JPH11317624A - 抵抗アレイユニット、電圧制御圧電発振器、電圧制御圧電発振器調整システムおよび電圧制御圧電発振器調整方法 - Google Patents

抵抗アレイユニット、電圧制御圧電発振器、電圧制御圧電発振器調整システムおよび電圧制御圧電発振器調整方法

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JPH11317624A
JPH11317624A JP12364098A JP12364098A JPH11317624A JP H11317624 A JPH11317624 A JP H11317624A JP 12364098 A JP12364098 A JP 12364098A JP 12364098 A JP12364098 A JP 12364098A JP H11317624 A JPH11317624 A JP H11317624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数可変範囲を調整可能な電圧制御圧電発
振回路を提供する。 【解決手段】 バリキャップCvのアノードには抵抗ア
レイRARYが接続されている。バリキャップCvには入力
抵抗Riを介して制御電圧VCが印加されるようになって
いる。このため、抵抗アレイRARYの合成抵抗Rxを可変
することによって、バリキャップCvのバイアス能力を
可変することができる。抵抗アレイRARYは制御回路2
2から供給される可変範囲制御データDCTLaによって制
御され、これはメモリ21に格納されるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機器や測
定器等に用いられる電圧制御圧電発振器、これに用いら
れる抵抗アレイユニット、電圧制御圧電発振器調整シス
テムあるいは電圧制御圧電発振器調整方法に関し、特
に、周波数制御特性を精密に調整するのに好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信機器、映像機器または測
定器等の電子機器に用いられる電圧制御圧電発振器には
図16に示すようにCMOSを用いたコルピッツ型圧電
発振回路が用いられてきた。この電圧制御圧電発振回路
は、圧電振動子XとコンデンサCg,Cd等によって発振
中心周波数が定まるようになっている。また、圧電振動
子Xには、バリキャップCv(可変リアクタンス素子)
のアノードが接続されており、このカソードには入力抵
抗Riを介して制御端子Vcに供給される制御電圧VCが
給電されるようになっている。また、圧電振動子Xとバ
リキャップCvの接続点XRは、バイアス抵抗Rxを介して
接地されるようになっている。したがって、制御電圧V
Cに応じてバリキャップCvの容量値が変動するので、制
御電圧VCによって発振周波数を可変することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電圧制御圧
電発振回路に求められる周波数制御特性は、それが用い
られる電子機器の条件によって異なるため、周波数制御
特性(発振周波数fOSC−制御電圧VC特性)を変更でき
れば便利である。しかし、周波数制御特性を変更するに
は、バリキャップ特性の変更、発振用容量Cg,Cdの
変更、あるいは制御電圧VCの使用範囲の制限などの
手法をとる必要があった。これらは発振回路の設計変
更、バリキャップ選択のやり直し、あるいは電圧制御圧
電発振回路に制御電圧VCを印加する外部制御回路の設
計変更を必要とし、発振器の開発コスト、開発期間、あ
るいはユーザー側の負担の点から大きな問題であった。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、簡易な構成で周波数制御特性を変更可能な
電圧制御圧電発振器を提供することを目的とする。ま
た、他の目的は、これに用いられる抵抗アレイユニット
を提供するとともに、電圧制御圧電発振器調整システム
あるいは電圧制御圧電発振器調整方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明にあっては、圧電振動子と可変容
量ダイオードを発振ループ内に設け、制御電圧に対応す
る発振周波数を有する発振信号を出力する電圧制御圧電
発振器に接続される抵抗アレイユニットであって、前記
可変容量ダイオードに接続される固定接続抵抗素子と、
複数の選択接続抵抗素子と、前記複数の選択接続抵抗素
子のうち、特定の前記選択接続抵抗素子を前記固定接続
抵抗素子に接続する抵抗接続回路とを備えたことを特徴
とする。また、請求項2記載の発明にあっては、前記選
択接続抵抗素子は、前記固定接続抵抗素子に並列に接続
されることを特徴とするまた、請求項3記載の発明にあ
っては、前記選択接続抵抗素子は、前記固定接続抵抗素
子に直列に接続されることを特徴とする。
【0006】また、請求項4記載の発明にあっては、抵
抗アレイユニットを備え、前記圧電振動子と前記可変容
量ダイオードを発振ループ内に設け、制御電圧に対応す
る発振周波数を有する発振信号を出力する電圧制御圧電
発振器であることを特徴とする。
【0007】また、請求項5記載の発明にあっては、電
圧制御圧電発振器であって、前記選択接続抵抗素子の前
記固定接続抵抗素子に対する接続/非接続を制御するた
めの接続制御データを記憶するメモリと、外部からの調
整用制御データに基づいて前記メモリに予め前記接続制
御データを記憶させるとともに、前記調整用制御データ
あるいは前記接続制御データに基づいて前記抵抗接続回
路の制御を行う制御回路と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項6記載の発明にあっては、電
圧制御圧電発振器であって、前記圧電振動子に接続され
る固定接続容量素子と、複数の選択接続容量素子と、前
記複数の選択接続容量素子のうち、特定の前記選択接続
容量素子を前記固定接続容量素子に接続する容量接続回
路とを有する容量アレイユニットを備えたことを特徴と
する。
【0009】また、請求項7記載の発明にあっては、電
圧制御圧電発振器であって、前記可変容量ダイオードに
接続される固定接続容量素子と、複数の選択接続容量素
子と、前記複数の選択接続容量素子のうち、特定の前記
選択接続容量素子を前記固定接続容量素子に接続する容
量接続回路とを有する容量アレイユニットを備えたこと
を特徴とする。
【0010】また、請求項8記載の発明にあっては、電
圧制御圧電発振器であって、前記選択接続容量素子の前
記固定接続容量素子に対する接続/非接続を制御するた
めの接続制御データを記憶するメモリと、外部からの調
整用制御データに基づいて前記メモリに予め前記接続制
御データを記憶させるとともに、前記調整用制御データ
あるいは前記接続制御データに基づいて前記容量接続回
路の制御を行う制御回路と、を備えたことを特徴とす
る。
【0011】また、請求項9記載の発明にあっては、電
圧制御圧電発振器であって、前記可変容量ダイオードま
たは前記圧電振動子に接続される固定接続容量素子と、
複数の選択接続容量素子と、前記複数の選択接続容量素
子のうち、特定の前記選択接続容量素子を前記固定接続
容量素子に接続する容量接続回路とを有する容量アレイ
ユニットと、前記選択接続抵抗素子の前記固定接続抵抗
素子に対する接続/非接続を制御するための抵抗接続制
御データ、および前記選択接続容量素子の前記固定接続
容量素子に対する接続/非接続を制御するための容量接
続制御データを記憶するメモリと、外部からの調整用抵
抗接続制御データおよび調整用容量接続制御データ基づ
いて前記メモリに予め前記抵抗接続制御データおよび容
量接続制御データを記憶させるとともに、前記調整用抵
抗接続制御データあるいは前記抵抗接続制御データに基
づいて前記抵抗接続回路を制御し、前記調整用容量接続
制御データあるいは前記容量接続制御データに基づいて
前記容量接続回路を制御する制御回路と、を備えたこと
を特徴とする特徴とする。
【0012】また、請求項10記載の発明にあっては、
電圧制御圧電発振器において、前記圧電振動子は、水晶
振動子であることを特徴とする。また、請求項11に記
載の発明にあっては、電圧制御圧電発振器において、前
記圧電振動子および前記可変容量ダイオードを除く構成
部品がワンチップICとして構成されていることを特徴
とする。また、請求項12記載の発明にあっては、電圧
制御圧電発振器において、前記ワンチップIC、前記圧
電振動子および前記可変容量ダイオードが一のパッケー
ジに収納されていることを特徴とする。また、請求項1
3記載の発明にあっては、電圧制御圧電発振器におい
て、前記圧電振動子を除く構成部品がワンチップICと
して構成されていることを特徴とする。また、請求項1
4記載の発明にあっては、電圧制御圧電発振器におい
て、前記ワンチップICおよび前記圧電振動子が一のパ
ッケージに収納されていることを特徴とする。
【0013】また、請求項15記載の発明にあっては、
電圧制御圧電発振器の周波数可変範囲を調整する電圧制
御圧電発振器調整システムであって、前記電圧制御圧電
発振器の発振周波数を検出する発振周波数検出手段と、
前記制御電圧を発生する制御電圧発生手段と、前記制御
電圧と前記発振周波数に基づいて検知した周波数制御特
性が予め定められた基準周波数制御特性に近づくように
前記調整用抵抗接続制御データを出力し、最も両特性が
近づいた時に前記調整用抵抗接続制御データを、前記抵
抗接続制御データとして前記メモリに記憶するように前
記制御回路を制御する調整用データ出力手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項16記載の発明にあっては、
電圧制御圧電発振器の周波数可変範囲を調整する電圧制
御圧電発振器調整方法であって、前記電圧制御圧電発振
器の発振周波数を検出するステップと、前記制御電圧を
発生するステップと、前記制御電圧と前記発振周波数に
基づいて周波数制御特性を計測するステップと、計測さ
れた周波数制御特性と予め定められた基準周波数特性と
を比較するステップと、比較結果に基づいて、両特性が
近づくように前記調整用抵抗接続制御データを与えるス
テップと、両特性が最も近づいた時に前記調整用抵抗接
続制御データを前記抵抗接続制御データとして前記メモ
リに記憶するステップとを備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項17記載の発明にあっては、
電圧制御圧電発振器の周波数制御特性を調整する電圧制
御圧電発振器調整システムであって、前記電圧制御圧電
発振器の発振周波数を検出する発振周波数検出手段と、
前記制御電圧を発生する制御電圧発生手段と、前記制御
電圧と前記発振周波数に基づいて検知した周波数制御特
性が予め定められた基準周波数制御特性に近づくように
前記調整用抵抗接続制御データと前記調整用容量接続制
御データを出力し、最も両特性が近づいた時に前記調整
用抵抗接続制御データを前記抵抗接続制御データとし
て、前記調整用容量接続制御データを前記容量接続制御
データとして、前記メモリに記憶するように前記制御回
路を制御する調整用データ出力手段とを備えたことを特
徴とする。
【0016】また、請求項18記載の発明にあっては、
電圧制御圧電発振器の周波数制御特性を調整する電圧制
御圧電発振器調整方法であって、前記電圧制御圧電発振
器の発振周波数を検出するステップと、前記制御電圧を
発生するステップと、前記制御電圧と前記発振周波数に
基づいて周波数制御特性を計測するステップと、計測さ
れた周波数制御特性と予め定められた基準周波数特性と
を比較するステップと、比較結果に基づいて、両特性が
近づくように前記調整用抵抗接続制御データと前記調整
用容量接続データを与えるステップと、両特性が最も近
づいた時に前記調整用抵抗接続制御データを前記抵抗接
続制御データとして、前記調整用容量接続制御データを
前記容量接続制御データとして、前記メモリに記憶する
ステップとを備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】A.第1実施形態 1.第1実施形態の構成 以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係わる電
圧制御圧電発振回路を説明する。 1−1:電圧制御圧電発振回路の原理構成 図1は、本実施形態に係わる電圧制御圧電発振回路の原
理構成を示す回路図である。図において、インバータIN
Vの入出力端子間にはフィードバック抵抗Rfが接続され
ており、インバータINVの出力信号は出力端子OUTから、
発振信号SOSCとして取り出されるようになっている。
また、インバータINVの出力端子(ドレイン側)に接続
されるドレイン抵抗Rdは、圧電振動子Xに印加される
ドライブレベルを制限するための抵抗として機能する。
ドレイン抵抗Rdの一端はカップリングコンデンサCcを
介して入力抵抗Riの一端に接続されており、このカッ
プリングコンデンサCcによって、制御端子Vcから給電
される制御電圧VCの直流成分をカットし、インバータI
NVの出力端子に直流成分が印加されないようにしてい
る。ここで、入力抵抗Riは、例えば100kΩ程度に
設定され、制御端子Vcに接続される外部機器と電圧制
御圧電発振回路を粗結合にする機能を有する。
【0018】バリキャップCv(可変容量ダイオード)
のカソードは、ドレイン容量Cdを介して接地されてお
り、その接続点XXには、入力抵抗Riが接続されてい
る。また、バリキャップCvのアノードは、抵抗アレイ
RARYを介して接地されている。したがって、制御電圧
VCに応じてバリキャップCvに逆方向電圧を印加し、そ
の容量値を変更することができる。なお、抵抗アレイR
ARYは、抵抗アレイユニットとして機能し、その詳細構
成については後述する。また、バリキャップCvと抵抗
アレイRARYの接続点XRには、圧電振動子Xの一端が接
続されており、その他端はインバータINVの入力端子
(ゲート側)に接続されるとともにゲート容量Cgを介
して接地されている。
【0019】1−2:抵抗アレイの構成 抵抗アレイRARYは、固定接続抵抗素子として機能する
とともに抵抗アレイRARYの最大値を決定する抵抗R0
と、抵抗アレイRARYの抵抗値を可変とするための選択
接続抵抗素子として機能するn個の抵抗RX(X=1〜
n)と、対応する抵抗を抵抗R0に並列接続するための
スイッチSRX(X=1〜n)と、を備えて構成されてい
る。
【0020】この場合において、抵抗R1〜Rnの値は、
全て同一であってもよいし、互いに異なるようにしても
よい。さらに互いに異ならせる場合には、各抵抗R1〜
Rnの抵抗値を予め設定した基本値の2X倍となるように
設定すれば広範囲の抵抗値を設定することが可能であ
る。
【0021】ここで、スイッチSRXのオン/オフを適宜
制御すれば、バリキャップCvのバイアス抵抗値を可変
して、バリキャップCvのアノード側のプルダウン能力
(バイアス能力)を変更することができる。具体的に
は、スイッチSRXがオン状態になると、当該スイッチS
RXに直列に接続された抵抗RXは接地される。抵抗RX
は、ベース抵抗R0と並列関係にあるので、合成抵抗Rx
が小さくなり、プルダウン能力が大きくなる。
【0022】図2は、本実施形態において合成抵抗Rx
を変更した場合の周波数制御特性を示したものである。
なお、縦軸のΔf[ppm]は、制御電圧VC=2.5Vを基準と
して発振周波数fOSCを表したものであり、次式で与え
られる。 Δf=(fOSC−fOSC[2.5] )/fOSC[2.5] 図示するように、Rx=10KΩとして、制御電圧VCを
0Vから5Vまで変化させると、可変範囲は−160ppm
から+190ppmまでとなるが、Rx=100KΩの場合
には、可変範囲は−75ppmから+90ppmまでとなる。
このように合成抵抗Rxを適宜変更するこによって、バ
リキャップCvのバイアス能力を変化させ周波数制御特
性の可変範囲を変更することができる。また、電圧制御
圧電発振回路を図3に示すようにバリキャップCvの接
続方向を逆転させて構成し、合成抵抗Rxを変更したと
すると、周波数制御特性は、図4に示すものとなる。こ
の図から、バリキャップCvの接続方向を逆転させても
合成抵抗Rxを適宜変更するこによって、周波数制御特
性の可変範囲を変更できることがわかる。
【0023】1−3:電圧制御圧電発振回路の具体的構
成 図5に電圧制御圧電発振回路100の具体的構成図を示
す。図5において、図1の原理構成図と同一の部分には
同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図5におい
て、図1の原理構成図と異なる点は、通常動作時に抵抗
アレイRARYを構成するスイッチSR1〜SRnのオン/オ
フ制御を行うための可変範囲制御データDCTLaを格納す
るためのメモリ21と、データ入力端子T1〜T3 を有
し、調整動作時にデータ入力端子T1〜T3から入力され
る調整用可変範囲制御データDADJaに基づいて抵抗アレ
イRARYを構成するスイッチSR1〜SRnのオン/オフ制
御を行い、調整終了後に可変範囲制御データDCTLaをメ
モリ21に格納するとともに、通常動作時には、メモリ
21に格納された可変範囲制御データDCTLaに基づいて
スイッチSR1〜SRnのオン/オフ制御を行う制御回路2
2と、を備えた点である。
【0024】すなわち、このメモリ21と制御回路22
とは、抵抗アレイユニット制御回路を構成しており、電
圧制御圧電発振回路100の内部に周波数制御特性を設
定する可変範囲制御データDCTLaを格納することができ
る。なお、データ入力端子T1〜T3は、調整時のみ必要
なため、電圧制御圧電発振回路100をIC化する場合
には、調整終了後切断するようにしてもよい。これによ
り、誤って可変範囲制御データDCTLaを書き換えるとい
ったことがなくなる。
【0025】また、この例におけるスイッチSR1〜SRn
は、半導体製造プロセスとして、CMOSプロセスを用
いる場合を想定したものであり、MOSトランジスタ構
成としている。なお、電圧制御型圧電発振回路をIC化
する場合には、使用する半導体製造プロセスにより、例
えば、以下のような構成が考えられる。 半導体製造プロセスとして、バイポーラプロセスを
用いる場合には、スイッチSR1〜SRnを、図6に示すよ
うに、バイポーラトランジスタ構成とする。 高周波対応のICの半導体製造プロセスとして盛ん
に使用されているバイポ―ラ&CMOS混在プロセス
(Bi−CMOSプロセス)を用いる場合には、スイッチ
SR1〜SRnは、図6に示すバイポーラトランジスタ構成
及び図5に示すMOSトランジスタ構成のいずれをも採
用することが可能である。
【0026】ただし、低消費電流化の観点からはトラン
ジスタをオンするために定常的に電流を流す必要のない
MOSトランジスタ構成とする方が有利である。なぜな
ら、MOSトランジスタは電圧制御素子であるので、M
OSトランジスタがオンするのに十分なレベルの電圧を
ゲート端子に印加すれば良く、ゲート端子から低電位側
電源GNDに定常的に流れる電流はないからである。こ
れに対し、バイポーラトランジスタ構成とすると、選択
状態におけるトランジスタのオン抵抗を下げるために、
ベース端子−低電位側電源GND間に十分な電流を流し
てやる必要があるからである。
【0027】さらに圧電振動子Xは、物理的にも化学的
にも安定しており、特に温度変動に対して優れた安定性
を示す水晶振動子を用いていることが好ましい。この場
合において、メモリ21は、EEPROM、EPRO
M、ヒューズタイプROMなどにに代表される不揮発性
の半導体メモリにより構成することが可能である。
【0028】1−5:自動調整システム 図7に電圧制御圧電発振回路100の自動調整システム
の概要構成ブロック図を示す。自動調整システムAは、
電圧制御圧電発振回路100、周波数を計測するカウン
タ200、および調整装置300から構成されている。
カウンタ200の入力端子には発振信号SOSCが供給さ
れ、その発振周波数fOSCが計測される。
【0029】次に、調整装置300は、制御電圧VCを
電圧制御圧電発振回路100に給電するとともに、発振
周波数fOSCを解析するパーソナルコンピュータなどで
構成されている。なお、パーソナルコンピュータには、
目標とする周波数制御特性として予め設定した基準周波
数制御特性fCREFが記憶されている。調整装置300
は、制御電圧VCを可変しながら発振周波数fOSCを解析
し、周波数制御特性が基準周波数制御特性fCREFに近づ
くように、調整用可変範囲制御データDADJaを生成しデ
ータ入力端子T1〜T3に出力するように構成されてい
る。
【0030】2.第1実施形態の動作 2−1:調整時の動作 次に、自動調整システムAを用いた周波数特性の自動調
整動作を図7を参照しつつ説明する。まず、調整装置3
00は、抵抗アレイRARYにおける合成抵抗Rxが中心値
となるように調整用可変範囲制御データDADJaを生成し
制御回路22に供給する。すると、制御回路22は調整
用可変範囲制御データDADJaに基づいて、抵抗アレイR
ARYのスイッチSR1〜SRnのオン/オフを制御する。
【0031】次に、調整装置300が、その状態で制御
電圧VCを所定ステップ(例えば、0.1V)で可変させる
と、カウンタ200は制御電圧VCに応じた発振周波数
fOSCを計測し、その計測結果を調整装置300に供給
する。調整装置300は、計測された周波数制御特性を
当該調整用可変範囲制御データDADJaと対応づけて記憶
するとともに、基準周波数制御特性fCREFと比較する。
この後、比較結果に基づいて両者が近づくように次の調
整用可変範囲制御データDADJaを生成し上述した処理を
繰り返す。そして、計測された周波数制御特性と基準周
波数制御特性fCREFとが最も近づく調整用可変範囲制御
データDADJaを特定し、これを制御回路22に出力する
とともに、調整が終了した旨を通知する。この通知がな
されると、制御回路22は調整用可変範囲制御データD
ADJaを、可変範囲制御データDCTLaとしてメモリ21に
格納する。メモリ21は、格納された可変範囲制御デー
タDCTLaを次に更新されるまで、保持し続けることとな
る。
【0032】2−2:通常時の動作 次に、図5を参照して、電圧制御圧電発振回路100の
通常時の動作について説明する。電源電圧VCCが電圧制
御圧電発振回路100に給電されると、メモリ21から
可変範囲制御データDCTLaが読み出され、制御回路22
を介して抵抗アレイRARYに供給される。
【0033】この後、抵抗アレイRARYのスイッチSR1
〜SRnは、可変範囲制御データDCTLaに基づいてオン・
オフが制御され、これにより、電圧制御圧電発振回路1
00の周波数制御特性は、調整時の特性に設定される。
この後、制御端子Vcに制御電圧VCが給電されると、制
御電圧VCに応じた発振周波数fOSCを有する発振信号S
OSCが出力端子OUTから得られることになる。
【0034】3.第1実施形態の効果 以上説明したように第1実施形態によれば、以下の効果
を奏する。 (1)バリキャップCvのアノード側に抵抗アレイRARY
を接続し、その合成抵抗Rxを変更できるようにしたの
で、バリキャップCvのバイアス能力を調整することが
できる。このため、バリキャップCvの動作状態を変更
することができ、発振ループ内でバリキャップCvが発
揮する性能(逆方向電圧−容量特性)を変化させること
ができる。これにより、合成抵抗Rx(バイアス抵抗)
を小さくすれば、バイアス能力が向上し、バリキャップ
Cvの性能を十分発揮されるため周波数可変範囲を広く
でき、逆に、合成抵抗Rxを大きくすれば周波数可変範
囲を狭くできる。この結果、可変範囲を任意に調整する
ことができる。
【0035】(2)抵抗アレイRARYをIC上に作り込
み、必要とされる周波数制御特性毎に抵抗アレイRARY
の設定を変更することによって、各種の周波数制御特性
に対応することができる。したがって、従来必要とされ
てきたバリキャップ特性の変更、発振用容量Cg,Cd
の変更、あるいは制御電圧VCの使用範囲の制限など
を行う必要がなく、単一のICおよびバリキャップCv
によって各種の周波数制御特性に対応することが可能と
なる。この結果、電圧制御圧電発振回路の、開発コスト
の削減、開発期間の短縮、ユーザーの負担が改善される
ことになる。
【0036】(3)また、周波数可変範囲を任意に設定
することが可能となるので目標とする周波数制御特性に
忠実な電圧制御圧電発振回路100を作成することが可
能となる。また、バリキャップCvの精度を合成抵抗Rx
を可変することによって、補うことができるので、高精
度のバリキャップCvを必要としない。このため、バリ
キャップCvのコストを削減することができ、ひいては
電圧制御圧電発振回路100のコストを削減することが
できる。
【0037】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係わる電圧制御圧電発振
回路について説明する。 1.第2実施形態の構成 図8は、第2実施形態に係わる電圧制御圧電発振回路1
00’の回路図である。この電圧制御圧電発振回路10
0’は、ゲート容量Cgの替わりに容量アレイCARYを用
いる点、メモリ21が可変範囲制御データDCTLaの他に
周波数制御データDCTLbを格納する点、制御回路22が
可変範囲制御データDCTLaと調整用可変範囲制御データ
DADJaの他に、周波数制御データDCTLbと調整用周波数
制御データDADJbに基づいて容量アレイCARYを制御す
る点、を除いて、図5に示す第1実施形態に係わる電圧
制御圧電発振回路100と同様に構成されている。
【0038】この容量アレイCARYは、固定容量素子と
して機能するとともに容量アレイCARYの最低限度の容
量値を確保するためのベースコンデンサC0と、容量ア
レイCARYの容量を可変とするための選択接続容量素子
として機能するn個のコンデンサCX(X=1〜n)と、
対応するコンデンサをベースコンデンサC0に並列接続
するためのスイッチSCX(X=1〜n)と、を備えて構
成されている。
【0039】ここで、スイッチSCXは、通常動作時にお
いて制御回路22から供給される周波数制御データDCT
Lbに基づいてオン/オフが制御され、調整動作時におい
て調整用周波数制御データDADJbに基づいてオン/オフ
が制御されるようになっている。したがって、周波数制
御データDCTLbを適宜設定することによって、発振周波
数SOSCの中心値を調整することが可能となる。これに
より、圧電振動子XやコンデンサC0,Cdに特性のばら
つきがあったとしても、周波数制御データDCTLbに応じ
て合成容量Cxを変化させて、ばらつきを吸収できるよ
うにしている。
【0040】次に、図9に電圧制御圧電発振回路10
0’の自動調整システムの概要構成ブロック図を示す。
自動調整システムA’は、電圧制御圧電発振回路10
0’、調整装置300’を用いる点を除いて、図7に示
す第1実施形態の自動調整システムAと同様に構成され
ている。調整装置300’は、調整用可変範囲データD
ADJaと調整用周波数制御データDADJbを制御回路22に
供給する点で、調整用可変範囲データDADJaのみを供給
する調整装置300と相違する。調整装置300’は、
調整用可変範囲データDADJaおよび調整用周波数制御デ
ータDADJbと、制御電圧VCとを電圧制御圧電発振回路
100'に供給するとともに、発振周波数fOSCを解析す
る。そして、計測された周波数制御特性が基準周波数制
御特性fCREFに近づくように、調整用可変範囲制御デー
タDADJaおよび調整用周波数制御データDADJbを生成し
データ入力端子T1〜T3に出力する。
【0041】2.第2実施形態の動作 2−1:調整時の動作 次に、自動調整システムA’を用いた周波数制御特性の
自動調整動作を説明する。抵抗アレイRARYのスイッチ
SR1〜SRnのオン/オフを制御することによって周波数
制御特性の可変範囲を調整できるのは、これによって、
制御電圧VCに対する発振周波数fOSCの変化率が変わる
からである。例えば、図2や図4に示す例にあっては、
合成抵抗Rxが大きくなるほど変化率が減少する傾向に
ある。したがって、調整用可変範囲制御データDADJaに
よって制御電圧VCに対する発振周波数fOSCの変化率を
調整することができる。一方、調整用周波数制御データ
DADJbを可変すると発振中心周波数を可変することがで
き、周波数制御特性をY軸に沿って平行移動することが
できる。したがって、調整用可変範囲制御データDADJa
によって周波数制御特性の傾きを制御し、調整用周波数
制御データDADJbによって周波数制御特性のY切片(発
振中心周波数)を制御することができる。自動調整シス
テムA’は、これらのことを利用して周波数制御特性を
調整している。
【0042】まず、調整装置300’は、容量アレイC
ARYの容量値が可変範囲の中心値となるように調整用周
波数制御データDADJbを生成し制御回路22に供給す
る。すると、制御回路22は、調整用周波数データDAD
Jbに基づいて、容量アレイCARYスイッチSC1〜SCnの
オン/オフを制御する。次に、調整装置300’は、調
整用可変範囲制御データDADJaとして初期値を与え、そ
の状態で制御電圧VCを所定ステップ(例えば、0.1V)
で可変させる。
【0043】そして、制御電圧VCに対する発振周波数
SOSCの変化率を算出し、これを当該調整用可変範囲制
御データDADJaと対応づけて記憶する。この後、算出さ
れた変化率と予め記憶されている基準変化率(基準周波
数制御特性fCREFの一部)とを比較する。この後、比較
結果に基づいて両者が近づくように次の調整用可変範囲
制御データDADJaを生成し、変化率の計測算出処理を繰
り返す。そして、基準変化率に最も近づく調整用可変範
囲制御データDADJaを特定し、これを制御回路22を介
して抵抗アレイRARYに供給する。
【0044】次に、調整装置300’は、周波数偏差d
fOSCが減少する方向に調整用周波数制御データDADJb
を設定し直し、発振周波数SOSCを再度測定する。そし
て、測定結果を制御電圧VCに対応する基準発振周波数
fREF(基準周波数制御特性fCREFの一部)と比較し、
周波数偏差dfOSCがほぼ零となるまで同様の処理を繰
り返す。そして、周波数偏差dfOSCが最も小さくなっ
た時点で、調整装置300’は、調整が終了した旨を制
御回路22に通知する。この通知がなされると、制御回
路22は調整用可変範囲制御データDADJaと調整用周波
数制御データDADJbとを、可変範囲制御データDCTLaと
周波数制御データDCTLbとしてメモリ21に格納する。
メモリ21は、制御回路22により格納された可変範囲
制御データDCTLaと周波数制御データDCTLbを次に更新
されるまで、保持し続けることとなる。また、調整装置
300’は、以下の様な簡便な方法で、調整するように
してもよい。まず、制御電圧VC3点(例えば、VC=0V,
2.5V,5V)に対する発振周波数SOSCの平均的な変化率を
算出し、予め記憶されている基準変化率と比較する。こ
の後、比較結果に基づいて両者がほぼ合致する調整用可
変範囲制御データDADJaを生成し、これを可変範囲制御
データDCTLaとしてメモリ21に格納する。次に、VC
=2.5Vにて周波数偏差dfOSCが減少する方向に調整用
周波数制御データDADJbを設定する。周波数偏差dfOS
Cが最も小さくなった時点で、調整用周波数制御データ
DADJbを周波数制御データDCTLbとしてメモリ21に格
納する。
【0045】2−2:通常時の動作 次に、図8を参照して、電圧制御圧電発振回路100’
の通常時の動作について説明する。電圧制御圧電発振回
路100’に電源電圧VCCが給電されると、メモリ21
から可変範囲制御データDCTLaと周波数制御データDCT
Lbが読み出され、これらのデータが制御回路22を介し
て抵抗アレイRARYと容量アレイCARYに各々供給され
る。
【0046】この後、抵抗アレイRARYのスイッチSR1
〜SRnは、可変範囲制御データDCTLaに基づいてオン/
オフが制御され、容量アレイCARYのスイッチSC1〜SC
nは、周波数制御データDCTLbに基づいてオン/オフが
制御される。これにより、電圧制御圧電発振回路10
0’の周波数制御特性は、調整時の特性に設定される。
この後、制御端子Vcに制御電圧VCが給電されると、制
御電圧VCに応じた発振周波数fOSCで発振信号SOSCが
生成される。
【0047】3.第2実施形態の効果 本実施形態に係わる電圧制御発振回路100’および自
動調整システムA’によれば、以下の効果を奏する。 (1)圧電振動子Xにバラツキがあっても、電圧制御圧
電発振回路100’として組み上げた際に中心発振周波
数を合わせることが容易となる。したがって、圧電振動
子Xの製造規格を緩和することができ、圧電振動子のコ
ストを削減することができ、ひいては、電圧制御圧電発
振回路100’の製造コストを低減することが可能とな
る。
【0048】(2)容量アレイCARYを用いることによ
り、電圧制御圧電発振回路100'をトリマ・レスで構
成でき、外付け部品を1個削減することができ、組立コ
ストを削減することが可能となる。 (3)トリマに比較して安価な容量アレイCARYを使用
することにより、低価格の電圧制御圧電発振回路10
0’を実現することが可能となる。 (4)従来のトリマを用いたものは、トリマが機械的動
作部を有するため小型化には限界があったが、 容量ア
レイCARYは、ICに内蔵可能であり、電圧制御圧電発
振回路100’の小型化に有利となる。
【0049】(5)従来のトリマを用いたものと比較し
て、電圧制御型圧電発振回路100’は、経時変化およ
び動作機構的に安定であり、圧電発振回路の動作を安定
化することが可能となる。 (6)発振中心周波数調整作業は、周波数特性調整装置
300がデジタルデータである調整用周波数制御データ
DADJbを出力することにより、電気的調整のみで行うこ
とが可能であり、機械的調整を行う必要がないので、中
心発振周波数調整時間の短縮が可能となり、ひいては、
電圧制御圧電発振回路100’の製造コストを低減する
ことが可能となる。さらに、トリマを調整するための複
雑かつ高価なサーボ機構を必要としないため、製造設備
投資を低減することも可能となる。 (7)また、可変範囲制御データDCTLaに基づいて抵抗
アレイRARYのスイッチSR1〜SRnを制御するようにした
ので、制御電圧VC−発振周波数SOSC特性の傾きを調整
することができる。この結果、中心周波数の調整と相ま
って、周波数制御特性を微妙に調整することができ、製
品の歩留まりを大幅に改善できる。
【0050】C.変形例 本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではな
く、例えば、以下に述べる各種の変形例が可能である。 (1)上述した各実施形態の電圧制御発振回路100,
100’は、CMOSのインバータINVを用いて構成し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、図10
に示すようにバイポーラトランジスタを使用した電圧制
御発振回路101、あるいは図11に示す電圧制御発振
回路101’として構成しても良いことは勿論である。
なお、これらの回路図は、原理構成を示すものであり、
制御回路22とメモリ21が省略されているが、上述し
た各実施形態と同様に制御回路22とメモリ21を備
え、周波数制御特性の調整を行えるようにしてもよいこ
とは勿論である。また、上述した第2実施形態の電圧制
御発振回路100’では、ゲート容量Cgの替わりに容
量アレイCARYを使用したが、図12に示すようにドレ
イン容量Cdの替わりに容量アレイCARYを使用してもよ
く、あるいは、両者を併用してもよいことは勿論であ
る。要は、発振ループ内の容量を容量アレイCARYで置
き換えるのであればどのようなものであってもよい。
【0051】(2)また、抵抗アレイRARYとしては必
ずしもベース抵抗R0を持つ必要はないので、ベース抵
抗R0を構成要素からはずし、抵抗R1〜Rn、スイッチ
SR1〜SRnのみを抵抗アレイRARYとしてもよい。ま
た、容量アレイCARYとしては必ずしもベースコンデン
サC0を持つ必要はないので、ベースコンデンサC0を構
成要素からはずし、コンデンサC1〜Cn、スイッチSC1
〜SCnのみを容量アレイCARYとしてもよい。また、容
量アレイCARY、抵抗アレイRARY、メモリ21、制御回
路22を一体化したICとして外付けするように構成す
ることも可能である。さらに容量アレイCARYと抵抗ア
レイRARYのみをICとして外付けするように構成する
ことも可能である。これにより容量アレイCARYと抵抗
アレイRARYを新たに作成するだけで、様々なSOSC−V
C特性を有する電圧制御圧電発振回路を構成することが
可能となる。また、以上の説明においては、容量アレイ
CARYを構成するスイッチSC1〜SCnあるいは抵抗アレ
イRARYを構成するスイッチSR1〜SRnをトランジスタ
で構成していたが、あまり高精度を望まないのであれ
ば、これらをヒューズ素子で構成し、調整時に確定的に
スイッチを切断してしまう構成とすることも可能であ
る。
【0052】(3)また上述した実施形態においては、
容量アレイCARYの構成として、選択接続容量素子とし
て機能するn個のコンデンサCX(X=1〜n)を設ける
構成としていたが、図13に示すように、コンデンサC
X(=選択接続容量素子)をベース副コンデンサCX0を
含む複数の副コンデンサCX0、CX1〜CXm(=副選択接
続容量素子、m=自然数)で構成し、各副コンデンサC
X1〜CXmを対応する副接続スイッチSX1〜SXmを切り替
えるようにして、副コンデンサCX0、CX1〜CXmを接続
あるいは非接続として容量アレイCARYの容量調整を行
うように構成することも可能である。この結果、より容
量値の微調整を行うことが可能となる。また、抵抗アレ
イRARYは、各抵抗R1〜Rnをベース抵抗R0に並列に接続
する構成としたしたが、直列に接続する構成としてもよ
い。要は、スイッチSR1〜SRnによって合成抵抗Rxが
変更できるのであれば、どのような構成であってもよ
い。
【0053】(4)また上述した各実施形態において、
電圧制御圧電発振回路100,100’を構成する素子
の実装状態については、言及していなかったが、例え
ば、図14に示すように電圧制御圧電発振器を構成して
もよい。この場合には、圧電振動子Xおよびバリキャッ
プCvを除く構成部品をワンチップIC400として構
成し、ワンチップIC400、圧電振動子Xをおよびバ
リキャップCvモールド封止した構成となっている。ま
た、例えば、図15に示すように圧電振動子Xを除く構
成部品をワンチップIC500として構成し、ワンチッ
プIC500および圧電振動子Xをモールド封止しても
よい。なお、これらの場合、パッケージとしてはプラス
チックパッケージのほか、セラミックパッケージを適用
できる。
【0054】このような構成が実現可能となっているの
は、容量アレイCARYや抵抗アレイRARYによる周波数制
御特性の調整範囲を大きく取ることができるため、モー
ルド封止した状態でも、圧電振動子X等のばらつきを容
易に吸収して、所望の周波数制御特性を得ることができ
るためである。これにより、部品点数を削減して、組立
工数および製造コストを削減することが可能となる。
【0055】(5)また上述した各実施形態において、
調整用可変範囲制御データDADJaと調整用周波数制御デ
ータDADJbは、データ入力端子T1〜T3を介してパラレ
ルに入力されるようになっていたが、制御回路22にパ
ラレル−シリアル変換部を設けシリアル入力としてもよ
い。この場合には、データ入力端子を削減することがで
きる。
【0056】(6)また上述した第2実施形態において
は、自動調整システムA’において、まず、周波数制御
特性の傾きを調整し、この後、発振中心周波数を調整す
るようにしたが、発振中心周波数の調整を先に行っても
よい。要は、制御電圧VCおよび発振周波数SOSCに基づ
いて検知した周波数制御特性と基準周波数制御特性fCR
EFとが近づくように調整用可変範囲制御データDADJaと
調整用周波数制御データDADJbとを出力し、最も両特性
が近づいた時に調整用可変範囲制御データDADJaと調整
用周波数制御データDADJbとを、可変範囲制御データD
CTLaと周波数制御データDCTLbとしてメモリ21に記憶
するように制御回路22を制御すればよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、抵
抗アレイを用いて可変容量ダイオードのバイアス能力を
変更するようにしたので、周波数可変範囲を容易に変更
することができる。また、可変容量ダイオードの特性に
ばらつきがあっても、抵抗アレイの合成抵抗を変更する
ことができるので、電圧制御圧電発振器の歩留まりを低
下させることができる。また、容量アレイを使用したの
で、圧電振動子にばらつきがあっても、発振回路として
組み上げた際に中心発振周波数を容易に合わせることが
できる。よって圧電振動子の製造規格が緩和され、圧電
振動子のコスト削減が可能となり、さらには電圧制御圧
電発振器のコスト削減が可能となる。また、周波数制御
特性の変化率を調整することができるので、中心周波数
の調整と相まって高精度な特性を実現することができ
る。また、周波数特性調整作業は、電気的調整のみで行
うことが可能であり、機械的調整を行う必要がないの
で、中心発振周波数調整時間の短縮が可能となり、ひい
ては、電圧制御型圧電発振器の製造コストを低減するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わる電圧制御圧電
発振回路の原理構成を示す回路図である。
【図2】 同実施形態に係わる合成抵抗を変更した場合
の周波数制御特性を示したものである。
【図3】 抵抗アレイをドレイン側に接続した場合の電
圧制御圧電発振回路の原理構成を示す回路図である。
【図4】 図3における合成抵抗を変更した場合の周波
数制御特性を示したものである。
【図5】 同実施形態に係わる電圧制御圧電発振回路の
具体的構成を示す回路図である。
【図6】 同実施形態に係わるスイッチをバイポーラト
ランジスタで構成した例を示す図である。
【図7】 同実施形態に係わる電圧制御圧電発振回路の
自動調整システムの概要構成を示すブロック図である。
【図8】 第2実施形態に係わる電圧制御圧電発振回路
の具体的構成を示す回路図である。
【図9】 同実施形態に係わる電圧制御圧電発振回路の
自動調整システムの概要構成を示すブロック図である。
【図10】 変形例に係わる電圧制御圧電発振回路の構
成を示す回路図である。
【図11】 変形例に係わる電圧制御圧電発振回路の構
成を示す回路図である。
【図12】 変形例に係わる電圧制御圧電発振回路の構
成を示す回路図である。
【図13】 変形例に係わる容量アレイの構成を示す図
である。
【図14】 変形例に係わる電圧制御圧電発振回路を構
成する素子の実装状態を示す斜視図である。
【図15】 変形例に係わる電圧制御圧電発振回路を構
成する素子の実装状態を示す斜視図である。
【図16】 従来の電圧制御圧電発振回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
RARY…抵抗アレイ CARY…容量アレイ 100,100’…電圧制御圧電発振回路 21…メモリ 22…制御回路 200…カウンタ(発振周波数検出手段) 300…調整装置(調整用データ出力手段) X…圧電振動子 VC…制御電圧 DCTLa…可変範囲制御データ(抵抗接続制御データ) DCTLb…周波数制御データ(容量接続制御データ) DADJa…調整用可変範囲制御データ(調整用抵抗接続制
御データ) DADJb…調整用周波数制御データ(調整用容量接続制御
データ)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子と可変容量ダイオードを発振
    ループ内に設け、制御電圧に対応する発振周波数を有す
    る発振信号を出力する電圧制御圧電発振器に接続される
    抵抗アレイユニットであって、 前記可変容量ダイオードに接続される固定接続抵抗素子
    と、 複数の選択接続抵抗素子と、 前記複数の選択接続抵抗素子のうち、特定の前記選択接
    続抵抗素子を前記固定接続抵抗素子に接続する抵抗接続
    回路と、 を備えたことを特徴とする抵抗アレイユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の抵抗アレイユニットにお
    いて、 前記選択接続抵抗素子は、前記固定接続抵抗素子に並列
    に接続されることを特徴とする抵抗アレイユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の抵抗アレイユニットにお
    いて、 前記選択接続抵抗素子は、前記固定接続抵抗素子に直列
    に接続されることを特徴とする抵抗アレイユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記
    載した抵抗アレイユニットを備え、 前記圧電振動子と前記可変容量ダイオードを発振ループ
    内に設け、制御電圧に対応する発振周波数を有する発振
    信号を出力する電圧制御圧電発振器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電圧制御圧電発振器で
    あって、 前記選択接続抵抗素子の前記固定接続抵抗素子に対する
    接続/非接続を制御するための接続制御データを記憶す
    るメモリと、 外部からの調整用制御データに基づいて前記メモリに予
    め前記接続制御データを記憶させるとともに、前記調整
    用制御データあるいは前記接続制御データに基づいて前
    記抵抗接続回路の制御を行う制御回路と、 を備えたことを特徴とする電圧制御圧電発振器。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の電圧制御圧電発振器で
    あって、 前記圧電振動子に接続される固定接続容量素子と、複数
    の選択接続容量素子と、前記複数の選択接続容量素子の
    うち、特定の前記選択接続容量素子を前記固定接続容量
    素子に接続する容量接続回路とを有する容量アレイユニ
    ットを備えたことを特徴とする電圧制御圧電発振器。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の電圧制御圧電発振器で
    あって、 前記可変容量ダイオードに接続される固定接続容量素子
    と、複数の選択接続容量素子と、前記複数の選択接続容
    量素子のうち、特定の前記選択接続容量素子を前記固定
    接続容量素子に接続する容量接続回路とを有する容量ア
    レイユニットを備えたことを特徴とする電圧制御圧電発
    振器。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の電圧制御圧電
    発振器であって、 前記選択接続容量素子の前記固定接続容量素子に対する
    接続/非接続を制御するための接続制御データを記憶す
    るメモリと、 外部からの調整用制御データに基づいて前記メモリに予
    め前記接続制御データを記憶させるとともに、前記調整
    用制御データあるいは前記接続制御データに基づいて前
    記容量接続回路の制御を行う制御回路と、 を備えたことを特徴とする電圧制御圧電発振器。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の電圧制御圧電発振器で
    あって、 前記可変容量ダイオードまたは前記圧電振動子に接続さ
    れる固定接続容量素子と、複数の選択接続容量素子と、
    前記複数の選択接続容量素子のうち、特定の前記選択接
    続容量素子を前記固定接続容量素子に接続する容量接続
    回路とを有する容量アレイユニットと、 前記選択接続抵抗素子の前記固定接続抵抗素子に対する
    接続/非接続を制御するための抵抗接続制御データ、お
    よび前記選択接続容量素子の前記固定接続容量素子に対
    する接続/非接続を制御するための容量接続制御データ
    を記憶するメモリと、 外部からの調整用抵抗接続制御データおよび調整用容量
    接続制御データ基づいて前記メモリに予め前記抵抗接続
    制御データおよび容量接続制御データを記憶させるとと
    もに、前記調整用抵抗接続制御データあるいは前記抵抗
    接続制御データに基づいて前記抵抗接続回路を制御し、
    前記調整用容量接続制御データあるいは前記容量接続制
    御データに基づいて前記容量接続回路を制御する制御回
    路と、 を備えたことを特徴とする電圧制御圧電発振器。
  10. 【請求項10】 請求項4乃至9のうちいずれか1項に
    記載の電圧制御圧電発振器において、 前記圧電振動子は、水晶振動子であることを特徴とする
    電圧制御圧電発振器。
  11. 【請求項11】 請求項4乃至9のうちいずれか1項に
    記載の電圧制御圧電発振器において、 前記圧電振動子および前記可変容量ダイオードを除く構
    成部品がワンチップICとして構成されていることを特
    徴とする電圧制御圧電発振器。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の電圧制御圧電発振器
    において、 前記ワンチップIC、前記圧電振動子および前記可変容
    量ダイオードが一のパッケージに収納されていることを
    特徴とする電圧制御圧電発振器。
  13. 【請求項13】 請求項4乃至9のうちいずれか1項に
    記載の電圧制御圧電発振器において、 前記圧電振動子を除く構成部品がワンチップICとして
    構成されていることを特徴とする電圧制御圧電発振器。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の電圧制御圧電発振器
    において、 前記ワンチップICおよび前記圧電振動子が一のパッケ
    ージに収納されていることを特徴とする電圧制御圧電発
    振器。
  15. 【請求項15】 請求項5に記載の電圧制御圧電発振器
    の周波数可変範囲を調整する電圧制御圧電発振器調整シ
    ステムであって、 前記電圧制御圧電発振器の発振周波数を検出する発振周
    波数検出手段と、 前記制御電圧を発生する制御電圧発生手段と、 前記制御電圧と前記発振周波数に基づいて検知した周波
    数制御特性が予め定められた基準周波数制御特性に近づ
    くように前記調整用抵抗接続制御データを出力し、最も
    両特性が近づいた時に前記調整用抵抗接続制御データ
    を、前記抵抗接続制御データとして前記メモリに記憶す
    るように前記制御回路を制御する調整用データ出力手段
    とを備えたことを特徴とする電圧制御圧電発振器調整シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載の電圧制御圧電発振器
    の周波数可変範囲を調整する電圧制御圧電発振器調整方
    法であって、 前記電圧制御圧電発振器の発振周波数を検出するステッ
    プと、 前記制御電圧を発生するステップと、 前記制御電圧と前記発振周波数に基づいて周波数制御特
    性を計測するステップと、 計測された周波数制御特性と予め定められた基準周波数
    特性とを比較するステップと、 比較結果に基づいて、両特性が近づくように前記調整用
    抵抗接続制御データを与えるステップと、 両特性が最も近づいた時に前記調整用抵抗接続制御デー
    タを前記抵抗接続制御データとして前記メモリに記憶す
    るステップとを備えたことを特徴とする電圧制御発振器
    調整方法。
  17. 【請求項17】 請求項9に記載の電圧制御圧電発振器
    の周波数制御特性を調整する電圧制御圧電発振器調整シ
    ステムであって、 前記電圧制御圧電発振器の発振周波数を検出する発振周
    波数検出手段と、 前記制御電圧を発生する制御電圧発生手段と、 前記制御電圧と前記発振周波数に基づいて検知した周波
    数制御特性が予め定められた基準周波数制御特性に近づ
    くように前記調整用抵抗接続制御データと前記調整用容
    量接続制御データを出力し、最も両特性が近づいた時に
    前記調整用抵抗接続制御データを前記抵抗接続制御デー
    タとして、前記調整用容量接続制御データを前記容量接
    続制御データとして、前記メモリに記憶するように前記
    制御回路を制御する調整用データ出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする電圧制御圧電発振器調整システム。
  18. 【請求項18】 請求項9に記載の電圧制御圧電発振器
    の周波数制御特性を調整する電圧制御圧電発振器調整方
    法であって、 前記電圧制御圧電発振器の発振周波数を検出するステッ
    プと、 前記制御電圧を発生するステップと、 前記制御電圧と前記発振周波数に基づいて周波数制御特
    性を計測するステップと、 計測された周波数制御特性と予め定められた基準周波数
    特性とを比較するステップと、 比較結果に基づいて、両特性が近づくように前記調整用
    抵抗接続制御データと前記調整用容量接続データを与え
    るステップと、 両特性が最も近づいた時に前記調整用抵抗接続制御デー
    タを前記抵抗接続制御データとして、前記調整用容量接
    続制御データを前記容量接続制御データとして、前記メ
    モリに記憶するステップとを備えたことを特徴とする電
    圧制御発振器調整方法。
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