JPH06140836A - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
- Publication number
- JPH06140836A JPH06140836A JP28733992A JP28733992A JPH06140836A JP H06140836 A JPH06140836 A JP H06140836A JP 28733992 A JP28733992 A JP 28733992A JP 28733992 A JP28733992 A JP 28733992A JP H06140836 A JPH06140836 A JP H06140836A
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- JP
- Japan
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- voltage
- collector
- terminal
- base
- fixed
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- Pending
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波の各種無線機に用いられる電圧制御発
振器に関するもので、低価格化,モノリシック化を目的
とする。 【構成】 トランジスタ3を用いた電圧制御発振器にお
いて、コレクタに電位を与える電源と、ベースに電位を
与える制御可能な電源とを備え、前記制御可能な電源を
制御することによりベース、コレクタ間の内部容量をか
え、発振周波数を制御するものである。
振器に関するもので、低価格化,モノリシック化を目的
とする。 【構成】 トランジスタ3を用いた電圧制御発振器にお
いて、コレクタに電位を与える電源と、ベースに電位を
与える制御可能な電源とを備え、前記制御可能な電源を
制御することによりベース、コレクタ間の内部容量をか
え、発振周波数を制御するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波の各種無線機,通
信機器,測定器等に用いられる電圧制御発振器に関する
ものである。
信機器,測定器等に用いられる電圧制御発振器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電圧制御発振器は高周波無線機、通信
機、さらには高周波測定機器等において、特に無線機の
局部発振源である周波数シンセサイザの源振用発振器と
して一般に用いられる。
機、さらには高周波測定機器等において、特に無線機の
局部発振源である周波数シンセサイザの源振用発振器と
して一般に用いられる。
【0003】以下、電圧制御発振器について説明する。
一般に電圧制御発振器は、基本機能の一つとして電圧に
よって周波数が変化する機能を有する。
一般に電圧制御発振器は、基本機能の一つとして電圧に
よって周波数が変化する機能を有する。
【0004】図4は一般的な電圧制御発振器の全体回路
構成を示すものである。図4において、1はストリップ
線路からなる共振器で、駆動部として3端子のバイポー
ラ構造のトランジスタ3が結合コンデンサ2により共振
器1と接続されている。容量4,5は発振回路の位相条
件をつくる帰還容量、6は共振器1の直列容量、7は所
定の電位差をカソード、アノード間に与えることにより
カソード、アノード間の容量が変化する電圧可変容量素
子(以下バラクタと略す)、8はバイパスコンデンサで
ある。さらに抵抗9,10はトランジスタ3の端子間に
所要の端子電圧を与えるブリーダ抵抗、11はエミッタ
抵抗、12はバラクタ7のカソードに電圧を供給する抵
抗、13はその供給端子、14は固定の電源入力端子で
ある。
構成を示すものである。図4において、1はストリップ
線路からなる共振器で、駆動部として3端子のバイポー
ラ構造のトランジスタ3が結合コンデンサ2により共振
器1と接続されている。容量4,5は発振回路の位相条
件をつくる帰還容量、6は共振器1の直列容量、7は所
定の電位差をカソード、アノード間に与えることにより
カソード、アノード間の容量が変化する電圧可変容量素
子(以下バラクタと略す)、8はバイパスコンデンサで
ある。さらに抵抗9,10はトランジスタ3の端子間に
所要の端子電圧を与えるブリーダ抵抗、11はエミッタ
抵抗、12はバラクタ7のカソードに電圧を供給する抵
抗、13はその供給端子、14は固定の電源入力端子で
ある。
【0005】以上の様に構成された発振器において、発
振周波数は容量4,5、そして共振器1と容量6、バラ
クタ7の直列回路の持つ固有共振周波数、さらにはトラ
ンジスタの内部容量等により決定される。
振周波数は容量4,5、そして共振器1と容量6、バラ
クタ7の直列回路の持つ固有共振周波数、さらにはトラ
ンジスタの内部容量等により決定される。
【0006】ここで、電圧による周波数制御はバラクタ
7によって行なっている。すなわち、供給端子13より
電圧を印加することによりバラクタ7のカソードには所
定の電位差がアノード,カソード間に発生しバラクタ7
はその電位差に応じた容量を持つことになり、バラクタ
7の容量値が変われば共振器1の共振周波数が変化し発
振周波数を制御することができる。
7によって行なっている。すなわち、供給端子13より
電圧を印加することによりバラクタ7のカソードには所
定の電位差がアノード,カソード間に発生しバラクタ7
はその電位差に応じた容量を持つことになり、バラクタ
7の容量値が変われば共振器1の共振周波数が変化し発
振周波数を制御することができる。
【0007】又、このバラクタの設置箇所としてエミッ
タ、接地間に設けても同様な機能が可能である。
タ、接地間に設けても同様な機能が可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発振周
波数が高周波になるにつれ、発振器に使用されるデバイ
スの価格も高くなり、バラクタ素子も電圧制御発振器の
価格に占める割合は無視できなくなる。
波数が高周波になるにつれ、発振器に使用されるデバイ
スの価格も高くなり、バラクタ素子も電圧制御発振器の
価格に占める割合は無視できなくなる。
【0009】又、小型化を実現するために電圧制御発振
器をモノリシック化しようとした場合、集積技術では前
記バラクタ素子の構成が困難を極め、大きな課題となっ
ていた。
器をモノリシック化しようとした場合、集積技術では前
記バラクタ素子の構成が困難を極め、大きな課題となっ
ていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、トランジスタの持つベース,コレク
タの端子間容量を有効に利用せしめ、バラクタの代替と
したものである。すなわち、トランジスタのコレクタ端
子には固定の電圧を供給し、さらにベース端子には前記
固定電圧とは独立した制御可能な電圧供給手段を設けた
ものである。
るために本発明は、トランジスタの持つベース,コレク
タの端子間容量を有効に利用せしめ、バラクタの代替と
したものである。すなわち、トランジスタのコレクタ端
子には固定の電圧を供給し、さらにベース端子には前記
固定電圧とは独立した制御可能な電圧供給手段を設けた
ものである。
【0011】
【作用】本発明は上記構成にすることにより、バラクタ
素子を用いなくてもよく、しかもモノリシック化した発
振器が構成できる。
素子を用いなくてもよく、しかもモノリシック化した発
振器が構成できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0013】図1に本発明の一実施例における電圧制御
発振回路の構成図を示し、図1において、図4に示す部
分と同一部分ついては同一番号を付している。
発振回路の構成図を示し、図1において、図4に示す部
分と同一部分ついては同一番号を付している。
【0014】図1において、3端子のバイポーラ型のト
ランジスタ3のコレクタには固定電源より電源入力端子
14を通してバイアスを供給し、ベース端子には制御可
能な電源から制御電圧入力端子15を通してバイアスを
供給するように構成している。この制御電圧入力端子1
5から供給される電圧は抵抗9,10によって分圧さ
れ、ベースに電圧が供給される。又、16,17は固定
の容量である。
ランジスタ3のコレクタには固定電源より電源入力端子
14を通してバイアスを供給し、ベース端子には制御可
能な電源から制御電圧入力端子15を通してバイアスを
供給するように構成している。この制御電圧入力端子1
5から供給される電圧は抵抗9,10によって分圧さ
れ、ベースに電圧が供給される。又、16,17は固定
の容量である。
【0015】ここで3端子を持つトランジスタには、図
3に示すようにコレクタ,ベース,エミッタのそれぞれ
に二つのダイオードが接続されており、通常コレクタ,
ベース間は逆バイアスに、又ベース,エミッタ間は順方
向にバイアスが設定される。さらに各ダイオードには容
量を保有し、例えばベース,コレクタ間の端子間容量は
コレクタ電圧に依存し、次式で表される。
3に示すようにコレクタ,ベース,エミッタのそれぞれ
に二つのダイオードが接続されており、通常コレクタ,
ベース間は逆バイアスに、又ベース,エミッタ間は順方
向にバイアスが設定される。さらに各ダイオードには容
量を保有し、例えばベース,コレクタ間の端子間容量は
コレクタ電圧に依存し、次式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】上式よりコレクタ電圧により容量値が変化
するのが解る。従ってコレクタ,ベースのどちらかを固
定バイアスにし、他端子の電圧を可変制御することによ
りバラクタの役目を充分に果たす。
するのが解る。従ってコレクタ,ベースのどちらかを固
定バイアスにし、他端子の電圧を可変制御することによ
りバラクタの役目を充分に果たす。
【0018】すなわちこの構成によって、電圧による周
波数制御する手段として端子15の電圧を制御させるこ
とによりコレクタ電圧は固定されているため、電圧差が
コレクタ,ベース間に加わり、その電位差により端子間
容量も変化し、発振周波数を制御させることが可能とな
る。
波数制御する手段として端子15の電圧を制御させるこ
とによりコレクタ電圧は固定されているため、電圧差が
コレクタ,ベース間に加わり、その電位差により端子間
容量も変化し、発振周波数を制御させることが可能とな
る。
【0019】尚、この実施例ではコレクタを固定電源
に、そしてベースを電圧制御する構成となっているが、
実施例の逆にコレクタを電圧制御し、ベースを固定電源
にしても同様の動作を行うことができる。
に、そしてベースを電圧制御する構成となっているが、
実施例の逆にコレクタを電圧制御し、ベースを固定電源
にしても同様の動作を行うことができる。
【0020】また、図2に本発明の他の実施例を示して
おり、この実施例は端子15から印加される電圧による
周波数変化幅を制限するもので、高周波になるほどコレ
クタ,ベース間の容量変化の影響度が大きくなるため、
必要以上周波数変化を招く恐れがあり、特性の劣化を抑
止するものである。
おり、この実施例は端子15から印加される電圧による
周波数変化幅を制限するもので、高周波になるほどコレ
クタ,ベース間の容量変化の影響度が大きくなるため、
必要以上周波数変化を招く恐れがあり、特性の劣化を抑
止するものである。
【0021】すなわち、トランジスタ3のコレクタ,ベ
ース間に容量18を挿入接続することにより、トランジ
スタ3の端子間容量と並列になるため、容量変化幅は制
限され、従って周波数変化幅も小さくなる。
ース間に容量18を挿入接続することにより、トランジ
スタ3の端子間容量と並列になるため、容量変化幅は制
限され、従って周波数変化幅も小さくなる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、電圧制御発振器
の構成において、バラクタ素子を用いずとも発振器が構
成でき、低価格化,発振器のモノリシック化に有効なも
のである。
の構成において、バラクタ素子を用いずとも発振器が構
成でき、低価格化,発振器のモノリシック化に有効なも
のである。
【図1】本発明の一実施例による電圧制御発振器の回路
図
図
【図2】本発明の他の実施例による電圧制御発振器の回
路図
路図
【図3】トランジスタの等価回路図
【図4】従来の電圧制御発振器の回路図
1 共振器 2 結合コンデンサ 3 トランジスタ 4,5 帰還容量 9 ブリーダ抵抗(分圧抵抗) 10 ブリーダ抵抗(分圧抵抗) 11 エミッタ抵抗 14 電源入力端子 15 制御電圧入力端子 16,17,18 容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 洋一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】3端子を持つトランジスタと、このトラン
ジスタのコレクタ又はベースに電位を与える第1の電源
供給路と、この第1の電源供給路より電位が与えられる
側とは異なる側でベース又はコレクタに電位を与える制
御可能な第2の電源供給路とを具備し、前記第2の電源
供給路を制御することにより周波数を可変するように構
成した電圧制御発振器。 - 【請求項2】コレクタ,ベース間に容量を挿入接続した
請求項1記載の電圧制御発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28733992A JPH06140836A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28733992A JPH06140836A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 電圧制御発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06140836A true JPH06140836A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17716095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28733992A Pending JPH06140836A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06140836A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0859457A1 (en) * | 1997-02-14 | 1998-08-19 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | A voltage controlled oscillator |
US6072371A (en) * | 1997-06-16 | 2000-06-06 | Trw Inc. | Quenchable VCO for switched band synthesizer applications |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28733992A patent/JPH06140836A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0859457A1 (en) * | 1997-02-14 | 1998-08-19 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | A voltage controlled oscillator |
US5973575A (en) * | 1997-02-14 | 1999-10-26 | Nippon Telegraph And Telephone Corp. | Fully monolithic voltage controlled oscillator with wide tuning range |
US6072371A (en) * | 1997-06-16 | 2000-06-06 | Trw Inc. | Quenchable VCO for switched band synthesizer applications |
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