JP7076927B2 - 棟内共聴装置の監視システム - Google Patents
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Description
棟内共聴装置にCATV(ケーブルテレビジョン)を導入する場合の一例の構成を図21に示す。
図21に示す棟内共聴装置2100は、棟内に設置され、CATV信号伝送ライン中に挿入されている双方向分岐増幅装置2101により分岐された下り方向のCATV信号が、タップオフ(TAP OFF )2102および保安器SBを介して棟内に引き込まれ、双方向増幅装置2105の第1入力端子に入力されると共に、BS/CSアンテナ2103よりのBS-IFあるいはCS-IF信号が、双方向増幅装置2105の第2入力端子に入力される。これらの第1入力端子および第2入力端子に入力された3種類の信号は、それぞれ双方向増幅装置2105により増幅されて出力端子から混合されて出力される。
この直列ユニット2110~2115は宅内の各部屋等に設けられており、この直列ユニット2110~2115にはテレビジョン受像機等に接続されるケーブルが接続される。
しかしながら、棟内共聴装置は建物毎に設けられており、建物毎に設けられた複数の棟内共聴装置毎に監視手段を設置するのは効率的でないと共に経済的でもないという問題点がある。そこで、監視データを公衆通信網を介して監視手段に伝送できるようにすれば、監視手段が公衆通信網にアクセスすることにより、複数の棟内共聴装置の監視を1つの監視手段で行えることができると考えられる。
また、本発明の他の実施例の棟内共聴装置の監視システムは、放送信号を含む信号を、棟内における共聴信号として用いることができ、伝送線路に共聴信号を増幅する増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続するゲートウェイを備えている棟内共聴装置の監視システムにおいて、前記増幅装置は、前記共聴信号を構成する複数の周波数帯域の信号を、周波数帯域別にそれぞれ増幅する複数の増幅ユニットと、前記複数の増幅ユニットと接続されて、前記複数の増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記複数の増幅ユニットから取り込むと共に、前記複数の増幅ユニットにおける各増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記複数の増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報を含む通信信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、前記制御ユニットの前記通信手段は、前記通信信号を前記共聴信号において使用されていない周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記通信信号は前記伝送線路を上って前記ゲートウェイに供給され、前記ゲートウェイから公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記通信信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行うようにしたことを最も主要な特徴としている。
さらにまた、本発明のさらに他の実施例の棟内共聴装置の監視システムは、放送信号を含む信号を、棟内における共聴信号として用いることができ、伝送線路に共聴信号を増幅する増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なCATV局に接続されている棟内共聴装置の監視システムにおいて、前記増幅装置は、前記共聴信号を構成する複数の周波数帯域の信号を、周波数帯域別にそれぞれ増幅する複数の増幅ユニットと、前記複数の増幅ユニットと接続されて、前記複数の増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記複数の増幅ユニットから取り込むと共に、前記複数の増幅ユニットにおける各増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記複数の増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報と前記パラメータの情報とを含む監視信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、前記制御ユニットの前記通信手段は、前記監視信号を前記CATV局へ向かって伝送される上り信号の周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記監視信号は前記伝送線路を上って前記CATV局に供給され、前記CATV局から公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記監視信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行うようにしたことを最も主要な特徴としている。
さらにまた、本発明のさらに他の実施例の棟内共聴装置の監視システムは、放送信号を含む信号を、棟内における共聴信号として用いることができ、伝送線路に共聴信号を増幅する増幅装置が設けられ、共に公衆通信網に接続可能なCATV局にゲートウェイを介して接続されている棟内共聴装置の監視システムにおいて、前記増幅装置は、前記共聴信号を構成する複数の周波数帯域の信号を、周波数帯域別にそれぞれ増幅する複数の増幅ユニットと、前記複数の増幅ユニットと接続されて、前記複数の増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記複数の増幅ユニットから取り込むと共に、前記複数の増幅ユニットにおける各増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記複数の増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報を含む通信信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、前記制御ユニットの前記通信手段は、前記通信信号を前記共聴信号において使用されていない周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記通信信号は前記伝送線路を上って前記ゲートウェイに供給され、前記ゲートウェイは、前記通信信号を前記CATV局へ向かって伝送される上り信号の周波数帯域を用いる監視信号に変換して前記伝送線路に伝送しており、前記監視信号は前記伝送線路を上って前記CATV局に供給され、前記CATV局から公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記監視信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行うようにしたことを最も主要な特徴としている。
前記交換対象増幅ユニットを交換する際に、前記複数の増幅ユニットの内の交換対象とされる交換対象増幅ユニットと同等の機能を備える復旧ユニットを取り付けて、前記制御ユニットは、前記複数の増幅ユニットに設定されていたパラメータを前記復旧ユニットに設定し、前記交換対象増幅ユニットに替えて前記復旧ユニットを動作させることで、前記交換対象増幅ユニットを交換可能とし、前記交換対象増幅ユニットが交換された際に、前記制御ユニットは、前記復旧ユニットに設定されていたパラメータを交換された交換対象増幅ユニットに設定して、前記復旧ユニットに替えて前記交換された交換対象増幅ユニットを動作させることで、前記復旧ユニットを取り外し可能としている。
また、上記した本発明の棟内共聴装置の監視システムにおいて、
交換対象とされる少なくとも1台の交換対象増幅ユニットを交換する際に、前記複数の増幅ユニットと同等の機能を備える複数の復旧増幅ユニットを少なくとも備える復旧ユニットを取り付けて、前記制御ユニットは、前記複数の増幅ユニットに設定されていたパラメータを保存して、前記複数の復旧増幅ユニットにそれぞれ設定し、前記交換対象増幅ユニットを含む前記複数の増幅ユニットに替えて前記複数の復旧増幅ユニットを動作させることで、前記交換対象増幅ユニットを交換可能とし、前記交換対象増幅ユニットが交換された際に、前記制御ユニットは、前記保存されたパラメータを交換された交換対象増幅ユニットを含む前記複数の増幅ユニットにそれぞれ設定して、前記複数の復旧増幅ユニットに替えて前記交換された交換対象増幅ユニットを含む前記複数の増幅ユニットを動作させることで、前記復旧ユニットを取り外し可能としている。
さらに、上記した本発明の棟内共聴装置の監視システムにおいて、前記復旧ユニットは、さらに、復旧制御ユニットを備えており、前記交換対象増幅ユニットを交換する際に、前記制御ユニットは、前記保存されたパラメータを前記復旧制御ユニットに書き込み、該復旧制御ユニットは、書き込まれたパラメータを前記複数の復旧増幅ユニットにそれぞれ設定し、交換対象増幅ユニットが交換された際に、前記制御ユニットは、前記保存されたパラメータを交換された交換対象増幅ユニットを含む前記複数の増幅ユニットにそれぞれ設定している。
さらにまた、上記した本発明の棟内共聴装置の監視システムにおいて、公衆通信網に送出された前記監視情報および前記複数の増幅ユニットに設定されたパラメータが、公衆通信網に接続されているクラウドに保存されている。
さらにまた、公衆通信網に接続された前記監視手段は、前記パラメータを変更する変更手段を備え、前記クラウドにアクセスすることにより前記監視情報および前記パラメータを確認できると共に、該変更手段で変更されたパラメータが公衆通信網を介して前記棟内共聴装置に送られて、前記棟内共聴装置においては、前記変更されたパラメータを該当する増幅装置の前記制御ユニットに送り、前記制御ユニットは前記変更されたパラメータを該当する増幅ユニットに設定している。
また、少なくとも1台の交換対象の増幅ユニットに設定されていたパラメータを復旧ユニットに設定して動作状態に切り換え、交換対象の増幅ユニットを交換して、復旧ユニットに設定されていたパラメータあるいは保存されていたパラメータを交換した増幅ユニットに設定するようにしたので、停波させることなく増幅ユニットを交換することができると共に、交換後において作業者が増幅ユニットの再設定を行う必要をなくすことができる。
本発明の第1実施例である棟内共聴装置の監視システムの構成を図1に示す。
本発明にかかる「棟内共聴装置」には、ビルや集合住宅,共同住宅などの建物に設置する共聴装置、および、戸建の建物に設置する共聴装置などの棟内に設置される共聴装置が含まれているものとする。
図1に示す本発明の第1実施例の監視システム0は、棟内に設置される棟内共聴装置1の監視を行うシステムとされている。本発明にかかる棟内共聴装置1は、屋上などに設置されたBS・CSアンテナ10と混合器12とゲートウェイ13とを備え、混合器15と双方向増幅装置17と分岐・分配器18と双方向増幅装置19と分岐・分配器20とが縦続接続された伝送線路と、双方向増幅装置22と分岐・分配器23とが縦続接続された第1系統と、双方向増幅装置24と分岐・分配器25とが縦続接続された第2系統とから構成されている。伝送線路で伝送される伝送信号は、伝送に伴う減衰および分配や分岐されることで減衰され、この減衰を補償するために、双方向増幅装置17,19,22,24が設けられている。
棟内共聴装置1には、CATV局1010から幹線に設置されている増幅装置や分岐・分配装置などの幹線機器1011を介してCATV信号の伝送ライン中に挿入されている分岐・分配装置などにより分岐されたCATV信号の下り信号(以下、「CATV下り信号」という)がタップオフ(TAP OFF )1012および保安器1013を介して棟内に引き込まれている。そして、保安器1013までのメンテナンスはCATV局1010が行うが、保安器1013以降のメンテナンスは加入者が行うこととされている。
なお、図1に示す棟内共聴装置1においては、CATV下り信号とBS・CS-IF信号とが混合されて共聴信号とされているが、本発明においてはこれに限ることはなく、地上デジタル放送信号を受信するUHFアンテナを棟内共聴装置1に設けて、UHFアンテナで受信された地上デジタル放送信号とBS・CS-IF信号とを混合して共聴信号としてもよい。
本発明の監視システムにかかる棟内共聴装置1における双方向増幅装置17,19,22,24のハードウェア構成を説明するが、双方向増幅装置19,22,24は双方向増幅装置17と同じ構成とされているため、双方向増幅装置17を代表として、そのハードウェア構成を示す正面図を図2に示す。
双方向増幅装置17は金属製または合成樹脂製のケース50を備えており、ケース50はケース本体部50aと蓋部50bとから構成されており、図2では蓋部50bをケース本体部50aから開けた状態を示している。ケース本体部50aは、前面が開口された直方体状とされており、制御ユニット51と第1増幅ユニット52と第2増幅ユニット53と第3増幅ユニット54と、これらのユニットに電源を供給する電源ユニット55がメインボード57上に取り付けられて内部に収納されている。蓋部50bは、このケース本体部50aの開口を閉塞しており、蝶番により開閉自在にケース本体部50aに取り付けられている。例えば、第1増幅ユニット52はCATV上り信号を増幅する増幅ユニットとされ、第2増幅ユニット53はCATV下り信号を増幅する増幅ユニットとされ、第3増幅ユニット54はBS・CS-IF信号を増幅する増幅ユニットとされている。
メインボード57にはプリント配線が表面および裏面に施されているが省略して示している。メインボード57の表面には図3(a)に示すように、上部の一側に復旧ユニット接続端子51aとされるメス型のコネクタと、電源端子57bとされるメス型のコネクタとが設けられている。また、制御ユニット51が取り付けられる部位にコネクタ51c、コネクタ51d、コネクタ51e、コネクタ51fの4つのメス型のコネクタが設けられており、これらの4つのコネクタに制御ユニット51の裏面に設けられている4つのオス型のコネクタを装着することにより、メインボード57に制御ユニット51が装着される。コネクタ51cは、通信信号(ID+モニタ信号、ID+パラメータ信号)を入出力するRF(高周波)端子を含んでおり、コネクタ51dは第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の各増幅器(後述するAmp1~Amp6)の入出力レベルをモニタするための入力信号および出力信号を分岐した分岐出力がそれぞれ伝送される例えば5本のRFラインに接続されたRF端子を含んでおり、コネクタ51eは第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の状態をモニタする電圧、電流、温度などのセンサーからのアナログのセンサー信号がそれぞれ入力される端子を含んでおり、コネクタ51fは通信バスに接続される端子を含んでいる。制御ユニット51には、いずれかのコネクタを介して電源が供給される。
さらに、電源ユニット55が取り付けられる部位にコネクタ55aの1つのメス型のコネクタが設けられており、このコネクタに電源ユニット55の裏面に設けられている1つのオス型のコネクタを装着することにより、メインボード57に電源ユニット55が装着される。コネクタ55aには電源ユニット55から供給される複数の動作用電圧が供給され、制御ユニット51ないし第3増幅ユニット54の各ユニットを動作させるよう供給される。
図4に示すように双方向増幅装置17における制御ユニット51は、マイクロコントローラー(MCU)100とインタフェース(IF)104aと通信I/F105を少なくとも備えている。第1増幅ユニット52はMCU134と増幅部52-1とを少なくとも備えており、第2増幅ユニット53もMCU154と増幅部53-1とを少なくとも備えており、第3増幅ユニット54もMCU164と増幅部54-1とを少なくとも備えている。そして、MCU100,134,154,164のI/OはそれぞれRS485のインタフェースをそなえており、相互に通信バス17-1により接続されている。これにより、制御ユニット51はシリアルの半二重通信で、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54とパラメータを通信バス17-1を通じて設定することができると共に、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54に設定されているパラメータを通信バス17-1を通じて取り込むことができる。
制御ユニット51の通信I/F105は、制御ユニット51に取り込んだ第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54に設定されていたID付きのパラメータと、前記したモニタ信号とを共聴信号では使用されていない周波数帯域(例えば、920MHz)の通信信号に変調してゲートウェイ13に送出している。また、I/F104aはUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)のインタフェースとされ、パーソナルコンピュータ(PC)と接続することができる。PCを接続すると、PCからI/F104aを介して第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の初期設定を行うことができる。
・手順2:メインボード57上の復旧ユニット接続端子51aと、復旧ユニット56の復旧ユニット接続端子56aとをケーブルで接続する。
・手順3:次いで、制御ユニット51の切換スイッチ51bを運用側から復旧側へ切り換える。復旧ユニット接続端子51aは制御ユニット51に接続されており、復旧ユニット接続端子51aと復旧ユニット接続端子56aとは、例えばRS485ポートの端子とされ、シリアルの半二重通信を行う。これにより、復旧ユニット56はRS-485の通信バスで制御ユニット51に接続され、制御ユニット51は復旧ユニット56のIDから種別を判定して、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の内の交換対象とされる第3増幅ユニット54に対応すると判断する。そして、制御ユニット51は保存されていた交換対象とされる第3増幅ユニット54に設定されていたパラメータを、復旧ユニット56に送って、復旧ユニット56に当該パラメータを設定する。次いで、制御ユニット51は復旧ユニット56に対応する交換対象とされる第3増幅ユニット54に接続されていたBS・CS-IF信号の入力と出力とが交換対象とされる第3増幅ユニット54から復旧ユニット56に接続されるよう自動的に切り換えられる。これにより、交換対象とされる第3増幅ユニット54に割り当てられていたBS・CS-IF信号は、復旧ユニット56に入力されて所定レベルになるよう増幅されて出力されるようになる。
・手順4: 入力と出力とが切り離された交換対象とされる第3増幅ユニット54を新たな第3増幅ユニット54に交換する。
・手順5:制御ユニット51の切換スイッチ51bを復旧側から運用側へ切り換える。制御ユニット51は交換された第3増幅ユニット54のIDから種別を判定して、交換対象とされる第3増幅ユニット54が交換されたと判断する。次いで、制御ユニット51は復旧ユニット56に設定されていたパラメータを読み出して交換された第3増幅ユニット54に送って、第3増幅ユニット54に当該パラメータを設定する。さらに、制御ユニット51は復旧ユニット56に接続されていた入力と出力とが交換された第3増幅ユニット54に接続されるよう自動的に切り換える。これにより、BS・CS-IF信号は交換された第3増幅ユニット54に入力されて所定レベルになるよう増幅されて出力されるようになる。
・手順6:制御ユニット51の復旧ユニット接続端子51aと、入力と出力とが切り離された復旧ユニット56の復旧ユニット接続端子56aとを接続していたケーブルを取り外すと共に、蓋部50bの内面から復旧ユニット56を取り外す。次いで、蓋部50bを閉めてケース本体部50aの開口を閉塞する。
以上の手順1~手順6を行うことにより、交換対象とされる第3増幅ユニット54に割り当てられていたBS・CS-IF信号を停波させることなく、交換対象とされる第3増幅ユニット54を交換することができる。また、第1増幅ユニット52あるいは第2増幅ユニット53を交換する場合も、上記した手順1~手順6と同様の手順を行うことにより、第1増幅ユニット52あるいは第2増幅ユニット53に割り当てられていたCATV上り信号あるいはCATV下り信号を停波させることなく、第1増幅ユニット52あるいは第2増幅ユニット53を交換することができる。
以上の説明では、交換対象の増幅ユニットを不具合が生じるおそれがある増幅ユニットとしたが、本発明にかかる棟内共聴装置1においてはこれに限ることはなく、交換対象の増幅ユニットを、メンテンナンスや耐用年数に該当する増幅ユニット、グレードアップする増幅ユニットとすることができる。
次に、本発明の監視システムにかかる棟内共聴装置1における双方向増幅装置17,19,22,24の各部の接続状態を説明するが、双方向増幅装置19,22,24は双方向増幅装置17と同じ構成とされているため、双方向増幅装置17を代表としてその各部の接続状態を示す機能ブロック図を図5に示す。
図5に示すように、復旧ユニット56の入力と出力とは、メインボード57の裏面に設けられたスイッチSW1-1で入力が、スイッチSW2-1で出力が切り換えられ、第1増幅ユニット52の入力と出力とは、メインボード57の裏面に設けられたスイッチSW2-2で入力が切り換えられ、スイッチSW1-2で出力が切り換えられ、第2増幅ユニット53の入力と出力とは、メインボード57の裏面に設けられたスイッチSW1-3で入力が切り換えられ、スイッチSW2-3で出力が切り換えられ、第3増幅ユニット54の入力と出力とは、メインボード57の裏面に設けられたスイッチSW1-4で入力が切り換えられ、スイッチSW2-4で出力が切り換えられている。SW1-1~SW1-4およびSW2-1~SW2-4は、リレーや電子スイッチからなり制御ユニット51の切換スイッチ51bを切り換えた際に自動的に切り換えられる。また、制御ユニット51は、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニットおよび復旧ユニット56に設定されているパラメータを読み出して保存すると共に、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニットおよび復旧ユニット56に所定のパラメータを書き込んで設定することができる。
この場合、SW1-3、SW2-3は切り換えられないことから、SW1-3に入力されたCATV下り信号は固定接点3bから出力されて第2増幅ユニット53により所定レベルに増幅される。そして、SW2-3の固定接点3bに出力されてSW2-3から出力される。同様に、SW1-4、SW2-4は切り換えられないことから、SW1-4に入力されたBS・CS-IF信号は固定接点4bから出力されて第3増幅ユニット54により所定レベルに増幅される。そして、SW2-4の固定接点4bに出力されてSW2-4から出力される。
この場合、SW1-2、SW2-2は切り換えられないことから、SW2-2に入力されたCATV上り信号は固定接点2bから出力されて第1増幅ユニット52により所定レベルに増幅される。そして、SW1-2の固定接点2bに出力されてSW1-2から出力される。同様に、SW1-4、SW2-4は切り換えられないことから、SW1-4に入力されたBS・CS-IF信号は固定接点4bから出力されて第3増幅ユニット54により所定レベルに増幅される。そして、SW2-4の固定接点4bに出力されてSW2-4から出力される。
この場合、SW1-2、SW2-2は切り換えられないことから、SW2-2に入力されたCATV上り信号は固定接点2bから出力されて第1増幅ユニット52により所定レベルに増幅される。そして、SW1-2の固定接点2bに出力されてSW1-2から出力される。同様に、SW1-3、SW2-3は切り換えられないことから、SW1-3に入力されたCATV下り信号は固定接点3bから出力されて第2増幅ユニット53により所定レベルに増幅される。そして、SW2-3の固定接点3bに出力されてSW2-3から出力される。
次に、本発明の監視システムにかかる棟内共聴装置1における双方向増幅装置が備えている制御ユニット51の構成を示す機能ブロック図を図6に示す。
図6に示す制御ユニット51は、MCU100と通信I/F105と測定部106とアナログ-デジタル変換器(A/D)107とを備え、通信I/F105と測定部106とA/D107とはMCU100のバス108に接続されている。MCU100はマイクロコントローラーであり、MCU100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、I/O104を備え、これらをバス108で接続して構成されている。CPU101は、ROM102に記憶された制御処理プログラムを実行することにより、制御ユニット51が上記した制御処理を行うようにMCU100が動作する。この場合、制御ユニット51に取り込まれた増幅ユニットに設定されたパラメータおよびモニタ信号はRAM103の領域に設定されテンポラリメモリに格納される。また、電源投入時には、CPU101がROM102に格納されている初期設定プログラムを実行して初期状態とする。通信I/F105は、各増幅ユニットからのモニタ信号から作成した監視情報を通信信号に変調してゲートウェイ13に送り出している。また、MCU100のI/O104には運用と復旧を切り換える切換スイッチ51bと復旧ユニット接続端子51aとが接続されていると共にRS485ポートを介して通信バス17-1に接続されている。また、復旧ユニット接続端子51aは復旧ユニット56の復旧ユニット接続端子56aと接続される端子であり、例えばRS485ポートの端子を含んでいる。
次に、本発明の監視システムにかかる棟内共聴装置1に用意されている復旧ユニット56の構成を示す機能ブロック図を図7に示す。
図7に示す復旧ユニット56は、MCU110と複数のセンサー56-2を備える増幅部56-1とを備えている。MCU110はマイクロコントローラーであり、MCU110は、CPU111、ROM112、RAM113、I/O114を備え、これらをバス117で接続して構成されている。CPU111は、ROM112に記憶された復旧処理プログラムを実行することにより、復旧ユニット56が上記した復旧処理を行うようにMCU110が動作する。この場合、増幅部56-1に設定されるパラメータはRAM113の領域に設定されたテンポラリメモリに格納される。また、電源投入時には、CPU111がROM112に格納されている初期設定プログラムを実行して復旧ユニット56を初期化する。増幅部56-1における入力と出力の分岐信号は復旧ユニット接続端子56aを介して制御ユニット51に送られる。また、復旧ユニット56における電圧、電流、温度等の複数のセンサー56-2からのセンサー信号は復旧ユニット接続端子56aを介して制御ユニット51に送られる。復旧ユニット接続端子56aは制御ユニット51の復旧ユニット接続端子51aと接続される端子であり、例えばRS485ポートの端子を含んでおり、復旧ユニット接続端子51aと接続されると、制御ユニット51は、復旧ユニット56の増幅部56-1に入力されたRF信号を所定レベルで出力するように設定するパラメータを送れると共に復旧ユニット56に設定されているパラメータを取り込むことができる。復旧ユニット接続端子56aおよびI/O114を介して取り込まれたパラメータは、CPU111の制御の基で増幅部56-1の所定部に設定される。
次に、本発明の監視システムにかかる棟内共聴装置1における双方向増幅装置の増幅ユニットの構成を示す機能ブロック図を示す。ここでは、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の機能ブロック図が同じ構成とされることから、代表として第1増幅ユニット52の機能ブロック図を図8に示している。
図8に示す第1増幅ユニット52は、MCU130と複数のセンサー52-2を備える増幅部52-1とを備えている。MCU130はマイクロコントローラーであり、MCU130は、CPU131、ROM132、RAM133、I/O134を備え、これらをバス137で接続して構成されている。CPU131は、ROM132に記憶された増幅処理プログラムを実行することにより、第1増幅ユニット52が上記した増幅処理を行うようにMCU130が動作する。この場合、増幅部52-1に設定されるパラメータはRAM133の領域に設定されたテンポラリメモリに格納される。また、電源投入時には、CPU131がROM132に格納されている初期設定プログラムを実行して第1増幅ユニット52を初期化する。増幅部52-1における入力と出力の分岐信号は第1増幅ユニット52から制御ユニット51に送られる。また、第1増幅ユニット52における電圧、電流、温度等の複数のセンサー52-2からのセンサー信号は制御ユニット51に送られる。I/O134は、例えばRS485インタフェースを備え通信バス17-1に接続される。これにより、通信バス17-1に接続されている制御ユニット51は、第1増幅ユニット52に入力されたRF信号を所定レベルで出力するように設定するパラメータを送れると共に第1増幅ユニット52に設定されているパラメータおよび第1増幅ユニット52の動作データを取り込むことができる。通信バス17-1およびI/O134を介してを介して取り込まれたパラメータは、CPU131の制御の基で増幅部52-1の所定部に設定される。
次に、本発明の棟内共聴装置1の監視システム0における監視センター2の構成を示す機能ブロック図を図9に示す。
図9に示す監視センター2は、MCU140と入力装置145と表示器146と広域通信I/F147とを備え、入力装置145はI/O144に接続され、表示器146と広域通信I/F147はMCU140のバス148に接続されている。広域通信I/F147は、インターネット14などの公衆通信網に接続可能な通信インタフェースである。MCU140はマイクロコントローラーであり、MCU140は、CPU141、ROM142、RAM143、I/O144を備え、これらをバス148で接続して構成されている。CPU141は、ROM142に記憶された監視プログラムを実行することにより、クラウド3にアクセスする。これにより、クラウド3上のアプリケーションにより双方向増幅装置17,19,22,24のそれぞれにおいてID別にグラフ化されたモニタ信号が表示器176に表示され、表示内容を視認することで双方向増幅装置17,19,22,24のそれぞれにおける第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54を監視できる。また、クラウド3上のアプリケーションによりモニタ信号が解析されて、モニタ信号に異常があった際には、CPU141の制御の基で双方向増幅装置17,19,22,24のそれぞれにおいて異常情報を表示器176上に表示して監視することができる。異常情報により、双方向増幅装置17,19,22,24のそれぞれにおいて、いずれかの増幅ユニットに不具合が生じる予兆がCPU141の制御の基で見られた場合は、その旨を棟内共聴装置の管理者にメール送信したり、当該増幅ユニットを有している棟内共聴装置1が設置されている建物に要員を派遣して事前に当該増幅ユニットを交換することができ、障害の発生を予防することができるようになる。これにより、監視センター2は、棟内共聴装置1における双方向増幅装置17,19,22,24の第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54を周期的に監視することができる。
監視センター2では、CPU141の制御の基で表示器146に表示された双方向増幅装置17,19,22,24における第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の動作状態を見ながら、I/O144に接続されたキーボード等の入力装置145を用いて、任意の増幅ユニットのパラメータを変更することができる。変更されたパラメータは、CPU141の制御の基でインターネット14およびゲートウェイ13を介して棟内共聴装置1に送られる。棟内共聴装置1では、パラメータに付加されたパラメータが変更された増幅ユニットのIDに応じて該当する双方向増幅装置が受け取って、IDに応じた増幅ユニットに変更されたパラメータが設定される。このように、監視センター2では、双方向増幅装置17,19,22,24における第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54に設定されているパラメータを遠隔制御で調整することができる。また、インターネット14に接続可能な監視プログラムがインストールされているタブレットやスマートフォンでも、クラウド3にアクセスすることにより、双方向増幅装置17,19,22,24における第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54の監視を行えると共に、双方向増幅装置17,19,22,24における第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54に遠隔制御でパラメータを調整することができる。
次に、本発明にかかる棟内共聴装置におけるゲートウェイ13の構成を示す機能ブロック図を図10に示す。
図10に示すゲートウェイ13は、MCU170と入力装置175と表示器176と広域通信I/F177と通信I/F178とを備え、入力装置175はI/O174に接続され、表示器176と広域通信I/F177と通信I/F178はMCU170のバス179に接続されている。広域通信I/F177は、インターネット14などの公衆通信網に接続可能な通信インタフェースである。MCU170はマイクロコントローラーであり、MCU170は、CPU171、ROM172、RAM173、I/O174を備え、これらをバス179で接続して構成されている。CPU171は、ROM172に記憶されたゲートウェイ処理プログラムを実行することにより、以下に説明するゲートウェイ処理を実行する。
ゲートウェイ13では、通信信号で用いている通信規格 (プロトコル)と、インターネット14上のクラウド3に接続するプロトコル(HTTPSあるいはTCP)との相互変換を行っている。双方向増幅装置17,19,22,24における制御ユニット51からゲートウェイ13に送られた通信信号は、CPU171の制御の基でID付きのモニタ信号やID付きのパラメータに復調されてRAM173のテンポラリメモリ領域に格納される。CPU171の制御の基で所定時間毎にID付きのモニタ信号およびID付きのパラメータがRAM173から読み出されて所定のプロトコルの書式に変更されてパケット化され、インターネット14上のクラウド3に送出される。
次に、本発明の第1実施例の棟内共聴装置の監視システム双方向増幅装置の詳細構成を示す機能ブロック図を図11に示す。ここでは、双方向増幅装置17と双方向増幅装置19,22,24の構成が同じ構成とされることから、代表として双方向増幅装置17の詳細構成を示す機能ブロック図を図11に示している。
図11に示すように双方向増幅装置17は、制御ユニット51と第1増幅ユニット52と第2増幅ユニット53と第3増幅ユニット54とを備えている。制御ユニット51ではCPU101が制御処理プログラムを実行することにより実現される設定部51-1と、I/O104におけるI/F104aと通信I/F105と測定部106とA/D107とが示されている。また、第1増幅ユニット52の増幅部52-1と第2増幅ユニット53の増幅部53-1と第3増幅ユニット54の増幅部54-1の構成だけが示され、他の構成は省略されている。
図11に示す双方向増幅装置17においては、図4に示すように制御ユニット51と第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54とが通信バス17-1により相互に接続されている。
なお、入力レベル調整部211,213,215および出力レベル調整部212,214,216はアッテネータ、イコライザ、ゲインコントロール回路、チルト回路などのレベルや周波数特性を調整可能な回路を組み合わせて構成することができ、いずれの回路も電子制御により調整可能とされている。
双方向増幅装置17,19,22,24におけるマルチホップ通信を行うための構成を示す機能ブロック図を図12に示す。図12では、双方向増幅装置の構成を省略して示している。
図12において、Aは図11に示す入力切換スイッチ210とFil3との接続点であるA点に接続され、Bは同様にFil3とFil4との接続点であるB点に接続される。端子203に入力された通信信号は、Sp5およびFil4を通過してB点に至り、通信信号抽出フィルタ220により通信信号のみが抽出されて制御ユニット51の通信I/F105に供給される。通信I/F105では、供給された通信信号のレベルが調整されると共に、通信I/F105で作成された通信信号と共に通信I/F105から送出される。送出された通信信号は通信信号抽出フィルタ221を通過してA点に至る。そして、Fil3を通じて端子202から出力される。
このように、マルチホップ通信を行うことにより通信信号は減衰することなく双方向増幅器を通過してゲートウェイ13まで上っていくようになる。
次に、本発明の第2実施例である棟内共聴装置の監視システムの構成を図13に示す。
図13に示す本発明の第2実施例の監視システム0-2は、棟内に設置される棟内共聴装置1-2の監視を行うシステムとされている。第1実施例の監視システム0では、ゲートウェイ13がTCPやHTTPSにより通信信号で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報をインターネット14上のクラウド3に送出していたが、第2実施例の監視システム0-2では、CATV局1010がCATV上り信号の周波数帯域で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報をインターネット14上のクラウド3に送出している。このため、第2実施例の監視システム0-2では、ゲートウェイ13を省略してCATV局1010に通信部モデム1010aを設けるようにしており、後述するように棟内共聴装置1-2における双方向増幅装置17-2,19-2,22-2,24-2にも通信部モデム1010aと同じ機能の通信部モデムがそれぞれ設けられている。双方向増幅装置17-2,19-2,22-2,24-2において、通信部モデムは制御ユニット51に設けられ、当該双方向増幅装置における機器の状態情報および伝送信号の状態情報からなるモニタ信号と、各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報を、例えばFSK変調してCATV上り信号の周波数帯域の監視信号として伝送線路に送出している。送出された監視信号を含むCATV上り信号は、伝送線路を上っていき保安器1013、タップオフ1012および幹線機器1011を介してCATV局1010に到達し、監視信号はCATV局1010に設けた通信部モデム1010aにより復調される。
なお、CATV局1010では、CMTS(Cable Modem Termination System:ケーブルモデム終端システム)がインターネット接続を行っており、CMTSはヘッドエンドとも呼ばれる。また、機器の状態情報はそれぞれの増幅ユニットの供給電圧および供給電流や温度などの情報であり、伝送信号の状態情報は入力レベル、出力レベル、C/Nなどの情報であり、いずれも制御ユニット51が双方向増幅装置内の複数の増幅ユニットから取り込んでいる。
次に、本発明の第3実施例である棟内共聴装置の監視システムの構成を図14に示す。
図14に示す本発明の第3実施例の監視システム0-3は、棟内に設置される棟内共聴装置1-2の監視を行うシステムとされている。第1実施例の監視システム0では、ゲートウェイ13がTCPやHTTPSにより通信信号で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報をインターネット14上のクラウド3に送出していたが、第3実施例の監視システム0-3では、第2実施例の監視システム0-2と同様に、CATV局1010がCATV上り信号の周波数帯域で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報をインターネット14上のクラウド3に送出している。このため、第3実施例の監視システム0-3では、ゲートウェイ13を省略してCATV局1010に本来備えられているCMTS1010bの機能を利用している。そして、第3実施例の監視システム0-3においては、第2実施例の監視システム0-2と同様の棟内共聴装置1-2の構成とされ、双方向増幅装置17-2,19-2,22-2,24-2にはそれぞれ通信部モデムが設けられている。双方向増幅装置17-2,19-2,22-2,24-2において、通信部モデムは制御ユニット51に設けられ、当該双方向増幅装置における機器の状態情報および伝送信号の状態情報からなるモニタ信号と、各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報とに、CMTSが扱える変調を施してCATV上り信号の周波数帯域の監視信号として伝送線路に送出している。送出された監視信号を含むCATV上り信号は、伝送線路を上っていき保安器1013、タップオフ1012および幹線機器1011を介してCATV局1010に到達し、CATV局1010に備えられているCMTS1010bにより復調される。
前記した第2実施例の監視システム0-2および第3実施例の監視システム0-3にかかる棟内共聴装置1-2の双方向増幅装置の構成を説明するが、双方向増幅装置17-2と双方向増幅装置19-2,22-2,24-2の構成が同じ構成とされることから、代表として双方向増幅装置17-2の構成を代表として説明する。図15に、双方向増幅装置17-2の詳細構成を示す機能ブロック図を示す。
図15に示すように双方向増幅装置17-2は、制御ユニット51と第1増幅ユニット52と第2増幅ユニット53と第3増幅ユニット54とを備えている。制御ユニット51ではCPU101が制御処理プログラムを実行することにより実現される設定部51-1と、I/O104におけるI/F104aと通信部モデム109と測定部106とA/D107とが示されている。また、第1増幅ユニット52の増幅部52-1と第2増幅ユニット53の増幅部53-1と第3増幅ユニット54の増幅部54-1だけが示され、他の構成および増幅部52-1,53-1,54-1の構成は省略して示している。
図15に示す双方向増幅装置17-2においては、図4に示すように制御ユニット51と第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54とが通信バス17-1により相互に接続されている。
また、監視センターから送られてきたパラメータの情報が含まれるCATV下り信号は、Sp10で分岐されて通信部モデム109に入力される。入力されたCATV下り信号に含まれているパラメータの情報は通信部モデム109で復調され、設定部51-1を介して増幅部52-1,53-1,54-1にパラメータAないしパラメータFが設定される。
次に、本発明の第4実施例である棟内共聴装置の監視システムの構成を図16に示す。
図16に示す本発明の第4実施例の監視システム0-4は、棟内に設置される棟内共聴装置1-4の監視を行うシステムとされている。第1実施例の監視システム0では、ゲートウェイ13がTCPやHTTPSにより通信信号で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報をインターネット14上のクラウド3に送出していたが、第4実施例の監視システム0-4では、後述するゲートウェイ13-4が通信信号をCATV上り信号の周波数帯域の監視信号に変換してCATV局1010へ送出し、CATV局1010がCATV上り信号の周波数帯域で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報を含む監視信号をインターネット14上のクラウド3に送出している。このため、第4実施例の監視システム0-4では、CATV局1010に棟内用モデム1010cを設けるようにしており、棟内共聴装置1-4ではゲートウェイ13とは異なる構成の後述するゲートウェイ13-4が設けられている。また、棟内共聴装置1-4における双方向増幅装置17,19,22,24は、第1実施例の監視システム0にかかる棟内共聴装置1の双方向増幅器17,19,22,24と同じ構成とされて、通信信号のマルチホップ通信を行っている。
次に、本発明の第5実施例である棟内共聴装置の監視システムの構成を図17に示す。
図17に示す本発明の第5実施例の監視システム0-5は、棟内に設置される棟内共聴装置1-4の監視を行うシステムとされている。第1実施例の監視システム0では、ゲートウェイ13がTCPやHTTPSにより通信信号で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報をインターネット14上のクラウド3に送出していたが、第5実施例の監視システム0-5では、第4実施例の監視システム0-4と同様に、後述するゲートウェイ13-4が通信信号をCATV上り信号の周波数帯域の監視信号に変換してCATV局1010へ送出し、CATV局1010がCATV上り信号の周波数帯域で送られてきたモニタ信号や各増幅ユニットに設定されているパラメータの情報を含む監視信号をインターネット14上のクラウド3に送出している。このため、第5実施例の監視システム0-5では、CATV局1010に本来備えられているCMTS1010bの機能を利用しており、棟内共聴装置1-4ではゲートウェイ13とは異なる構成の後述するゲートウェイ13-4を備えている。そして、第5実施例の監視システム0-5の棟内共聴装置においては、第4実施例の監視システム0-4と同様の棟内共聴装置1-4と同様の構成とされて、通信信号のマルチホップ通信を行っている。
ゲートウェイ13-4の詳細構成を示す機能ブロック図を図18に示す。
図18に示すゲートウェイ13-4は、保安器1013へ向けてCATV上り信号が出力されると共に保安器1013からのCATV下り信号が入力される端子181と、双方向増幅装置17側からのCATV上り信号が入力されると共にCATV下り信号が双方向増幅装置17側に向かって出力される端子184とを有している。端子181は第13フィルタ(Fil13)に接続され、Fil13は端子181に入力されたCATV下り信号を分波して第14分岐器(Sp14)に出力すると共に、Fil13に入力されたCATV上り信号を端子181に出力する。また、端子184は第14フィルタ(Fil14)に接続され、Fil14は端子184に入力されたCATV上り信号を分波して第13分岐器(Sp13)に出力すると共に、端子184に入力された通信信号を分波して第15分岐器(Sp15)に出力し、さらに、Fil14に入力されたCATV下り信号を端子184に出力する。Fil14とFil13とのCATV上り信号が伝達される経路にはSp13が設けられ、Fil13とFil14とのCATV下り信号が伝達される経路にはSp14とSp15とが縦続接続されて設けられている。
また、Sp14で分岐されたパラメータの情報が含まれているCATV下り信号は棟内用モデム182に入力されて受信される。そして、MCU170の制御の基で受信されたCATV下り信号からパラメータの情報を抽出してベースバンドの信号にする。MCU170はベースバンドとされたパラメータの情報を通信I/F183に渡し、通信I/F183は渡されたパラメータの情報を、例えば、920MHzの通信信号にしてSp15に出力する。Sp15では、Fil13からのCATV下り信号に通信I/F183からの通信信号が混合され、通信信号とCATV下り信号はFil14から端子184に出力され、端子184から双方向増幅装置17へ向けて送出される。
次に、本発明の各実施例の棟内共聴装置の監視システムにおける棟内共聴装置にかかる双方向増幅装置の他の実施例を説明する。双方向増幅装置の他の実施例ではすべての双方向増幅装置が同じ構成とされているため、双方向増幅装置17の他の実施例を代表としてその各部の接続状態を示す機能ブロック図を図19に示す。以下の説明においては、蓋部50bの内側に復旧ユニット1056が取り付けられている。
双方向増幅装置17の他の実施例においては、図19に示すように、復旧ユニット1056は、第1増幅ユニット52と同じ機能を備える第1増幅ユニット1052と第2増幅ユニット53と同じ機能を備える第2増幅ユニット1053と第3増幅ユニット54と同じ機能を備える第3増幅ユニット1054との3台の増幅ユニットと制御ユニット1051とを備えている。また、スイッチSW1-1~SW1-4に替えてスイッチSW1001が、スイッチSW2-1~SW2-4に替えてスイッチSW1002がメインボード57の裏面に設けられていると共に、制御ユニット1051には、復旧ユニット接続端子56aが設けられている。なお、第1増幅ユニット52,第2増幅ユニット53および第3増幅ユニット54は、上記した構成とされている。
復旧ユニット1056の端子1202と双方向増幅装置17の本体の端子202との入力/出力は、メインボード57の裏面に設けられたスイッチSW1001の可動接点a1と固定接点a2,a3とで切り換えられる。また、復旧ユニット1056の端子1203と双方向増幅装置17の本体の端子203との入力/出力は、メインボード57の裏面に設けられたスイッチSW1002の可動接点d1と固定接点d2,d3とで切り換えられる。SW1001およびSW1002は、リレーや電子スイッチからなり制御ユニット51の切換スイッチ51bを切り換えた際に自動的に切り換えられる。また、制御ユニット51は、第1増幅ユニット52ないし第3増幅ユニット54に設定されているパラメータを読み出して保存しており、制御ユニット1051は、復旧ユニット1056の第1増幅ユニット1052ないし第3増幅ユニット1054に所定のパラメータをそれぞれ書き込んで設定することができる。
また、SW1001の可動接点a1に入力されたCATV下り信号およびBS・CS-IF信号はSW1001の固定接点a3から出力され、復旧ユニット1056内で分波されたCATV下り信号は第2増幅ユニット1053に入力されて所定レベルに増幅され、分波されたBS・CS-IF信号は第3増幅ユニット1054に入力されて所定レベルに増幅される。そして、第2増幅ユニット1053により所定レベルに増幅されたCATV下り信号および第3増幅ユニット1054により所定レベルに増幅されたBS・CS-IF信号は、SW1002の固定接点d3に入力されてSW1002の可動接点d1から出力される。すなわち、CATV下り信号およびBS・CS-IF信号の入力と出力から第2増幅ユニット53および第3増幅ユニット54が切り離されて、CATV下り信号およびBS・CS-IF信号の入力と出力は復旧ユニット1056の第2増幅ユニット1053および第3増幅ユニット1054にそれぞれ接続されるようになる。切り離された第2増幅ユニット53および第3増幅ユニット54は、それぞれメインボード57から取り外して交換可能となる。
本発明の実施例にかかる棟内共聴装置の監視システムにおいて、棟内共聴装置にはCATV下り信号やBS・CS-IF信号がそれぞれ入力されると説明したが、CATV下り信号とBS・CS-IF信号とを混合した信号が入力されてもよい。また、ゲートウェイはクラウドに送ると説明したが、クラウドを省略して監視センターに監視情報やパラメータの情報を直接送るようにしてもよい。
本発明の実施例にかかる棟内共聴装置の監視システムでは、建物毎に設けられた棟内共聴装置のそれぞれから増幅ユニットのモニタ信号を含む監視信号を公衆通信網に送出することができる。そうすると、監視センターが公衆通信網にアクセスして公衆通信網を介して監視信号を取り込むことにより、複数の棟内共聴装置のそれぞれの監視を1つの監視手段で行えることができるようになる。
本発明にかかる「棟内共聴装置」には、ビルや集合住宅,共同住宅などの建物に設置する共聴装置、および、戸建の建物に設置する共聴装置などの棟内に設置される共聴装置が含まれているが、双方向増幅装置や分岐・分配器の数は上記説明した数に限らず、棟内の規模や設備等に応じた任意の数とすることができる。
Claims (11)
- 伝送線路に増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なゲートウェイを備えている棟内共聴装置の監視システムにおいて、
前記増幅装置は、
前記伝送線路を伝送される周波数帯域の信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットと接続されて、前記増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記増幅ユニットから取り込むと共に、前記増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報を含む通信信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットの前記通信手段は、前記通信信号を前記伝送線路において使用されていない周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記通信信号は前記伝送線路を上って前記ゲートウェイに供給され、前記ゲートウェイから公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記通信信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行えるようにしたことを特徴とする棟内共聴装置の監視システム。 - 放送信号を含む信号を、棟内における共聴信号として用いることができ、伝送線路に共聴信号を増幅する増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なゲートウェイを備えている棟内共聴装置の監視システムにおいて、
前記増幅装置は、
前記共聴信号を構成する複数の周波数帯域の信号を、周波数帯域別にそれぞれ増幅する複数の増幅ユニットと、
前記複数の増幅ユニットと接続されて、前記複数の増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記複数の増幅ユニットから取り込むと共に、前記複数の増幅ユニットにおける各増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記複数の増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報を含む通信信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットの前記通信手段は、前記通信信号を前記共聴信号において使用されていない周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記通信信号は前記伝送線路を上って前記ゲートウェイに供給され、前記ゲートウェイから公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記通信信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行えるようにしたことを特徴とする棟内共聴装置の監視システム。 - 伝送線路に増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なCATV局に接続されている棟内共聴装置の監視システムにおいて、
前記増幅装置は、
前記伝送線路を伝送される周波数帯域の信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットと接続されて、前記増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記増幅ユニットから取り込むと共に、前記増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報と前記パラメータの情報とを含む監視信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットの前記通信手段は、前記監視信号を前記CATV局へ向かって伝送される上り信号の周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記監視信号は前記伝送線路を上って前記CATV局に供給され、前記CATV局から公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記監視信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行えるようにしたことを特徴とする棟内共聴装置の監視システム。 - 放送信号を含む信号を、棟内における共聴信号として用いることができ、伝送線路に共聴信号を増幅する増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なCATV局に接続されている棟内共聴装置の監視システムにおいて、
前記増幅装置は、
前記共聴信号を構成する複数の周波数帯域の信号を、周波数帯域別にそれぞれ増幅する複数の増幅ユニットと、
前記複数の増幅ユニットと接続されて、前記複数の増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記複数の増幅ユニットから取り込むと共に、前記複数の増幅ユニットにおける各増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記複数の増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報と前記パラメータの情報とを含む監視信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットの前記通信手段は、前記監視信号を前記CATV局へ向かって伝送される上り信号の周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記監視信号は前記伝送線路を上って前記CATV局に供給され、前記CATV局から公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記監視信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行えるようにしたことを特徴とする棟内共聴装置の監視システム。 - 伝送線路に増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なCATV局にゲートウェイを介して接続されている棟内共聴装置の監視システムにおいて、
前記増幅装置は、
前記伝送線路を伝送される周波数帯域の信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットと接続されて、前記増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記増幅ユニットから取り込むと共に、前記増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報を含む通信信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットの前記通信手段は、前記通信信号を前記伝送線路において使用されていない周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記通信信号は前記伝送線路を上って前記ゲートウェイに供給され、前記ゲートウェイは、前記通信信号を前記CATV局へ向かって伝送される上り信号の周波数帯域を用いる監視信号に変換して前記伝送線路に伝送しており、前記監視信号は前記伝送線路を上って前記CATV局に供給され、前記CATV局から公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記監視信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行えるようにしたことを特徴とする棟内共聴装置の監視システム。 - 放送信号を含む信号を、棟内における共聴信号として用いることができ、伝送線路に共聴信号を増幅する増幅装置が設けられ、公衆通信網に接続可能なCATV局にゲートウェイを介して接続されている棟内共聴装置の監視システムにおいて、
前記増幅装置は、
前記共聴信号を構成する複数の周波数帯域の信号を、周波数帯域別にそれぞれ増幅する複数の増幅ユニットと、
前記複数の増幅ユニットと接続されて、前記複数の増幅ユニットにおける設定されたパラメータおよびモニタ信号を前記複数の増幅ユニットから取り込むと共に、前記複数の増幅ユニットにおける各増幅ユニットにパラメータを設定することができ、さらに、前記複数の増幅ユニットから取り込んだ前記モニタ信号から作成した監視情報を含む通信信号を前記伝送線路に伝送する通信手段を有する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットの前記通信手段は、前記通信信号を前記共聴信号において使用されていない周波数帯域を用いて前記伝送線路に伝送しており、前記通信信号は前記伝送線路を上って前記ゲートウェイに供給され、前記ゲートウェイは、前記通信信号を前記CATV局へ向かって伝送される上り信号の周波数帯域を用いる監視信号に変換して前記伝送線路に伝送しており、前記監視信号は前記伝送線路を上って前記CATV局に供給され、前記CATV局から公衆通信網に送出されて、公衆通信網に接続された監視手段が前記監視信号を受け取ることにより、該監視手段が前記増幅装置における各増幅ユニットの監視を行えるようにしたことを特徴とする棟内共聴装置の監視システム。 - 前記増幅ユニットの内の交換対象とされる増幅ユニットを交換する際に、前記交換対象とされる増幅ユニットと同等の機能を備える復旧ユニットを取り付けて、前記制御ユニットは、前記交換対象とされる増幅ユニットに設定されていたパラメータを前記復旧ユニットに設定し、前記交換対象とされる増幅ユニットに替えて前記復旧ユニットを動作させることで、前記交換対象とされる増幅ユニットを交換可能とし、前記交換対象とされる増幅ユニットが新たな増幅ユニットに交換された際に、前記制御ユニットは、前記復旧ユニットに設定されていたパラメータを前記新たな増幅ユニットに設定して、前記復旧ユニットに替えて前記新たな増幅ユニットを動作させることで、前記復旧ユニットを取り外し可能としたことを特徴とする請求項1または5に記載の棟内共聴装置の監視システム。
- 前記複数の増幅ユニットの内の複数の交換対象とされる増幅ユニットを交換する際に、前記複数の交換対象とされる増幅ユニットと同等の機能を備える複数の復旧増幅ユニットを少なくとも備える復旧ユニットを取り付けて、前記制御ユニットは、前記複数の交換対象とされる増幅ユニットに設定されていたパラメータを保存して、前記複数の復旧増幅ユニットにそれぞれ設定し、前記複数の交換対象とされる増幅ユニットに替えて前記複数の復旧増幅ユニットを動作させることで、前記複数の交換対象とされる増幅ユニットを交換可能とし、前記複数の交換対象とされる増幅ユニットが複数の新たな増幅ユニットに交換された際に、前記制御ユニットは、前記保存されたパラメータを前記複数の新たな増幅ユニットにそれぞれ設定して、前記複数の復旧増幅ユニットに替えて前記複数の新たな増幅ユニットを動作させることで、前記復旧ユニットを取り外し可能としたことを特徴とする請求項2,4,6のいずれかに記載の棟内共聴装置の監視システム。
- 前記復旧ユニットは、さらに、復旧制御ユニットを備えており、
前記複数の交換対象とされる増幅ユニットを交換する際に、前記制御ユニットは、前記保存されたパラメータを前記復旧制御ユニットに書き込み、該復旧制御ユニットは、書き込まれたパラメータを前記複数の復旧増幅ユニットにそれぞれ設定し、前記複数の交換対象とされる増幅ユニットが前記複数の新たな増幅ユニットに交換された際に、前記制御ユニットは、前記保存されたパラメータを前記複数の新たな増幅ユニットにそれぞれ設定することを特徴とする請求項8に記載の棟内共聴装置の監視システム。 - 公衆通信網に送出された前記監視情報および前記複数の増幅ユニットに設定されたパラメータが、公衆通信網に接続されているクラウドに保存されることを特徴とする請求項3または4に記載の棟内共聴装置の監視システム。
- 公衆通信網に接続された前記監視手段は、前記パラメータを変更する変更手段を備え、前記クラウドにアクセスすることにより前記監視情報および前記パラメータを確認できると共に、該変更手段で変更されたパラメータが公衆通信網を介して前記棟内共聴装置に送られて、前記棟内共聴装置においては、前記変更されたパラメータを該当する増幅装置の前記制御ユニットに送り、前記制御ユニットは前記変更されたパラメータを該当する増幅ユニットに設定することを特徴とする請求項10に記載の棟内共聴装置の監視システム。
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