JP2001230630A - 温度補償型発振器、温度補償型発振器の制御方法及び無線通信装置 - Google Patents

温度補償型発振器、温度補償型発振器の制御方法及び無線通信装置

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JP2001230630A
JP2001230630A JP2000239003A JP2000239003A JP2001230630A JP 2001230630 A JP2001230630 A JP 2001230630A JP 2000239003 A JP2000239003 A JP 2000239003A JP 2000239003 A JP2000239003 A JP 2000239003A JP 2001230630 A JP2001230630 A JP 2001230630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力信号の位相雑音を低減でき、かつ、出力
信号の周波数が短時間で安定し、制御の応答性も悪くな
らない温度補償型発振器、温度補償型発振器の制御方法
及び無線通信装置を提供する。 【解決手段】 温度補償電圧Vc1に含まれるノイズを
除去するフィルタ手段23と、このフィルタ手段23に
並列接続されたスイッチ手段SW1と、電圧制御型発振
回路28等への電力の供給を制御する電力制御手段26
とを備え、電力制御手段26は、電圧制御型発振回路2
8への電力の供給開始時は、スイッチ手段SW1を所定
期間オンにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度補償型発振
器、温度補償型発振器の制御方法及び無線通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信装置等の電子機器に使用
される発振器は、広い温度範囲で安定した発振周波数の
出力信号を出力する必要があるため、温度補償型発振器
(TCXO)が使用されている。この温度補償型発振器
は、圧電振動子の発振周波数が負荷容量に応じて変化す
ることを利用し、温度補償回路により温度に応じて負荷
容量を変化させて発振周波数を一定に維持するものであ
る。また、温度補償型発振器には、温度補償回路をアナ
ログ回路により構成したアナログ型のものと、温度補償
回路をディジタル回路により構成したディジタル型のも
のがある。
【0003】ところで、アナログ型の温度補償型発振器
においては、温度補償回路が多くの抵抗素子及び半導体
素子より構成されるため、温度補償回路が出力する温度
補償電圧Vc1に熱雑音やショット雑音等によるノイズ
Vnが加算される。このため、図15に示すアナログ型
の温度補償型発振器のように、高周波成分を除去するフ
ィルタ回路2を温度補償回路3と電圧制御型発振回路4
との間に挿入することにより、温度補償回路3の出力電
圧Vc1+VnからノイズVnを除去することができ
る。このように、温度補償回路3より出力される温度補
償電圧Vc1に含まれるノイズを除去するフィルタ回路
2を設けることにより、出力信号の位相雑音を低減させ
ている。
【0004】また、図16は、ディジタル型の温度補償
型発振器のブロック図である。ディジタル型の温度補償
型発振器10において、温度補償回路11は、例えば、
温度センサ11A、アナログ/ディジタル(A/D)変
換器11B、メモリ11C及びディジタル/アナログ
(D/A)変換器11Dから構成される。すなわち、温
度補償回路11において、温度センサ11Aが計測した
温度情報は、A/D変換器11Bによりアナログ/ディ
ジタル変換され、メモリ11Cに予め記憶された圧電振
動子Xの温度特性を補償するためのディジタル信号に変
換され、D/A変換器11Dによりディジタル/アナロ
グ変換されて、温度補償電圧Vc1として出力される。
この場合、温度変化によりD/A変換器11Dに入力さ
れるディジタル信号に変化が生じて場合は、D/A変換
器11Dの分解能の影響により温度補償電圧Vc1にス
テップ状のノイズVnが生じる。このため、図16に示
すように、上述したように、高周波成分を除去するフィ
ルタ回路2を温度補償回路11と電圧制御型発振回路
(VCXO)4との間に挿入することにより、温度補償
電圧Vc1よりノイズVnを除去している。従って、デ
ィジタル型の温度補償型発振器においても、アナログ型
の場合と同様にフィルタ回路を使用することにより、出
力信号の位相雑音を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17にフ
ィルタ回路(LPF)の特性曲線図を示すように、フィ
ルタ回路は時定数が大きいほど、すなわち、カットオフ
周波数fcが低いほど高い周波数の減衰が大きくなる。
このため、フィルタ回路を用いて温度補償型発振器の出
力信号の位相雑音を低減する場合は、フィルタ回路のカ
ットオフ周波数fcを低く設定した方がよいことが分か
る。ここで、図18に離調周波数におけるSSB位相雑
音とフィルタ回路のカットオフ周波数fcの特性曲線図
を示す。一方、携帯型無線通信装置の待機時のように、
消費電力低減の観点から温度補償型発振器に間欠的に電
力を供給するような場合には、発振を開始してから出力
信号の周波数が安定するまでの時間(以下、「発振開始
時間」という。)の短時間化が望まれる。しかし、図1
9に発振開始時間の特性曲線図を示すように、発振開始
時間Tstaはフィルタ回路のカットオフ周波数fcを
低く設定するほど長くなってしまう。このため、温度補
償型発振器においては、出力信号の位相雑音の低減と発
振開始時間の短時間化の両立が困難であるという問題が
ある。
【0006】また、現在の携帯型無線通信装置の発振器
は、図20に示すように、基地局からの信号を基準に更
に正確に周波数を調整するAFC機能用の周波数制御電
圧入力端子VCを具備するVC−TCXOが一般的であ
る。すなわち、図20に示すように、VC−TCXO1
2は、基地局より受信した信号に基づいて携帯型無線通
信装置の信号処理回路に供給される周波数制御信号φV
Cを入力し、この周波数制御信号φVCを電圧変換回路
13により周波数制御電圧Vc2に電圧変換する。そし
て、VC−TCXO12おいては、加算器14により周
波数制御電圧Vc2と温度補償電圧Vc1とが加算さ
れ、フィルタ回路2を介して電圧制御型発振回路4に供
給される。これにより、出力信号の周波数を温度補償す
ると共に、基地局の基準周波数に同期した周波数に変更
する。上述した回路においては、時定数の大きいフィル
タ回路2を使用して出力信号の位相雑音を低減すると、
周波数制御電圧Vc2の変化に対する発振周波数の応答
性が悪くなる問題も生じてしまう。
【0007】そこで本発明の目的は、出力信号の位相雑
音を低減でき、かつ、出力信号の周波数が短時間で安定
し、制御の応答性も悪くならない温度補償型発振器及び
その制御方法、この温度補償型発振器を具備する無線通
信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、供給される電圧に応じて出
力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、
温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
温度補償型発振器において、前記温度補償電圧に含まれ
るノイズを除去するフィルタ手段と、前記フィルタ手段
に並列接続されたスイッチ手段と、少なくとも前記電圧
制御型発振回路及び前記温度補償回路への電力の供給を
それぞれ制御する電力制御手段とを備え、前記電力制御
手段は、前記電圧制御型発振回路への電力の供給開始時
は、前記スイッチ手段を所定期間オンにすることを特徴
としている。
【0009】請求項2記載の構成は、供給される電圧に
応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振
回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一
定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路と
を有する温度補償型発振器において、前記温度補償電圧
に含まれるノイズを除去する手段であって、キャパシタ
ンス素子がスイッチ手段を介して抵抗素子に並列接続さ
れたローパスフィルタであるフィルタ手段と、少なくと
も前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回路への電
力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを備え、前
記スイッチ手段は、すべての前記キャパシタンス素子の
一端の接続位置を、前記抵抗素子の温度補償電圧出力側
と温度補償電圧入力側との間で切り替えるための手段で
あり、前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路へ
の電力の供給開始時は、前記スイッチ手段により前記キ
ャパシタンス素子の一端を前記抵抗素子の温度補償電圧
入力側に接続させ、所定期間経過後に前記抵抗素子の温
度補償電圧出力側に接続させることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の構成は、供給される電圧に
応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振
回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一
定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路と
を有する温度補償型発振器において、前記温度補償電圧
に含まれるノイズを除去する手段であって、キャパシタ
ンス素子がスイッチ手段を介して抵抗素子に並列接続さ
れた複数段のローパスフィルタであるフィルタ手段と、
少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
備え、前記スイッチ手段は、すべての前記キャパシタン
ス素子の一端の接続位置を、各々対応する前記抵抗素子
の温度補償電圧出力側と、すべての前記抵抗素子のうち
前記温度補償回路にもっとも近い抵抗素子の温度補償電
圧入力側との間で切り替えるための手段であり、前記電
力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力の供給
開始時は、前記スイッチ手段によりすべての前記キャパ
シタンス素子の一端を前記温度補償回路にもっとも近い
抵抗素子の温度補償電圧入力側に接続させ、所定期間経
過後に前記各々対応する抵抗素子の温度補償電圧出力側
に接続させることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の構成は、請求項2または3
に記載の温度補償型発振器において、前記フィルタ手段
において、前記抵抗素子に代えてインダクタンス素子を
用いたことを特徴としている。
【0012】請求項5記載の構成は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の温度補償型発振器において、前
記温度補償回路と前記フィルタ手段との間には、出力電
圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出力
電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する第2
のモードとに切替可能な出力切替手段とを有し、前記電
力制御手段は、前記温度補償回路への電力の供給開始時
に前記出力切替手段を前記第1のモードに切り替え、前
記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力切替手
段を前記第2のモードに切り替えることを特徴としてい
る。
【0013】請求項6記載の構成は、供給される電圧に
応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振
回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一
定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路と
を有する温度補償型発振器において、出力電圧が前記温
度補償電圧に追従する第1のモードと、出力電圧をモー
ド切替時の前記温度補償電圧に維持する第2のモードと
を切替可能な出力切替手段と、前記出力切替手段を介し
て出力される前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去
するフィルタ手段と、少なくとも前記電圧制御型発振回
路及び前記温度補償回路への電力の供給をそれぞれ制御
する電力制御手段とを備え、前記電力制御手段は、前記
温度補償回路への電力の供給開始時に前記出力切替手段
を前記第1のモードに切り替え、前記温度補償回路への
電力の供給停止時に前記出力切替手段を前記第2のモー
ドに切り替えることを特徴としている。
【0014】請求項7記載の構成は、請求項5または請
求項6に記載の温度補償型発振器において、前記電力制
御手段は、前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
路への電力の供給停止時は、前記出力切替手段以外の回
路への電力の供給を停止することを特徴としている。
【0015】請求項8記載の構成は、供給される電圧に
応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振
回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一
定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
と、外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記
出力信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための
周波数制御電圧を出力する電圧制御回路と、前記温度補
償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出力する加算
器とを有する温度補償型発振器において、前記温度補償
電圧に含まれるノイズを除去する第1のフィルタ手段
と、前記第1のフィルタ手段に並列接続されたスイッチ
手段と、前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去す
る第2のフィルタ手段と、少なくとも前記電圧制御型発
振回路及び前記温度補償回路への電力の供給をそれぞれ
制御する電力制御手段とを備え、前記電力制御手段は、
前記電圧制御型発振回路への電力の供給開始時は、前記
スイッチ手段を所定期間オンにすることを特徴としてい
る。
【0016】請求項9記載の構成は、供給される電圧に
応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振
回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一
定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
と、外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記
出力信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための
周波数制御電圧を出力する電圧制御回路と、前記温度補
償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出力する加算
器とを有する温度補償型発振器において、前記温度補償
電圧に含まれるノイズを除去する手段であって、キャパ
シタンス素子がスイッチ手段を介して抵抗素子に並列接
続されたローパスフィルタである第1のフィルタ手段
と、前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第
2のフィルタ手段と、少なくとも前記電圧制御型発振回
路及び前記温度補償回路への電力の供給をそれぞれ制御
する電力制御手段とを備え、前記スイッチ手段は、すべ
ての前記キャパシタンス素子の一端の接続位置を、前記
抵抗素子の温度補償電圧出力側と温度補償電圧入力側と
の間で切り替えるための手段であり、前記電力制御手段
は、前記電圧制御型発振回路への電力の供給開始時は、
前記スイッチ手段により前記キャパシタンス素子の一端
を前記抵抗素子の温度補償電圧入力側に接続させ、所定
期間経過後に前記抵抗素子の温度補償電圧出力側に接続
させることを特徴としている。
【0017】請求項10記載の構成は、供給される電圧
に応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発
振回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を
一定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
と、外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記
出力信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための
周波数制御電圧を出力する電圧制御回路と、前記温度補
償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出力する加算
器とを有する温度補償型発振器において、前記温度補償
電圧に含まれるノイズを除去する手段であって、キャパ
シタンス素子がスイッチ手段を介して抵抗素子に並列接
続された複数段のローパスフィルタである第1のフィル
タ手段と、前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去
する第2のフィルタ手段と、少なくとも前記電圧制御型
発振回路及び前記温度補償回路への電力の供給をそれぞ
れ制御する電力制御手段とを備え、前記スイッチ手段
は、すべての前記キャパシタンス素子の一端の接続位置
を、各々対応する前記抵抗素子の温度補償電圧出力側
と、すべての前記抵抗素子のうち前記温度補償回路にも
っとも近い抵抗素子の温度補償電圧入力側との間で切り
替えるための手段であり、前記電力制御手段は、前記電
圧制御型発振回路への電力の供給開始時は、前記スイッ
チ手段によりすべての前記キャパシタンス素子の一端を
前記温度補償回路にもっとも近い抵抗素子の温度補償電
圧入力側に接続させ、所定期間経過後に前記各々対応す
る前記抵抗素子の温度補償電圧出力側に接続させること
を特徴としている。
【0018】請求項11記載の構成は、請求項9または
10に記載の温度補償型発振器において、前記第1のフ
ィルタ手段において、前記抵抗素子に代えてインダクタ
ンス素子を用いたことを特徴としている。
【0019】請求項12記載の構成は、請求項8乃至請
求項10のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記温度補償回路と前記フィルタ手段との間には、
出力電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモード
と、出力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持
する第2のモードとを切替可能な出力切替手段とを有
し、前記電力制御手段は、前記温度補償回路への電力の
供給開始時に前記出力切替手段を前記第1のモードに切
り替え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記
出力切替手段を前記第2のモードに切り替えることを特
徴としている。
【0020】請求項13記載の構成は、給される電圧に
応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発振
回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一
定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
と、外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記
出力信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための
周波数制御電圧を出力する電圧制御回路と、前記温度補
償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出力する加算
器とを有する温度補償型発振器において、出力電圧が前
記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出力電圧を
モード切替時の前記温度補償電圧に維持する第2のモー
ドとを切替可能な出力切替手段と、前記出力切替手段を
介して出力される前記温度補償電圧に含まれるノイズを
除去する第1のフィルタ手段と、前記周波数制御電圧に
含まれるノイズを除去する第2のフィルタ手段と、少な
くとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回路へ
の電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを備
え、前記電力制御手段は、前記温度補償回路への電力の
供給開始時に前記出力切替手段を前記第1のモードに切
り替え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記
出力切替手段を前記第2のモードに切り替えることを特
徴としている。
【0021】請求項14記載の構成は、請求項12また
は請求項13に記載の温度補償型発振器において、前記
電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路及び前記温度
補償回路への電力の供給停止時は、前記出力切替手段以
外の回路への電力の供給を停止することを特徴としてい
る。
【0022】請求項15記載の構成は、請求項8乃至請
求項14のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記第2のフィルタ手段のカットオフ周波数は、前
記第1のフィルタ手段のカットオフ周波数より高いこと
を特徴としている。
【0023】請求項16記載の構成は、請求項8乃至請
求項15のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記第2のフィルタ手段は、抵抗素子とキャパシタ
ンス素子とからそれぞれ構成されていることを特徴とし
ている。
【0024】請求項17記載の構成は、請求項8乃至請
求項15のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記第2のフィルタ手段は、インダクタンス素子と
キャパシタンス素子とからそれぞれ構成されていること
を特徴としている。
【0025】請求項18記載の構成は、請求項1乃至請
求項17のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記電力制御手段は、外部より供給される制御信号
に基づいて前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
路への電力の供給を制御することを特徴としている。
【0026】請求項19記載の構成は、請求項1乃至請
求項18のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路及び
前記温度補償回路への電力の供給を同時に開始し、前記
電力の供給を同時に停止することを特徴としている。
【0027】請求項20記載の構成は、請求項1乃至請
求項19のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記電圧制御型発振回路は、圧電振動子を発振させ
る発振回路と、前記供給される電圧に応じて容量が変化
する可変キャパシタンス素子とを有することを特徴とし
ている。
【0028】請求項21記載の構成は、請求項1乃至請
求項20のいずれかに記載の温度補償型発振器におい
て、前記圧電振動子を除く構成部品がワンチップICと
して構成されていることを特徴としている。
【0029】請求項22記載の構成は、請求項21記載
の温度補償型発振器において、前記ワンチップIC及び
前記圧電振動子とが一のパッケージに収納されているこ
とを特徴としている。
【0030】請求項23記載の構成は、請求項22記載
の温度補償型発振器を内蔵し、前記温度補償型発振回路
の出力信号に基づいて動作することを特徴としている。
【0031】請求項24記載の構成は、供給される電圧
に応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発
振回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を
一定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
とを有する温度補償型発振器の制御方法において、前記
温度補償電圧に含まれるノイズを除去するフィルタ回路
と、前記フィルタ回路に並列接続されたスイッチ回路
と、少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補
償回路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御回路
とを備え、前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回
路への電力の供給開始時は、前記スイッチ回路を所定期
間だけオンにすることを特徴としている。
【0032】請求項25記載の構成は、請求項24記載
の温度補償型発振器の制御方法において、前記温度補償
回路と前記フィルタ回路との間には、出力電圧が前記温
度補償電圧に追従する第1のモードと、出力電圧をモー
ド切替時の前記温度補償電圧に維持する第2のモードと
を切替可能な出力切替回路を有し、前記電力制御回路
は、前記温度補償回路への電力の供給開始時に前記出力
切替回路を前記第1のモードに切り替え、前記温度補償
回路への電力の供給停止時に前記出力切替回路を前記第
2のモードに切り替えることを特徴としている。
【0033】請求項26記載の構成は、供給される電圧
に応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発
振回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を
一定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
とを有する温度補償型発振器の制御方法において、出力
電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出
力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する第
2のモードとを切替可能な出力切替回路と、前記出力切
替回路を介して出力される前記温度補償電圧に含まれる
ノイズを除去するフィルタ回路と、少なくとも前記電圧
制御型発振回路及び前記温度補償回路への電力の供給を
それぞれ制御する電力制御回路とを備え、前記電力制御
回路は、前記温度補償回路への電力の供給開始時に前記
出力切替回路を前記第1のモードに切り替え、前記温度
補償回路への電力の供給停止時に前記出力切替回路を前
記第2のモードに切り替えることを特徴としている。
【0034】請求項27記載の構成は、請求項25また
は請求項26に記載の温度補償型発振器の制御方法にお
いて、前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回路及
び前記温度補償回路への電力の供給停止時は、前記出力
切替回路以外の回路への電力の供給を停止することを特
徴としている。
【0035】請求項28記載の構成は、供給される電圧
に応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発
振回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を
一定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
と、外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記
出力信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための
周波数制御電圧を出力する電圧制御回路と、前記温度補
償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出力する加算
器とを有する温度補償型発振器の制御方法において、前
記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する第1のフィ
ルタ回路と、前記第1のフィルタ手段に並列接続された
スイッチ回路と、前記周波数制御電圧に含まれるノイズ
を除去する第2のフィルタ回路と、少なくとも前記電圧
制御型発振回路及び前記温度補償回路への電力の供給を
それぞれ制御する電力制御回路とを備え、前記電力制御
回路は、前記電圧制御型発振回路への電力の供給開始時
は、前記スイッチ回路を所定期間オンにすることを特徴
としている。
【0036】請求項29記載の構成は、請求項28記載
の温度補償型発振器の制御方法において、前記温度補償
回路と前記フィルタ回路との間には、出力電圧が前記温
度補償電圧に追従する第1のモードと、出力電圧をモー
ド切替時の前記温度補償電圧に維持する第2のモードと
を切替可能な出力切替回路を有し、前記電力制御回路
は、前記温度補償回路への電力の供給開始時に前記出力
切替回路を前記第1のモードに切り替え、前記温度補償
回路への電力の供給停止時に前記出力切替回路を前記第
2のモードに切り替えることを特徴としている。
【0037】請求項30記載の構成は、供給される電圧
に応じて出力信号の発振周波数が変化する電圧制御型発
振回路と、温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を
一定にするための温度補償電圧を出力する温度補償回路
と、外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記
出力信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための
周波数制御電圧を出力する電圧制御回路と、前記温度補
償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出力する加算
器とを有する温度補償型発振器の制御方法において、出
力電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、
出力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する
第2のモードとを切替可能な出力切替回路と、前記出力
切替回路を介して出力される前記温度補償電圧に含まれ
るノイズを除去する第1のフィルタ回路と、前記周波数
制御電圧に含まれるノイズを除去する第2のフィルタ回
路と、少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度
補償回路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御回
路とを備え、前記電力制御回路は、前記温度補償回路へ
の電力の供給開始時に前記出力切替回路を前記第1のモ
ードに切り替え、前記温度補償回路への電力の供給停止
時に前記出力切替回路を前記第2のモードに切り替える
ことを特徴としている。
【0038】請求項31記載の構成は、請求項29また
は請求項30に記載の温度補償型発振器の制御方法にお
いて、前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回路及
び前記温度補償回路への電力の供給停止時は、前記出力
切替回路以外の回路への電力の供給を停止することを特
徴としている。
【0039】請求項32記載の構成は、請求項24乃至
請求項31のいずれかに記載の温度補償型発振器の制御
方法において、前記電力制御回路は、外部より供給され
る制御信号に基づいて前記電圧制御型発振回路及び前記
温度補償回路への電力の供給を制御することを特徴とし
ている。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施形態について説明する。
【0041】(1) 第1実施形態 (1−1) 第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態に係る温度補償型発振器
のブロック図である。この温度補償型発振器15は、温
度補償回路21と、フィルタ回路23と、フィルタ回路
23に並列接続されたスイッチSW1と、電圧制御回路
25と、電源制御回路26と、加算器27と、電圧制御
型発振回路28とを備えて構成される。ここで、温度補
償回路21は、圧電振動子Xの周波数温度特性の変化を
打ち消すような温度補償電圧Vc1を出力できる構成の
ものであればよい。例えば、温度補償回路21として、
従来技術で述べたように、温度センサと、アナログ/デ
ィジタル変換回路と、メモリと、ディジタル/アナログ
変換回路により構成し、温度情報をディジタル信号に変
換した後、メモリに予め記録された温度補償用のデータ
に変換し、この温度補償用のデータをディジタル/アナ
ログ変換することにより、温度補償電圧Vc1を出力す
るディジタル型のものや、サーミスタ等の素子の温度特
性を利用して、温度補償電圧Vc1を出力するアナログ
型のものが適用できる。
【0042】フィルタ回路(第1のフィルタ手段)23
は、抵抗素子とコンデンサ(キャパシタンス素子)、あ
るいはインダクタンス素子とコンデンサから構成される
ローパスフィルタであり、温度補償電圧Vc1の高周波
成分、すなわち、温度補償電圧Vc1に含まれるノイズ
を除去する。また、このフィルタ回路23にはスイッチ
SW1が並列接続されているため、スイッチSW1がオ
ン状態の場合は、温度補償電圧Vc1は、フィルタ回路
23を通過せずスイッチSW1を介して出力される。こ
こで、図2はこのスイッチSW1をアナログスイッチで
構成した場合のスイッチSW1周辺の回路図である
【0043】電圧制御回路25は、従来のVC−TCX
Oの電圧変換回路(図20に示す13)等を適用でき、
周波数制御電圧入力端子VCを介して供給される周波数
制御信号φVCに基づいて周波数制御電圧Vc2を生成
する回路である。例えば、電圧制御回路25としては、
図3に符号A、B、Cで示すように、周波数制御信号φ
VCに対して周波数制御電圧Vc2の傾きを変化させた
り、周波数制御電圧Vc2の変化の極性を変化させる機
能を持たせた回路が適用される。
【0044】加算器27は、フィルタ回路23を介して
供給される温度補償電圧Vc1と周波数制御電圧Vc2
を加算して電圧制御型発振回路28に出力する。電圧制
御型発振回路28は、水晶振動子やセラミック振動子等
の圧電振動子Xを発振させる発振回路とバッファ回路か
らなる発振回路29と、可変容量素子Cvとから構成さ
れる。例えば、電圧制御型発振回路28として、図4に
示すようなバイポーラトランジスタQ1、Q2を用いて
構成したものや、図5に示すようなインバータIVをM
OS型トランジスタで構成したCMOS型のものが適用
される。電圧制御型発振回路28は、温度補償電圧Vc
1により温度が変化しても出力信号Pの発振周波数が一
定になるように制御されるとともに、周波数制御電圧V
c2により出力信号Pの発振周波数が設定すべき周波数
になるように制御される。
【0045】図1において、電源制御回路(電力制御手
段)26は、上述した温度補償回路21、電圧制御回路
25及び発振回路29への電力の供給を制御する回路で
あり、スタンバイ制御端子STBYを介して外部より供
給されるスタンバイ制御信号φSTに基づいて各回路へ
の電力の供給を制御する。この電源制御回路26は、電
源端子VCC、GNDを介して外部の電源より電力が供
給される。ここで、電源制御回路26は、外部より供給
されるスタンバイ制御信号φSTがHレベルの場合は、
温度補償電圧Vc1及び周波数制御電圧Vc2を電圧制
御型発振回路28へ供給させることにより、所望の発振
周波数の出力信号を出力させる。また、電源制御回路2
6は、外部より供給されるスタンバイ制御信号φSTが
Lレベルの場合は、各回路の動作を停止させる。すなわ
ち、温度補償回路21、電圧制御回路25及び発振回路
29への電力の供給を停止することにより、この温度補
償型発振器15の消費電力を低減させることができる。
【0046】さらに、電源制御回路26は、外部より供
給されるスタンバイ制御信号φSTの立ち上がりに同期
してスイッチ制御信号φS1を短期間Hレベルにするこ
とにより、スイッチSW1を短期間オン状態にする。従
って、スタンバイ制御信号φSTがHレベルになると、
温度補償電圧Vc1は、フィルタ回路23を通過するこ
となく、スイッチSW1を介して出力される。このた
め、スタンバイ制御信号φSTがHレベルになると、温
度補償電圧Vc1が比較的大きい時定数のフィルタ回路
23を通過することによって生じる遅延時間を回避し
て、短時間で電圧制御型発振回路28に供給される。
【0047】(1−2) 第1実施形態の動作 図6は、温度補償型発振器15のタイミングチャートで
あり、この図を参照しつつ、温度補償型発振器15の動
作を説明する。ここで、この温度補償型発振器15は、
図6(A)に示すように、時刻T1より電源端子VCC
に電源電圧が供給され、図6(B)に示すようなスタン
バイ制御信号φSTがスタンバイ制御端子STBYに供
給された場合を想定している。先ず、時刻T1において
スタンバイ制御信号φSTがHレベルに立ち上がると、
図6(C)に示すように、電源制御回路26は各回路へ
の電源電圧VREGの供給を開始し、温度補償回路2
1、電圧制御回路25、発振回路29及び加算器27が
動作を開始する。
【0048】また、スタンバイ制御信号φSTがHレベ
ルになると、図6(D)に示すように、スタンバイ制御
信号φSTの立ち上がりに同期してスイッチ制御信号φ
S1が短期間Hレベルに立ち上がるため、温度補償回路
21がスイッチSW1を介して短絡される。このため、
温度補償型発振器15において、温度補償電圧Vc1を
フィルタ回路23を介して電圧制御型発振回路28に供
給する場合と比較して温度補償電圧Vc1の立ち上がり
時間を早くでき、温度補償電圧Vc1による出力信号P
の周波数制御を短時間で開始することができる。
【0049】また、時刻T1において電圧制御回路25
に電源電圧VREFが供給されると、電圧制御回路25
は、周波数制御信号φVCに基づいて周波数制御電圧V
c2を出力し、周波数制御電圧Vc2は、加算器27を
介して電圧制御型発振回路28に供給されることによ
り、周波数制御電圧Vc2による出力信号の周波数制御
を開始する。
【0050】次に、図6(D)に示すように、時刻T2
においてスイッチ制御信号φS1がLレベルになると、
スイッチSW1がオフ状態になるため、温度補償電圧V
c1がフィルタ回路23を介して電圧制御型発振回路2
8に供給される。従って、スイッチSW1がオフ状態に
なると温度補償電圧Vc1に含まれるノイズが除去され
る。これにより、温度補償型発振器15は、温度補償電
圧Vc1に含まれるノイズをフィルタ回路23により除
去することにより、出力信号Pの位相雑音を低減するこ
とができる。
【0051】次に、図6(B)に示すように、時刻T3
においてスタンバイ制御信号φSTがLレベルになる
と、図6(C)に示すように、電源制御回路26による
各回路への電源電圧VREGの供給が中止され、温度補
償回路21、電圧制御回路25、発振回路29及び加算
器27の動作が停止する。このようにして温度補償型発
振器15は、スタンバイ制御信号φSTに基づいて出力
信号Pの出力を開始または停止することにより、全体の
消費電力を低減することができる。
【0052】ここで、この温度補償型発振器15が出力
すべき出力信号Pの発振周波数をf0とし、実際に出力
している発振周波数と出力すべき発振周波数f0との差
をdfとした場合において、図6(F)にこの周波数偏
差df/f0を示すように、温度補償型発振器15は、
スタンバイ制御信号φSTが立ち上がると、短時間で出
力信号Pの周波数を設定すべき周波数f0に安定させる
ことができる。また、本実施形態に係る温度補償型発振
器15は、フィルタ回路23にスイッチSW1を並列接
続し、スタンバイ制御信号φSTが立ち上がると短時間
スイッチSW1をオン状態にすることにより、出力信号
Pの発振周波数を短時間で所望の周波数に安定させるこ
とができる。これらにより、本実施形態に係る温度補償
型発振器15は、出力信号の位相雑音を低減でき、か
つ、出力信号の周波数を短時間で安定させることができ
る。なお、発明者らがこの温度補償型発振器15を製作
したところ、位相雑音特性はオフセット周波数100[H
z]において約−120[dBc/Hz]の数値を得ることができ
た。
【0053】(2) 第2実施形態 (2−1) 第2実施形態の構成 図7は、本発明の第2実施形態に係る温度補償型発振器
のブロック図である。この温度補償型発振器17は、ス
イッチSW1Aが異なる点を除いて第1実施形態に係る
温度補償型発振器15と同様の構成であるため、同一の
部分は同一の符号を付して示し、重複した説明は省略す
る。この温度補償型発振器17において、スイッチSW
1Aは、フィルタ回路23のコンデンサCの一端の接続
位置を、抵抗素子Rの温度補償回路21側(温度補償電
圧入力側)に接続される端子Aと、抵抗素子Rの加算器
27側(温度補償電圧出力側)に接続される端子Bとの
間で切り替えるためのスイッチである。また、このスイ
ッチSW1Aは、スイッチ制御信号φS1がHレベルの
場合はコンデンサCを端子Aに接続し、スイッチ制御信
号φS1がLレベルの場合は端子Bに接続するように構
成されており、例えば、図8に示すように、Hレベルの
信号を入力するとオン状態になる2つのアナログスイッ
チの間にインバータを挿入する構成などが適用される。
【0054】(2−2) 第2実施形態の動作 次に、この温度補償型発振器17の動作を説明する。こ
こで、この温度補償型発振器17のタイミングチャート
は温度補償型発振器15のタイミングチャートとほぼ同
様であるので図6を援用して動作が異なる部分を説明す
る。この温度補償型発振器17においては、図6(B)
に示すように、時刻T1においてスタンバイ制御信号φ
STがHレベルに立ち上がると、図6(D)に示すよう
に、スタンバイ制御信号φSTの立ち上がりに同期して
スイッチ制御信号φS1が短期間Hレベルに立ち上が
り、フィルタ回路23のコンデンサCの一端の接続位置
が端子Bから短期間だけ端子Aに切り替わる。従って、
抵抗Rによって生じるコンデンサCの充電時間による発
振開始時間の遅れが短縮されることとなる。これによ
り、この温度補償型発振器17においては、コンデンサ
Cの一端の接続位置が端子Aから端子Bに切り替わった
後、フィルタ回路23の比較的大きい時定数による温度
補償電圧Vc1の遅延を短時間にすることができる。な
お、発明者らがこの温度補償型発振器17を製作したと
ころ、位相雑音特性はオフセット周波数100[Hz]にお
いて約−121[dBc/Hz]の数値を得ることができた。
【0055】(3) 第3実施形態 (3−1) 第3実施形態の構成 図9は、本発明の第3実施形態に係る温度補償型発振器
のブロック図である。この温度補償型発振器20は、ト
ラック&ホールド回路22と、フィルタ回路24が追加
される点を除いて第1実施形態に係る温度補償型発振器
15と同様の構成であるため、同一の部分は同一の符号
を付して示し、重複した説明は省略する。
【0056】トラック&ホールド回路(出力切替手段)
22は、電源制御回路26より供給されるモード制御信
号φTHに応じてトラックモード(第1のモード)とホ
ールドモード(第2のモード)が切り替わり、トラック
モードにおいては入力電圧をそのままスルーで出力電圧
として出力し、ホールドモードにおいては、モード切換
時の入力電圧を維持して出力する。図1に示す回路の場
合、トラック&ホールド回路22は、モード制御信号φ
THがHレベルの場合は、トラックモードに切り替わ
り、モード制御信号φTHがLレベルの場合は、ホール
ドモードに切り替わる。このトラック&ホールド回路2
2は周知の回路を用いて構成すればよい。最も簡単な基
本構成としては、モード制御信号φTHがHレベルの場
合にオン状態になるスイッチ回路と、スイッチ回路がオ
フ状態になったときの出力電圧を保持するコンデンサを
用いて構成する回路などが考えられる。
【0057】フィルタ回路(第1のフィルタ手段)23
は、抵抗素子とコンデンサ(キャパシタンス素子)、あ
るいはインダクタンス素子とコンデンサから構成される
ローパスフィルタであり、トラック&ホールド回路22
を介して出力される温度補償電圧Vc1の高周波成分を
除去する。すなわち、トラック&ホールド回路22がト
ラックモードの場合は、その出力電圧は、温度補償回路
22より出力される温度補償電圧Vc1であるため、温
度補償電圧Vc1に含まれるノイズを除去する。また、
このフィルタ回路23にはスイッチSW1が並列接続さ
れているため、スイッチSW1がオン状態の場合は、ト
ラック&ホールド回路22を介して出力される温度補償
電圧Vc1は、フィルタ回路23を通過せずスイッチS
W1を介して出力される。
【0058】電圧制御回路25は、従来のVC−TCX
Oの電圧変換回路(図20に示す13)等を適用でき、
周波数制御電圧入力端子VCを介して供給される周波数
制御信号φVCに基づいて周波数制御電圧Vc2を生成
する回路である。
【0059】フィルタ回路(第2のフィルタ手段)24
は、例えば抵抗素子とキャパシタンス素子から構成され
るローパスフィルタであり、電圧制御回路25より供給
される周波数制御電圧Vc2の高周波成分を除去する。
従って、フィルタ回路24は、温度補償型発振器20の
外部から周波数制御電圧入力端子VCに供給される周波
数制御信号φVCに含まれるノイズや、電圧制御回路2
5内部のノイズ等、周波数制御電圧Vc2に含まれるノ
イズを除去する。また、このフィルタ回路24は、カッ
トオフ周波数を数百Hz〜数kHz程度に設定すれば周
波数制御電圧Vc2に含まれるノイズを除去することが
できるため、比較的時定数の小さいものが適用される。
これに対して、前述したフィルタ回路23は、温度補償
電圧Vc1に含まれるノイズを除去するためには、カッ
トオフ周波数を数十Hz〜数百Hz程度に設定する必要
がある。このため、このフィルタ回路23は、フィルタ
回路24より低いカットオフ周波数fcのものが適用さ
れる。
【0060】図9において、電源制御回路(電力制御手
段)26は、上述したように、スタンバイ制御端子ST
BYを介して外部より供給されるスタンバイ制御信号φ
STに基づいて各回路への電力の供給を制御すると共
に、スタンバイ制御信号φSTに基づいてモード制御信
号φTHを出力することにより、トラック&ホールド回
路22をトラックモードまたはホールドモードに切り替
える。すなわち、電源制御回路26は、スタンバイ制御
信号φSTがHレベルの場合は、各回路に電源電圧VR
EGを供給するとともに、モード制御信号φTHをHレ
ベルにしてトラック&ホールド回路22をトラックモー
ドに切り替える。これに対して、電源制御回路26は、
スタンバイ制御信号φSTがLレベルの場合は、電源電
圧VREGの供給を中止するとともに、モード制御信号
φTHをLレベルにしてトラック&ホールド回路22を
ホールドモードに切り替える。従って、電源制御回路2
6は、外部より供給されるスタンバイ制御信号φSTが
Hレベルの場合は、温度補償電圧Vc1及び周波数制御
電圧Vc2を電圧制御型発振回路28へ供給させること
により、所望の発振周波数の出力信号を出力させる。
【0061】また、電源制御回路26は、外部より供給
されるスタンバイ制御信号φSTがLレベルの場合は、
各回路の動作を停止させる。すなわち、電源制御回路2
6とトラック&ホールド回路22以外の回路への電力の
供給を停止することにより、この温度補償型発振器20
の消費電力を低減させることができる。このとき、トラ
ック&ホールド回路22は、ホールドモードとなるた
め、上述したように出力電圧をモード切替時の温度補償
電圧Vc1に維持する。このため、トラック&ホールド
回路22は、外部より供給されるスタンバイ制御信号φ
STがHレベルになってトラックモードに切り替わる
と、温度補償回路21より供給される温度補償電圧Vc
1を遅延させることなくすぐに出力できるようになって
いる。
【0062】さらに、電源制御回路26は、外部より供
給されるスタンバイ制御信号φSTの立ち上がりに同期
してスイッチ制御信号φS1を短期間Hレベルにするこ
とにより、スイッチSW1を短期間オン状態にする。従
って、スタンバイ制御信号φSTがHレベルになると、
トラック&ホールド回路22を介して出力される温度補
償電圧Vc1は、フィルタ回路23を通過することな
く、スイッチSW1を介して出力される。このため、ス
タンバイ制御信号φSTがHレベルになると、温度補償
電圧Vc1が比較的大きい時定数のフィルタ回路23を
通過することによって生じる遅延時間を回避して、短時
間で電圧制御型発振回路28に供給される。
【0063】図10は、この温度補償型発振器20を携
帯型無線通信装置に適用した場合のブロック図である。
この携帯型無線通信装置30は、温度補償型発振器が異
なる点と、中央処理演算回路(CPU)31が温度補償
型発振器20のスタンバイ制御端子STBYにスタンバ
イ制御信号φSTを出力する点を除いて、従来の携帯型
無線通信装置と同様である。また、図10の斜線部分
は、この携帯型無線通信装置30において、待ち受け時
の待機電力を低減するために間欠動作を行う部分であ
る。この間欠動作を行う部分は、従来の携帯型無線通信
装置と同一であるが、この携帯型無線通信装置30は、
スタンバイ制御信号φSTによって温度補償型発振器2
0を駆動するか否かを直接制御できるようになってい
る。なお、表示部・キーボード部32は、ユーザによる
入力を常時受け付けることができるように常時駆動され
ており、送信用シンセサイザ33や送信用のフィルタ・
アンプ部34は、送信時のみ駆動される。
【0064】(3−2) 第3実施形態の動作 図11は、この温度補償型発振器20のタイミングチャ
ートであり、この図を参照しつつ、温度補償型発振器2
0の動作を説明する。ここで、この温度補償型発振器2
0は、図11(A)に示すように、時刻T1より電源端
子VCCに電源電圧が供給され、図11(B)に示すよ
うなスタンバイ制御信号φSTがスタンバイ制御端子S
TBYに供給された場合を想定している。先ず、時刻T
1においてスタンバイ制御信号φSTがHレベルに立ち
上がると、図11(C)に示すように、電源制御回路2
6は各回路への電源電圧VREGの供給を開始し、温度
補償回路21、電圧制御回路25、発振回路29及び加
算器27が動作を開始する。
【0065】また、スタンバイ制御信号φSTがHレベ
ルになると、図11(D)に示すように、モード制御信
号φTHがHレベルになるため、トラック&ホールド回
路22がトラックモードに切り替わる。これにより、温
度補償回路21より供給される温度補償電圧Vc1をト
ラック&ホールド回路22で遅延させることなくすぐに
出力することができる。さらに、図11(E)に示すよ
うに、スタンバイ制御信号φSTの立ち上がりに同期し
てスイッチ制御信号φS1が短期間Hレベルに立ち上が
るため、トラック&ホールド回路22がスイッチSW1
を介して短絡される。このため、温度補償型発振器20
において、フィルタ回路23を介していた場合と比較し
て電圧制御型発振回路28に供給可能な初期電圧を高く
でき、温度補償電圧Vc1による出力信号Pの周波数制
御を短時間で開始することができる。
【0066】そして、時刻T1において電圧制御回路2
5に電源電圧VREFが供給されると、電圧制御回路2
5は、周波数制御信号φVCに基づいて周波数制御電圧
Vc2を出力する。この周波数制御電圧Vc2は、フィ
ルタ回路24によりノイズが除去され、加算器27を介
して電圧制御型発振回路28に供給される。ここで、上
述したように、このフィルタ回路24のカットオフ周波
数fcは高い値、すなわち時定数は比較的小さい値に設
定されているため、周波数制御電圧Vc2は、フィルタ
回路24でほとんど遅延することなく、電圧制御型発振
回路28に供給される。従って、温度補償型発振器20
は、フィルタ回路24を使用して周波数制御電圧Vc2
のノイズを除去しても、周波数制御電圧Vc2の変化に
対する周波数制御の応答性を犠牲にすることなく、周波
数制御電圧Vc2による出力信号の周波数制御を短時間
で開始することができる。
【0067】次に、図11(E)に示すように、時刻T
2においてスイッチ制御信号φS1がLレベルになる
と、スイッチSW1がオフ状態になるため、温度補償電
圧Vc1がフィルタ回路23を介して電圧制御型発振回
路28に供給される。従って、スイッチSW1がオフ状
態になると温度補償電圧Vc1に含まれるノイズが除去
される。これにより、温度補償型発振器20は、温度補
償電圧Vc1と周波数制御電圧Vc2に含まれるノイズ
をそれぞれフィルタ回路23及び24により除去するこ
とにより、出力信号Pの位相雑音を低減することができ
る。
【0068】次に、図11(A)に示すように、時刻T
3においてスタンバイ制御信号φSTがLレベルになる
と、図6(C)に示すように、電源制御回路26による
各回路への電源電圧VREGの供給が中止され、温度補
償回路21、電圧制御回路25、発振回路29及び加算
器27の動作が停止する。このように、温度補償型発振
器20は、スタンバイ制御信号φSTに基づいて出力信
号Pの出力を開始または停止することにより、全体の消
費電力を低減することができる。
【0069】また、図11(D)に示すように、時刻T
3においてモード制御信号φTHがLレベルになるた
め、トラック&ホールド回路22がホールドモードに切
り替わり、トラック&ホールド回路22の出力電圧は、
モード切替時の温度補償電圧Vc1に保持される。これ
により、時刻T4において、スタンバイ制御信号φST
が再びHレベルになると、温度補償回路21より供給さ
れる温度補償電圧Vc1をトラック&ホールド回路22
で遅延させることなくすぐに出力することができる。こ
こで、この温度補償型発振器20が出力すべき出力信号
Pの発振周波数をf0とし、実際に出力している発振周
波数と出力すべき発振周波数f0との差をdfとした場
合において、図11(G)にこの周波数偏差df/f0
を示すように、温度補償型発振器20は、スタンバイ制
御信号φSTが立ち上がると、短時間で出力信号Pの周
波数を設定すべき周波数f0に安定させることができ
る。また、本実施形態に係る温度補償型発振器20は、
フィルタ回路23にスイッチSW1を並列接続し、スタ
ンバイ制御信号φSTが立ち上がると短時間スイッチS
W1をオン状態にすることにより、出力信号Pの発振周
波数を短時間で所望の周波数に安定させることができ
る。これらにより、本実施形態に係る温度補償型発振器
20は、上述の実施形態の効果に加えて、フィルタ回路
24を設けたことにより、出力信号の位相雑音をさらに
低減でき、トラック&ホールド回路22を設けたことに
より、出力信号の周波数をさらに短時間で安定させるこ
とができる。
【0070】(4) 第4実施形態 図12は、本発明の第4実施形態に係る温度補償型発振
器のブロック図である。この温度補償型発振器20A
は、スイッチSW1Aが異なる点を除いて第3実施形態
に係る温度補償型発振器20と同様の構成であるため、
同一の部分は同一の符号を付して示し、重複した説明は
省略する。また、この温度補償型発振器20Aのタイミ
ングチャートは温度補償型発振器20のタイミングチャ
ートとほぼ同様であるので図11を援用して動作が異な
る部分を説明する。この温度補償型発振器20Aにおい
て、スイッチSW1Aは、フィルタ回路23のコンデン
サCの一端の接続位置を、抵抗素子Rのトラック&ホー
ルド回路22側(温度補償電圧入力側)に接続される端
子Aと、抵抗素子Rの加算器27側(温度補償電圧出力
側)に接続される端子Bとの間で切り替えるためのスイ
ッチである。
【0071】従って、この温度補償型発振器20Aにお
いては、図11(E)に示すように、時刻T1において
スタンバイ制御信号φSTの立ち上がりに同期してスイ
ッチ制御信号φS1が短期間Hレベルに立ち上がると、
フィルタ回路23のコンデンサCの一端の接続位置が端
子Bから短期間だけ端子Aに切り替わり、抵抗Rによっ
て生じるコンデンサCの充電時間による発振開始時間の
遅れが短縮されることとなる。これにより、この温度補
償型発振器20Aにおいても、第3実施形態と同様の効
果が得られる。
【0072】(5) 変形例 (5−1) 第1変形例 また、上述の実施形態においては、温度補償型発振器を
構成する構成部品の実装状態については言及していなか
ったが、温度補償型発振器は、温度補償電圧Vc1や周
波数制御電圧Vc2に含まれるノイズを除去することが
できるので、温度補償型発振器を構成する素子等を集積
化することができる。
【0073】従って、例えば、温度補償型発振器の圧電
振動子X及びフィルタ回路23の構成素子であるコンデ
ンサCを除く構成部品(図1、図7、図9、図12にお
いて一点鎖線により囲まれた部分)や、圧電振動子Xだ
けを除く構成部品(可変容量素子を含み、図4、図5に
おいて一点鎖線により囲まれた部分)をワンチップIC
として構成することができ、図13に示すようにリッド
との間に圧電振動子Xを介して封止したセラミックパッ
ケージの温度補償型発振器を構成したり、図14に示す
ように、ワンチップIC、圧電振動子X及び可変容量素
子Cvをモールド封止したプラスチックパッケージの温
度補償型発振器を構成することができる。なお、図13
及び図14においては、ワンチップICをワイヤーボン
ディングにより基板に接続しているが、フリップチップ
ボンディング(FCB)等の手法が適用できるのは言う
までもない。同様に、フィルタ回路23あるいはフィル
タ回路24のインダクタンス素子、リアクタンス素子等
の構成素子を、図13および図14のコンデンサC部分
に実装してもよいことは言うまでもない。なお、コンデ
ンサCは、図13および図14のパッケージの外部に実
装されても、本発明の効果は変わらない。これにより、
温度補償型発振器を小型化することができ、かつ、部品
点数を削減して組立工数及び製造コストを削減すること
ができる。
【0074】(5−2) 第2変形例 上述の実施形態においては、フィルタ回路23または2
4を1段のローバスフィルタで構成する場合を示した
が、本発明はこれに限らず、複数段のローパスフィルタ
で構成してもよいことはいうまでもない。この場合、第
2実施形態または第4実施形態に係る温度補償型発振器
17、20Aでは、発振開始時において、複数段のロー
パスフィルタに含まれるすべてのコンデンサの一端の接
続位置を複数段のローパスフィルタに含まれるすべての
抵抗またはインダクタンス素子よりも温度補償回路側に
スイッチ(SW1A)により短期間だけ切り替えるよう
にすればよい。
【0075】(5−3) 第3変形例 上述の実施形態においては、周波数制御信号φVCに基
づいて出力信号の発振周波数を可変させる温度補償型発
振器に本発明を適用する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、周波数制御電圧入力端子VCを備え
ず、温度が変化しても出力信号の発振周波数を一定に維
持する温度補償型発振器に適用してもよい。この場合、
各実施形態に係る温度補償型発振器から電圧制御回路2
5、フィルタ回路24、加算器27を削除すればよい。
この場合も、上述の実施形態と同様に、出力信号の位相
雑音を低減でき、かつ、出力信号の周波数を短時間で安
定させることができる。
【0076】(5−4) 第4変形例 上述の実施形態においては、この温度補償型発振器を携
帯型無線通信装置に適用した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、電子機器に使用されている温度補
償型発振器に広く適用することができる。
【0077】
【発明の効果】上述したように本発明の温度補償型発振
器は、時定数の大きいフィルタ回路にスイッチ回路を並
列接続して、発振開始時は、スイッチ回路により温度補
償電圧をフィルタ回路を介さずに電圧制御型発振回路に
供給したり、フィルタ回路のコンデンサを充電すること
により、出力信号の位相雑音を低減でき、かつ、出力信
号の周波数を短時間で安定させることができ、制御の応
答性も悪くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る温度補償型発振
器のブロック図である。
【図2】 前記温度補償型発振器のスイッチの構成の一
例を示す図である。
【図3】 前記温度補償型発振器の電圧変換回路の説明
に供する特性曲線図である。
【図4】 前記温度補償型発振器の電圧制御型発振回路
の一例の回路図である。
【図5】 前記温度補償型発振器の電圧制御型発振回路
の一例の回路図である。
【図6】 前記温度補償型発振器のタイミングチャート
である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る温度補償型発振
器のブロック図である。
【図8】 前記温度補償型発振器のスイッチの構成の一
例を示す図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係る温度補償型発振
器のブロック図である。
【図10】 前記温度補償型発振器を携帯型無線通信装
置に適用した場合のブロック図である。
【図11】 前記温度補償型発振器のタイミングチャー
トである。
【図12】 本発明の第4実施形態に係る温度補償型発
振器のブロック図である。
【図13】 第1変形例に係る温度補償型発振器の斜視
図である。
【図14】 第1変形例に係る温度補償型発振器の斜視
図である。
【図15】 従来のアナログ型の温度補償型発振器のブ
ロック図である。
【図16】 従来のディジタル型の温度補償型発振器の
ブロック図である。
【図17】 フィルタ回路(LPF)の周波数特性曲線
図である。
【図18】 前記温度補償型発振器の出力信号のSSB
位相雑音の特性曲線図である。
【図19】 前記温度補償型発振器の発振開始時間の特
性曲線図である。
【図20】 フィルタ回路を挿入したVC−TCXOの
ブロック図である。
【符号の説明】
1、12、15、17、20、20A……温度補償型発
振器、 2、23、24……フィルタ回路(フィルタ手段)、 3、21……温度補償回路、 4、11、28……電圧制御型発振回路、 14、27……加算器、 22……トラック&ホールド回路(出力切替手段)、 25……電圧制御回路、 26……電源制御回路(電力制御手段)、 30……携帯型無線通信装置(無線通信装置)、 Cv……可変容量素子(可変キャパシタンス素子)、 SW1、SW2、SW1A……スイッチ(スイッチ手
段)、 Vc1……温度補償電圧、 Vc2……周波数制御電圧、 X……圧電振動子、 φS1……スイッチ制御信号、 φST……スタンバイ制御信号(制御信号)、 φTH……モード制御信号、 φVC……周波数制御信号。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J079 AA04 BA02 BA22 BA43 CB01 DA13 EA02 EA20 FA02 FA13 FA14 FA21 FB03 FB20 FB48 GA02 GA04 GA09 HA07 HA08 HA09 HA16 HA28 HA29 KA05 5J081 AA03 BB01 CC17 CC33 DD03 DD15 DD24 EE05 EE18 FF02 FF17 GG05 HH06 KK02 KK04 KK09 KK22 KK23 LL05 MM01 MM03 5J106 AA01 CC02 JJ01 KK13 LL01 5K011 DA06 EA01 FA00 GA03 GA04 JA01 KA15

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される電圧に応じて出力信号の発振
    周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
    温度補償型発振器において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去するフィルタ
    手段と、 前記フィルタ手段に並列接続されたスイッチ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ手段を所定期間オンにす
    ることを特徴とする温度補償型発振器。
  2. 【請求項2】 供給される電圧に応じて出力信号の発振
    周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
    温度補償型発振器において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する手段であ
    って、キャパシタンス素子がスイッチ手段を介して抵抗
    素子に並列接続されたローパスフィルタであるフィルタ
    手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記スイッチ手段は、すべての前記キャパシタンス素子
    の一端の接続位置を、前記抵抗素子の温度補償電圧出力
    側と温度補償電圧入力側との間で切り替えるための手段
    であり、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ手段により前記キャパシ
    タンス素子の一端を前記抵抗素子の温度補償電圧入力側
    に接続させ、所定期間経過後に前記抵抗素子の温度補償
    電圧出力側に接続させることを特徴とする温度補償型発
    振器。
  3. 【請求項3】 供給される電圧に応じて出力信号の発振
    周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
    温度補償型発振器において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する手段であ
    って、キャパシタンス素子がスイッチ手段を介して抵抗
    素子に並列接続された複数段のローパスフィルタである
    フィルタ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記スイッチ手段は、すべての前記キャパシタンス素子
    の一端の接続位置を、各々対応する前記抵抗素子の温度
    補償電圧出力側と、すべての前記抵抗素子のうち前記温
    度補償回路にもっとも近い抵抗素子の温度補償電圧入力
    側との間で切り替えるための手段であり、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ手段によりすべての前記
    キャパシタンス素子の一端を前記温度補償回路にもっと
    も近い抵抗素子の温度補償電圧入力側に接続させ、所定
    期間経過後に前記各々対応する抵抗素子の温度補償電圧
    出力側に接続させることを特徴とする温度補償型発振
    器。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の温度補償型発
    振器において、 前記フィルタ手段において、前記抵抗素子に代えてイン
    ダクタンス素子を用いたことを特徴とする温度補償型発
    振器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の温度補償型発振器において、 前記温度補償回路と前記フィルタ手段との間には、出力
    電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出
    力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する第
    2のモードとに切替可能な出力切替手段とを有し、 前記電力制御手段は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替手段を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替手段を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器。
  6. 【請求項6】 供給される電圧に応じて出力信号の発振
    周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
    温度補償型発振器において、 出力電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモード
    と、出力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持
    する第2のモードとを切替可能な出力切替手段と、 前記出力切替手段を介して出力される前記温度補償電圧
    に含まれるノイズを除去するフィルタ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記電力制御手段は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替手段を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替手段を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の温度補
    償型発振器において、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路及び前記
    温度補償回路への電力の供給停止時は、前記出力切替手
    段以外の回路への電力の供給を停止することを特徴とす
    る温度補償型発振器。
  8. 【請求項8】 供給される電圧に応じて出力信号の発振
    周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路と、 外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記出力
    信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための周波
    数制御電圧を出力する電圧制御回路と、 前記温度補償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出
    力する加算器とを有する温度補償型発振器において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する第1のフ
    ィルタ手段と、 前記第1のフィルタ手段に並列接続されたスイッチ手段
    と、 前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第2の
    フィルタ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ手段を所定期間オンにす
    ることを特徴とする温度補償型発振器。
  9. 【請求項9】 供給される電圧に応じて出力信号の発振
    周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路と、 外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記出力
    信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための周波
    数制御電圧を出力する電圧制御回路と、 前記温度補償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出
    力する加算器とを有する温度補償型発振器において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する手段であ
    って、キャパシタンス素子がスイッチ手段を介して抵抗
    素子に並列接続されたローパスフィルタである第1のフ
    ィルタ手段と、 前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第2の
    フィルタ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記スイッチ手段は、すべての前記キャパシタンス素子
    の一端の接続位置を、前記抵抗素子の温度補償電圧出力
    側と温度補償電圧入力側との間で切り替えるための手段
    であり、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ手段により前記キャパシ
    タンス素子の一端を前記抵抗素子の温度補償電圧入力側
    に接続させ、所定期間経過後に前記抵抗素子の温度補償
    電圧出力側に接続させることを特徴とする温度補償型発
    振器。
  10. 【請求項10】 供給される電圧に応じて出力信号の発
    振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路と、 外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記出力
    信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための周波
    数制御電圧を出力する電圧制御回路と、 前記温度補償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出
    力する加算器とを有する温度補償型発振器において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する手段であ
    って、キャパシタンス素子がスイッチ手段を介して抵抗
    素子に並列接続された複数段のローパスフィルタである
    第1のフィルタ手段と、 前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第2の
    フィルタ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記スイッチ手段は、すべての前記キャパシタンス素子
    の一端の接続位置を、各々対応する前記抵抗素子の温度
    補償電圧出力側と、すべての前記抵抗素子のうち前記温
    度補償回路にもっとも近い抵抗素子の温度補償電圧入力
    側との間で切り替えるための手段であり、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ手段によりすべての前記
    キャパシタンス素子の一端を前記温度補償回路にもっと
    も近い抵抗素子の温度補償電圧入力側に接続させ、所定
    期間経過後に前記各々対応する前記抵抗素子の温度補償
    電圧出力側に接続させることを特徴とする温度補償型発
    振器。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の温度補償
    型発振器において、 前記第1のフィルタ手段において、前記抵抗素子に代え
    てインダクタンス素子を用いたことを特徴とする温度補
    償型発振器。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項10のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記温度補償回路と前記フィルタ手段との間には、出力
    電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出
    力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する第
    2のモードとを切替可能な出力切替手段とを有し、 前記電力制御手段は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替手段を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替手段を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器。
  13. 【請求項13】 供給される電圧に応じて出力信号の発
    振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路と、 外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記出力
    信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための周波
    数制御電圧を出力する電圧制御回路と、 前記温度補償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出
    力する加算器とを有する温度補償型発振器において、 出力電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモード
    と、出力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持
    する第2のモードとを切替可能な出力切替手段と、 前記出力切替手段を介して出力される前記温度補償電圧
    に含まれるノイズを除去する第1のフィルタ手段と、 前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第2の
    フィルタ手段と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御手段とを
    備え、 前記電力制御手段は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替手段を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替手段を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載の
    温度補償型発振器において、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路及び前記
    温度補償回路への電力の供給停止時は、前記出力切替手
    段以外の回路への電力の供給を停止することを特徴とす
    る温度補償型発振器。
  15. 【請求項15】 請求項8乃至請求項14のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記第2のフィルタ手段のカットオフ周波数は、前記第
    1のフィルタ手段のカットオフ周波数より高いことを特
    徴とする温度補償型発振回路。
  16. 【請求項16】 請求項8乃至請求項15のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記第2のフィルタ手段は、抵抗素子とキャパシタンス
    素子とからそれぞれ構成されていることを特徴とする温
    度補償型発振器。
  17. 【請求項17】 請求項8乃至請求項15のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記第2のフィルタ手段は、インダクタンス素子とキャ
    パシタンス素子とからそれぞれ構成されていることを特
    徴とする温度補償型発振器。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記電力制御手段は、外部より供給される制御信号に基
    づいて前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回路へ
    の電力の供給を制御することを特徴とする温度補償型発
    振器。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至請求項18のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記電力制御手段は、前記電圧制御型発振回路及び前記
    温度補償回路への電力の供給を同時に開始し、前記電力
    の供給を同時に停止することを特徴とする温度補償型発
    振器。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至請求項19のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記電圧制御型発振回路は、 圧電振動子を発振させる発振回路と、 前記供給される電圧に応じて容量が変化する可変キャパ
    シタンス素子とを有することを特徴とする温度補償型発
    振器。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至請求項20のいずれかに
    記載の温度補償型発振器において、 前記圧電振動子を除く構成部品がワンチップICとして
    構成されていることを特徴とする温度補償型発振器。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の温度補償型発振器に
    おいて、 前記ワンチップIC及び前記圧電振動子とが一のパッケ
    ージに収納されていることを特徴とする温度補償型発振
    器。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の温度補償型発振器を
    内蔵し、前記温度補償型発振回路の出力信号に基づいて
    動作することを特徴とする無線通信装置。
  24. 【請求項24】 供給される電圧に応じて出力信号の発
    振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
    温度補償型発振器の制御方法において、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去するフィルタ
    回路と、 前記フィルタ回路に並列接続されたスイッチ回路と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御回路とを
    備え、 前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ回路を所定期間だけオン
    にすることを特徴とする温度補償型発振器の制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の温度補償型発振器の
    制御方法において、 前記温度補償回路と前記フィルタ回路との間には、出力
    電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出
    力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する第
    2のモードとを切替可能な出力切替回路を有し、 前記電力制御回路は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替回路を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替回路を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器の制御方法。
  26. 【請求項26】 供給される電圧に応じて出力信号の発
    振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路とを有する
    温度補償型発振器の制御方法において、 出力電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモード
    と、出力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持
    する第2のモードとを切替可能な出力切替回路と、 前記出力切替回路を介して出力される前記温度補償電圧
    に含まれるノイズを除去するフィルタ回路と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御回路とを
    備え、 前記電力制御回路は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替回路を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替回路を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器の制御方法。
  27. 【請求項27】 請求項25または請求項26に記載の
    温度補償型発振器の制御方法において、 前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回路及び前記
    温度補償回路への電力の供給停止時は、前記出力切替回
    路以外の回路への電力の供給を停止することを特徴とす
    る温度補償型発振器の制御方法。
  28. 【請求項28】 供給される電圧に応じて出力信号の発
    振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路と、 外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記出力
    信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための周波
    数制御電圧を出力する電圧制御回路と、 前記温度補償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出
    力する加算器とを有する温度補償型発振器の制御方法に
    おいて、 前記温度補償電圧に含まれるノイズを除去する第1のフ
    ィルタ回路と、 前記第1のフィルタ手段に並列接続されたスイッチ回路
    と、 前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第2の
    フィルタ回路と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御回路とを
    備え、 前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回路への電力
    の供給開始時は、前記スイッチ回路を所定期間オンにす
    ることを特徴とする温度補償型発振器の制御方法。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の温度補償型発振器の
    制御方法において、 前記温度補償回路と前記フィルタ回路との間には、出力
    電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモードと、出
    力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持する第
    2のモードとを切替可能な出力切替回路を有し、 前記電力制御回路は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替回路を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替回路を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器の制御方法。
  30. 【請求項30】 供給される電圧に応じて出力信号の発
    振周波数が変化する電圧制御型発振回路と、 温度に基づいて前記出力信号の発振周波数を一定にする
    ための温度補償電圧を出力する温度補償回路と、 外部より供給される周波数制御信号に基づいて前記出力
    信号の発振周波数を設定すべき周波数にするための周波
    数制御電圧を出力する電圧制御回路と、 前記温度補償電圧と前記周波数制御電圧とを加算して出
    力する加算器とを有する温度補償型発振器の制御方法に
    おいて、 出力電圧が前記温度補償電圧に追従する第1のモード
    と、出力電圧をモード切替時の前記温度補償電圧に維持
    する第2のモードとを切替可能な出力切替回路と、 前記出力切替回路を介して出力される前記温度補償電圧
    に含まれるノイズを除去する第1のフィルタ回路と、 前記周波数制御電圧に含まれるノイズを除去する第2の
    フィルタ回路と、 少なくとも前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回
    路への電力の供給をそれぞれ制御する電力制御回路とを
    備え、 前記電力制御回路は、前記温度補償回路への電力の供給
    開始時に前記出力切替回路を前記第1のモードに切り替
    え、前記温度補償回路への電力の供給停止時に前記出力
    切替回路を前記第2のモードに切り替えることを特徴と
    する温度補償型発振器の制御方法。
  31. 【請求項31】 請求項29または請求項30に記載の
    温度補償型発振器の制御方法において、 前記電力制御回路は、前記電圧制御型発振回路及び前記
    温度補償回路への電力の供給停止時は、前記出力切替回
    路以外の回路への電力の供給を停止することを特徴とす
    る温度補償型発振器の制御方法。
  32. 【請求項32】 請求項24乃至請求項31のいずれか
    に記載の温度補償型発振器の制御方法において、 前記電力制御回路は、外部より供給される制御信号に基
    づいて前記電圧制御型発振回路及び前記温度補償回路へ
    の電力の供給を制御することを特徴とする温度補償型発
    振器の制御方法。
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