JP2597495Y2 - 温度補償形水晶発振器 - Google Patents

温度補償形水晶発振器

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JP2597495Y2
JP2597495Y2 JP1991060403U JP6040391U JP2597495Y2 JP 2597495 Y2 JP2597495 Y2 JP 2597495Y2 JP 1991060403 U JP1991060403 U JP 1991060403U JP 6040391 U JP6040391 U JP 6040391U JP 2597495 Y2 JP2597495 Y2 JP 2597495Y2
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一成 松本
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は温度補償回路を有する
基準周波数源としての水晶振動子ユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の無線機・通信機・電話機などの基
準周波数源としては温度補償形水晶発振器(以下TCX
Oと略記する)を用いるのが一般的であった。このTC
XOは水晶振動子と温度補償回路と発振駆動回路とをユ
ニット化し、これらを接続して構成していた。ところ
、近年の傾向として集積技術の進歩により集積回路
(以下ICと略記する)の小形化が進み、コードレス電
話機に代表されるような小型無線機が普及してきてい
る。これらの小型無線機の場合、小形化、低コスト化の
要求が大きく求められるため、上記TCXOを組み込む
では小形化、低コスト化の面で実情に合わなくなって
きている。すなわち、基準周波数源を組み込むべき本体
機器回路内に水晶振動子の発振駆動回路を備えた構成と
なっている場合、この発振駆動回路とTCXOの中の
駆動回路とが重複することになり、小形化、低コスト
化の面で実情に合わない。そして、無線機・通信機・電
話機などの基準周波数源には水晶振動子単体をIC内部
のゲートにて起振させる場合が多くなってきており、こ
の場合の水晶振動子に要求される温度特性(周囲温度の
変化に対する周波数変動を小さくすること)は非常に厳
しくなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の温度補償形水晶
発振器(TCXO)を小型無線機に組み込んで使用
構成で、小型無線機全体の小形化ができず、またコ
スト高となるという問題点があった。
【0004】また、本体機器回路内に水晶振動子の発振
駆動回路を備え構成である場合本体機器回路内の発
振駆動回路とTCXOの中の発振駆動回路とが重複する
ことになるために、機器全体の小形化ができず、またコ
スト高となるという問題点があった。
【0005】この考案は上記の問題点を解消するために
なされたもので、無線機などの機器の小形化が実現でき
ると共に、精度の割りには低コストであり、また厳しい
温度特性に対応できるようにした温度補償形水晶振動子
ユニットを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る温度補償
形水晶振動子ユニットは直流分カット用のコンデンサ
と、温度補償用サーミスタに温度補償用コンデンサを並
列に接続した並列回路を2段直列接続した回路および水
晶振動子とを直列に接続して直列回路を構成し、この直
列回路の両端に直列接続した周波数調整用コンデンサを
接続するとともに、この周波数調整用コンデンサの共通
接続点をアース端子とし、前記直列回路の両端をリード
端子に接続したものである。
【0007】
【作用】この考案における温度補償形水晶振動子ユニッ
トは正確なタイミングを必要とするロジックや時計、カ
ウンタのように基準時間を必要とするときに用いられ、
厳しい温度特性を必要とするときに水晶振動子に温度補
用サーミスタとコンデンサからなる並列回路を直列に
接続し、かつこの直列回路に周波数調整用コンデンサを
並列接続したものである。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1はこの考案の一実施例を示すブロック図であ
り、図において、1は直流分カット用コンデンサで、こ
の直流分カット用コンデンサ1は周波数調整用としても
用いることができる。2a,2bは温度補償用サーミス
タ、3a,3bは温度補償用コンデンサで、この温度補
償用コンデンサ3a,3bは上記温度補償用サーミスタ
2a,2bに並列に接続されている。4は水晶振動子
で、これら直流分カット用コンデンサ1、温度補償用サ
ーミスタ2a,2b、温度補償用コンデンサ3a,3b
および水晶振動子4により温度補償形の水晶振動子ユニ
ット5を構成している。
【0009】また、図2に示す温度補償形の水晶振動子
ユニット6はCMOSインバータ接続用として専ら用い
られるもので、このCMOSインバータ接続用の水晶振
動子ユニット6は図1に示す実施例の水晶振動子ユニッ
ト5の直流分カット用コンデンサ1は直流分カット用と
して専用に用い、周波数調整用としては図1に示す水晶
振動子ユニット5に並列に周波数調整用コンデンサ7
a,7bを接続したものである。
【0010】そして、上記図1に示す水晶振動子ユニッ
ト5をトランジスタの発振回路に組み込んで基準周波数
源を構成した例は図3に示すようになり、また図1に示
す水晶振動子ユニット5をCMOSの発振回路に組み込
んだは図4に示すようになる。さらに、上記図2に示
す水晶振動子ユニット6をCMOS専用の発振回路に組
み込んだは図5に示すようになる。
【0011】しかして、図3に示すトランジスタの発振
回路に温度補償回路を備えた水晶振動子ユニット5を組
み込んだ温度特性は図6に示すようになり、また図4ま
たは図5に示すCMOSの発振回路に温度補償回路を備
えた水晶振動子ユニット6を組み込んだ温度特性は図7
に示すようになり、いづれも温度補償回路を備えない場
合(温度特性図は省略)に比べて温度特性が格段に良く
なっている。
【0012】図8は図1に示すコンデンサ1,サーミス
タ2a,2bおよびコンデサ3a,3bを水晶振動子4
を収納したホルダー11上に実装したときの具体的な実
施例である。なお、図8において、12はカバー、13
A,13Bはリード端子である。
【0013】図9はプリント基板14に図1に示す温度
補償形水晶振動子ユニット5を実装した実施例である。
【0014】図10は水晶振動子4をケース15に収納
し、リード端子13Bに温度補償回路16および直流分
カット用コンデンサ1を介挿した実施例である。温度補
償回路16は例えば図1におけるサーミスタ2a,2b
およびコンデサ3a,3bにて構成される。
【0015】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、水晶振
動子に温度補償用サーミスタとコンデンサからなる並列
回路を直列に接続し、かつこの直列回路に周波数調整用
コンデンサを並列接続した水晶振動子ユニットを構成し
たので、この水晶振動子ユニットを組み込むことにより
機器の小形化が実現できると共に、高精度の割りには低
コストであり、また厳しい温度特性に対応できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る温度補償形水晶振動子ユニット
の一実施例を示すブロック図。
【図2】この考案に係る温度補償形水晶振動子ユニット
の他の実施例を示すブロック図。
【図3】図1に示す水晶振動子ユニットを組み込んだ
振回路を示す回路図。
【図4】図1に示す水晶振動子ユニットを組み込んだ
振回路を示す回路図。
【図5】図2に示す水晶振動子ユニットを組み込んだ
振回路を示す回路図。
【図6】図3の周波数と温度との関係を示す特性曲線
図。
【図7】図4の周波数と温度との関係を示す特性曲線
図。
【図8】図1の具体的な実施例を示す構成図。
【図9】プリント基板に水晶振動子ユニットを実装した
実施例を示す構成図。
【図10】水晶振動子のリード端子に温度補償回路等を
介挿した実施例を示す構成図。
【符号の説明】
2a,2b…温度補償用サーミスタ、3a,3b…温度
補償用コンデンサ、4…水晶振動子、5,6…水晶振動
子ユニット、7a,7b…周波数調整コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03B 5/30 - 5/42 H03H 9/00 - 9/19

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流分カット用のコンデンサと、温度補
    償用サーミスタに温度補償用コンデンサを並列に接続し
    た並列回路を2段直列接続した回路および水晶振動子と
    を直列に接続して直列回路を構成し、この直列回路の両
    端に直列接続した周波数調整用コンデンサを接続すると
    ともに、この周波数調整用コンデンサの共通接続点をア
    ース端子とし、前記直列回路の両端をリード端子に接続
    した温度補償形水晶振動子ユニット。
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FR3097706B1 (fr) * 2019-06-21 2022-02-11 Ecole Nat Superieure De Mecanique Et Des Microtechniques Ensmm Résonateur radiofréquence contrôlé en température et oscillateur radiofréquence correspondant

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