JP2553807Y2 - 発振器 - Google Patents

発振器

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JP2553807Y2
JP2553807Y2 JP5857991U JP5857991U JP2553807Y2 JP 2553807 Y2 JP2553807 Y2 JP 2553807Y2 JP 5857991 U JP5857991 U JP 5857991U JP 5857991 U JP5857991 U JP 5857991U JP 2553807 Y2 JP2553807 Y2 JP 2553807Y2
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JP
Japan
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crystal oscillator
oscillator
temperature
oscillation
drift
Prior art date
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JP5857991U
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JPH056923U (ja
Inventor
孝明 土志田
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発振器、特に発振回路
を内蔵したICと、水晶発振子とから成る発振器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような発振器は、例えば図3
に示すように構成されている。即ち、図3において、発
振器1は、プリント基板2上に取り付けられた、発振回
路を内蔵する、PLL等のIC3と、該IC3に隣接し
て該プリント基板2上に取り付けられた水晶発振子4と
を含んでおり、該水晶発振子4が、点線で示すように、
該プリント基板2の裏面にて該IC3に接続されてい
る。
【0003】尚、水晶発振子4は、図示のように直立し
て配設されてもよく、また該プリント基板2の表面に沿
って倒して配設するようにしてもよい。
【0004】このような構成の発振器1によれば、該水
晶発振子4からの発振周波数に基づいて、該IC4内の
発振回路により、所望の周波数の安定した信号を出力す
ることとなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された発振器1においては、例えば作動開始直後に
おいては、各素子、即ちIC3及び水晶発振子4の温度
が比較的低く、その後徐々に上昇することになり、温度
ドリフト、所謂ウォームアップドリフトが、比較的大き
くなってしまうので、このウォームアップドリフトを補
償するために、負荷容量を大きくする方法が採用されて
いる。
【0006】しかしながら、この負荷容量を大きくする
方法では、発振パワーが低下して、場合によっては発振
停止という事態が発生することがあると共に、高調波発
振等が生ずる可能性があり、好ましくはなかった。ま
た、IC3及び水晶発振子4の間の温度の影響を少なく
するため、該IC3及び水晶発振子4の間を比較的大き
く間隔をあけるようにしているため、プリント基板2上
での回路構成が比較的大型化してしまうという問題もあ
った。
【0007】本考案は、以上の点に鑑み、ウォームアッ
プドリフト等の温度ドリフトが低減せしめられることに
より、負荷容量が小さくて済み、安定した発振動作が行
なわれ得ると共に、小型に構成され得る、発振器を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本考案によ
れば、基板上に取り付けられた、発振回路を内蔵するI
Cと、該ICに隣接して該プリント基板上に取り付けら
れた水晶発振子とを含んでいる、発振器において、水晶
発振子として、該ICの温度特性を補償するような温度
特性を有する水晶発振子が使用されており、該水晶発振
子が、ICの表面に直接に当接して取り付けられている
ことを特徴とする、発振器により、達成される。
【0009】
【作用】上記構成によれば、該水晶発振子が、ICの表
面に直接に当接して取り付けられていることにより、該
ICと水晶発振子との間で熱伝導が容易に行なわれ得る
ことから、該IC及び水晶発振子がほぼ実質的に同じ温
度に維持され得ることとなる。
【0010】従って、水晶発振子として、該ICの温度
特性を補償するような温度特性を有する水晶発振子が使
用されていることにより、該ICと水晶発振子の温度特
性が互いに補償されているので、温度が変化したとして
も、温度の変化による発振周波数の変動が、比較的小さ
く抑制され得ることとなり、ウォームアップドリフト等
の温度ドリフトが低減せしめられ得ることになると共
に、水晶発振子がICの上に載置されることになるた
め、基板上での実装密度が上昇することとなり、基板上
における回路構成が小型化され得るという効果も得られ
ることとなる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本考
案を詳細に説明する。図1は、本考案による発振器の一
実施例を示しており、発振器10は、プリント基板11
上に取り付けられた、発振回路を内蔵する、PLL等の
IC12と、該IC12の上面に直接に当接するように
取り付けられた水晶発振子13とを含んでおり、該水晶
発振子13は、該プリント基板11の裏面にて該IC1
2に接続されていると共に、その温度特性は、図2に示
すように、該IC12の温度特性Aに対して、これを補
償するような温度特性Bを有するものが選定されてい
る。
【0012】本考案による発振器10は、以上のように
構成されており、該水晶発振子13が、IC12の表面
に直接に当接して取り付けられているので、該IC12
と水晶発振子13との間で熱伝導が容易に行なわれ得
る。
【0013】これにより、該IC12及び水晶発振子1
3が、比較的短時間で、ほぼ実質的に同じ温度に維持さ
れ得ることとなる。また、水晶発振子13は、該IC1
2の温度特性を補償するような温度特性を有しているの
で、該IC12と水晶発振子13の温度特性が互いに補
償されていることから、例えば作動開始直後のように、
比較的温度が低い場合等において、温度が大きく変化し
たとしても、温度の変化による発振周波数の変動は、比
較的小さい。かくして、ウォームアップドリフト等の温
度ドリフトが低減せしめられ得る。
【0014】また、水晶発振子13がIC12の上に載
置されることになるため、プリント基板11上での実装
密度が上昇することとなり、従って、小型化が容易に実
現され得ることとなる。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ウ
ォームアップドリフト等の温度ドリフトが低減せしめら
れることにより、負荷容量が小さくて済み、安定した発
振動作が行なわれ得ると共に、小型に構成され得る、極
めて優れた発振器が提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による発振器の一実施例を示す概略図で
ある。
【図2】図1の発振器で使用される水晶発振子と発振回
路ICの温度−周波数特性を示すグラフである。
【図3】従来の発振器の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 発振器 11 プリント基板 12 IC 13 水晶発振子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に取り付けられた、発振回路を内
    蔵するICと、該ICに隣接して該プリント基板上に取
    り付けられた水晶発振子とを含んでいる、発振器におい
    て、水晶発振子として、該ICの温度特性を補償するよ
    うな温度特性を有する水晶発振子が使用されており、該
    水晶発振子が、ICの表面に直接に当接して取り付けら
    れていることを特徴とする、発振器。
JP5857991U 1991-06-28 1991-06-28 発振器 Expired - Lifetime JP2553807Y2 (ja)

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JP5857991U JP2553807Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 発振器

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JPH056923U JPH056923U (ja) 1993-01-29
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JP2766822B2 (ja) * 1994-02-08 1998-06-18 セイコープレシジョン株式会社 水晶発振回路の自動組立装置
JP4712493B2 (ja) * 2005-08-31 2011-06-29 京セラキンセキ株式会社 温度補償型水晶発振器

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