JP3198000B2 - ディジタル温度補償水晶発振回路 - Google Patents

ディジタル温度補償水晶発振回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル温度補償水
晶発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における携帯電話、コードレス電話
など、移動体通信機器はIC技術の進歩に伴い、小型
化、低コスト化が進み、それによって利用・加入者の増
加が加速してきている。
【0003】利用者の増加によって、電波利用の関係か
らキャリア周波数間隔(例えば12.5KHZ)と変調帯
域幅(例えば5KHZ)が狭くなり、移動体通信機器の
発振周波数源への周波数安定化の要求が|Δf/f|≦
2ppmなどますます厳しくなってきている。
【0004】広い温度範囲(−40〜85℃)で高精
度、小型化、低コストを図るものとしてディジタル温度
補償水晶発振器が知られている。
【0005】この水晶発振器は、基本的に図6に示すブ
ロック構成になる。即ち、水晶振動子10と、発振回路
11と、ディジタル制御温度補償回路12及び電圧安定
化回路13で構成される。14は電源供給端子、15
A、15B、16A、16B、17A、17Bは接続
線、18は周波数出力端子を示す。
【0006】今、端子14から電源が供給されると、電
圧安定化回路13を通して発振回路11が活性化され、
水晶振動子10の励振がなされ、端子18に発振周波数
出力が得られる。このときの周波数安定は水晶振動子1
0自体の温度偏差特性になり、このままでは所期の安定
化周波数が得られない。
【0007】この周波数安定化のためのディジタル制御
温度補償回路12は、発振回路11から見た接続線17
A,17B間の静電容量(水晶振動子10に直列に挿入
される静電容量)を調整し、水晶振動子10の周囲温度
の変化による発振周波数の変化を補償する。
【0008】ディジタル制御温度補償回路12は、温度
センサ、A/D変換器、ROM、D/A変換器、バリキ
ャップ(バラクタダイオードなど)ローパスフィルタ及
びコントロールロジック等で構成される。
【0009】電圧安定化回路13は、バッテリ等からの
供給電圧が大幅に変化(例えば5.5〜2.7V)する場
合にも一定電圧を回路11、12に供給し、電圧変動に
よる周波数変化を防止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル温度補償水
晶発振器に求められる要件は、移動体通信機器への利用
として、 (1)発振性能を満たす(出力周波数の偏差が一定であ
ること、周波数のゆれが小さいこと、出力波形が一定し
ていること)。
【0011】(2)小型軽量である。
【0012】(3)低電圧駆動が可能であること、消費
電力が小さいこと(例えば6mw)。
【0013】(4)その他(耐震性、耐落下性、低価格
性など)。
【0014】である。
【0015】このうち、(1)の項は、ディジタル制御
温度補償回路12によって達成できるが、残りの(2)
〜(4)の項は通常の水晶振動子10と発振回路11の
組み合わせになるシンプル構成の水晶発振器に比べて劣
る。
【0016】このうち、(2)、(4)項の課題を解消
する最も有力な方法は、回路11〜13をLSI化した
ワンチップ構成にすることとなる。このワンチップ構成
は、最新の半導体技術によって目標コストの下で実現可
能になりつつある。
【0017】残る大きな課題は(3)項の消費電力の削
減となる。
【0018】本発明の目的は、ワンチップ構成を可能に
しながら低消費電力になるディジタル温度補償水晶発振
回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、MOSを能動素子としコルピッツ形水晶
発振回路に構成され、該MOSのソースへの帰還容量を
調整するディジタル制御温度補償回路を備えた水晶発振
回路において、抵抗と半導体スイッチの第1の直列回路
を有して前記MOSのソース抵抗に並列接続され、電源
投入時に前記半導体スイッチをオン状態にし、所定時間
後に該半導体スイッチをオフ状態にする電流制御回路
と、抵抗と半導体スイッチの第2の直列回路を有して前
記MOSのソース抵抗に並列接続され、該半導体スイッ
チを外部からオン・オフ制御して前記MOSのソース抵
抗を切換え可能にするソース抵抗制御回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0020】
【0021】
【作用】コルピッツ形発振回路の発振条件は、水晶振動
子の直列共振周波数近傍での能動素子と帰還回路で構成
する回路の等価負性抵抗−Rnが水晶振動子の起動時等
価抵抗RQより十分大きいことである。
【0022】
【数1】|−Rn|>αRQ ……(1) 式中、αは定数であり、経験的数値は5程度になる。
【0023】発振回路が励振されて安定したとき、負性
抵抗−RnはMOSの非線形特性と高周波振幅の増大に
伴うソース抵抗RSによるバイアス効果で安定点、
【0024】
【数2】|−Rn|=RQ ……(2) に落ち着く。水晶振動子は一般に上記(1)、(2)式
に示すように、起動時と安定時の等価抵抗RQは等しい
として差し支えない。
【0025】図1は、水晶発振回路の等価回路である。
この等価回路中、XLとRQは水晶振動子の等価リアクタ
ンス分と等価抵抗分であり、CnはMOSのソースへの
帰還コンデンサC1(振動検出容量)とC2(振動励振容
量)及びC3(水晶直列付加容量)等の合成容量であ
る。等価リアクタンスXLは発振角周波数をω0としたと
き、
【0026】
【数3】XL=1/ω0 2n ……(3) となり、水晶振動子の直列共振角周波数ωSに対して、
【0027】
【数4】 ω0≒ωS(1+C10/(C0+Cn))1/2 ……(4) となる。C0は水晶振動子の並列容量、C10は直列容量
である。
【0028】等価抵抗RQは発振角周波数ω0においてC
Iメータ等で可観測値であり、例えば10MHZで10
Ω程度になる。
【0029】次に、等価負性抵抗−Rnについて説明す
る。
【0030】図2は、図1の等価抵抗RQに高周波純抵
抗Rmを直列挿入した回路である。始めにRm=0として
おけば図1の回路と同じであるため、発振角周波数ω0
で安定発振する。次に、Rmを大きい方から徐々に小さ
くし、発振可能値Rm0を見つけたとき、回路側の起動可
能な実効負性抵抗−Rn0は、
【0031】
【数5】|−Rn0|=RQ+Rm0 ……(5) として可観測値になる。
【0032】この実効負性抵抗−Rn0は、発振角周波数
ω0、コンデンサC1、C2及びMOSの相互コンダクタ
ンスgmによって決まる。
【0033】
【数6】−Rn0∝gm/ω0 212 ……(6) このうち、発振角周波数ω0(=2πf0)は設計の前提
条件であり、コンデンサC1,C2とその比C1/C2が適
切に設計された場合、起動可能な実効負性抵抗−Rn0
大きくするには相互コンダクタンスgmを大きくするこ
とを必要とする。
【0034】この相互コンダクタンスgmについて説明
する。
【0035】N−MOSの不飽和領域での特性は、次式
で表せる。
【0036】
【数7】 IDS=K[(VGS−VTH)*VDS−(1/2)VDS 2] ……(7) IDS:ドレーン・ソース間電流 VDS:ドレーン・ソース間電圧 VGS:ゲート・ソース間電圧 VTH:スレシホールド電圧 K=(με/t)(W/L) μ:キャリア移動度 ε:Si2の誘電率 t:ゲート酸化膜の厚さ L:ゲートのチャネル長 W:ゲートのチャネル幅 ここで、相互コンダクタンスgm
【0037】
【数8】gm=ΔIDS/VGS ……(8) であるから、これを大きくするには、μ,ε,tを一定
とすれば、W/Lを大きくすること、すなわちチャネル
長Lを小さくするかチャネル幅Wを大きくすることであ
る。
【0038】チャネル長Lを小さくするには、製造プロ
セスの関係から限界があり、チャネル幅Wを大きくする
にはLSIの面積を大きくする欠点がある。
【0039】したがって、目標寸法と製造コストに対す
る相互コンダクタンスgmのねらい値のトレードオフで
W/Lが決まる。
【0040】本発明は、前記(7)式において、相互コ
ンダクタンスgmは、定数Kに関係すると同時にドレー
ン・ソース間電流IDSにも関係することを予想し、ソー
ス抵抗RSを発振周波数10MHZにおいて変化させたと
き、起動可能な実効負性抵抗−Rn0とドレーン・ソース
間電流IDSの関係を見いだした。この関係は、図3に示
すようになる。
【0041】この関係から、本発明は、電流制御回路に
よってソース抵抗RSの値を発振起動時に小さくして大
きな負性抵抗を得て確実な起動を得るようにし、発振安
定化が予測される時間τ後にソース抵抗RSを大きくす
ることによりMOSのドレイン・ソース間電流を低減し
て消費電力を減らす。
【0042】また、本発明は電流制御回路の他に、MO
Sのソース抵抗を外部から切換可能にするソース抵抗切
換回路を設け、LSIを指向した発振回路での発振周波
数の変更等に際し、回路構成を変更することなく外部か
らソース抵抗を切り換えて確実な起動と安定かつ低消費
電流の発振を得ることを可能にする。
【0043】
【実施例】図4は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。水晶発振回路21は、従来の水晶発振回路11に抵
抗と半導体スイッチを直列接続したスイッチ回路22
A、22Bが追加される。ディジタル制御温度補償回路
23は、従来の温度補償回路12にスイッチ制御回路2
4A、24Bが追加される。スイッチ回路22A、22
Bの半導体スイッチはスイッチ制御回路24A、24B
によってオン・オフ制御される。
【0044】水晶発振回路11は、消費電流を小さくで
きるトランジスタTr(N−MOS)を能動素子として
コルピッツ形発振回路に構成され、ソース抵抗R1と振
動検出容量C1と振動励振容量C2(温度補償回路12の
バリキャップVC1)と直列容量C3(温度補償回路1
2のバリキャップVC2)及び水晶振動子10によって
構成される。
【0045】ディジタル制御温度補償は、バリキャップ
VC1、VC2の2つを並列にし、温度制御逆電圧Vk
で制御することにより温度補償感度を高める。また、電
圧Vkの変化幅を小さくし、バリキャップが占有するL
SI上の面積を小さくする。また、図示省略するが、回
路の各接続点と抵抗及びワンチップ結線導体に入る寄生
容量でバリキャップによる周波数補償感度が下がらない
ようにしている。
【0046】バッファアンプBは、トランジスタTrか
らの発振出力をインピーダンス変換して端子18に一定
周波数、一定振幅の発振出力を得るためのものである。
この出力段は、一般には容量結合としているが、LSI
化によってバッファアンプBを設けるも回路の小型化、
低電力化への支障は生じない。
【0047】抵抗R4は、トランジスタTrのゲート電
位を決めるもので、例えば100KΩの拡散抵抗にされ
る。
【0048】回路抵抗R1,R2,R3,R5,R6等はポ
リシリコン抵抗を使用し、寄生容量による温度補償制御
の感度低下を防止する。
【0049】抵抗R5,R6,R7は、制御電圧Vkをバ
リキャップVC1、VC2に直流的に印加するためのも
のである。コンデンサC4は、制御電圧Vkが抵抗R1
側へ影響するのを防止するデカップリング用であり、両
端A,Bの高周波電位を同じにするようC4≫C2に選定
される。
【0050】コンデンサC5は、高周波アース点を作る
もので、大きな容量にされる。場合によっては、LSI
チップの外付けにした小型のセラミックコンデンサで補
う。
【0051】以上のようにして、水晶発振回路11とデ
ィジタル制御温度補償回路12により、ワンチップLS
Iを指向したディジタル制御温度補償コルピッツ形水晶
発振回路が構成される。
【0052】次に、スイッチ制御回路24Aとスイッチ
回路22Aについて説明する。
【0053】コントロールロジック回路Lは、端子14
から電圧安定化回路13を経由して電源電圧が印加され
たときに比較基準としてのスレシホールド電圧VTH
得、端子25から印加されるアナログ回路用電源の電圧
がスレシホールド電圧VTHに一致したときに論理「0」
を得、この出力で半導体スイッチドライバDR1を通し
て半導体スイッチSW1をオンさせる。
【0054】同時に、タイマ動作を開始し、時間τ後に
論理「1」を得、この出力でDRLを通して半導体スイ
ッチSW1をオフさせる。
【0055】これにより、スイッチ制御回路24Aは、
発振回路11の起動時には半導体スイッチSW1をオン
制御してソース抵抗R1に並列に抵抗R2を挿入してソー
ス抵抗値を下げ、トランジスタTrのドレイン・ソース
間電流IDSを大きくして確実な発振を得る。
【0056】そして、発振が安定に近くなる所定時間τ
後に半導体スイッチSW1をオフ制御してソース抵抗を
1に戻し、トランジスタTrのドレイン・ソース間電
流を小さくして消費電流を下げる。
【0057】なお、アナログ回路用電源の電圧は、端子
25と14が同じ系統になる場合もあるが、電圧安定化
回路13の電圧立ち上がりより遅く、図5に示すように
ゆっくり立ち上がる。これにより、制御が可能となる。
【0058】上記のソース抵抗の制御による発振動作を
具体的に説明する。図4の実施例の回路において、 抵抗R1=10KΩ、R2=3KΩ とし、起動時にスイッチSW1をオンしておけば、 ソース抵抗RS=2.4KΩ となり、図3の特性から発振可能な負性抵抗は、 −Rn0≒160Ω となる。
【0059】ここで、前記の(1)式によれば、RQ
30Ωの水晶振動子10は余裕を持って起動できる。そ
の後、τ(例えば5ms)後にスイッチSW1をオフす
ると、周波数、振幅ともに支障のない変化で新しい回路
状態(RS=R1=10KΩ)に遷移し、安定発振をす
る。
【0060】前記(2)式によれば、RQ<30Ωの水
晶振動子の定常時状態を得るには、ソース抵抗RSを2
0KΩまで大きくしても良いが、別途の発振安定度(周
波数揺れがない)のことを配慮し、10KΩに設定す
る。
【0061】この条件では、トランジスタTrには起動
時には1.3mAのドレイン電流になるのに対し、定常
時には0.7mAまで低減され、消費電力を大幅に低減
できた。例えば、消費電力が35%削減できる。
【0062】次に、スイッチ制御回路24Bとスイッチ
回路22Bについて説明する。
【0063】スイッチ回路22Bは、スイッチ回路22
Aと同様に抵抗R3と半導体スイッチSW2の直列回路に
構成されてソース抵抗R1に並列接続される。スイッチ
制御回路24Bは、半導体スイッチドライバDR2を有
し、その論理入力に応じて半導体スイッチSW2をオン
・オフ制御する。
【0064】前記(6)式によると、gm,C1,C2
一定のLSI回路で、例えば f0=10〜20MHZ の水晶発振回路を実現する場合、周波数f0が2倍にな
ったとき、等価負性抵抗−Rn0は1/4になる。
【0065】これに対して、水晶振動子の等価抵抗RQ
は、1/4にならず、通常1/2〜1/1.5にしかな
らない。
【0066】このような周波数の変更に対して、スイッ
チ回路22Aのみでは所望の負性抵抗(安定した発振)
が得られなくなり、別途のLSI化設計を必要とするこ
とになる。
【0067】そこで、スイッチ回路22B及びスイッチ
制御回路24Bを含むLSI素子として設計しておき、
発振周波数に応じてスイッチ回路22Bのオンによるソ
ース抵抗RSを小さくし、負性抵抗−Rn0を大きくでき
るようにする。これにより、同じ設計のLSI素子にし
ながら異なる周波数かつ消費電流を低減した水晶発振回
路とすることができる。
【0068】なお、スイッチ制御回路24Bのオン・オ
フ制御入力は、ハードウエア的又はROM記憶方式のソ
フトウエア設定とすることができる。
【0069】以上までの実施例において、スイッチ回路
22A、22Bとそれぞれの制御回路24A、24B
は、1組の場合を示すが、複数組設けたLSI素子とし
て設計しておき、発振周波数の変更等に応じて確実な発
振と低電流化に最適なソース抵抗を外部設定できる構成
にすることもできる。
【0070】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、起動時
にMOSのソース抵抗を小さく制御してそのドレイン・
ソース間電流を大きく、すなわち負性抵抗を大きくした
起動を行い、安定した発振動作後にはソース抵抗を大き
く制御してMOSのドレイン・ソース間電流を下げるよ
うにしたため、以下の効果がある。
【0071】(1)大きい負性抵抗を得て発振の起動を
確実にする。また、等価抵抗RQの大きいものを使用で
き、低コスト化を図ることができる。
【0072】(2)安定発振時のMOS電流を下げるこ
とができ、消費電力を大幅に低減できる。
【0073】(3)安定発振に必要な負性抵抗を確実に
得ることができ、出力周波数のゆれを改善できる。
【0074】(4)電流制御回路の他に、MOSのソー
ス抵抗を外部から切換可能にすることにより、LSI化
したワンチップ回路での発振周波数変更等を容易にし、
汎用性の高いものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水晶発振回路の等価回路図。
【図2】等価回路に抵抗Rmを付加した等価回路図。
【図3】MOSのソース抵抗とドレイン・ソース間電流
及び負性抵抗特性図。
【図4】本発明の一実施例を示す回路図。
【図5】ロジックコントロール回路の制御を説明するた
めの電源電圧特性図。
【図6】従来のディジタル制御温度補償水晶発振回路の
ブロック図。
【符号の説明】
10…水晶振動子 11…水晶発振回路 12…ディジタル制御温度補償回路 22A、22B…スイッチ回路 24A、24B…スイッチ制御回路 B…バッファアンプ L…ロジックコントロール VC1、VC2…バリキャップ R1…ソース抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 一成 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 土屋 主税 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松井 孝至 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−94829(JP,U) 実開 平4−121113(JP,U) 実開 昭52−140742(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSを能動素子としコルピッツ形水晶
    発振回路に構成され、該MOSのソースへの帰還容量を
    調整するディジタル制御温度補償回路を備えた水晶発振
    回路において、 抵抗と半導体スイッチの第1の直列回路を有して前記M
    OSのソース抵抗に並列接続され、電源投入時に前記半
    導体スイッチをオン状態にし、所定時間後に該半導体ス
    イッチをオフ状態にする電流制御回路と、抵抗と半導体スイッチの第2の直列回路を有して前記M
    OSのソース抵抗に並列接続され、該半導体スイッチを
    外部からオン・オフ制御して前記MOSのソース抵抗を
    切換え可能にするソース抵抗制御回路と を備えたことを
    特徴とするディジタル温度補償水晶発振回路。
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