に回路配線パターン8の外部
にハンダや導電性接着剤が流れでるのを防ぐために、部
分的に絶縁材料でコーティングする。
【0016】発振器と外部の回路との電気的接続を行う
外部接続端子92は、所定の本数の金属リード線からな
り、外部の回路の外部接続面62に対応して、発振器の
底部付近に、回路配線パターン8の端部付近に接続固定
する。
【0017】電磁シールドカバー82は、一般に鉄や真
鍮などの金属薄板の抜き加工と絞り加工とを行い、その
内部に凹部空間30をもつように形成する。
【0018】そして、凹部空間30に圧電振動子4と発
振回路部品6とを収めるように、基板88の周縁に電磁
シールドカバー82の開口縁部を固着する。これととも
に、電磁シールドカバー82は所定の電位をもつ回路配
線パターン8に接続する。
【0019】発振器を電子機器に搭載するときの実装ス
ペースは、一般的には、直方体や立方体となっている。
また、発振器の外形形状は外部接続端子92を除くと、
電磁シールドカバー82の外形形状になっている。
【0020】電磁シールドカバー82は、通常、基板8
8の形状と同様にほぼ矩形でかつ平面である頂部84を
有し、その頂部84の周縁部からほぼ直角に、頂部84
の周縁部の全周にわたって同一高さをもつ側部86を有
する。そして頂部84と側部86とで囲まれた凹部空間
30を有している。
【0021】平面形状の基板88には、高さやその形状
がまちまちの圧電振動子4や発振回路部品6などの実装
部品を搭載する。そのために、これらの実装部品を収納
する電磁シールドカバー82には、高さの最も高い実装
部品が収まるように凹部空間30を用意する。
【0022】したがって、平面形状の基板88に高さ寸
法がまちまちの実装部品を搭載し、頂部84が平面形状
の電磁シールドカバー82で蓋をしたときには、高さ寸
法の小さい実装部品の上部には未使用の空間が残る。こ
のため、凹部空間30に高密度実装を行うことができな
い。
【0023】現在、発振器に搭載する部品の高さ寸法
は、圧電振動子4が最も高い傾向にあり、小型の表面実
装型の圧電振動子4においても1.2〜2.5mmであ
る。一方、コンデンサなどの小型の発振回路部品6は
0.5〜1.5mmであり、高さ寸法はまちまちであ
る。
【0024】図9は、圧電振動子4と発振回路部品6と
を表面実装型の部品で構成し、これらを基板88に表面
実装した構造を示す斜視図である。
【0025】この図9に示す構造は、圧電振動子4と発
振回路部品6とは自動組立で表面実装ができるため生産
性はよい。しかしながら、圧電振動子4と発振回路部品
6とを平面的に実装している。このため、実装面積が大
きくなり、必然的に基板88の面積は大きくなる。それ
によって発振器全体の形状も大きくなってしまう。
【0026】図11は、圧電振動子4をリード線付きタ
イプとし、発振回路部品6を表面実装型の部品で構成
し、そして基板88に発振回路部品6を表面実装した後
で、圧電振動子4を発振回路部品6の上部空間に立体的
に配置させた従来例を示す斜視図である。
【0027】この図11に示す構造は、実装面積は図9
に示す発振器よりも小さいが、圧電振動子4の横の空間
が未使用であり、電磁シールドカバー82は凹部空間3
0に未使用の空間を有する。
【0028】このため、高密度実装ができず、それによ
って発振器全体の形状も大きくなってしまう。
【0029】また、図11に示す発振器ではリード線を
備える圧電振動子4を実装するために、自動組立の表面
実装ができず、取扱いがやっかいで生産性はよくない。
【0030】さらに図12は、圧電振動子4をリード線
付きタイプとし、発振回路部品6を表面実装型の部品で
構成し、基板88の一部領域に切り欠き部90を設け、
基板88に発振回路部品6を表面実装した後で、圧電振
動子4を基板88の切り欠き部90に圧電振動子4の一
部を収納し実装したという特開平5−121940号に
開示された従来例を示す斜視図である。
【0031】この図12に示す構造は、切り欠き部90
を設けているため実装高さは小さくなるが、図9に示す
発振器と同様に、圧電振動子4と発振回路部品6とを平
面的に実装している。このため、実装面積は大きくな
り、それによって発振器全体の形状も大きくなってしま
う。
【0032】またさらに、図11に示す発振器と同様に
リード線付きの圧電振動子4を実装するために、図12
に示す構造では自動組立の表面実装ができず、取扱いが
やっかいで生産性はよくない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
発振器は小型化の要請を満たすために、従来技術では圧
電振動子4や発振回路部品6の個々の部品の小型化はも
とより、基板88に切り欠き部90を設けて、圧電振動
子4の容積の一部を収納したりするなどの工夫してい
る。
【0034】また近年、とくに組立の自動化を図るため
に、圧電振動子4や発振回路部品6を表面実装型の部品
とし、基板88の表面に表面実装する動きが活発化して
きている。
【0035】しかし、従来の組立の自動化を図れるよう
な構造をもった発振器では、高さ寸法やその形状がまち
まちの圧電振動子4や発振回路部品6などの実装部品
を、平面形状の基板88に平面的に表面実装する。
【0036】このため、電磁シールドカバー82の内部
の凹部空間30に未使用の空間を有し、高密度実装を行
うことができず、それによって発振器の形状が大きくな
ってしまう。
【0037】さらに、発振器の小型化が進むにつれて、
より小さい形状の基板88に、決められた部品を高密度
に実装する必要性が高まっている。
【0038】そのために、基板88の外形に対する回路
配線パターン8との位置精度と、基板88に実装する圧
電振動子4や発振回路部品6や外部接続端子92や電磁
シールドカバー82などの個々の形状精度と、回路配線
パターン8に対する圧電振動子4や発振回路部品6や外
部接続端子92などの実装精度や、部品実装のときの接
合材であるハンダや導電性接着剤のはみ出し量などの要
求が厳しくなってきている。
【0039】そのため、それぞれの精度のばらつきや不
具合などにより、電磁シールドカバー82の開口縁部を
基板88の周縁に固着するときに、電磁シールドカバー
82が外部接続端子92や回路配線パターン8や発振回
路部品6や圧電振動子4やはみ出したハンダなどの接合
材が不都合な部分に接触する。そのため、電気的にショ
ートしてしまい、組立不良を引き起こしてしまうという
問題がある。
【0040】本発明の目的は、上記課題点を解決して、
内容積とともに底面積が小さく、小型で、しかも構造が
簡単な発振器の構造と、この構造を形成するための製造
方法とを提供することである。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の発振器の構造およびその製造方法は、下記
記載の構造および製造方法を採用する。
【0042】本発明の発振器は、圧電振動子と発振回路
部品と電磁シールドカバーを備え、電磁シールドカバー
は頂部と、側部と、頂部と側部とで囲まれた凹部空間
と、頂部内面と側部内面とに設ける回路配線パターン
と、底部付近に設け側部内面の回路配線パターンを延長
した外部接続端子とを有し、頂部内面と側部内面とに設
ける回路配線パターンに圧電振動子と発振回路部品とを
接続し、圧電振動子と発振回路部品とが凹部空間に積み
重なるように配置することを特徴とする。
【0043】本発明の発振器の製造方法は、所定の展開
形状の金属板上に絶縁体を設け、絶縁体上に導電体から
なる所定形状の回路配線パターンと外部接続端子とを設
けて電磁シールドカバーを形成し、その後、電磁シール
ドカバーの回路配線パターンに圧電振動子と発振回路部
品とを実装し、その後、電磁シールドカバーの曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子と発振回路部品とを収納
する凹部空間を形成することを特徴とする。
【0044】
【作用】本発明の発振器は、凹部空間を有する電磁シー
ルドカバーの頂部内面および側部内面にも回路配線パタ
ーンを設ける。そしてこの回路配線パターンに、圧電振
動子と発振回路部品とが凹部空間に積み重なるように配
置する。
【0045】このことにより、従来は凹部空間の未使用
であった空間を減少させることができ、簡単な構造で、
内容積とともに底面積が小さくなり、発振器の小型化を
達成することができる。
【0046】またさらに、所定形状の回路配線パターン
と外部接続端子とを備えた電磁シールドカバーが平板状
の展開形状のときに、圧電振動子と発振回路部品とを電
磁シールド内の頂部内面と側部内面との回路配線パター
ンに実装し、その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を
行う。
【0047】この圧電振動子と発振回路部品とを収納す
る凹部空間を形成することにより、圧電振動子や発振回
路部品とを凹部空間に高密度に積み重なるように配置す
ることができ、発振器の小型化と生産性の向上とを達成
できる。
【0048】さらに、従来のように回路配線パターンに
発振回路部品と圧電振動子とを実装した後に、電磁シー
ルドカバーをかぶせる必要がない。
【0049】このため、電磁シールドカバーと発振回路
部品や圧電振動子とが電気的にショートすることは発生
せず、小型化と優れた生産性とを有する発振器が得られ
る。
【0050】さらに、外部の回路と接続する外部接続端
子を、外部対応面部に設けたり、あるいは異方性導電性
接着剤を用いて外部の回路と外部接続端子との接続をお
こなう。
【0051】このことによって、小型であることに加え
て、多数の外部接続端子を小さな占有面積で外部の回路
に、容易に、かつ高い接続強度で、確実に接続固定する
ことができる。
【0052】さらに、電磁シールドカバーの凹部空間
に、回路封止剤を注入して、圧電振動子と発振回路部品
とを封止する構造を採用する。このことにより、小型で
あることに加えて、耐衝撃性や耐湿性などの信頼性に優
れた発振器を提供できる。
【0053】
【実施例】以下、本発明の実施例における発振器を図面
を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施例におけ
る発振器を示し、発振器の電磁シールドカバーの一部を
切り欠いて裏面より示す斜視図である。図2は、本発明
の第1の実施例における発振器を示し、図1のA−A線
における断面を示す断面図である。図3は、本発明の第
1の実施例における発振器を展開したようすを示す平面
図である。以下図1と図2と図3とを交互に参照して説
明する。
【0054】本発明の発振器の構成は、圧電振動子4
と、発振回路部品6と、電磁シールドカバー2と、回路
配線パターン8と、外部接続端子10とを備える。
【0055】圧電振動子4は、水晶振動子や圧電セラミ
ックスや圧電プラスチックスなどを表面実装型のセラミ
ックスやガラスなどからなるケースに気密封入する。
【0056】回路配線パターン8は、発振回路を構成す
る半導体集積回路やコンデンサーなどからなる発振回路
部品6と、圧電振動子4とを配線する役割をもつ。
【0057】電磁シールドカバー2は、その内部の凹部
空間30に圧電振動子4と発振回路部品6とを収納し、
外部からの電磁ノイズから圧電振動子4や発振回路部品
6とを保護するともに、外部に電磁ノイズを出すのを防
ぐ電磁シールドの機能を有する。
【0058】発振器からの外部の回路への入出力信号
は、外部接続端子10より入出力を行う。この外部接続
端子10は外部の回路に近接した底部付近に、回路配線
パターン8を延長して構成する。
【0059】また、本発明の発振器では、図9から図1
2に示す従来技術のような矩形の板形状を有する基板は
不要である。
【0060】図1および図2を参照するに、電磁シール
ドカバー2は、ほぼ矩形でかつ平面形状である頂部22
を有する。さらに、その頂部22の周縁部からほぼ直角
に、頂部22の周縁部の全周にわたってほぼ同一高さを
もつ側部24を有する。そしてこの頂部22と側部24
とで囲まれた凹部空間30を有する。
【0061】そして、電磁シールドカバー2の側部内面
24aと、頂部内面22aとに回路配線パターン8を設
ける。そしてこの頂部内面22aの回路配線パターン8
に、表面実装型の圧電振動子4と複数の表面実装型の発
振回路を構成する発振回路部品6とを、ハンダあるいは
導電性接着剤を用いて接続固定する。
【0062】さらに、側部内面24aの回路配線パター
ン8にいくつかの表面実装型の発振回路部品6をハンダ
や導電性接着剤からなる接合材を用いて接続固定する。
【0063】頂部内面22aに実装する圧電振動子4
と、発振回路部品6と側部内面24aに実装する発振回
路部品6は、高さ寸法やその形状がまちまちの外形形状
を有する。しかしながら、これらの圧電振動子4と発振
回路部品6とは、凹部空間30の隙間を埋めるように積
み重さね、高密度に、そして立体的に配置する。
【0064】ここで、電磁シールドカバー2は、安定し
たシールド効果を得るために、グランド電位もしくは一
定の電位をもつ回路配線パターン8に接続する。
【0065】本発明の発振器の構造は、圧電振動子4や
発振回路部品6などの実装部品を頂部内面22aだけで
なく側部内面24aにも配置している。この結果、底面
積を小さくでき、かつ実装部品を凹部空間30が高密度
になるように配置するため、発振器の小型化を達成でき
る。
【0066】金属などの導電体から構成する外部接続端
子10は、凹部空間30の外側領域に設け、そしてハン
ダや導電性接着剤などの接合材で外部の回路と接続す
る。
【0067】このことにより、外部の回路と発振器の発
振回路とを電気的に接続する。発振器の機械的な固定を
もおこなう場合もある。
【0068】外部接続端子10は、電磁シールドカバー
2の側部内面24aの回路配線パターン8から延長して
構成する。したがって、回路配線パターン8の端部付近
にリード線など別部品を用いることなく、回路配線パタ
ーン8の一部分を用いて、外部接続端子10を構成して
いる。
【0069】また図2に示すように、外部接続端子10
は、発振器の底部付近に設ける。これは本発明の発振器
の凹部空間30を、外部の回路の基板表面の外部接続面
62との接続によって閉じた空間にするためである。
【0070】外部接続端子10の構造とその形成方法と
は、本発明の発振器のいずれの実施例にも適応し、外部
接続端子10は回路配線パターン8の形成のときに、回
路配線パターン8と同一材料で、しかも同時に形成す
る。
【0071】しかし、回路配線パターン8と外部接続端
子10が銅や銀などで形成するときには、この銅や銀な
どは表面が酸化しやすいので、外部接続端子10と外部
の回路とのハンダによる接続が上手くできない。
【0072】また、回路配線パターン8と外部接続端子
10が銀パラジウムで形成するときには、この銀パラジ
ウムはハンダに食われる性質がある。このため、外部接
続端子10と外部の回路とのハンダによる接続が上手く
できない。
【0073】このような問題を解決するために、回路配
線パターン8と同一材料で形成した外部接続端子10の
表面に、さらに別の材料からなる金属膜を形成したり、
外部接続端子10の材料を回路配線パターン8と別の材
料で構成してもよい。
【0074】たとえば、外部接続端子10の表面に、酸
化防止のためのハンダや金などの金属を膜形成したり、
ハンダ食われを防止するためのニッケルを膜形成したり
すればよい。
【0075】以上の説明では、外部接続端子10の構造
は、リード線など別部品を用いず、回路配線パターン8
の一部分を用いて構成する例を示したが、用途によって
は、回路配線パターン8の端部付近に別部品からなるリ
ード線を接続して構成してもよい。
【0076】外部対応面部26は、外部接続端子10を
有する電磁シールドカバー2の側部24を頂部22にほ
ぼ平行になるように折りまげて設け、かつ外部接続端子
10が外部の回路の外部接続面62に対してほぼ平行に
接するように設けている。
【0077】なお図1および図2では外部対応面部26
を設けるように図示し説明したが、この外部対応面部2
6はなくてもよい。
【0078】本発明の第1の実施例における発振器の製
造方法を、図1と図2と図3とを参照しながら説明す
る。
【0079】まず、所定の展開形状を有する鉄や真鍮な
どからなる金属板(図示せず)の上に絶縁体(図示せ
ず)を形成する。
【0080】この絶縁体は、導電性をもたないポリイミ
ド系やエポキシ系などの樹脂や、セラミックスやガラス
などを用いる。そして絶縁体が樹脂のときは、液状の樹
脂を所定の厚さで金属板の表面に形成し、熱や紫外線を
加えることにより、金属板の表面に絶縁体を固着させ
る。
【0081】そして、その絶縁体上に導電体からなる所
定形状の回路配線パターン8と外部接続端子10とを設
け、電磁シールドカバー2を形成する。
【0082】回路配線パターン8は、銅やアルミニウム
や銀や金などの金属をスパッタリング法や真空蒸着法な
どで被膜形成したり、あるいは導電ペーストを印刷する
などの方法で形成する。
【0083】回路配線パターン8の形状は、圧電振動子
4や発振回路部品6を所定の位置に接続し、さらに外部
接続端子10を形成するように所定の形状で形成する。
【0084】さらに、回路配線パターン8には必要に応
じて、ゴミなどによる絶縁不良や、部品実装時に回路配
線パターン8の外部にハンダや導電性接着剤などの接合
材が流れでるのを防ぐために、導電性をもたない樹脂や
セラミックスなどからなる絶縁材(図示せず)を接続領
域以外に部分的にコーティングしてもよい。
【0085】金属板の表面に固着させる絶縁体と、金属
膜などの回路配線パターン8と、回路配線パターン8を
コーティングするための絶縁材とは、互いに密着性のよ
いものを使用し、また曲げ加工に耐え得る弾性を有する
ものを用いる。
【0086】つぎに、電磁シールドカバー2の回路配線
パターン8に、表面実装型の圧電振動子4と表面実装型
の発振回路部品6とを表面実装する。
【0087】表面実装工程は、まずはじめに回路配線パ
ターン8の圧電振動子4や発振回路部品6などの実装部
品を接続する領域に、ハンダペーストや導電性接着剤な
どの接合材(図示せず)を設ける。
【0088】つぎに、その接合材を設けた位置に所定の
圧電振動子4や発振回路部品6などの電極部がくるよう
に、自動表面実装機を用いて実装部品を配置する。
【0089】そして、加熱処理であるリフロー工程や導
電性接着剤硬化工程などを行い、回路配線パターン8
と、圧電振動子4と発振回路部品6との実装部品の電極
部とを接合材で接続する。
【0090】これらの工程で、電磁シールドカバー2
は、図3に示すような展開した形状の電磁シールドカバ
ー2に、圧電振動子4や発振回路部品6を実装したよう
な形状に形成することができる。
【0091】そして、図3に示すような所定の展開形状
を有する電磁シールドカバー2を、頂部22と側部24
がほぼ垂直になるように、しかも圧電振動子4や発振回
路部品6が内側になるように折り曲げて、凹部空間30
を有する形状を形成する。
【0092】圧電振動子4と発振回路部品6とは、電磁
シールドカバー2を折り曲げて凹部空間30を有する形
状にする以前に、回路配線パターン8に接続している。
【0093】そして、電磁シールドカバー2を折り曲げ
て凹部空間30を有する形状にしたときには、凹部空間
30に圧電振動子4と発振回路部品6とが高密度に積み
重なるように配置するように、あらかじめ考慮した配置
で回路配線パターン8に圧電振動子4と発振回路部品6
とを接続しておく。
【0094】以上の説明では圧電振動子4と発振回路部
品6とを表面実装型とする実施例を示した。しかしなが
ら、電磁シールドカバー2を折り曲げて凹部空間30を
有する形状にしたときに、凹部空間30に高密度に積み
重なるように配置できれば、圧電振動子4と発振回路部
品6とは表面実装型の部品でなくてもよい。
【0095】さらにまた、圧電振動子4と発振回路部品
6の、1個以上が表面実装型以外の部品で、残りが表面
実装型の部品であってもよい。すなわち、表面実装型部
品と非表面実装型部品とが混在するように実装してもよ
い。
【0096】さらに金属板を抜き加工により、所定の展
開形状を有する電磁シールドカバー2を形成する実施例
を示したが、他のせん断加工や切断加工やエッチング加
工などの他の加工方法で金属板を形成してもよい。
【0097】この電磁シールドカバー2は、0.1mm
〜0.2mmの厚さの金属薄板で形成するので、曲げや
すく、加工しやすい。
【0098】この製造方法により、従来必要であった実
装用の基板をはぶくことができ、圧電振動子4と発振回
路部品6とを自動組立実装装置で実装可能であり、しか
も高密度に実装することができる。
【0099】さらにまた、電磁シールドカバー2を、基
板に実装した圧電振動子4や発振回路部品6などの実装
部品にかぶせる工程がない。このため、電磁シールドカ
バー2と実装部品とが電気的にショートしてしまう組立
不良を引き起こさず、小型化と優れた生産性と兼ね備え
た発振器を提供できる。
【0100】金属板は、折り曲げ後の形状が凹部空間3
0を有する電磁シールドカバー2の形状になるように、
回路配線パターン8や絶縁体を設ける以前に、あらかじ
め考慮して所定の展開形状を有するものとする実施例を
以上説明した。
【0101】以上説明した方法と別の製造方法を以下に
説明する。まず金属板上に絶縁体を設け、絶縁体上に導
電体からなる所定形状の回路配線パターン8と外部接続
端子10とを設ける。
【0102】その後、回路配線パターン8を有する金属
板を抜き加工により、所定の展開形状を有する電磁シー
ルドカバー2として形成する。
【0103】その後、電磁シールドカバー2の回路配線
パターン8に圧電振動子4と発振回路部品6とを実装す
ると、電磁シールドカバー2は、図3に示すような展開
形状になる。
【0104】その後、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子4と発振回路部品6とを
収納する凹部空間30を形成する。
【0105】この製造方法では、多数個分の回路配線パ
ターン8と外部接続端子10とを有する電磁シールドカ
バー2を、同時に1枚の金属板に設けることができ、大
量生産に適する。
【0106】さらに、他の製造方法としては、まず金属
板上に絶縁体を設け、この絶縁体上に導電体からなる所
定形状を有する回路配線パターン8と外部接続端子10
とを形成する。
【0107】その後、回路配線パターン8上に圧電振動
子4と発振回路部品6とを、接合材を用いて実装する。
【0108】さらにその後、圧電振動子4と発振回路部
品6とを実装した回路配線パターン8を有する金属板を
抜き加工により、図3に示すような所定の展開形状を有
する電磁シールドカバー2を形成する。その後、電磁シ
ールドカバー2の曲げ加工を行うことにより、圧電振動
子4と発振回路部品6とを収納する凹部空間30を形成
する。
【0109】この製造方法では、多数個分の回路配線パ
ターン8と外部接続端子10とを有する電磁シールドカ
バー2を、同時に1枚の金属板に設け、さらにそのう
え、多数個分の圧電振動子4と発振回路部品6とを同時
に実装することができ、大量生産に適する。
【0110】さらに、以上説明した本発明の実施例とは
別の製造方法を、図1と図2と図3とを参照しながら説
明する。
【0111】まず、絶縁体フィルム(図示せず)の表面
に導電体からなる所定形状の回路配線パターン8と外部
接続端子10とを設けて、柔軟なフレキシブル基板(図
示せず)を形成する。
【0112】この絶縁体フィルムは、ポリイミド樹脂な
どからなる膜厚の薄い電気絶縁性を有するフィルムで構
成する。
【0113】回路配線パターン8と外部接続端子10と
は、銅やアルミニウムなどの膜厚の薄い金属板を絶縁体
フィルムの表面に張り合わせて、その後この金属板をエ
ッチング処理したり、あるいは絶縁体フィルムの表面に
銅やアルミニウムや銀や金などの金属膜をスパッタリン
グ法や真空蒸着法などで膜形成したり、あるいは絶縁体
フィルムの表面に導電ペーストを印刷するなどの方法で
設ける。
【0114】回路配線パターン8の形状は、圧電振動子
4や発振回路部品6を所定の位置に接続し、さらに外部
接続端子10を形成するように所定の形状で形成する。
【0115】さらに、回路配線パターン8には必要に応
じて、ゴミなどによる絶縁不良や、部品実装時に回路配
線パターン8の外部にハンダや導電性接着剤などの接合
材が流れでるのを防ぐために、導電性のない樹脂やセラ
ミックスなどからなる絶縁材(図示せず)を部分的にコ
ーティングする。あるいは、絶縁体フィルムに用いるポ
リイミド樹脂などからなる膜厚の薄い絶縁体フィルムを
さらに用いて、回路配線パターン8を部分的に挟み込ん
だりして接合材が流れ出ることを防止する。
【0116】絶縁体フィルムと、回路配線パターン8
と、回路配線パターン8をコーティングするための絶縁
材とは、互いに密着性のよいものを使用し、柔軟なフレ
キシブル基板になるように、それぞれ弾性を有するもの
を用いる。
【0117】つぎに、所定の展開形状を有する鉄や真鍮
などからなる金属板に、フレキシブル基板の絶縁体フィ
ルム側を接着面として、熱圧着法や、あるいは接着法に
より両者を張り合わせ、電磁シールドカバー2を形成す
る。
【0118】ここで、金属板とフレキシブル基板とは、
いずれも曲げ加工に耐え得る接着力と弾性を有する。
【0119】つぎに、電磁シールドカバー2の回路配線
パターン8に表面実装型の圧電振動子4と発振回路部品
6とを、接合材を用いて表面実装する。
【0120】表面実装工程は、まずはじめに、回路配線
パターン8の圧電振動子4や発振回路部品6などの実装
部品を接続する部分に、ハンダペーストや導電性接着剤
などの接合材(図示せず)を形成する。
【0121】つぎに、その接合材を設けた位置に所定の
圧電振動子4や発振回路部品6などの電極部がくるよう
に、自動表面実装装置を用いて実装部品を配置する。
【0122】そして、加熱処理であるリフロー工程や導
電性接着剤硬化工程を行い、回路配線パターン8と実装
部品の電極部とを接合材で接続する。
【0123】これらの処理工程により、電磁シールドカ
バー2は、図3に示すように、展開した形状の電磁シー
ルドカバー2に、圧電振動子4や発振回路部品6を実装
したような形状に形成することができる。
【0124】そして、図3に示すような所定の展開形状
を有する電磁シールドカバー2を、頂部22と側部24
がほぼ垂直になるように、しかも圧電振動子4と発振回
路部品6とが内側になるように折り曲げて、圧電振動子
4と発振回路部品6とを収納する凹部空間30を有する
形状を形成する。
【0125】圧電振動子4と発振回路部品6とは、電磁
シールドカバー2を折り曲げて凹部空間30を有する形
状にする以前に、回路配線パターン8に接続している。
そして、電磁シールドカバー2を、折り曲げて凹部空間
30を有する形状にしたときには、凹部空間30に高密
度に積み重なるように配置するように、あらかじめ考慮
した配置で回路配線パターン8に圧電振動子4と発振回
路部品6とを接続しておく。
【0126】以上の説明では圧電振動子4と発振回路部
品6とを表面実装型とする実施例を示した。しかしなが
ら、電磁シールドカバー2を折り曲げて凹部空間30を
有する形状にしたときに、凹部空間30に高密度に積み
重なるように配置できれば、圧電振動子4と発振回路部
品6は表面実装型の部品でなくてもよい。
【0127】さらに、圧電振動子4と発振回路部品6
の、1個以上が表面実装型以外の部品で、残りが表面実
装型の部品であってもよい。すなわち、表面実装型部品
と非表面実装型部品とが混在するように、電磁シールド
カバー2に実装してもよい。
【0128】さらに金属板やフレキシブル基板を抜き加
工により、所定の展開形状を有する電磁シールドカバー
2を形成する実施例を示したが、他のせん断加工や切断
加工やエッチング加工などの他の加工方法で形成しても
よい。
【0129】この電磁シールドカバー2は、0.1mm
〜0.2mmの厚さの金属薄板で形成するので、曲げや
すく、加工しやすい。
【0130】この製造方法により、従来必要であった実
装用の基板をはぶくことができ、圧電振動子4と発振回
路部品6を自動組立実装装置で実装可能であり、なおか
つ高密度に実装することができる。
【0131】さらにまた、電磁シールドカバー2を、基
板に実装した圧電振動子4や発振回路部品6などの実装
部品にかぶせる工程がない。このため、電磁シールドカ
バー2と実装部品とが電気的にショートしてしまう組立
不良を引き起こさず、小型化と優れた生産性と兼ね備え
る発振器を提供できる。
【0132】また、フレキシブル基板は、回路配線パタ
ーン8の多層化を基板配線技術で容易に実現することが
できる。
【0133】この多層化はポリイミドなどからなる膜厚
の薄い絶縁体フィルム(図示せず)の表面に金属板もし
くは金属箔もしくは金属膜を設けて、第1層目の回路配
線パターン8として構成する。
【0134】さらに、この第1層目の回路配線パターン
8の上にポリイミドなどからなる膜厚の薄い絶縁体フィ
ルムを設け、さらにその絶縁体フィルムの表面に金属
板、もしくは金属箔、もしくは金属膜を設けて、第2層
目の回路配線パターン8として構成する。
【0135】さらに第3層目の回路配線パターン8を形
成することによって、回路配線パターン8を立体的に多
層構造で設けるもので、複雑な回路配線を実現すること
ができる。
【0136】多層のフレキシブル基板は、他の多層基板
と比べて、膜厚が薄くしかも重量が軽い。したがって、
フレキシブル基板を用いるこの実施例の製造方法は、複
雑な回路配線を必要とする発振器において、多層フレキ
シブル基板を用いることで、小型で、しかも軽い発振器
を提供することができる。
【0137】金属板は、折り曲げ後の形状が凹部空間3
0を有する電磁シールドカバー2の形状になるように、
フレキシブル基板を張り合わせる以前よりあらかじめ考
慮して、所定の展開形状を有するものとする実施例を示
した。
【0138】以上説明した製造方法と別の製造方法とし
ては、絶縁体フィルム上に導電体からなる所定形状の回
路配線パターン8と外部接続端子10とを設けてフレキ
シブル基板を形成する。
【0139】その後、金属板にフレキシブル基板を張り
合わせ、その後、この張り合わせた金属板とフレキシブ
ル基板とを抜き加工により、所定の展開形状を有する電
磁シールドカバー2を形成する。
【0140】その後、電磁シールドカバー2の回路配線
パターン8に、圧電振動子4と発振回路部品6とを接合
材を用いて実装すると、電磁シールドカバー2は、図3
に示すような展開形状に形成することができる。
【0141】その後、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子4と発振回路部品6とを
収納する凹部空間30を形成することができる。
【0142】この製造方法においては、所定の展開形状
を有する電磁シールドカバー2の金属板と、フレキシブ
ル基板の形状とを同時に、かつ同じ形状で、容易に形成
することができる。
【0143】したがって、電磁シールドカバー2の金属
板とフレキシブル基板の形状とを、同じ形状にしたいと
きには有利である。
【0144】さらにまた、別の製造方法としては、絶縁
体フィルム上に導電体からなる所定形状の回路配線パタ
ーン8と外部接続端子10とを設けて、フレキシブル基
板として形成する。
【0145】その後、金属板にフレキシブル基板を張り
合わせる。さらにその後、フレキシブル基板の回路配線
パターン8に圧電振動子4と発振回路部品6とを接合材
を用いて実装する。
【0146】その後、圧電振動子4と発振回路部品6と
を実装したフレキシブル基板と、張り合わせた金属板と
の抜き加工を行うことにより、図3に示す所定形状の展
開形状を有する電磁シールドカバー2を形成することが
できる。
【0147】その後、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子4と発振回路部品6とを
収納する凹部空間30を有する電磁シールドカバー2を
形成することができる。
【0148】この製造方法では、所定の展開形状を有す
る電磁シールドカバー2の金属板とフレキシブル基板の
形状を同時に、かつ同じ形状で、容易に形成することが
できる。
【0149】この製造方法は、電磁シールドカバー2の
金属板とフレキシブル基板との形状を、同じ形状にした
いときには有利である。
【0150】また、多数個分の回路配線パターン8と外
部接続端子10とを、同時に1枚のフレキシブル基板に
設け、さらにその後に、多数個分の圧電振動子4と発振
回路部品6とを同時に実装することができ、大量生産に
適する。
【0151】さらに、別の製造方法としては、絶縁体フ
ィルム上に導電体からなる所定形状の回路配線パターン
8と外部接続端子10とを設けて、フレキシブル基板と
して形成する。
【0152】その後、フレキシブル基板の回路配線パタ
ーン8に、圧電振動子4と発振回路部品6とを接合材を
用いて実装する。
【0153】その後、所定の展開形状の金属板に、圧電
振動子4と発振回路部品6とを実装してあるフレキシブ
ル基板を張り合わせて、図3に示すような電磁シールド
カバー2を形成する。
【0154】その後、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子4と発振回路部品6とを
収納する凹部空間30を有する電磁シールドカバー2を
形成することができる。
【0155】この製造方法では、多数個分の回路配線パ
ターン8と外部接続端子10とを、同時に1枚のフレキ
シブル基板に設け、さらにその後に、多数個分の圧電振
動子4と発振回路部品6とを同時に実装することがで
き、大量生産に適する。
【0156】またさらに、別の製造方法としては、絶縁
体フィルム上に導電体からなる所定形状の回路配線パタ
ーン8と外部接続端子10とを設けてフレキシブル基板
として形成する。
【0157】その後、フレキシブル基板の回路配線パタ
ーン8に圧電振動子4と発振回路部品6とを、接合材を
用いて実装する。
【0158】その後、圧電振動子4と発振回路部品6と
を実装しているフレキシブル基板を金属板に張り合わせ
る。
【0159】その後、圧電振動子4と発振回路部品6と
を実装したフレキシブル基板と、このフレキシブル基板
に張り合わせた金属板との抜き加工を行うことにより、
図3に示すような所定の展開形状を有する電磁シールド
カバー2を形成することができる。
【0160】その後、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子4と発振回路部品6とを
収納する凹部空間30を有する電磁シールドカバー2を
形成することができる。
【0161】この製造方法においては、所定の展開形状
を有する電磁シールドカバー2の金属板と、フレキシブ
ル基板との形状を、同時にかつ同じ形状で、容易に形成
することができる。
【0162】これは、電磁シールドカバー2の金属板と
フレキシブル基板との形状を、同じ形状にしたいときに
は有利である。
【0163】また、多数個分の回路配線パターン8と外
部接続端子10とを、同時に1枚のフレキシブル基板に
設け、さらにその後に、多数個分の圧電振動子4と発振
回路部品6とを同時に実装することができ、大量生産に
適する。
【0164】さらに、図1と図2と図3とには、外部対
応面部26を示している。この外部対応面部26は、外
部接続端子10を有する電磁シールドカバー2の側部2
4を頂部22にほぼ平行になるように折り曲げて設け、
発振器の底部付近で、外部接続端子10が外部の回路の
外部接続面62に対してほぼ平行に接するように設けて
いる。
【0165】この外部対応面部26の構造とその形成方
法とは、本発明の発振器のいずれの実施例においても適
応し、図3に示すように、平面形状の電磁シールドカバ
ー2の展開形状に、あらかじめ外部対応面部26を準備
し、電磁シールドカバー2を折り曲げて凹部空間30を
有する形状にするときに、その凹部空間30を形成する
同じ工程で曲げ加工をおこない外部対応面部26を形成
する。
【0166】この構造の外部対応面部26を設けること
により、外部接続端子10と外部の回路の外部接続面6
2との接続強度が高くなり、確実に接続固定ができる発
振器を提供することができる。
【0167】ここまでの説明では、曲げ加工で圧電振動
子4と発振回路部品6を収納する凹部空間30を有する
電磁シールドカバー2を形成する以前に、圧電振動子4
と発振回路部品6とを回路配線パターン8に接続する実
施例を示した。
【0168】図4と図5とに本発明の他の実施例におけ
る発振器を示す。図4は発振器の電磁シールドカバーの
一部を切り欠いて裏面より示す斜視図であり、図5は図
4のB−B線における断面を示す断面図である。以下図
4と図5とを交互に参照して説明する。
【0169】凹部空間30を備える電磁シールドカバー
2の側部内面24a、および頂部内面22aにそれぞれ
回路配線パターン8を設ける。
【0170】そして、一部の発振回路部品6は、頂部内
面22aの回路配線パターン8にハンダや導電性接着剤
からなる接合材を用いて接続固定する。
【0171】さらに、残りの発振回路部品6と圧電振動
子4とは、側部内面24aの回路配線パターン8に接合
材を用いて接続固定する。
【0172】圧電振動子4は、頂部内面22aの回路配
線パターン8に接続固定する発振回路部品6の上面をま
たぐように、平行に向かい合う一対の側面内面24aの
回路配線パターン8にハンダや導電性接着剤からなる接
合材を用いて接続固定する。
【0173】この図4と図5に示す構造の製造方法は、
まず、図3に示すような所定の展開形状を有する電磁シ
ールドカバー2の頂部内面22aと側部内面24aとに
発振回路部品6を表面実装する。
【0174】その後、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行い、凹部空間30をもった形状に電磁シールドカバ
ー2を形成する。
【0175】その後、圧電振動子4だけを、頂部内面2
2aに実装しているいくつかの発振回路部品6の上面を
またぐように、そして積み重ねるように、凹部空間30
の隙間を埋めるように、平行に向かい合う一対の側部内
面22aの回路配線パターン8にハンダや導電性接着剤
などからなる接合材を用いて接続固定する。
【0176】圧電振動子4は、発振器に搭載する部品の
なかでは最も大きい形状の部品である。そのため、圧電
振動子4は頂部内面22aの回路配線パターン8に接続
固定するのではなく、発振回路部品6の上面をまたぐよ
うにして、平行に向かい合う一対の側面内面24aの回
路配線パターン8に接続固定する。この図4と図5に示
す構造では、底面積を小さくして、凹部空間30の隙間
を高密度に埋めることができる。
【0177】また、この構造では、圧電振動子4は発振
回路部品6と同時に表面実装できない。しかしながら、
圧電振動子4は前述のように、発振器に搭載する部品の
なかでは最も大きい形状の部品であり、また最も実装し
やすい場所の電磁シールドカバー2の開口部付近に配置
させる。
【0178】このため、ハンダこて先が凹部空間30内
に入りやすく、組立作業性はよい。この構造にすること
により、小型であることに加えて、さらに底面積の小さ
い発振器を提供することができる。
【0179】以上の図4と図5とを用いて説明した実施
例では、電磁シールドカバー2の曲げ加工することで凹
部空間30をもった形状に形成する以前に、発振回路部
品6をすべて実装し、曲げ加工を行い凹部空間30をも
った形状に形成した後に、圧電振動子4だけを回路配線
パターン8に実装する実施例を示した。
【0180】しかしながら、電磁シールドカバー2の凹
部空間30に圧電振動子4と発振回路部品6をすべて実
装したときに、凹部空間30に高密度に積み重なるよう
に配置できるのであれば、回路配線パターン8に圧電振
動子4と発振回路部品6の少なくとも1つを実装してか
ら、曲げ加工を行うことにより、圧電振動4子と発振回
路部品6を収納する凹部空間30を有する電磁シールド
カバー2を形成し、その後、回路配線パターン8に圧電
振動子4と発振回路部品6の少なくとも1つを実装して
もよい。
【0181】つぎにさらに別の実施例における発振器を
説明する。図6の斜視図に本発明の他の実施例における
発振器を示す。図7は、図6のC−C線における断面を
示す断面図である。以下図6と図7とを交互に参照して
説明する。
【0182】この図6と図7とを用いて説明する実施例
は、外部接続端子10の構造に関するものである。回路
配線パターン8と外部接続端子10とは、その両面を部
分的に絶縁体からなるフィルム46で挟み込んでフレキ
シブル基板42を構成する。
【0183】金属板48に、フレキシブル基板42を張
り合わせ、この金属板48とフレキシブル基板42とに
より電磁シールドカバー2を形成する。
【0184】そして、電磁シールドカバー2の曲げ加工
を行うことにより、圧電振動子4と発振回路部品6を収
納する凹部空間30を有する電磁シールドカバー2を形
成することができる。
【0185】外部接続端子10は、ハンダや導電性接着
剤で外部の回路の外部接続面62と接続する。このため
に、凹部空間30を有する電磁シールドカバー2の側部
24の底面付近に、フレキシブル基板42の端部を設け
る。
【0186】そして、外部接続端子10を凹部空間30
の外側に露出させるように、電磁シールドカバー2の側
部24を切り欠いた逃げ部28を設ける。
【0187】この逃げ部28は、外部接続端子10と、
外部の回路の外部接続面62とが、ハンダや導電性接着
剤で接続が可能な大きさ寸法になるように設ける。
【0188】この逃げ部28から外部接続端子10が露
出する構造にすることにより、小型であることに加え
て、外部接続端子10と外部の回路の外部接続面62と
を接続するときに、ハンダや導電性接着剤などの接合材
の接続状態を目視で確認することができる発振器を提供
できる。
【0189】逃げ部28で露出する外部接続端子10を
外部の回路の外部接続面62に接続するときに、接合材
のハンダなどが外部接続端子10の外側に流れでて、電
磁シールドカバー2に接触してしまうと、外部接続端子
10と電磁シールドカバー2とが電気的にショートして
しまい問題となる。
【0190】そこで好ましくはハンダや導電性接着剤な
どの接合材が流れ出るのを防止するために、逃げ部28
で露出する外部接続端子10と、電磁シールドカバー2
との金属板48との間に、ソルダーレジスト部44を設
けるとよい。
【0191】このソルダーレジスト部44は、回路配線
パターン8を挟み込んでいる絶縁体からなるフィルム4
6の一部領域を用いて構成したり、あるいはエポキシ系
樹脂などの導電性のない樹脂やセラミックスなどの絶縁
材を、フレキシブル基板42にコーティングしたりして
もよい。
【0192】図7においてソルダーレジスト部44は、
絶縁体のフィルム46の一部を用いて構成する実施例を
示している。
【0193】この構造にすることにより、小型であるこ
とに加えて、外部接続端子10と外部の回路の外部接続
面62とを接続するときに、ハンダや導電性接着剤など
の接合材の接続状態を目視で確認することができる発振
器を提供できる。
【0194】さらに、外部接続端子10と電磁シールド
カバー2が電気的にショートしてしまうことなく、容易
に接続固定ができる発振器を提供できる。
【0195】また、凹部空間30を有する電磁シールド
カバー2の側部24の底面付近で、しかもフレキシブル
基板42の端部付近に設ける外部接続端子10を、図1
を用いて説明した外部対応面部26に設ける。
【0196】そして、外部対応面部26に設ける外部接
続端子10を凹部空間30の外側に露出させるように、
電磁シールドカバー2の側部24を切り欠いた逃げ部2
8を設ける。
【0197】この構造にすることにより、小型であるこ
とに加えて、外部接続端子10と外部の回路の外部接続
面62とを接続するときに、ハンダや導電性接着剤など
の接合材の接続状態を目視で確認することができる。
【0198】さらにまた、外部接続端子10と外部の回
路の外部接続面62との接続強度が高く、そのうえ確実
に接続固定を行うことができる発振器を提供できる。
【0199】また、凹部空間30を有する電磁シールド
カバー2の側部24の底面付近で、かつフレキシブル基
板42の端部付近に設けた外部接続端子10を、図1を
用いて説明した外部対応面部26に設ける。
【0200】そして、外部対応面部26に設ける外部接
続端子10を凹部空間30の外側に露出させるように、
電磁シールドカバー2の側部24を切り欠いた逃げ部2
8を設ける。
【0201】さらに、外部対応面部26に設け、逃げ部
28の領域で露出する外部接続端子10と電磁シールド
カバー2との金属板48との間に、ソルダーレジスト部
44を設けている。
【0202】この構造にすることにより、小型であるこ
とに加えて、外部接続端子10と外部の回路の外部接続
面62とを接続するときに、ハンダや導電性接着剤など
の接合材の接続状態を目視で確認することができる。
【0203】またさらに、外部接続端子10と外部の回
路の外部接続面62との接続強度が高く、そのうえ両者
を確実に接続固定することができる。
【0204】さらに、外部接続端子10と電磁シールド
カバー2とは、電気的にショートしてしまうことなく、
容易に接続固定することがができる発振器を提供でき
る。
【0205】つぎに他の実施例における発振器を説明す
る。図8の斜視図に本発明の他の実施例における発振器
を示す。この実施例では、図1を用いて説明した外部接
続端子10と外部対応面部26とを有する構造に、さら
に曲げ工程を行い、改良を加えている。
【0206】図8を用いて説明する発振器の構造は、外
部接続端子10を備えた外部対応面部26を外側に折り
曲げ、外部接続端子10の一部領域を発振器の外側に露
出させるように構成している。
【0207】この構造にすることにより、外部接続端子
10と外部の回路の外部接続面62との接続強度が高
く、そのうえ両者を確実に接続固定することができる。
【0208】さらに、外部の回路と外部接続端子10と
を接続したときに、ハンダや導電性接着剤などの接合材
の接続状態を容易に目視で確認でき、しかも特性検査の
しやすい発振器を提供することができる。
【0209】発振器の信頼性特性として、耐衝撃性や耐
湿性などが要求される。発振回路部品6の中には、湿度
によって電気特性が変化するコンデンサなどの部品が含
まれており、高い耐湿性が要求される場合には、たびた
び、発振回路の安定性で問題が生じている。
【0210】そこで本発明の発振器において、高い耐衝
撃性が要求されるときや、高い耐湿性が要求される場合
には、電磁シールドカバー2の内側の凹部空間30に、
圧電振動子4と発振回路部品6の一部もしくは全部を高
密度に実装した後に、凹部空間30に回路封止剤を注入
し、圧電振動子4と発振回路部品6を封止する。
【0211】なおこの封止処理は、耐湿性が悪いコンデ
ンサなどの発振回路部品6の一部のみに行ってもよい。
【0212】回路封止剤としては、エポキシ系樹脂やシ
リコーン系樹脂などの回路封止剤を用いる。そして、こ
の回路封止剤は、通常、粘性をもった液体状で凹部空間
30に流し込み、加熱処理や紫外線照射を加えることに
より固化させる。
【0213】また、回路封止剤は、硬化剤を注入するこ
とで固めるタイプの回路封止剤を用いてもよい。
【0214】回路封止剤を凹部空間30に流しこむとき
には、電磁シールドカバー2の側部24とこの側部24
との隙間を、シリコーン系樹脂などのシーリング剤で塞
いだり、側部24とこの側部24とを溶接加工や、かし
め加工で塞いだりし、回路封止剤が凹部空間30の外側
に流れ出るのを防ぐ。
【0215】なお、回路封止剤が凹部空間30の外側に
流れ出なければ、電磁シールドカバー2の側部24とこ
の側部24との隙間を、シリコーン系樹脂などのシーリ
ング剤で塞いだり、側部24と側部24とを溶接加工
や、かしめ加工で塞いだりしなくてもよい。
【0216】このように凹部空間30に回路封止剤を注
入し、圧電振動子4と発振回路部品6とを封止すること
により、ゴミなどの侵入を防ぐとともに、湿度によって
特性が変化する発振回路部品6に対する湿度の影響を取
り除き、なおかつ発振器の剛性や耐衝撃性を向上させる
ことが可能となる。
【0217】また、従来の発振器では、このように高さ
寸法がある程度大きい部品を小面積で回路封止をすると
きには、基板上にこの部品を囲むように回路封止枠を設
けて回路封止剤を流し込む凹部空間を作ったり、金型を
用いて回路部品を樹脂モールドしたりすることが必要で
ある。
【0218】この回路封止枠を設けることは、基板面積
の増加につながり、発振器形状が大型化してしまう。
【0219】またさらに、金型を用いて回路部品を樹脂
モールドする場合には、製造装置が大がかりなものにな
ってしまう。
【0220】これに対して本発明の発振器では、電磁シ
ールドカバー2の頂部22と側部24とで回路封止枠を
構成し、回路封止剤を注入して、圧電振動子4と発振回
路部品6を封止する構造にしている。このことによっ
て、小型であることに加えて、耐衝撃性や耐湿性などの
信頼性が優れた発振器を容易に提供できる。
【0221】最近、発振回路部品6の半導体集積回路部
品として、メモリを備えるデジタル半導体集積回路を搭
載した、デジタル温度補償型発振器などの発振器が開発
されている。
【0222】これらの発振器は、デジタル半導体集積回
路にデータを書き込んだり、テストのためにデータを読
みだしたりする必要があり、多数の外部接続端子10を
備えている。
【0223】また、小型の発振器の場合、小さな領域に
多数の外部接続端子10を備えるため、外部接続端子1
0のピッチ寸法は細かくなる。
【0224】本発明の発振器で多数の外部接続端子10
を要求されているときには、以下に記載の手段を採用す
ればよい。まず図1に示すように、外部接続端子10を
有する電磁シールドカバー2の側部24を、頂部22に
ほぼ平行になるように折りまげて、外部接続端子10を
有する外部対応面部26を形成する。
【0225】そして、外部対応面部26の外部接続端子
10と外部の回路の外部接続面62との接続を、異方性
導電性接着剤を用いておこなう。
【0226】この異方性導電性接着剤は、基板上の、あ
るピッチ寸法を有する端子電極どうしを面接合する場合
に、これらの基板の端子電極の間に挟み込んで加熱およ
び加圧して硬化させ、接合するものある。
【0227】そして、基板の端子電極の隣あう方向には
導電性を示さず、加圧方向の導体で挟み込まれた方向の
みに導電性を示す。とくに、導電性接着剤やハンダでの
接続が難しい、細かいピッチ寸法の端子電極の接続に有
効である。
【0228】異方性導電性接着剤としては、電気絶縁性
樹脂に導電フィラーを分散させたものが知られており、
硬化前は粘性をもった液状である。外部接続端子10と
外部の回路の外部接続面62との接続は、この異方性導
電性接着剤を用いることにより容易に接続することがで
きる。
【0229】このため、小さな領域で、多くの端子数を
有し、微細なピッチ寸法を有する外部接続端子10の接
続を実現できる。
【0230】この異方性導電性接着剤を用いる構造にす
ることによって、小型であることに加えて、多数の外部
接続端子10を小さな領域で、外部の回路の外部接続面
62に容易に接続することができる発振器を提供でき
る。
【0231】以上の説明では外部接続端子10と外部の
回路の外部接続面62との接続に、異方性導電性接着剤
を用いる実施例を示した。しかしながら異方性導電性接
着剤のかわりに、異方性導電性フィルムを用いてもよ
い。
【0232】この異方性導電性フィルムは、電気絶縁性
を有する樹脂に導電フィラーを分散させた弾力性をもつ
シート状のものであり、異方性導電性接着剤と同様に加
圧方向のみに導電性を示す。
【0233】そして異方性導電性フィルムは接着力をも
たない。このために、外部接続端子10と外部の回路の
外部接続面62とを加圧するとともに、位置決め固定す
るコネクタなどの部品が必要である。
【0234】本発明の実施例では、半導体集積回路など
の発振回路部品6をほぼ直方体や立方体にパッケージし
た形状で図示したが、ベアチップ半導体集積回路をワイ
ヤボンディングしたものや、フリップチップ実装してモ
ールドした丘形状のものや、他の形状の発振回路部品6
を搭載してもよい。
【0235】さらに本発明の実施例における以上の説明
では、電磁シールドカバー2の形状は、ほぼ矩形でかつ
平面形状である頂部22を有し、その頂部22の周縁部
からほぼ直角に、頂部22の周縁部の全周にわたってほ
ぼ同一高さをもつ側部24を有し、頂部22と側部24
で囲まれた凹部空間30を有する例で説明した。
【0236】しかしながら、発振器を収納するスペース
と圧電振動子4や発振回路部品6の実装が可能であれ
ば、頂部22の形状は、多角形や円形や楕円形でもよ
い。またさらに、頂部22や側部24に窪みや突起を設
けもよい。
【0237】さらに、電磁シールドの効果と圧電振動子
4や発振回路部品6の実装とに影響のない程度であれ
ば、側部24は全周にわたって同一高さ寸法をもたなく
てもよい。またさらに、頂部22や側部24に、切り欠
きや貫通穴や非貫通穴を設けもよい。
【0238】このように頂部22や側部24に、窪みや
突起や切り欠きや貫通穴や非貫通穴などを形成すること
によって、組立て工程における位置決めが容易となる効
果をもち、さらにまた、発振器に隣接する他部品との干
渉を防ぐことができるなどの効果がある。
【0239】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
発振器は、凹部空間を有する電磁シールドカバーの頂部
内面と側部内面との回路配線パターンに、圧電振動子と
発振回路部品とが凹部空間に積み重なるように配置す
る。
【0240】このことにより、従来は凹部空間の未使用
であった空間を減少させることができ、簡単な構造で、
内容積とともに底面積も小さくすることが可能となり、
発振器の小型化を達成できる。
【0241】またさらに、所定形状の回路配線パターン
と外部接続端子とを備えた電磁シールドカバーが平板の
展開形状のときに、圧電振動子と発振回路部品とを電磁
シールド内の頂部内面と側部内面との回路配線パターン
に実装し、その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行
うことにより、圧電振動子と発振回路部品とを収納する
凹部空間を形成している。
【0242】このことにより、圧電振動子や発振回路部
品とを凹部空間に高密度に積み重なるように配置するこ
とができ、発振器の小型化と生産性の向上とを達成する
ことができる。
【0243】さらに、従来のように回路配線パターンに
発振回路部品と圧電振動子とを実装した後に、電磁シー
ルドカバーをかぶせる必要がない。このため、電磁シー
ルドカバーと発振回路部品や圧電振動子とが電気的にシ
ョートしてしまうことなく、小型化と優れた生産性と
を、ともに達成できる。
【0244】さらに、外部の回路と接続する外部接続端
子を、外部対応面部に設ける構造を採用したり、異方性
導電性接着剤や異方性導電フィルムを用いて外部の回路
との接続をおこなう構造を採用することにより、小型で
あることに加えて、多数の外部接続端子を少ない面積で
外部の回路に、容易に、かつ高い接続強度で、そのうえ
両者を確実に接続固定することができる。
【0245】さらに、電磁シールドカバーの凹部空間
に、回路封止剤を注入して、圧電振動子と発振回路部品
を封止する構造にすることにより、小型であることに加
えて、耐衝撃性や耐湿性などの信頼性に優れた発振器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における発振器を裏面よ
り示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例における発振器を示す断
面図である。
【図3】本発明の第1の実施例における発振器の展開し
たようすを示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施例における発振器を裏面より
示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例における発振器を示す断面
図である。
【図6】本発明の他の実施例における発振器を裏面より
示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例における発振器を示す断面
図である。
【図8】本発明の他の実施例における発振器を上面より
示す斜視図である。
【図9】従来例における発振器を上面より示す斜視図で
ある。
【図10】従来例における発振器を示す断面図である。
【図11】従来例における発振器を上面より示す斜視図
である。
【図12】従来例における発振器を上面より示す斜視図
である。
【符号の説明】
2 電磁シールドカバー 4 圧電振動子 6 発振回路部品 8 回路配線パターン 10 外部接続端子 28 逃げ部 30 凹部空間 42 フレキシブル基板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子と、発振回路部品と、電磁シ
    ールドカバーとを備え、 電磁シールドカバーは頂部と、側部と、頂部と側部とで
    囲まれた凹部空間と、頂部内面と側部内面とに設ける回
    路配線パターンと、底部付近に設け側部内面の回路配線
    パターンを延長した外部接続端子とを有し、 頂部内面と側部内面とに設ける回路配線パターンに圧電
    振動子と発振回路部品とを接続し、圧電振動子と発振回
    路部品とが凹部空間に積み重なるように配置することを
    特徴とする発振器。
  2. 【請求項2】 表面実装型の圧電振動子と、表面実装型
    の発振回路部品と、電磁シールドカバーとを備え、 電磁シールドカバーは頂部と、側部と、頂部と側部とで
    囲まれた凹部空間と、頂部内面と側部内面とに設ける回
    路配線パターンと、底部付近に設け側部内面の回路配線
    パターンを延長した外部接続端子とを有し、 頂部内面と側部内面とに設ける回路配線パターンに圧電
    振動子と発振回路部品とを接続し、圧電振動子と発振回
    路部品とが凹部空間に積み重なるように配置することを
    特徴とする発振器。
  3. 【請求項3】 所定の展開形状の金属板上に絶縁体を設
    け、絶縁体上に導電体からなる所定形状の回路配線パタ
    ーンと外部接続端子とを設けて電磁シールドカバーを形
    成し、 その後、電磁シールドカバーの回路配線パターンに圧電
    振動子と発振回路部品とを実装し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    形成することを特徴とする発振器の製造方法。
  4. 【請求項4】 金属板上に絶縁体を設け、絶縁体上に導
    電体からなる所定形状の回路配線パターンと外部接続端
    子とを設け、 その後、回路配線パターンを有する金属板の抜き加工を
    行うことにより、所定の展開形状を有する電磁シールド
    カバーを形成し、 その後、電磁シールドカバーの回路配線パターンに圧電
    振動子と発振回路部品とを実装し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    形成することを特徴とする発振器の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属板上に絶縁体を設け、絶縁体上に導
    電体からなる所定形状の回路配線パターンと外部接続端
    子とを設け、 その後、回路配線パターンに圧電振動子と発振回路部品
    とを実装し、 その後、圧電振動子と発振回路部品とを実装した回路配
    線パターンを有する金属板の抜き加工を行うことによ
    り、所定の展開形状を有する電磁シールドカバーを形成
    し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    形成することを特徴とする発振器の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁体のフィルム上に導電体からなる所
    定形状の回路配線パターンと外部接続端子とを設けてフ
    レキシブル基板を形成し、 その後、所定の展開形状の金属板に、フレキシブル基板
    を張り合わせて電磁シールドカバーを形成し、 その後、電磁シールドカバーの回路配線パターンに圧電
    振動子と発振回路部品とを実装し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    形成することを特徴とする発振器の製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁体のフィルム上に導電体からなる所
    定形状の回路配線パターンと外部接続端子とを設けてフ
    レキシブル基板を形成し、 その後、金属板にフレキシブル基板を張り合わせ、 その後、張り合わせた金属板とフレキシブル基板との抜
    き加工を行うことにより、所定の展開形状を有する電磁
    シールドカバーを形成し、 その後、フレキシブル基板の回路配線パターンに圧電振
    動子と発振回路部品とを実装し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    形成することを特徴とする発振器の製造方法。
  8. 【請求項8】 絶縁体のフィルム上に導電体からなる所
    定形状の回路配線パターンと外部接続端子を設けてフレ
    キシブル基板を形成し、 その後、金属板にフレキシブル基板を張り合わせ、 その後、フレキシブル基板の回路配線パターンに圧電振
    動子と発振回路部品とを実装し、 その後、圧電振動子と発振回路部品とを実装したフレキ
    シブル基板と、張り合わせた金属板との抜き加工を行う
    ことにより、所定の展開形状を有する電磁シールドカバ
    ーを形成し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    有する電磁シールドカバーを形成することを特徴とする
    発振器の製造方法。
  9. 【請求項9】 絶縁体のフィルム上に導電体からなる所
    定形状の回路配線パターンと外部接続端子とを設けてフ
    レキシブル基板を形成し、 その後、フレキシブル基板の回路配線パターンに圧電振
    動子と発振回路部品とを実装し、 その後、所定の展開形状の金属板に、フレキシブル基板
    を張り合わせて電磁シールドカバーを形成し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    有する電磁シールドカバーを形成することを特徴とする
    発振器の製造方法。
  10. 【請求項10】 絶縁体のフィルム上に導電体からなる
    所定形状の回路配線パターンと外部接続端子とを設けて
    フレキシブル基板を形成し、 その後、フレキシブル基板の回路配線パターンに圧電振
    動子と発振回路部品とを実装し、 その後、金属板にフレキシブル基板を張り合わせ、 その後、圧電振動子と発振回路部品とを実装したフレキ
    シブル基板と、張り合わせた金属板との抜き加工を行う
    ことにより、所定の展開形状を有する電磁シールドカバ
    ーを形成し、 その後、電磁シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品とを収納する凹部空間を
    有する電磁シールドカバーを形成することを特徴とする
    発振器の製造方法。
  11. 【請求項11】 電磁シールドカバーの回路配線パター
    ンに圧電振動子と発振回路部品のすくなくとも1つを実
    装し、 その後、磁気シールドカバーの曲げ加工を行うことによ
    り、圧電振動子と発振回路部品を収納する凹部空間を有
    する電磁シールドカバーを形成し、 その後、回路配線パターンに圧電振動子と発振回路部品
    のすくなくとも1つを実装することを特徴とする発振器
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 外部接続端子を有する電磁シールドカ
    バーの側部は、頂部にほぼ平行になるように折りまげて
    設ける外部対応面部を有し、外部対応面部に外部接続端
    子を設けることを特徴とする請求項1、あるいは請求項
    2に記載の発振器。
  13. 【請求項13】 回路配線パターンと外部接続端子と
    は、両面を部分的に絶縁体のフィルムで挟み込んでフレ
    キシブル基板を構成し、電磁シールドカバーの側面を切
    り欠いた逃げ部から外部接続端子を露出させることを特
    徴とする請求項1、あるいは請求項2に記載の発振器。
  14. 【請求項14】 外部接続端子を有する電磁シールドカ
    バーの側部は、頂部にほぼ平行になるように折りまげて
    設ける外部対応面部を有し、外部対応面部に外部接続端
    子を設け、さらに、回路配線パターンと外部接続端子は
    両面を部分的に絶縁体のフィルムで挟み込んでフレキシ
    ブル基板を構成し、電磁シールドカバーの側面を切り欠
    いた逃げ部から外部接続端子を露出させることを特徴と
    する請求項1、あるいは請求項2に記載の発振器。
  15. 【請求項15】 外部接続端子は、電磁シールドカバー
    の逃げ部に外側に露出させるように設け、外部接続端子
    と電磁シールドカバーの金属板との間に、ソルダーレジ
    スト部を設けることを特徴とする請求項13、あるいは
    請求項14に記載の発振器。
  16. 【請求項16】 外部対応面部は、外側に折り曲げ、外
    部接続端子のすくなくとも一部を発振器の外側に露出さ
    せることを特徴とする請求項12に記載の発振器。
  17. 【請求項17】 電磁シールドカバーの凹部空間は、回
    路封止剤を有することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項12、請求項13、請求項14、請求項1
    5、あるいは請求項16に記載の発振器。
  18. 【請求項18】 外部接続端子を備える電磁シールドカ
    バーの側部は、頂部にほぼ平行になるように折り曲げて
    外部接続端子を有する外部対応面部を形成して、外部対
    応面部の外部接続端子と外部の回路との接続を、異方性
    導電性接着剤を用いておこなうことを特徴とする請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8、請求項9、請求項10、あるいは請求項11に記載
    の発振器の製造方法。
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