JPH06224635A - 温度補償水晶発振器 - Google Patents

温度補償水晶発振器

Info

Publication number
JPH06224635A
JPH06224635A JP918193A JP918193A JPH06224635A JP H06224635 A JPH06224635 A JP H06224635A JP 918193 A JP918193 A JP 918193A JP 918193 A JP918193 A JP 918193A JP H06224635 A JPH06224635 A JP H06224635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
crystal oscillator
voltage
compensation
compensated crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP918193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Ashizawa
英紀 芦沢
Shigeki Koo
茂樹 小尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIBAA ERETETSUKU KK
Original Assignee
RIBAA ERETETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIBAA ERETETSUKU KK filed Critical RIBAA ERETETSUKU KK
Priority to JP918193A priority Critical patent/JPH06224635A/ja
Publication of JPH06224635A publication Critical patent/JPH06224635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い温度範囲で安定した周波数を得、同時に
小型、低価格化を実現する。 【構成】 例えばATカットの水晶振動子1の一端が可
変容量素子2を介して接地されると共に、他端が発振増
幅回路3に接続されて電圧制御水晶発振器10が構成さ
れる。このような発振器10に対して、補償電圧発生回
路の電源Vi 側に抵抗R1 、R2 、R3 が接続され、接
地側に感温素子RT1、RT2、RT3が接続され、これらの
抵抗R1 、R2 、R3 及び感温素子RT1、RT2、RT3
接続点の分圧出力部がダイオードD1 、D2 を介して互
いに接続されて補償回路が形成される。そしてこのダイ
オードD1 、D2 の接続点が、発振器10を構成する可
変容量素子2の一端に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にATカットの水晶
振動子を用いた電圧制御水晶発振器の温度による周波数
変化を補償した温度補償水晶発振器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】温度補償水晶発振器の補償電圧を得る方
法としては、従来より (1) 1次の抵抗温度係数をもつ感温素子と抵抗とを直列
接続し、両者の接続点における分圧により補償電圧を得
る方法 (2) A/D変換、メモリ、D/A変換部をもち、これら
により補償電圧を得る方法 等が知られている。
【0003】しかしながら、(1) の場合は、0°C〜5
0°Cというような、比較的温度範囲が狭い場合には有
効であるが、さらに広い範囲では細かな補償ができなく
なる。また(2) の場合には、温度に応じた補償電圧をメ
モリに記憶することにより、広い温度範囲での補償が可
能であるが、回路が複雑となり大型かつ高価となってし
まう。
【0004】このように従来の方法では、小型、高性
能、安価等の目的を同時に達成することはできないもの
であった。この出願はこのような点に鑑みて成されたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の方法では、小型、高性能、安価等の目的を
同時に達成することはできないというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、電圧制御水晶発振器10に補償電圧を供給して温度
による周波数変化を補償した温度補償水晶発振器におい
て、低温側、常温付近、高温側の補償用として補償電圧
発生部の電源側に抵抗R1 、R2 、R3 を、接地側に感
温素子RT1、RT2、RT3をそれぞれ接続すると共に、お
のおのの上記抵抗及び感温素子の接続点の分圧出力部に
ダイオードD1 、D2 を接続してスイッチさせることに
より、上記低温側、常温付近、高温側の補償電圧
1(T)、V2(T)、V3(T)を選択的に取り出せるようにし
た補償回路を設けたことを特徴とする温度補償水晶発振
器である。
【0007】本発明による第2の手段は、上記高温側の
補償部の電源側に正の抵抗温度係数をもった感温素子R
T4を接続し、上記高温側の補償をより高精度化するよう
にした第1の手段記載の温度補償水晶発振器である。
【0008】
【作用】これによれば、電圧制御水晶発振器の周波数温
度特性を、低温側、常温付近、高温側に分けて補償する
ことにより、広い温度範囲で安定した周波数を得ること
ができ、しかも同時に小型、低価格化を実現することが
できる。
【0009】
【実施例】図1は本発明による温度補償水晶発振器の一
実施例の構成を示す。この図において、1は電圧制御水
晶発振器(VCXO)10を構成する水晶振動子、例え
ばATカットの水晶振動子である。この水晶振動子1の
一端が可変容量素子2を介して接地されると共に、他端
が発振増幅回路3に接続されて発振器10が構成され
る。
【0010】このような発振器10に対して、補償回路
を構成する抵抗R1 、R2 、R3 と、負の温度係数を持
つ感温素子RT1、RT3及び正の温度係数を持つ感温素子
T2との直列回路が、ダイオードD1 、D2 を介して設
けられる。
【0011】すなわち電源Vi 側に抵抗R1 、R2 、R
3 が接続され、接地側に感温素子R T1、RT2、RT3が接
続される。これらの抵抗R1 、R2 、R3 及び感温素子
T1、RT2、RT3の接続点の分圧出力部がダイオードD
1 、D2 を介して互いに接続される。そしてこのダイオ
ードD1 、D2 の接続点が可変容量素子2の一端に接続
される。
【0012】そこでこの回路において、R1 ─RT1、R
2 ─RT2、R3 ─RT3で分圧される電圧を、それぞれ図
2のようにV1(T)、V2(T)、V3(T)として、低温側、常
温付近、高温側での回路の動作を考える。
【0013】その場合に、まず常温付近では、V1(T)
2(T)<V3(T)となるように各定数を設定する。これに
よって常温付近ではダイオードD1 、D2 は共にオフと
なり、V2(T)が補償電圧としてダイオードD1 、D2
接続点から取り出される。
【0014】次に低温側では、V2(T)<V1(T)≦V3(T)
となるように各定数を設定する。これによって低温側で
はダイオードD1 のみオンとなり、抵抗R2 に対して抵
抗R 1 に充分小さいものを使用すれば、V1(T)が補償電
圧としてダイオードD1 、D 2 の接続点から取り出され
る。
【0015】さらに高温側では、V1(T)≦V3(T)<V
2(T)となるように各定数を設定する。これによって高温
側ではダイオードD2 のみオンとなり、抵抗R2 に対し
て抵抗R3 に充分小さいものを使用すれば、V3(T)が補
償電圧としてダイオードD1 、D2 の接続点から取り出
される。そしてこのダイオードD1 、D2 の接続点から
取り出される補償電圧が可変容量素子2に供給される。
【0016】従ってこの回路からは、例えば図3に示す
ような補償電圧V(T) が取り出される。すなわち図中の
太線部が補償電圧として得られ、例えばATカットの水
晶振動子における3次曲線状の周波数温度特性を補償す
るのに適切な曲線が得られる。
【0017】またR1 :RT1及びR3 :RT3を変えるこ
とで、常温においての周波数を変えることなく補償量を
調節することができる。なお抵抗R1 、抵抗R3 は半固
定抵抗器を用いてもよい。
【0018】こうして上述した本発明の温度補償水晶発
振器によれば、電圧制御水晶発振器10の周波数温度特
性を、低温側、常温付近、高温側に分けて補償すること
により、広い温度範囲で安定した周波数を得ることがで
き、しかも同時に小型、低価格化を実現することができ
るものである。
【0019】なお本発明により改善を行った一例の周波
数温度特性の測定結果を図4に示す。この図中で、で
示す曲線は電圧制御水晶発振器に一定のバイアス電圧を
供給した時の特性であり、の曲線は従来の正の1次温
度係数の感温素子と抵抗との分圧による補償電圧を用い
た場合である。この場合に0°C〜50°C付近での温
度補償が行われている。これに対して、は本発明によ
る特性であって、図中に示すように充分広い温度範囲で
周波数変動を小さく抑えることが可能である。
【0020】従って本発明により、多くの分野で要求さ
れる広い範囲で高い周波数安定度を得ることができ、小
型、低コストの温度補償水晶発振器の製造が可能となっ
た。
【0021】さらに図5〜図7は他の実施例について示
す。なおこれらの図の回路では簡略化のため補償回路の
部分のみが示されている。
【0022】まず図5において、同図のAに示す回路で
は、抵抗R3 に代えて正の温度係数の感温素子RT4が設
けられる。これによれば、同図のBに示すように高温側
の補償電圧の曲線を急峻にすることができ、高温側の補
償をより良好に行うことができる。
【0023】また図6において、同図のAに示す回路で
は、感温素子RT2に代えて抵抗R4が設けられる。この
場合には、回路を簡素化することができるが、同図のB
に示すように常温付近での補償電圧の変化が0となる。
従って水晶振動子の常温付近での温度係数が0のものに
適用される。
【0024】さらに図7において、同図のAに示す回路
では、ダイオードD1 、D2 に直列に抵抗R5 、R6
設けられる。これによれば、同図のBに示すようにスイ
ッチングしたときの変化を滑らかにすることができる。
【0025】そしてこれらの例を適当に組合せる事によ
り、ATカット以外の切断で得られる水晶発振器はもと
より、他の圧電素子を用いた発振器の温度補償を行う事
が出来る事は明白である。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、電圧制御水晶発振器
の周波数温度特性を、低温側、常温付近、高温側に分け
て補償することにより、広い温度範囲で安定した周波数
を得ることができ、しかも同時に小型、低価格化を実現
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度補償水晶発振器の一例の構成
図である。
【図2】その説明のための図である。
【図3】その説明のための特性図である。
【図4】その回路の一例の測定結果を示す図である。
【図5】他の実施例の説明のための図である。
【図6】他の実施例の説明のための図である。
【図7】他の実施例の説明のための図である。
【符号の説明】
1 例えばATカットの水晶振動子 2 可変容量素子 3 発振増幅回路 10 電圧制御水晶発振器 R1 、R2 、R3 抵抗 RT1、RT3 負の温度係数を持つ感温素子 RT2 正の温度係数を持つ感温素子 D1 、D2 ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御水晶発振器に補償電圧を供給し
    て温度による周波数変化を補償した温度補償水晶発振器
    において、 低温側、常温付近、高温側の補償用として補償電圧発生
    部の電源側に抵抗を、接地側に感温素子をそれぞれ接続
    すると共に、おのおのの上記抵抗及び感温素子の接続点
    の分圧出力部にダイオードを接続してスイッチさせるこ
    とにより、上記低温側、常温付近、高温側の補償電圧を
    選択的に取り出せるようにした補償回路を設けたことを
    特徴とする温度補償水晶発振器。
  2. 【請求項2】 上記高温側の補償部の電源側に正の抵抗
    温度係数をもった感温素子を接続し、上記高温側の補償
    をより高精度化するようにした請求項1記載の温度補償
    水晶発振器。
JP918193A 1993-01-22 1993-01-22 温度補償水晶発振器 Pending JPH06224635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP918193A JPH06224635A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 温度補償水晶発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP918193A JPH06224635A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 温度補償水晶発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06224635A true JPH06224635A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11713390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP918193A Pending JPH06224635A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 温度補償水晶発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06224635A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049254A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶発振器
US7205858B2 (en) 2003-08-21 2007-04-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Temperature compensated piezoelectric oscillator and electronic apparatus comprising it

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7205858B2 (en) 2003-08-21 2007-04-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Temperature compensated piezoelectric oscillator and electronic apparatus comprising it
JP2007049254A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶発振器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5473289A (en) Temperature compensated crystal oscillator
US20060022763A1 (en) Temperature compensated piezoelectric oscillator and electronic apparatus comprising it
JP3189662B2 (ja) 温度補償型圧電発振器
JP2002135053A (ja) 圧電発振器及びその製造方法、及び圧電発振器を用いた電子装置
US4011526A (en) Temperature compensated surface acoustic wave oscillator
JP5034772B2 (ja) 温度補償圧電発振器
US4607237A (en) Temperature-compensated crystal oscillator circuit
JP3253207B2 (ja) 温度補償水晶発振器
JPH06224635A (ja) 温度補償水晶発振器
JP2002135051A (ja) 圧電発振器
US5115211A (en) Piezo-electric oscillator
JP3239776B2 (ja) 温度補償型圧電発振器
JPH0846427A (ja) 電圧制御型水晶発振器
JPH11251838A (ja) 温度補償型水晶発振器
JP3387278B2 (ja) 温度補償型圧電発振器
JPS6029216Y2 (ja) 温度補償型圧電発振器
JP2607931B2 (ja) 水晶発振器
JP2750886B2 (ja) 温度感応電圧発生回路及びこれを用いた温度補償素子
JPH05218738A (ja) デジタル温度補償発振器
JP2000114875A (ja) 発振器
JPH0533054Y2 (ja)
JP4314988B2 (ja) 温度補償型圧電発振器
JPH03126303A (ja) 温度補償水晶発振器
JPH0964641A (ja) 温度補償水晶発振装置
JPH08274541A (ja) 温度補償型発振器