JPH0522035A - 電圧制御型水晶発振器および温度補償型水晶発振器 - Google Patents

電圧制御型水晶発振器および温度補償型水晶発振器

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JPH0522035A
JPH0522035A JP14847091A JP14847091A JPH0522035A JP H0522035 A JPH0522035 A JP H0522035A JP 14847091 A JP14847091 A JP 14847091A JP 14847091 A JP14847091 A JP 14847091A JP H0522035 A JPH0522035 A JP H0522035A
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crystal oscillator
transistor
terminal
collector
temperature
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JP14847091A
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English (en)
Inventor
Hiroki Satou
祐己 佐藤
Koji Hashimoto
興二 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IC化が容易な電圧制御型水晶発振器および
温度補償型水晶発振器を提供する。 【構成】 トランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間
にコンデンサ3を接続した回路とトランジスタ1のコレ
クタ端子に水晶振動子4を接続した回路を具備して、水
晶振動子4の他端には発振回路5が接続されている。な
お、トラジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間にコンデ
ンサ3を接続した回路の代わりに、電界効果トランジス
タのドレイン−ソ−ス端子間にコンデンサ3を接続した
回路を用いてもよい。 【効果】 電圧制御型水晶発振器および温度補償型水晶
発振器のIC化が容易に可能となり、小型で高安定な水
晶発振器を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話などの移動
体通信機器や衛星通信機器等に用いることができる電圧
制御型水晶発振器および温度補償型水晶発振器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器や衛星通信機器な
どの普及にともなって、それら機器の基準周波数発生源
として利用される電圧制御型水晶発振器および温度補償
型水晶発振器の需要が増大している。そしてこれら電圧
制御型水晶発振器および温度補償型水晶発振器には小
型、低消費電力で且つ高安定な特性が要求されている。
【0003】以下図面を参照しながら従来の電圧制御型
水晶発振器について説明する。(図14(a))は従来
の電圧制御型水晶発振器の回路図を示すものである。
(図14(a))において、2は制御電圧印加端子、4
は水晶振動子、5は発振回路、6は電源電圧印加端子、
7は出力端子、89は可変容量ダイオ−ドである。可変
容量ダイオ−ド89の接合容量が制御電圧印加端子2に
印加される逆電圧値によって変化する。従って、可変容
量ダイオ−ド89に印加する逆電圧値によって水晶振動
子4を含めた共振回路のリアクタンス成分が変化し、発
振周波数が変化する。
【0004】次に、図面を参照しながら従来の温度補償
型水晶発振器について説明する。(図14(b))は、
従来の温度補償型水晶発振器の回路図を示すものであ
る。(図14(b))において、85は抵抗、27およ
び28はサ−ミスタであり、その他の構成は(図14
(a))に示したものと同じである。温度が変化すると
サ−ミスタ27および28の抵抗値が変化し、可変容量
ダイオ−ド89の両端に印加する電圧値が変化する。そ
の結果、可変容量ダイオ−ド89の容量が変化して、水
晶振動子4の周波数温度特性を補償する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では共振回路に可変容量ダイオ−ドが含まれ
ているためIC化に不向きであり、小型化が困難である
という問題を有していた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、IC化が容易
な電圧制御型水晶発振器および温度補償型水晶発振器を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の電圧制御型水晶発振器は、トランジスタの
コレクタ−エミッタ端子間にコンデンサを接続した回路
と、前記トランジスタのコレクタもしくはエミッタ端子
に接続された水晶振動子とを具備したものである。
【0008】また、上記問題点を解決するために本発明
の温度補償型水晶発振器は、トランジスタのコレクタ−
エミッタ端子間にコンデンサを接続した回路と、前記ト
ランジスタのコレクタもしくはエミッタ端子に接続され
た水晶振動子と、前記トランジスタのベ−ス端子に接続
された温度−電圧変換回路とを具備したものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、可変容量ダイ
オ−ドを使用せずに電圧によって発振周波数を変化させ
ることができるので、IC化が容易となる。
【0010】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。
【0011】(図1)は、本発明の電圧制御型水晶発振
器の第1の実施例の回路図を示すものである。(図1)
において、1はトランジスタ、2は制御電圧印加端子、
3はコンデンサで、トランジスタ1のコレクタ−エミッ
タ端子間に接続されている。4は水晶振動子で、トラン
ジスタ1のコレクタ端子に接続されている。5は発振回
路、6は電源電圧印加端子、7は出力端子である。制御
電圧印加端子2に印加する電圧を変化させると、トラン
ジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗値が変化
し、コンデンサ3との合成リアクタンス値が変化する。
その結果、(図1)に示す発振器における発振周波数が
変化する。すなわち、制御電圧印加端子2に印加する電
圧によって、発振周波数を変化させることができる。
【0012】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図2)は、本発明の電圧制御
型水晶発振器の第2の実施例の回路図である。(図2)
において、8は電界効果型トランジスタである。ここ
で、コンデンサ3は電界効果型トランジスタ8のドレイ
ン−ソ−ス端子間に接続されており、水晶振動子4は電
解効果型トランジスタ8のドレイン端子に接続されてい
る。制御電圧印加端子2に印加する電圧を変化させる
と、電界効果トランジスタ8のドレイン−ソ−ス端子間
の抵抗値が変化し、コンデンサ3との合成リアクタンス
値が変化する。その結果、(図2)に示す発振器におけ
る発振周波数が変化する。すなわち、制御電圧印加端子
2に印加する電圧によって、発振周波数を変化させるこ
とができる。また、(図2)に示すようにトランジスタ
の代わりに電界効果型トランジスタを用いるとトランジ
スタを用いたときに比較して、制御電圧印加端子2につ
ながる回路と共振回路の分離度をより高くすることがで
きる。
【0013】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図3)は、本発明の電圧制御
型水晶発振器の第3の実施例の回路図である。(図3)
において、63は抵抗である。ここで、抵抗63はトラ
ンジスタ1のコレクタ端子に接続され、抵抗63とトラ
ンジスタ1を接続した回路にコンデンサ3が並列に接続
されており、さらに水晶振動子4は抵抗63を介してト
ランジスタ1のコレクタ端子側に接続されている。制御
電圧印加端子2に印可する電圧を変化させると、抵抗6
3とトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗
およびコンデンサ3との合成リアクタンスが変化し、そ
の結果、発振周波数が変化する。なお、抵抗63の抵抗
値によって、制御電圧印加端子2に印可する電圧に対す
る抵抗63とトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子
間の抵抗およびコンデンサ3との合成リアクタンス値の
変化率を変えることができる。
【0014】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図4)は、本発明の電圧制御
型水晶発振器の第4の実施例の回路図である。(図4)
において、71は抵抗であり、抵抗71およびコンデン
サ3はともにトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子
間に接続され、水晶振動子4はトランジスタ1のコレク
タ端子に接続されている。(図4)において、制御電圧
印加端子2に印可する電圧を変化させると、抵抗71と
トランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗およ
びコンデンサ3との合成リアクタンス値が変化し、その
結果、発振周波数が変化する。なお、抵抗71の抵抗値
によって、制御電圧印加端子2に印可する電圧に対する
抵抗71とトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間
の抵抗およびコンデンサ3との合成リアクタンスの変化
率を変えることができる。
【0015】以下本発明の第5の実施例について、図面
を参照しながら説明する。(図5)は、本発明の電圧制
御型水晶発振器の第5の実施例の回路図を示すものであ
る。(図5)において、42は演算増幅器である。コン
デンサ3はトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間
に接続され、さらに水晶振動子4はトランジスタ1のコ
レクタ端子に接続されている。また、演算増幅器42の
出力端子とトランジスタ1のベ−ス端子が接続されてい
る。制御電圧印加端子2に印加する電圧を変化させる
と、演算増幅器42によって演算された電圧、すなわち
トランジスタ1のベ−ス電位が変わり、トランジスタ1
のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗値が変化する。その
結果、トランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵
抗とコンデンサ3との合成リアクタンスが変化し、(図
5)に示す発振器における発振周波数を変化させること
ができる。すなわち、制御電圧印加端子2に印加する電
圧によって、発振周波数を変化させることができる。な
お、トランジスタ1のベ−ス電圧端子と制御電圧印加端
子2の間に演算増幅器42を接続することにより、任意
の制御電圧−発振周波数特性を得ることができる。
【0016】以下本発明の第6の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図6)は、本発明の電圧制御
型水晶発振器の第6の実施例の回路図である。(図6)
において、79および80は制御電圧印加端子、9およ
び10はトランジスタであり、トランジスタ9および1
0はカスケ−ド接続され、その両端のコレクタ−エミッ
タ端子間、すなわちトランジスタ9のコレクタ端子とト
ランジスタ10のエミッタ端子の間にコンデンサ3が接
続されている。また、79および80は制御電圧印加端
子であり、制御電圧印加端子79および80に印加する
電圧を変化させるとトランジスタ9および10の各コレ
クタ−エミッタ端子間の抵抗値が変化し、コンデンサ3
との合成リアクタンスが変化する。すなわち、制御電圧
印加端子79および80に印加する電圧によって発振周
波数を変化させることができる。
【0017】以下本発明の第7の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図7)は、本発明の温度補償
型水晶発振器の第1の実施例の回路図である。(図7)
において、16は温度−電圧変換回路、17は電圧印加
端子である。ここで、コンデンサ3はトランジスタ1の
コレクタ−エミッタ端子間に接続され、水晶振動子4は
トランジスタ1のコレクタ端子に接続されている。ま
た、温度−電圧変換回路16はトランジスタ1のベ−ス
端子に接続されている。温度−電圧変換回路16は、周
囲の温度変化によってトランジスタ1のベ−ス端子に供
給する電圧を変化させる回路であり、これにより温度変
化によってトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間
の抵抗値を変化させることができる。そして、温度変化
によるトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵
抗とコンデンサ3との合成リアクタンスの変化と水晶振
動子4のリアクタンスの変化とが相殺し、発振周波数が
一定に保たれる。
【0018】以下本発明の第8の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図8)は、本発明の温度補償
型水晶発振器の第2の実施例の回路図である。(図8)
において、25は抵抗、26はサ−ミスタである。コン
デンサ3はトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間
に接続され、水晶振動子4はトランジスタ1のコレクタ
端子に接続されている。また、トランジスタ1のベ−ス
端子とア−スの間およびトランジスタ1のベ−ス端子と
電圧印加端子17の間に、それぞれサ−ミスタ26と抵
抗25が接続されている。周囲の温度が変化するとサ−
ミスタ26の抵抗値が変化し、トランジスタ1のベ−ス
端子電位が変わる。その結果、トランジスタ1のコレク
タ−エミッタ端子間の抵抗値が変化する。すなわち、温
度変化によるトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子
間の抵抗とコンデンサ3との合成リアクタンスの変化と
水晶振動子4のリアクタンスの変化とが相殺し、発振周
波数が一定に保たれる。
【0019】なお、(図8)においてはトランジスタ1
のベ−ス端子と電圧印加端子17の間に抵抗25を接続
し、トランジスタ1のベ−ス端子とア−スの間にサ−ミ
スタ26を接続しているが、水晶振動子4の温度特性に
応じて両者を入れ替えても同じ効果が得られる。
【0020】以下本発明の第9の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図9)は、本発明の温度補償
型水晶発振器の第3の実施例の回路図である。(図9)
において、35はダイオ−ドである。コンデンサ3はト
ランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間に接続され、
水晶振動子4はトランジスタ1のコレクタ端子に接続さ
れている。また、トランジスタ1のベ−ス端子とア−ス
の間およびトランジスタ1のベ−ス端子と電圧印加端子
17の間に、それぞれダイオ−ド35および抵抗25が
接続されている。周囲の温度が変化するとダイオ−ド3
5のビルトイン電圧値が変化し、トランジスタ1のベ−
ス端子電位が変わる。その結果、トランジスタ1のコレ
クタ−エミッタ端子間の抵抗値が変化する。すなわち、
温度変化によるトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端
子間の抵抗とコンデンサ3との合成リアクタンスの変化
と水晶振動子4のリアクタンスの変化とが相殺し、発振
周波数が一定に保たれる。
【0021】なお、(図9)においてはトランジスタ1
のベ−ス端子と電圧印加端子17の間に抵抗25を接続
し、トランジスタ1のベ−ス端子とア−スの間にダイオ
−ド35を接続しているが、水晶振動子4の温度特性に
応じて両者を入れ替えても同じ効果が得られる。また、
ダイオ−ドとしてツェナ−ダイオ−ドを用いても同様の
効果が得られる。
【0022】以下本発明の第10の実施例について図面
を参照しながら説明する。(図10)は、本発明の温度
補償型水晶発振器の第4の実施例の回路図である。(図
10)において、42は演算増幅器である。コンデンサ
3はトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間に接続
され、水晶振動子4はトランジスタ1のコレクタ端子に
接続されている。また、トランジスタ1のベ−ス端子に
演算増幅器42の出力端子が接続され、さらに演算増幅
器42の入力端子とア−スの間および演算増幅器42の
入力端子と電圧印加端子17の間に、それぞれサ−ミス
タ26および抵抗25が接続されている。周囲の温度が
変化するとサ−ミスタ26の抵抗値が変化し、それにと
もなって演算増幅器42の入力端子における電位が変化
する。そして、演算増幅器42で演算された出力電圧、
すなわちトランジスタ1のベ−ス端子における電位が変
化し、トランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵
抗値が変化する。その結果、温度変化によるトランジス
タ1のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗とコンデンサ3
との合成リアクタンスの変化と水晶振動子4のリアクタ
ンスの変化とが相殺し、発振周波数が一定に保たれる。
【0023】なお、(図10)においてはトランジスタ
1のベ−ス端子と電圧印加端子17の間に抵抗25を接
続し、トランジスタ1のベ−ス端子とア−スの間にサ−
ミスタ26を接続しているが、水晶振動子4の温度特性
に応じて両者を入れ替えても同じ効果が得られる。
【0024】以下本発明の第11の実施例について図面
を参照しながら説明する。(図11)は、本発明の温度
補償型水晶発振器の第5の実施例の回路図である。(図
11)において、コンデンサ3はトランジスタ1のコレ
クタ−エミッタ端子間に接続され、水晶振動子4はトラ
ンジスタ1のコレクタ端子に接続されている。また、ト
ランジスタ1のベ−ス端子に演算増幅器42の出力端子
が接続され、さらに演算増幅器42の入力端子とア−ス
の間および演算増幅器42の入力端子と電圧印加端子1
7の間に、それぞれダイオ−ド35および抵抗25が接
続されている。周囲の温度が変化するとダイオ−ド35
のビルトイン電圧値が変化し、演算増幅器42の入力端
子における電位が変化する。そして、演算増幅器42で
演算された出力電圧、すなわちトランジスタ1のベ−ス
端子における電位が変化し、トランジスタ1のコレクタ
−エミッタ端子間の抵抗値が変化する。その結果、温度
変化によるトランジスタ1のコレクタ−エミッタ端子間
の抵抗とコンデンサ3との合成リアクタンスの変化と水
晶振動子4のリアクタンスの変化とが相殺し、発振周波
数が一定に保たれる。
【0025】なお、(図11)においてはトランジスタ
1のベ−ス端子と電圧印加端子17の間に抵抗25を接
続し、トランジスタ1のベ−ス端子とア−スの間にダイ
オ−ド35を接続しているが、水晶振動子4の温度特性
に応じて両者を入れ替えても同じ効果が得られる。ま
た、ダイオ−ドとしてツェナ−ダイオ−ドを用いても同
様の効果が得られる。
【0026】以下本発明の第12の実施例について図面
を参照しながら説明する。(図12)は、本発明の温度
補償型水晶発振器の第6の実施例の回路図である。(図
12)において、77および78はトランジスタ、81
および82は電圧印加端子、83および84は温度−電
圧変換回路、86は抵抗、87および88はコンデンサ
である。ここで、抵抗85はトランジスタ77のコレク
タ端子に接続され、抵抗85とトランジスタ77を接続
した回路にコンデンサ87が並列に接続されており、水
晶振動子4は抵抗85を介してトランジスタ77のコレ
クタ端子側に接続されている。また、抵抗86およびコ
ンデンサ88はともにトランジスタ78のコレクタ−エ
ミッタ端子間に接続されており、さらにトランジスタ7
7のエミッタ端子とトランジスタ78のコレクタ端子が
接続されている。温度−電圧変換回路83および84
は、周囲の温度変化によってトランジスタ77および7
8のベ−ス端子に供給する電圧を変化させる回路であ
り、これにより温度変化によってトランジスタ77およ
び78のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗値を変化させ
ることができる。そして、温度変化によるトランジスタ
77および78のコレクタ−エミッタ端子間の抵抗値の
変化と水晶振動子4のリアクタンスの変化とが相殺し、
発振周波数が一定に保たれる。
【0027】以下、本発明の第13の実施例に付いて図
面を参照しながら説明する。(図13)は、本発明の温
度補償型水晶発振器の第7の実施例の回路図である。
(図13)において、水晶振動子4はトランジスタ9の
コレクタ端子に接続され、トランジスタ9および10は
カスケ−ド接続され、その両端のコレクタ−エミッタ端
子間、すなわち、トランジスタ9のコレクタ端子とトラ
ンジスタ10のエミッタ端子との間にコンデンサ3が接
続され、更に、トランジスタ9および10の各ベ−ス端
子に温度−電圧変換回路83および84が接続されてい
る。温度−電圧変換回路83および84は、周囲の温度
変化によってトランジスタ9および10のベ−ス端子に
供給する電圧を変化させる回路であり、これにより、温
度変化によって、トランジスタ9および10のコレクタ
−エミッタ端子間の抵抗値を変化させることができる。
そして、温度変化によるトランジスタ9および10のコ
レクタ−エミッタ端子間の抵抗値の変化と水晶振動子4
のリアクタンスの変化とが相殺し、発振周波数が一定に
保たれる。
【0028】なお、本発明の第1、第3、第4、第5、
第6、第7、第8、第9、第10、第11、第12およ
び第13の実施例における(図1)、(図3)、(図
4)、(図5)、(図6)、(図7)、(図8)、(図
9)、(図10)、(図11)、(図12)および(図
13)において、トランジスタ1,9,10,77およ
び78はnpn型でもpnp型でもよく、また、それら
のトランジスタに適当な直流バイアスをかけるために抵
抗、コンデンサおよびコイルなどの回路素子を接続して
もよい。さらに、それらトランジスタの代わりに電界効
果型トランジスタを用いてもよく、電界効果型トランジ
スタを用いることにより共振回路と電界効果型コンデン
サのゲ−ト端子に接続される回路との分離度を高くする
ことができ、より安定に発振させることができる。
【0029】また、本発明の第1、第2、第3、第4、
第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、第1
2および第13の実施例における(図1)、(図2)、
(図3)、(図4)、(図5)、(図6)、(図7)、
(図8)、(図9)、(図10)、(図11)、(図1
2)および(図13)において、トランジスタ1,10
および78の各エミッタ端子および電界効果型トランジ
スタ8のソ−ス端子は必ずしも接地する必要はなく、ア
−スとの間に他の回路が挿入されてもよい。水晶振動子
4は、それぞれトランジスタ1,9,10,77および
78のエミッタ端子側もしくは電界効果型トランジスタ
8のソ−ス端子側に接続されていてもよい。
【0030】また、本発明の第3、第4および第6の実
施例における(図3)、(図4)および(図6)におい
て、制御電圧印加端子2とトランジスタ1のベ−ス端子
との間に、本発明の第7、第8、第9、第10、第1
1、第12および第13の実施例で示したような温度−
電圧変換回路を接続することにより温度補償型水晶発振
器を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、トランジスタの
コレクタ−エミッタ端子間にコンデンサを接続した回路
と、前記コンデンサのコレクタもしくはエミッタ端子に
水晶振動子を接続した共振回路を設けることにより、I
C化が可能な電圧制御型水晶発振器および温度補償型水
晶発振器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電圧制御型水晶発振器の第1の実施例
の回路図である。
【図2】本発明の電圧制御型水晶発振器の第2の実施例
の回路図である。
【図3】本発明の電圧制御型水晶発振器の第3の実施例
の回路図である。
【図4】本発明の電圧制御型水晶発振器の第4の実施例
の回路図である。
【図5】本発明の電圧制御型水晶発振器の第5の実施例
の回路図である。
【図6】本発明の電圧制御型水晶発振器の第6の実施例
の回路図である。
【図7】本発明の温度補償型水晶発振器の第1の実施例
の回路図である。
【図8】本発明の温度補償型水晶発振器の第2の実施例
の回路図である。
【図9】本発明の温度補償型水晶発振器の第3の実施例
の回路図である。
【図10】本発明の温度補償型水晶発振器の第4の実施
例の回路図である。
【図11】本発明の温度補償型水晶発振器の第5の実施
例の回路図である。
【図12】本発明の温度補償型水晶発振器の第6の実施
例の回路図である。
【図13】本発明の温度補償型水晶発振器の第7の実施
例の回路図である。
【図14】(a)従来の電圧制御型水晶発振器の回路図
である。 (b)従来の温度補償型水晶発振器の回路図である。
【符号の説明】
1,9,10,77,78 トランジスタ 2,79,80 制御電圧印加端子 3,87,88 コンデンサ 4 水晶振動子 5 発振回路 6 電源電圧印加端子 7 出力端子 8 電界効果型トランジスタ 16,83,84 温度−電圧変換回路 17,81,82 電圧印加端子 25,63,71,85,86 抵抗 26,27,28 サ−ミスタ 35 ダイオ−ド 42 演算増幅器 89 可変容量ダイオ−ド

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタのコレクタ−エミッタ端子
    間にコンデンサを接続した回路と、前記トランジスタの
    コレクタもしくはエミッタ端子に接続された水晶振動子
    とを具備したことを特徴とする電圧制御型水晶発振器。
  2. 【請求項2】 トランジスタのコレクタ−エミッタ端子
    間にコンデンサを接続した回路と、前記トランジスタの
    コレクタもしくはエミッタ端子に接続された水晶振動子
    と、前記トランジスタのベ−ス端子に接続された温度−
    電圧変換回路とを具備したことを特徴とする温度補償型
    水晶発振器。
  3. 【請求項3】 トランジスタとして、電界効果型トラン
    ジスタを用いたことを特徴とする請求項1記載の電圧制
    御型水晶発振器。
  4. 【請求項4】 トランジスタとして、電界効果型トラン
    ジスタを用いたことを特徴とする請求項2記載の温度補
    償型水晶発振器。
  5. 【請求項5】 温度−電圧変換回路の温度感知素子とし
    てサーミスタもしくはダイオ−ドを用いたことを特徴と
    する請求項2または請求項4記載の温度補償型水晶発振
    器。
  6. 【請求項6】 トランジスタのコレクタ端子もしくはエ
    ミッタ端子もしくはその両方に直列に接続された抵抗を
    具備したことを特徴とする請求項1または請求項3記載
    の電圧制御型水晶発振器。
  7. 【請求項7】 トランジスタのコレクタ端子もしくはエ
    ミッタ端子もしくはその両方に直列に接続された抵抗を
    具備したことを特徴とする請求項2、請求項4または請
    求項5記載の温度補償型水晶発振器。
  8. 【請求項8】 コンデンサと並列に接続された抵抗を具
    備したことを特徴とする請求項1、請求項3または請求
    項6記載の電圧制御型水晶発振器。
  9. 【請求項9】 コンデンサと並列に接続された抵抗を具
    備したことを特徴とする請求項2、請求項4、請求項5
    または請求項7記載の温度補償型水晶発振器。
  10. 【請求項10】 トランジスタのベ−ス端子に演算増幅
    器を接続したことを特徴とする請求項1、請求項3、請
    求項6または請求項8記載の電圧制御型水晶発振器。
  11. 【請求項11】 温度−電圧変換回路に演算増幅器を用
    いたことを特徴とする請求項2、請求項4、請求項5、
    請求項7または請求項9記載の温度補償型水晶発振器。
  12. 【請求項12】 トランジスタは少なくとも2つ以上を
    カスケード接続し、このカスケード接続されたトランジ
    スタのうち、最上段のコレクタ端子と最下段のエミッタ
    端子との間にコンデンサを接続したことを特徴とする請
    求項1、請求項3、請求項6、請求項8または請求項1
    0記載の電圧制御型水晶発振器。
  13. 【請求項13】 トランジスタは少なくとも2つ以上を
    カスケード接続し、このカクケード接続されたトランジ
    スタのうち、最上段のコレクタ端子と最下段のエミッタ
    端子との間にコンデンサを接続したことを特徴とする請
    求項2、請求項4、請求項5、請求項7、請求項9また
    は請求項11記載の温度補償型水晶発振器。
JP14847091A 1991-06-20 1991-06-20 電圧制御型水晶発振器および温度補償型水晶発振器 Pending JPH0522035A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100427479C (zh) * 2004-08-30 2008-10-22 江西科技师范学院 光致变色全氟环戊烯类二芳基乙烯希夫碱化合物及其制备方法

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