JP2001213104A - 自転車用ハブ - Google Patents

自転車用ハブ

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JP2001213104A JP2000021609A JP2000021609A JP2001213104A JP 2001213104 A JP2001213104 A JP 2001213104A JP 2000021609 A JP2000021609 A JP 2000021609A JP 2000021609 A JP2000021609 A JP 2000021609A JP 2001213104 A JP2001213104 A JP 2001213104A
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    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電機能及びブレーキ力調整機能の両方を兼
ね備える自転車用ハブを提供する。 【解決手段】 フロントハブ1は、ハブ軸10、ハブフ
ランジ11aを有する第1筒状部材11、ハブフランジ
12aを有する第2筒状部材12、軸受、ダイナモ3
0、及びモジュレータ40を備える。ハブ軸10は、自
転車のフレームに装着される。ハブフランジ11aは、
内端が正面視右側に位置するスポークの内端に係止す
る。ハブフランジ12aは、内端が正面視左側に位置す
るスポークの内端に係止する。軸受は、両筒状部材1
1,12から成る外殻とハブ軸10との間に配置され
る。ダイナモ30は、第1筒状部材11の内部に配置さ
れ、ハブ軸10と第1筒状部材11との相対回転により
発電を行う。モジュレータ40は、第2筒状部材12の
内部に配置され、ブレーキの制動力の上限を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用ハブ、特
に、ブレーキを備えた自転車のフレームに対してスポー
クを有する車輪を回転自在に装着させるための自転車用
ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自転車の車軸であるハブは、自
転車のフォーク(フレーム)に着脱自在かつ回転不能に
装着されるハブ軸と、ハブ軸に回転自在に装着される筒
状のハブシェル(外殻)と、ハブシェルをハブ軸に対し
て回転自在に支持する軸受とを備えている。また、ハブ
シェルには、車輪のスポークに取り付けることができる
ように、一対のハブフランジが両端外周部に形成されて
いる。
【0003】このように構成された自転車用ハブにおい
て、ハブシェル内部に照明用の電源としての発電機構を
組み込んだものが知られている。このように発電機構を
ハブシェル内部に組み込むと、車輪のリム(タイヤを固
定する金属製の環状部分)に接触するタイプの発電装置
による発電に比べ、発電効率が向上し、車輪の回転ロス
が減少する。
【0004】また、自転車用ハブのハブ軸とハブシェル
との相対回転を制するブレーキが自転車のフレームに取
り付けられることがあるため、このブレーキの制動力を
調整する機能を備えたブレーキ力調整機構をハブシェル
内部に組み込み、これを自転車用ハブとして使用するよ
うなものも市販されている。このブレーキ力調整機構が
組み込まれた自転車用ハブは、例えば、クラッチの摩擦
抵抗を利用し、大きなブレーキ制動力が作用した場合に
クラッチに滑りを起こさせて過大な制動力をカットす
る。このようにブレーキ制動力の上限が調整されれば、
車輪のロック現象の発生を抑えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来に
おいては、発電機構がハブシェル内に組み込まれた自転
車用ハブ、及びブレーキ力調整機構がハブシェル内に組
み込まれた自転車用ハブが、それぞれ存在する。このよ
うな発電及びブレーキ力調整の両機能が1つの車輪に兼
備されていれば便宜である。しかし、両機能を1つの車
輪に備えさせようと考えても、それぞれの機能を有する
2つの自転車用ハブは、上記のように、ハブシェルの両
端に形成された左右一対のハブフランジが車輪のスポー
クに取り付けられる構造となっている。このため、どち
らかを自転車用ハブとして採用すれば、他方の自転車用
ハブは取り付けられず、発電機能あるいはブレーキ力調
整機能のどちらかを選択せざるを得ない。
【0006】本発明の課題は、スポークを有する車輪を
自転車のフレームに対して回転自在に装着させる自転車
用ハブにおいて、発電機能及びブレーキ力調整機能の両
方を兼ね備えさせることにある。また、ハブシェル内部
に発電機構を組み込んだ自転車用ハブを採用する場合に
おいても、自転車用ハブのハブ軸とハブシェルとの相対
回転を制するブレーキを自転車のフレームに取り付ける
ことができれば便宜である。ブレーキを取り付ける場
合、ハブシェルとブレーキを構成する構成部材とを直接
的あるいは間接的に結合させる構造が一般的であり、結
合構造として噛み合い構造を採ることが多い。しかしな
がら、このように噛み合い構造を採る場合にはそれに見
合った材質や硬化処理を選択する必要があり、ハブシェ
ル全体にこのような材質や硬化処理を選択すれば製造コ
ストが高くなってしまう。
【0007】本発明の別の課題は、スポークを有する車
輪を自転車のフレームに対して回転自在に装着させる自
転車用ハブであって、発電機能を備え且つブレーキとの
噛み合いが可能であり、製造コストが抑えられる自転車
用ハブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用ハ
ブは、進行方向に対して略左右対称に配置されたスポー
クを有する車輪を、ブレーキを備える自転車のフレーム
に対して、回転自在に装着させるためのハブである。こ
の自転車用ハブは、ハブ軸と、第1筒状部材と、第2筒
状部材と、軸受と、発電機構と、ブレーキ力調整機構と
を備えている。ハブ軸は、自転車のフレームに対して、
回転不能に装着される。第1筒状部材は、筒状の部材で
あって、第1ハブフランジを有している。この第1ハブ
フランジは、スポーク(内端が左右のどちらか一方の側
に位置するスポーク)の内端に係止する。第2筒状部材
は、第1筒状部材とともに外殻を構成する筒状の部材で
あって、第2ハブフランジを有している。この第2ハブ
フランジは、スポーク(内端が左右の他方の側に位置す
るスポーク)の内端に係止する。軸受は、第1及び第2
筒状部材から成る外殻とハブ軸との間に配置される。発
電機構は、第1筒状部材の内部に配置されており、ハブ
軸と第1筒状部材との相対回転により発電を行う。ブレ
ーキ力調整機構は、第2筒状部材の内部に配置されてお
り、ブレーキの制動力の上限を抑制する。
【0009】本発明では、発電機構が内部に配置される
第1筒状部材の第1ハブフランジを内端が左右一方側に
位置するスポークに係止させ、ブレーキ力調整機構が内
部に配置される第2筒状部材の第2ハブフランジを内端
が左右他方側に位置するスポークに係止させている。こ
のように構成したため、2つのハブフランジにより両筒
状部材から成る外殻を車輪のスポークに係止させつつ、
第1筒状部材の内部に発電機構を配し、第2筒状部材の
内部にブレーキ力調整機構を配することができている。
すなわち、一対のハブフランジが両端に形成されている
筒状のハブシェル(外殻)内に発電機構あるいはブレー
キ力調整機構を配した従来の自転車用ハブであれば、そ
れを装着しただけで他のものが取り付けられなくなって
しまうが、ここでは、各機構が内部に配置される各筒状
部材が1つのハブフランジによってスポーク内端の左右
いずれかの側に取り付くように構成したため、1つの車
輪に対して両機構を併せ持たせることができる。
【0010】このように、本発明に係る自転車用ハブ
は、発電機構の発電機能とブレーキ力調整機構のブレー
キの制動力の調整機能とを兼ね備えたものであり、且つ
1つの車輪のスポークに取り付けることができるものと
なっている。発明2に係る自転車用ハブは、請求項1に
記載の自転車用ハブにおいて、発電機構は、ハブ軸に固
定される内側固定子と、第1筒状部材に固定される外側
回転子とを有している。また、ブレーキ力調整機構は、
ブレーキ側部材と、摩擦係合部とを有している。ブレー
キ側部材は、ブレーキを効かせたときに自転車のフレー
ムと相対回転不能となるように、ブレーキの構成部材に
係止する。摩擦係合部は、第2筒状部材とブレーキ側部
材とを摩擦係合する。
【0011】ここでは、発電機構においては、内側固定
子はハブ軸に固定され車輪が回転しても回転せず、外側
回転子は第1筒状部材に固定され車輪とともに回転す
る。したがって、内側固定子及び外側回転子は車輪の回
転に従って相対回転し、発電が行われる。一方、ブレー
キ力調整機構においては、ブレーキを効かせたときに
は、ブレーキ側部材がブレーキの構成部材に対して噛み
合いなどを介して係止する。これによりブレーキ部材が
自転車のフレームに対して回転不能となるが、そのブレ
ーキによる車輪の回転制動力は、摩擦係合部を介して車
輪のスポークに係止している第2筒状部材に伝わる。こ
のため、ブレーキが急激にかかってブレーキ側部材に伝
わる回転制動力が大きい場合には、ブレーキ側部材と第
2筒状部材とをつないでいる摩擦係合部で滑りが発生
し、回転制動力の一部が第2筒状部材に伝わらずカット
されることになる。これにより、ブレーキの効きすぎに
より車輪がロックして路面と車輪との間でスリップが起
こることが抑えられる。
【0012】発明3に係る自転車用ハブは、請求項1又
は2に記載の自転車用ハブにおいて、第1筒状部材の径
と第2筒状部材の径とが異なる。ここでは、外殻を構成
する両筒状部材の径を合わすという自然的な選択を止
め、第1筒状部材の径と第2筒状部材の径との相違を許
容したため、第1筒状部材の径を発電機構の内部配置に
適した径に設定し、第2筒状部材の径をブレーキ力調整
機構の内部配置に適した径に設定することが可能となっ
ている。
【0013】発明4に係る自転車用ハブは、請求項1か
ら3のいずれかに記載の自転車用ハブにおいて、第1筒
状部材の材質と第2筒状部材の材質とが異なる。ここで
は、外殻を構成する両筒状部材の材質を共通にするとい
う自然的な選択を止め、第1筒状部材の材質と第2筒状
部材の材質との相違を許容したため、第1筒状部材のコ
ストを抑える一方、ブレーキによる車輪の回転制動力が
伝わることから比較的高いレベルの硬度や強度が必要と
なる第2筒状部材の材質を要求に合ったものとすること
が可能となっている。
【0014】発明5に係る自転車用ハブは、請求項4に
記載の自転車用ハブにおいて、ブレーキ力調整機構の摩
擦係合部は、第1摩擦部材と、第1摩擦部材と対向する
第2摩擦部材とを有している。第1摩擦部材は、ブレー
キ側部材に回転不能に噛み合う。第2摩擦部材は、第2
筒状部材に回転不能に噛み合う。また、第2筒状部材の
材質は、第1筒状部材の材質よりも硬い。
【0015】ここでは、ブレーキによる車輪の回転制動
力は、ブレーキ側部材から第1摩擦部材及び第2摩擦部
材を経て第2筒状部材へと伝わる。したがって、第2筒
状部材は、第2摩擦部材と噛み合って回転制動力を伝え
るために十分な硬さを有してなければならない。一方、
第1筒状部材は、発電部材を内部配置することを主目的
とする部材であって、ブレーキによる回転制動力を噛み
合いにより伝える第2筒状部材ほどの硬さは必要としな
い。そこで、本発明では、第2筒状部材の材質を第1筒
状部材の材質よりも硬くすることによって、第2筒状部
材の機能を満足させつつ、第1筒状部材に過剰なコスト
をかける無駄を抑えている。
【0016】発明6に係る自転車用ハブは、進行方向に
対して略左右対称に配置されたスポークを有する車輪
を、ブレーキを備える自転車のフレームに対して、回転
自在に装着させるためのハブである。この自転車用ハブ
は、ハブ軸と、第1筒状部材と、第2筒状部材と、軸受
と、発電機構とを備えている。ハブ軸は、自転車のフレ
ームに対して、回転不能に装着される。第1筒状部材
は、筒状の部材であって、第1ハブフランジを有してい
る。この第1ハブフランジは、スポーク(内端が左右の
どちらか一方の側に位置するスポーク)の内端に係止す
る。第2筒状部材は、第1筒状部材とともに外殻を構成
する筒状の部材であって、第2ハブフランジを有してい
る。この第2ハブフランジは、スポーク(内端が左右の
他方の側に位置するスポーク)の内端に係止する。軸受
は、第1及び第2筒状部材から成る外殻とハブ軸との間
に配置される。発電機構は、第1筒状部材の内部に配置
されており、ハブ軸と第1筒状部材との相対回転により
発電を行う。また、第2筒状部材には噛合部が形成され
ている。この第2筒状部材の噛合部は、直接的あるいは
間接的に、ブレーキの構成部材と噛み合う。そして、こ
の噛合部が形成される第2筒状部材は、第1筒状部材よ
りも硬い。
【0017】本発明では、発電機構が内部に配置される
第1筒状部材の第1ハブフランジを内端が左右一方側に
位置するスポークに係止させ、ブレーキの構成部材と噛
み合う役割を果たす第2筒状部材の第2ハブフランジを
内端が左右他方側に位置するスポークに係止させてい
る。このように構成して、外殻を、ブレーキの構成部材
と噛み合うための硬さが必要な第2筒状部材と、その必
要がない第1筒状部材とに分けている。その上で、第2
筒状部材を第1筒状部材よりも硬く構成している。
【0018】これにより、外殻構成部材のうち硬くする
必要があり製造コストも高くなる部材を第2筒状部材だ
けにすることができ、第1筒状部材の材料コストあるい
は加工コストが抑えられる。したがって、自転車用ハブ
全体として見ると、外殻を構成する筒状部材全体を高価
な硬い部材とする場合に較べて、その製造コストを小さ
くすることができる。
【0019】発明7に係る自転車用ハブは、請求項6に
記載の自転車用ハブにおいて、ブレーキ力調整機構をさ
らに備えている。ブレーキ力調整機構は、第2筒状部材
の内部に配置され、ブレーキの制動力の上限を抑制す
る。発明8に係る自転車用ハブは、請求項7に記載の自
転車用ハブにおいて、発電機構は、ハブ軸に固定される
内側固定子と、第1筒状部材に固定される外側回転子と
を有している。また、ブレーキ力調整機構は、ブレーキ
側部材と、第1摩擦部材と、第1摩擦部材に対向する第
2摩擦部材とを有している。ブレーキ側部材は、ブレー
キを効かせたときに自転車のフレームと相対回転不能と
なるように、ブレーキの構成部材に係止する。第1摩擦
部材は、ブレーキ側部材に回転不能に噛み合う。第2摩
擦部材は、第2筒状部材の噛合部に回転不能に噛み合
う。
【0020】ここでは、発電機構においては、内側固定
子はハブ軸に固定され車輪が回転しても回転せず、外側
回転子は第1筒状部材に固定され車輪とともに回転す
る。したがって、内側固定子及び外側回転子は車輪の回
転に従って相対回転し、発電が行われる。一方、ブレー
キ力調整機構においては、ブレーキを効かせたときに
は、ブレーキによる車輪の回転制動力が、ブレーキ側部
材から第1摩擦部材及び第2摩擦部材を経て第2筒状部
材へと伝わる。ブレーキが急激にかかってブレーキ側部
材に伝わる回転制動力が大きい場合には、ブレーキ側部
材と第2筒状部材とをつないでいる第1摩擦部材及び第
2摩擦部材の間で滑りが発生し、回転制動力の一部が第
2筒状部材に伝わらずカットされることになる。すなわ
ち、ブレーキの制動力の上限が抑制されることになる。
これにより、ブレーキの効きすぎにより車輪がロックし
て路面と車輪との間でスリップが起こることが抑えられ
る。
【0021】このブレーキ力調整機構がブレーキによる
車輪の回転制動力を第2摩擦部材を介して第2筒状部材
へと伝えるため、第2筒状部材は、第2摩擦部材と噛み
合って回転制動力を伝えるために十分な硬さを有してな
ければならない。一方、第1筒状部材は、発電部材を内
部配置することを主目的とする部材であって、ブレーキ
による回転制動力を噛み合いにより伝える第2筒状部材
ほどの硬さは必要としない。そこで、本発明では、第2
筒状部材の材質を第1筒状部材の材質よりも硬くするこ
とによって、第2筒状部材の機能を満足させつつ、第1
筒状部材に過剰なコストをかける無駄を抑えている。
【0022】
【発明の実施の形態】<全体構成>本発明の一実施形態
である自転車用のフロントハブ(自転車用ハブ)を図2
〜図5に示す。このフロントハブ1は、図1に示すよう
な自転車101に装着するものである。自転車101
は、前輪用フォーク98を含むフレーム102と、ハン
ドル104と、チェーンやペダル等から成る駆動部10
5と、スポーク99を有する前輪(車輪)106と、後
輪107とを備えている。
【0023】図3に示すフロントハブ1は、発電機能及
びブレーキ力調整機能を兼ね備えたハブである。自転車
101の前輪106及び前輪用フォーク98にフロント
ハブ1を組み込み、さらにローラブレーキ80を装着す
れば、前照灯や尾灯などに発電した電力を供給すること
ができるようになるとともに、ローラブレーキ80から
の過大なブレーキ力(回転制動力)の入力の一部をフロ
ントハブ1でカットすることができるようになる。
【0024】図2に示すように、フロントハブ1は、ハ
ブ軸10の両端部が左右両方の前輪用フォーク98に固
定され、両ハブフランジ11a,12aにスポーク99
が固定される。なお、図2及び図3に示す軸O−Oは自
転車の前輪106の回転軸である。フロントハブ1は、
図2及び図3に示すように、ハブ軸10と、第1筒状部
材11と、第2筒状部材12と、2つの軸受13,14
と、ダイナモ(発電機構)30と、ブレーキ・モジュレ
ータ(ブレーキ力調整機構)40とを備えている。
【0025】<ハブ軸>ハブ軸10は、その両端が調整
ナット2やカムレバー3によって前輪用フォーク98の
先端部に固定される。このハブ軸10には、後述するダ
イナモ30のステータヨーク31,32や筒状コアヨー
ク35が固定される。 <第1筒状部材>第1筒状部材11は、ダイナモ30の
周囲を覆うように配置される部材であって、材質はアル
ミニウム合金ダイカスト5種(ADC5)である。
【0026】第1筒状部材11は、図5に示すように、
環状の第1ハブフランジ11aと、第1円筒部11b
と、環状傾斜部11cと、係合筒部11dとから構成さ
れている。第1ハブフランジ11aには、円周方向に等
間隔に、スポーク99の直径に対応する穴が複数開けら
れている。この穴には、図2に示すように、内端が背面
視右側に位置するスポーク99が固定される。
【0027】第1円筒部11bは、図5に示すように、
第1ハブフランジ11aの内周端から背面視左側に延び
る円筒状の部分である。この第1円筒部11bの内周面
にはダイナモ30のキャップ36が装着される。環状傾
斜部11cは、第1円筒部11bの背面視左側端から内
方左側に向かって延びている。そして、その環状傾斜部
11cの内周端から背面視左側に向かって、円筒状の係
合筒部11dが延びている。
【0028】また、図3及び図5に示すように、第1筒
状部材11は、第2筒状部材12とともに、フロントハ
ブ1の外殻(シェル)を構成している。 <第2筒状部材>第2筒状部材12は、ブレーキ・モジ
ュレータ40の周囲を覆うように配置される部材であっ
て、その材質は、鍛造により製造されるアルミニウム合
金である。また、この第2筒状部材12は、熱処理が施
され、その硬さがHRB55以上とされている。このよ
うに、第2筒状部材12は、その硬さが第1筒状部材1
1よりも硬くされている。
【0029】第2筒状部材12は、図5に示すように、
環状の第2ハブフランジ12aと、第2ハブフランジ1
2aの内周端から背面視右側に延びる第2円筒部12b
とから構成されている。第2ハブフランジ12aの外周
部には、円周方向に等間隔に、スポーク99の直径に対
応する穴が複数開けられている。この穴には、図2に示
すように、内端が背面視左側に位置するスポーク99が
固定される。
【0030】第2円筒部12bは、第2ハブフランジ1
2aの内周端から背面視右側に延びる円筒状の部分であ
る。この第2円筒部12bの内周面には、後述するブレ
ーキ・モジュレータ40のハブ側摩擦板43の複数の歯
に係合するセレーション(噛合部)12dが形成されて
いる。また、第2円筒部12bの背面視右側の部分は係
合筒部12cとなっており、この係合筒部12cの内周
面が第1筒状部材11の係合筒部11dの外周面と係合
することによって、両筒状部材11,12が回転不能と
なる。
【0031】なお、図5に示すように、第2筒状部材1
2の第2円筒部12bの直径は、ブレーキ・モジュレー
タ40を収容できれば十分であることから、第1筒状部
材11の第1円筒部11bの直径よりも小さくなってい
る。 <軸受>軸受13は、複数の玉13aと、これらの玉1
3aを保持する玉押し13b及びカップ13cとから構
成されている。玉押し13bはハブ軸10に固定され、
カップ13cは後述するダイナモ30のキャップ36の
内周部に固定される。これにより、軸受13は、ダイナ
モ30のキャップ36及びキャップ36に装着される第
1筒状部材11をハブ軸10に対して回転自在に支持す
ることになる。
【0032】軸受14は、複数の玉14aと、これらの
玉14aを保持する玉押し14b及びブレーキ・モジュ
レータ40の環状カップ41(後述)とから構成されて
いる。玉押し14bはハブ軸10に固定され、軸受14
は、環状カップ41及び第2筒状部材12をハブ軸10
に対して回転自在に支持することになる。 <ダイナモ>ダイナモ30は、主として、内側固定子
と、外側回転子とから構成されている。このダイナモ3
0により発電された電力は、コネクター39(図3及び
図4参照)から取り出すことができる。
【0033】(内側固定子)内側固定子は、図5に示す
ように、主として、2つのステータヨーク31,32
と、コイル33が巻かれたボビン34と、筒状コアヨー
ク35とから構成されている。ステータヨーク31,3
2、ボビン34、及び筒状コアヨーク35は、組み付け
られると一体となって内側固定子を構成する。この内側
固定子は、ハブ軸10に固定され、走行時には前輪用フ
ォーク98と一体となる。
【0034】ステータヨーク31,32は、円盤部とク
ローとから構成されている。クローは、円周方向に等間
隔に14本形成されており、それぞれのステータヨーク
31,32の円盤部の外周端から軸O−O方向に沿って
延びている。両ステータヨーク31,32が組み付けら
れたときの両者のクローは、等しい隙間を開けた状態
で、円周方向に等間隔で並ぶ。なお、後述する永久磁石
37は、各クローの径方向外方に、各クローに対向する
ように配置される。また、ステータヨーク31,32の
円盤部には、ハブ軸10を通すための円孔と、円孔から
径方向外側に向かって延びるスリットとが形成されてい
る。
【0035】ボビン34は、環状の樹脂製部材であっ
て、外周部にはコイル33を巻回して保持する溝が形成
されており、内周部には筒状コアヨーク35に係合する
段差を有する切欠きが形成されている。筒状コアヨーク
35は、12個の分割片組立体から構成されるものであ
って、ボビン34の内周部の切欠きに係合してボビン3
4の内側に装着される。筒状コアヨーク35の複数の分
割片組立体は、それぞれ、長方形の薄板である分割片を
4枚はめ合わせたものとなっている。このような分割片
組立体をボビン34の内周部の切欠きにはめ込むと、1
2個の分割片組立体により、中央にハブ軸10が入る正
方形断面の空間を内部に有する筒状コアヨーク35が構
成される。この筒状コアヨーク35は、軸O−O方向に
平行に分割片が積層されたものとなる。
【0036】(外側回転子)外側回転子は、主として、
上記の第1筒状部材11と、キャップ36とから構成さ
れる。キャップ36が第1筒状部材11に装着される
と、両者は一体化される。この一体化された外側回転子
は、軸受13により、ハブ軸10に対して回転自在に支
持される。
【0037】キャップ36には、図5に示すように、円
周方向に等間隔に分割された4個の磁石体から成る永久
磁石37が固着されている。この永久磁石37には、等
間隔で交互にN極とS極とが着磁されており、合計28
極のそれぞれがステータヨーク31,32のクローと対
向している。 <ブレーキ・モジュレータ>ブレーキ・モジュレータ4
0は、第2筒状部材12の第2円筒部12bの内部に配
置される機構であって、環状カップ(ブレーキ側部材)
41と、3枚のブレーキ側摩擦板(第1摩擦部材)42
と、3枚のハブ側摩擦板(第2摩擦部材)43と、皿バ
ネ座金44と、ナット45とから構成されている。
【0038】環状カップ41は、主として、円板部41
aと、左突出部41bと、内側筒部41cとから構成さ
れており、材質は炭素鋼鋼材である。この環状カップ4
1は、浸炭焼入焼戻しの熱処理が為されている。円板部
41aの外周部は、第2筒状部材12の左内周端に形成
されている環状の切欠きにはまる。左突出部41bは、
円板部41aから背面視左側に突出する円筒部分であっ
て、その先端外周部に18個の歯を有するセレーション
41dが形成されている。内側筒部41cは、円板部4
1aの内周端から背面視右側に延びる筒部分であって、
その外周部に3つの切欠き41eが形成されている。
【0039】また、環状カップ41は、玉押し14bと
の間に複数の玉14aを挟持することにより軸受14の
一部品となっている。環状カップ41及び第2筒状部材
12は、この軸受14によって、ハブ軸10に対して回
転自在に支持される。3枚のブレーキ側摩擦板42は、
環状カップ41の3つの切欠き41eに係合する3つの
内周突起を有する座金である。これらのブレーキ側摩擦
板42は、3枚のハブ側摩擦板43の間、及び背面視右
側のハブ側摩擦板43と皿バネ座金44との間に配置さ
れる。
【0040】3枚のハブ側摩擦板43は、第2筒状部材
12の内周部に形成されているセレーション12dに係
合する複数の歯が、その外周部に形成されている。これ
らのハブ側摩擦板43は、3枚のブレーキ側摩擦板42
の間、及び背面視左側のブレーキ側摩擦板42と環状カ
ップ41の円板部41aとの間に配置される。皿バネ座
金44は、背面視右側端をナット45に押さえられた状
態で摩擦板42,43を環状カップ41の円板部41a
へと付勢して、摩擦板42,43を互いに挟持させ、両
者42,43の間でのトルクを伝達させる。
【0041】ナット45は、環状カップ41の内側筒部
41cの先端(右端)にねじ込まれて固定される。 <ローラブレーキ>上記のフロントハブ1は、前輪10
6及びフロントハブ1に対してローラブレーキ80が装
着されることを前提としたものである。以下において、
このローラブレーキ80の概略説明を行う。
【0042】ローラブレーキ80は、本体81と、揺動
部材82と、環状カム83と、複数のローラ84と、ブ
レーキシュー85と、ブレーキドラム86と、冷却フィ
ン87とを備えている(図6及び図7参照)。このロー
ラブレーキ80は、ハブ軸10に通し、ブレーキドラム
86の端部をブレーキ・モジュレータ40の環状カップ
41のセレーション41dに噛み合わせ、前輪用フォー
ク98に本体81の取付部81aを固定することにより
セットされる。ローラブレーキ80のセットに際して
は、ブレーキワイヤ109(図1参照)のアウターワイ
ヤを本体81のアウターホルダー81bに装着するとと
もに、インナーワイヤを揺動部材82が備えているワイ
ヤ連結具82aに連結する。
【0043】揺動部材82は、本体81に対して揺動自
在に支持されており、ブレーキワイヤ109のインナー
ワイヤが引っ張られる、あるいは緩められると、本体8
1に対して揺動する。環状カム83は、揺動部材82に
連結されており、揺動部材82の揺動に伴って所定角度
だけ回転する。
【0044】ローラ84は、環状カム83の外周側に環
状カム83の外面に接するように配置されており、環状
カム83の回転に従って、回転しながら径方向に移動す
る。各ローラ84は周方向の位置ズレを抑えるローラケ
ースに入れられているため、周方向には動かず、径方向
にのみ移動が可能となっている。ブレーキシュー85
は、ローラ84の外周側において複数のものが周方向に
分散配置されており、ローラ84の径方向移動に従っ
て、径方向外側に押し出されたり、戻されたりする。な
お、ブレーキシュー85も、周方向には回転しないよう
に規制されている。
【0045】ブレーキドラム86は、外周部がブレーキ
シュー85の外周側に配置されており、内周部にはブレ
ーキ・モジュレータ40の環状カップ41のセレーショ
ン41dに噛み合う歯が形成されている。このブレーキ
ドラム86は、本体81に対して回転自在となってい
る。冷却フィン87は、環状の大型フィンであって、ブ
レーキドラム86の外周面に接触し、そこから外周側に
大きく拡がっている。この冷却フィン87は、ブレーキ
ドラム86や本体81内の各部品の過熱を抑える役割を
果たし、本体81内のグリスの性能を長期間安定させ、
長い下り坂でのブレーキの焼き付けを防ぐ。
【0046】<ダイナモの発電機能>次に、フロントハ
ブ1内のダイナモ30による発電について説明する。自
転車101の走行にしたがって、前輪用フォーク98に
対してスポーク99が回転すると、前輪用フォーク98
に固定されている内側固定子に対して、スポーク99に
固定され軸受13により内側固定子に対し回転自在とさ
れている外側回転子が回転する。すると、ステータヨー
ク31,32のクローの外側を永久磁石37が回転す
る。
【0047】これにより、ステータヨーク31,32の
それぞれのクローは、一方が永久磁石37からN極の磁
束供給を受けるときには他方がS極の磁束供給を受け、
一方が永久磁石37からS極の磁束供給を受けるときに
は他方がN極の磁束供給を受ける。すなわち、ステータ
ヨーク31,32のそれぞれのクローの外側を永久磁石
37が回転することにより、ステータヨーク31がN極
でステータヨーク32がS極である第1状態、及びステ
ータヨーク31がS極でステータヨーク32がN極であ
る第2状態が繰り返されて、両者31,32を磁気的に
連結している筒状コアヨーク35に軸O−O方向の交番
磁束が発生する。このコイル33の内側に発生する交番
磁束によって、コイル33に電流が発生し、発電が為さ
れる。
【0048】<ローラブレーキ及びブレーキ・モジュレ
ータの動作>次に、ローラブレーキ80及びフロントハ
ブ1内のブレーキ・モジュレータ40の作用について説
明する。自転車の運転者がブレーキをかけることによっ
てブレーキワイヤ109のインナーワイヤが引っ張られ
ると、ローラブレーキ80の揺動部材82が揺動する。
すると、環状カム83が回転し、各ローラ84が径方向
外方に移動する。これに従いブレーキシュー85が外側
に押し出され、ブレーキドラム86に当たる。これによ
り、ブレーキドラム86の回転にブレーキがかかる。
【0049】ブレーキドラム86からの回転制動力は、
セレーション41dによってブレーキドラム86と噛み
合っている環状カップ41から、ブレーキ・モジュレー
タ40へと入力される。環状カップ41に回転の制動が
かかると、ブレーキ側摩擦板42及びハブ側摩擦板43
を介して環状カップ41と回転方向に連結されている第
2筒状部材12にも回転の制動がかかる。すると、第2
筒状部材12とともに外殻を構成する第1筒状部材11
にも回転制動力が作用し、これらのハブフランジ11
a,12aにスポーク99を介して固定されている前輪
106の回転にブレーキがかかる。
【0050】ここで、自転車の運転者が急激に強くブレ
ーキをかけた場合について考える。この場合には、ブレ
ーキシュー85とブレーキドラム86とが強く当たり、
ブレーキドラム86から環状カップ41へと入力される
回転制動力が過大となる。しかし、環状カップ41に過
大な回転制動力がかかると、ブレーキ側摩擦板42とハ
ブ側摩擦板43との間で滑りが発生し、一部がカットさ
れた状態で回転制動力が第2筒状部材12に伝わること
になる。したがって、前輪106にかかる回転制動力
(ブレーキトルク)が前輪106をロックさせる程大き
なものではなくなり、路面と前輪106との間でのスリ
ップの発生が抑制される。
【0051】<本フロントハブの特徴> (1)本実施形態のフロントハブ1では、ダイナモ30
が内部に配置される第1筒状部材11の第1ハブフラン
ジ11aを、内端が背面視右側に位置するスポーク99
に装着させ、ブレーキ・モジュレータ40が内部に配置
される第2筒状部材12の第2ハブフランジ12aを、
内端が背面視左側に位置するスポーク99に装着させる
構造を採っている。このため、2つのハブフランジ11
a,12aにより両筒状部材11,12から成る外殻を
スポーク99に装着させることができるとともに、第1
筒状部材11の内部にダイナモ30を配し、第2筒状部
材12の内部にブレーキ・モジュレータ40を配するこ
とができている。
【0052】すなわち、一対のハブフランジが両端に形
成されている筒状のハブシェル(外殻)内にダイナモあ
るいはブレーキ・モジュレータを配した従来の自転車用
ハブであれば、それを装着しただけで他のものが取り付
けられなくなってしまうが、本実施形態のフロントハブ
1では、ダイナモ30あるいはブレーキ・モジュレータ
40が内部に配置される各筒状部材11,12が、1つ
のハブフランジ11a,12aによって左右いずれかの
側に内端が位置するスポーク99に取り付くように構成
している。このため、1つの車輪(前輪106)に対し
て、ダイナモ30及びブレーキ・モジュレータ40を併
せ持つことができている。
【0053】(2)本実施形態のフロントハブ1では、
第1筒状部材11の材質をアルミニウム合金ダイカスト
5種(ADC5)とし、第2筒状部材12の材質を鍛造
により製造されるアルミニウム合金としている。また、
第2筒状部材12の方だけに熱処理を施し、第2筒状部
材12の硬さをHRB55以上としている。すなわち、
第2筒状部材12の硬さを、第1筒状部材11の硬さよ
りも硬くしている。
【0054】これは、第1筒状部材11のコストを抑え
る一方、ローラブレーキ80からの回転制動力をブレー
キ・モジュレータ40を介して入力するためにセレーシ
ョン12dが形成される第2筒状部材12にコストをか
けるための画期的な方策である。このように、フロント
ハブ1の外殻をダイナモ30側の第1筒状部材11とブ
レーキ・モジュレータ40側の第2筒状部材12に分け
た上で、それぞれの特性に合わせた材質を選択するよう
にしているため、トータルの製造コストが抑えられてい
る。
【0055】[他の実施形態] (A)上記実施形態では前輪106を支持するフロント
ハブ1に本発明を適用しているが、後輪107を支持す
るための自転車用ハブに本発明を適用してもよい。 (B)ハブ部を制動する各ブレーキ(JIS D−94
14に規定されているもの等)を装着できるようにブレ
ーキ・モジュレータ40の取合部(セレーション41d
の部分)を変更したものも、本発明の実施形態となり得
る。これらのハブも、発電機能及びブレーキ力調整機能
を兼ね備え、且つ、従来通り車輪(前輪106)のスポ
ーク99及び前輪用フォーク98に取り付くものとな
る。
【0056】(C)ブレーキ・モジュレータとしては、
上記実施形態のように摩擦式のブレーキ・モジュレータ
40を採用する他、噛み合い式のクラッチと、このクラ
ッチを入り付勢するとともにクラッチが切り作動すると
きのトルクを設定するスプリングとから成る噛み合い式
のものを採用することもできる。
【0057】
【発明の効果】本発明では、発電機構が内部に配置され
る第1筒状部材の第1ハブフランジを内端が左右一方側
に位置するスポークに係止させ、ブレーキ力調整機構が
内部に配置される第2筒状部材の第2ハブフランジを内
端が左右他方側に位置するスポークに係止させているた
め、2つのハブフランジにより両筒状部材から成る外殻
を車輪のスポークに係止させつつ、第1筒状部材の内部
に発電機構を配し、第2筒状部材の内部にブレーキ力調
整機構を配することができる。すなわち、各機構が内部
に配置される各筒状部材が1つのハブフランジによって
スポーク内端の左右いずれかの側に取り付くように構成
したため、1つの車輪に対して両機構を併せ持たせるこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフロントハブが装着
される自転車の概略図。
【図2】フロントハブ及びローラブレーキの断面図。
【図3】フロントハブ単体の断面図。
【図4】フロントハブ単体の右側面図。
【図5】フロントハブの断面図の一部拡大図。
【図6】ローラブレーキの側面図。
【図7】フロントハブ及びローラブレーキの断面図の一
部拡大図。
【符号の説明】
1 フロントハブ(自転車用ハブ) 10 ハブ軸 11 第1筒状部材 11a 第1ハブフランジ 12 第2筒状部材 12d セレーション(噛合部) 12a 第2ハブフランジ 13,14 軸受 30 ダイナモ(発電機構) 40 ブレーキ・モジュレータ(ブレーキ力調整機
構) 41 環状カップ(ブレーキ側部材) 42 ブレーキ側摩擦板(摩擦結合部;第1摩擦部
材) 43 ハブ側摩擦板(摩擦結合部;第2摩擦部材) 80 ローラブレーキ(ブレーキ) 86 ブレーキドラム(ブレーキの構成部材) 98 前輪用フォーク(フレーム) 99 スポーク 101 自転車 106 前輪(車輪)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】進行方向に対して略左右対称に配置された
    スポークを有する車輪を、ブレーキを備える自転車のフ
    レームに対して、回転自在に装着させるための自転車用
    ハブであって、 前記フレームに回転不能に装着されるハブ軸と、 内端が左右一方側に位置する前記スポークの前記内端に
    係止する第1ハブフランジを有する第1筒状部材と、 内端が左右他方側に位置する前記スポークの前記内端に
    係止する第2ハブフランジを有し、前記第1筒状部材と
    ともに外殻を構成する第2筒状部材と、 前記外殻と前記ハブ軸との間に配置される軸受と、 前記第1筒状部材の内部に配置され、前記ハブ軸と前記
    第1筒状部材との相対回転により発電を行う発電機構
    と、 前記第2筒状部材の内部に配置され、前記ブレーキの制
    動力の上限を抑制するブレーキ力調整機構と、を備えた
    自転車用ハブ。
  2. 【請求項2】前記発電機構は、前記ハブ軸に固定される
    内側固定子と、前記第1筒状部材に固定される外側回転
    子とを有しており、 前記ブレーキ力調整機構は、前記ブレーキを効かせたと
    きに前記フレームと相対回転不能となるように前記ブレ
    ーキの構成部材に係止するブレーキ側部材と、前記第2
    筒状部材と前記ブレーキ側部材とを摩擦係合する摩擦係
    合部とを有している、請求項1に記載の自転車用ハブ。
  3. 【請求項3】前記第1筒状部材の径と前記第2筒状部材
    の径とが異なる、請求項1又は2に記載の自転車用ハ
    ブ。
  4. 【請求項4】前記第1筒状部材の材質と前記第2筒状部
    材の材質とが異なる、請求項1から3のいずれかに記載
    の自転車用ハブ。
  5. 【請求項5】前記ブレーキ力調整機構の摩擦係合部は、
    前記ブレーキ側部材に回転不能に噛み合う第1摩擦部材
    と、前記第2筒状部材に回転不能に噛み合い前記第1摩
    擦部材と対向する第2摩擦部材とを有しており、 前記第2筒状部材の材質が、前記第1筒状部材の材質よ
    りも硬い、請求項4に記載の自転車用ハブ。
  6. 【請求項6】進行方向に対して略左右対称に配置された
    スポークを有する車輪を、ブレーキを備える自転車のフ
    レームに対して、回転自在に装着させるための自転車用
    ハブであって、 前記フレームに回転不能に装着されるハブ軸と、 内端が左右一方側に位置する前記スポークの前記内端に
    係止する第1ハブフランジを有する第1筒状部材と、 内端が左右他方側に位置する前記スポークの前記内端に
    係止する第2ハブフランジを有し、前記第1筒状部材と
    ともに外殻を構成する第2筒状部材と、 前記外殻と前記ハブ軸との間に配置される軸受と、 前記第1筒状部材の内部に配置され、前記ハブ軸と前記
    第1筒状部材との相対回転により発電を行う発電機構
    と、を備え、 前記第2筒状部材は、第1筒状部材よりも硬く、直接的
    あるいは間接的に前記ブレーキの構成部材と噛み合う噛
    合部が形成されている、自転車用ハブ。
  7. 【請求項7】前記第2筒状部材の内部に配置され、前記
    ブレーキの制動力の上限を抑制するブレーキ力調整機構
    をさらに備えた、請求項6に記載の自転車用ハブ。
  8. 【請求項8】前記発電機構は、前記ハブ軸に固定される
    内側固定子と、前記第1筒状部材に固定される外側回転
    子とを有しており、 前記ブレーキ力調整機構は、前記ブレーキを効かせたと
    きに前記フレームと相対回転不能となるように前記ブレ
    ーキの構成部材に係止するブレーキ側部材と、前記ブレ
    ーキ側部材に回転不能に噛み合う第1摩擦部材と、前記
    第2筒状部材の噛合部に回転不能に噛み合い前記第1摩
    擦部材と対向する第2摩擦部材とを有している、請求項
    7に記載の自転車用ハブ。
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