JPS6316167Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6316167Y2 JPS6316167Y2 JP1982142396U JP14239682U JPS6316167Y2 JP S6316167 Y2 JPS6316167 Y2 JP S6316167Y2 JP 1982142396 U JP1982142396 U JP 1982142396U JP 14239682 U JP14239682 U JP 14239682U JP S6316167 Y2 JPS6316167 Y2 JP S6316167Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- variable capacitance
- resistor
- diode
- voltage
- temperature
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 17
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 7
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 6
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 230000010356 wave oscillation Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は基本波振動発振子として水晶振動子を
使用した電圧制御発振器に関するもので、さらに
詳しくは可変容量ダイオードに加える電圧を、定
電圧ダイオードと抵抗との組合せの回路で温度補
償するようにした温度補償回路に関するものであ
る。
使用した電圧制御発振器に関するもので、さらに
詳しくは可変容量ダイオードに加える電圧を、定
電圧ダイオードと抵抗との組合せの回路で温度補
償するようにした温度補償回路に関するものであ
る。
従来、第1図に示すように、基本波振動発振子
として水晶振動子1を用い、かつ電圧変化を周波
数変化に変換するために可変容量ダイオード2を
用いた電圧制御発振器3において、前記可変容量
ダイオード2に加える電圧の温度補償回路として
サーミスタ4,5と抵抗6,7,8の組合せ回路
で構成されていた。
として水晶振動子1を用い、かつ電圧変化を周波
数変化に変換するために可変容量ダイオード2を
用いた電圧制御発振器3において、前記可変容量
ダイオード2に加える電圧の温度補償回路として
サーミスタ4,5と抵抗6,7,8の組合せ回路
で構成されていた。
このような構成では、サーミスタと抵抗のばら
つきにより、可変容量ダイオードの制御電圧を数
10mVの単位で制御することは困難であつた。
つきにより、可変容量ダイオードの制御電圧を数
10mVの単位で制御することは困難であつた。
一般に、基本波振動子の場合、3〜4KHz/V
の周波数可変幅は容易に得られるため、10mVの
変化をすると、30〜40Hzであり、30MHzとすると
約1ppMのばらつきとなり、同様に0.1Vの変化に
対し10ppMのばらつきとなり、サーミスタと抵
抗の組合せでは抑えられない範囲である。ちなみ
に、サーミスタでは±10%の規格で約±0.1V、
抵抗では±20%の規格で約0.15Vの素子によるば
らつきが考えられる。
の周波数可変幅は容易に得られるため、10mVの
変化をすると、30〜40Hzであり、30MHzとすると
約1ppMのばらつきとなり、同様に0.1Vの変化に
対し10ppMのばらつきとなり、サーミスタと抵
抗の組合せでは抑えられない範囲である。ちなみ
に、サーミスタでは±10%の規格で約±0.1V、
抵抗では±20%の規格で約0.15Vの素子によるば
らつきが考えられる。
本考案はサーミスタと抵抗の組合せ回路では制
御不可能な単位のばらつきを、温度係数の異なる
定電圧ダイオードの組合せにより数10mVの単位
までの補償を可能としたものである。
御不可能な単位のばらつきを、温度係数の異なる
定電圧ダイオードの組合せにより数10mVの単位
までの補償を可能としたものである。
以下、本考案の実施例を第2図以下の図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第2図は第1実施例を示すコルピツツ型発振回
路で、スイツチングトランジスタ10、基本波発
振用の水晶振動子11、可変容量ダイオード1
2、周波数設定用のコイル13とコンデンサ1
4,15、微調整用のコイル16、このコイル1
6のダンピング抵抗17、カツプリングコンデン
サ9、バイアス抵抗18,19,20,21,2
2、負荷用コイル23、このコイル23のダンピ
ング抵抗24からなつている。そして、このよう
な発振回路25には、電圧調整器26と、この電
圧調整器26の−1ないし2mVの小さな変動を
補償する補償用ツエナーダイオード27とを介し
電源供給端子28から安定化電源が供給され、ま
た、前記可変容量ダイオード12と水晶振動子1
1との結合点29には、変調電圧供給用抵抗3
0、カツプリングコンデンサ31、ハイパスコン
デンサ32を介して変調入力端子33が供給さ
れ、さらに前記トランジスタ10のコレクタに
は、カツプリングコンデンサ34,35、結合用
コイル36,37を介して出力端子38に結合さ
れている。
路で、スイツチングトランジスタ10、基本波発
振用の水晶振動子11、可変容量ダイオード1
2、周波数設定用のコイル13とコンデンサ1
4,15、微調整用のコイル16、このコイル1
6のダンピング抵抗17、カツプリングコンデン
サ9、バイアス抵抗18,19,20,21,2
2、負荷用コイル23、このコイル23のダンピ
ング抵抗24からなつている。そして、このよう
な発振回路25には、電圧調整器26と、この電
圧調整器26の−1ないし2mVの小さな変動を
補償する補償用ツエナーダイオード27とを介し
電源供給端子28から安定化電源が供給され、ま
た、前記可変容量ダイオード12と水晶振動子1
1との結合点29には、変調電圧供給用抵抗3
0、カツプリングコンデンサ31、ハイパスコン
デンサ32を介して変調入力端子33が供給さ
れ、さらに前記トランジスタ10のコレクタに
は、カツプリングコンデンサ34,35、結合用
コイル36,37を介して出力端子38に結合さ
れている。
つぎに、前記結合点29と電源供給端子28と
の間には、温度補償回路39が挿入されている。
この温度補償回路39は、ツエナーダイオードと
抵抗の組合せ回路から構成されるが、このツエナ
ーダイオードは、第4図に示すように、約5Vを
境として5V以上では正の温度係数を有し、5V以
下では負の温度係数を有している。そして、この
温度補償回路39は複数の回路を有し、前記水晶
振動子11の温度特性に応じて選択的に切換え接
続できるようになつている。具体的には、前記電
源供給端子28と接地間に、抵抗40とツエナー
ダイオード41を順に接続した直列回路と、2個
のツエナーダイオード42,43と抵抗44を順
に接続した直列回路を互いに並列に接続し、ま
た、前記抵抗40とツエナーダイオード41の中
点を切換スイツチ45の一方の切換接点46に結
合し、前記ツエナーダイオード42,43と抵抗
44の中点を切換スイツチ45の他方の切換接点
47に結合する。さらにこの切換スイツチ45の
共通接点48はバイアス用の抵抗18を介して前
記結合点29に結合されている。
の間には、温度補償回路39が挿入されている。
この温度補償回路39は、ツエナーダイオードと
抵抗の組合せ回路から構成されるが、このツエナ
ーダイオードは、第4図に示すように、約5Vを
境として5V以上では正の温度係数を有し、5V以
下では負の温度係数を有している。そして、この
温度補償回路39は複数の回路を有し、前記水晶
振動子11の温度特性に応じて選択的に切換え接
続できるようになつている。具体的には、前記電
源供給端子28と接地間に、抵抗40とツエナー
ダイオード41を順に接続した直列回路と、2個
のツエナーダイオード42,43と抵抗44を順
に接続した直列回路を互いに並列に接続し、ま
た、前記抵抗40とツエナーダイオード41の中
点を切換スイツチ45の一方の切換接点46に結
合し、前記ツエナーダイオード42,43と抵抗
44の中点を切換スイツチ45の他方の切換接点
47に結合する。さらにこの切換スイツチ45の
共通接点48はバイアス用の抵抗18を介して前
記結合点29に結合されている。
つぎに、本考案による回路の作用を説明する。
電圧調整器26で調整された電圧が補償用ツエ
ナーダイオード27でさらに平担に補償される。
この電圧が電源供給端子28から温度補償回路3
9なしでそのまま発振器25の可変容量ダイオー
ド12に印加されると、温度の変化に対する発振
周波数の変動は、第3図に示すように、3次曲線
のように変化する。つまり、水晶振動子11に、
温度補償しない電圧を印加したときの直列共振特
性が第3図に示すような特性となる。そこで、水
晶振動子11の特性に応じて切換スイツチ45
を、その切換接点46,47のうちのいずれか一
方、例えば切換接点47に切換え接続する。ここ
で、10V以下のツエナーダイオードの温度係数は
第4図に示すように、電圧に比例し−2mV/℃
〜+4mV/℃の範囲であり、かつ5Vを境として
それ以上では正の温度係数、それ以下では負の温
度係数である。切換スイツチ45の共通接点48
を他方の切換接点47に結合すると、補償後の電
源供給端子28の電圧特性は、第5図の実線Aの
ようになり、また結合点29の電圧は点線Bのよ
うに略直線となる。
ナーダイオード27でさらに平担に補償される。
この電圧が電源供給端子28から温度補償回路3
9なしでそのまま発振器25の可変容量ダイオー
ド12に印加されると、温度の変化に対する発振
周波数の変動は、第3図に示すように、3次曲線
のように変化する。つまり、水晶振動子11に、
温度補償しない電圧を印加したときの直列共振特
性が第3図に示すような特性となる。そこで、水
晶振動子11の特性に応じて切換スイツチ45
を、その切換接点46,47のうちのいずれか一
方、例えば切換接点47に切換え接続する。ここ
で、10V以下のツエナーダイオードの温度係数は
第4図に示すように、電圧に比例し−2mV/℃
〜+4mV/℃の範囲であり、かつ5Vを境として
それ以上では正の温度係数、それ以下では負の温
度係数である。切換スイツチ45の共通接点48
を他方の切換接点47に結合すると、補償後の電
源供給端子28の電圧特性は、第5図の実線Aの
ようになり、また結合点29の電圧は点線Bのよ
うに略直線となる。
なお、第2図において、3次以上のオーバート
ーン発振子の場合には、温度補償回路39と可変
容量ダイオード12との間に直流増幅器49が挿
入される。
ーン発振子の場合には、温度補償回路39と可変
容量ダイオード12との間に直流増幅器49が挿
入される。
つぎに、第6図は可変容量ダイオード12の接
続位置を異ならせた他の実施例を示すものであ
り、基本的に第2図と異なるところはない。
続位置を異ならせた他の実施例を示すものであ
り、基本的に第2図と異なるところはない。
前記実施例では温度補償回路として、2つの回
路を互いに並列接続して構成したが、水晶振動子
の温度特性を2以上に分類したときは、それに対
応する数の回路を設け、選択的に接続するように
構成してもよい。
路を互いに並列接続して構成したが、水晶振動子
の温度特性を2以上に分類したときは、それに対
応する数の回路を設け、選択的に接続するように
構成してもよい。
本考案は上述のように構成したので、温度係数
の異なるツエナーダイオードの組合せによりツエ
ナ電圧の温度変化巾で、つまり数10mVの単位で
補償ができる。また、温度補償回路を複数の回路
で構成し、水晶振動子の温度特性に対応して選択
的に接続したので、水晶振動子に特性のばらつき
があつても簡単に、しかも正確に調整できるもの
である。
の異なるツエナーダイオードの組合せによりツエ
ナ電圧の温度変化巾で、つまり数10mVの単位で
補償ができる。また、温度補償回路を複数の回路
で構成し、水晶振動子の温度特性に対応して選択
的に接続したので、水晶振動子に特性のばらつき
があつても簡単に、しかも正確に調整できるもの
である。
直流増巾器を電源供給端子と可変容量ダイオー
ドとの間に介在させたので、補償温度の精度が高
くなり、さらに、直流増巾器のゲインを変更する
ことによつて、水晶振動子の温度特性を補償でき
る範囲及び補償できる水晶振動子の範囲が広が
る。また低い電圧のツエナーダイオードおよび高
い電圧のツエナーダイオードも使用できるように
なるので、ツエナーダイオードの選択範囲も広が
り、結局補償できる温度範囲、水晶振動子の範囲
が広がるなど、すぐれた効果を有する。
ドとの間に介在させたので、補償温度の精度が高
くなり、さらに、直流増巾器のゲインを変更する
ことによつて、水晶振動子の温度特性を補償でき
る範囲及び補償できる水晶振動子の範囲が広が
る。また低い電圧のツエナーダイオードおよび高
い電圧のツエナーダイオードも使用できるように
なるので、ツエナーダイオードの選択範囲も広が
り、結局補償できる温度範囲、水晶振動子の範囲
が広がるなど、すぐれた効果を有する。
第1図は従来の温度補償回路図、第2図は本考
案による温度補償回路付き電圧制御発振器の電気
回路図、第3図は水晶振動子単体の直列共振特性
図、第4図はツエナーダイオードの特性図、第5
図は温度補償後の特性図、第6図は他の実施例を
示す電気回路図である。 11……水晶振動子、12……可変容量ダイオ
ード、25……電圧制御発振器、28……電源供
給端子、39……温度補償回路、40,44……
抵抗、41,42,43……ツエナーダイオー
ド、45……切換スイツチ、49……直流増幅
器。
案による温度補償回路付き電圧制御発振器の電気
回路図、第3図は水晶振動子単体の直列共振特性
図、第4図はツエナーダイオードの特性図、第5
図は温度補償後の特性図、第6図は他の実施例を
示す電気回路図である。 11……水晶振動子、12……可変容量ダイオ
ード、25……電圧制御発振器、28……電源供
給端子、39……温度補償回路、40,44……
抵抗、41,42,43……ツエナーダイオー
ド、45……切換スイツチ、49……直流増幅
器。
Claims (1)
- 基本波振動発振子として水晶振動子を用い、電
圧変化を周波数変化に変換するために可変容量ダ
イオードを用いた電圧制御発振器において、電源
供給端子と前記可変容量ダイオードとの間に、ツ
エナーダイオードと抵抗とを組合せた補償特性の
異なる複数の温度補償回路を挿入し、この温度補
償回路を構成する複数の回路は、電源供給端子と
接地間に、抵抗とツエナーダイオードの順に接続
した直列回路と、ツエナーダイオードと抵抗の順
に接続した直列回路とからなり、これらの直列回
路を互いに並列に接続し、これらの直列回路のそ
れぞれの中点と可変容量素子との間に、水晶振動
子の温度特性に対応して前記直列回路を選択的に
前記可変容量素子に接続する切換スイツチを介在
し、かつこの切換スイツチと可変容量素子との間
に直流増幅器を介在してなることを特徴とする電
圧制御発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14239682U JPS5948109U (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14239682U JPS5948109U (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 電圧制御発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5948109U JPS5948109U (ja) | 1984-03-30 |
JPS6316167Y2 true JPS6316167Y2 (ja) | 1988-05-09 |
Family
ID=30318188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14239682U Granted JPS5948109U (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948109U (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50155947U (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-24 | ||
JPS5760251Y2 (ja) * | 1979-12-28 | 1982-12-22 |
-
1982
- 1982-09-20 JP JP14239682U patent/JPS5948109U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5948109U (ja) | 1984-03-30 |
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