JP2001197467A - 棟内catvシステム、アップコンバータ、ダウンコンバータ - Google Patents

棟内catvシステム、アップコンバータ、ダウンコンバータ

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JP2001197467A
JP2001197467A JP2000000825A JP2000000825A JP2001197467A JP 2001197467 A JP2001197467 A JP 2001197467A JP 2000000825 A JP2000000825 A JP 2000000825A JP 2000000825 A JP2000000825 A JP 2000000825A JP 2001197467 A JP2001197467 A JP 2001197467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棟内の伝送線上では、上り信号を下り信号よ
り周波数の高い棟内上り信号に変換して伝送する棟内C
ATVシステムにおいて、周波数変換用の基準信号の供
給が途絶えた場合に生じる異常動作により、双方向CA
TVシステムに接続された他のCATV機器に影響を与
えてしまうことを防止する。 【解決手段】 アップコンバータ20では、ダウンコン
バータ10内にて生成され伝送線Lを介して伝送されて
くる基準信号をBPF55が抽出し、PLL回路60
が、局部発振回路61の出力、即ち上り信号の周波数変
換に用いるローカル信号を、抽出された基準信号に同期
させる。基準信号の供給が途絶える等してPLL回路6
0のロック検出信号がアンロック状態を示した場合、棟
内上り信号の通過経路上に設けた増幅器57及び可変減
衰器58を制御して、棟内上り信号の伝送線L上への送
出を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向CA
TVシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して双方向CATVシステムから入力
された下り信号を建造物内の複数の端末装置まで伝送す
ると共に、各端末端子から入力された上り信号を引込線
を介して外部の双方向CATVシステムに送出する棟内
CATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の棟内CATVシステムでは、建
造物内の各部で発生した雑音が加入者側の端末端子等を
介して伝送線に重畳される。そして、この雑音の内、上
り信号と同じ周波数成分のものは、流合雑音として、上
り信号と一緒に外部の双方向CATVシステムに出力さ
れてしまう。
【0003】そこで、従来では、外部の双方向CATV
システムへ流出する流合雑音を低減するため、ケーブル
モデム等の加入者側端末装置にて生成された上り信号
(双方向CATVシステムで伝送可能な周波数帯(例え
ば10〜55MHz)の信号)を、アップコンバータに
て、元の周波数よりも高く、しかも、下り信号の伝送周
波数(例えば70〜770MHz)と重複することのな
い、UHF帯(例えば821MHz〜866MHz)の
上り信号(以下、棟内上り信号という)に周波数変換し
て、引込線まで伝送し、棟内の伝送線から引込線へ上り
信号を出力する直前で、棟内上り信号を、ダウンコンバ
ータを用いて、元の周波数(換言すれば、双方向CAT
Vシステムでの上り信号の伝送周波数)に変換すること
が考えられている。
【0004】ところで、このように、棟内CATVシス
テムの端末側で、上り信号を棟内上り信号に周波数変換
し、棟内CATVシステムと外部の双方向CATVシス
テムとの接続点で、棟内上り信号を元の上り信号に周波
数変換するようにした場合、棟内CATVシステムから
外部の双方向CATVシステムに出力される流合雑音を
低減することはできるものの、端末側で周波数変換に用
いられるアップコンバータと、棟内CATVシステムと
外部の双方向CATVシステムとの接続点で周波数変換
に用いられるダウンコンバータとが、夫々、専用の発振
回路からの出力を用いて周波数変換を行うように構成す
ると、各発振回路で得られる周波数変換用の基準信号の
周波数にずれが生じ、ダウンコンバータにおいて、棟内
上り信号を、端末装置が生成した元の上り信号に変換す
ることができなくなる虞がある。
【0005】そこで、従来では、ダウンコンバータに
て、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元できる
ようにするため、アップコンバータ及びダウンコンバー
タが周波数変換に用いる基準信号として、双方向CAT
Vシステムで下り信号のレベル調整等のために使用され
るパイロット信号を用いることも考えられている。つま
り、アップコンバータ及びダウンコンバータが、双方向
CATVシステムのセンタ装置から送出されるパイロッ
ト信号を基準信号として各上り信号を周波数変換するよ
うに構成することで、各コンバータでの基準信号の周波
数を完全に一致させ、ダウンコンバータ側で、棟内上り
信号を元の上り信号に正確に復元できるようにするので
ある。
【0006】しかし、上記のように、アップコンバータ
及びダウンコンバータが、周波数変換用の基準信号とし
て、下り信号に含まれるパイロット信号を用いるように
構成すると、双方向CATVシステム側で保守点検等の
ために一時的にセンタ装置によるパイロット信号の送信
を停止した場合や、棟内CATVシステムがパイロット
信号を伝送しない双方向CATVシステムに接続された
場合に、アップコンバータ及びダウンコンバータが正常
動作しなくなり、棟内CATVシステムの端末装置側で
生成された上り信号を、双方向CATVシステムのセン
タ装置側に伝送できなくなってしまう。
【0007】このため、棟内CATVシステム内にて独
自に発生させた基準信号を、アップコンバータ及びダウ
ンコンバータにそれぞれ供給し、この基準信号を用いて
各上り信号を周波数変換するように構成することによ
り、センタ装置によるパイロット信号の伝送の有無によ
らず安定した周波数変換を行えるようにすることも考え
られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらパイロ
ット信号を基準信号として用いたり、棟内CATVシス
テム内で独自の基準信号を発生させたとしても、基準信
号を発生させる機器やコンバータにて基準信号の抽出を
行う機器の故障,コンバータと伝送線とを接続するコネ
クタの接触不良等により、アップコンバータ及びダウン
コンバータのいずれか一方でも基準信号の供給が途絶え
ると、各上り信号の周波数変換を正常に行うことができ
なくなる。
【0009】特に、アップコンバータ及びダウンコンバ
ータが、それぞれ独自に発生させたローカル信号を基準
信号に同期させ、この基準信号に同期したローカル信号
をそれぞれ各上り信号に混合することにより、これら各
上り信号の周波数変換を行っている場合、上述のように
基準信号の供給が途絶えると、両コンバータ間で、ロー
カル信号の周波数がずれてしまい、外部の双方向CAT
Vシステムに送出される上り信号を、端末装置が出力し
た元の上り信号の周波数帯(チャンネル)とは、異なっ
た周波数帯に復元してしまうことになる。
【0010】その結果、当該棟内CATVシステムから
送出した上り信号を、センタ装置に受信させることがで
きないだけでなく、当該棟内CATVシステムにて誤っ
て変換された上り信号の周波数帯と重なるチャンネルを
使用している他のCATV機器にも影響を与えてしまう
という問題があった。
【0011】しかも、センター装置では、一般に、上り
信号の各チャンネル毎に信号レベルの監視を行ってお
り、十分な信号レベルが得られない場合、下り信号上に
設けられた所定の制御チャンネルを用いて、そのチャン
ネルを使用しているケーブルモデムに対して、信号レベ
ルを増大させる指示を出すように構成されている。
【0012】つまり、上述のように周波数のずれた上り
信号の送信元であるケーブルモデムに対して、センタ装
置は、出力を増大させる指示を送出し続けることにな
り、出力増大の指示を受けたケーブルモデムの出力レベ
ルは最大出力となる。その結果、ケーブルモデムの後段
に設けられている増幅器やコンバータ等の入力レベルが
過大となって信号が歪むことにより高調波が発生し、こ
の高調波が外部の双方向CATVシステムに送出され、
より多くのCATV機器に影響を与えてしまうという問
題があった。
【0013】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
であり、端末側ではアップコンバータを用いて上り信号
を周波数が高い棟内上り信号に周波数変換し、外部の双
方向CATVシステムに接続される引込線側では、ダウ
ンコンバータを用いて棟内上り信号を元の上り信号に周
波数変換するようにした棟内CATVシステムにおい
て、周波数変換用の基準信号の供給が途絶えた場合に生
じる異常動作により、双方向CATVシステムに接続さ
れた他のCATV機器に影響を与えてしまうことを防止
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の棟内CA
TVシステムにおいては、前述した従来の棟内CATV
システムと同様、外部の双方向CATVシステムから引
込線を介して入力された下り信号を、建造物内の伝送線
を介して複数の端末端子まで伝送すると共に、アップコ
ンバータを介して端末端子に入力された棟内上り信号
を、建造物内の伝送線を介して、外部の双方向CATV
システムからの引込線まで伝送し、しかも、この引込線
から外部の双方向CATVシステムには、引込線と建造
物内の伝送線との間に設けられたダウンコンバータを用
いて棟内上り信号を端末装置が出力した元の周波数帯の
上り信号に周波数変換した上り信号を送出するようにさ
れている。
【0015】また、ダウンコンバータにて棟内上り信号
を元の上り信号に正確に周波数変換できるようにするた
めに、アップコンバータ及びダウンコンバータでは、予
め指定された基準信号を用いて上り信号及び棟内上り信
号をそれぞれ周波数変換するようにされていると共に、
その基準信号の供給が途絶えた場合には、上り方向への
信号の送出を停止するようにされている。
【0016】つまり、ダウンコンバータへの基準信号の
供給が途絶えた場合には、ダウンコンバータが引込線上
への上り信号の送出を阻止し、一方、アップコンバータ
への基準信号の供給が途絶えた場合には、アップコンバ
ータが伝送線上への棟内上り信号の送出を阻止すること
により、ダウンコンバータへの棟内上り信号の供給が途
絶える。その結果、いずれの場合も、ダウンコンバータ
から引込線上(即ち外部の双方向CATVシステム)へ
の上り信号の送出が阻止されることになる。
【0017】このように、本発明の棟内CATVシステ
ムによれば、アップコンバータ及びダウンコンバータの
いずれか一方または両方にて、基準信号の供給が途絶え
た場合に、誤った周波数帯に変換された上り信号が、外
部の双方向CATVシステムに送出されることがなく、
他のCATV機器に影響を与えてしまうことがない。
【0018】なお、周波数変換用の基準信号としては、
当該棟内CATVシステム内にて独自に生成してもよい
し、請求項2記載のように、下り信号に含まれた特定信
号、具体的には、例えば双方向CATVシステムで下り
信号の信号レベル調整等のために使用されるパイロット
信号等を用いてもよい。
【0019】また、周波数変換用の基準信号を棟内CA
TVシステム内にて独自に生成する際には、アップコン
バータ内で生成し、伝送線を介してダウンコンバータに
供給してもよいが、この場合、多数設けられるアップコ
ンバータ毎に基準信号発生用の発振器を設けなければな
らない。
【0020】このため、請求項3記載のように、基準信
号を、アップコンバータ及びダウンコンバータの外部で
生成し、伝送線を介して両コンバータに供給するか、或
いは請求項4記載のように、ダウンコンバータにて生成
し、伝送線を介してアップコンバータに供給するように
構成することが望ましい。これらの場合、基準信号発生
用の発振器は一つだけ設ければよく、システム全体とし
て見た場合、コストの低減を図ることができる。
【0021】但し、いずれの場合も、伝送線を介して基
準信号を伝送するため、基準信号は、伝送線を上り方向
及び下り方向に流れる各種伝送信号の伝送周波数帯とは
異なる周波数帯で一定周波数の信号を用いる必要があ
る。具体的には、例えば、下り信号と棟内上り信号との
間の周波数帯内、或いは、棟内上り信号よりも更に高い
周波数帯内の一周波数に設定することが可能である。
【0022】しかし、このような周波数帯内に基準信号
の周波数を設定すると、伝送線上での基準信号の伝送損
失が大きくなり、ダウンコンバータや各端末側に設けら
れた多数のアップコンバータに対して基準信号を良好に
伝送できなくなる虞がある。このため、基準信号の周波
数としては、伝送線を上り方向及び下り方向に流れる各
種伝送信号の伝送周波数帯よりも低い周波数に設定する
ことが望ましい。つまり、このようにすれば、基準信号
の伝送線上での伝送損失を少なくして、ダウンコンバー
タや各端末側に設けられた多数のアップコンバータに対
して基準信号を良好に伝送できるようになる。
【0023】一方、請求項5記載のアップコンバータ
は、請求項2〜請求項4いずれか記載の棟内CATVシ
ステムにおいて、端末装置から出力された上り信号を棟
内上り信号に周波数変換し、その周波数変換後の棟内上
り信号を端末端子を介して伝送線上に送出するためのも
のである。そして、このアップコンバータにおいては、
伝送線を介して端末端子まで伝送されてきた下り信号
を、第1下り信号通過経路を介して、端末装置側に送出
する。
【0024】また、このアップコンバータにおいては、
第1基準信号抽出手段が、伝送線を介して端末端子まで
伝送されてきた下り方向の伝送信号の中から基準信号を
抽出し、第1周波数変換手段が、端末装置から出力され
た上り信号を、第1基準信号抽出手段にて抽出された基
準信号を用いて棟内上り信号に周波数変換し、その周波
数変換後の棟内上り信号を、端末端子を介して棟内CA
TVシステムの伝送線上に送出する。
【0025】更に、このアップコンバータでは、第1判
定手段が基準信号の供給の有無を判定し、基準信号の供
給が途絶えていると判定された場合、第1送出阻止手段
が、第1周波数変換手段が生成した棟内上り信号の伝送
線上への送出を阻止する。つまり、請求項5記載のアッ
プコンバータによれば、伝送線を介して端末端子まで伝
送されてきた下り信号を端末装置に入力できると共に、
端末装置から出力された上り信号を、棟内上り信号に周
波数変換して、端末端子から伝送線上に送出することが
でき、更に、伝送線を介した基準信号の供給が途絶えた
場合には、所望の周波数変換がなされていない棟内上り
信号が伝送線上に送出されることを阻止できる。
【0026】ところで、第1判定手段は、例えば、請求
項6記載のように、第1基準信号抽出手段にて抽出され
た基準信号の信号レベルに基づき、この信号レベルが予
め設定されたしきい値以下である場合に、基準信号の供
給が途絶えていると判定するよう構成することができ
る。
【0027】また、請求項7記載のように、第1周波数
変換手段が、発振回路が生成する第1ローカル信号を、
同期手段により第1抽出手段が抽出した基準信号に同期
させ、この基準信号に同期した第1ローカル信号を、信
号混合手段にて、端末装置が出力した上り信号に混合す
ることにより、棟内上り信号を生成するよう構成されて
いる場合、第1判定手段は、第1ローカル信号と基準信
号との同期状態を監視し、同期はずれを検出した場合
に、基準信号の供給が途絶えていると判定するよう構成
してもよい。
【0028】即ち、基準信号の供給が途絶えた場合、当
然、第1ローカル信号と基準信号とは同期はずれの状態
となるため、これを利用しているのである。この場合、
単に基準信号の供給が途絶えた場合だけでなく、その他
の何等かの要因で第1ローカル信号を基準信号に同期さ
せることができなくなった場合にも、棟内上り信号の送
出を阻止できるため、システムの信頼性を一層向上させ
ることができる。
【0029】なお、請求項8記載のアップコンバータの
ように、第1判定手段での判定結果を表示する表示手段
を備えてもよい。この表示手段の表示は、当該棟内CA
TVシステムに何等かの異常が生じた場合、異常の原因
を特定するために役立つ。また、第1周波数変換手段か
ら端末端子に到る経路上に設けられる第1送出阻止手段
として、請求項9記載のように、第1周波数変換手段の
出力を増幅する増幅器を用い、この増幅器への電源供給
を絶つことにより、信号の通過を阻止してもよいし、請
求項10記載のように、第1周波数変換手段の出力を減
衰する可変減衰器を用い、この可変減衰器の減衰量を増
大させることにより、信号の通過を阻止してもよい。こ
れら増幅器及び可変減衰器は、いずれか一方のみを用い
てもよいし両方を同時に用いてもよい。
【0030】次に、請求項11記載のダウンコンバータ
は、請求項2記載の棟内CATVシステムにおいて、基
準信号送出手段から伝送線上に送出された一定周波数の
基準信号を用いて、棟内上り信号を元の上り信号に周波
数変換するためのものである。そして、このダウンコン
バータにおいては、引込線を介して外部の双方向CAT
Vシステムから入力された下り信号を、第2下り信号通
過経路を介して、建造物内の伝送線上に送出する。
【0031】また、このダウンコンバータにおいては、
第2基準信号抽出手段が、引込線を介して入力される下
り信号の中から、基準信号として指定された特定信号を
抽出し、第2周波数変換手段が、伝送線を介して入力さ
れる棟内上り信号を、第2基準信号抽出手段にて抽出さ
れた基準信号を用いて、端末装置が出力した元の上り信
号に周波数変換し、その周波数変換後の上り信号を、引
込線上に送出する。
【0032】更に、このダウンコンバータでは、第2判
定手段が基準信号の供給の有無を判定し、基準信号の供
給が途絶えていると判定された場合、第2送出阻止手段
が、第2周波数変換手段が生成した上り信号の引込線上
への送出を阻止する。つまり、請求項11記載のダウン
コンバータによれば、引込線を介して外部の双方向CA
TVシステムから入力された下り信号を端末側に伝送で
きると共に、端末側よりアップコンバータを介して伝送
されてきた棟内上り信号を、元の周波数の上り信号に周
波数変換して、外部の双方向CATVシステムに送出す
ることができ、更に、基準信号の供給が途絶えた場合に
は、所望の周波数変換がさなれていない上り信号が引込
線上に送出されることを阻止できる。
【0033】また、この請求項11に記載のダウンコン
バータにおいては、下り信号に含まれた特定信号を基準
信号として抽出し、これを用いて棟内上り信号を上り信
号に周波数変換することから、請求項2記載の棟内CA
TVシステムを構築するに当たって、前述の請求項5〜
請求項10いずれか記載のアップコンバータと組み合わ
せて使用することにより、ダウンコンバータ側で棟内上
り信号を元の上り信号に高精度に復元させることが可能
となり、しかも、基準信号が途絶えた場合には、周波数
のずれた上り信号が外部の双方向CATVシステムに送
出されることを確実に阻止できるため、上り信号を正確
に復元できないことに基づく異常動作によって、他のC
ATV機器に悪影響を与えてしまうことがない。
【0034】また次に、請求項12記載のダウンコンバ
ータでは、第2基準信号抽出手段が、伝送線を介して入
力される上り方向の伝送信号の中から基準信号を抽出す
る以外は、請求項11記載のダウンコンバータと全く同
様に動作する。従って、請求項12記載のダウンコンバ
ータにおいては、請求項3又は請求項4記載の棟内CA
TVシステムを構築するに当たって、前述の請求項5〜
請求項10いずれか記載のアップコンバータと組み合わ
せて使用することにより、ダウンコンバータ側で棟内上
り信号を元の上り信号に高精度に復元させることが可能
となる。しかも、基準信号が途絶えた場合には、周波数
のずれた上り信号が外部の双方向CATVシステムに送
出されることを確実に阻止できるため、上り信号を正確
に復元できないことに基づく異常動作によって、他のC
ATV機器に悪影響を与えてしまうことがない。
【0035】なお、請求項5記載のアップコンバータに
対して適用されている請求項6〜請求項10に記載の内
容は、すべて、請求項11及び請求項12記載のダウン
コンバータの第2判定手段,第2送出阻止手段に対して
も適用することができる。但し、この場合、請求項6〜
請求項11における「第1…手段」「第1ローカル信
号」を、「第2…手段」「第2ローカル信号」に読み替
えるものとする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の棟内
CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0037】図1に示す如く、本実施例の棟内CATV
システムは、外部の双方向CATVシステムの伝送線
(CATV伝送線)2から分岐装置4を介して分岐され
た引込線6を、保安器8を介して、マンション,アパー
ト等の建造物内に引き込み、その建造物内に配線された
同軸ケーブルからなる伝送線L、及び、この伝送線Lに
設けられた双方向増幅器12,分岐器14,分配器16
等を介して、引込線6から入力された双方向CATVシ
ステムの下り信号(周波数:70MHz〜770MH
z)を、建造物内の各加入者宅に設置された直列ユニッ
ト等からなる複数の端末端子18まで伝送すると共に、
加入者側の各種端末装置から後述のアップコンバータ2
0を介して端末端子18に入力された棟内上り信号を、
引込線6まで伝送するものである。
【0038】そして、本実施例の棟内CATVシステム
では、加入者側で、外部の双方向CATVシステムのセ
ンタ装置を介してインターネットを楽しむ場合や、セン
タ装置に対して有料番組の視聴予約やテレビショッピン
グ等のためのデータを送信する際には、その加入者側の
端末端子18に、アップコンバータ20及びケーブルモ
デム22を介して、データ通信用の情報端末装置(パー
ソナルコンピュータ等)24を接続する。
【0039】この結果、情報端末装置24から出力され
たデータ通信用の送信データは、ケーブルモデム22に
て、外部の双方向CATVシステムで伝送可能な所定周
波数帯(本実施例では、10MHz〜55MHz)の上
り信号に変換され、更に、この上り信号は、アップコン
バータ20にて、所定周波数帯(本実施例では、821
MHz〜866MHz)の棟内上り信号に周波数変換さ
れて、端末端子18に入力される。
【0040】このため、棟内CATVシステムの伝送線
Lと、外部の双方向CATVシステムからの引込線6と
の接続部分には、各端末端子18から伝送線Lを介して
伝送されてきた棟内上り信号を、外部の双方向CATV
システムで伝送可能な元の上り信号に周波数変換するた
めのダウンコンバータ10が設けられている。
【0041】尚、図1において、符号26は、アップコ
ンバータ20が接続されない端末端子18(若しくはア
ップコンバータ20に設けられた下り信号の出力端子)
に接続され、伝送線Lを介して伝送されてきた外部の双
方向CATVシステムからの下り信号を受信して、所望
チャンネルのテレビ放送を復調・再生するテレビ受信機
を表す。
【0042】次に、本実施例の棟内CATVシステムで
用いられるダウンコンバータ10,双方向増幅器12,
及びアップコンバータ20の夫々の構成を、図2を用い
て説明する。 [ダウンコンバータ]図2に示すように、ダウンコンバ
ータ10には、外部の双方向CATVシステムからの引
込線6を接続するための外部接続端子T1と、建造物1
0内の伝送線Lを接続するための内部接続端子T2とが
備えられている。
【0043】そして、外部接続端子T1に入力された下
り信号は、ハイパスフィルタ(以下、HPFと記載す
る)31を介して、一旦、ダウンコンバータ10内に取
り込まれ、ローパスフィルタ(以下、LPFと記載す
る)32及び内部接続端子T2を介して、端末側の伝送
線L上に送出される。また、HPF31からLPF32
に至る下り信号の通過経路上には、後述する基準信号
(本実施例では、70MHz未満)を合流させる方向性
結合器からなる混合回路40が設けられており、この基
準信号も、下り信号と同様に、LPF32及び内部接続
端子T2を介して端末側の伝送線L上に送出される。
【0044】尚、HPF31は、下り信号を通過させ、
周波数変換後の上り信号の通過を阻止するためのもので
あり、カットオフ周波数が例えば70MHzに設定され
ている。また、LPF32は、下り信号及び伝送用基準
信号を通過させ、棟内上り信号の通過を阻止するための
ものであり、カットオフ周波数が例えば770MHzに
設定されている。従って、本実施例のダウンコンバータ
10においては、HPF31とLPF32とにより、本
発明の第2下り信号通過経路が形成されることになる。
【0045】次に、内部接続端子T2に入力される端末
側からの棟内上り信号は、HPF33を介して、アップ
コンバータ20内に取り込まれる。HPF33は、LP
F32から出力される下り信号及び基準信号の回り込み
を防止し、棟内上り信号のみを選択的に取り込むための
ものであり、カットオフ周波数が例えば821MHzに
設定されている。そして、HPF33を介してダウンコ
ンバータ10内に取り込まれた棟内上り信号は、周波数
変換用のミキサ34に入力される。
【0046】ミキサ34は、PLL回路38により発振
周波数が一定(例えば876MHz)に制御された周波
数可変型の局部発振回路36からの信号を受けて、棟内
上り信号を、双方向CATVシステム用の上り信号に周
波数変換するものである。そして、このミキサ34にて
周波数変換された上り信号は、LPF35及び外部接続
端子T1を介して、引込線6側に送出される。尚、LP
F35は、外部接続端子T1に入力された下り信号の通
過を阻止し、周波数変換後の上り信号のみを通過させる
ためのものであり、そのカットオフ周波数は、例えば5
5MHzに設定されている。
【0047】一方、PLL回路38は、局部発振回路3
6から出力される周波数変換用の第2ローカル信号と一
定周波数の基準信号との位相が一致するように局部発振
回路36の発振周波数を制御するためのものであるが、
本実施例では、このPLL回路38が局部発振回路36
の発振周波数を制御するのに用いる基準信号を、水晶発
振子を用いて構成されたダウンコンバータ10内の基準
発振回路37にて生成するようにされている。
【0048】そして、基準発振回路37は、伝送用基準
信号よりも周波数が低い一定周波数の基準信号を発生す
る。PLL回路38は、図3に示すように、基準発振回
路37から入力される基準信号、及び局部発振回路36
から入力される第2ローカル信号を、分周器81,82
にてそれぞれ分周し、分周後の各信号の位相を位相比較
器83にて比較することにより、両信号の位相差に応じ
たパルス幅を有するパルス信号を発生させる。この位相
比較器83が出力するパルス信号をLPF84にて平滑
化して直流成分を抽出し、LPF84にて抽出された直
流信号を、局部発振回路36の発振周波数を制御する制
御信号として出力する。これにより、局部発振回路36
の出力である第2ローカル信号が、基準信号に対応した
一定周波数(876MHz)に制御される。
【0049】また、図2に示すように、局部発振回路3
6から出力された第2ローカル信号は、分周器39にて
分周され、この分周器39の出力が伝送用の基準信号と
して混合回路40に入力される。但し、分周器39が出
力する基準信号の周波数は、下り信号の周波数帯より低
ければ、基準発振回路37の出力と同じ周波数としても
よいし、これより高くても低くてもよい。
【0050】つまり、本実施例のダウンコンバータ10
においては、棟内上り信号を基準信号を用いて上り信号
に周波数変換するために設けられた局部発振回路36
(発振回路),PLL回路38(同期手段),及びミキ
サ34(信号混合手段)が、本発明の第2周波数変換手
段として機能する。 [アップコンバータ]図2に示すように、アップコンバ
ータ20には、同軸ケーブル等を介して端末端子18に
接続するための第1接続端子T5と、上り信号を出力し
てくるケーブルモデム22等の通信用端末装置に接続す
るための第2接続端子T6と、テレビ受像機26等の再
生用端末装置に接続するための第3接続端子T7とが備
えられている。
【0051】そして、端末端子18から第1接続端子T
5に入力された下り信号は、LPF51を介して、アッ
プコンバータ20内に取り込まれ、第3接続端子T7を
介して、テレビ受像機26等の再生用端末装置に出力さ
れる。また、LPF51から第3接続端子T7に至る下
り信号の通過経路上には、下り信号の一部を分岐させる
方向性結合器からなる分岐回路52,54が設けられて
いる。
【0052】このうち、分岐回路52にて分岐された下
り信号は、方向性結合器からなる混合回路53を介し
て、第2接続端子T6まで導かれ、第2接続端子T6か
らケーブルモデム22等の通信用端末装置に出力され
る。一方、分岐回路54にて分岐された下り信号は、バ
ンドパスフィルタ(以下、BPFと記載する)55を介
してPLL回路60に入力される。
【0053】尚、LPF51は、端末端子18から第1
接続端子T5に入力された下り信号及び基準信号を通過
させ、周波数変換後の棟内上り信号の通過を阻止するた
めのものであり、カットオフ周波数が例えば770MH
zに設定されている。また、BPF55は、端末端子1
8を介して第1接続端子T5に入力された基準信号を選
択的に取り込むためのものであり、基準信号の周波数に
対応した狭帯域のBPFとして構成されている。
【0054】従って、本実施例のアップコンバータ20
には、LPF51,分岐回路52,及び混合回路53に
よって、本発明の第1下り信号通過経路が、2系統形成
されていることになり、また、LPF51,分岐回路5
4,及びBPF55が、本発明の第1基準信号抽出手段
として機能することになる。
【0055】次に、ケーブルモデム22等の通信用端末
装置から第2接続端子T6に入力された上り信号は、混
合回路53を通って、周波数変換用のミキサ56に入力
される。ミキサ56は、PLL回路60により発振周波
数が一定(例えば876MHz)に制御された周波数可
変型の局部発振回路61からの第1ローカル信号を受け
て、上り信号を棟内上り信号に周波数変換するものであ
る。
【0056】そして、このミキサ56にて周波数変換さ
れた棟内上り信号は、増幅器57にて所定レベルまで増
幅された後、可変減衰器58,HPF59及び第1接続
端子T5を介して、端末端子18側に送出される。尚、
HPF59は、第1接続端子T5に入力された下り信号
及び基準信号の通過を阻止し、周波数変換後の棟内上り
信号のみを通過させるためのものであり、そのカットオ
フ周波数は、例えば821MHzに設定されている。
【0057】一方、PLL回路60は、局部発振回路6
1から出力される周波数変換用の第1ローカル信号と、
BPF55にて抽出された基準信号との位相が一致する
ように局部発振回路61の発振周波数を制御するための
ものである。また、PLL回路60は、ダウンコンバー
タ10のPLL回路38と同様の構成を有しており、図
3に示すように、BPF55から入力される基準信号、
及び局部発振回路61から入力される第1ローカル信号
を、分周器81,82にてそれぞれ分周し、分周後の各
信号の位相を位相比較器83にて比較することにより、
両信号の位相差に応じたパルス幅を有するパルス信号を
発生させる。そして、位相比較器83が出力するパルス
信号をLPF84にて平滑化して直流成分を抽出し、こ
のLPF84にて抽出された直流信号を、局部発振回路
61の発振周波数を制御する制御信号として出力する。
また、位相比較器83の比較結果から、ロック検出器8
5が、当該PLL回路60に入力された基準信号とロー
カル信号とが同期(ロック)状態にある場合にアクティ
ブとなるロック検出信号LDを生成する。
【0058】これにより、PLL回路60は、BPF5
5にて基準信号が抽出されていれば、局部発振回路61
からの出力を、基準信号に対応した一定周波数(876
MHz)に制御すると共に、信号レベルがアクティブで
あるロック検出信号LDを制御部62に入力し、一方、
BPF55にて基準信号が抽出されなければ、信号レベ
ルが非アクティブであるロック検出信号LDを制御部6
2に入力する。
【0059】つまり、本実施例のアップコンバータ20
においては、上り信号を基準信号を用いて棟内上り信号
に周波数変換するために設けられた局部発振回路61
(発振回路),PLL回路60(同期手段),及びミキ
サ56(信号混合手段)が、本発明の第1周波数変換手
段として機能し、PLL回路60のロック検出器85
が、本発明の第1判定手段として機能する。
【0060】次に、PLL回路60からのロック検出信
号LDが入力される制御部62では、ロック検出信号L
Dに従って、表示手段としての表示部63に、PLL回
路60がロック状態(アクティブレベル)にあるか、ア
ンロック状態(非アクティブレベル)にあるかを明示さ
せる表示処理を実行する。具体的には、表示部63とし
て緑色及び赤色の2つのLEDを設け、ロック状態であ
れば緑色のLED、アンロック状態であれば赤色のLE
Dを点灯させる等すればよい。
【0061】また、制御部62は、PLL回路60がロ
ック状態にある時には、増幅器57への電源供給を行う
と共に、可変減衰器58の減衰量を最低レベル(好まし
くは0dB)に設定し、一方、PLL回路60がアンロ
ック状態にある時には、増幅器57への電源供給を停止
すると共に、可変減衰器58の減衰量を最高レベルに設
定する制御を実行する。
【0062】これにより、PLL回路60がロック状態
にある時には、ミキサ56にて生成された棟内上り信号
は、増幅器57にて増幅され、可変減衰器58にて減衰
することなくHPF59まで通過し、その結果、第1接
続端子T5を介した伝送線L上への棟内上り信号の送出
が行われ、一方、PLL回路60がアンロック状態にあ
る時には、増幅器57及び可変減衰器58により、ミキ
サ56からHPF59への信号の通過が阻止され、その
結果、第1接続端子T5を介した伝送線L上への棟内上
り信号の送出が停止することになる。つまり、本実施例
のアップコンバータ20においては、増幅器57及び可
変減衰器58が本発明の第1送出阻止手段として機能す
る。
【0063】また、このように、アップコンバータ20
からの棟内上り信号の送出が途絶えると、ダウンコンバ
ータ10でも、ミキサ34にて上り信号が再生されない
ため、結局、外部接続端子T1を介して引込線6上への
上り信号の送出も阻止されることになる。
【0064】以上説明したように、本実施例の棟内CA
TVシステムにおいては、アップコンバータ20にて周
波数変換された棟内上り信号を、ダウンコンバータ10
にて元の上り信号に正確に周波数変換できるようにする
ために、ダウンコンバータ10内に基準発振回路37を
設け、この基準発振回路37が発生した基準信号を、伝
送線Lを介してアップコンバータ20にも供給するよう
にされている。
【0065】このため、本実施例の棟内CATVシステ
ムによれば、各端末端子18に接続されるアップコンバ
ータ20がケーブルモデム22等の通信用端末装置から
出力される上り信号を棟内上り信号に周波数変換するの
に使用する基準信号と、ダウンコンバータ10が棟内上
り信号を元の上り信号に周波数変換するのに使用する基
準信号とを一致させることができ、ダウンコンバータ1
0側で棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元し
て、外部の双方向CATVシステムの伝送線2に送出す
ることができる。
【0066】また、本実施例では、アップコンバータ2
0において、伝送線L上から基準信号を取り込めたか否
かを、PLL回路60のロック検出信号LDにより判定
しており、PLL回路60がロックしていない場合は、
伝送線L上へのミキサ56の出力の送出を阻止するよう
にされている。
【0067】従って、本実施例の棟内CATVシステム
によれば、伝送線Lと両コンバータ10,20との接続
部分におけるコネクタの接触不良や、ダウンコンバータ
10内における基準発振回路37の故障等により、アッ
プコンバータ20への基準信号の供給が途絶え、自走す
る局部発振回路61の出力によって意図しない周波数帯
に棟内上り信号が変換されてしまったとしても、この周
波数変換された信号が、外部の双方向CATVシステム
に送出されてしまうことがなく、他のCATV機器に悪
影響を与えてしまうことを確実に防止できる。
【0068】また、本実施例において、アップコンバー
タ20では、ロック検出信号LDを用いているため、基
準信号の供給が途絶えた場合に限らず、何等かの理由で
基準信号と第2ローカル信号とが同期はずれを起こして
いる場合にも、これを検出して、意図しない周波数帯に
変換された棟内上り信号が伝送線L上に送出されること
を阻止できる。
【0069】また、本実施例では、基準信号の周波数
が、当該システムの伝送線Lを双方向に流れる下り信号
及び棟内上り信号の伝送周波数よりも低く設定されてい
ることから、伝送線Lでの伝送損失は他の伝送信号に比
べて小さくなる。このため、例えば、端末側で基準信号
の信号レベルが小さくなってしまい、基準信号増幅用の
増幅器が別途必要となる、というようなことも防止でき
る。
【0070】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、アップコンバータ20が基準信号を取り込むことが
できたか否かを、PLL回路60が出力するロック検出
信号LDによって間接的に検出しているが、図4に示す
ように、BPF55の出力の信号レベルを直接検出する
レベル検出回路64を第1判定手段として設け、このレ
ベル検出回路64にて検出された信号レベルが、予め設
定されたしきい値より小さい場合に、制御部62では、
基準信号の供給が途絶えているものとして、増幅器57
及び可変減衰器58での信号の通過を阻止する制御を実
行するように構成してもよい。
【0071】尚、図4は、アップコンバータ20の変形
例を表すブロック図であり、上記説明以外の構成要素
は、全て図2に示したものと同様であるため、図中に同
一符号を付与し、説明は省略する。以下、図5〜図7に
おいても同様である。また、上記実施例では、ダウンコ
ンバータ10から伝送線L上に送出する基準信号とし
て、局部発振回路36が出力する第2ローカル信号を分
周したものを用いているが、図5に示すように、基準発
振回路37の出力を、そのまま或いは逓倍回路41にて
逓倍したものを、基準信号として送出するようにしても
よい。
【0072】更に、上記実施例では、基準信号の生成を
ダウンコンバータ10内で行い、伝送線Lを介してアッ
プコンバータ20へも供給しているが、例えば、図6
(a)に示すように、ダウンコンバータ10とは別体で
構成した基準発振回路13と信号挿入器11とからなる
基準信号重畳用機器にて実現してもよい。
【0073】尚、信号挿入器11は、図6(b)に示す
ように、基準発振回路13から基準信号入力端子Tinに
入力された基準信号を、例えばカットオフ周波数が70
MHzのLPF92及び93と、当該信号挿入器11を
伝送線Lに直列に接続するための端子T8及びT9とを
介して、端末側及びダウンコンバータ側の伝送線L上に
夫々送出し、伝送線Lを流れる下り信号及び棟内上り信
号については、端子T8−T9間に設けられたHPF9
1(カットオフ周波数:例えば70MHz)を介して通
過させるように構成すればよい。
【0074】また、このように基準信号重畳用機器をダ
ウンコンバータ10とは別体で構成した際には、図6
(c)に示すように、図2に示したダウンコンバータ1
0から、基準発振回路37を削除し、下り信号及び棟内
上り信号を、HPF49を介して内部接続端子T2から
入出力すると共に、伝送線Lから内部接続端子T2に入
力された基準信号を、LPF48,BPF47を介して
PLL回路38に入力するようにすればよい。尚この場
合、LPF48及びBPF47は、本発明の第2基準信
号抽出手段として機能することになる。また、この場
合、アップコンバータ20と同様に基準信号の供給が途
絶えてしまう可能性があるため、ミキサ34からLPF
35に至る上り信号の通過経路上に第2送出阻止手段と
しての増幅器42を設け、第1判定手段としてのPLL
回路38のロック検出信号LDがアンロック状態である
時、制御部44が増幅器42への電源供給を遮断するこ
とにより、意図しない周波数帯に変換された上り信号が
引込線6上に送出されることを阻止するように構成する
必要がある。
【0075】更に、上記実施例では、当該棟内CATV
システム内にて生成した独自の基準信号を用いて上り信
号及び棟内上り信号の周波数変換を行っているが、双方
向CATVシステムで下り信号のレベル調整などのため
に使用されるパイロット信号を用いてもよい。
【0076】この場合、アップコンバータ20では、図
2に示した構成において、基準信号を抽出するためのB
PF55を、パイロット信号の周波数に合わせたものと
すればよい。一方、ダウンコンバータ10では、図7に
示すように、図2に示した構成から、基準発振回路3
7,分周器39,混合回路40を削除し、HPF31か
らLPF32に至る下り信号の通過経路上に、方向性結
合器からなる分岐回路46を設け、この分岐回路46に
てえ分岐された下り信号から、BPF47によりパイロ
ット信号を抽出し、この抽出されたパイロット信号を基
準信号として、PLL回路38に入力すればよい。そし
て、この場合、アップコンバータ20と同様に基準信号
の供給が途絶えてしまう可能性があるため、ミキサ34
からLPF35に至る上り信号の通過経路上に、増幅器
42及び可変減衰器43を設けると共に、PLL回路3
8のロック検出信号LDに従ってこれら増幅器42,可
変減衰器43により信号の通過を阻止する制御や、表示
部45を用いた表示処理を行う制御部44を設ければよ
い。なお、増幅器42,可変減衰器43,制御部44,
表示部45は、アップコンバータ20の増幅器57,可
変減衰器58,制御部62,表示部63と全く同様に構
成されたものでよい。
【0077】つまり、この場合、BPF47が本発明の
第2基準信号抽出手段、増幅器42,可変減衰器43が
第2送出阻止手段、PLL回路38のロック検出器85
が第2判定手段、表示部45が表示手段として機能する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の棟内CATVシステムの構成を表す
構成図である。
【図2】 図1のシステムで用いられるダウンコンバー
タ,アップコンバータの構成を夫々表すブロック図であ
る。
【図3】 PLL回路の構成を表すブロック図である。
【図4】 図1のシステムで用いられるアップコンバー
タの変形例の構成を表すブロック図である。
【図5】 図1のシステムで用いられるダウンコンバー
タの変形例の構成を表すブロック図である。
【図6】 基準信号を信号挿入器を用いて伝送線上に送
出するようにした場合の棟内CATVシステムの説明図
である。
【図7】 基準信号として双方向CATVシステムの下
り信号に含まれるパイロット信号を用いた場合のダウン
コンバータの構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
6…引込線、8…保安器、L…伝送線、10…ダウンコ
ンバータ、11…信号挿入器、12…双方向増幅器、1
3…基準発振回路、14…分岐器、18…端末端子、2
0…アップコンバータ、22…ケーブルモデム、24…
情報端末装置、26…テレビ受像機、31,33,4
9,59,91…HPF(ハイパスフィルタ)、32,
35,48,51,84,92,93…LPF(ローパ
スフィルタ)、47,55…BPF(バンドパスフィル
タ)、34,56…ミキサ、36,61…局部発振回
路、37…基準発振回路、38,60…PLL回路、3
9…分周器、40,53…混合回路、41…逓倍回路、
42,57…増幅器、43,58…可変減衰器、44,
62…制御部、45,63…表示部、46,52,54
…分岐回路、64…レベル検出回路、81,82…分周
器、83…位相比較器、85…ロック検出器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の双方向CATVシステムからの引
    込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
    て、前記引込線から入力された下り信号を建造物内の複
    数の端末端子まで伝送すると共に、 端末装置から出力された前記下り信号よりも周波数が低
    い上り信号を、前記下り信号よりも周波数が高い棟内上
    り信号に周波数変換するアップコンバータを介して前記
    端末端子に入力された棟内上り信号を、前記伝送線を介
    して前記引込線まで伝送し、 更に、前記伝送線と前記引込線との間に設けられたダウ
    ンコンバータを介して、前記棟内上り信号を、前記端末
    装置が出力した元の周波数帯の上り信号に周波数変換し
    て前記引込線上に送出する棟内CATVシステムにおい
    て、 前記アップコンバータ及びダウンコンバータでは、予め
    指定された基準信号を用いて、前記上り信号及び棟内上
    り信号をそれぞれ周波数変換すると共に、前記基準信号
    の供給が途絶えた場合、上り方向への信号の送出を阻止
    することを特徴とする棟内CATVシステム。
  2. 【請求項2】 前記基準信号は、前記下り信号に含まれ
    た特定信号であることを特徴とする請求項1記載の棟内
    CATVシステム。
  3. 【請求項3】 前記基準信号は、前記伝送線を上り方向
    及び下り方向に流れる各種伝送信号の伝送周波数帯とは
    異なる周波数帯で一定周波数の信号からなり、前記アッ
    プコンバータ及びダウンコンバータの外部で生成され、
    前記伝送線を介して前記アップコンバータ及びダウンコ
    ンバータに供給されることを特徴とする請求項1記載の
    棟内CATVシステム。
  4. 【請求項4】 前記基準信号は、前記伝送線を上り方向
    及び下り方向に流れる各種伝送信号の伝送周波数帯とは
    異なる周波数帯で一定周波数の信号からなり、前記ダウ
    ンコンバータ内で生成され、前記伝送線を介して前記ア
    ップコンバータに供給されることを特徴とする請求項1
    記載の棟内CATVシステム。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4いずれか記載の
    棟内CATVシステムにおいて、前記端末端子と前記端
    末装置との間に設けられるアップコンバータであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下
    り信号を前記端末装置側に送出するための第1下り信号
    通過経路と、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下
    り方向の伝送信号の中から、前記基準信号を抽出する第
    1基準信号抽出手段と、 該第1基準信号抽出手段が抽出する基準信号を用いて、
    前記端末装置から出力された上り信号を前記棟内上り信
    号に周波数変換し、該周波数変換後の棟内上り信号を前
    記端末端子を介して前記伝送線上に送出する第1周波数
    変換手段と、 前記基準信号の供給の有無を判定する第1判定手段と、 前記第1周波数変換手段から前記端末端子に到る経路上
    に設けられ、前記第1判定手段にて前記基準信号の供給
    が途絶えていると判定された場合、前記第1周波数変換
    手段が生成した前記棟内上り信号の前記伝送線上への送
    出を阻止する第1送出阻止手段と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記第1判定手段は、前記第1基準信号
    抽出手段にて抽出された基準信号の信号レベルが予め設
    定されたしきい値以下である場合に、前記基準信号の供
    給が途絶えていると判定することを特徴とする請求項5
    記載のアップコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記第1周波数変換手段は、 発振周波数を制御可能な発振回路と、 該発振回路が生成する第1ローカル信号を、前記第1抽
    出手段が抽出した基準信号に同期させる同期手段と、 前記第1ローカル信号を前記端末装置が出力した上り信
    号に混合することにより前記棟内上り信号を生成する信
    号混合手段と、 からなり、 前記第1判定手段は、前記第1ローカル信号と前記基準
    信号との同期はずれを検出した場合に、前記基準信号の
    供給が途絶えていると判定することを特徴とする請求項
    5記載のアップコンバータ。
  8. 【請求項8】 前記第1判定手段での判定結果を表示す
    る表示手段を備えたことを特徴とする請求項5ないし請
    求項7いずれか記載のアップコンバータ。
  9. 【請求項9】 前記第1送出阻止手段は、前記第1周波
    数変換手段の出力を増幅する増幅器からなり、該増幅器
    への電源供給を絶つことにより、信号の通過を阻止する
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項8いずれか記載
    のアップコンバータ。
  10. 【請求項10】 前記第1送出阻止手段は、前記第1周
    波数変換手段の出力を減衰する可変減衰器からなり、該
    可変減衰器の減衰量を増大させることにより、信号の通
    過を阻止することを特徴とする請求項5ないし請求項9
    いずれか記載のアップコンバータ。
  11. 【請求項11】 請求項2記載の棟内CATVシステム
    において、前記引込線と前記伝送線との間に設けられる
    ダウンコンバータであって、 前記引込線を介して外部の双方向CATVシステムから
    入力された下り信号を前記伝送線上に送出するための第
    2下り信号通過経路と、 前記引込線を介して入力される下り信号の中から前記基
    準信号を抽出する第2基準信号抽出手段と、 該第2基準信号抽出手段が抽出する基準信号を用いて、
    前記伝送線を介して入力される前記棟内上り信号を、前
    記端末装置が出力した元の上り信号に周波数変換し、該
    周波数変換後の上り信号を前記引込線上に送出する第2
    周波数変換手段と、 前記基準信号の供給の有無を判定する第2判定手段と、 前記第2周波数変換手段から前記引込線に到る経路上に
    設けられ、前記第2判定手段にて前記基準信号の供給が
    途絶えていると判定された場合、前記第2周波数変換手
    段が生成した前記棟内上り信号の前記伝送線上への送出
    を阻止する第2送出阻止手段と、 を備えたことを特徴とするダウンコンバータ。
  12. 【請求項12】 請求項3記載の棟内CATVシステム
    において、前記引込線と前記伝送線との間に設けられる
    ダウンコンバータであって、 前記引込線を介して外部の双方向CATVシステムから
    入力された下り信号を前記伝送線上に送出するための第
    2下り信号通過経路と、 前記伝送線を介して入力される上り方向の伝送信号の中
    から前記基準信号を抽出する第2基準信号抽出手段と、 該第2基準信号抽出手段が抽出する基準信号を用いて、
    前記伝送線を介して入力される前記棟内上り信号を、前
    記端末装置が出力した元の上り信号に周波数変換し、該
    周波数変換後の上り信号を前記引込線上に送出する第2
    周波数変換手段と、 前記基準信号の供給の有無を判定する第2判定手段と、 前記第2周波数変換手段から前記引込線に到る経路上に
    設けられ、前記第2判定手段にて前記基準信号の供給が
    途絶えていると判定された場合、前記第2周波数変換手
    段が生成した前記棟内上り信号の前記伝送線上への送出
    を阻止する第2送出阻止手段と、 を備えたことを特徴とするダウンコンバータ。
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